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はてなキーワード: 楽曲とは

2024-03-23

anond:20240323140202

僕は”JASRAC楽曲学習させた作曲AI”の場合の話をしているので、僕の定義する”JASRAC楽曲学習させた作曲AI”はJASRAC楽曲学習させていることを前提としている。

そして画像生成AIは既に無断で勝手学習していることが判明している。

anond:20240323135238

使用しているかどうか”が重要である

学習の話をしている場合人間と生成AIは異なることを理解しなければならない。

人間は人工物ではないが、生成AIは人工物である

生成AI人間が作った商品であり、”JASRAC楽曲学習させた、組み込んだ作曲AI”を作った場合、それは制作者がJASRAC楽曲使用した生成AI作成していることになる。

JASRACに対して対価を払っている場合JASRACも許容するだろうが、無断で勝手学習させていた場合は反発するだろう。

そして既にJASRACは反対声明を出している。

anond:20240323134218

現状の作曲AIについては分からないので言及をしていない。

JASRAC楽曲学習させた作曲AIを作った場合”という構造言及している。

そして画像生成AIは無断で勝手学習させていることが判明している。

anond:20240323133457

画像生成AI場合勝手学習させていることが判明している。

作曲AIについては何を学習させているかからないので”JASRAC楽曲学習させていた場合”と限定している。

構造問題は無断で勝手学習させていることにある。

anond:20240323131718

JASRAC楽曲学習させた作曲AIを作った場合、それはJASRAC楽曲使用しているものと考える。当然JASRACはそれを許容しない。

似ているか似ていないかではなく、使用しているかしていないか問題である

anond:20240323044507

ネット上にあるJASRAC楽曲勝手学習させていた

学習させていたとして似てるからパクリとはならないでしょ

ドラムパターンとセクションの動き、コードが一致してたらパクリとか言い出しそうだね

概要】YOUR/MY Love letter

概要

283プロの3人組アイドルユニットアルストロメリア」と彼女たちを担当する「プロデューサー」に加えて6名の登場人物達を描く群像劇

日常疲弊している登場人物たちが、アルストロメリアの影響を直接または間接的に受けて、少しだけ前向きになれるまでを描く。

人物

ピアス女性

性別女性 / 年齢:26歳 / 会社員 Webディレクター

後輩を指導しながら旅館ウェブサイトリニューアル提案活動を行っている。

高熱を出して会社を休むことになったが、他人に任せられないと無理を押して提案書の作成を続ける。

復帰後、後輩の提案成功を知り、自分がいなくても仕事がまわる事にショックを受ける。

アストロメリアの事はよく知らないが、バラエティ番組に出演していた甜花の「自分には甘奈の代わりはできない」という言葉を聞いて羨ましく思う。

コンビニ店

性別男性 / 年齢:19歳 / 大学生

かつては新生活に胸を躍らせていたが、今は学業アルバイトに追われている。「全ては慣れの問題」「毎日永遠に今日の続きだ」と感情を押し殺すように日々を過ごしている。

アストロメリアの曲は好きで聞いているが、アイドルには興味がなくメンバーの顔も名前も知らない。

ある日務めてるコンビニに甘奈が訪れるが、気が付かずに対応する。

女子高生

性別女性 / 年齢:17歳 / 高校生

演劇部ステージ上で輝くことに憧れていたが、向いてないことに気づき辞めた。

アルストロメリアファンで、特に甘奈に憧れている。

友人には勉強熱心で真面目だと思われているが、甘奈のように可愛くなりたい、変わりたいと思っている。

「使わないけどお守りに」と、甘奈がプロデュースした化粧品を購入する。

プロデューサー

性別男性 / 年齢:XX歳

芸能プロダクション283(ツバサプロダクションに所属

アイドルプロデュースおよびマネジメント業務を行っている。

ゲームにおいてプレイヤー操作する人物

商談に訪れたテレビ局部長から仕事人」をテーマにしたドキュメンタリー番組への出演を打診され驚く。

高校教師

性別女性 / 年齢:29歳

アルストロメリアファン。「先生らしくない」と保護者に言われたことを気にしている。

街中で千雪が出演する結婚式場CMを見ているところを生徒に目撃され、近々結婚するらしいと噂される。

近々開催されるフェスアルストロメリアが出演することを知るが「先生らしくなるために」と参加を諦める。

年配の男性

性別男性 / 年齢:59歳 / 会社員

最近、千雪のファンになったばかり。

アルストロメリアの曲を買いにCDショップに行くが、娘ぐらいの歳のアイドルファンになってしまたことに引け目を感じており、なかなか購入することができない。

離れて一人暮らししている娘がおり、メッセージを送るが仕事が忙しいらしくなかなか既読がつかない。

娘と、娘と同じように頑張ってる人を勇気づける曲をかけて欲しいと、アルストロメリアが出演するラジオにお便りを出す。

大崎 甜花(おおさき てんか)

性別女性 / 年齢:17歳 / 出身地富山県

283プロアイドルユニットアルストロメリア」のメンバー

大崎姉妹双子の姉。幼い頃から妹の甘奈に面倒を見てもらっている。人と話すのが苦手で、アニメゲームなど、インドア趣味が多い。高校2年生。

娘に送ったメッセージ既読がつかないというラジオに来たお便りに対して、想いがすぐに伝わらなくても諦めずに何回も伝えてあげて欲しいと答える。

大崎 甘奈(おおさき あまな)

性別女性 / 年齢:17歳 / 出身地富山県

283プロアイドルユニットアルストロメリア」のメンバー

大崎姉妹双子の妹。誰とでも分け隔てなく接する天真爛漫なギャル。今しかできないことを全力で楽しみたい今ドキの女の子高校2年生。

姉の甜花からは「なーちゃんファンからは「まな」という愛称で呼ばれている。

他人に甘えず自分自分を褒められるようになりたいと、ストイック自主練を続けている。

娘に送ったメッセージ既読がつかないというラジオに来たお便りに対して、きっと娘さんはすごく頑張っている時で、見守ってもらえて嬉しいと思うと語る。

桑山 千雪(くわやま ちゆき

性別女性 / 年齢:23歳 / 出身地山口県

283プロアイドルユニットアルストロメリア」のメンバー

優しい笑顔が印象的な、事務所のお姉さん的存在母性溢れる落ち着いた佇まいが特徴。手先が器用で、かわいい小物を作るのが趣味

初めての現場で、案内してくれた青年に「はじめましてですよね」と挨拶をするが、以前仕事出会たことのある相手だと分かり謝罪する。

出演したラジオ番組で、よく「皆さん」という言葉を使ってしまいがちだが、不特定多数として一括りにするべきではなかった。よければもっとリスナー自身のことを教えて欲しいと語る。

unknown

性別:? / 年齢:?? / ????????

