はてなキーワード: 登大遊とは
フリーでプロジェクトごとにゼネコンを渡り歩いている者だが、5大ゼネコンから中堅クラスまで、建設・土木・コンサルの技術系(現場管理、設計、積算、技術開発等)をやってる奴で文系出身者は聞いたことがない。
IT業界(今でもITって使ってるの?ICT?)のことは良く知らないが、なんでだろうね?建設・土木は、法的に資格が必須の業界だからかな?
経験年数が充分なら資格試験を受けるのも可能だし、資格を持ってない社員ほうが良く出来ることもままある話だが、プロジェクトのリーダーを務めるような、社会的にオモテに出る立場に出世しようとすれば、それなりの大学で勉強した上で資格は持っていて当然、っていうのがコチラの世界。そういう人間でないと文字通り相手にしてくれない。外部の人からしても、プロジェクトを任す気にならないんじゃあないかなあ。
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バブっているのか数ヶ月に1度は財テク記事が大量にブクマを集める。今回の1位は8月にも大量にあとで読むを付けられていた人。
4か月前からこのランキングを賑わし、サービス開始から何ヶ月も経たないのにもう買収されたzenn.devだが、1月は1本もランクインしなかった。
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1、2
もろもろの学問分野で、正しく理詰めで真理を探究するための方法についての考察(デカルト、方法序説)
https://www.genpaku.org/dcart01/dcart10j.html
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これは水です。(David Foster Wallace)
https://j.ktamura.com/archives/this-is-water
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https://softether.hatenadiary.org/entry/20131125/p1
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2
https://softether.hatenadiary.org/entry/20070326/p2
https://esdiscovery.jp/knowledge/japan/tsuredure012.html
https://esdiscovery.jp/knowledge/japan/literature_ja02.html
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3
自分で思っているより、あなたは頭が良いことを示す13のサイン
https://www.lifehacker.jp/2018/12/18176213_signs_businessinsider.html
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4
http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/45761_39095.html
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1、2
もろもろの学問分野で、正しく理詰めで真理を探究するための方法についての考察(デカルト、方法序説)
https://www.genpaku.org/dcart01/dcart10j.html
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これは水です。(David Foster Wallace)
https://j.ktamura.com/archives/this-is-water
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https://softether.hatenadiary.org/entry/20131125/p1
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https://softether.hatenadiary.org/entry/20070326/p2
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自分で思っているより、あなたは頭が良いことを示す13のサイン
https://www.lifehacker.jp/2018/12/18176213_signs_businessinsider.html
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4
http://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/45761_39095.html
ホリエモン、小飼弾、伊藤直也、宮川達彦など、Web2.0時代に一斉を風靡した人達は既に30後半から50歳手前であったりする。
世界でみるとザッカーバーグがおり、Snapchatのボビー・マーフィーなどがいるのだが、
30代はニコニコ動画と共に10年歳を取った感じだろうが、上の世代を追い抜くといったことは起こっただろうか。
ニコニコ技術部はあったが広がったわけでもない。
20代のエンジニアの人には一体どう世界を見ているのだろうか。
横を見ればYouTuberの華やかに見える世界があり、インターネット老人会の人達がマストドンのようなものを話題にしている。
ある種の人々は言いようのない劣等感を感じている。というか、青春期、人々の多くは言いようのない劣等感を感じているように思う。それは書物で見る限り昔からのようだ。
「その劣等感はどこから来たのか?」とか「どんな理由で感じるのか?」という問いにはあまり意味はない。おそらくそれは青年が何者でもなくて何が出来るかもわからない不安感から生じているのだとは思うけれど、そんなことが分かったところで劣等感はなくならないからだ。正解でも不正解でも、あんまり意味がない。
十代でなんとかしないと、という焦りはこないだの青木君の小四なりすましの話に似ている。僕もそうだった。僕らの世代だと登大遊氏なんかが結構輝いてて、ああいう感じにならなきゃ、と思っていた節はある。十代の時になにか成し遂げないといけない、そのためには誰かに認めてもらわなければならないという焦りは、どれくらいの「大人」に理解してもらえることなのだろうか?
