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2013-06-05

母親」というモンスターになる恐怖

もうすぐ出産予定日を迎える。

妊娠は予定外の出来事だったが、思えばあっという間のことだった。

実は妊娠が分かった時には父親が末期のガンで、私を含めた家族てんやわんやだった。

年末に父が亡くなって、その後は葬式法事の出来事しか覚えていない。

それらがやっと落ち着いた頃に、別の問題が浮上した。

里帰り出産に向けてちょくちょく実家に帰っていたのだが、

母親と居るとひどく疲れる。気を使ってぐったりしてしてしまう。

とにかく、口を開けば亡くなった父への愚痴や批判ばかりで辟易していた。

まだ精神的に不安定だから聞き役に徹していたが流石にストレスが溜まる。

よくよく思い出してみれば、私と母親は良い関係ではなかった。

父親はワーカホリックで家に不在がち、母親は過干渉と放任の両極端。

典型的機能不全家族で育った。

きちんとした診断は受けていないけど、多分私はACだったと思う。

私には三つ下に妹がいるのだが、彼女母親の愛玩用として。

私は完全に母親サンドバック状態で育ってきた。

俗にいう、毒になる母親ってやつでした。息苦しかった。

18になったら絶対に家を出てやる、それだけを心の糧にして実行した。

そうして、10年近く経ってお互い適度な距離を持つことで良好な関係になれたような気がしていた。

だが、それは私の一方的な思い過ごしだった。

私は、10年の間に大学に進学したり、就職したり、結婚したり、

人間的に成長する機会に恵まれ、少しは成長できたと思う。

だが、母の性格や中身は一向に変わっていなかった。

私のこれまでの10年と母のこれまでの10年では年月は同じでも、

そこで体験したことや経験値、密度が丸で違っていた。

そこで意識齟齬というか、ギャップが生じた。

生意気なことを言わせてもらえば、私はとうの昔に母親を「越えて」しまっていたのだ。

会う度に、ネガティブ感情の受け皿にされることに不満を覚えた。

これが、通常の心身状態だったらまた違っていたかもしれないが、

仮にも自分の娘が妊娠しているのに、呪いのような言葉をぶつけるだけ

ぶつけてくる母親の神経に参ってしまった。

少しでも、自分の思い通りの言動に私が対応しないと途端に機嫌が悪くなる母。

そんな母親対応に怯えて、いつも疲れきっていた父と私。時々妹。

あの頃は、子どもだった。とにかく母親が怖かった。

この「女王様」の機嫌を損ねれば、何をされるか分からない。

そういう恐怖に囚われていた感覚が次第に蘇ってきた。

だが、もう私は昔のような子どもではない。

結婚して家庭を持ち、子どもも産まれようとしている。

もう、母親の顔色を見てご機嫌取りのようにしなくても良いはずだ。

そのことに気付いた時、憑き物が落ちたようにボロボロと涙が出た。

私にとって、今や母はモンスターだ。

もうこれ以上、人間的に成長する機会があるわけでもない。

夫も居なくなり子どもも自立した家で一人で孤独をこじらせている。

そうなった原因を、そこに至る過程を、決して自分の行動を振り返らないで

他者に要因ばかり見つけようとしている、自己愛に塗れた怪物だ。

これから先も、このモンスターに私の人生は支配されてしまうのか。

私も、これから母親のようなモンスターになる可能性はある。

愛情という名の鎖で子どもを縛って、がんじがらめにする。

自分の思い通りになった時だけ褒め、それ以外は見向きもしない。

都合が悪くなれば、「私のせいじゃない」と匙をなげる。

そういう姿しか見ていない私は、真っ当な母親になれるのか。

今は、それが怖くて怖くてたまらない。

子どもにとって、母親というのは神様でもなるし怪物にもなり得る。

残念ながら、私の母親神様では無かった。

世の中の大半の普通女性は、「自分のお母さんのようになりたい。」

というのだろうけれど、私は絶対になりたくない。絶対に。

時々、旦那に私の怒っている様は、私の母親とそっくりだと言われ、

背筋が凍りついたようにぞっとする。

私はもう、モンスターになりかけているのかもしれない。

普通の、どこにでもいるような、優しい母親になりたい。

2012-11-07

俺はサザエさんフリークだ。

日本総国民がサザエさんを見ていると思うが、中でも息の長いファンだと言いたい。

よく、サザエさんを見ないと月曜が始まらないとか言うが

俺としては、四六時中「サザエさん」を録り込んだテープを回してるわけで

いつが月曜だか日曜だか、週感覚がなくなってきている。

うちの旧式のVHSビデオデッキの録画スケジュールから

サザエさん」が消えたことはない。

さて、「サザエさん」は主に2人の脚本家執筆している。

雪室俊一城山昇だ。

1話ごと、この2人のどちらが担当する回かを把握しておくことで

より楽しむことができる。

意識して見ているとだ、よりぬきサザエさんから引っ張ったようなエピソードでも

明らかに傾向が見えてくる。

雪室俊一。68歳の大ベテランで、時折あれ?と思うような昭和の古臭さを醸し出す。

このセンセの回はとりわけ子どもネタ振りに使うことが特徴的だ。

特にタラオ。

タラちゃんが、妙にませた物言いとんちんかんな事を言い始めたら

大抵、雪室作品だ。(2択なんだが)

よくあるパターンは、大人の会話を盗み聞きして、

タラ流なルールで使い始めるというもの

「おじいちゃん、○○は△△なんですぅ」とか自信たっぷりに言うと、

マスオ辺りが真に受けて、ますますタラオが増長し、

今日も磯野家はてんやわんや、、というパターン

幼いタラオをダシにした、微笑ましい大人目線のエピソード

こういった回が俺は大好きなんだが、その楽しみ方はちょっとヒネている。

雪室先生の豪腕は、大抵が超強引なオチ(もしくはオチなし)で締めくくられるからだ。

ドリフだと、セットがどがちゃかに壊れてそのまま次セットと入れ替わるような感じ。

始まったらまずタイトルを確認。

(実際は前の週の予告の時点で、「タラちゃん 小説家になりたい」とか

怪しげなタイトルを見た時点で一週間胸がワクワクしっ放しなんだが)

