はてなキーワード: 死別とは
老後、死別するまでそんな日はこない。
高原ミユキの目には神が宿っているらしい。
部下の安川がそう訴える顔があまりに深刻だったので、おれは逆に安川の事が心配になり、ひとまずふたりで社食を出て話に付き合ってやることにした。
2年前に入社してきた高原ミユキは、顔立ちだけでなくスタイルも抜群で、入社した当時から多くの男性社員のアプローチが絶えなかったという。女子高生の頃から副社長の愛人だったという下世話な噂さえ流れていた。
「そりゃ美人だけど、見つめられたら惚れるなんて話、今更だろう」
オフィスに向かうエレベータの中でおれが言うと、安川が声を荒げる。
「いやぜんっぜん違う!もっと恐ろしい目なんですって!もうぜんっぜん違う!ぜんっぜん違う!」
「じゃあ何なの」
安川は、一呼吸置いて話し始める。
「広報課の同期で伊藤ってのがいるんす。いい奴なんだけどチンピラみたいな見た目の。知りません?」
「知らんけど」
「高校時代、高原の先輩だったらしいんですそいつ。入学してきた高原に一目惚れして、2年の夏休みに告ったけど案の定フラれて。それでも伊藤はしつこく迫ったらしいんですんですけど、そしたら高原に『予告』されたんですって」
「予告?」
「『先輩はあと7年』って」
「なにそれ」
そこでエレベータの扉がするりと開き、まさかの高原ミユキ当人が入ってくる。
「キュッ」と安川が小さく悲鳴をあげ、無理やり笑顔を作るも、五木ひろしのモノマネにしか見えない。
高原ミユキは安川には目もくれず「お疲れ様です」とおれに微笑みかける。かわいい。
普段は横顔とかしか見たことなかったが、正面から見つめ返されると爆発的にかわいい。おれに惚れていると錯覚さえしてしまいそうな瞳に、思わず目をそらしたところで、安川が物凄い力でおれを外に引っ張り出す。おれは勢いで転げ、壁に頭を打ち付けてしまう。
ひとり逃げてゆく安川の悲鳴が轟く中、頭をさすりながら見上げると、エレベータの扉が閉じてゆく。その間際に高原ミユキがこちらを見つめ何かを言っていたように見えたが、安川の絶叫がうるさくて聞き取ることはできなかった。
「お話ししたいことがあるんです」
あの日以来安川が出社していないので、おれは正直そっちが心配だったし、私服がすっげえミニスカだし、目を合わせるとまた心がフワってなると思い「申し訳ないが…」と言いかけたところで目の前にヤクザが現れる。
スキンヘッドで顎髭を生やしたヤクザはおれの方をガン見する。怖い。
なんかしたっけ?と思う間も無く、ヤクザは怯えるように逃げ去っていく。ていうかヤクザじゃないのか?ネクタイしてたし。
「彼が安川さんの同僚の伊藤さんです。私の予言通りにハゲました」
下北沢のしょぼいバーのカウンターで、高原ミユキが語るところによると、彼女は目を合わせた相手の「頭頂が禿げる時期」がわかるという。最初は父親のハゲ予言だった。
「4歳の頃だったそうです。父を見て、なんとなく思い浮かんだ数字を言っただけなんですけど」と俯き、長い髪を搔き上げる高原ミユキはやっぱりかわいい。
彼女の父親は予言通り、19年後の昨年見事にハゲた。しかし、それ以前に父親の上司や教師になんとなく言った年数が、既に悉く的中していたという。やがて彼女は密かに「髪の眼」と呼ばれるようになった。
「『2年後』と言っても、『3日後』と言っても、どんなにフサフサでも、言った通りに髪の毛が一気に抜け落ちるんです。だからもう言いたくはないと思ってるんです。でも、男の人に迫られると、口が自然に動いて…」
高校時代、伊藤にしつこくつきまとわれた彼女は、思わず「7年後だ」と言った。そして伊藤は24歳の夏、頭髪が抜け始め翌月にはきれいな「頭頂ハゲ」になった。伊藤はいっそのことと、全ての頭髪を剃り、ブルース・ウィリスになることを選んだそうだ。
そして先日、自分に告白してきた安川に対し、高原ミユキは「あと1ヶ月でハゲる」と言ってしまったという。そして今、安川は会社を三日無断欠勤している。
「こんなに人を苦しめて生きていきたくないのに…」
こちらを見つめて泣きそうになっている高原ミユキは最高にかわいい。抱きしめたくなる。でもおれは言わなくてはいけない。
「それって、予言というよりは設定という気がする」
「えっ」
「君は、相手への好意や期待に比例した気持ちを、年数に替えて言っているんじゃないの?」
「……」
おれは尋ねる。
「お父さんのことは嫌い?」
「別に」
「禿げは嫌い?」
「嫌いじゃないです」
「でもね、自分の事を好きだという男に対して『ハゲ宣告』をするのは、男からしたら正直恐怖に近い。好きな女性に顔を合わせられないと思うものなんだ」
