はてなキーワード: MMDとは
散々言われてるように、運営サイドはそのことを全くわかってないか、あるいはわかってないふりをしているんだけど。
東方で再生数一位の、Bad Appleの影絵動画ってあるよね
あれって何次創作か知ってる?
その歌に、原作からイメージした映像を絵コンテのようにつけたMVが3次
これは凄いことだよ
MMDとか本当にありえない話だよ
個人が作って公開した3D動画作成ツールに皆が乗っかって行ったんだ
誰かが作った曲で、誰かが作った3Dモデルに誰かが考えた振り付けを付けて、誰かが作った背景で踊るんだよ
誰かが金出したんでも旗振り役になったわけでもない、運営が何かしたわけでもない
全ての人が勝手に自己満足で動いて、勝手にできた動画がそういうやつだよ
そういうとこから商業に出て行ったり才能が育ってるんだ、勝手にだぞ
あと、コメントの力も今とは比べ物にならなかった
おっくせんまんはゲームのBGMに皆が少しずつ歌詞を付け足して出来上がった歌だし(権利関係で作詞者不在に困ったくらい)
テニミュはただのミュージカル映像が空耳だけで盛り上がっていった例だ
ボカロPの名前(P名)は本人ではなく視聴者のノリが決めたものだった
ひとつの動画についた面白コメントが拡散されどの動画でも使われるようになるなんてザラだった
http://asiareaction.com/blog-entry-3298.html
元々、中国・台湾の極右思想の中では「日本鬼子」という言葉が使われてきた。
鬼は中国語では「悪魔」の意味であり、日本鬼子は「最低で愚劣な日本人」という意味合いになる。
しかし、この言葉は日本での認知度が低く、それどころか2010年には「日本鬼子」という『萌えキャラ』を日本人が考えだしてしまった。
鬼子ちゃん(おにこちゃん)といえばMMDのキャラクターだよな
http://hinomotoonikoproject.blog.fc2.com
おにこちゃんはカワイイけど「韓人那」ではキャラクターが作れないな
中国人恐るべし!
海外の作者が増えたり、メディアに普通に登場したり、曲から小説や舞台までスピンアウトしたり、一般社会的にはボカロの露出が1番増えた時期です。初期からのファン的には奇跡が日常になっていった時期。リスト見るとこの辺りから私の聴き方がかなり偏ってきてますね。
https://www.youtube.com/watch?v=Q49pd_sBJPc
ボカロから出身してレコード大賞のアルバム部門受賞したハチさんの代表曲。
https://www.youtube.com/watch?v=7YuFO4hq4Sc
https://www.youtube.com/watch?v=vphp8tTquqw
https://www.youtube.com/watch?v=AUWdtRZ9sh0
https://www.youtube.com/watch?v=pyzgN2DL4fY
ピノキオPの代表作の1つ。歌詞が深いです。「おまえの母ちゃんマッシュルームマザー」
作曲マニアだけでなく、科学技術・マンガ・アクロバットと何か作れる、できる人たちがどんどんムーブメントに雪崩れ込んで、毎週のように新しい事が起こって、曲や調声のレベルもガンガン上がっていった1番面白い時期。大資本の仕掛けでない地生えの現象にSFの中にいるように感じていました。
https://www.youtube.com/watch?v=dmskMpXE7Ck
オーソドックスな名曲。今も時々聞きます。そのたびになぜか涙腺うるっと来る(;_;)
https://www.youtube.com/watch?v=tEIoSZWgB6Y
NHK「みんなのうた」まっくら森の歌(谷山浩子) https://goo.gl/15PWhm のパロディ。なので、知らない人はそちらを先にどうぞ。ネタ曲ですので調声は期待しないでね(´▽`;)
https://www.youtube.com/watch?v=HwM4J6kr43U
https://www.youtube.com/watch?v=isOM4xexXnM
平沢進のカバー。ボカロは調声する作者の腕で全然歌唱力が変わりますが、これはその中でも普通に人間の歌手級の歌唱力を見せている作品です。おすすめ。下は人形劇PV版。
https://www.youtube.com/watch?v=jM0VPxfn08s
とてもネガティブな自己嫌悪系の歌詞ですが、感情を載せて歌うと気持ちいいので一人カラオケでよく歌ってました。
https://www.youtube.com/watch?v=_5Fefj87vaU
近松門左衛門をハードロックで歌うって組み合わせがかっこいい曲です。でも作者は女物の縞パンはいてステージ上で踊り狂ってたりするw
https://www.youtube.com/watch?v=wumpG1TEB3A
ミクを踊らせるためにファンが作ってタダで公開された3D動画作成ツール「MMD」を使った初期の秀作です。創作の連鎖が1つ上の次元に上がった感がしました。
パソコンってきっと今後も自分にとってはかかせないものだよなって思って、自作PCに興味持ち始めて数年。未だに作るに至ってない。
どうせならハイエンドが欲しくて(3Dモデルを触りたいから)色々見たりするけど、中々重い腰を上げられない。
ハイエンドPC組んでるお金が無い、っていうのももちろん理由の一つだけど、周りに組んでる人間がいなくて困ったときに相談できないんだなっていうのが一番自分の中でネックなんだと思う。
あとPCショップの店員さん、どこに行っても私と目を合わせて喋ってくれないのなんでだ?
