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はてなキーワード: ゲド戦記とは

2023-07-15

「どう生きるか」してくるけど、きっと感想文で驚きまくってしまうと思う

正直言うと、あまり気のりしないんだ。

ジブリなんて金ローやネトフリで見ればいいと思ってるから

俺にとってはずっとそうだったから2000円も払って見に行くというのに勿体なさがある。

交通費ポップコーンIMAXも考えると実質3500円ぐらいだ。

家で配信を見るんだったらもし買い切りでも500円だし、コーラポップコーンドンキで100円だから、せいぜい700円だろう。

5倍以上の価値なんてあるのか?

でも俺は今見たいんだ。

「今見る」ということに差額分を出す。

既に俺の中でコンコルドは飛び立とうとしている。

こうやって思い悩んでいる間にも乗客たちの乗り入れは始まり車輪は滑走路を滑り出している。

引き返せない思いが俺に「凄かった!」という感想をもたらすだろう。

信者か、アンチか、何者になるのかは分からないがきっと俺は大いに驚くと思う。

そのことを先に書いておく。

許してくれ。

俺にとって「わざわざジブリ映画館で見る」というのは冒険なんだ。

前にそれをやったときゲド戦記だった。

原作既読でもあった俺は、大いなるアンチとしてネット中を暴れ回った。

その傷も癒え、今本当に久しぶりに映画館ジブリしにいくんだよ。

どうなってしまうんだろうな。

2023-06-01

ドラゴンはむしろ古代からの噛ませ犬要員だろ

https://twitter.com/Unagi_Kousuke/status/1663839294572879872

うなぎはかなり古いファンタジーを読んで育った生物なので、昨今のドラゴンの扱いには少しばかり辟易する事がある('ω')

あれは「知恵ある頂点捕食者、コントロール不能な生きた災害」というのがうなぎ感覚であり、チートを見せびらかす為に簡単に狩られてしまうと些かショックを受けてしまう。



ファフニールジークフリートに瞬殺される。

〇ケートスメデューサの首を見せられて即死する。

カドモスが戦った竜:いろいろな攻撃を試されて殺される。瞬殺されなかっただけましな方か。

ベオウルフが戦った竜:老境のベオウルフと相打ち。善戦した方だが相手は老人・・・

リプ欄にはキリスト教が~というのもあるが聖ゲオルギウス以前からドラゴン普通に噛ませということがわかる。

そもそも東洋でも瞬殺されている。(ヤマタノオロチとか)

神話からあっさり片付けられるのは当然」では近現代ファンタジー作品群を見てみよう。

〇サラガヴヴェルグ(サクノスを除いては破るあたわざる堅砦):年端もいか少年に鼻づらをボコボコに殴られた挙句、剣の素材となる(モンハン!)

スマウグ(ホビットの冒険):一撃で射ち落とされる!

〇イエボー(ゲド戦記):かけだしの魔術師見習いにあっさり真名を見抜かれて放逐される。

アイシングデス(ダークエルフ物語):ねぐらの氷柱が頭に突き刺さって即死。(環境キル)

ゲーム小説ですら瞬殺されている。

バカ高いステータスに設定されているD&Dでさえこの扱い。

日本の一昔前のラノベでは扱いがよかったのかもしれないが、ドラゴンは噛ませにされる方が伝統に沿っていると言える。

2023-03-07

anond:20230305230720

原作の『ゲド戦記』はどうかな

原題は「アースシー魔法使い」なので全くもって戦記物じゃないです(翻訳者ではなく当時の岩波書店がつけた)

主人公のゲドの「最初ダメ→途中から覚悟を決める」「力が周囲にオープン」「周囲の理解サポートあり」も満たしてる(楽俊みたいなやつもいるよ)

最初から強い」んだけどそれが「最初ダメ」の原因になってる(人間的な未熟さゆえに大事件を引き起こす)

 

ファンタジー書きの人(宮崎駿含む)はほぼ読んでると言っても過言じゃないし

幻想文学研究者によると「魔法学校」の概念をはじめて幻想文学に登場させた金字塔作品でもある

2023-03-04

歌が上手いけど特に何もない

ヒトカラに行ったりボイトレに行って持ち歌のカラオケ採点で90点から95点くらいは平均で出るようになった。

しかカラオケ界隈は採点98点とか99点とか当たり前に取る人がウジャウジャいる。

それも歌いやすポップスではなくて、例えばゲド戦記のテルーの唄みたいな高難易度の歌をサラっと歌いこなす人が当たり前だったりする。

あと他人に歌が上手いと知られてもあまりいいことはない。

会社飲み会カラオケ行ったことあるけど「歌が上手い増田」という評価をもらったが段々

「歌が上手いくせに仕事段取りが下手な増田」とか「歌は上手いけど数字が苦手な増田」とか罵倒に変化していった。

単純にクソ無能と呼ばれたほうが気が楽。だから人前では歌わないようにしてる。

でも安く遊べるから休みの日にヒトカラで歌うのはやめられない

2023-03-01

有名な日本アニメ監督

〇言うまでもないレベル

宮崎駿代表作多数)