カーテンを閉ざした部屋で過ごしている。

体が重く、疲労で動けず、眠りたいのに眠れない状態にある。

紹介者コメント

ストーリーの終盤、それまで肩書だけの”名も無きモブ”でしかなかった登場人物達の本名が次々と明かされていく演出話題となった

おすすめ楽曲

「Anniversary」(YouTube)

「虹の行方」(YouTube)

各話リスト

話数サブタイトル
オープニングI am.
第1話song for Someone
第2話voice for Someone
第3話color for Someone
第4話off stage
第5話good night
第6話present
エンディングYou are.

関連リンク

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anond:20240323043755

ミクは声優に対価を払って作ったボーカロイドだが、画像生成AIネットにある画像などを勝手学習させたものであり、許可も取っていないし対価を払っていない。構造が全く違う。

現在作曲AIはまだはっきりと何を学習させたかからないが、ネット上にあるJASRAC楽曲勝手学習させていたとしたら、当然JASRACは反発するだろう。

anond:20240322185217

まだ構造問題理解してる人が少ないだけだろう。

例えばJASRAC楽曲を全て学習させた作曲AIを作ったとして、それで作ったAI楽曲は誰でも自由に使えますと言ったら当然JASRACは反発する。

JASRACはそれを分かってるから反対声明を出している。

当然だけど、特定歌手歌声コピー出来る。そうなった時、ミュージシャンは何も言わないだろうか。

2024-03-21

anond:20240320132910

別にアイドルに限らないけど、歌唱力は置いといて楽曲昭和平成より今のがおもろい。

Spotifyアイドル曲がようレコメンドされるmixリストフォローしてるけど、ほんと色んなのがあるんやなぁと飽きない。

2024-03-20

時代実力主義へ変わってるよね

「楽して稼ぐ」「努力ダサい」「ノリと感覚が大切」「辛い事から逃げて自分らしく生きる」などの、ここ数年の価値観から形成される成果物が見向きもされなくなる日はもうすぐ来る、というか来ている。

演技の出来る役者、内容のしっかりした脚本、練られたカメラワーク映像ドラマが支持されている。

歌の上手い歌手ダンスの上手いアイドルクオリティの高い楽曲が取り上げられつつある。

ネタ面白い芸人が持て囃され、TVに出ている漫才師ほとんどがM1準決勝進出者だ。

お笑い芸人や、かつてのおバカキャラは、論理的思考戦略を表に出し、バラエティが巧妙なプロレスである事を認知させている。

これは、エンタメに限った事でなく、一般社会でも起こりつつある。

Twitter社は、技術スキルが高くないが、立ち回りが上手い人達を一挙に解雇した。

今後の企業追随するかもしれない。

中身は空っぽだが、キラキラ外装でコーティングされた物は使い捨てされる。

享楽的時代は終わるのだ。

技術知識経験資格思考力を努力で勝ち取らなくてはならない。

若さ愛嬌とノリで世渡りしてきた私は、恐々としている。

概要ヒカリ夜の音楽、またはクロノスタシス

概要

283プロの3人組アイドルユニットイルミネーションスターズ」のデビュー間もない頃から人気を獲得していく過程と、彼らのファンだった少女を描いたストリー

単位の長い期間の中で起きた直接繋がりがないシーンで構成されており、明確な物語の形にはなっていないが、通してみることで以下が伝わるように作られている。

イルミネーションスターズの成長と人気の拡大

イルミネーションスターズのファン少女彼女親友との仲が、次第に疎遠になっていく様子、また同時にイルミネーションスターから気持ちが離れていく様子

・仲がよく「ずっと一緒」を本気で信じ込んでいるように見えるイルミネーションスターズの3人が、口にしないだけでその実現が困難であるという現実を知っていること

・歌は聴いていた頃に気持ちを遡らせるような力を持っていること

・星がシンボルイルミネーションスターズには、まるで本当の星のようにファンからの願いや祈りが託されていること

ライブ前のルーティンとなっている「輝きをみんなに届けよう、イルミネーションスターズ!」という掛け声には、ファンからの想いを受け取り、それを自分たちステージで返したいという3人の願いが込められていること

人物

プロデューサー

性別男性 / 年齢:XX歳

芸能プロダクション283(ツバサプロダクションに所属

アイドルプロデュースおよびマネジメント業務を行っている。

ゲームにおいてプレイヤー操作する人物

櫻木 真乃(さくらぎ まの)

性別女性 / 年齢:16歳 / 出身地東京都

283プロアイドルユニットイルミネーションスターズ」のメンバー

ほんわかした癒し系女の子で、心優しい性格。見ていて守りたくなるタイプで、一緒にいるだけで何となく幸せ気持ちになる。高校1年生。

風野 灯織(かざの ひおり)

性別女性 / 年齢:15歳 / 出身地東京都

283プロアイドルユニットイルミネーションスターズ」のメンバー

後ろでまとめた黒髪が印象的な、クール美少女自分が納得するまで努力を欠かさなストイック性格の持ち主。高校1年生。

八宮 めぐる(はちみや めぐる)