で、子どもが絡みそうなタイトル且つ、次に脚本家雪室俊一名前を見たら

その回は“当たり”だ。超強引なラストが待ちうけていることが確定。

後は、誰が、どう強引にオトスのかを予想しつつ、そのオチパターン脳内

1話10分の間に『よりぬきサザエさん』の膨大なエピソードの中から探していく。

アニメサザエさん」は、大抵1話の最後に、

その回の流れに かするくらいのエピローグエピソードが入っている。

これ、必ず長谷川町子4コマ漫画オチから引っ張っているんだが、

どれが使われるかなかなか当たらない。

うちにある68巻ぶんの『よりぬきサザエさん』と、

俺の見続けている20年以上の放送傾向の中から探るわけだが

こいつが相当に難しい。過去問だけじゃ試験突破できないということか。

特に最近雪室俊一脚本には新しい傾向が入って来ている。

そいつが、カツオと花沢さんのエピソードだ。

10年、20年前にはなかった、この少年少女が二人きりで行動するような回が

ここ数年の間、頻出している。

進学塾なら講師が花丸つけるくらいの、要注意ポイントだ。

昔、花沢さんがイイ女だ、という話をここで書いた記憶があるが、

最近の花沢さんは、着々とカツオとの二人っきりの時間を持ち、

要所要所でカツオサポートし 磯野家にも頻繁にあがりこむようになってきた。

花沢不動産にて、親のいない間に二人で密談する回なんてざらだ。

もしクラスメートに見られたら噂になっても仕方ない状況だし、

このカップル誕生のお陰で中島カオリちゃんの登場回数が激減している。

こいつは、雪室の陰謀だ。雪室俊一カツオと花沢さんをくっつけたがっている。

そういった目線で見ていると、実に花沢さんのアプローチが的確で、

カツオもまんざらではないという形が出来上がっているか分かってくる。

そんな、脚本家に ひいきにしているキャラクターがいると“思い込んで”見るのも

楽しみ方の一つだ。

そして、ひいきキャラにもブームがあることも覚えておくといい。

実際、今はタラオ>イクラ、だし

(昔昔はイクラが最強だった時代が確かにあった。政権交代したようだ)、

フネノリスケジョーカー的な存在である

ここ最近ノリスケぎゃふんと言わされる回にはまず出会った事がないし、

フネは常にスーパーウーマンだ。

俺の中ではフネ最強伝説がある。

フネ波平を手の平の上で転がし、波平のちょこざいな隠し事なんぞ

フネは全て把握している。

そう“思い込んで”見ると、フネの言動の端々に

ギラッと光るものが隠されているのが見えてくる。おーこわ。

そして、サブキャラ子どもへの思い入れが強いのか、

よく主役であるサザエが置いてきぼりにされる。

続けて意識して見ないと分からいかもしれないが、

サザエはお飾りの存在だと思う。

どうも、雪室俊一は、古典的な話作りが芯にあるのか、

起承転結、序・破・急の構成が強く分かりやすい。

原作通り、実に4コマ的で、出だしから先読みできる。

雪室俊一脚本サザエさんはもう、

予想ゲーム推理ゲーム感覚で割り切って見た方が、断然面白い

子ども中心に見るのと、大人中心に見るのとで、

全く捉え方が変わってくる。

そして今日も、俺はタラオエピソードを心待ちにしている。

カツオと花沢さんの密会にドキドキする。

そして次週予告でじゃんけんの前に

タラオがメインってことは・・・・・・雪室俊一か!」と一人ごちる。

脚本家雪室俊一で見るサザエオススメだ。

2012-08-20