PC詳しい人に色々対面で教えてもらいながら自作PC作ってみたい。
■追記
枝は絶対言われると思ったww
これは個人的に感じてるだけで実際は自作したことが無い素人の意見なんだけど、ハイエンドならBTOのほうがいい気がするけど(後々カスタムしていくのに幅が広めに作られてる気がするから)ローエンドでBTOってコスパ悪すぎない?気のせい?
ハイエンドBTO→自作できる人にも向けて組まれているから後々の拡張性が高い
っていう印象だけどどうなんだろう?
本当に本当にワープワ貧乏人なのでCeleronの一番新しいやつ買ってマザボにお金かけてSSDつんでおいてi7もうちょい価格落ちたあたりでかえるとかどうなのかなーと思いつつ。
こういうことを!!!リアルタイムで!!!相談したいんだよ!!私は!!
でもブコメ読んで孤独に戦っている人いてなんか…仲間意識を感じた……
枝やブコメ読んだけど、ケース拘れ!今後のことを考えるならマザボだ!いやいやCPUだろ!!!SSDだHDDだ!!グラボだ!!!自作してる人たちでもどこにお金かけるかぜんぜん違うの面白いなーと思いながら読んだよ。
自作のメリットあんまりないよってコメントなんだけど、価格的にはBTOのほうがいいのはわかってるんだけど、ブコメにあったとおり「壊れた箇所だけ治せる」とか「ちまちまパーツ変えていけば長く使える」とか目的はそっちなんだ。
ちなみに大阪在住だけど、東京で言う秋葉みたいな電気街は電車で15分もかからないから土地的なデメリットとか特に無いかな?めちゃめちゃ急ぎじゃなければ通販もできるしね。
自作PCを考えてるのはローエンドBTOのカスタム性が悪くないか?って思ってるからなんだけど、パソコン作って中身理解しておきたい、は本音だよ。中身知っておくとか知識や経験で対応できることもあるんじゃないかなって思ってる。まぁ実際に問題がおこったら「キィーー!!」ってなるんだろうけどwww
今あるものカスタムしてみなよってコメだけど、今使ってるのがノートPCなので……素人がノートからは勇気がでないです…
あとはちょっと今は詳細わからないけど、十年ぐらい前に買った当事カックカクした動きでほとんど使わなかったデスクトップPCがあるぐらいかな……情弱だったので電気屋でソーテックのセット買ったけど色々アレすぎて後悔したトラウマがあるww
ハイエンドが欲しい!→お金がない!ショッピングローン組みたくねぇな!→作るか!中古も含めてパーツごとにわけて買えばローン組まなくてもそのうちパーツ揃うだろ!→調べる→やべぇソケットが同じじゃないとダメぐらいしかわかんねぇ→自作動画を見る→まてまてまてはやいはやいまてまてまて、ゆっくり!ゆっくりってば!!