「そうなんですか?」
「だから安川は引きこもってる。君に合わす顔がないと。だがそもそも君は彼をそんなに好きではない」
「まぁ…」
「その気持ちがハゲる年数、期間に表れるんだ。君の言う年数は決して予言ではない。君の意思・好意で設定する、いわば『宣告』なんだ」
「……」
「それは君の生存本能なのかもしれない。君のような、綺麗で魅力的な人には、放って置いても様々な男が寄ってくるだろう。中には下心だけの輩も寄り付くだろう。そこで君は即座にその人物の評価を下し、ハゲるタイムリミットを設定・宣告することで身を守る。是非はともかく威力は凄まじいよ」
高原ミユキは聞いているのかいないのか、空になったグラスをじっと見つめている。
「でもね、少しだけ考えてくれ。安川はそれなりにいい男だ。顔はそこそこかもしれないけど、あいつが他人に与える心遣いは人並みはずれている。営業畑だからだけじゃない。あいつは中学生の頃に兄と死別している。しかも自殺だ。実家で首を吊られた。俺にだけ語ってくれたよ。それをあいつは誰にも言わず死ぬほど考えた挙句、多くの人を楽しませよう、目の前の人間は絶対に幸せにしよう、という志を10年以上貫いている。結果あいつが飲み会を開くと500人以上集まる。そしてあいつはその500人に愛情を注ごうとする。まあ当然注げない。でも注ごうとしたことは満遍なく伝わるんだ。そして次はもっと集まる。でも足りないんだ。あいつ自身は一切満たされてない。ずっと、心から愛したい、愛されたい相手を探していた。そして選んだのが君だった」
「………」
「君は安川のことがどこまで見えている?あいつの愛すべきところはもっと深いところにあるんじゃないのか?」
「私には…わかりません…」
長い沈黙の後、静かに高原ミユキが泣き出すが、おれは手を緩めない。
「君は男のことを見た目でしか判断していない。神の目?そんな立派なもんじゃない。結局は自分の身勝手な願望で男をハゲさせているだけだ。君の人を見る目がもっと優れていれば、被害は少なかったはずだよ。実際君はなにも見えてはいない。上っ面だけで24年生きてきた。控えめに言って人間のクズだよ。自分が可愛いから調子に乗って男に恥をかかせ、挙句悲劇のヒロインぶって今は俺の同情すら買おうとしてる。しょうもな。考えが浅すぎる。そんなだから女友達いないんだろ」
遂に高原ミユキはカウンターに突っ伏して嗚咽を漏らし始める。計算通りだ。そこから劇的なフォローと愛の言葉で、おれは高原ミユキを射止めてやる。
「でも君はきっと」と言い始めたところで高原ミユキはおれを突き飛ばす。三日前と同じように床に転がる俺に歩み寄り、ほぼ直上から見下ろす高原ミユキの目が光ったように見えた。「2秒」とその口が呟いた直後、頭皮の急激な衰弱を感じ、おれは一瞬にして温水洋一になった。
ミニスカの高原ミユキは俺の顔に唾を吐き捨てると、身を翻しバーを出て行く。マジでクソ女。だがパンツは一瞬見えた。
副社長は79歳にして今なおフサフサだという。
また、子を通じて支援学級に関わり、発達障害の子を多く見てきました。
今、妻を横にしてこれを書いています。
また、児童相談所に通う他の親達からも同様の話を聞いたこともあります。
それら踏まえて以下。
まず、日本の社会において、自分達の置かれている境遇を周囲に伝える際に、
本音ではなく愚痴のようにいうことが美徳とする向きがあります。
しかし、この考え方は捨ててください。
児童相談所にしても周囲の人も、
愚痴では本当に必要としている支援が何なのか判断がつきません。
困っていること、どういう支援が欲しいのかを話してみてください。
本当に困っていると伝えてください。
明らかに支援を必要としていると判断できれば児相も動いてくれると思います。
愚痴の場合、支援を必要としているのかただ話を聞いて欲しいのか、
後者の場合、支援に乗り出すと逆に親が怒って児相へ来なくなることもあり、
容易に支援に乗り出せないそうです。
取り得るあらゆる手を使って支援に最善を尽くしてくれるはずです。
本音を話すのに抵抗があるかもしれません。
ここだけほんの少しの勇気を振り絞って本音を話してみてください。
また、これは近所も含めた周囲の人も同じです。
何らかの障害を持っていると周りの人が気付いていても
動きたくても動けないのです。
実際、「何か助けてあげたいけどどうしたら良いのかわからなかったけど
ちょっと思い出してみてください。
電車で座っている時に、
席を譲るべきなのかどうか
迷ったことはありませんか?
