はてなキーワード: 似て非なるとは
否。
貞操観念の高さやその場の雰囲気に流されない判断力の有無。これらを持ち合わせた女性を、奥ゆかしく、魅力的だと思うのは当然だろう?
その性質を知る上で、数年という交際期間は短すぎるから、過去の行動も含めて判断材料とする。当然だ。
但し書きしておきたいのは、普通に恋愛すれば性交渉に至るわけで、処女信仰はそうした経験すべてを否定するものではないということだ。
あくまでも、好き勝手放蕩してきて、一つ一つの恋愛を尊ぶことができない自分を経験豊富と正当化し、不可抗力と弁明するような人間をフィルターするためのものだ。
心を通じ合わせて性交渉に至り、何らかの理由で関係が破綻する。これを幾度か繰り返したとして、不自然でない経験人数であるかを問うているだけなんだ。
そうやって相手の過去としっかり向き合い、生涯の伴侶にするか否か悩んでいる人間を、器が小さいと揶揄するのはいかがなものだろうか。
たとえばカカイルならカカシが攻め、イルカが受け。イルカカならその逆だ。(どうでもいいが今カカイルと打ったら変換予測にカカイルサーチが出て来た)
だがカカイルとイルカカは似て非なるもので、逆カプ地雷の腐女子同士が戦争を繰り広げる界隈もある。
なんで?カレーライスもライスカレーも似たようなもんじゃん。同じカプ好き同士仲良くできないの??
腐女子でない自分はずっとそう思っていたが、最近BL同人を読むようになりその理由がわかった。
もちろん例外はいっぱいある。でも、基本BLは攻めが受けに挿入する。それだけではなく受けがまるで女の子のように喘ぎ、赤面し、ハートマークまき散らしながら「らめぇ♡」と叫びまくってる作品も珍しくない。ぶっちゃけエロシーンが男性向けと大差ない。これには面食らった。
上の例は誇張もあるが、大体合ってると思う。つまり、左右が逆転するのは男女役の解釈が逆転するのと同じなのだ。これは戦争になるわ。だって解釈が真逆なんだもの。
わかりやすく北斗の拳のケンシロウとユリアで説明する。(もはやBLじゃないのは勘弁してほしい)
ケンシロウ×ユリア。エロシーンも性格面は置いといて絵面自体は想像しやすい。
でも逆カプのユリア×ケンシロウだったら・・・漢らしくケンシロウを攻めるユリア。少女のように赤面し恥じらい「あっ♡やだ♡そこらめぇぇ♡♡♡」と喘ぎまくるケンシロウ。最後はケンシロウのイキ顔でフィニッシュ。
・・・キツい。キツすぎる。ユリアのドエロ本を期待して買ってこれだったら、リアルに暴動が起きる。核の炎に包まれる。そもそもケンシロウこんなキャラじゃねーし。
腐女子もそうだ。自カプの攻め(受け)のキャラ崩壊を見るのはつらい。夢寄りの自分も推しキャラがバニーガールの恰好をして「んぅ♡そこいいっ♡」とおっさんに喘がされてるのを見たときは頭がどうにかなるかと思った。
かなり誇張して書いたのですべてのBLがこれに当てはまるわけではないが、自分的にはこの解釈が一番すっきり理解できた。おっさんのJK凌辱と、JKのおっさん凌辱はジャンル自体が違うのだ。
・乳飲み子の時期であれば母乳育児に成功すれば担げる体力のあるかぎりたいていのところにはいける。ただし泣き声がまわりの迷惑になる場所はいけないけど託児映画館くらいならおk。
・離乳が始まるとメシとか面倒だが保育園の一時保育か親に預けられればおk。復帰して保育園にあずけながらというのもあり
・小学校が始まると午前中が自由になる、あと夜遊びもたまにならできる。ここで一生に一度しかできない異ジャンルママ友探ししたほうが得だと思う。特撮とかアニメとかジャンル違うけど子供は仲良しみたいだととてもうふふな関係になる。つまり、子供をあずけたり預かったり、二家族合同旅行などだ。
・中学、高校も大体同じだが、子供が物心つく。趣味のあるママかこいいと尊敬していいのかバカにしていいのか迷う時期。そこでいい背中を見せよう。趣味のある女かっこいい。
・大学受験~大学は総仕上げ たぶん似て非なるジャンルのファンに育つけどそれもまた楽し。
・子供が就職して手が離れてくれたらまたもどってくればいいよ ジャンルが死ぬことはない。