 先日、私の祖母が亡くなった。85歳だった。

 

 祖母との思い出といえば、私が生まれてから成人するまでのおよそ20年間、元旦に直系の親族一同とともに正月祝いを行っていたことを思い出す。正月祝いと言っても、細田守の「サマーウォーズ」に描かれるがごとき祝祭的な性格のものというよりは、近況報告を兼ねて親族同士で気を使いあう儀礼的な色彩のつよいものであった。

 祖母には一人の息子と三人の娘がおり、息子が一番年長、その下に長女、次女、三女と続く女風上の一家で、この末娘が私の母である。四名とその家族が毎年元旦に祖母のいる実家帰省していたわけだが、態々そのような古臭いまりを続けていた理由は簡単で、いずれの親族実家から車で1時間以内の場所に住んでおり、集合するのが容易だったためである

 長男は、礼儀正しく気の優しい人で、奥方とも仲睦まじいが、子宝には恵まれなかった。長女は結婚してすぐ最初の孫――――私のいとこに当たる娘を産み、次女もまた結婚後すぐに娘を一人もうけたので、祖母からすれば、自身の若いうちから孫を抱いて可愛がる楽しみを得ることが出来た。私が生まれたのは次女の娘よりも5年ほど遅れてのことだったが、あとから母に聞いたところによれば、祖母にとっては初めての男の孫であったから、幼少時の猫可愛がりは尋常ではなかったということだった。現在を見てみれば、いい年をして結婚もせず、祖母の期待に沿う形には成長できなかったのだが。

 私に遅れて妹と弟がそれぞれ誕生したが、正月にはこれらが皆、映画のように広い日本家屋などではなく、昭和のごく平均的な一軒屋に集まるわけだから私たち孫の小さいころの祖母は片付けや食事作りなどにてんやわんやで、忙しそうに家中を動き回っていた。

 

 生前における祖母と祖父のおしどり夫婦ぶりは母や親戚から伝え聞いているが、その足取りは大抵のものではなかった。

 大正生まれの祖父は、呉服屋の息子で自らも商店を営んでおり、利発聡明と専ら評判の若者であったが、当時の男性としては体は丈夫なほうではなかった。そのためかは定かではないが、第二次大戦時もなかなか徴兵されることはなく、結局日本敗戦する直前になって突如として徴兵されることとなったという。

 終戦後、祖父は無事帰還したものの、兵役最中肺結核を患っており、生業である商売もままならず、しばらくは寝たきりの生活を余儀なくされた。戦後結核治療確立から一命はとりとめたものの、後遺症か定かではないが、原因不明の発熱と咳に生涯悩まされることとなり、商店経営にも難渋した。

 祖母は、看護学校卒業していたが(戦中、従軍看護婦になることを希望していたのかもしれない)、卒業後すぐに祖父と結婚したことから看護婦となることはなく、祖父の徴兵後は夫に代わって商店を切り盛りしていた。しかし、祖父の体調不良もあって戦後いよいよ先行きが怪しくなり、結局私の母が生まれて5年後に閉店したという。

 その後の祖母は、しばらく職を転々とした後、昭和42年ごろ、某市の市立病院看護婦となる。祖母にとっては、高校以来の看護業であり苦労は並大抵ではなかったというが、持ち前の剛毅さと天性の快活な性格ナース天職であったようで、中途採用者としては異例の副婦長の地位まで昇進したという。60歳で定年した後も、市内の私立病院嘱託職員として居場所を得、4人の子供を成人させ、病の夫を支え続けた。

 しかし、その祖父も私が5歳のときに癌で帰らぬ人となる。確かではないが、病室で遺族が泣き伏せる中、祖母は一度も涙を見せなかったと幼いころの私は記憶している。

 