っていうのがここ一年ぐらいの流れかなww
使ってるノートPCが異音を立て始めたのでお釈迦になるまえに新しいマシンが欲しいんだけど、ハイエンドには手が届かないっていうのはずっと悩んでる感じ。
MMD触りたい、動画編集したいっていうとグラボ必須だしでもグラボ積むと電源もお金かけなきゃいけないってなるからとりあえずMMD初心者だしここはパスして、もしガチでやりたくなったらお金かけて後からつめばいいかなって思ってる。
なので今後そこを拡張しやすいパーツでとりあえずネット閲覧とオフィス触るのにストレスのないローエンド組むべきなんだろうけど、ケースの拡張性に気をつけてマザボにお金かけておけばあとはなんとかなる感じかな??
SSDの恩恵あんまり受けられないタイプの使い方だからSSDはCPUけちった場合の補助かなぁという感じ…
こういうの考えるのすごくわくわくするんだけどパーツ選びの正解がわかんないんだよなぁ!!!!!だから!!ちょっと相談したりできる人が欲しかったんだけど!!!増田みんなコメントくれて感動した。
■追記(8/2 22:30)
「参考にパーツあげてみたら?」というお言葉に甘えてパターンをピックアップしてみた。
面の皮が厚いと言われようとも相談できる人が今までまったくいなかったのでお暇な方よければ相手をして頂けると大変助かります。
あと「敷居の低さが相談できる男の数なの?」ってコメントめちゃめちゃ笑った。私は相談できる友人が欲しい、とは言ったけど性別の限定はしてないよwww男でも女でも実際ここだと性別もわかんないけど、ここはどうとか、今後の話とかできれば性差は関係ないです。
ブコメのMMD失敗については今のノートでカックカクだけど動かしてみてるんだ。で、実際になんとか動かしてもっと滑らかに遊んでみたいな、と思ったので現在悩んでるところ。心配してくれてありがとう。
◇前提希望
デスクトップのように失敗したくない。(とにかく動きが遅くてタイピングに文字表示が追いつかない/ファンが動画視聴の邪魔するぐらい煩い)
今のノートPCよりはさくさく動いて欲しい。たぶん今が酷いからさくさく動くと思う。
とにかく現状が貧乏なので最終的に金が掛かろうとも今のスタート予算を押さえたい。
後々のちょこちょこパーツを追加していきたいので今後のことを考えて組みたい。
celeron R 550
NECのリサイクル?パソコン?なんか家にネット回線の営業来てしつこくて断りきれなくて契約したときに貰った。
フロッピーディスクいれるところがある。
celeron D 336
多分これかな…?
http://kakaku.com/item/00103019236/spec/
◇
メモリ:8G(4×2)
HDD:DT01ACA100 [1TB SATA600 7200]
電源:TR2 500W V2 -Bronze- PS-TR2-0500NPCBJP-B-V2
全部価格コムで見たけどこれでOS買い足しても5万ぐらいかな?
それぞれのパーツが問題ないのか?というのと、一番の心配は「このスペックで文字を打つことに不自由はしないのか?」ということです。
普段の使用用途はワードと画像のちょっとした処理です。(フォトショとか開いてガチガチな感じじゃないよ!)
ただ上記に関しては今のノートでなんとかまったり出来ているので……このスペックなら少なくとも今と同じぐらいは確実に…動くよね…?
