はてなキーワード: 西原理恵子とは
ネットの誹謗中傷問題で有名な唐澤貴洋弁護士は、日本テレビ「世界一受けたい授業」に出演した際
2019年時点での発言だが現在でもこれが正しいことがわかる。
被炎上側が炎上した事実を認めることになり、訴訟や誤報のリスクがなくなるためマスコミも挙って報道し始め、さらなる拡散、延焼に繋がる。
その根拠として2022年、炎上しても沈黙を貫き見事鎮静化に成功した事例を挙げておく。
2022年1月、有名ラーメン店「中華そば堀川」店主による女性従業員への暴行が週刊文春に報じられる。
その折、店主の姉がお笑い芸人の堀川絵美であることが判明、彼女のSNS上に
弟についてコメントを求めたり、もうお姉さんの芸で笑えないなどといった書き込みが殺到した。
https://twitter.com/horipis/status/1482970171119894528
炎上後、それまで毎日行っていたSNS更新を3ヶ月停止した。再開時に粘着は止んでいた。
有名なレトロゲーム販売店。2022年1月にレトロゲームの100万円福袋を販売したが、
大物配信者加藤純一にのみ評価額の高い特別な福袋を指定して売っていたのではないかという疑惑が浮上。
指摘した者が店に電話して追及したところ、店側は疑惑を認めたが開き直った態度だったという。
その後進展は無かった。
2022年4月、ガーシー氏が有名俳優、新田真剣佑からトイレに押し込まれレゐプされたという複数の女性の証言を紹介。
2022年4月、日本経済新聞に、胸の大きな女性へのフェティシズムを描いた漫画「月曜日のたわわ」の全面広告が掲載された様子の画像が拡散される。
その後、漫画を出版する講談社が「これを見て就活生に元気になってほしい」といった旨のコメントをしているweb記事が見つかり、ツイッター上の一部界隈から女性蔑視であるとの批判が噴出する。
しかし日経新聞も講談社も沈黙。さらにその後、ハフポストの記事で国連女性機関が日経新聞に抗議していたことが判明。
日経新聞は、広告のジェンダー平等を目指す「アンステレオタイプアライアンス」という取り組みに加盟していて、それに違反しているという。
それでも一切の沈黙を貫き、ネット界隈以外でこの件が取り沙汰されることはなかった。
2022年4月、店長がパワハラを苦に焼身自殺していたことを週刊文春が報じた。
さらにこのとき公式ツイッターの最新ツイートが「あぶりチーズポークカレー」を紹介していたことをブラックジョークと解釈されさらに炎上。
報道の2ヶ月後に公式ツイッターの更新を再開。停止期間を経てもなお、件について批判するリプライが相次いだ。
「謝罪するまで粘着するからな」と意気込むアカウントも現れる。しかしその後も会社側は一切の沈黙を貫いた。
その内容は、綾野剛が当時未成年だった自分に酒を飲ませ、体の関係を持ったというものだった。
真剣佑の件と違い、告発者の名前が明らかであることからか週刊誌系メディアもこの件を報道した。
しかし綾野剛サイドは沈黙。当時放映されていたドラマに影響はなかった。
その後ガーシー氏のオンラインサロンに電話音声で登場するも、件には全く触れなかった。
2022年6月、TBS社員が日本へ避難してきたウクライナ人女性に取材を装って近づき体の関係を持ち掛けるという出来事があった、
と告発する者が現れ拡散されるが、特に反応はなく当人からも続報なし。
https://twitter.com/TsuyoshiMaehara/status/1532702745387409408
子育て漫画「毎日かあさん」の作者として有名な人物。2022年6月、娘の鴨志田ひよが公開したブログ記事が拡散される。
そこには母親から罵倒されていたこと、ブスだからという理由で二重まぶたに整形させられたこと、無断で自分の個人情報を漫画のネタにされたことなどなど、毒親批判とみられる内容が具体的に綴られていた。
母親である西原氏への批判はもちろん、子供をSNS投稿や漫画に使うことの是非について議論も巻き起こすほどネット上の盛り上がりを見せた。