http://anond.hatelabo.jp/20141202220427
上の増田は嘆いているけれどその苦しさってそこまでユニークじゃない。「大人」の多くはその苦しみを経過して(乗り越えてとは言わない)大人になっているよ。
大人だってむかしは若者だったし若者だった以上にチンピラだった。Webの情報支援がなかった昔の若者はいまの若者以上に何も出来なくてずっとずっとボンクラだった。大人の多くは自己努力で青春だの成長だのしてきたつもりでいるから、上から目線で説教したりするかもしれかもしれないけれど、それって高度成長期があったせいであって別段昔の若者が優れてたわけじゃない。
断言する、昔の若者はボンクラだった。公平のために弁護すると、それは昔の若者の能力が低かったというよりも、さまざまな課題解決のためのフレームやマニュアルが共有化されていなかったせいだ。だからその時代、口コミや師弟関係や親族関係が重要だったしコミュ障は今よりずっとスポイルされてた。また、だからこそ「無鉄砲な行動力」が重要視されていた。体当たりでノウハウを積み重ねるというのが今よりずっと意味があったからだ。(なぜならそうして取得したノウハウは簡単には共有されないので差別化の原資になったからだ)。
今の若者はWebによる情報支援があり、さまざまな課題に関して極上のマニュアルを入手することが出来る。遭遇しうるありとあらゆる問題に対して、それを解決した先人がいて、おおよそどうすればいいのかわからないということがない。進学、就職、研究、技術的な学習、恋愛、人間関係、法律問題。様々なマニュアルや手記がWebにはある。少なくとも手がかりは存在する。
そのメリットがある半面、隣を走ってる同年代の姿もよく見えるようになって、それが劣等感レンズとして視界をゆがめている部分があるにせよ、それでもこの情報支援は大きい。今の若者は昔の若者の無意味に強気なボンクラさに比べて、様々なことを実にスマートにこなす。紳士だし慌てないし礼儀正しいし、誤解を恐れずに言えば「有能」だ。
それはおそらく、いわれのない劣等感にさいなまれている増田でさえ有能なんだ。
オタクがサブカルを敵視したのか、サブカルがオタクを差別したのか、はてなブックマークのコメント欄も白熱しており、ヤンキーも巻き込んで混然としています。
http://hatenanews.com/articles/201412/23089
だから、この記事に見られるようなオタクとサブカル、あるいはそれに加えてヤンキー同士の抗争というのも実は本質的ではない。本質は劣等感だ。
いわれのない劣等感がまず先だって存在し、その劣等感は消去できない。麻痺させるしかない。劣等感を麻痺させるいわば痛み止めとして、この種の抗争が存在する。ほとんどすべての人間は、無名の置換可能な消費単位でしかない。若者であればそれはなおさらだ。そんなことは当たり前なのだから、そこで劣等感を感じるべきではない。しかし青春期の自意識にとってはそうではないので、劣等感を感じるし、その劣等感を痛み止めするために、近しい場所にいる別の消費者を罵倒してるだけだ。
歳をとるとその過程で様々なケーススタディを経験するし、見聞する。若いころ、世界には才能ある人(100点)とクズ(0点)しかいないように思う。
もちろん年を取ったこの世界にも100点の人と0点の人はいる。でもそれ以外の点数の人々もいるってわかってくる。わかってくるっていうのは、例えば42点の人がいるということじゃない。そんなことは(理論的には)若者の時だってわかっていた。
わかるのは「42点の人と41点の人の間にある差」だ。そのわずか1点の差が、彼我の間の明暗を分けるというような例をたくさん目にすることになる。「1点の差の大きさ」が実感としてわかるようになる。そもそもある年代を100点で分割すれば、任意の社会人が自分の職場で見ることのできる人間の幅なんて5点差くらいしかないんだ。「俺の今いる会社にいるのは38点~43点」とかそんな感じ。しかしたかがその5点の間の距離が、越えがたく遠いということもわかる。新入社員39点が40点に成長するのはすごく大変だ。
そしてこの点数はジャンルや技能ごとに分かれていてその種類も百種類じゃ利かないってこともわかってくる。つまりどういうことかというと、人間ってのは恐ろしく膨大なパラメータで構成されていて、若いころ思ってたよりもその距離感は遠く、埋めがたく、複雑だってことだ。マクロに見てみれば確かに消費単位としての人間なんて似たようなものだけど、ミクロに見てみればAさんにできてBさんにはできない、って問題にあふれすぎている。卑近なことでいってみれば「議事録を手際よくまとめてコピーして事前に配布しておく」程度のことでさえ、人間と人間の間には差があって埋めがたい――それが中年になるとわかる。
その種の格差ってのはもちろん絶望でもあるんだけど、一方で解脱というか、いいことでもある。
少なくとも「世界は才能ある人(100点)とクズ(0点)でできている」みたいに乱暴で便利で安易な絶望には向かわないですむようになる。
世界を二種類で塗り分けるってのはずいぶん簡単で、その若い絶望は手抜きだったんだな、ってわかるようになるんだ。