まってなんか足りてないパーツあったりする?やばい不安になってきた
ノートが死ぬ前に新しいマシンが欲しいのでceleronはあくまで繋ぎのつもり。Pentium>celeronなのは知ってるけど、どうせ落ち着くまでだしそれなら安いほうでいいかな、という考えで選びました。
ゲームをしないのでMMDを触らなければi7とかGTXとかは基本オーバースペックなんだ。
これだと多分触ってるうちに不満がでてくるから、CPUかグラボの増設はするかなぁと。
SSDをつむか迷ったけど今も無いしとりあえずまだいいかな?と思って削りました。今が本当に酷いスペックなんだけど、それでもイライラするのはスパイダーソリティアがかくついた時ぐらいなので。
これぐらいのスペックをBTOで買うとスリムタワーが多いんだよね。それでスリムだから電源が弱いこと多いなっていう印象。
あといくら足してこれ買え!とか、後々足していくならここもう少し拘ったほうがいいよ、とか各パーツでオススメとかあったら教えて頂けると助かります。いやほんと付け焼刃の知識なのでものすごく頓珍漢なことしてたらすみません。
あと海外のサイトつかってパーツ組んでくれた人ありがとう。他人が考えてくれるなんてなかったからびっくりした。魅力的だなぁ思った。すごく嬉しかったです。
ひたすら3D、MMDでエロ動画を検索してかたっぱしから見ていた休日だった
そんで思った・思い出したことがある
高校のときに、オタク友達からアリスソフトのダークロウズを借りてやってたんだけど、
「自分は基本的にはそういうの(二次元)には興味ないんだけど、増田がそんなに面白がってやるようなものなら自分もやってみたい」
(カーストが下の俺らにも気を使って話しかけてくれるようなほんとにいいやつだった)
でも後日感想きいたら、やっぱり自分にはレベルが高かったと困ったような苦笑いしながら報告された
あのずっと止まった絵と文章だけで抜くの?って聞かれもした
やっぱり最初にやるエロゲーとしてダークロウズはミスチョイスだよなあと思った
好みの顔ではなかったけどかわいい顔ではあったし、俺は3次元でも抜けるので、返すときには、よかったよと報告をして返した
前置きが長くなったけど、最近のMMD動画的な2.5次元のものなら、あのリア充も抜けたのかなあ、そして新しい性癖に開花して今そっち系の話ができたのかなあと思ったよ、というオチ
けもフレが終わってから、胸に穴が開いたような感覚のまま毎日を生きている。
仕事なりなんなりに集中していればその間だけは忘れられるが、ふと我に返ったとたん、とてつもない喪失感にさいなまれる。手持無沙汰になったとき、何も手につかない。春アニメも録画だけはしているが、まったく見る気がおきない。どうしようもなく、あの優しい世界、あの楽しかった時間を、心の中で、何度も何度も反芻してしまう。それなりにアニメを見てきたが、放送終了後にこれほどまでのダメージを受けたのは初めてだ。
ニコ動は数年間まったく見ていなかったが、けもフレをきっかけにアカウントを再取得した。少なからず新しい文化が生まれていて、最初は少しとまどったが、すぐに慣れた。他のフレンズたちとする実況は楽しかった。夢のような日々だった。けもフレ終了後はエア実況をする覚悟をしていた。12.1話が来たときは状況を理解できずに脳内が「???」で埋め尽くされたが、すぐに歓喜に変わった。これから先もやっていけると思った。けもフレロスなんてありえないと思っていた。
しかし徐々に「けもフレはもう終わってしまったんだ」という事実を心が認識するにつれ、喪失感が大きくなっていった。本編をリピート再生するだけでは耐えられなくなり、ニコ動でMADをあさる日々が続いた。MMDモデル製作者たちには感謝しかない。「極楽浄土」という名曲の存在も知った。自分がいない間にもニコ動ではたくさんのコンテンツ、たくさんの文化が生まれていたのだと知った。MADを大量に見たあとに本編を再生すると、また新鮮な気分で見ることができた。新しい発見もたくさんあった。でも12話を見終えると、「この先はもうないんだ」という事実に耐えられなくなり、MADをあさる日々に戻った。
ジャパリパークへ行きたい、と思う。モブでいいから僕もフレンズのひとりになって、サーバルちゃんたちとドッタンバッタン大騒ぎな毎日を送りたいと思う。あのグレートジャーニー、すばらしき旅路を、僕もたどってみたい、一夜だけの夢でいいから、あの優しい世界に行きたい、そう願って眠りについても、見るのは決まって、ろくでもない夢だ。そして目覚めれば、また平凡で退屈な毎日が始まる。その繰り返し。繰り返し。
けもフレロスを緩和するため、ニコ動が運営するマストドンのインスタンスに入り浸るようになった。どこの誰とも知らない人たちととりとめのない話をしていると、多少は気分がやわらいだ。でもやっぱり喪失感は消えることなく、胸の穴はいつまでもぽっかりと開いたままだった。
今日の昼のこと。今月に入ってから職場が新宿に移った僕は、まだ少し慣れない街をふらふらとさまよい、居酒屋でランチを食べた。うまそうだったので写真を撮って「いただきマストドン」というお約束とともにトゥートしたが、誰からも反応はなかった。ランチはなかなかうまかった。店を出る前に「明日も新宿西口のおいしいランチを開拓するよ。たーのしー!」とトゥートしたが、これも誰からも反応はなかった。
職場のビルへ帰る道すがら、さっきの自分のトゥートを思い返してみた。「たーのしー!」だって? ひとりで飯を食って? 誰からの反応もないトゥートをして? いや、その前に、僕は食に対してそれほど興味がなかったはずだ。食事なんてエネルギーを摂取するだけのもの。食べなきゃいけないから食べる。それだけだったのに、「おいしいランチを開拓する」だって?