譲ろうか、譲ったら逆に何か言われないだろうか、
そう考えたことはありませんか?
児相も周囲の方々もそういう状況になっているんじゃないかと思います。
最後に。
お子さんが大きくなるにつれ、また色々あると思います。
ただ、今回のことでも今後起こりうることでも、
でも、後でそれを思い出して後悔することはないですよ。
障害のあるなしに関わらずどの親でも感じることです。
http://anond.hatelabo.jp/20161215103020
その通りですね。
酔っ払って寝る直前に元増田を読み始め、
急いで返信しないといけないと思い
日本には徐々に浸透しているところです。
このため、今は用語が混乱しているので
あと、前述済みですが、"父親がきちんと動く"ことは
少なくとも私は未就学の時は実践できていませんでした。
どちらかの親が子供の障害に関わらない関われない理由は様々です。
どちらにせよ、片方の親しか育児・療育に関われなかったとしても
それなりに整っていると思います。
離別・死別等が理由で片親だけの家庭をいくつか知っていますが、
(片親だけの経験がないため、その苦労について私は想像することしかできませんが)
苦労しつつも支援や各種制度を利用して生活を回せているようです。
自治体によりADHDの判定そのものが変わるというのは知りませんでした。
確かに自治体により支援にムラがあるのでそういうことはあるでしょうね。
ADHD自体が比較的新しい概念のため児相にもまだ浸透していないのかもしれません。
蛇足になるかもしれませんが補足すると、ADHDの存在はまだ浸透していないため、知らない親も多数です。
このような場合、片方の親が児相に療育手帳の取得を勧められ取得をしようとしても、
(これはADHDに限りませんが)
もう片方の親の反対で療育手帳の取得ができないことがかなりあります。
療育手帳を取得しないまま
このような事例があるため、障害年金が出ない療育手帳が発行されない場合でも
私達は外出の時は常に手を繋ぐようにしていました。
本人がこだわるもの(すいません、誰だかわかってしまう可能性があるためボカさせてください)を見つけると
全力・全体重をかけてそれに触れようとしたため、肩を脱臼してしまいました。
元増田様
追記4ここから
裏を返せば禁止だと現場が勝手に判断してしまう可能性があります。
追記4ここまで
お子様のことで思い悩み大変辛い日々を過ごしているかと思います。
24時間緊張の糸の張りっぱなしで体力・精神共に擦り切れているのではないかと心配しています。
提案なのですが、とりあえず一回休憩してみてはどうでしょうか。
私達の場合も、両親(子にとっての祖父母)や親戚は遠方にいるため、
ヘルパーさんには何か家事を手伝ってもらわないといけないと思う方もいますが、
ご自身の睡眠をとるために外で子供と遊んでもらうということもできます。
また、他の方も書かれているようにショートステイというものもあります。
「寝ること」が理由では支援を頼めないと思ってしまうかもしれませんが、
寝ることも立派な理由です。
睡眠をとることで元増田様とご家族の状況が改善される可能性があるのであれば
元増田への返信を追記したのですが
もしこの方法では駄目なのであれば
方法を教えてもらえないでしょうか。
思うんだけど、両親の介護とか老後の生活の支えということで考えると、パートナーよりもむしろ兄弟姉妹とか親類が多い家庭の方がリスク的には低くなるんだよな。
極端な例だけど7人きょうだいで全員独身の場合と、一人っ子同士の結婚でいけば、前者の方がリスクとしては低くなるんだし。
より確実に老後の介護を家族に押し付けたいと考えるなら、一夫一妻制とかポイして多夫多妻制認めた方がよくない?離婚とか死別したあとに孤独になるリスクも低くなるし。
多夫多妻制を認めるとなると、夫1人妻2人の家庭で夫が死んだときには妻同士で婚姻が成立するから同性婚もOKだな。当然に。
いくつかツッコミ
これはどこでの事例なのかソースがあったら教えて欲しい。(都市部っぽいが。地域差は当然あるだろうし)
考えようによっては、生涯未婚率は5割を優に越える。なぜならば、それくらいの人数は病気などに対する抵抗力の弱い子どものうちに死んでしまうからだ。