性別女性 / 年齢:16歳 / 出身地アメリカ

283プロアイドルユニットイルミネーションスターズ」のメンバー

天真爛漫な性格で、誰にでも積極的に話しかける。とにかく元気で友達想いの女の子日本人の父とアメリカ人の母を持つ。高校1年生。

少女

性別女性

イルミネーションスターズのファン。定期的にファンレターを送っている。

学校では卓球部所属しており、ダブルスを組んでいる友人と2人でイルミネーションスターズの曲を楽しんだり、イベントに参加している。

紹介者コメント

・いつも仲良しで安心して見ていたアイドル達が、実は終わりを見据えていることを知り、不意打ちをくらったような衝撃をうけた

・初期から当たり前のように聞いていた「輝きをみんなに届けよう、イルミネーションスターズ!」の言葉に、どのような思いが込められているのか理解した

おすすめ楽曲

「ヒカリのdestination」(YouTube)

「星が流れて」(YouTube)

各話リスト

話数サブタイトル
オープニングはじまりそれからまどろみ
第1話あしたが、まだ永遠だったこ
第2話おとなは、預言者の顔をする
第3話となりに、地球の裏側
第4話だいすき、本当に大好きだったよ
第5話じかんよ、おまえは
第6話きのうが、永遠になった
エンディング響き渡れ、どこまでも

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2024-03-18

概要】薄桃色にこんがらがって

概要

283プロの3人組アイドルユニットアルストロメリア」の桑山千雪は、同じユニットメンバーである大崎甘奈の練習を、大崎甜花(同じくユニットメンバー)と一緒に見守っていた。

甘奈は、新しいファッション雑誌の”顔”となるカバーガールオーディションへの挑戦を控え、面接での自己PRの練習をしていた。

甘奈は雑誌からも注目されており、一般応募より有利なシード枠としてのオファーを受けていた。

甘奈から面接を想定した厳しい意見を言って欲しいと頼まれ、千雪と甜花は、一定時間本心と反対の事を言う「反対ごっこ」を始める。本心と逆のことを言う形であれば厳しいことも言えるだろうという作戦だったが、結局ほめてしまう。

練習後の雑談で、その雑誌がかつて愛読していた雑誌アプリコット」の復刊であると知り驚く。


事務所にいた283プロダクションのプロデューサーは、「アプリコット」のオーディション事務局から掛かってきた電話を受ける。

プロデューサーは、甘奈がシード枠としてオーディションを受けられることへのお礼と、オーディションへの意気込みを伝えるが、先方から甘奈は既にグランプリ内定していると聞かされ驚く。


甘奈と甜花はかつて刊行されていた雑誌アプリコット」のことを調べていた。おしゃれで可愛らしい雑誌雰囲気をみて、2人とも「まるで千雪のようだ」という感想を抱いた。

千雪は所有している「アプリコット」のバックナンバーを読み返していた。甘奈が「アプリコット」の”顔”となったら素敵だろうと思うものの、やはり甘奈のことが羨ましかった。

プロデューサーは、甘奈の参考になればと自宅からアプリコット」のバックナンバーは運んできた千雪に、メンバーのことを考えるのも大事だが、千雪自信のことも大事に考えてほしいと伝えた。


甘奈と甜花はレッスン室でオーディション審査項目の1つであるウォーキング練習をしていた。

レッスン室に立ち寄った千雪は、「たまたま古本屋で見つけたので」と甘奈に「アプリコット」のバックナンバーを渡した。

オーディションまでにできるだけレッスンを入れる必要があるが、先生の予約の空きとレッスン室の予約の空きが合わなくて困っているという甘奈に、千雪は自分が予約しているレッスン室を譲ろうとするが、千雪自身が使うべきだと遠慮される。

レッスン室からの帰路、甘奈は甜花に、千雪は「アプリコット」を読んでいたのではないかという推測を伝える。甜花も、千雪はかなり「アプリコット」に思い入れがあるように感じると同意した。


事務所に来た甜花は、プロデューサーが電話をしている声を聞く。

プロデューサーは、「アプリコット」のオーディション事務局に、打ち合わせの約束を取り付けようとしていた。

グランプリが甘奈に内定しているという事は光栄なことだが…」というプロデューサーの言葉を耳にし甜花は驚く。


レッスン室に揃った千雪と甘奈と甜花の3人、最初こそ「反対ごっこ」で互いを褒め合って楽しくレッスンしていたが、甘奈のオーディション話題になると、それぞれ意識してしまい、ぎくしゃくした会話になってしまう。

レッスン後、1人河原発声練習を行っていた千雪は、意を決して甘奈と甜花の自宅を訪問する。千雪は出迎えた2人に、自分も「アプリコット」のオーディションを受けたいと告げる。


千雪は居酒屋で、事務所事務員であり友人の七草はづきに話を聞いてもらっていた。

オーディション挑戦がプロデューサーから制止されていること。

アプリコット」とは中学の頃に図書館出会い、大きな影響を受けていること。

復刊すると聞いて、昔しまい込んだ大事な宝物がもう一回見つかったような気持ちになったこと。

でも、見つかったとたんに自分のものじゃなくなったような気持ちになったこと。

甘奈に嫉妬しているものの、甘奈が「アプリコット」のカバーガールとなったら素敵だと思うのも本心であること。


事務所で甜花は、プロデューサーに以前立ち聞きしてしまった電話の内容について質問していた。

プロデューサーは、今回のオーディション実態雑誌宣伝のためのお祭りのようなものグランプリは既に甘奈に内定しているのだと答えた。

これまでのオーディションに向けた甘奈の努力無意味だったと知ってショックを受ける甜花に、プロデューサーは、公正な審査をしてもらえるよう、もう一度先方と話し合ってみると伝えた。