つまりジャンルから撤退するのではなく、子育てというもう1つのジャンルを増やすだけだ。
社会が金銭援助くれたりほめてくれる「育てゲー」なんて他にない。
医者だって動物の医者より小児科の方が多い、医療費援助のある自治体ならただでつれていける。
頑張れ。
事あるごとにだんまりするパソコンを使い続けている人って本当にすごい。
USB接続はセキュリティ的にどうのこうのって言うけど、多少手間が掛かっても好きなの使わせてよ。買ってくれとはいわないから。
自分は最低でも3つは欲しい。こういう仕事してればウィンドウだらけになるじゃん。
机が広いってだけで効率と気分が良くなる気がする。というかディスプレイが置けない。
後ろを誰かが通るとき、逐一すみませんって通路を開けなくちゃいけないのつらい。
腰がつらい。
アクティベートしないまま使わせるのは百歩譲るとしても、ヤフオクとか怪しいところからマイクロソフトやアドビのライセンス仕入れて使わせるのってどうなんだ。
そういう思考回路の人間は、バレないからとか、まわりもやってるとかいう免罪符を盾に、法律や倫理も破っていいとか考えていそう。特に労働基準法的なやつ。
JetBrainsのIDEを使うのに骨折って交渉するところからはじめたくない。
めんどい。上掲した項目を実現するのに、対費用効果がどうのこうの・・・って。誰が得するんだよ。
ベンダーの資格とか高いけどさ、業務に関係するのなら、資格手当が出ないのなら、せめて合格したときは受験料払ってよ。
一般的な感覚で会社負担の費用を個人負担にさせるような会社は嫌い。好きになれない。
高い意識を持って働いてほしいだとか、会社を好きになってほしいとか、そういうこと全く思っていないのだろうか。
あるいはそれが労働者として当然のことで、自然にそうなるとでも思っているのだろうか。
少なくとも自分は苛立ってると普段より頭の回りがそれなりに悪くなる。
残業だってそう、連日遅くまで残って仕事して、それで効率よく質の良いものを作れるとは到底思えない。
240万にも満たない年収で雇ってるんだから、ちゃんとその程度のゴミを雇ってるって自覚持ってほしい。
お金を貰ってるんだからとか、社会人なんだからとか、そんなん言われただけでやる気になるわけねーだろ。むしろやる気なくなる。
この年収の自分が幾らか熱意を持って仕事したり勉強するのは、あくまで自分の個人的な興味や矜恃の問題だから。
というか発注する客側もそう。然るべき時間と費用があってこその質なのだから、短い時間と割安な費用で納品されるのはゴミだと自覚してほしい。
短い時間と割安な費用でも、企業として質の高い製品を納品するのが当然だと思っているのだろうか。まあゴミが納品されるんですけどね。
そういう会社は等しく今すぐ潰れろ
ほどほどが良い。Slackみたいなコミュニケーションツールがあって、気軽に話せるけど、物理的には近すぎないのがいい。
壁を自由に使えると手軽で良いな。
複雑なものをある側面から、誤解なく簡素に表せる、素晴らしい言語なのになぜ使わないのか。
draw.ioみたいな便利なのがあるのに、Excel方眼紙でアクティビティ図に似て非なる謎の図を書き続けるのはなぜなのか。
画面を動かしてみて、できました、このテストおわりです、それで済ませて質が高くなるわけないだろ。
そもそもjenkinsとかcircle ciとか誰も知らない。seleniumとか聞いたこともない。
前もって仕様が確定することなんてどうせないじゃん。いつまでたっても客側にいいように言われて、しっちゃかめっちゃかされるんでしょ。
なら保守されないExcel方眼紙を量産したって仕方がないじゃん。せめてじゃあその辺は最低限にして動くものを作ろうよ。
だからってアジャイルにしようとは絶対にならないだろうけど。。。そういう参加を客側と交渉すること自体ありえないって思ってそうだし。
でもさあ、とりあえず動くものを早い段階から見てもらうくらい良いじゃん。どうせこそこそやると後になって見たいって言われて叩かれるんだから。
話の論点がズレて、何を話したかったのか、何を聞きたかったのかわからなくなる。そして後から言った言わないになる。