 祖母との最後の思い出らしい思い出は、一昨年の夏のものである

 何とか就職が決まり自分の車を手に入れた私は、何を思ったか一人で先祖の墓を参りたいと考え、祖母に親類の墓地場所を尋ねに行った。その前の年、私の父が母と離婚しており、20年続いていた正月の集まりは中止されてしまっていた。祖母の顔を見るのは、同年の冬、祖母が初期の癌を患っていることが判明し、見舞いに訪れた病院以来であったと思う。これは治療により完治し、祖母は実家一人暮らしを再開していた。

 唐突に尋ねてきた孫に、祖母はメロンを振舞ってくれた。墓地場所を教えてもらい、私はひとり車を走らせる。天気は伸びぬけるような快晴であった。セミが絶息の声を漏らして、草だらけの殺風景墓所に風情を齎していた。確か、わざわざ花を携えて行ったと記憶している。

 墓めぐりが終わって、私はもう一度祖母の自宅を訪ねた。最近腰が痛くて食器の片付けに苦労するというので、洗物を手伝い台所の片づけをした。年季の入った炊事場の汚れを見ると、正月に走り回りながらおせち料理を拵えてくれた、祖母の苦労が感じられるようだった。帰り際に、祖父の眠る仏壇へ線香を立てた。

 帰り際、私を何事か心配そうに見つめながら、祖母は言った。

 「私はもう、長くない。私が死んだら、後のことは頼む」

 私は、何を言っているの、おばあちゃんは癌になったって死なない人でしょう、と言った。豪快な祖母のしおらしい一面を見て、私は意外に思いつつ、やや後ろ髪を引かれながら岐路に着いた。

 その2週間後、祖母は脳梗塞で倒れた。


 以後の祖母の容態は、芳しいものではなかった。脳梗塞からただちに生命の危機には至らなかったが、脳の神経が一部破壊されてしまったことから記憶の維持に支障が生じ、軽度のアルツハイマーの様相を呈していた。また、翌年の冬、恐れていた癌の再発が認められた。

 近年の病床の不足から、祖母は短期間の転院を繰り返し、結局地元病院(かつて勤務していた病院ではない)に落ち着いた。最後に会ったのは、今年の5月ごろであったと思う。もう、私の顔はあまりからなくなった様子であったが、お見舞いに来てくれているのはわかっているようで、こちらが手を振ると童子のように身振りで返してくれた。黒かった御髪はすっかり白くなり、顔も痩せて、さながらどこぞの聖人のようでもあった。母は週に一度見舞いに行っていたが、亡くなる前日までは、元気に呼びかけに応えており、当日は眠るように安らかに逝ってしまわれたという。


 通夜には、上述した親族はもちろん、各地に散らばっていた祖母の兄弟の他、長女の娘の息子と次女の娘の娘、つまり祖母にとっては曾孫に当たる二人も参列した。二人とも終始、お経が退屈で帰りたいとぼやいていたが、赤ん坊ときにまだ健全だった祖母に抱かれたことは記憶にないのだろう。

 私にとっては従甥・従姪にあたる二人の相手をしながら、私はかつてこうして祖母の実家で遊んでいた時代のことを思い出していた。辛櫃の前をずいぶん騒がしくしてしまったが、生涯をかけて一家を守ってきた祖母にとっては、たぶんこの光景が一番望んでいたことであったのだろう。