 

一般人名前を聞いて「あぁ」ってなるレベル

細田守サマーウォーズ等)

新海誠君の名は。等)

高畑勲火垂るの墓

庵野秀明キューティーハニー等)

富野由悠季ガンダム

 

一般人作品名を聞いたら「あの人ね」ってなるレベル

押井守イノセンス等)

大友克洋AKIRA

原恵一クレしん映画

 

アニメ好きだったら監督名単体で出てくるレベル

湯浅政明夜は短し歩けよ乙女

新房昭之まどマギ

水島努代表作多数)

今 敏(パプリカ) ※追記。初期段階では入ってたのに抜けてました。スイマセン。

 

アニメ好きだったら作品名で「あの人の作品いいよね」ってなるレベル

山田尚子けいおん等)

佐藤順一ARIA等)

河森正治サテライトの人) ※修正しました。完全に勘違いしてました。スイマセン。 

 

〇けっこういろんな人が知ってる感じはするレベル

出崎統明日ジョー) ※修正しました。完全に勘違いしてました。スイマセン。

幾原邦彦ウテナ

鶴巻和哉(シン・エヴァ

 

知名度はある

山本寛フラクタル

宮崎吾郎ゲド戦記) ※追記しました。

 

〇ワイは好き

大沼心バカテス

 

異論追記求。

 

追記

アニオタは好き枠はアニオタはみんなスタッフ語り好きなので入れ切れません……

 

追記2:

4回謝罪したのでワイの負けです。

対戦ありがとうございました。

なんか別でエントリされていたのでこっちに統合しました。スイマセン。

2023-02-04

テーマは深いけど娯楽性の乏しい作品を持ち上げるの辞めて欲しい

今日ブレードランナーを観た

SF映画の名作と聞いていたが、長年観ないで居たのをふと思い出して観てみた

同じリドリー・スコット監督ブラックホーク・ダウンはすごく良かったし、エイリアンについては自分の中でもベスト3に入るぐらいの名作だったのですごく期待してた

あらすじは

近未来人類遺伝子操作で産まれ人造人間レプリカント奴隷として使役していた

レプリカント身体能力、知能において人間凌駕する存在で生きている内に感情を持つようになるため、反抗を抑えるために4,5年で寿命を迎える

そんなレプリカントたちが脱走したため、主人公捜査ブレードランナーが4人のレプリカント抹殺を命じられる

本当につまらない映画だった

まずやたら暗い

前編通じて、スターウォーズEP6の序盤のジャバ・ザ・ハットの宮殿のシーンのような陰鬱

それでいて盛り上がるシーンや見せ場がどこにもない。驚くほど盛り上がらない

そして、強敵かと期待させたレプリカントが弱い、というよりバカ

まず4人の内2人があっけなく倒される

そこは序の口で残りの2人が強いのかなと予測する

3人目のレプリカント主人公を不意打ちで追い詰める、かと思いきや唐突に謎の嘗めプをしあっさりと倒される

そしてラスボスとなる4人目のレプリカント

こいつも不意打ちで主人公を負傷させたかと思いきや、また謎の嘗めプをしだす

その後主人公じわじわ屋上まで追い詰めるのだが、そのシーンもつまらなさすぎて欠伸が出る。

そして最後主人公が絶体絶命のピンチに陥るのかと思いきや、レプリカント寿命が来て死亡という、糞オチ

どこが知能高いの?ただ運動が出来るバカじゃん。こいつらIQ70あるの?