そのような防ぎようのない未婚率を抜きにして、生きて15歳を迎えた人の未婚率は、東海地方での調査では1割以下らしい。
んなこたーない。理由は先述した通りに乳幼児死亡率が今と比べて比較にならないほど高い上に出産での事故による母親の死者も多いからだ。
・小作層ほど子どもが少なく、地主層ほど子どもが多く早婚傾向にある。
・小作層の子どもは男女問わず、多くが名古屋、京都、大坂に出稼ぎに行く。そして半数は帰ってこない。
・そうすると小作の家は断絶が増える。そうした世帯の減少を地主層や自作層からの分家による増加で補っている。
・以上のように下層ほど子どもが少ない傾向にはあるが、根本的に多産多死時代ではあるし労働力の需要も多かったので子どもはどの階層でも多め。もちろん、多すぎたら間引きすることもあったのだろうが。
・再婚は多い。なぜならば(離別も確かに多いのだがそれ以上に)結婚後数年も保たずにパートナーと死別することも多いからだ。特に結婚後1~5年後の夫婦は妻の死による死別が多く、おそらく出産での事故死が相当数を占めていることが推測される。
という結果が出ているそうだ。ソースは歴史人口学の大家である速水融先生の数々の著作。
史料として主に使われたのは江戸時代の宗門改帳だ。高校日本史でやったかと思うが、江戸時代にはキリスト教徒(および一部の禁止宗派)で無いことを示すために民衆はどこかの寺の檀家であることを必要とした。
この「村ごとの寺の檀家であることを確認する」調査が宗門改だ。これとは別に人別改という戸籍調査をしていたが、江戸の中期には事実上宗門改と人別改は一体化した。
この宗門改帳には、少なくとも「子どもが生まれて一定年齢を過ぎたら家ごとに掲載される」「結婚したらその旨掲載されるし、その際には『○○さんの所に嫁(婿も少数ある)に来たのは△△村の□□家の人だ』程度のことは書いてある」
「死亡したらその旨書かれる事が多い(抜けもあるが)」という特徴があるので、宗門改帳がまとまって残っていれば江戸時代の家族の実態はある程度把握できている。
余談だが、キリスト教圏、特にカトリックが強い地域でも神父の日記が残っていれば似たようなことができる。というかこちらが先にあって速水先生がそれを日本の宗門改帳に応用した。
村ごとにあるキリスト教会の神父には「赤ちゃんが生まれたら洗礼を施す」「結婚する時には誓いを受けるし、その際には村外からやってきた新婦の簡単な出自程度は書いている」「死亡したら葬儀を行う」という重要な仕事があり、
18歳の夏、父が自殺した。
反抗期真っ盛り、いつも夜遅くに帰って来て母と口論してばかりの父と話すことなんてないと思ってた。
仕事のトラブルから人知れずうつを背負い込み首を吊った彼は、棺の中で首元まですっぽり隠し、薄化粧の下でちょっと気弱そうな、いつもの父だった。
その顔を見た瞬間、思った。
「父を殺したのはわたしだ。」
もっと父の変化に気づいていれば、父を止められたかもしれない。
もっと父と話をしていれば、父は死のうなんて思わなかったかもしれない。
もっと父に笑顔を見せていれば、父はギリギリで思いとどまったかもしれない。
夜明けごろ、家族をかなぐり捨てても彼岸へ逃げたかった父は、どんな気持ちだったのだろう。
家族に自殺者がいると知られたら、どんな目でみられるんだろう。結婚や就活はどうなるんだろう。
自死遺族が自殺する可能性は、通常の3〜5倍らしい。私もいつか父と同じ死に方をするのではないか。
あの時から10年近くが経つが、後悔と自責と不安は消えない。時間が経ち、考える頻度は減っても、その重みは変わらない。
父と死別していることは周りに言えても、その死因は恋人にも友達にも話せない。
このように自死遺族にとって、死者の話はタブーだ。その人を懐かしんで語ることは、見殺しにした自分には許されない。家族を助けられなかった罰として、あけない喪に服し続け、自分を守るために自死遺族であることを隠して生きている人が多い。
そんな中、宇多田ヒカルの8年ぶりの新アルバム「fantôme」の「花束を君に」を聞いた。