あらかじめ資料を用意しとくなり、どこか広いところに書きながら話そうよ。で、できれば書いた人がデータとしてどこかに投げてほしい。そして消しておいてほしい。
訳のわからない造語を使い出したり、意味を分かってないのにその言葉を不用意に使うの止めてほしい。
きっとそういう人って、まずその言葉の意味を理解しようという意志が致命的に欠けているから、会話していて不毛感が凄い。
短い文章で齟齬なく十全な文章を書けることは確かに素晴らしいことだけど、だいたいそんなことは出来ない。
だから多少冗長であるように思えても、細かすぎるように思えても、長く書いてほしい。
つーか、毎度毎度短い謎の書き残しがあって、それの話を聞きに行くのつらいんだよ。わかってくれ。絶対わかってくれないけど。
読んで意味のわからないことって、読んだつもりにだけなってしまって、後で指摘されると読む側が一方的に悪いことにされたりするのつらい。
正直自分の気づかないところなら好きなだけ寝ていてもいいけど、まあ気づくし。
眠い頭でこういう仕事なんて効率よくできるわけないのに。つまり目障り。
ラクショーすぎるわ
24 数学 アリスSOS(問題)・仮面ライダービルド(必殺技)
48 ルービックキューブ ファイ・ブレイン(キュービック・ガロア)
49 バルーンアート ジョジョSBR(まだアニメ化してない世界だがアニメ化するのはほぼ確定の世界だから問題ないはずの世界だ)
52 漬物 ボボボーボ・ボーボボ(けものはいてものけものはいない)
65 ハーモニカ ふたつのスピカ(見上げてごらん夜の星を)
78 バードウォッチング ガンダム(手の空いている者は左舷を見ろ)
83 そば打ち てーきゅう(ごめん。うどんだった。まあ誤差みたいなもんでしょ)
90 フラワーアレンジメント アリスと蔵六(よく考えたら花屋とガーデニングって似て非なるもんだわメンゴメンゴ)
94 ダム巡り ∀ガンダム(ダムはガンダムのダムでありその歴史を巡っている∀ガンダムは実質ダム巡り)
98 ジグソーパズル 宇宙兄弟(ふたつのスピカと迷ったけど同じネタ2回は流石にね)
100 ステンドグラス まどマギ(なんかそんな演出合った気がする)
よっし俺の勝ち!
つぐみとマリーに春ちゃんが終盤で適当に切られた悲しみを忘れたのか。
いちご100%だって、こずえちゃんという負け確ヒロインを突然投入したときは正直どうかと思った。
基本はこれに尽きる。いわゆる萌属性を網羅していくことで間口を広げる。
文系理系のダブルヒロインに追加された体育会系、そして先生・先輩etc...
確かに商売である以上読者を増やすのが第一で、そのために手っ取り早いのは、未読者が興味を惹かれるようなキャラクターを用意することだ。
今の御時世2次元でも3次元でもアイドルはグループで阿呆みたいな数いるし、まあそういう時代なのかもしれない。
膠着状態だった三角関係が、第3のヒロイン登場により引っ掻き回されるパターンなど。
こうなるとこの第3のヒロインは負け確で存在意義がそれしかなかったりするんだけど、
作者の力量次第では救われたりもする。
ただし、三角関係が四角関係になっただけみたいな例も多々ある。
あと「話が進むたびにヒロインが増える」という似て非なるものもある。ラブコメじゃないけど「とある」とかそういうの。
まずこれ。ダブルヒロインだと二週に一回メイン回だったのが一月、あるいは二月に一回になるなど。
いわゆる主人公補正
「主人公にはカッコいいところがあるから納得できる」とか言う声もあるけど
じゃあこいつ今までなんで彼女いなかったんだよ?なんでこんなに女子に免疫ないんだよ?みたいな。
ラブコメで大事なのはヒロインもそうだけど、主人公の魅力がいちばん大事な所だと思うわけで、
「なんでコイツがモテるんだよ」って思われたらその時点で全て冷めるわけです。
あんなに可愛かったヒロインだって「男を見る目のない女」になってしまう。
楽さんとかそんな感じでした。真中だって高3になるくらいまでは非難轟々だったし。
そうなるとですね
いちご100%を読んでいたと思ったらToLOVEるになっていた!?