そういいたくなるアホな悪役たちと盛り上がるシーンが一切無い糞映画

「ワクワクを返せ」とキレそうになった

一番面白いシーンは序盤のうどんを4つ頼んだ主人公が店主に「2つで十分ですよ」と怒られるシーン

まだ派手なアクションや悪い意味予測を裏切るシーンがあるだけディズニースターウォーズの方が面白かった

まさか自分の中のワースト映画更新されるとは夢にも思わなかったな

でも、こんな糞映画評価されてるのって近未来SF陰鬱で退廃的な雰囲気を取り込んだことと、遺伝子操作というテーマを扱ったことが原因なんだろうな

でもさ、映画ってのは娯楽なんだからどれだけ重くて深いテーマを扱おうともつまらなかったらそれはゴミじゃん

高尚なテーマだけ語りたいなら、映画なんか創らずに、思想書でも書いてりゃ良いじゃん

そのせいで色々思い出した

前に話題になった「明日、ママがいない」というドラマ

これも児童養護施設という重大なテーマを扱っているけど、作品としては陰鬱で退屈だった

ゲド戦記原作もそうだ

高尚で哲学的テーマを扱っているのは分かる

でも、本当に盛り上がらなさすぎてつまらないんだよ

1巻と3巻はまだ楽しめた

2巻と4巻がガチでつまらなさすぎて苦行だった、特に4巻は糞

まあ、ゲド戦記は作者の文才と興味深い世界観があっただけマシだな

陰鬱作品でも面白い作品ってのは山ほどある。自分が観た中ではディア・ハンタープラトーン、炎628、ヒトラー忘れ物存在のない子供たちetc

どれも観ててしんどい作品だった。特に前3者は観た直後かなり凹んだ

でも、決して退屈はしなかったし、なんだかんだで観て良かったなと思える作品

パラサイトだってテーマはかなり深刻だけど娯楽作としても超一流じゃん

テーマは退屈さのいいわけにはならない

映画ドラマ文学どれも前提条件として娯楽なのだからまらなければただのゴミなのだ

から、通ぶって重いテーマ扱った駄作を持ち上げてんじゃねーぞ、自己満オ○ニス映画オタクども

腹立ちすぎて長文投稿しちゃったよ

2022-09-08

なんでオリジナルでやらないんだろうなあ

ロードス島戦記みたいに褐色の肌のエルフの出てくるオリジナルファンタジーを作ってそれで勝負するんじゃ何故駄目なのか、さっぱり分からない。

ゲド戦記白人ばかりの既存ファンタジーに対する反発、

空色勾玉シリーズ日本独自ファンタジーを描きたいという意欲、

十二国記銀河英雄伝説に対する「死なないラインハルト」という着想から

ゲーム・オブ・スローンズ指輪物語への疑問からまれ作品らしいし

そうやって既存作品に対する批判独自昇華して新しい作品が生まれていく分には肯定的に見る人も多いのでは?

2022-07-27

鬼滅とかゲド戦記不老不死を求める人間へのレッテル貼りが嫌い

不老不死を求める残虐な悪人が出てくるだけとか

りある命の素晴らしさを語る正義の味方が出てくるだけとかならいいんだけどな

不老不死を求める残虐な悪人を出した上で、限りある命の素晴らしさを語る正義の味方を出してくるのは受け付けない

現実不老不死を目指してる人間(久保田京大准教授渡辺正東大准教授等)が人を殺したりする悪人でないことを知ってるだけに

フィクション不老不死を求める人間が平気で人を殺したりする悪人で、限りある命の素晴らしさを説く人間が人々を守る正義の味方という構図を取られると

作者が自分思想(限りある命は素晴らしい)を正当化するために

不老不死を目指す奴は人を殺したりするような悪人で、不老不死に反対する人間は善人という印象操作をしているように思える

正直、プロパガンダ臭くて受け付けない

2022-07-18

漫画アニメ不老不死を目指す人間に対する差別表現規制すべき

漫画アニメ不老不死を目指す人間が描かれる時、

大抵不老不死を達成するために他の人間を平気で殺すような邪悪存在として描かれる。

ドラゴンボールフリーザ鬼滅の刃の無惨、ジョジョディオゲド戦記クモなどがその例だ。

一方で現実不老不死を目指している人間不老不死を達成するために他の人間を殺したりはしない。

現実不老不死を目指している人物としては、レイ・カーツワイルオーブリーデグレイ、渡辺正峰、久保田信などがいるが彼らは不老不死になるために他の人間を殺したり犯罪行為をしたりはしていない。

ではなぜ漫画アニメ不老不死を目指す人間が他の人間を平気で殺すような悪人に描かれるのかというと

制作者側に「不老不死を目指す奴は平気で人を殺す悪人に違いない」という偏見差別意識があるからだと思う。

このような偏見差別意識を無くすためにも不老不死を目指す人間を平気で人を殺すような悪人に描く行為規制するべきだと思う。

2022-05-26

無理やり褒めればいいだけなら誰にだって出来るだろ

だって簡単に出来るんだけど、手元に丁度いい駄作がないからなあ。

うーん惜しい。

ユアストーリーは邦キチがもう触れてるし、緑の巨人はみんなが知らなそう、ゲド戦記比較対象パヤオなのと「命を大事にしないやつは死ね」を無理やり叩くアホがいただけなので簡単すぎ、うーん丁度いいのがないなあ。