 おばあちゃん、生前は本当にお世話になりました。

 貴方は心から尊敬できる、偉大な女性でした。どうか、天国でも安らかに。

2012-01-16

高校生の頃のよくわからない失恋話。

当時、よく絡んでくれた男の子に、ちょっとだけ恋心が芽生えていた。

少しオタクだけどスポーツマン系でさわやかな男の子だった。

一方私は見た目あきらかにオタク眼鏡かけて、

化粧もしない眉も整えないもさい感じだった。

そんなで特に努力もしないのに、自分キモい見た目嫌がってた。

ある日、学校廊下でボーッとしてたら

その男の子が声かけてくれた。

普通に話してたら、唐突男の子が「ちょっといい?」みたいな感じで

私の眼鏡はずしだした。

えってなってたら、男の子が私の眼鏡拭いてくれて

「くもってたよー」て戻してくれた。

ありがとうとは言ったと思うけど、

私は恥ずかしさのあまり内心てんやわんやになり

私の汚い皮脂が拭き取られた!!と愕然としていた。

その時の感覚は幻滅に近いと思う。

何故そんな風に思ったかからないが、

以来相手をなんとなく避けるようになって私の片思いは終わったという話。

一人相撲すぎるが、今でも何が自分そんなショックだったかからない。

自虐しながらもナルシスト入ってる自分から

そういう系統思考回路だったのかもだが。

2011-11-09

から揚げとか

http://ameblo.jp/dr-select/entry-11072233491.html

個々人の趣味とか嗜好はまぁいいとして。地下でから揚げやさん、しかも雑居ビルってどうなんよー

大須ビルって狭ーいイメージが強いんだけどなぁ……と思って調べてたら、案の定近隣の店舗が困ってた。

から揚げ側もネットで騒がれちゃって、てんやわんやなのかも。持ち帰り専門店なので購入側も買ったらさっさと出て行くが吉。

話の種くらいに食べてみたい気もするけど、ネットで騒がれて混雑してるだろうし、たぶん今後営業方針とか話し合われそうな感じだし、

今の時期はやめておこうかな。

2011-04-01

無敵の人はいつ死ぬのか

少々前の記事だが、、

ひろゆき氏「無職リスクなく犯行予告する"無敵の人"が社会に影響力…3回で死刑とか、ルールない限り対処困難かも」】

http://alfalfa.livedoor.biz/archives/51323231.html

犯行予告をする無敵の人」というより、犯行予告をして脅かすこと自体も犯罪だし、明らかに風評被害などの実害を出してる中傷犯達はいつまでも絶えることがない。

手が付けられない、関わりたくない、という意味では、南米麻薬組織とか西部劇盗賊団と近しいものがある。

日本のこの「無敵の人」達も麻薬組織ヤクザと同じく「文句があるなら、それ以上の制裁・報復をしてやる」という気分満々だろう。というか、少しでも刃向かえば際限なく卑劣な行動(匿名アカ自作自演捏造)を繰り返す様はヤクザよりタチが悪い。

しかし、敢えてそうした、誰もが触れたくないモノに触れざるを得ない、改善をしようという声をあげざるを得ない、そういう気分になった。

この記事は長いし、同意ではな部分もあるかも知れない。しかし、なにかの議論の際に思い出されるようになればと願う。

そうした気分、願いの元になったのはもちろん、震災の事。

20数万人が避難生活、数万人が死亡、数十兆円の被災額、全国民で数年、数十年背負わなければならないような事件が起き、連日、義援金や協力を呼びかけるテレビ報道CMばかり流れ、町中の電灯が節電で消され、個人的にも義援金を送ったり、節電その他で生活の変化を余儀なくされているし、切実な話に立ちあう機会も多い。

直接の被災者の方々以外も、大なり小なり、震災の影響を誰もが被っているであろうし、そうした中、悪党が消えるわけではないだろうが、少なくともネットで中傷といった全く利にならないことも少しは減るのでは、というか、実際に目に見るまでは、そんなことをする人がいること自体、想像もしてなかった。

そうした実例を晒すべきかどうか悩んだが、話が進まないので晒す。

http://nosoftbankno.blog84.fc2.com/

いわゆるネガキャンサイトだが、知ったきっかけは興味深いtweetを聞かせてくれる、日本で最もフォロワーの多いmasason氏はどれほど多くの人から声をかけられてるか、、を見てみたところ、一際目立って話しかけてる(とどのつまり嫌がらせだが)no_softbankさんという方がいて、(真偽はわからぬが)発言も目があてられない程酷いが、プロフィールからリンクされてるこのサイトはもっと酷い。

このサイトを見ると、softbankがとても酷い会社に思えてきてならないのだが、元のmasason氏の発言や「できました」を見ると、書いてあることが本当かどうかより、せっかくの復興努力にただただ水を差すだけのモノということに、とにもかくも泣けてくる。

驚くべき事に、no_softbank氏にも3000を越えるフォロワーがいるので、こうした発言を実際に見てる人もいることになるし、その実害は俺が義援金として送った額を遙かに超えるのではと思うともっと泣けてくるし、一瞬、本当に心が暗闇に落ちてく思いすらした

彼のネガキャンがなく、その被害額が抑えられれば、その分、被災者にまわり、窮地を脱する人が増える、とまで短絡的に言わないが、Softbankも被災をし、多額の復興予算を捻出し早期復旧に努めている中、こうした不安分子に脅やかされる関係者を思うと気が気じゃない。

こういうとno_softbank氏を攻撃することになるし、真偽は慎重に考えた上で発言すべきことだが、氏のような人は誰かが見かけ次第警察に通報され、即日逮捕に向かわれるべきだと思う。