朝ドラの主題歌で耳では知っおり、柔らかな曲調とドラマの内容からほのぼのした歌と思い込んでいたが、改めて歌詞を見て、涙が止まらなかった。久しぶりにしゃくりあげて泣いた。
「今は伝わらなくても
真実には変わりないさ
抱きしめてよ、たった一度 さよならの前に」
それは、母を亡くした一人の自死遺族が、前を向く為に書いた言葉だった。
そして、わたしが10年間、どんなに探しても見つからなかった、自分を許してあげるための言葉だった。
いままで父を思い出すとき、「ごめんなさい」という気持ちばかりで「ありがとう」って思ったこと、なかった。
ありがとうって言ってもいいんだって、背中を押された気がした。
宇多田ヒカルさん。
ずっと、欲しくて欲しくて、でも自分では与えちゃいけないと思ってガマンしてた救いをあなたはくれました。
自死遺族の団体寄付をしたとかしてないとか一部報道がありますが、正直どっちでもいいんです。
あなたがまた歌をうたいはじめてくれただけで、ここで一人の自死遺族がやっと死じゃなくて生のほうを多く考えて生きていけるようになりました。
ほんとうにありがとう。
【追記】
いままでのいろんな感情が溢れすぎて、肝心の曲名で誤字をしていました…。
いろいろな反響をいただけ、とても嬉しいです。
夫と結婚してよかったなぁと折に触れ思う。毎日思っていると言ってもいい。もちろん、毎日(ではないけど)伝えている。
夫にはあんたそれいつも言ってるよ、と言われるが満更でもなさそう。
夫は早く帰ってきてくれるし、その割に稼ぎもよいし、私の仕事にも協力的で、育児も家事も積極的にやってくれるし、子どももかわいがってくれるし、何よりこれが1番なのだけど、私を大事にしてくれる。それがよくわかる。
この前、夫に抱っこされた娘が夫の肩越しに、本当に屈託なく笑いかけてきた。まさに、ザ·幸せの風景という感じで、あまりに理想的な光景だったので、夢を見ているんじゃないかと思った。
本当は私には夫と子どもなんていなくて、その寂しさに耐えられずに勝手に作り出した妄想か幻覚なんじゃないかと。
違うのではないかと思います。増田が考えている「他者像」が薄っぺらすぎるので炎上しているのではないでしょうか。
>ご飯が美味しかったり、夕焼けがきれいだったり、ピカチュウ捕まえたり、アイスのくじが当たりだったり、出世したり、海外出張がうまくいったり、転職成功したり、素敵なタワマンに引っ越せたり、大から小まで幸せって
>例えば病気とか、親戚や親の不幸とか、仕事の残業連日で辛いぜ~とか、今日のカンファレンスはうまく発言できなかったな~とか
薄っぺらいですね。
そういった極めて具体的で、他者との比較優位でしか幸せや不幸を語れないことを、個人的にはいい年して少し恥ずかしい人だな、と感じます。
更に言えば、薄っぺらい幸福像・不幸像しかない者が、他人に「私にとってあなたのステータスだと辛いんだけど、生きがいってあるの?」と聞くのは、個人的には、相当不遜だなとも思います。
言っていますね。
>私的には一人で生きていくのって結構大変で、だから独身の人って結構辛いんじゃないかなって想像する
邪推に邪推を重ねますが、恐らく、未婚のご友人に聞いて、はかばかしい返事が得られなかったことなども影響して
自分のアイデンティティの立脚点が自分自身の中にないことに不安を抱いた結果の、他者への攻撃的な発露につながっている可能性がありませんか?
一方で、ご友人方が、ひょっとして能天気に自分の薄っぺらい価値観を押し付ける増田にイラッとして
攻撃的に「別に結婚が生きがいのすべてとか思わねーし」と言いかえされている可能性もあります。
未婚のご友人方に、ストレスをぶつけられているのかもしれませんが、そのストレス源になってる自覚も、同時にしておいた方が良いでしょう。
総合すると、やはり、人格が未熟で責任に無自覚だなぁという印象です。
このままだと、本当に「家族にべったり依存する毒親」になる可能性がそこそこあるかもしれませんね。
お前、離婚する可能性だってゼロじゃないのに、大丈夫か?と言っておきます。あえて死別の可能性については申し上げませんが。って言っちゃったけどね。
特に育ち方に問題があったわけではないのになぜこうも自己肯定感が低くて自分を安売りしてしまうのだろう?