若者はまだケーススタディが足りてないから「俺は0点だ!世界はクソだ!」とか叫ぶけれど、ちゃんと観察を続ければ(たとえば)自分は28点だってのがわかってくる。もちろん自分が28点しかないってのは、そりゃたしかにがっかりするけれど、27点の人との間にある圧倒的なアドバンテージも同時にわかってくる。それが解れば、28点全部を放り出して「俺は0点だ!」なんて思いもしなくなる。
それに遠いとはいえ29点の方向もわかるようになる。29点になる為の1点を100分割して28・01点のためになら多少歩くことだってできる。これはなにも努力至上主義みたいな話ではなくて、どちらかというと、真っ暗で見たことも聞いたこともない砂漠に放り出された時、地図を持ってるのと持ってないのとでは大違いだ、という話に近い。努力をしなきゃならん、すべきだ、という話ではなくて、自分に何が出来て何ができないか(=自分の点数もわからない)で生きていくのは、生死にかかわるほど不便だってのももちろんだけど、ただわからないというそれだけで死ぬほど不安で不幸なことだって話だ。
そんなわけで、ここでいう若さ特有の劣等感は嵐みたいなもので中年になれば消える。すくなくともどっかの職場で働いて自分の姿が見えてくれば薄れていく。1点の差を乗り越えるためにグダグダ数年を過ごせば、懐かしくなる程度には過去になる。そこだけは、おっさんとして、安心してもいいんだよ、と言いたい。
大学四回生の夏、下宿の扉に「出入禁止」とチョークで大書し、親を呼ばれて精神病院に連れて行かれた。
パソコンを買ってもらったのは小学三年生の冬だった。今でも覚えている。1996年12月2日のことだ。Windows95発売で世間は揺れていた。インターネット回線がうちに来たのは翌97年の1月、これはそこそこ早い導入だったと思う。さらに翌々年の99年にはケーブルテレビで常時接続になった。親には先見の明があったが、しかしパソコンには詳しくなかった。PC-8001も確かそうだ。親はこれが次世代の必需品になると確信して買っていたが、買った一方で使い道が分からなくてオブジェとして放置していた。親はPC-8001をパソコンだと言っていたけれど、僕にとってパソコンはおっきなテレビが標準で付属しているものだったし、マウスもなかったので、それがパソコンだとは到底思えなかった。でも親は言った。今度来るのは違うんだ、オフィスも入っているパソコンなんだ。僕は聞いた。一太郎っていうやつは入ってないの?テレビで言ってたよ、と。親は答えた。オフィスってのは一太郎より機能がスゴイんだよ。僕はへぇ、とだけ言った。どちらにせよペイントは入っているだろう。ペイントなら親戚の家で使わせてもらったことがある。パソコンはお絵かきができるのだ。マウスをカチカチして、キーボードをカチャカチャするのだけが楽しみで、納品の日を一週間ひたすら待った。その頃、漢字の宿題提出が滞っていて、そのままでは居残りでさせられることになっていた。僕は久々に奮起した。いつもは踏み倒していた宿題を、全部一気に終わらせた。家に帰るとパソコンが電気屋さんの手で設置されつつあった。今は亡き、ニノミヤで買われたパソコンであった。
97年にインターネットを始めた。一日一時間まで。実のところ電話代の問題ではなく、一時間ほど使うとブルースクリーンが発生するからだった。一日一時間以上動かすと壊れるから。PC-8001をキッチリ買った親なのに、それぐらいの(?)ITリテラシーであった。ただ別にそれを責めるつもりはない。僕はすぐにアングラサイトに入り浸った。人に飢えていたのだ。普通のチャットには人がいない。テレホタイムにならないと、誰一人ログイン氏亡いのだ。でも、アングラサイトなら四六時中書き込みがある。僕は思う存分厨房行為を楽しんだ。煽り騙りなんかは、小学生がやっても大人がやっても大して変わらないものだ。You is a big fool manという文句をリアルタイムで目にした人は、多くても数百人だっただろう。何千、何万のツイッタラーが押し寄せ、ブクマが1000以上付くような今の炎上とはほど遠い暢気さだ。当時の匿名掲示板とはそういうものだった。誰一人本気で投稿しなかったし、しかし誰一人面白くない書き込みをしようとはしなかった。トイレでもネタを考え、思いつけばすぐに投稿し、ワラタが付くのを待ち続ける。あやしい、あめぞう、あやしい、2ch。人の多いところから人の多いところへ。ワラタが多くもらえる場所へ。気づいたらインパクが終わっていた。
その一方で僕は中高一貫の私立校に入学していた。高校受験がないことから、ネット依存はさらに加速した。しかし2000年を境にアングラ掲示板は衰退の一途をたどり、2ch一強時代を迎えていた。1ch.tvをボコったりするなど楽しいネタがないわけではなかったが、匿名掲示板はネタの宝庫と言うより、本気でちゃんと議論することもできる場所になり始めていた。ちゃんと議論しようとしたらすぐさま崩しにかかるのが2ch隆盛以前の匿名掲示板文化であったが、2003年頃を境にはっきりと潮目が変わっていったように思う。まあその辺はどうでもいい。アングラと非アングラの境目は消え始めていた。