しかし西原氏は沈黙。鴨志田氏からも動きはなく、そのまま鎮静化した。
エイベックス会長。2022年6月、松浦氏個人のYouTube配信で「レースクイーンはブスしかいない」「広瀬すずは性格悪い」「深田恭子はババア」
などなど発言していたことを週刊新潮が報じ、女性蔑視だと批判した。Yahooニュース経由でそこそこ拡散された。朝日新聞デジタルも便乗したコタツ記事をアップした。
これに対し松浦氏は、悪質な切り取りで女性蔑視ではないと配信上で反論。週刊新潮は続けて8月、問題の配信動画が削除されていない、反省していないと指摘する記事を出すも以降特に反応も反響もなかった。
https://www.dailyshincho.jp/article/2022/08111057/
2022年8月に開催された音楽フェス、サマーソニックにて英国ロックバンドマネスキンの女性ベーシスト、ヴィクトリア氏が上裸(ニプレスあり)で出演。これは女性の身体が性的に見られることへの反抗だという。
その後同出演者のKing Gnuが乳首にテープを貼って「マネスキンです」と茶化すくだりがあったという報告が挙がり、一部から女性蔑視であるとの批判が噴出した。
以降何もなし。
↑と同イベントでカタコトでMCをするくだりがあり、外国人差別であると批判されたが特に何もなし。
現役の野球選手。2022年9月、交際女性に中絶を求めたりするなどのやり取りがあり、女性は自殺未遂するほど追い込まれたと週刊文春が報じた。
女性への雑な扱いを非難する反応のほか、記事にあったLINEのやり取りの「けつなあな確定(けつあな確定)」がネット上で一種の面白ワードとして消費されたこともありかなり拡散され話題となった。
マウスコンピューターの創業者であり現在持株会社MCJの会長である髙島勇二氏について、
2022年12月、ガーシー氏が交際相手へのDVがあったことを証拠の映像と音声付きで告発した。週刊誌系メディアもこの件を報じた。
その後ガーシー氏のインスタグラムで髙島氏への刑事告訴が受理されたことが報告された。
今のところ髙島氏からも会社からも全く反応はなく、あまり拡散されていない。
2018年12月、当時アイドルグループNGT48のメンバーだった山口真帆が男性2名に自宅に押し掛けられ暴行を受ける事件があった。
ネット上では、同メンバーの荻野由佳が加害者が属していたファンのグループと関与していたのではないかと疑う声が上がる。
所属事務所は疑惑を否定するも全く鎮火せず。荻野氏は沈黙を続けた。
時は流れ2022年9月、朝日新聞デジタルの記事に荻野氏が事実無根の誹謗中傷を受けた被害者として登場。
他メディアにも登場し、時流に乗り自身への疑惑を堂々と否定することに成功した。
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焼身自殺という字面のインパクトや炙りメニューのこともあって大炎上した件であるが、完全沈黙を貫いた結果見事鎮火に成功し、マスコミに報じられることもなかった。
2023年の正月テレビ特番ジョブチューンにも登場しており、広報活動にも全く影響がない様子。
2022年4月に役員が講演で「生娘をシャブ漬け戦略」と発言したのを女性蔑視だと批判した受講者のFacebook投稿がツイッターの一部界隈に拾われ拡散されたが、
吉野家はツイッターで騒がれ始めた翌日には謝罪リリースを出し、その翌日には当該役員を解任したことを発表した。
迅速な対応をすれば誠実と評価されるとでも考えていたのだろうか?しかし実際はさらなる拡散と延焼を招いた。
被炎上側が炎上した事実を認めたためマスコミが一斉に報道した。ただ醜聞が全国に広められただけだ。
それどころか、謝罪を受けてさらなる内部調査をしろと批判側から追加要求(https://www.businessinsider.jp/post-254054)されてしまう始末だ。これはその後わざわざ対応したらしい。
くら寿司の事例を見るに、完全沈黙していれば全国報道されることもなく、役員が辞めさせられることもなかったと思わざるをえない。