この人も南米麻薬組織同様、今は逮捕されることなど夢にも思ってないか逮捕されてもまた出所して次の憂さ晴らしを始める、まさに無敵の人なのであろう。

とにかく「なぜ?」と思わざるを得ない。残念ながら、こうした人は一人ではないし、なぜ、彼らはこうした行動をするのか、理解ができない。

しかし、何事も理解する努力が大切だ。実際に彼らが起こす実害を減らせば、日本復興も早まるのは間違いない。というかこの際、撲滅すべきだろう。

そして、これから書くことは、ネガキャンに明け暮れる無敵の人にも、あわよくば、救いになればと思う意見だ。

まず、個人的推察だが、こうしたネガキャンの温床はニート童貞が主体なのだろう。

馬鹿にしてるわけではないのだが、誰にも知られぬ匿名卑劣なことを繰り返せる人間童貞じゃないわけがない。どんな女がそんな人間に好意を寄せ、受け入れてくれるのか。まずあり得ない。

もちろんSEX処理オナニーだろう、ネットネタはいくらでもあるし、ネットができるiPhoneもタダ同然で手に入る。ニートには心強い味方だろう(これは日本だけの特権だ。他の国なら平均月収の半額近いこともままある)

そして、あきれかえる程の投稿回数や時間からも、どう考えても社会人学生であることもない。

学校教室や、会社の片隅でカタカタとネガキャン記事を日中から書ける剛胆さがあるなら、ここまで卑劣に徹することもないと思われる。

浮かび上がる実像としては、ニートで引きこもってエロゲーエロサイトオナニーばかりしてる童貞エロゲーAVのおかげで尊大な気持ちになって、なにかでかい存在を困らせてやろうと曲がった活動にはまってしまった、という風に思える。

当事者の人には貧弱な推察に思われるかも知れないし、こういうと馬鹿にしてるようにも聞こえるかもだが、本題はこれからだ。

次の「なぜ?」はどうして社会に出ずニートで、永遠童貞のままでいられるか、だ。

ここで一ついっておくが、これは今、童貞の人の話ではない、「永遠童貞」でネガキャンにあけくれる人、だ。

ネガキャンも出来るし、脱・童貞の人もいたとしたら、俺の想像の範疇を超えている。(繰り返すが、ここまで匿名捏造に明け暮れる人間リアル人間を受け入れ、受け入れられるというのは考えられない)

そもそも、この記事の題名「無敵の人はいつ死ぬのか」は「永遠童貞」という言葉オチだったりする。

種の保存の法則でいえば、「永遠童貞」は種を残せず、100年、200年の目線で見れば「受け入れられない」種は絶滅していく。

少なくとも、今彼らがしてるレベル犯罪を考えると種を残すことは相当に難しいと思う。西部劇野良盗賊団の子孫が今残ってるかと言えば、ほとんど残ってないであろう(どこかで撃ち殺されたか家族などもてずに終生を終えるのがほとんどだろう)。

そうした野良盗賊団と今の「永遠童貞」の共通項が「受け入れらる」という種として大事な機能が欠落してる点だ。

もともとは親には「人に受け入れられる」才能があり、かつ、相手が見つかったから種が残ったのであり、その子供童貞だったとしても「受け入れられる」才能がないわけではなく、相手が見つからないだけの期間から始まるのだが、、この「永遠童貞」は、相手が見つからない期間、ではなく「受け入れられる」才能を真っ向から捨てている。

DNA的に欠損してたか、成長の過程で消えた可能性も考えられる。重要なのは、今後「受け入れられる」才能が再び芽生えるのかどうかだ。

DNAというと大げさかも知れないかだが、種を残すために異性を求心する活動作用を及ぼすホルモン等はDNA依存するし、そのホルモンの分泌レベルが引きこもってオナニーするだけで済むレベルにとどまる上に、いわゆるリアルすら求心しなくなったのが先ほど上げた

ニートで引きこもってエロゲーエロサイトオナニーばかりしてる童貞エロゲーAVのおかげで尊大な気持ちになって、なにかでかい存在を困らせてやろうと曲がった活動にはまった」というモデルの根拠だ。

彼らが突然変異的に「永遠童貞」として種の保存に興味を無くし、そうした活動にはまってしまったのは、ネットから得る情報で仮想的に性を満たし、ネガキャンをすることで自尊心を満たし続けること、即ち、永遠童貞になったのだと思う。

親の代までは作用した種の保存への意欲が、その代で終わってしまうことで、将来的には結局「受け入れられる」人だけで形成された社会後生に残る。

これはアメリカの銃犯罪の発生率の低下と近しく思える。かつて、銃が一般的に入手しやすくなった時代、強盗やギャングの多発があったが、そうした武器を手にして傍若無人振る舞う人はやはり「社会的に受け入れられない」の法則で種として減っていった。19世紀から20世紀、21世紀へと、圧倒的に銃による犯罪が減少している。