実写も面白いのは邦キチを始め各種のサイトが触ってるし、なかなかないんだよなあ手つかずで有名なクソ映画って矛盾を抱えているのが。

まあ今度なにかしらクソなのが流行ったらレビューしてやるから待ってな。

2022-05-11

anond:20220510110125

洋書だとわりと顕著かも

ハリーポッター

Harry Potter and the Philosopher's Stone

Harry Potter and the Chamber of Secrets

Harry Potter and the Prisoner of Azkaban

とか

ダレンシャン

Cirque du Freak: A Living Nightmare

Cirque du Freak: The Vampire's Assistant

Tunnels of Blood: The Saga of Cirque du Freak

とか

ゲド戦記

A Wizard of Earthsea: The Earthsea Cycle

The Tombs of Atuan: The Earthsea Cycle

とか

三体シリーズ

The Three-Body Problem

The Dark Forest

Death's End

とか

2021-11-01

2021年 金曜ロードショー視聴率

01/08金 10.3% パラサイト半地下の家族

01/15金 *7.4% ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序TV版

01/22金 *7.4% ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破TV版

01/29金 *7.9% ヱヴァンゲリヲン新劇場版:QTV版

02/05金 *9.4% 名探偵コナン時計じかけの摩天楼

02/12金 *8.3% カイジファイナルゲーム

02/26金 *8.8% スター・ウォーズスカイウォーカー夜明

03/05金 *7.6% ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー

03/1211.8% Fukushima50

03/26金 *7.3% バイオハザード

04/02金 14.0% ハウルの動く城

04/09金 *8.8% ゲド戦記

04/16金 10.4% 名探偵コナン異次元狙撃

04/2310.0% 名探偵コナン天国カウントダウン

04/30金 12.0% るろうに剣心

05/07金 10.3% タイタニック前編

05/14金 12.0% タイタニック後編

05/21金 12.7% アラジン

05/28金 *8.2% スタンド・バイ・ミー

06/04金 11.1% ボヘミアン・ラプソディ

06/11金 *8.9% グーニーズ

06/18金 11.1% ザ・ファブル

06/25金 *9.4% ピーターラビット

07/02金 *9.4% おおかみこどもの雨と雪

07/09金 *9.9% バケモノの子

07/16金 10.7% サマーウォーズ

07/23金 *2.4% 君の膵臓をたべたい ※五輪開会式の裏

07/30金 *7.7% ワイルド・スピードICE BREAK

08/06金 *4.5% 僕のヒーローアカデミアTHE MOVIE・2人の英雄

08/13金 13.8% もののけ姫

08/20金 *9.1% 猫の恩返し

08/27金 10.2% 風立ちぬ

09/03金 *8.6% ジュラシック・パーク

2021-06-19

anond:20210619181958

ゲド戦記アニメ見たけどつまらなかったから、原作ゲド戦記駄作!」とか言いそうな御仁だな。元の人。

2021-06-14

anond:20210613235156

ゲド戦記わくわくしながら1巻よんだあとさあ2巻だってなったのに確か2巻のまえがきでラストまでのネタバレが堂々と書いてあったのは絶対ゆるさな

まさか公式ネタバレされるとか思わんやろなんやれいまだにゆるさんぞ

何者かになりたかった自分が経てきた趣味一覧

若い頃に色々手を出して、そこから読書小説に偏って、また最近色々やり始めた感じ。

なんでも初心者にしてはそこそこぐらいで飽きるというか、努力度合いと成長具合が自分にとって見合わなくなって投げ出してしまう。

継続は力なりというがほんとに何かひとつ続けておいたら良かったとは思う。

ギター

高校の時、妹がアコギ始めたので始めた。バレーコードも押さえられて普通に弾き語りはできる。(綺麗な音はならないしアルペジオは苦手)

弟の影響で始めたエレキギターは、結局BOØWYの『Marionette -マリオネット-』がギリギリ引けなくて挫折。ハンマリンプリングなくてゆっくりギターソロとかだと音は鳴らせるが人に聞かせるレベルではない。

そこからだいぶ経ってギターPC繋ぐゲームとかでも再挑戦したけど無理だった。

その他楽器

ピアノ電子鍵盤)はがっつり練習したら初心者向けのやつなら弾けるようになった。(一番難度が高いのはロンバケでやってた瀬名のやつ)基礎がないか練習した曲しか弾けない。

ドラムラルクとかイエモンとかの時代バンドやってたからそこそこ。今はもう叩けない。ブランク。耳も悪くなったし、リズム感も衰えまくった。

ベース簡単なのだったら音は鳴らせるがバンド組めるほどではない。

ブルースハープ弾き語りの時に首に鉄の棒つけたやつで間奏とか吹くぐらいなら。人前では吹いたことはない。(結婚式の余興で弾き語りやらされた時に装備してたけどてんぱって無理だった)

 

イラスト

ドラクエ4コマに応募した。画風は違うがデビュー当時の衛藤ヒロユキよりやや下手ってぐらいの画力だと思ってた(実際はもっと下だろう)。ネタ突破できるかと思ったがネタ評価されなかったみたい。

そこからまた十数年、ペンタブ買って5年寝かして、最近ちょいちょいイラスト描いてる。

人気キャラpixivかにあげたらお情けで数いいねぐらいは貰える。

アダルトゲーム

PC家族共用で使えなかったので、アダルトゲームの紹介雑誌を月2冊ほど買って抜いてた。(テクノポリスとあとなんか)

その後なんだかんだあって、エロゲ―(同人)のシナリオを書いたりで関わったことはある。(それが販売されてどれだけ売れたかは知らない)

バイク

原付でこけた。趣味ではない。

中免はずっと取りたいと思ってる。

一眼レフカメラ

知り合いがカメラ屋に居たので、6万ぐらいのやつ買った。ソニーのα500だっけ。

アイドル撮影会とかライブ撮影とかやろうと思ったけど、実際撮ってみてセンス無くて箪笥の肥やしになってる。

結局レンズは一本も買わずに元から付いてる奴使ってたか趣味入り口にすら達してないと思う。

フィルムカメラ写ルンですしか触ってない。 

登山

近所にある2~3時間で登れる山でハイキングレベルなら一人で何度か。

これはハマるとヤバイと感じていて「山はいいぞ」と知人に富士山登山とか誘われてるが固辞している。

キャンプ

子供の頃からキャンプ経験豊富なので、たまに行くと楽しい

グループで行くと、元ボーイスカウトの連れと自分負担のしかかってくるので、大勢で不慣れな人間はいきたくない。

自分のことを自分でやるのは凄く楽しいが人の世話は好きではない。(火起こしは好き)