その狭間に、僕は生きていた。
自分で掲示板を設置することにした。けれども何をして良いのか分からない。CGIレスキューに救援要請をして本も買った。Perlだ。Perlしかない。しかしPerlがどうして動いているのかは、全く分からなかった。何十行、何百行もの文字の羅列が、どこでどうなって、掲示板になるのか。インタプリタ?コンパイラ?訳が分からない。そもそもCPUがどうやって動いているのかも分からない。僕にとってプログラムとは、セットアップウィザードでCD-ROMをギュンギュン言わせながらインストールするものであって、掲示板というものは、Teacupで借りるものだったからだ。でもどうやらそうじゃないらしい。コンピューターに翻訳するのがコンパイラです。さっそくコンパイラを使ってみましょう……
お手上げだった。
コンパイラがないのだ。コマンドプロンプトにはない。Linuxを入れる?使い方が分からない。Vine Linuxが初心者にお勧めだった頃の話だ。ボケッとしててもGNomeぐらいは動かせる程度には簡単になっていたが、そこからターミナルを開いてgccでコンパイルするなんて想像も付かないことだった。Hello, Worldはなんとか表示できても、それをGUIで動かす方法が分からない。僕はデスクトップに「Hello, World」のポップアップウインドウを表示させたかったのに。全然訳が分からなかった。
プログラムが動いている方法を知らなければならない。プログラミングを学ばなければいけない。しかし全体像を把握するにはあまりにもほど遠い……。絶望感が支配し始めていた。Hello, Worldはできたけれど、その先が全くわからない。どの参考書を読んでも分からない。ググってもググっても分からない。ポインタで躓く初心者が多いです!……どの本にも書いてあったけれど、僕はポインタどころか、変数の種類がたくさんあるところでお手上げだった。int?char?long???意味不明の文字列が並び続ける。メモリ?メモリって、挿したらいいんじゃないの?確保?fopen????どんなプログラミング言語も、何一つ分からなかった。その頃インターネットは加速し始めていた。切るのが当たり前だったJavascriptが復権し、Ajaxと名を変えてやってきた。掲示板スクリプトもどんどん高機能化し、もはやPerlを知るだけでは何一つできないようになってしまった。苦痛の日々が始まった。どの言語も、全く分からなかった。分からなければならないという焦りが募っていった。
あるとき、一年間ほど、とりあえずお手上げのままにしておくことにした。大学受験が迫ってきたからだった。そして案外あっけなくそれは終わった。僕は某大学の情報科学科に入った。
教授がガイダンスで説明したとおり、情報科学科のプログラミング演習はそれほど多いものではなかった。一回生の時なんか、キーボードを目で追って人差し指で打っている人もいるぐらいだった。学校の授業はアテにならない。そして大学受験でいったん引っ込んだ、とにかく十代でなにかしないと、という焦りが復活してきた。
大学のキャンパスは広すぎた。何をして良いのか全く分からなかった。授業内容はひどくつまらなく、何が役に立つのかも分からず、ただただ苦痛で、キャンパスでサークル活動に打ち込んで楽しく過ごせるほど社交的ではなく、かといってオタク集団に混じる勇気も無く、とにかく、とにかくここで四年間、四年間で何かしないと、何かしないと就職に間に合わない、大学院進学に間に合わない、十代のうちに何か大きな事を成し遂げなければならない。日々研鑽に励み、日々プログラミングスキルを磨き、日々勉強会に参加し、日々コードを書き、日々環境設定をし、日々本を読み、そして日々コードを美しく書かなければならない、そういう焦りだけがどんどん加速していった。大学の生協で片っ端からプログラミングの本を買った。ド初心者向けのPerl本から、美しいコードは何か、みたいな本まで。でも、どれ一つ、僕のスキル向上には役に立たなかった。プログラミングスキルの向上=自分自身の地位=生活の保障、と思っていた自分には、悪夢のような現実だった。
とにかくインターネットと一緒に歩んできた僕にとって、ITスキルはすなわち力であり、むしろITスキル以外は何の価値も持たないもの、と思えるほど脅迫的な観念にとらわれていた。入ってくる情報はさらに増えていった。Cができるのは当たり前、Ruby on Railsがアツい、Java、PHPはもちろんできるよね、MySQLは当然使えるよね、もちろんHaskell、Scheme、Objective-Cもやらなきゃね……何一つできないのに、習得すべき言語だけがどんどん増えていく。加えて美しいコードを書け!という文句が飛んでくる。クソッタレが。何が美しいコードじゃ。goto使ってもいいだろ。好きなだけ使わせろクソッタレが。全部getsで書いてやる。クソが。アルゴリズムアルゴリズム勉強会勉強会ビューティフルコードMacMacMacジョブズジョブズジョブズ……???????????????
