2018-08-27

性教育について思ったこ

病院に行くことの重要性について、もっと語られるようになればいいなという話。

読んで気分を悪くする方もいると思いますが、一人でも多くの人に伝えられたらな、と思ったので書きたいと思います

いきなりですが私は先日手術を受けました。

子宮内掻爬手術という子宮の中身を掻き出す手術です。

"胞状奇胎"という絨毛性疾患になったためです。

胞状奇胎とは、異常妊娠一種

絨毛組織と呼ばれる部位が異常に増えてしまう疾患です。

通常の妊娠のようにお腹の中で赤ちゃんが育つことは無く、手術をして子宮の中身を取ってしまわないといけません。

実は、私は前にも異常妊娠経験しています

そちらは、子宮妊娠という本来赤ちゃんが育つべきでない場所妊娠してしまう疾患です。

その時私は早期発見ができて、たまたま経過が良かったため手術や投薬といった処置をすることなく完治することができましたが、

もし発見が遅かったら母体が命の危険さらされる可能だってありました。

その二つの異常妊娠の間に、一度流産経験しています

調べたところ流産経験したことのある女性妊娠経験者の中の40%にもおよぶそうです。

妊娠して、そのままお腹の中で育って、可愛い赤ちゃんが産まれてくることは、本当に本当に奇跡なんだなって思います

さて、私たち教育課程性教育を受けてきました。

その中で、避妊の大切さや人工中絶の恐ろしさはたくさんたくさん教えてもらいました。

セックスをしたら妊娠する

妊娠を望まないのなら避妊をする

人工中絶は体にも心にも良くない

子供を産んで育てるのは責任を伴うことだ

そういったことは学びました。

で、その時に持っていた妊娠イメージって、

セックス=妊娠=赤ちゃん=責任

この図式だけで終わっていたと思うんです。

しかし、実際は違います

妊娠が発覚したとき

しかしたら、

それが子宮妊娠で放っておくと大量出血を引き起こすかもしれません。

しかしたら、

それが切迫流産ちゃんと経過を見ないといけない状態なのかもしれません。

しかしたら、

それが胞状奇胎で処置が遅れると絨毛ガンが発生してしまうかもしれません。

望んでいた妊娠。望んでいなかった妊娠

いろいろ事情はあるでしょう。

それでも、それが "正常妊娠かどうか" は、まず一番最初に知っておかなくてはいけない事象だと思うんです。

から産婦人科にはすぐ行かなくてはいけないんです。

望んでいなかった妊娠場合

中絶ダメ」のイメージしか持っていなかったら、不安になって誰にも相談できずに産婦人科に行く機会を逃してしまうかもしれません。

望んでいた妊娠場合でも、

妊娠=赤ちゃん」のイメージのまま、医療費が無いなどの理由出産間際まで産婦人科に行かない人もいるそうです。

出産に至らなかったわたしの三度の妊娠は、すべて、

"健康な人が妊娠しても十分に起こりうること"

なんです。

しかし、早くに発見できたので治療ができました。

今回も、経過観察がしばらくの間必要ですが経過が良好であればまた妊娠を望める体になります

もし、すぐに病院に行っていなかったら、もっと危険状態になっていたかもしれません。

から学校であっても家庭であっても性教育の際には

妊娠したらすぐに産婦人科に行く」

ということも教えなくてはいけないんじゃないのかな、と思いました。

10代の妊娠をまだ望まない女の子の体の為に、

妊娠を望まないのなら、避妊しましょう。

子供を産むということは責任が伴います

中絶するのも薦められるものではありません。

"それでも、もしも、妊娠してしまったら、

あなたの体のことを第一に考えて身近な人に相談しましょう。

そして、すぐ産婦人科に行きましょう。"」

ここまでがセットで

性教育ができればいいなと思います

  • 大変でしたね。体も心もあなたのご家族も、しばらく養生されてください。子供はいてもいなくても、幸せに暮らせると信じています。 私も同じような感じです。今もし子供の頃の私に...

  • いわゆる「ぶどうの子」と言うやつか。大変だったな。 1990年代に中学生だったけど習ったわ。男ながらに恐ろしかった。 子宮外妊娠については教科書には多分載ってたけど授業で説明...

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