ふつ~の家庭に育って、ふつ~~に生きてきた。母子家庭だったけど経済的には問題なく、私立大学まで行かせてもらった。父は物心つく前に死別。
学校生活もそれなりに楽しく過ごしてきたし、それなりに名の知れた大学に入り、面白いと思える仕事を得た。経済的には自立している。
でも異性との関係がうまく築けない。肉体関係を迫られると断ることができない。その感覚を言葉で説明するならば、それを断るほどの価値が自分にないように感じているからだと思う。初体験はそんな感じで済ませてしまった。
また、好きな相手にはすぐ肉体に訴えてしまう。これはうまく言葉で説明できない。きちんと工数を踏んで好きになってもらえる自信がないからかもしれない。
私と付き合う男の人はいつも、もっと自信を持って、と言って去っていく。今回は2年も付き合ってふられた。余計自信なくすっつーの。
わかる。
>恋愛関係において自分の価値を低く見積もることは、「彼氏が愛している女」をいやしめていることになる。つまりあなたの自信のなさが間接的に相手を侮辱し続けることになるんですよ。
これ一番グっときた。今気になる人がいるので、思い出しながらがんばりたいとおもう。
>相手に嫌われたくないから主張を遠慮してない?それが相手に伝わるとそのセリフを言わせることになってしまう。
そうでもないんだけどなあ。ワガママは言うけど、決定的なところで意見が言えないのがばれてるんだろうな。
>あえて残酷なことを言いますが、男性に「父親」を求めているような気がします。専門家じゃないので具体的なアドバイスはできませんが、正面から向き合って乗り越えてほしいとヒトゴトながら思います。
これめっちゃよく言われるし自覚あるから解決策探してるんだけど「親に愛されなかったのが原因」みたいな意見しか出てこない。
>内面ではなく振る舞いで判断されていると思う。頼りなげに見えるのが気にくわないということでしょう。クヨクヨしても仕方がないから次に活かそう。
頼りなげには見えないと思う。しっかりしてる、落ち着いてる、ってよく言われる。
>そんな「ごちそうさま」の言い換えを真に受けてどうするw
>アダルトチルドレンって調べてみるとちょっとだけ気持ちが安らぐかもしれない
こういうこともよく言われるけど(繰り返すけど父は死別だし家庭環境には全く問題なかった)じゃあどうしろと?と……。
>雲の上の悩みだ。。付き合ったことがあるだけで勝ち組なので自信もってください。
出動なかったな。
>もっと自信を持ちなさい。例えば私なんかはてブしてスターが貰えるだけで自信が付きます。
ちょっと元気でた、thanx
>自分の意見を自分の言葉で発信するだけで、「自信がある感」を少しは醸し出せるよ。「自信がありそう」と他者に思われる事から自己肯定が始まるという事は大いにある。自己肯定は他者に育ててもらうという側面も。
自分の意見は言うタイプなんだけどなあ。でも好きだの嫌いだの結婚したいだのそういうことは言えない、確かに。
>自分の自信のあるポイントがどうも社会的な市場とズレてるらしく、そんなものに自信もってどうすんの?て言われる経験積み上がると、社会的な価値を勝ち取るために誰かに誇れるなにかを持たなきゃあかんのかよとなる
あーそれわかる
>自分自身で何かをやり遂げた、何かを頑張った、という記憶がないのでは?と思いますがどうでしょう。
これは確かにそうだと思う。ていうか努力成功経験があるけど挫折乗り越え経験がないのが問題かも。でも挫折してなくても自信ある人おるやん?
>訴えて効果あるくらい肉体には自信を持っておられるようになったのはどうしてなのかしら?