その瞬間、理解した。そうだ、これなんだ。けものフレンズが僕にくれたものは、喪失感なんかじゃない。そんなものじゃない。彼らが僕らにくれたのは、なんでもない日常の中にある「たのしー!」や「うれしー!」や「すごーい!」を見つけ出す、とてもシンプルで、とても大切な視点なんだ。綺麗なものを見て「きれー!」と最後に思ったのはいつだっただろうか。おいしいものを食べて「おいしー!」と最後に思ったのはいつだったろうか。あなたは思い出せますか? 心の底から「たのしー!」と思えたなら、きっとどこにいたって、そこはジャパリパークなんだ。
けものフレンズの一話を見て、大変素晴らしいアニメに出会えたと思ったのでメモしておく。
立派な深夜アニメだと思って見れば、たしかにキャラの見た目が3Dで安っぽい。
だが、ニコ動のMMDだと思えば大変に良い出来じゃないか。立派なアニメは京アニでも動画工房でも、そんなところに任せておけば良い。自分が求めていたのは素朴だが味わい深い同人アニメに対する出会いのようなものなんだよ!
このアニメでは、サバンナの広大な空の下に、人間のケモノがほとんど二人っきり。
一方自分はオフィスで残業して納期に追われて満員電車で帰ってきたんだ。
だから画面が寂しいなんて言わせない。
オフィスとは正反対の世界。水平線まで続く荒涼とした大地を思い出すような、自然あふれる開放的な世界観。ケモノたちはどこまでも自由!
このアニメのストーリーには出会い、キャラ紹介、小さな冒険、困難の克服、別れ(そして再び出会い)という基本ツボをしっかり押さえてる。
まるで、NHK教育でやっている子供向けアニメを見ているような安心感がある。
ただし、作中の中で「この世界の掟は、自分の身は自分で守ること」というセリフを聞いて、職場を思い出した。
人をだますことを知らないような純朴で単純なキャラたち。まさにケモノ。だが、それでいい。仕事に疲れて帰ってきたら、アニメのなかでは駆け引きも勝負も交渉も見たくない。ただ、優しい単純さを見てアタマを使わずにアニメをボケーっとみたい。それを満たしてくれるのが『けものフレンズ』だ。
ところで、主人公の人間はなにも知らない、しかしカバンを持っている。きっとあのカバンには「文明」が詰まっているに違いない。プロメテウスが人間に火を与え、そして人間が文明でサバンナを圧倒し、世界の支配者になる。そんなストーリーにはなってほしくないぞ。
半年ほど前、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん」(以下「艦これ」) の人気動向について、
その際は大雑把にいえば「公式関連の人気は今だ根強く、二次創作関連の人気はやや下落気味の傾向が見られる」という公式と二次創作の人気の乖離について言及したが、今回二次創作関連に焦点を絞って改めてその動向を調査したところ、「艦これ」における二次創作の活動規模は明確に縮小しているという事実が明らかとなった。
最近の公式関連の動向やコミックマーケットの動向を見ていると、この結論に疑問を呈する方は多いのではないかと推測する。
前回の報告では二次創作人気の下落について明言を避けたが、今回はその点も含めて何故このような結論に至ったかについて、調査によって得られた数字を元に出来る限り客観的に述べていこうと思う。
本稿を読み進めるにあたっては、まず大前提として以下の点を必ずご理解いただきたい。
・あくまで「艦これ」の二次創作の動向に関する分析であり、公式関連の人気とは直接的には関係しないこと ← 重要
・出来る限り、調査で得られた数字という客観的かつ定量的な指標をもとに説明するように努めていること
・しかしながら人間が書いている以上、常に何らかのバイアスがかかっている惧れはあること ← とても重要
・比較対象として他ジャンルの動向を示すことがあるが、あくまで特定の条件下での比較であり、対立を煽る意図はないこと
本稿を読み進めている方の最も気になっている点がこの判断基準ではないかと考える。
これは次節から述べる各指標の調査結果から総合的に判断したものであり