それでもなんとか、そう、なんとかなった。友達が優秀だったのだ。僕には到底できないような、きれいに整理されたコードを書く人だった。聞けば在学中から外注のプログラマをやっていて、それなりに稼いでいたのだという。性格はちょっとアレで、風俗に勇気を出して行こうかどうしようか迷ったけどその金でオナホ買ってシコってオナホを床に叩きつけたみたいなヤツだったけれど、そいつからもらったコードを、わざと汚く成形し、変数名も汚らしくし、提出し、なんとかなった。結局自分で最初から最後までプログラムを作ることはできなかった。丸々コピペはしなかったけれど、コピペがなければ卒業は無理だっただろう。
そうして三回生の終わり、試験がどっと押し寄せてきた。一月のことだった。機械学習と……なんだっけ?そういう感じの試験が、2月の初日、行われることになった。三回生はただでさえ試験が多かったが、その大トリこそが機械学習だったのだ。
まるで意味が分からなかった。推論、それは分かる、機械学習?機械に学習??やっていることは数式だしベイズがどうの……まるで分からない。泣きそうだった。三年間必死こいて勉強したり勉強会に行ったりプログラミングスキルを上げようとしたり本を読んだり色々したのに、何一つ得るものは無かったのだ。僕はあやしいわーるどでオマンコ連呼していた頃から、何一つ成長出来なかったのだ。そしてそれは、間違いなく、疑いようがなく、自分のせいだった。自分の頭が悪いせいで。自分の勉強不足のせいで。自分のせいで……コンピュータとともに、十何年も育っていた僕にとって、コンピュータに関するスキルこそが、全ての力の基準だったのに、その全てを否定されたような気持ちだった。プログラミングができなければ、死ぬ。だって、友達はみんな就職して、SEになったりSIerで働いたりネットワーク管理者になったりしてるのに、僕はなんで、こんなところに。そいつらに取り残されるのに。みんな勉強会に出てMacを持ち寄ってハッカソンしてるのに。泊まり込みでプログラミングしたりしてるのに。なんで僕は、fgetsすらマトモに使えず、getsとscanfだけであなたの名前を入力してください オマンコ オマンコさん、こんにちは!みたいなプログラムしか書けないんだ。
大学四回生になった。研究室を選択する必要があったがしなかった。しないでは困るとのことで、適当に書いたらその一番上に配属された。でも一切研究せず、下宿に引きこもって何もしないをした。今日の輪講はここまで進みました!という報告が毎週回ってくるが、まるで研究室では日本語でなくアラビア語が公用語になっているのではないかと思えるぐらいの光景だった。この頃、近所の人の証言によれば、言動がおかしく、訪ねてきた人に暴言で返し、殺す殺すなどの声が聞こえ、時折モノを投げつける音が聞こえたりしたそうだ。まあよく知らない。僕は普通に何もせずぼんやりネットを見ていただけのような気がするけど。
それからしばらく経った。
結局僕は中退した。そして別の大学に入り直した。今度は、工学じゃない別の場所に。みんなキーボードの文字を読みながら指先でキーを叩いている。安心する光景だった。僕らはプログラミングを習わなくてもいい。これから習う必要も無い。タッチタイピングだって、できるに超したことはないだろうけど、できなくてもいい。ただ、そこにある便利なモノを使えば良いだけなのだ。Chromeを使っていて、うっかり開発者向けコンソールを開いてしまっても、何も分からなかったことにして閉じて良いのだ。きっとマクロを書けば、楽ちんに勝手にやってくれるような作業を、人の手で何度もやる。それでいいんだ。マクロを考えるために必死になる必要なんか無い。マウスで右クリック、コピー、ペースト。それでいいのだ。キーバインドすら覚えなくて良い。メモ帳を使ってもいい。viやEmacsのキーバインドを覚えなくてもいい。マウスも使えないようなエディタと格闘する必要は無い。Macを買っても、XCodeやportsを入れる必要は無い。iTunesでiPhoneを同期させて、音楽を聴くだけでいいんだ。
僕はもうプログラミングしないでいいんだ。