プロデューサーは出版社で「アプリコット編集長と面会をしていた。

甘奈も他の候補者と同じ立場で受けさせてもらいたいと言うプロデューサーに、編集長はそれはグランプリを辞退するという意味かと返した。

返答に窮するプロデューサーに対し、編集長は今回の復刊は自分たちの悲願であり、甘奈のグランプリは多くの関係者の総意として”公正に”選んだものだと伝えた。

プロデューサーが、最初からけが決まっている候補者気持ちはどうなるのか聞くと、編集長は、今回のオーディションスポーツのような単純な勝ち負けではなく、開催そのもの若い才能へのチャンスと学びの提供になるよう審査員として様々な分野の第一人者を迎えていると答えた。

出版社からの帰路、プロデューサーはアルストロメリアの3人に明日ミーティングをしたいという連絡を送った。


事務所でのミーティングの場、話始めるプロデューサーを遮るように、甘奈はアプリコットオーディションを辞退すると告げた。

プロデューサーはまず自分の話を聞いて欲しいと頼んだが、甘奈は事務所迷惑をかけてしまうのは理解しているが、千雪こそが「アプリコット」にふさわしく、それが分かっていながらどうオーディションに向き合えばいいのか分からないと語った。

それを聞いた千雪は、自分エントリーを取りやめると言った。オーディション挑戦は決めたものの、どこかで甘奈がグランプリをとると信じ込んでおり、甘奈にこのような影響を与えることまでは理解しきれていなかったと伝えた。


プロデューサーは、甘奈がグランプリ内定したこと編集部がはっきりとしたビジョンを持って、甘奈を起用したいと考えていること。

自分も混乱しているが、これまでの甘奈の活動が、たくさんの候補の中からこの結論を勝ち獲ったとも言えること。

オーディションへの参加については、甘奈と千雪それぞれの決定を尊重するので、もういちど考えてみてほしいということを伝え、そして2人がどんな結論を出したとしても、それを全力でサポートすることを約束した。


ミーティング解散後、千雪は1人河原発声練習をしていたが、気持ちがまとまらず、うまく声を出せずにいた。

同じく気持ちがまとまら事務所周辺を歩いていた甘奈と甜花は、千雪を見つけて合流した。

甘奈も声を出してみるが、うまく出すことができなかった。

その様子を見て千雪は「反対ごっこ」を提案し、甘奈がオーディションに落ちたらいいのにと叫び、次は甘奈の番だと促した。

甘奈が戸惑って声を出せずにいると、甜花は自分が先に言うと宣言し、2人ともオーディションに落ちたらいいのにと叫んだ。

千雪は負けたいと叫び、甘奈も負けたいと叫んだ。甜花は2人とも負けてと叫んだ。

千雪はアルストロメリアなんて大嫌いと叫び、甜花はアルストロメリアなんて一番大事じゃないと叫んだ。


反対ごっこ」の終了を宣言した千雪は、改めて甘奈に一緒に戦わせて欲しいと頼んだ。

最初拒否しようとした甘奈だったが、叫んだことでそれまであった恐怖心が無くなっていることに気づき自分と戦って欲しいと千雪に伝えた。


甘奈はオーディションの控室で、千雪から受けたアドバイスを思い返しながら、1人自己PRの準備をした。

千雪は最終選考に進み、甘奈の言葉を思い出しながら、面接で「アプリコット」に対する自分の思いを伝えた。

甜花は、オーディションのレッスンの先生プロデューサーの車まで案内した。

甘奈の努力無駄にならないよう、先生自分の観覧席のチケットを譲り、本当に合格に値するか審査してもらうと思ったのだ。

甜花は会場へ向かう車を見送り、甘奈と千雪の健闘を祈った。


オーディション終了後、グランプリは獲れなかったと告げるプロデューサーに、千雪はそれは分かっていたことだが参加できてよかったと言った。

プロデューサーと2人で移動中、甘奈は、今回のグランプリはひとりで獲得したものではないと感じており、頑張らないといけないと語った。

プロデューサーは甘奈へグランプリ受賞おめでとうと伝えた。


甘奈のグランプリを記念する、ランウェイショーが開催されることが決まり、千雪と甜花は部屋で甘奈を応援するための練習をしていた。

甜花は千雪に感謝を伝えた。

千雪が戸惑っていると、甜花は千雪が大事ものを諦めなかったので、自分も何が大事なのか理解することができたと語った。

悔しいよね?と甜花は千雪に聞いた。甜花は、甘奈がグランプリで嬉しいが千雪がグランプリじゃなくて悔しいと言った。

千雪は少しだけ肩を貸して欲しいと、隣に座る甜花に頭をあずけた。

千雪は声にしないといけないことで、まだしていないことがあったと言い「負けたのが悔しいよ」と大きな声で言った。

その直後リハーサル中の甘奈からグループメッセージが届き、千雪は応援言葉を返した。

人物

プロデューサー

性別男性 / 年齢:XX歳

芸能プロダクション283(ツバサプロダクションに所属

アイドルプロデュースおよびマネジメント業務を行っている。

ゲームにおいてプレイヤー操作する人物

桑山 千雪(くわやま ちゆき

性別女性 / 年齢:23歳 / 出身地山口県

283プロアイドルユニットアルストロメリア」のメンバー

優しい笑顔が印象的な、事務所のお姉さん的存在母性溢れる落ち着いた佇まいが特徴。手先が器用で、かわいい小物を作るのが趣味

雑貨屋店員

大崎 甘奈(おおさき あまな)

性別女性 / 年齢:17歳 / 出身地富山県

283プロアイドルユニットアルストロメリア」のメンバー

大崎姉妹双子の妹。誰とでも分け隔てなく接する天真爛漫なギャル。今しかできないことを全力で楽しみたい今ドキの女の子高校2年生。

姉の甜花からは「なーちゃんファンからは「まな」という愛称で呼ばれている。

姉の甜花を溺愛している。

大崎 甜花(おおさき てんか)