魅力的なラブコメにもっと読者を集めたい気持ちはわかるけど、その方法がラブコメの質を落としている。
まあ今はまだ先輩も先生もフラグ立っては居ないけど、だったらその分を文系理系に回してよって思うし
だがしかしはハジメさん出てきた時はどうなんだと思ったけど、あれは何かもう作品全体が作者の性癖に忠実な感じがして許せる。
からかい上手の高木さんもゲッサンだし、ここ数年のサンデーは推せる。
声優に興味はないけど、アニメを見てすげーいいなって思ってその続編を望んでるだけなんだ
そのアニメを作った監督が辞めさせられるんだそりゃ辞めないでってなるだろ
んで、実際に辞めることになってその監督の作品じゃないならいいかってなってもそれは普通じゃないか?
いくら漫画が良くても実写化されてクソ改変されたら見ないだろ?(興味本位で見て映画としては良かったただ原作とは全く似て非なるものとか言うんだろ)
その人なら何を作ってもある程度のクオリティで出してくれそうとかそういう期待のようなものがあるんだよ
それを奪われて、ほら2期だぞ見ろよって言われても無理だよ
全部は愛せない。声優さんには悪いが歌ってる姿にも興味がない
もう散々言われてると思うが一般に流通するウニはミョウバンの味だから
あれをウニの味と認識したままなのが、新鮮なウニ食った事ないんだなって意味になってる
そんでもって本物のウニの味を知るなら、高い金を出さないとアクセスできない
それが不可能な時点で貧乏人向けのウニにしかアクセス権を持ってないということになる
高いウニにアクセスしても不味いという感想なら「ウニ」が嫌いというのに説得力がある
「安いウニは嫌い」なら使ってもいい
それなら同意を得られる
あとは別に上等だからといって料理としての価値が下がるわけじゃない
ハンバーガーが提供しなければいけない粗暴な味付けが表現できない
だからジャンクフードとしては下級食材で作ったバーガーに軍配が上がる
鬱病共が千人束になって説得しようと、専門家共が理由を示して説明しようと
俺にとっては鬱は甘えである
理由を此処に示す
俺は鬱病ではない
つまり、鬱の連中が口にする言葉は甘ったれの怠惰に満ちた言葉にしか聞こえない
甘えだ
理由1からさらに拡大すると、俺はそもそも鬱になったなった事がないのだ
だいたい精神が弱いし甘ったれてるから心を病むのではないのか?
やはり甘えである
まぁ自称病気の甘ったれどもとはいえ一応社会が病気扱いしてるし、病気なんだろうよ
俺は嫌な思いしてないから
嫌悪感が凄まじい
だから敵意を持って接する
どれだけ違うと言おうとも鬱病は甘ったれた連中にあることに間違いはない
したり顔で「お前が言うならそうなんだろうな?お前の中ではな」と言うアホウがいるだろうが、まさにそうだ
そう認識する存在がいる限り、そういう結論はこの世に確かに存在する
http://www.junglecity.com/news/interview-aaron-patterson/
IT】シアトル在住のアーロン・パターソンさん、ネットスラングの解説で一躍有名人に 「日本とアメリカの架け橋になりたい」
これのブコメを見て衝撃を受けた
wはエモーションで半笑いを表現する意図でずっと使っていたのだが誰一人言及していないではないか
これがインターネットで使われているのを見かけだしたのは1997年ぐらいのウルティマオンライン日本シャードだったと思う
自分の観測範囲に無かった可能性はあるがほぼ初出で間違いないと思う
このwというのはUOのコミニュケーションにおいて非常に優れていた
日本語では(笑 になるのかな
しかしどちらも日本人にはしっくりこなかったのが自分の感覚としてある
lolはタイプしやすく即座に反応したいエモーションとしては良いのだがこれは日本語だと(爆 に当てはまる表現なのである声に出すとがっはっは だ
もちろん大笑いしたときは使うがmmoやってて一番起こる笑いの感情はクスッときた だ
だとすれば(笑 で良いのであろうがこれはタイプが面倒くさく( を入力して 笑いと入力しバックスペースでい を消してエンターとか2秒くらいかかるので適切でない
マクロで発言を登録するのもおっくうだしウルティマオンラインは戦いのために10数個のマクロ登録を主要キーに割当る必要があったりIMEが起動しているとマクロ入力を受け付け無いため普段は英数入力にしていたりと不適切なのだった
^^なら問題はなさそうだが現在煽り表現の駄目押しとして使えているように何か偽善者っぽい
自分は嫌だったし今でも好まない
そこでwの登場だ
半角英数でもかなでも成立し(lolはかなだとぉlという無様なタイプミスとなる
実際に口角をあげてニヤけるに近いレスポンスがありそして何か新しい感覚!