>「もっと自分に自信を持て」なんて自信や自尊心を持ちきれないときに言われるとすごく残酷。言われてできたら苦労しないし暗闇で道に迷ってるようなもの。ゆっくり自分を労り自分の好きな人や物をえこひいきかなあ。
そうしてみる。元気出たー!思えば自分の好みにも自信がなく、恋人でも趣味とかでも、自分がそれを好きだということに自信を持つことも解決の糸口な気がした。
付き合ってもないのにふらんでくれ
かねてより行きたいと思っていた場所へのバス旅行を見つけ一人で申し込んだ
時期もよく、道中のお弁当も晩ごはんもおいしくてお値段以上の内容だったと思う
交通事情にも恵まれ渋滞にほとんど捕まらず快適な運行スケジュールだったのもよかった
同日出発の同社の別ツアーは夕方17時で未だ目的地に辿りつけないという有様だったことを考えると
満足と言って良い旅であった
しかし一人旅で満了ツアーのため、隣には同じく一人参加の女性が座っていた
78歳のご婦人だ
連れ合いを早くに亡くし、友人との旅行を楽しんできたが最近はもっぱら一人旅で
数日前にも立山黒部アルペンルート一泊二日に一人で参加されたらしい
往路だけではなく復路でもずーーーーーーーーーーーーーーっと喋り通しで
彼女の生い立ちから結婚、夫との死別、子供二人の話に孫の話と78年の年表を作成できるのでは?と
経歴はエリート然としたものばかりなので別に構わないと思ってらっしゃるのかもしれないが
そしてそんなご婦人のパワーに圧倒され、道中寝たいですとアピールできなかった私は
往復一睡もできず疲れを残して帰宅したのであった
http://anond.hatelabo.jp/20160311092741
もし今の恋人と別れることがあったら、大学生活すべてが灰燼に帰す確信があり、それがおそろしい。
特に本当に幸せだったり満たされていたりする瞬間、これに似た経験が最早出来なくなってしまったなら、きっと毎晩夢に見るのだろうと思う。
その。
私の大学生としての生活にはいつも恋人がいて、恋人が私の世界に色彩を与えていた。
死別であっても、
二人の問題であっても、
家の問題でも、
それがいかなる理由であろうが、別れてもなお生き続けなければならないのだとしたら、
きっと、ずっと夢に出てうなされ続けることになるだろう。
それがずっと先であったら、気持ちの整理の付け方はそのとき考えられるけれど、もし今それが訪れたらと考えると怖くて仕方がない。
こんなにも私のよろこびを司っている恋人が目の前からいなくなったら。
そしてもしその原因が知人で、恋人はもう私のことを好きでもなんでもなくなってしまったら。
くるしくてくるしくて、くるしみぬいて、やっと初めて、恋人のいない別の生を生きられるようになる。
でも、そのくるしみが、あまりにもくるしかったばっかりに、くるしみと記憶は紐づいてしまう気がする。
すなわち、疲れたり苦しかったりしたとき、身体が自然とその記憶を思い出すようになるかもしれないということ。
くるしみをくるしみの記憶で塗り重ねていく。
こころの隙間を、ほんとうになんてことない隙間を、どすぐろい記憶が埋めていく。
そんなのこわすぎるよと、ふと想像しただけでも思った。
一応普通に生活してるんだけど、たぶん強迫性障害だと思うんだ。
このことを書き出したことはないから、自分の整理のためにも頑張って書いてみる。
小学生の頃には手を洗いまくったり、風呂に入らないと部屋に入れなかったり、人に触られた物を何度も拭いているようなわかりやすい潔癖症だったんだけど、その後はじょじょに落ち着いていく。
そのかわりに嫌な言葉、穢れというのが感覚に近いんだけどそういうものに対しての潔癖症になった。
例えば「死」という言葉を見てしまったら、目の消毒作業をしないといけない。
それは物理的にではなくて、手で目の前を払う仕草をするというやり方。
万が一文字を触ってしまったら、その箇所は爪を立てたり指でこすったりして払わなければならない。
このことを仲の良かった友人に打ち明けてドン引きされたことを思い出す。
少しずつ払い方、もとい祓い方は変わっていくが、いまでは息を吐き続けるというやり方もある。
息を吐いて終わりなのではなく、これまた身から出て行ったと実感できるまで吐き「続け」なければならないこら面倒だ。
数字というのは、まず私の中には一つ決まった数字があるのだけれど、なんでもそれに揃えないといけない。
昔は一度何かを見たり言ったり触ったりした物を、その数字の回数分繰り返さないと気が済まなかった。この頃は生活に少し影響が出ていたな。
例えば何かが右足に当たる→同じ所に同じものを数回当てる。
例えば「あのさ」という→会話の中で「あのさ」を数回言う。
例えば歩いていて電柱が見える→また同じ所に戻って見る、を数回行う。
ある場所を何度も踏まないといけなくなって、結果足踏みしてるように見えることもある。
これはその時期その時期で言葉が違うんだけど、ここ7年位は(もうそんなになるのか)、「死ぬことはない」。