性別女性 / 年齢:17歳 / 出身地富山県

283プロアイドルユニットアルストロメリア」のメンバー

大崎姉妹双子の姉。幼い頃から妹の甘奈に面倒を見てもらっている。人と話すのが苦手で、アニメゲームなど、インドア趣味が多い。高校2年生。

七草 はづき(ななくさ はづき

性別女性 / 年齢:22歳 / 出身地埼玉県

283プロダクションの事務などのサポートを務める。

細やかな気配りでアイドルたちの輝く日々を支える、陰の立役者

紹介者コメント

・お花のように可愛らしいポップでハッピーユニットアルストロメリア」に突如ぶっこまれシリアスストーリーで、油断しきっていたユーザーの度肝を抜いた

シリアスドラマが中心だが、クスっと笑ってしまうようなシーンや、アイドルの可愛らしさも描けており隙がない

おすすめ楽曲

「Bloomy!」(YouTube)

各話リスト

話数サブタイトル
オープニング予感
第1話アプリコット
第2話反対ごっこ
第3話そして彼女インターホンを鳴らす
第4話ふたつの
第5話こわい
第6話薄桃色にこんがらがって
エンディングエンドロールは流れない

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google:薄桃色にこんがらがって シャニマス

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2024-03-14

anond:20240314134507

ン十年前の楽曲が再流行したりするのは面白いけど、その他に役立つとこなんてまるでないからな

イジメだのバイトテロだの備品ナメナメだのの元凶しかない

2024-03-13

もう女子高生バンドやらせるのやめない?

どう考えても女子高生が書ける楽曲じゃないだろ

演奏レベルじゃないだろ

いや、俺が知らないだけかもしれない

最近のZ世代はすごいねー、とか言いながらエッチ画像眺めてる俺だから

若い世代凄さはよくわかってるつもりだ

でもさ、もう、オッサン趣味女子高生投影するのやめない?

キャンプとか、バンドとか、農業とか、仮に女子高生がやってたとしても、オッサンとの間には厚い壁があるんだよ

ぼくたちオッサンは、すべからく、お互いの顔が美少女に見える病に罹るべきなんだ

そして、永遠にけいおん!とかぼざろ!の世界を生きていけばいいんだ

この世界の片隅に、ひっそりと…

2024-03-12

anond:20240312115311

AI楽曲に通したら良いものが出来上がりそう

誰か歌ってくれ

2024-02-23

anond:20240221213147

この文章は、実は「Serial Experiments Lain」を褒めている内容を述べています

主人公である伶音の特徴や行動が、オタク文化インターネット世界に対するリアル描写として詳細に表現されていることが称賛されています

インターネット歴史都市伝説的な要素を組み込んだストーリーテリングが、独特で興味深いとされています

作品世界観や音楽OPED楽曲が、時代感や作品テーマ性を的確に表現しているとされています

SF要素や鬱アニメとしての側面に加えて、物語が展開する過程や伶音の成長、インターネットへの依存からの脱却などが描かれ、深い思索を呼び起こすとされています

最後に、作品特定の層や興味を持つ人々に向けて制作されていることが指摘されていますが、それゆえに普遍的オススメとしてではなく、一部の視聴者には特に魅力的な作品であると述べられています

総じて、この文章は「Serial Experiments Lain」が特定視聴者層にとっては非常に魅力的であり、その深遠な世界観やキャラクター描写音楽などが称賛されていることを表しています

2024-02-21

anond:20240220235357

楽曲オタクとしては「ああ、TAKU INOUE繋がりなんやな」と納得せざるを得ない

2024-02-20

KOHH千葉雄喜で復帰してて草

チーム友達、一聴しただけでこいつKOHHだろwwwwってわかったの

やっぱ音楽性はズバ抜けてんなって感じ

 

日本人世界一歌詞を聞く人種って言われてるけど

そういう市場ではKOHH楽曲ってあんまウケないだろうなって思う

チーム友達とか歌詞見たら頭おかしなるで

 

でも海外のポップアーティストもわりとあんな感じで

全く同じフレーズを延々繰り返してたり、1番と2番で歌詞同じだったり平気でする

声も楽器ととらえて聞いた時の気持ちよさを重視してんだよな

2024-02-13

原作ありドラマで可変しまくりなら

タイトル feat. 原作者名 or 原作名」のタイトルにしちゃえば

役者ありきでドラマ作ってるのやめさせたいならそれぐらいしたほうが良いか

楽曲は出来るのになんでドラマは無理なんだろう

2024-02-09

ボアニメOPの鍔迫り合いの話

現在放映中の深夜アニメ勇気爆発バーンブレイバーンを楽しみに見ている。

ジャンルのものメタ系統作品で、一見「令和の勇者ロボシリーズ」だけど、おそらく最終的には「令和のまどマギ」枠になるのではないだろうかという予感がある。ジャンルについて自己言及的なあたりのメタさは「SSSS.GRIDMAN」にも通じるところがある気もしなくはない。

ジャンルメタる上で重要になるのが「様式」で、本作の序盤は「スーパーロボットアニメ」の様式が(相対的に)リアルロボット寄りの世界観に持ち込まれときギャップ違和感描写話題になりXのトレンドに上っていた。

本作の監督である大張正己その人は、特にロボットアニメ造形や演出において数々の様式を作り上げた人で、特徴的ながらも非常に汎用性が高く効果的な技法名前文字って「バリ○○」みたい名前がつけられたりしている。アニメに詳しくない人でも独特のケレン味と「気持ちの良さ」は一度見ただけで確実に印象に残るはずだ。

氏の功績や影響力はめちゃくちゃ大きいのだが、それにしてもロボットアニメというジャンルは全体として演出様式を重んじる傾向にある印象がある。理由はいくつか考えられるがそれは置いておきます



演出様式という視点で注目すると非常に面白いのがオープニング映像だ。ロボアニメのオープニングアニメーションは様式美が強く、翻ってそのアニメ作品がどの程度ジャンル様式に則っているかを測る一種のリトマス紙にもなる。