それが分かったとき、全てから解放されたような気がした。僕を苦しめ続けたプログラミングというものは消えてなくなった。パソコンでやる作業は、昔と一緒、匿名掲示板にオマンコと書き込むだけだ。それ以上のことをしなくてもいいんだ。勉強会に出てハッカソンする必要は無いんだ。プログラミングスキルを錬磨しないと死ぬなんてのはウソだったんだ。美しいコードを書かないと天罰が下るというのはウソだったんだ。毎日毎日はてブのホッテントリを見てると、プログラミングでマスターしなければならないこと、何何する方法、開発者必須スキル、便利ツール、Macでのアプリ開発、セキュリティ、通信、データベース、勉強会、ハッカソン、そういうもので溢れている。苦しくないのか不思議で仕方ない。もちろんプログラミングをしていて楽しい人もいるんだろう。けれど、僕みたいに、プログラミングという行為が苦痛で苦痛で苦痛でしかない人もいる。たとえ1000回の同じ操作でも、人力でやる方がマクロを書くよりも楽だという人も、ここに存在するのだ。そしてそのような人の存在も当たり前に肯定されるのだ。みんな苦しまなくて良いんだ。誰かが勝手にやってくれればいい。できる人にお金を渡して、僕らはそれを享受するだけで良いのだ。ここでプログラミングという言葉を連呼したけれど、コーディングという言葉との違いとか、そういうのを気にするような人とおつきあいする必要は無いのだ。いずれプログラミングは必須スキルになるとか言われて何年も何年も苦しみ続けてきた。けれど、そんなことをする必要は無いんだ。
それでぶっちゃけここからが本番なんだが、十代でなんとかしないと、という焦りはこないだの青木君の小四なりすましの話に似ている。僕もそうだった。僕らの世代だと登大遊氏なんかが結構輝いてて、ああいう感じにならなきゃ、と思っていた節はある。十代の時になにか成し遂げないといけない、そのためには誰かに認めてもらわなければならないという焦りは、どれくらいの「大人」に理解してもらえることなのだろうか?誰かの承認を得たいという承認欲求を、同じ世代の誰かを使って満たすことができず、むしろ同じ世代の誰かを一緒に引き連れて、承認欲求を満たしてくれる「教祖」にすがりつく。NPOの大学生が「承認」を欲し、政治家が「承認」を与えているのだ。AO入試用の作文?図?みたいなものも見かけたが、「私はリーダーシップがあります!」とか実にくだらないことしか書いていない。しかしそういうものでさえ、学生団体とやらは「承認」してくれる。結局、オウム真理教が丸ごと開けたポジションに、バラックが建ち並び闇市が行われていて、コミュニケーションで自然と得られるはずの承認欲求が、法外な札束で取引されている、そんな感じのような気がする。
意外にブクマが増えていた。PC-8001は俺が産まれる前に買われたもので、ずっとオブジェだったのだ。動くかどうかもわからない。テレビに接続するコードがなかったから。
『ゾーン』とは、極度に集中した精神の状態のことです。『フロー状態』とも言います。
極度に集中した状態では、時間の流れが遅くなり、作業は、なめらかに転がるように、よどみなく進んでいきます。
私はプログラマーですが、『ゾーン』に入ってバリバリ書きまくれるときもあれば、躓いてばかりでちっともコーディングが進まない時もあります。
今日は私が実践している『ゾーン』に入るための方法を説明します。
あらかじめ断っておきますが、私がこの方法で『ゾーン』に入れるのは、10回に3回です。
気温の変化、体調の変化、途中で割り込みがないか、前日よく眠れたか、合コンで意中の相手に無視されたか、などなど、
それでも知りたい、という方は続きをお読みください。
人の脳のうち、自覚して使われていない部分を「無意識」の領域と呼びます。
「無意識」には、「意識」下にあるリソースとは比べ物にならないほどの莫大なリソースがあります。
ふだん「無意識」下には、”生活するためのプログラム”、”危機を回避するためのプログラム”などが常駐プログラムとして走っています。
「無意識」の空きリソースを確保するために、それらを一旦終了する必要があります。
まず、作業の前に食事をとってください。食事は胃もたれする脂っこいものや、体内で性質を変えるもの――カフェイン・アルコール、などを避けてください。
そして、作業の途中でお腹が空いた時のために、おやつを用意しておきます。
食べかすが溢れるクッキーなどは避けてください。手が汚れる羊羹などもいけません。できれば手づかみで食べれる、まんじゅうなどがよいでしょう。
包装されているものは、あらかじめ皮をむいておきましょう。
”生活するためのプログラム”に、”必要なタイミングでトイレに立つ”というものがあります。
作業開始の前に用を足しておきましょう。
また食生活を習慣化すると、発動のif条件が時間のチェックだけで十分になるので、ある程度このプログラムの要求するリソースを減らすことができます。