どうしてこの言葉なのかは不明。とにかくこの言葉を1日に数百回は心の中で言っている。
さらにこれは前述の数字への執着と組み合わさることがよくあって、ある決まった回数を1セットとして何度も心の中で繰り返している。
人がいない時には口に出てしまったり、人がいても口元が動いていることもある。
「死ぬことはない」と唱えながら咳のように穢れを出している。
歩いていて物を見に戻ることもある。
書いてみて初めて思ったこと。
死がこわいのかね、自分は。死という穢れをなんとか遠ざけたいのか。
どちらかというと自分が死ぬことよりも、自分の大切な人が死ぬことを恐れている。
でもそれはみんなが感じるのと同程度なんじゃないかな。
自分や身内に病気や死別などのきっかけがあったかというと思い当たることがない。
本当に強迫性障害なのかはわからないけれど精神科や心療内科に行くことはないと思う。
(以下、ずっと探してた記事を掘り起こしたので再掲)
新◎町の大◎戸ポイントのすぐ裏に通称幽霊マンションという賃貸マンションがあります。
昼は薄暗く、夜は闇深く非常に心細い思いをしたものです。
普通、アパートなどでは、隣近所との接触があまり無いようですが、
オープン当初のここは違いました。
当初は各部屋に風呂が無く、2階の共同浴場で入浴する事になっていたのですが、
なかなか夜中に1人で大浴場に入るのは怖くて勇気が必要でした。
特にシャンプーする時はなるべく目をつぶらずに洗っていたほどです。
怖くないように誘い合ってお風呂に行き、
ここでは言えないような情報を交換をするという図式が完成しておりました。
それでもある日、二人で大浴場で入浴後、揃って(置いてけ堀は許されない!)大浴場のドアを閉めると、誰も居ない筈の真っ暗な大浴場からリアルな物音が聞こえ、二人で凍りついた事がありました。
その恐怖で、すっかり湯冷めしてしまいましたが、また入浴して温まり直そうなんて勇気が出る筈もありませんでした。
入居して1年位は居住者がなかなか増えませんでした。
ある日、ロングボーダーが入居してきたのですが、
直ぐに出ていってしまいました。
何か有ったのでしょうか?
本人はここでは言えないような事を言っておりましたが…。
しかし、入居したその階は我々御局の中ではある事で噂になっている階でした。
………やはり予感は的中してしまい、その子も引っ越して行くのでありました。
またまたある日、隣の部屋からアダルトビデオの音声が漏れてきました。
しかし、隣の部屋は女の人が住んでいたような…。
と思っていたのですが、もうしばらくすると、
廊下でその女の人と男の人の話し声が聞こえてきました。
…・・と、言う事はエッチしていたのね。
ここの部屋の壁は薄いですね〜。。。
小生は入居当初は、その噂の階に住んでいたのですが、
運良く上の階へ部屋換えする事が出来、あまり変な体験をする事無く済みました。
一つだけ言うならば、ここのマンションは襖などの戸は無く、
全てドアなのですが、真夜中になると、襖を開け閉めする音がちょくちょく聞こえました。
上の階に行くと、さすがに景色が良く、部屋から波が見える好環境でした。
ある日、エレベーター内が紙の切れ端だらけだった時が有りました。
管理人に聞くと、御払いがあったとの事。
御払いの事実を知るのはその時で2,3回目。
こんなに御払いしている共同住宅は珍しいです。
またまたある日、
部屋で彼女とまったりしていると救急車のサイレンが聞こえてきました。
「またバイパスで事故かな?」と思ったのですが、明かにそれと比べて音が近い。
もしかしたらここの建物に用事かもしれないと思い、下に下りていきました……。すると……。
更に上を見上げると8階の窓が空いているのでありました。
その倒れていた人は見るも無残な一目で解る即死でした。
落ちるのは勝手ですが、下を確認してから落ちてもらいたいものです。
ぶん殴ってやりたいです。
ブッ殺してやりたいです。(もう死んでますが…)
その人は身元不明で終わってしまって、お金も請求出来ず終いでした。
死ぬ時も人に迷惑を掛けるなんて最低な奴です。姉○建築士以下です。
翌日、管理人が駐車場にこびり付いた血液や脳の拾い損ないをデッキブラシでゴシゴシやってましたが、地面を濯ぐために流した水が何故か小生の車の方向に流れており、その汚水がタイヤに付いているのを見た時はショックでした。
結局車は車両保険で修理してから事故のことは秘密にして買取センターのガリバーに持っていったら50万円で買いとってくれました。あの車、今は誰かが乗っているのでしょうか。
しばらくして、また御払いの人達がやってきました。今回は御払いセットが豪華でした。最初からそうして欲しいです。
2005年、3月。一番見晴らしのよかったE◎01号室とお別れの日。
片付いで何も無くなった、もうじき他人が借りるであろう部屋にお礼を大声で言い別れを告げました。
ここで過ごした約4年間での出来事、、、同じマンションでのサーファーとの出会い、
全てが刺激的で忘れる事が出来ません………。ありがとう。もう戻らない日々よ。