マスコミに取り上げられるかどうかで天と地の差がある。
この文章を読んでいる、ネット上の揉め事大好き人間なら上に列挙した数々の事例のほとんどを知っているはずだ。
だが家族や会社の同僚に知っているか聞けば知らないと答えるだろう。
ツイッターで何万いいねあるから広く周知されていると考えているならそれはネットイナゴの自意識過剰だ。
いかなる炎上事案であっても沈黙を貫き、ネットの空間だけで食い止めておくべきだ。
https://anond.hatelabo.jp/20201102010844
思ったより反応をいただけたので、他のこの事例はどうなんだ、という指摘にコメントしていく。
失念していた。間違いなくここに書いておくべき事例なので後ほど追加しておく。
いわばまさに。彼のご飯論法には学ぶことが多い。
2022年の政界で言うと、細田衆議院議長のセクハラ報道の件は結局何もなく時間が経った。
まあアレはマスコミ側も色目使い狙って若い女記者をあてがっているフシがあるのであまり強く追及できないのではないかと思っている。
これは炎上事案ではなく逮捕歴による賞罰が淡々と執行されたというだけかと。
ゲームや音楽配信サービスに残っているのは割と一般的な対応で、
例えばMeTooムーブメントの発端として大問題になった俳優ケヴィンスペイシーの過去の出演作については現在も各種動画配信サービスで見ることができるし、
今話題のカニエウェストもSpotifyは配信停止しないことを表明している。
週刊文春の舞妓の記事のやつかな?アレは非難されている主体が有耶無耶なので反応のしようがないのでは。
ヘルプマークの件は批判を認めて完全に折れたじゃない?その結果ワイドショーにも取り上げられてしまったし。
グッズの販売予定取り消しの発表があるまで1週間くらい謎の沈黙があったけど、あのまま予定通り販売する道も全然アリだった。
すでに指摘されているがこれは沈黙で無事逃げ切っていた事例。五輪の件も沈黙で全然いけたはずだが運営が日和ってしまい敗走してしまった。
一方で、LGBT差別のすぎやまこういち(入場音楽)やナチスネタの荒木飛呂彦(五輪公式アートポスター)が全く燃やされる気配がなかったことに呆れた。
同性だと許せない事でも異性には判定甘くなる事ない?
女でも、女の敵は女って言うように同性には厳しくて異性には甘い女いっぱいいるじゃん。その「異性」は何もイケメンだけじゃなくて、冴えない男もおっさんもいるじゃん。
同性の子供には甘くて異性の子供には厳しい親も珍しくない。西原理恵子とかね。
男なら仕方ないかと思える事でも、女がやると同じ女として厳しくなってしまうらしい
これって「自分と違う」人には甘くなってしまうせいもあると思う
たとえば非常識な人がいたとして、その人が日本人だった場合と外国人だった場合を考えてみればわかりやすいかもしれない。
日本人だったら許せなくても、外国人だったら「日本とは文化が違うだろうから仕方ないか」とならないだろうか?
それと同じ事が異性間で起こっているのかもしれない
第1回(2008年)
黒木瞳(芸能部門)、小渕優子(政治部門)、坂東眞理子(学術部門)、勝間和代(経済部門)、栗原はるみ(文化部門)
第2回(2009年)
今井絵理子(音楽部門)、黒田知永子(文化部門)、安田成美(文化部門)、俵万智(学術部門)、佐々木かをり(経済部門)
第3回(2010年)
森高千里(音楽部門)、江角マキコ(芸能部門)、蓮舫(政治部門)、久保純子(文化部門)、小谷実可子(スポーツ部門)
第4回(2011年)
今井美樹(音楽部門)、石田ひかり(芸能部門)、清原亜希(文化部門)、山本愛(スポーツ部門)
第5回(2012年)
渡辺満里奈(芸能部門)、土屋アンナ(音楽部門)、冨永愛(文化部門)、岡崎朋美(スポーツ部門)
第6回(2013年)
西原理恵子(文芸部門)、hitomi(音楽部門)、長谷川京子(芸能部門)、辻希美(文化部門)、赤羽有紀子(スポーツ部門)
第7回(2014年)
小倉優子(芸能部門)、北斗晶(スポーツ部門)、内田恭子(文化部門)、小室淑恵(経済部門)
第8回(2015年)