タロット

一瞬だけ覚えて、自分とか友達占いしてたけど飽きた。

あと風水師弟子入りしたこともあるけど、月謝が高く、イメージしていた風水師ではなかったからやめた。鍾乳石とか落としたかったのに、というのは冗談だが。

他にも数千円とかする📚を何冊か買って、マイナー占いにもハマったこともある。

ちなみに、そのマイナー占いを近所でやってるところがあったから行ってみたら、めっちゃ初心者のおばさんが自分でこしらえた簡易診断表みたいなの見ながら占ってくれて、このレベルなら出来るなぁ、とは思った。稼げないとは思うけど。

お話好きのおばさんが趣味と多少の実益兼ねてやるならい商売だと思う。どうやってガチ生計立てていくかの見通しは立たなかったし、自分には不向きだった。

映画

千と千尋紅の豚も、ゲド戦記もぽんぽこもみてない。ナウシカ魔女宅バルスのやつで止まってる。

1年数回ぐらいは映画館行って映画みるけど。

ミリタリー

これははまらなかった。ガルパンみたぐらい。

モビルスーツが好きすぎて、そのほかの兵器等にはあまり興味が起きなかった。ロマン武器とかロマン要塞は好き。

筋トレ

続かない。色んな要因が絡み合って体脂肪率5%とかだった時期はあるが。

小説執筆

同人誌作った。そこそこ続いてる趣味文章は下手だと自覚してる。

長編小説シリーズもの(読むほう)

読書が好きなので、指輪物語ぐらいならすぐ読めた。

最近は持続力が無くなってきて三体の中編ぐらいで無理だった。

作者読みは結構してるが途中で飽きる。S&Mシリーズとかは読んだけど、そこから10作ぐらいで止まってる。

戯言シリーズは全部読んだけど、化物語は1巻で飽きた。みたいな

そういえばシリーズものラノベで完結まで読んだ作品はないかもしれない。(銀英伝となろう系は除く)

一般小説ではミステリホラーが好き。あと直木賞獲ったやつとかは結構読んでた。

最近はなろうばっかりだ

作曲

昔は時間もあって、midiとかちょいちょい作ってたけど、最近は面倒になったしソフトが高機能すぎてついてけてない。

AIきりたんにカバー曲歌ってもらってるぐらい。

昔YAMAHAのポータブルシーケンサーみたいなのを買ったがそれ以外は無料ソフトで作ってる。未だにDomino使ってて使いこなせていない。

御朱印集め

老後の趣味に置いてる。が、旅好きでも寺好きでもないので多分集めない。

ボードゲーム

会社の先輩に、ボドゲカフェになんどか連れていかれたがはまりはしなかった。楽しかったけど。


アニメゲームラノベ漫画かには人並みに触れている。一般からしたら人並以上、オタクからしたらクソ雑魚ナメクジ

 

昔は結果を残すためにとか、バンドで売れたい(モテたい)漫画家になりたい、小説家になりたいって思ってたけど、今はほんとに趣味って感じでやりたいと思った時にやりたいことをやってる感じ。

多少は再生数とかいいねとか閲覧数とか気にするけど。(幸いにして5割ぐらいはなにがしかリアクション貰える。但しyoutubeはだめだ。競合が多すぎて埋もれる)


今思い描いてるのは、色々やってきて集大成として全部独力でアニメを作ること。youtubeに上げたら0再生だろうけど、ニコニコで50再生あったらいいやぐらいの感覚

話作りもイラスト作曲全然ダメダメだけど、全部自分でってのがやりがいある気がしてる。

それがひと段落したら映画も撮ってみたいな。多分それまでに死んでるが。

 

他にやったこと。

ゲーム作り(野田ゲーぐらいなら作れそうだけどアイデアがないのと、これを始めると時間が幾らあっても足りなくなるので保留)

家庭菜園

釣り

プラモ作り

・木工

やりたかたこ

芸人養成所に入りたかった。50ぐらいで始めるかもしれない

格闘技合気道習おうかとかボクシングジム行こうかとは思ったりはしてる)

もっとちゃんと小さい頃から真面目に楽器(習ってたんだけどさぼってた)

数学物理学高校文系に進んでしまった)

純文学を読む(もうラノベとかエンタメ系に染まってしまって楽しさが全然からない)

けん玉とかヨーヨーとか手軽に披露できる一芸(けん玉世界一周はできるようになった)