冒頭で例に出した「SSSS.GRIDMAN」はアニメーション全体が映像演出教科書になっていいんじゃないかというレベルで非常に様式を押さえた作りになっている。OP映像も非常にわかやすい。

https://www.youtube.com/watch?v=ku6Lz0dlTfs

味方は上手(かみて)からベクトル最後ラスボスは下手(しもて)画面上側。物語キーになる人物の配置、顔の向きなどかなり構造として作り込まれてあり完璧だ。余談ながら、この作品は大張演出オマージュしすぎたあまり、本人から若干苦言を呈される(のち和解)ということもあった。

上手下手は映像演出の基本のキながら一瞬のカットでも効果が抜群なのと、ロボットには人間ほどの露骨な顔の表情がつけられないからか、OP映像では比較様式に則って素直に使われるようだ。


バーンブレイバーン」でも見事なくらい上手下手の様式に則っている。

https://www.youtube.com/watch?v=Zkg_03wzNKQ

味方勢力が上手から下手向き。グリッドマンもそうだが、徹底することで非常にヒロイックな印象になる。ここで気になるのが、1分あたりからの鍔迫り合いだ。当初上手にいたブレイバーンが途中で相対する敵(?)と逆の向きになり下手側に移動する。

下手側は「攻撃を向けられている側/劣勢側」にもなるので、この剣戟シーンでブレイバーンが押されている状況なら無くはなさそうだが、キメのカットではほぼシンメトリーで力が拮抗しているもの同士に見える。

他方同じような構図で味方側が下手にくる鍔迫り合いは他にもある。


ガンダム00 2nd 1期OP

https://www.youtube.com/watch?v=5gdItTOUpDM

ガンダム00 2nd 2期OP

https://www.youtube.com/watch?v=CgqXWXjA8WE

どちらも終盤、主人公機とライバル機が鍔迫り合いをするが、主人公側が下手、ライバル機が上手になる。

これは作中での2人の関係性を理解すれば納得がいくもので、というのもこのライバルキャラ主人公一方的に執着して付け狙うだけで逆に主人公側にはこのライバルキャラとは特に戦う理由がなく、都度からまれてはあしらうというだけの関係性でしかない。ライバルの強い一方通行片思いが反映されている演出だろう。

ガンダムといえばそれ自体様式重力が強い作品だが、中でも演出様式を重んじていると思われる作品に「ガンダムSEED」がある。シリーズの中でも妙に大張成分を感じさせる作品は、メカデザインも含めて独特なケレン味を帯びた作風になっている。

この作品OPでも鍔迫り合いが登場する。


SEED無印、確か3期くらいのOP。※期間限定公開(おそらく劇場版上映のため)

https://www.youtube.com/watch?v=AHwxpKaufrw

ここでも1分あたりで味方と因縁のある敵との剣戟があるが上手が味方機だ。

ちなみにこのOP物語が大きく動くタイミングでの新規OPで、演出によってその後の勢力の変動が暗示されるものになっており楽曲歌詞とも絶妙リンクしたSEEDシリーズきっての名OPになっている。


鍔迫り合いではないが、上手下手の扱いが非常に巧みなのがガンダムW後期OPだ。

https://www.youtube.com/watch?v=ICOwBtm8L_s

冒頭で上手からまっすぐに抜けていくウイングゼロがとてもヒロイックだ。最後ウイングゼロライバル機と相対して下手に地球を写したあとの掴み合いで画面が回転してウイングゼロが下手下側にくる。その角度のままライフルを発射する。

牽強付会すれば、初代ガンダム1話アムロザクを刺した決めカットと同じ構図で劇的であるそもそもガンダムWという作品自体、味方がとにかく劣勢になりがちでだいたい常に負けている側なので、主人公の見上げるカットとともに逆転の一発、というのはとても熱く効果的だ。


最後に、同じガンダムシリーズOPでいうと映像演出の面で興味深いと思ったのが直近の「水星魔女」。ネタバレが含まれるので未視聴の方はご注意。

https://www.youtube.com/watch?v=aU8ruUe7UlE

冒頭で主人公が上手入りの動きをするのに対して、主人公であるエアリアルはサビ部分の見せ場で、一瞬上手から入ったあとは画面中央奥に飛んでいく。そして最後に逆光シンメトリーという、若干不穏なカットで終わる。特に最後の構図は何か小骨がのどに刺さったような違和感を覚えるものがある。

初期の作品キービジュアルではエアリアル逆立ちをするように反転していたりと、何かしらエアリアルという機体に異質さを表現しようとした意図がうかがえる。

そして2期OP

https://www.youtube.com/watch?v=0Zmt74GeVpY

45秒あたりでようやくエアリアル改修型が上手入りするが、それを見上げるスレッタの表情は不安気で、新型機登場というOP華のシーンながらどこか不気味なシーンにもなっている。

そして、物語クライマックスに入り、OPカット更新される。

https://www.youtube.com/watch?v=bJa4Fwi5X9g

1分あたりからスレッタの本当の後継機になったキャリバーンが満を持して上手から随伴機とともにバーストし、その先から敵対してしまった改修型が下手入りし、剣戟カットでキメる。

2024-02-02

Bang Dream! It's MyGO!!!!!』から数ヶ月でバンド箱推し沼に落ちつつある

バンドリ、正確にはBang Dream!プロジェクトは、ガールズバンドを題材にブシロードが展開するメディアミックスコンテンツだ。

とこのあたりはチャキチャキ行きたいのであとは各自調べてください。

スマホゲーを中核にしつつ、アニメ化とか音楽かいろいろあるわけだが、一番のキモリアルバンドということになると思われる。

文字通りというか何というか、リアルバンドであるキャラクター担当する声優さんたちが楽器練習してバンドを組んでライブをするという、そういう感じだ。

この流れの中で、昨年リアルバンド活動開始とともにテレビアニメシリーズBang Dream! It's MyGO!!!!!』が放映されたのがMyGO!!!!!(以下マイゴ)というバンドである