永作博美(芸能部門)、高島彩(文化部門)、渡瀬マキ(音楽部門)、小笠原歩(スポーツ部門)、高野優(文芸部門)
第9回(2016年)
藤本美貴(芸能部門)、友利新(経済部門)、浅尾美和(スポーツ部門)、湊かなえ(文芸部門)、滝沢眞規子(文化部門)
佐田真由美(文化部門)、荒川静香(スポーツ部門)、木村佳乃(芸能部門)、後藤真希(音楽部門)、近藤麻理恵(経済部門)
和田明日香(文化部門)、杉山愛(スポーツ部門)、大島美幸(芸能部門)、安倍なつみ(音楽部門)、経沢香保子(経済部門)
梨花(文化部門)、吉瀬美智子(芸能部門)、松本薫(スポーツ部門)、辻村深月(文芸部門)、小脇美里(経済部門)
第13回(2021年)
三浦瑠麗(政治部門)、潮田玲子(スポーツ部門)、篠田麻里子(芸能部門)、蛯原友里(文化部門)、蜷川実花(芸術部門)、タサン志麻(特別部門)
第14回(2022年)
広末涼子(芸能部門)、鈴木亜美(音楽部門)、荒木絵里香(スポーツ部門)、近藤千尋(文化部門)、金子恵美(政治部門)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%9E%E3%82%B6%E3%83%BC%E8%B3%9E
知名度、後世への影響、漫画史的意義などを独断と偏見で考慮した上でサブカルくそ野郎フィルターで濾した二番煎じを俺も作ってみたぞ増田ァ
自称首都圏住み専業ママ(小遣い程度の在宅ワーク、投資)って人が
https://twitter.com/miraiislife/status/1535230931157790721
「4歳娘が「白雪姫は最初からプリンセスだけど、靴落とした人(シンデレラ)は魔法かけてもらってプリンセスだから。本当のプリンセスじゃないから!」と言ってきて、
将来「幼稚舎出身じゃなきゃ慶應じゃないから!」とか言いそうで怖い…。」
とか言うツイートをしていたけれど、
その考えって親であるこの人自身の教育の結果なのでは?それを「怖い」って何だよ…
まだ4歳でしょ!?これから考えが変わる可能性なんていくらでもあるし、変わっていく可能性の方が高いだろうに
そんな幼い子供の発言をデジタルタトゥーとして一生残る形で勝手に晒上げる事に疑問はないだんろうか?
しかも「いじわるな継姉が言いそうな発想」とまで言ってる…
西原理恵子の娘への酷い仕打ちが話題になったのも記憶に新しいだろうに、こうやって娘に対する毒親ぶりを全世界に晒せる根性が酷い
当人は母親ではない女性が何故か『母親になって後悔してる』という本を肯定してしまうのって
娘が幼いうちから母親との同一視を強いられて当人もそれを当たり前のように内面化している事の象徴だよなあ
当人は母親ではなくあくまで娘でしかないのに、娘の視点で普通に物事を見るという事が出来ず、当たり前のように母親の視点で見てしまう
まだ小さな女の子が子供らしく生きる事が許されない事、銭湯の女湯に男児を持ち込む事で傷付けられる女児の被害が透明化される事や西原理恵子が息子と娘で教育に格差をつけた事、
みんな地続き
西原理恵子は女友達がいるようなパーソナリティか否か。みたいな話になってるけど、
今回のコレって、娘さんがネタにされるのに耐えかねて壊れた。という話なんじゃねーの。
このネタにされる許容度には個人差があって、たいていの人間はついていけなくて距離をとりはじめる。
距離を取れなかった、取ることが許されなかった、鴨とひよは壊(さ)れた。
どんな描写をされても、気にしないような。あるいは計算で宣伝効果が上まわると考えられるような人のみ。
preciar 「同性の友人がいない女は名誉男性のやばい奴!」みたいな豪速球の女性差別にウンウンと頷くはてなの面々、本当に「自分の気にくわない女は差別して良い」を地で行くクズの集まりだよな。おまえ等は反差別じゃない
hatsumoto 一部の発達障害や自分の性に違和感のある人が、同性の友達を得にくいというのはあるので、それを悪にするのは良くないよ。サイバラには興味ない。娘さん幸せになりますように