つまり21世紀でネットという武器誕生し、使い方を間違って捏造などの中傷犯罪に明け暮れた人は種が残らず、22世紀には同様の犯罪は激減するとは思う。「無敵の人」は種として滅亡はしていく。



しかし、ココまで話といてなんだが、そんなのは他力本願過ぎるよな。



盗賊家族を殺され家を焼かれて「犯人はいずれ死ぬから大丈夫」と言う人間はいないよな。



もっと言えば、自分の代でなにも出来ず、そのまま自然に死ぬまでを許したいか


実際、誰もが疑問に思う事は徐々に社会的に効率よくフィルターされるようになってゆくとは思う。いずれは飲酒運転の取り締まり+刑罰くらいスムーズシステム化が早く実現されるよう願ってやまない。違反が発覚、切符を切られて、半年免許停止、もしくは免許失効などしない限り、「仮想的に性を満たし、ネガキャンをすることで自尊心を満たし続ける」ループは終わらないんじゃないかな。

だけど、この震災後の処理てんやわんやの中、こんなレベルの話で社会的に議論するのも、実害はともかく対象がくだらなすぎて不謹慎な気もするし、飲酒運転くらい犯罪件数が減るような行政レベルは当分ないだろう。

仮に十年後に行政改革されて、「仮想的に性を満たし、ネガキャンをすることで自尊心を満たし続ける」ループが突然終わったら、永遠童貞達はどうなるんだろうか。

オナニーは続けられても、自尊心が満たされず、寂しくなって歳だけとって種の保存の意欲が突然起き出した頃には絶望して死んじゃったりするんじゃないのか。まぁ、正直知ったことではないし、いずれにせよ種も残さないだろうしむしろ早く死んだ方がいいという気持ちではある。

でも、そうした国の取り締まりは未来にあるだろうという願望で、今、効果的な対処方法が欲しいのだ。

この震災最中、足を引っ張る分子を撲滅できないか、と言うのが、この記事を書いた根源なので、絵空事じゃなくて、なにかを提案したかったので、そろそろ提案の結論を言います。

有効・無効・賛成・異論いろいろあると思うが、いつの世も同じ事で、「手が付けられない、関わりたくない、」という考え方のままじゃいつまでたっても、こうした盗賊やらヤクザやら無敵童貞やらは消えないということで、追い払うには大勢で「受け入れない」意志を伝えなきゃいけないんだと思う。

遠回りに言ってきたけど、さっきのno_softbankというサイトもちょっとやそっとで意見したら、中の人がどんな報復感情を持つのか考えるだけでも恐ろしいが、それを越える大勢が疑問をぶつければ、この手の人は炎上状態を嫌って撤退すると思うのと。

彼らも「童貞故のアホ」と大勢に言われ続けたらリアルに悔しいと思ったり、その悔しさでリアルな女に意欲を持って、少しずつでもまっとうにならねばと興味を持ってくれないかな、と。

短絡的な話、no_softbankたいサイトを見つけたら、毛嫌いせずに「まず童貞捨てろ」と皆が助言をしてあげるような社会にとりあえずなれば、いつまでもくだらないことをしないで、種を残せるくらいの人間になろうとするんじゃないかな、と。

また、種の保存の法則でいえば、強い種ほど子が少なくなる、つまり「無敵の人」のままでは種は残せない。

等身大で弱い自分から始めたほうが、母性の刺激も手伝って、リアルに種を残す機会が増えるもんだと思いますぞ。

今こういうと不謹慎かもだが、虚構・捏造で下らないネガキャンはまってリアル童貞を一生続けるってのはDNAが壊れた馬鹿だと思うし、そんなもんに執着しててもしょうがない。一刻も早く、誰かの被害になることを繰り返すのは辞めたほうがいい。

最後に無敵童貞の人を擁護すると、世間は世知辛いし、なかなか受け入れてもらえない中、エロゲ中の人とかは受け入れてくれてはまって尊大になって俺も世の中にもの申すぜ!と思っていろいろ間違った若者、か、そのまま歳とっちゃったおっきな若者なのかもだけど、なにをやってもすぐに「死ね」って言われすぎて、「死ね」というのがとてもフランク挨拶勘違いしてる状態の人を作ったのも社会構造の膿みと思えなくもない。