とちゅうで誰かから電話がかかってきたり、メールが来たり、アラームが鳴ったり、上司から呼び出されたりすると、『ゾーン』から強制的に離脱させられます。
携帯の電池を抜いたり、割り込まないように上司を説得しておく、などの対策を取りましょう。
誰かが訪ねて来ないようにするために、できれば作業はブースや自室で行うのが好ましいです。
あなたの脳の実行ループには、"予定されていた行動のために準備する"というタイマーがセットアップされています。
たとえば夜に意中の女の子と初デートの約束があるようなとき、その日の日中に『ゾーン』に入ることはできません。
女の子とのデートを諦める、などすれば確実なのですが、そうもいかない方々も多いでしょう。
私は彼女と話をつけて、デートは彼女の方から誘ってもらうようにしています。
(脱線しますが、一番危険なのは、”予定された致命的な割り込み”です。上司から「ちょっと話があるから、明日の午前、俺のところに来てくれる?」などと言われた時、プログラマーたるあなたの今日は、人生から消え去ります。作業は上の空で、全く手につかないでしょう。)
プログラミングの途中で、APIの仕様を調べたり、バグレポートを分析したり、他部門に問い合わせたりすると、そこで『ゾーン』からはじき出されてしまいます。
APIに習熟するために十分に練習をしておきましょう。
問い合わせが必要なら、それも済ませておきましょう。
分析はあらかじめ済ませておき、プログラミングを残すのみ、としておきましょう。
なお、これは人とプロジェクトによるかと思いますが、クラス設計まで事前にしておく必要はありません。
深い『ゾーン』に入った時は、正しいUMLが頭のなかに勝手に浮かんできます。
以上が事前準備です。すべての項目を念入りにチェックしてください。
一つでもおろそかにしていると、そこがあなたの集中の限界になります。
準備は出来ましたか?それでははじめましょう。
私は音楽に詳しくありませんが、知り合いのすすめでトランス系の音楽を聴くようにしています。
これをヘッドホンで聴きます。iTunesにホットキーを設定して、簡単に音量を落とせるようにしてください。
『ゾーン』使いの中には、作業前に深い瞑想を行って、一気に突入する、という人もいますが、
一気に入ると、うまく入れるときには良いのですが、入れなかった場合、次回に『ゾーン』に入るとき、”すごく面倒くさく”なってしまうのです。
(これはおそらく、精神へのダメージを防ぐための防御プログラムの働き、のようなものだと思いますが、詳しくはわかりません。)
作業に集中できてきたら、次の文句を頭のなかで唱えましょう。
「集中するのを面倒臭がっている自分がいる。一方で、深い集中に入っていく自分がいる」
人は普段、自分がやろうとしていることを”言葉”にして、明示的に考えます。
「無意識」の領域で思考を行うために、”言葉”にするのをやめます。
鉄 ___________ | | 鉄| (磁石) |鉄 | | ---------- 鉄
鉄に囲まれた部屋に、丸い磁石のたまが浮かんでいる、という状態です。
これは登大遊氏が考案したテクニックです。(彼はこのイメージを伴った方法を「論理的思考の放棄」とよんでいました)
磁石は集中がブレると、鉄に引き寄せられてぶれてしまいますが、
このようなイメージを頭のなかに維持し、磁石を真ん中に維持するようにしながら、プログラミングの作業を続けてください。
この方法に慣れるまでには時間がかかりますが、うまくできるようになると、『ゾーン』への突入確率が劇的に上がります。
作業に躓いたり、なんとなく飽きてきた、やる気がなくなってきたら、即座に作業をやめましょう。
「無意識」下でなんらかの常駐プログラムが働いて、思考をだんだん”濁らせて”いるのです。
『ゾーン』に入っているあなたは、このプロセスの進行が手に取るように分かります。
ここで無理に戻そうとすると、「無意識」下の思考のコントロールを失い、次回に『ゾーン』に入りにくくなってしまいます。
潔く諦め、集中をほどいて、作業を終わりにしましょう。
以上です。。
How to become a Japanese GEEK? その1からの続きです。
前回は多くの人たちにスウェットの上下とハローキティのサンダルなどを履く人生を選択してもらいました。
もしあなたが中学生以下ならば、あなたはまだギークになる可能性を秘めています。
手始めに家庭用コンセントにマイナスドライバー、安全ピン、鍵の類を突っ込んでみましょう。
え?感電して死んでしまうことを恐れているのですか?