saiusaruzzz 「同性に好かれない女は問題がある」も女性を縛る規範のひとつだと思う。表現を和らげたり擁護したりしているが、人格否定と性差別の文章なのに、同調する人がいるのは残念/名誉男性っていう語、久しぶりに見たな。 あとで何か書くかも
元増田も全員とはいってなくて「中にそういう人もいる」ってスタンスなのに何の問題があるんだ
せっかく私みたいな女の話が話題になっているのに、萎縮させること書かないでほしい
平等ぶってるけど、都合が悪いから存在を認めようとしてない、無視しようとしてるように見える
西原理恵子がどうかは知らない
けど、発達障害や知的障害の女は同性と本当に合わない人が多いんだよ
結果、現実でもネットでも積極的に関わるのは男くんばかりになる
相手に好かれたいのもあり、男にとって都合のいいようなことを言ってしまい
名誉男性化することはある
受けた話。 西原理恵子の著書に『この世でいちばん大事な「カネ」の話』という本がある。著者の人生を振り返りつつ働くことやお金に関する人生論を語っている本である。
十数年前の本だとおもう。学生の時にこの本を読んで作中の一か所に大きな影響を受けた。原文については記憶していないが要旨としては
『お金を稼ぐということは重要なことで、お金はいざというとき大切な人を守る盾になり得る』ということを説いていた箇所。
当時社会に出る前の自分は『お金を追い求めるのは卑しい行為だ』みたいな謎の偏見があって、そんな当時の自分にとって、『お金は大切な人を守る盾になる』という考えは
刺さるものがあって、実際に壮絶な人生を送ったうえでの西原氏の言葉は重みがあって、この考えに自分は大きな影響を受けた。
その後社会人になって働くようになって、凡人なりにお金を稼ぐことの大変さも実感して、ますます『お金は大切な人を守る盾になる』という言葉の重みがわかった。
働きつつもどこかでこの考えは自分の根っこにあって、つらいときなんかも『お金を稼ぐこと』『稼ぐ力をつけること』が自分の大切な人を助けることにいつかつながるかもしれないと思って踏ん張れたこともあった。
社会にでて十数年がたち、家庭も持った。決して富裕層ではないけど、ある程度の資産もつくることができ、この分野であれば最低限家族を食わせていけることは出来そうという程度の見立てついてきている。
西原氏の『この世でいちばん大事な「カネ」の話』を当時読まなかったら今の状況があったかは分からないし、大切な考えを説いてくれたこの本と西原氏にはとても感謝している。
それ故に(真偽は分からないが)今回の一連の騒動を聞いたときはショックがあった。著作のなかで『お金は大切な人を守る盾になる』といっていた西原氏の家庭においてまさにお金を発端として、
守られずにつらい目にあった家族がいたという事実は本書に影響を受けた自分としては悲しい話であった。
西原理恵子は親があれだったからそれなりに苦労したんだろうなとは思うけれど、高須氏と付き合いながら、女は自立したほうがいいよ的なことを言っていたのには( ゚Д゚)ハァ??って思った記憶がある。このお気持ちを読んで、なんか納得した。
作家の魅力込みで作品を好きになる、というと、個人的には太宰治が真っ先に思い浮かぶ。
太宰が好きな人って、太宰がまるで自分のことを一番わかってくれる、一番自分に腹を割って話してくれる友達みたいに感じるんじゃないだろうか。作品に触れて「これ、俺のために書かれている」とまで感じるような親密さというか。
もちろん作品も素晴らしい。
『トカトントン』いいよね
↓
やっぱ『新ハムレット』とか『御伽草子』とか技巧的なものを褒め出す
↓
『畜犬譚』とか『チャンス』とかのエッセイ風のがいいと言い出す
↓
以上俺のことだけど、そんなふうにどんどん人間・太宰に惹かれていった人は多いんじゃないかな。
彼は西原理恵子よりは早く死んだけど、
生きてたとしたらどうだっただろう。
ダメな夫として父として(息子さんには障害があった)、それを戯画化したり露悪的に書いて作品にして、結果お子さんたちを傷つけたりしたかもしれない。
あるいは良き家庭人となって、読み手が変節や変容にガッカリしたかもしれない。