It's MyGO』については、もう全員見ているであろうから話の大筋は割愛する。平たく言えば「気まずい『けいおん!』」である

ともかく、今にして思えばこのテレビシリーズが始まりだった。バンドリのアニメシリーズ自体は以前にも3シーズンばかり放送されており、目を通してはいた。が、ハマるということはなかった。「ふーん、いいじゃん。」と渋谷凛程度のテンションで受け流していた。

ところが今度の『It's MyGO』は違った。端的に言えば、わかる。これに尽きる。劇中で次から次へと起こるいざこざは、バンド経験者であれば、馴染み深いとまでは言わなくとも身に覚えのあることばかりだ。そもそもバンドマンなんて人格問題を抱えた人間の方が多い。それが群れてひとつ目的に向かおうというのだから、揉めるこじれるは必然と言える。現実には、結束バンド放課後ティータイムのように円満関係バンドのほうが珍しいはずだ。

そして何より、バンドは終わる。99.9%のバンドは、とくに売れることもなく、ライブ成功させる(何を成功とするかは難しいが)こともなく終わる。マイゴだって一度は最悪の形で終わりを迎える。だがそこからだ。大きく話題になった10話のライブ回。「終わったバンド」の先を描くファンタジー。泣いた。泣き散らかした。なんというか、過去の私が救われたような思いがしたのだ。『ラ・ラ・ランド』のクライマックスのようだった。

It's MyGO』の放送終了後である

youtubeのマイゴチャンネル情報をチェックするようになった。新規楽曲MVチャンネル上で公開されていたのがきっかであるアニメ終わったのに新曲出るんだ、と思ったのを憶えている。

そうやって過去楽曲MVまで漁っているうちに、画面端に目が留まった。

話が逸れるようだが、ここでインターネットのコツについて書く。youtubeの関連動画を見るな。というのがそれである。猫動画を見ていたら関連動画ハムスターの共食い動画が現れたことがあった。関連動画を見ていいことなんてひとつもないのである。私が数ヶ月前の自分に何かアドバイスできるなら、youtubeの関連動画を見るな、と必ず言うだろう。

というわけだから、実際には見たわけである

同じバンドプロジェクトの別バンドの、リアルライブ映像だった。RAISE A SUILEN。以下、RAS

音楽的には全く好みでなかった。マイゴがクリーンヒットするくらいだから、私が好きなのは直球のギターロックなのであるアジカンとかイースタンユースとかアンディモリとか、そういうバンドなのである

RAS音楽は、好みと全く違った。が、好みでないがゆえに、俯瞰分析的に見られた。そして思った。演奏力、ヤバい

特にドラム。全員巧いが、特にドラム。叩くマスキング役夏芽氏のドラムは、完全にパワータイプであるビスケット・オリバとか花山薫とか好きな人なら多分好きである。四つ打ちのシンプルリズム我慢ならんとばかりに無限フィルが入ってくる。打点がよほどいいところを抜いているのか、バンドとしては重心低めの音像にも関わらず、ドラムの音が小気味いいほど抜けてくる。かつ重さもある。そして常に笑顔普通あんドラムを叩いていれば虚無顔か仁王顔になってしまうと思うのだが、めちゃくちゃ抜けのいい笑顔で叩いている。怖い。あと髪型がかっこいい。東京リベンジャーズに出てきそうな髪型である。怖い。

しばらくはRASにハマり、ブックオフオンラインアルバムを買った。当然、特典ブルーレイ付の初回盤である

ここで、バンドシリーズCD特殊形態について少し説明しておく必要がある。CDには、たいてい【通常盤】とブルーレイ付の【初回盤】が存在している。なんだ普通じゃんと思われるかもしれないが、特殊なのは、このブルーレイの方が「本体であるという点だ。ブルーレイには、基本的バンドライブ公演が一公演まるごと収録されている。そのブルーレイの分、通常盤と初回盤の間には価格差がある。たとえば、シングル盤だとCDのみの通常盤では1,760円(税込)。これに対してブルーレイ付の初回盤は7,810円(税込)である。これがアルバムになると、付属ブルーレイは二公演ぶん二枚となり、価格通常盤3,520円(税込)に対して初回盤11,000円(税込)となる。この価格差が、ブルーレイが「本体であると書く理由である

MyGOのアルバムを購入した時点では、ブルーレイ本体であるということを見抜けていなかったため、私は通常盤を購入してしまっている。今では、中古盤を漁る際でも、必ず初回盤を狙うようにしている。

それはさておきRASである付属ライブブルーレイ二枚を鑑賞して、参ってしまった。ドラム音源よりライブのほうが三十倍かっこいいではないか

といったところで、脱線脱線を重ねることにはなるが、バンドリとプロメンバー、ということについて少し書く。

バンドリにおいてキャラクターを演じる声優さん演奏するのがリアルバンドであると先に書いた。掘り下げると、このあたりは少し込み入った事情がある。RASについていえば、はじめはバンドプロジェクト専属バックバンドとして組まれものであり、ドラムベースギターというバンドの核を成すパートを受け持つメンバーはもともとスタジオミュージシャンとして活躍されていたようである。いわば演奏プロ演奏うまいのは当たり前と言ったら失礼になるが、むべなるかな、である

このあたりの事情について、もうひとつ、注目すべきことがある。こうした、スタジオミュージシャン出身メンバーも、自身担当パートキャラクターに声をあてるのである。私としては、ここのところをとても面白いと感じている。彼女らは演奏プロであるが、声優としては(はじめの時点では)アマチュアである。翻って、本業声優メンバーについて考えると、彼女らは声優プロであるが、演奏についてはアマチュアである。この交差が面白い声優メンバー演奏技術の向上と、ミュージシャンメンバー演技力の向上。後者についてはスマホゲームアニメシリーズでよく確認することができる。再三触れているRASの夏芽氏などは、もはやキャラクターとしても堂に入ったものである