ギークになりたく無いのですか?
誤って (または故意に) コンセントなどに触れ感電すると、神経的ショックを受ける。
これが原因で一時的に頭がおかしくなる等して、その後特定の専門分野に関する深い興味や「問題解決能力」が備わり、ACとなる。
ただし、この方法で AC になれるのは、まだ心身が成長中である 14歳くらいまでの間 である。
それにもし死んでしまったとしても、あなたの人生はそれまでだったということです。
来世はギークになれるといいですね!
あなたには3つの選択肢が用意されています。
この場合、あなたはサラリーマンという重要な職業を目指します。
そして、クリエイティブなことと一切縁を切りましょう。
創作意欲はおそらくあなたの人生に劣等感や弊害をもたらします。
アリやハチといった幾つかの昆虫、自動車のギヤボックスを観察することがあなたの人生を有意義なモノとします。
若いうちはつらいかもしれません。
しかし30歳前後からあなたの人生は安定し、家族に囲まれ、幸せなことでしょう。
1つ目の選択肢をとることが一番幸せにたどり着く確率が高いです。
ここで重要なスキル、タバコとアルコールをマスターしましょう。
さらに上級のバイク、ギターなどといったスキルはマスターするためにお金がかかります。
アルバイトを探しましょう。
新宿二丁目には時給1万円程度の高級なアルバイトが充実しています。
しかし、成功したときに手に入る富と名声はほかの二つとは比べ物になりません。
この文章を読んでいるあなたにはオススメだと思います。
3つ目の選択肢、これがもっとも困難な道のりです。
この選択肢では、バレンタインやクリスマス、青春、ひと夏のアバンチュールなど多くの魅力的なモノと決別しなければなりません。
そして多くの場合、他の二つと比較にならないほど悲惨な人生を送ります。
引きこもり、ニート、ネトゲ廃人などの多くはこの困難な道のりを選択した人たちの末路です。
うまく行っても社会不適合者として多くの一般人から畏敬と好奇の視線に晒されます。
社会不適合であることがこの選択肢にとって最も重要であるからです。
この道のりを選択したごく一握りの人、これがギークになります。
社会の変化はその社会に適合できない人たちの中から生まれます。
個性を持った人物はマジョリティと価値観を共有することが出来ないゆえに一生孤独です。
才能とは他の多くのモノを犠牲にした結果生まれるのです。
これからあなたはひとつの機械に人生をささげていくことになります。
3つ目の道を選んだあなたはコンピュータと寝食をともにします。
コンピュータがあなたにとっての友人であり、信仰であり、伴侶です。
さあ唱えましょう。
This is my system. There are meny like it, but this one is mine.My system is mybest friend. It is my life. I must master it, as I must master my life.Without me, my sysytem is useless. Without my system,I am useless...G
わからないながらも書いてみると「これじゃわからん」と言われる。
自分で作ってる範囲内の事も把握できてないんじゃ、登大遊みたいな1万行/日プログラマには程遠いな。
俺も昔は仕様書なんて書いてる暇あったらコードだけ書いてた方が早いって長い間思ってた。ある時、自分から見て凄いプログラマに仕様書の作り方を手取り足取り教えてもらったら、仕様をきっちりと決めてからコーディングした方が、開発効率が劇的に向上するようになった。それからは、自分で書く範囲のプログラムは必ず仕様書をしっかりと書く事にしてる。
仮に他の人が「こういう物を作って欲しい」っていう提案書なり仕様書を持ってきたとしても、その中でどうコーディングしたらいいかっていう仕様書は、自分用に作るようにしてる。