・下落継続期間が相当の長期に亘っていること (約2年間)
・下落後の安定期というものが未だ現れず今なお下落基調が続いていること
の3点が核となっている。
以上の点について、次節から各指標の動向を定量的に述べていく。
二次創作活動を行うためには、それを行うための「場」が必要となる。
特に「艦これ」の場合、サービス開始とともにインターネット上で爆発的に人気を博した経緯から、二次創作活動においてもインターネット上のコミュニティがそういった「場」の大きな一角を占めている。
まず初めに、それらの中でも特に影響力の強いいくつかのコミュニティについてその動向を述べる。
以前も述べたとおり、二次創作においてpixivの投稿数とサークル数の間には強い相関があり、pixivは二次創作活動において今なお大きな影響力を持っている。
投稿数の推移は、
○週間平均投稿数:
・2015年1月~3月 :4,111枚 (最大値:5,214枚 2/16週)
・2016年10月~11月:2,435枚 (最小値:2,004枚 10/17週) ※集計中
で、約2年間一貫して下落トレンドが続いており、下げ止まる気配は一向に見られない。
2015年、2016年ともに特に10月は投稿数が落ち込む傾向にあるが、中でも去年10月は初めて週間投稿数が2,500枚を切り、今年は2,000枚を割り込む寸前まで減少した。
pixiv自体の利用者数の減少ということも考えられるが、2014年の段階でほぼ同規模であった東方Projectの投稿数をバックグラウンド値として比較すると
・2015年4月~6月 :3,918枚 (最大値:5,130枚 5/3週)
・2015年10月~12月:3,733枚 (最小値:3,037枚 12/3週)
とこちらは極めて安定的な推移を見せていることが分かる。
その他、比較的長期のジャンルである「アイドルマスター」や普遍的な「オリジナル」「創作」などのタグでも投稿数は安定的に推移しており、pixivから投稿者の大幅な流出が起こったとは考えにくく、pixivにおける「艦これ」の二次創作は底の見えない規模縮小が続いていると判断せざるを得ない。
指標としてはやや劣る閲覧数は、以前も述べたように2015年6月初頭にpixiv側での集計仕様に変更があり、その前後での単純比較及び他ジャンルとの絶対数の比較が困難となる。
そのため仕様変更以降のみを検討するが、2015年の8月には週平均で3,000万近い閲覧数があったのが、2016年1月には2,700万まで低下し、同年6月には約2,400万に、直近の10月には約1,700万まで落ち込んでいる。
ただし、2016年10月以降の閲覧数が大幅に落ち込んでいるのは、すでにTwitterや匿名掲示板で指摘されているとおり、2016年9月4日からのpixivの閲覧仕様変更により閲覧中心のユーザーが離れたことが原因であると推測される。
(他のジャンルでも直前の3ヶ月と比較して約25%閲覧数が減少している)
しかしながらその要因を考慮した上でもなお艦これ作品の閲覧数が減少傾向にあることは、長期トレンドの推移からも間違いない。
ニコニコ動画には、2016年10月現在で週平均約300~350程度の艦これ動画が投稿されている。
これは2016年3月頃の投稿数と同程度であり、一見すると投稿数の減少は収まったかのように見える。
しかしながらその内訳を見ていくと、「MMD艦これ」に代表される二次創作作品の割合が低下してきており、艦これ二次創作作品の実数は未だ減少し続けているのが実態となっている。
直近の11月は公式関連の本編ゲームイベントなどもあり投稿数が約800前後と大幅に増えているが、その増加分はほぼ全てがゲーム内ボイスの転載といったゲーム本編関係の動画となっており、二次創作の増加の気配は見られないのが現状である。
ニコニコ静画の動向もpixivのそれに近い状態であり、艦これ二次創作作品の投稿数減少に歯止めがかからない。
2016年1月~3月の段階では週間平均で約1,500枚の投稿数があったにも関わらず、同11月では約950枚とついに1,000枚の大台を割り込んでしまった。