RASライブ映像にどっぷりと浸かった私は、気付けば他のバンドライブ映像アーカイブを掘って追うようになっていた。

見ていて、面白いことに気づく。バンドリのリアルバンドでは、技術的な要点はリズム体に置かれているということである

一応のシリーズの顔であるPoppin Partyで全体の演奏リードするのはバンドマン上がりのベーシスト西本であるベースをかなり低めに構えた独特のフォームで激しいパフォーマンス披露して客席を強烈に煽る姿は、演じるキャラクターとのギャップに少し笑ってしまう。

Poppin Partyと対になるRoseliaでその役を担うのはドラムの櫻川氏だ。ツーバスを主軸にした手数の多いド派手なスタイルで、バンド全体を牽引する。最初見て「この人もスタジオミュージシャン出身なのかな」と思っていたら普通声優さんだったので、少し引いた。

バンドというものは、リズム体さえしっかりしていればそれなりに聴けるものになる。そういう点を押さえた上で、どのバンドにおいてもリズム体には力を入れるディレクションを行っているのではないだろうか。

という流れで、もっとも後に触れたリアルバンド、Morfonica(以下モニカ)の話をする。

モニカについては、番外編除くアニメシリーズには未登場だったのもあり、ここに至るまで知らずにいたバンドであった。

ライブ映像をまず見ての感想は、なんだかちぐはぐなバンドである

特徴となるバイオリンバイオリンについては恥ずかしながら知識がなく、技術的なことの細部については分からない。ただ、だからこそ、バイオリニストAyasa氏が凄まじく巧い、ということは分かる。いや、モニカライブ映像を見れば、誰もがそう思うはずである。どんな素人でも分かる凄さである。それぐらいに並外れている。パート的にはリードギター役割を担い聴かせる激しい演奏は、間違いなくこのバンドの華であろう。ミラ・ジョボヴィッチか?と言いたくなるようなビジュアルも含め、強烈な引きを持ったスタープレイヤーである

それにドラム。叩くmika氏は夏芽氏とは別ベクトルの超絶ドラマーである。繊細でテクニカルタイプで、刃牙では烈海王が好きだという人などは恐らくピンとくる音なのではないだろうか。mika氏のプレイにあって、ことにスネアにおけるニュアンス付けは卓抜している。スネアロールの中でのアクセント位置付け、クレッシェンドタッチ自在であり、音だけ聴けば口径も材質も違うスネアが四つも五つも並んでいるのかと錯覚するほどであるスタンダードスクエアリズムの中に三連系や五連符のフィルさりげなく滑り込ませるようなプレイも多く、いわゆる「うたう」タイプドラムとして実に聴きどころが多い。

やはりというか、この二名はもともとプロミュージシャンであったようだ。演奏彼女らが引っ張っていく形になるが、ライブ映像の印象は、ギターボーカルベースはそこに必死についていっているというものだった。演奏がよれたり躓いたりするのを見て失礼ながら「本当に演奏しているんだなあ」と改めて感じた、とそんなような演奏である

プロジェクト内の他バンドに比べてやけにこなれていないこのバンドに、なぜだか興味が湧いた。

youtubeバンドチャンネルを掘っていて見つけたのが、モニカ活動初期ドキュメンタリーシリーズ、「Morfonical」であるバンドの結成から練習、はじめてのイベント出演、単独ライブまでを追う。これが順風満帆はいかないスターである。初ライブではライブの開始時にイヤモニにトラブルギター直田氏は自らの音が聴こえない状態一曲目を演奏していたようである。これは目隠しをして絵を描かされるに等しい。演奏に慣れない中、いきなりの大舞台でそれなのだから、恐ろしすぎる。トラウマになってもおかしくない。そんなこともあって、この初ライブメンバーにとって悔いの残るものになったようだ。ことに悔し涙を流すベース西尾氏と、「自分が全体を見る立場なのにメンバー不安に気づいてやれなかった」と語るmika氏が印象に残った。それを経ての猛練習と、続く単独ライブ。そこにはドラマがあった。そうした物語込みで見ながら、モニカに対する印象は変わっていった。当時、ギター直田氏とベース西尾氏は「モニラジ」としてyoutubeラジオ放送しており、これのライブ前後の回、及びにAyasa氏とmika氏のゲスト回にて、ライブにかかる心境を詳しく語っている。

この頃、私はバンドプロジェクトの中心となるスマホゲームガールズバンドパーティ』にも手を出し始めていた。マイゴのストーリーイベントが公開され、アニメシリーズの先の物語が語られ始めたためである。このゲーム内ではモニカストーリーも詳しく語られることになるのだが、これを語り始めるとまた際限なくなってしまうので、詳しくは触れない。ただ感じたのは、モニカストーリーは、バンドリにおける特殊物語構造──キャラクターたちの物語リアルバンド物語の交差──を強く推し進めたものだということであるミュージシャンであるAyasa氏とmika氏のキャラクターを演じるという意味での成長、声優である藤氏、直田氏、西尾氏のミュージシャンとしての成長、これが交差しモニカという存在の強度を増していく──そういう物語である。少なくとも私にはそのように感じられた。

エンターテインメントを止めない!~バンドリ! コロナ禍の軌跡~』という特番youtubeバンドチャンネルにて全編視聴することができる。

特に2021年から22年にかけては、ライブの規模縮小、イベントキャンセルなどかなり活動制限されたようである

最近になって、コロナ禍を経ての直近のライブ映像が幾つかアップされている。その中でモニカの最新のライブも見ることができた。

実によくまとまった演奏であった。声優組のパフォーマンスは見違えて堂々とし、演奏ミスほとんどない。ミュージシャン組のふたりの音もより自由にのびのびと奏でられていた。

そこまでにあった物語を思って、すこし涙した。

CD初回盤付属ライブ映像もそれなりの数を見てしまって、あとは実際に見るしかいかなと思い始めている。

場の雰囲気を思うと、怖くもあるが、なんだか楽しみでもある。

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