金属加工

やらんでも良かったかなと思うこと

タバコ

パチンコ

競馬

キャバクラ

増田

anond:20210614025554

2021-06-12

anond:20210612123520

お前偉そうに

ゲド戦記を見てみろ

スタッフはどの作品でも同じ働きができるわけじゃないんだよ

いいカントクがいないと無理なんだ

何もない10年になるだけだ

2021-05-30

喉渇くのが怖くて水が飲めないみたいな人生

大学4年の初夏、今日人生で初めて500mlのペットボトルを一気飲みした。別に何か運動したとかではなく、大変喉が渇いていたというのでもない。枕カバーを装着するのに手こずったので、ちょっと喉が渇いくらいだった。500mlのペットボトルを買い置きしていて、新品が山ほどある。すぐ手にとって開封してぐっと飲むと半分くらい減って、そこまで来て、今までにサラのペットボトルを1回で飲み干したことがないのに気がついて、やってみるか、と思って飲み切った。謎の達成感があった。

うから渇くことが目立つ。満腹を知っているから空腹が分かる。持っているから失う。繋がるから途切れる。生きているか死ぬ

渇きが怖くて、潤うことが出来ないでいる。充足感を知ること、それは欠乏の苦しみを知ることと表裏一体なので。そんなようなことを考えて失ってしまっている可能性が、わたし人生には結構多くある気がしている。

ゲド戦記知ってますか?主人公(名前忘れてしもた)が永遠の命に魅せられて、悪役に魂売っちゃうシーンがあるんですよ。死ぬの怖いよ〜という感じで。

死に怯える主人公ヒロインが、あなたが真に怯えているのは、実は死ではなく生きることであると説くんです。

失うことの苦しみばかりを考えて、生きることに向きあえないでいることを諭す、そんな感じだったと思います。なるほどね、いいねそれ、と思いつつも、わたし実はまだそれを深いところで理解しきれていません。だからまだ、何かを手に入れる満足におびえてしまう。

充足を知らないままでいる幸福と、失う悲しみがセットになってる充足の幸福、どっちがいいんだろう。すべての事象が、悲しみに勝る幸福であったらいいのになあ。

2021-04-08

anond:20210408125226

ゲド戦記おもろいよね。

吾郎ちゃんアニメまったくやる気ないのにあの出来ですごいと思うよ。

明日金ローが『ゲド戦記』なんだが

アニメゲド戦記』は原作者には全否定されるし人物みんな暗いし序盤ツンツンしてたヒロインワンコーラス丸々歌ったら(画面は草原映してるだけ)スッキリしたのかなぜか急にデレて主人公に優しくなるし展開は唐突だしで一部の作画が良いくらしか褒めるところがないと思ってたけど

庵野が25年かかった親殺しを処女作の開始5分で主人公が親父ぶっ刺してあっさり成し遂げた(未遂だけど)ってところだけは評価してもいいんじゃないかと最近ちょっと思った

現実には親殺せてないどころか今も独り立ちできてないけどな吾朗

2021-03-14

anond:20210314094201 anond:20210612192253

アーティストは異常な承認要求を持っていることが多く

この異常な承認欲求が「迷惑行為」「パワハラ」「暴言」に結びつきやす

 

パヤオ人間への眼差しはどこまでも真摯モブにまでその観察が活かされ

ひとりひとりが人間していることに感心・感動するし

大口叩くだけあるなぁって思うけど

ひとりの家庭人・上司としてはゴミだよ

 

例:下記のワードググるのです

雑誌『インビテーション』4月採録鈴木プロデューサー ゲド戦記を語る(1)」

 

目や耳に入ってきちゃうのは仕方がないが積極的に漁りたいとは思わない

問題行動は個人能力社会的地位によって酌量されるものではないと思っているので

2021-03-07

今年のジブリリバイバル上映 by コロナ

去年はコロナの影響で

風の谷のナウシカ」「千と千尋の神隠し」「もののけ姫」「宮崎悟朗のゲド戦記」がリバイバル上映されたわけですが

今年もやると思う?

やるとしたらラインアップは何だと思う?

願望込み、軍師気分込みで「ラピュタ」「紅の豚」「トトロ」「コクリコ坂」かなあ

風立ちぬ」はやらないと思います

あとタカハタ作品もやりそう。ホーホケキョ

2021-03-01

必読書コピペマジレスしてみる・自分オススメ41冊編(3)

戻る→anond:20210301080139

E・M・フォースター「ハワーズ・エンド

「人をたくさん知れば知るほど、代わりを見つけるのがやさしくなって、それがロンドンのような所に住んでいることの不幸なんじゃないかと思う。わたししまいには、どこかの場所わたしにとって一番大事になって死ぬんじゃないかという気がする」

つの家族の間を行き来しながら、人間記憶や、場所への執着を捉えた文章。それはまるで、漱石のいいところだけ抜き出したような文章だった。

ところで、同じ著者の「インドへの道」もいい。これは大英帝国支配下インドで、未婚女性が現地の男性暴行されたという疑惑を巡る話だ。女性を守ろうとする騎士道精神排外主義が結びつき、支配者と被支配者の亀裂が広がる様を描く、不幸にして極めて現代的な作品である冤罪をかけられたインド人が、「誰があんな不美人な年増を」と心の中で毒づくの、とても嫌なリアリティがある。たぶん、帯を工夫したら売れるし、どっちの「弱者」がより保護されるべきか的な話題で定期的に盛り上がる増田住民にも刺さるんじゃないかな。