未だ投稿数の底が見えないこともあり、減少傾向は今後も続くものと推測される。
最近よく耳にするのが「二次創作の活動の場はpixivやニコニコ動画からTwitterに移っているのではないか」という疑問である。
Twitterはその仕様上、二次創作に限った検索や投稿されたイラストの全数調査という手法が困難であるが、昨年末から試験的にいくつかのキーワードや指標を設定してTwitter上での二次創作活動推移の定点観測を試みた。
結果的には設定した全ての指標で減少、あるいは横ばいという傾向が見られたが、これらは公式関連の動向による攪乱を受けてしまう懸念を完全には排除することができず、今しばらくの検討が必要であると考えている。
その中でも比較的安定的な指標と考えられる「艦これ版深夜の真剣お絵描き60分一本勝負」(いわゆる艦これワンドロ) の動向を示すと、日毎の変動はやや大きいものの、昨年末の調査開始の時点で日平均約220枚程度の投稿があったものが直近1ヶ月では約140枚前後まで減少している。
このような減少傾向はpixivやニコニコ動画といった旧来のコミュニティの動向と大差なく、結果を総合的に判断すると、現段階ではpixivなどからTwitterに活動の場が移ったと解釈するのはいささか困難であると言わざるを得ない。
前回に引き続き「艦これ」が関係する同人誌即売会の動向を調査した。
・コミックトレジャー(オールジャンル):381(第25回)→372(第26回)→319(第27回)→361(第28回)
・蒲田鎮守府:243(第2回)→59(第3回)→以降開催なし
・海ゆかば:133(第3回)→47(第4回)→54(第5回)
・西海ノ暁:50(第5回)→63(第6回)→33(第7回)→55(第8回)→56(第9回)→14(第10回) ※第9回は併催の艦これオンリーを加えると114サークル
・駆逐してやる!~なのです:65(第4回)→32(第5回)→16(第6回)→46(第7回)→34(第8回)→17(第9回)→27(第10回)
・我、夜戦に突入す!:375(第2回)→312(第3回)→287(第4回)→115(第5回) ※第5回は併催イベント共々募集規模が小さい
・砲雷撃戦!よーい(東京):1010(2015年9月開催)→686(16年1月開催)→945(5月開催)→834(9月開催)
となっており、各イベントとも多少の増減はあるものの規模は比較的固定化してきたように見える。
その一方で「蒲田鎮守府」「鎮守府に着任しました!」「艦娘まりんふぇすた」など、休止した即売会も規模の大小を問わず多く存在しており、即売会の統廃合が急速に進んでいることが伺える。
特に艦これの同人誌即売が群雄割拠した2014年と比較して2016年の個別開催数が約半数までに落ち込んでいることを踏まえると、現在も継続して開催している即売会が規模を維持できているのは、集約化による影響が大きいと考えられる。
即売会の規模について簡単に触れておくと、現在継続して開催されている即売会には、最大規模の「砲雷撃戦」の他、「我、夜戦に突入す!」「西海ノ暁」「駆逐してやる!~なのです」「絶対海域」などが存在するが、「砲雷撃戦」と「我、夜戦に突入す!」を除けば全て参加サークル数100未満の小規模即売会となっている。
比較的小規模なまま推移しているのは、おそらくは艦これの即売会が基本的に他ジャンルとの併催で行われることが多く艦これ単独での規模が抑えられがちになる点、キャラクターオンリー即売会などが発達せず即売会同士の差別化が多分に地理的要因に起因している点が原因ではないかと推測している。
このような要因によって艦これの同人誌即売会を取り巻く環境は今なお厳しく、集約化はこれからも間違いなく進んでいくものと考えられる。
最後にコミックマーケットにおける艦これ二次創作サークル数の推移を見て行きたい。
2013年冬のC85以来、コミケにおける艦これの二次創作サークル数は常に増加してきた。