(笑 などは新聞活字でも昔から使われているがwは似て非なるものでmmoという新しい文明の新しい感情表現方法はまさに新体験としか言い様が無かった
「えー……これは恐らく風邪……」
医者に風邪だと診断された以上、教祖もそう下手なことはいえない。
というか、もし弟が先にこっちに来ていたら「医者に診てもらえ」と言っていただろう。
「は?」
「風邪……風の精霊が体内でイタズラをしています。咳が出るのも、そのせいでしょう」
「じゃあ、俺の熱もそいつが?」
「……その風の精霊を撃退するために、君の体内に存在する火の精霊が奮闘している。その影響でしょう」
「そうです、なので風の精霊を撃退するためには、その火の精霊の手助けをしてやればよいのです」
「手助けって、具体的には」
「火の精霊の力は宿主に依存します。それゆえ体に良いものをバランスよく食べることで助力となるでしょう。手早く吸収できるものが体への負担も少なく、効果的でしょう」
教祖も思いつきで話を合わせているだけだったが、このあたりで興がノってきたらしく、どんどん話を盛っていく。
「他には?」
「えーと……火の精霊の邪魔をしないよう、熱いからといって体を冷ましすぎないこと。体を動かしすぎるのもダメです。反動で火の精霊が出て行っちゃいますからね」
「うーん……あ、水の精霊! 水の精霊に助けてもらいましょう」
「水の精霊?」
「そうです。空間に漂っている水の精霊を増やすことで、風の精霊は動きが鈍るのです」
「どうやったら水の精霊は増えるの?」
「水の精霊の住処となる、止まり木を作りましょう。そうすればその一帯は水の精霊が集まります」
「止まり木はどうやって作るの?」
「え……と……バケツなどの容器に水を入れて、そこに新聞紙などの紙の束を丸めたものを縦にビッシリと差し込んでください。それを室内にいくつか配置するのです」
水の精霊の住処だとか言っているが、まんま簡易加湿器の作り方である。
傍から聞いていると、宗教的な話に無理に絡めようとして、かえって歪になってきているような印象だ。
なぜか弟は素直に聞いているが。
「とはいえ、この時期は空間内の火の精霊も水の精霊も活発な時期ですから、あなたが風の精霊にイタズラされているのは体内の精霊が弱っているのが原因だと思われます」
「……つまり?」
「体を暖かくして、栄養を摂って、寝てください」
「ふーん……って、同じ結論じゃねーか!」
結論というか、それまでの説明も実質ほとんど同じだったのだが、弟は今さら気づいたようだ。
「停戦協定のための手形ですね。宿主の体が精霊たちの戦いに耐えられなくなったときに使います。正確には冷戦に近い状態になりますが」
「えぇ……じゃあ、あんたも似たようなの持ってないの? ほら、免罪符とか、できればすぐに治してくれるやつ」
「いや、免罪符ってそういうものじゃないですし……それに私がやっているのはあくまで布教活動だけで、商売はやってません」
『商売』って表現してしまうとは、教祖のくせにドライな宗教観だな。
「何でやらないの? 宗教とかそういうのやってるでしょ」
「……どうも誤解があるようですが、『生活教』において人々の無知や信仰につけこんで不当な金を得ることは邪教、カルトと同義です。そんなものと同列に扱って欲しくない」
「失敬な。宗教とカルトは似て非なるものです。科学と疑似科学くらい違うものですよ!」
いや、矜持じゃなくて教示か?
母の言うとおりにしたから?