ニコルソン・ベイカー中二階

切れた靴紐を昼休みに買うだけの、注釈だらけの何だかよく分からない小説。細やかな観察眼と都市生活者が思わず共感してしまう日々の経験で、要するにあるあるネタで延々と読ませる。すごい。こういうのが現代文学なのね、みたいに一席ぶつのにも使えるかもしれない。

真面目な話をすると、文学はいろいろな機能があって、それは作者の意図とはかけ離れているかもしれないのだけれども、その結果的機能の一つとして、その時代言語化されていないもの文字化するというのがある。だから文学賞を受賞した作品からと言って、実は今の自分が読んでも面白いかどうかは全くの別問題なのだ文章が巧みで、いかにも知的主人公知的な悩みを描いた文学けが主流な時代は終わっているのかもしれない。そういうのが好きな人古典で充分であるし、逆に言えばいろんな立場の人のきれいごとではないこじれた気持ちが知りたければ現代文学面白い

ヘルマン・ヘッセ車輪の下

理由は書かないが、自分は周囲の期待を一身に背負っていたエリート挫折する話が好きだ。前途有望な若者が、将来を棒に振ったり挫折したりする筋書きに対するこの偏愛ゆえに、自分は「ゲド戦記第一部の前半部分や「スターウォーズ」のエピソード3に対する執着がある。

生きていくとは何らかの失望を味わうことであり、時間をかけてそれらを味わいつつ咀嚼していく過程であるのだけれど、こうした自分のどうにもならない感情言語化した先行作品があることで、自分孤独ではないとわずかな慰めが得られる。

ホルヘ・ルイス・ボルヘス伝奇集」

「鏡の中の鏡」「魔術」「薔薇の名前」などの元ネタとなる作品を書いた人。「バベル図書館」は聞いたことがある人もいるかもしれない。

非常に濃密な短編を書く人で、このネタで長篇普通に書けちゃうだろ、みたいなネタをそのまま短篇調理する。どの作品も非常に濃密で、読み解くのにエネルギーがいる。文体は簡潔で、物語必要最小限の描写できびきびと進む。ただ、具体的に何が起きているのか、そしてなぜそうなったのか、その設定の意味は何か、を追うには読者に教養要求される。読破すると、それ以上のものが得られる。読み終わったらカルヴィーノだとかスタニスワフ・レムの「虚数」だとかミロラド・パヴィチ「ハザール事典」だとかそういう沼にようこそ。

ジョン・ミルトン失楽園

キリスト教文学の癖にルシファーがめちゃくちゃかっこいい。地獄に落ちても神への反逆を続けよとアジる場面は音読したくなる。そのくせ、彼の弱く情けない姿もまた魅力的だ。アダムエヴァ楽園で楽しげにしているところを見て、自分には愛する伴侶もなく、人類に与えられている神から恩寵も既に失われたことを嘆く場面もまた、声に出して読みたい。そして、彼は人類への憎悪嫉妬のゆえに、アダムエヴァ堕落させる。この叙事詩の主役はルシファーだ!

紫式部源氏物語

好きなヒロイン六条御息所自分の意に反して生霊飛ばし他人を苦しめてしまうことに悩むのがかわいそうでならない。今でいうなら、好きという感情コントロールできなくて、それでも好きな人が振り向いてくれなくて苦しんでいるタイプで、感情エネルギーが強い自分としては大いに共感する。

他に好きなキャラクターというか、嫌なリアリティがあっていいと思うのは薫で、その優柔不断さがいい。「この子とつきあいたいけど、でもこの子そっくりな別の子はい雰囲気だしなあ」みたいな優柔不断というか欲深さは、男性心理をよく観察していないと書けない。そういう意味で、自分の中では紫式部評価がすごく高い。

アルベルト・モラヴィア軽蔑

情けない夫が不機嫌な妻に、お前それだけはやっちゃダメだろ的な行為を延々続け、妻から完全に軽蔑され、とうとう上司に妻を寝取られしまうだけの話で、一人称視点から延々と繰り返される言い訳はひたすらに情けない。ねえ、僕のこと愛してる? 嫌いになっちゃった? と尋ねまくって、わかっているくせにとぼけないで! 今忙しいから後にして! うるさいからほっといて! もう愛してないったら! あなた軽蔑するわ! と怒らせるのは、完璧反面教師であり、ギャグすれすれだ。

しかし、作者は妻のことを相当恨んでたんだなあ。

サマセット・モーム人間の絆」

身体劣等感を持つ主人公が、付き合うだけで不幸をもたらす浮気性の彼女を振り切って、幸せにしてくれる女性を見つける話。多くの人が何かしらのコンプレックスを持っているし、何であん自分に敬意を払ってくれない人を好きになったんだろうって記憶を持っていることだろう。王道過ぎるといえばそうかもしれないが、結婚してハッピーになる王道何が悪い