今冬のC91では艦これサークル数は2153サークルとなっており、前回を91サークル上回った。
しかしながら、コミケは参加申し込みが他の即売会と比較して圧倒的に多いため抽選制を取っており、基本的に落選がなく申し込み数=当選数となるオンリー即売会のように「(当選)サークル数」の推移を見ただけでは傾向を掴むことはできない。
そこで、艦これ専用のジャンルコードが設けられたC87以降の艦これジャンルの (当選数, 申し込み数, 当選率 [当選数/申し込み数]) を確認すると
・C88=(1846, 2230, 82.78%)
・C91=(2153, 2364, 91.07%)
となっており、当選サークル数が毎回増えているのは当選率が毎回上昇しているためで、申し込み数のピークはC89であったことが判明した。
特にC91ではC90と申し込み数がほとんど変わっていないにも関わらず当選率が3.7%上昇しており、結果的に過去最大のサークル規模を達成する直接の原因となった。
これだけの規模のジャンルで当選率が9割りを越えることは非常に珍しい。 (コミケでの規模が第2位の「東方」は (1582, 1780, 86.87%)、同第3位の「アイドルマスター」で (1231, 1428, 86.20%) 、また「東方」が今回の艦これと同程度の当選数だったときの当選率は C85=(2246, 2848, 78.86%))
この原因はおそらく同ホールに配置された他ジャンルとの兼ね合いでの端数調整に起因するものと考えられるが、より規模の小さな他ジャンルに端数分を振らなかったことにはやや疑問を覚える。(無論、艦これのファンとしては当選サークル数の増加は嬉しいことではあるが)
これまでの分析では、集約化によって減少した艦これオンリー即売会の穴を埋めるようにコミケへの参加者の集中が起こっているものと考えられていたが、検証結果を見る限りでは実体としては「コミケへの集約化は思ったほど進んでいない」あるいは「集約化は進んだがそれ以上のペースで艦これサークルが減少している」のいずれかが起こっているものと考えられる。
いずれにせよ、コミケ以外の場における強い二次創作の減少傾向が存在することからも、今後のコミケにおける艦これの動向は決して明るいものではないと予想される。
以上から、艦これの二次創作を取り巻く現在の環境は非常に厳しく、今後も現在の傾向が続いていくことになると予想される。
他ジャンルの動向を見ても、ここ半年前から「ガルパン」の二次創作が爆発的な人気を博しており (6月のSDFスペシャルや9月の砲雷撃戦に参加した方は、併催のガルパンオンリー即売会にむしろ艦これ以上の人数が集まっていたことに気付いたことと思う)、加えて東方の人気が再び戻ってきたという話も最近はよく耳にし、アイドルマスターも未だ徐々に規模を拡大しつつある。
今後、仮に二次創作が再び増加に転じることがあるとすれば、それは公式関連の劇場版が多くのファンから好評を得た場合である。
というのも、書籍や映像作品は二次創作に繋がるような要素を多く含み得るものであり、また過去にも賛否の割れたアニメの放映後に実際に二次創作活動が最盛期を迎えたという実績もあるためだ。
公式関連の人気が今だ根強いことは、この記事を書いている今ちょうど話題になっている百貨店「三越」とのコラボ商品を求めて多くのファンが店舗に集結したことなどからも伺える。
そして、コラボグッズと映像作品、どちらがより二次創作に影響を与えるかということを考えると、物語性の強い映像作品に軍配が上がることは簡単に予想できる。
しかしながら、以前に実施したコラボと内容の近いなか卯コラボやローソンコラボ第2段がやや不発気味だったことを考えると、同じ映像作品であるアニメ放映後の劇場版にどれほどのインパクトがあるか、それによって二次創作人気の下落は底を見せるか、反転後の上昇はどの程度まで達するか、などが重要となってくる。
長々と検証を述べたが、艦これ二次創作の規模は明確に縮小しているという現実を知った上で、その事実に抗って跳ね返すくらい活発な二次創作活動が今後増えてくることを期待している。
(了)