どれでもない。
弟はほぼいつも通り過ごしていた。
弟の思考回路がどのような判断をしたのかは分からないが、「信じられるのは自分しかいない」とか言っていたのでロクなものじゃないことは確かだ。
そもそも信じる、信じないって話じゃないだろうに。
だが、俺から弟に言えることは少ない。
なにせ治ってしまった以上、弟の結論を全否定するのも憚られるからだ。
「結局、治ったのは俺自身のおかげってことかな」
「自分で考えろ」
俺は呆れ気味に弟にそう返した。
結局のところ、弟にとって重要なのは「治るかどうか」ということだけなんだな。
それに対し、センセイはこの土壇場でも落ち着いた物腰で、坦々と問題を口にした。
だが、その出題に俺は自分の耳を疑った。
「答えは350です」
いや、出題というよりは、正解発表をしてきたのだ。
俺は面食らった。
一応、その後にセンセイは問題の内容を語っていくのだが、あまりの衝撃に俺は頭に入ってこなかった。
それでも、無理難題ではない。
なぜなら答えは分かりきっているから。
センセイの考えた「最も簡単な問題」に、完全に不意を突かれたからだ。
「そんなのありかよ……」
そう呟かずにはいられなかった。
結局、この問題が決め手となり、俺は自分の持ち点をゼロにしてしまうのであった。
今回の大会はセンセイの優勝で終わった。
賞金は惜しいが、俺の負けであることは認めざるをえない。
何より、最後にあんな問題を出してくるセンセイの胆力を称えずにはいられなかった。
「まあ、一度限りの方法だがね」
「確かに、もう一回やってきたらすぐに答えるでしょうしね」
「それもあるが……」
「他にも何か?」
「まあ……出る杭は打たれるものさ」
以降の「ライト・クイズ」で、参加者はセンセイと同じ問題の出し方を真似し始めたのである。
結果、答えをあらかじめ明言して問題を出し合うだけという、混沌を極めつつも膠着の一途を辿ったのだ。
番組サイドはマンネリにならないよう、ルールを細かく変えてそれを防ごうとした。
しかし参加者はその都度ルールの穴を突いて、“如何に答えを知っている問題を出し合うか”にのみ注力する流れに。
それは“簡単な問題を出し合う”という「ライト・クイズ」とは似て非なるものだったのだ。
そんなことが数回続いた後、とうとう番組サイドはこの「あらかじめ答えを言う」という問題方式そのものを禁止することを決めたのだった。
番組の方はマンネリ気味になりつつあったが、俺とセンセイは飽きもせず「ライト・クイズごっこ」に興じていた。
「まあ、悪くない答えだ」
「……というか俺たちのやってる『ライト・クイズ』、何だか趣旨が変わってしまってませんか?」
「……そうだな、ハハハ」
40代妻子持ち。
三ヶ月ほど前に、帰宅時に家の鍵を掛け忘れた。うちの鍵はごくごく一般的な、サムターン式とU字式ロックの組み合せだ。1回目はこの両者を忘れてしまって家のドアが開放状態になっていた。就寝前の戸締まりチェックで嫁が発見した。自分の住んでいるあたりは治安が悪いわけではないが、空き巣被害も時折あると言う。空き巣に入られたら最悪の場合殺されることもあると、1時間ほど烈火のごとく怒られて、二度としないよう誓約させられた。
だが、その後も本当にふっとした拍子に鍵を掛け忘れてしまう。疲れているとか泥酔しているとかは関係なしに、本当にきっかけが分からないのだが鍵を忘れてしまうのだ。二回目以降は、U字式ロックだけ掛けてあるのにサムターン式を閉め忘れていると言うパターンが多かった。なぜU字式だけ掛けてサムターンを忘れるのか、自分でも全く理解できない。自分でも全く理解できないのに、鍵を忘れる度に嫁から理詰めで「なぜ掛け忘れるのだ」となじられ罵倒されるのが本当に辛い。その度に「もう二度としない」と約束するのだが、しばらくするとまたうっかり忘れてしまう。「二度としない」というのと、「二度と忘れない」というのは似て非なるものだ。
先日うっかりまたやってしまい、自分の鍵掛け忘れが頻発するのに生命の危機を感じた嫁からついに離婚を突きつけられた。「もう絶対に忘れないよ」と言ってみたものの、正直自分でも自信がない。
俺はどうしたら良いんだ
本当に困っている。