マルグリット・ユルスナールハドリアヌス帝の回想」

ローマ皇帝自分の治世を振り返る体裁でありながら、欺瞞自己満足をさほど感じないのは文体のせいなのか。時代性別文化言語も超えて、別の個人に憑依しながらも、己を見失うことなく語る著者の声は、他人視点に立って(歴史小説を書くとはどういうことなのかを、これからも厳しく問い続けることだろう。

中年や老人にならないと書けない小説がある。そして何年もかけて書かれる小説があり、構想から数十年が過ぎて着手される作品もある。そうした重みを持つ文学作品がどれほどあることか。

技巧も素晴らしく、文体も素晴らしい。こうした作品に出合えるのは、年に一度か二度だ。

吉田兼好徒然草

説教臭い頑固おやじブログ基本的には仏教説話が多いが、それらに交じって挿入される、「〇〇という迷信には典拠がない」だの「〇〇という習慣は最近のもので、本来のありようや精神とはかけ離れている」だの「〇〇という言葉語源を考えれば正しくは〇〇と言うべきだ」だのが、まさにその辺のおじさんがいかにも言いそうなことで面白い

ただ、それだけじゃなくて、第三十九段の「或人、法然上人に、……」のエピソードは、「とりあえずできるところから頑張ればいいじゃん?」的な内容で励まされるし、十八段の「人は己れをつづまやかにし、……」は身軽に生きていくことの幸せさを教えてくれる。

ジュンパ・ラヒリ「その名にちなんで」

最高だった。ラヒリ大好き。体調崩すレベルで刺さった。アイデンティティの混乱という古典テーマもさることながら、ラストシーン過去と不在の人物記憶が、そして小説の全体が何気ないものによって濃密によみがえってくる様子がすばらしい。そのイメージプルースト以上に強度があるかもわからない。

これは、インテリインド系(ベンガル人移民第一第二世代の話なんだけれど、読んでいるうちに海外赴任者の寄る辺なさを思い、つまりイギリス暮らしていた自分の両親の境遇勝手連想させられ、ついつい感傷的になってしまった。随分と勝手な読み方だが、小説の読み方はいつも私的ものから構わないだろう。

外国では気候も習慣も何もかもが違う。両親の教えることと学校でやることが矛盾していて、両親が里帰りしても子供たちは故郷のノリについていけない、ってのが、すごくパーソナルなツボをついてくる。こういう経験がなくても、地方と都会として読み替えると、増田でいつも議論されている話にも近づくんじゃないかな。

H・P・ラブクラフト時間からの影」

正直なんでこの時代ラブクラフトを読むのか、というのはある。人種差別主義者だし、排外主義者だし、クトゥルフ物はパターンが決まっているコントみたいだし(人類理解できない名状しがたいものに触れて発狂するのが基本的オチ)。でも、彼の持っていた宇宙の巨大さと人類の取るに足らなさという感覚は、まさにセンス・オブ・ワンダーだ。そして、「人間感情の中で最も古くて強いのが恐怖であり、その中で最も強いのが未知のものへの恐怖である」という言葉の通り、究極的には理解できない「他者」という存在の恐怖にまっすぐに向き合おうとしたことを何よりも評価したい。

この作品が好きな理由もまた、不気味なクリーチャーが非常に知的であり、かつ知識欲が旺盛だということによっている。

U・K・ル・グインゲド戦記

一巻から三巻までは、ゲドという人物自我確立に始まり他者を助けることや世界を救う英雄行為が扱われる。しかし、実はゲド戦記は第四部からが本番なのだ。あらゆる魔法の力を失い無力な存在となった彼が、魔法のある世界いかに生きていくか。これは、老いに直面する男性物語だ。

そして第五巻! ゲドの生涯で一番の功績が、実は重大な誤り、人類傲慢に過ぎなかったのではないか、という仕事に生きてきた男性には非常に厳しい可能性が示される。

しかし、ル・グインはゲドにとてもいい歳の取らせ方をしている。果てしなく努力をすれば、男性女性を、女性男性理解できるのだと作者はどこかで述べていたが、その希望を見せてくれるし、そこに女性作家を読む喜びの一つがある。

男性気持ちがよくわからない女性にもオススメしたい。

ジュール・ルナールにんじん

いわゆる毒親について書かれた小説なんだけど、ねちねちしていなくていい。文体は軽く、描写も簡潔。だからこそ、彼の育った環境の異常さが際立ってくる。なんでこんな親子関係なっちゃったかについて掘り下げられることもほとんどない。

そして、暗鬱なだけの作品にならないのは、にんじん少年の異常なたくましさだ。ひどい目に合っても受け流し、冷淡な母から何とか愛されようともがいている。読んだときの年齢によって、感想は大きく変わるだろう。

以上。五十音順計算を間違って40冊の予定が1冊増えた。書いていて非常に楽しかった。

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