今の俺の結論では、no_softbankのような糞虚構童貞匿名アカウントはどんどん晒して「役に立たないネガキャンやめろ。生涯童貞でいいのか」と炎上するほど多くの人から忠告が続けば腐った自尊心意味をなくして撤退するんじゃないかと思うし、もし身近にno_softbankの本体がいたとしたら優しく向き合い、リアルで生きようと思わせるような世の中が今はいいと思う。

長かったがそれが言いたかった。

2010-08-21

19歳♂だが、将来幸せになんてなれない気がする

 僕が最近考えるのは、僕が持っている「将来幸せになんてなれないという予感」についてだ。そのことを僕が考え始めたのは「若者殺しの時代」という本を読んでからだったような気がする。元々感じていたモヤモヤがうまく整理され始めたのだろう。

 そんなニヒルな考えを持つに至った理由は以下

1.僕の生まれる1990年頃から今まで日本が大体不景気であること、あるいはそのように報道されていること

2.特に最近日本は結構ヤバイらしくて、それを少し実感していること

3.僕の家族をみていると、全く幸せ家族には見えないところ

4.僕がイケメンではないということ

 

 1はそういう意見を読んで確かにな、と思ったから。よく言われることだと思うので割合。

 2は最近の国際情勢、日本の政治いて(そこまで熱心に新聞政治欄とかを読んでいる訳でもないが・・・)、マスコミが取り上げていることなどを見て日本ヤバいと感じているということ。総理が国歌を歌った歌わなかったとか、グダグダした感じが酷い。麻生の時はもっと酷かったし、もっと他にすることあるだろと思う。

 あと、日本ヤバいと感じることは身の回りにもある。大学サークルとかで、「あいつは金持ちだからなぁ」とかの陰口が叩かれるような風潮が出来上がってた。だから仕送りをもらってる人とかは話したがらない。そしてみんなの節約志向がすごい。金がもったいないからって1日100円のカップ麺で過ごしたり、今日実家から届いたメロンしか食わないとかいう無駄話が妙に多い。そういう「貧乏正義」みたいな風潮が友人たちの間に軽くあって、お前らは派遣村から来たのか、と言いたくなった。

 3は個人の境遇から来てるものなのでしょうがない。簡単にいえば、母親統失っぽくてちょっと姉に対して虐待みたいなのがあったらしい。祖母がほぼ僕の育ての親である。祖父は、僕が中学生になったくらいから、寝たきりで要介護になってしまい、祖母はその介護に腐心していた。父親は仕事母親の面倒、晩年の祖父の面倒でもう、てんやわんや。3年前に祖父が亡くなり、今は父親もある程度落ち着いたが、母親は変わらず入退院を繰り返している。姉とのゴタゴタもたまにある。お盆実家に帰ったが、3人とも老けたように思った。   正直に言って僕はこの家族を見ていると、「がんばればいつか幸福になれる」という文言を信用できない。このことを考えて、時々泣く。

 4は冗談イケメンにも悩みや不幸はあるに違いない・・・けど人生の難易度はイージーモードじゃね

 「そんなのみんな同じだ甘えんな」「そんな予感を持っているならむしろもっと頑張れよ」みたいな批判はもっともだと思う。けど、こういう予感を19歳の若者が感じてるのも問題なんじゃないのとか、こういう予感を実はみんな感じてるんじゃないかと思い、増田に書いてしまった。良かったら、意見をお願いします。

 終わり。

2010/8/24 追記をしました。http://anond.hatelabo.jp/20100824141446

2010-04-06

小学生が振り回した傘で失明した話

雨の時期になると決まって思い出すことがある。あれは7年前、私がまだ東京大学生だった頃の話だ。大学へ向かう道すがら、私の前を3人の小学生が歩いていた。ちょうど雨がやんだときで、小学生は傘を振り回して何か漫画の真似をして遊んでいる様子だった。危ないなと思いながらも、私は大学に急ぐべく小学生の脇を通り抜けようとした。

気づくと私は右目を押さえ道端に昏倒していた。小学生が振り回した傘の先端が私の右目に突き刺さったのである。右目からあふれ出る血を左目で眺めながら、私は犯人を探した。すると小学生のひとりがげらげらと笑いながら「たいきゃくー」と叫んで走り出したのである。その瞬間、私の体の中で赤く熱いものが駆け巡り、一気に沸点に達した。怒りである。一見して深刻な事態と分かる私をよそに、当事者が「たいきゃくー」などと嘯いていることに私の感情は沸き立ったのである。私は後にも先にもあのときほど怒りを覚えたことは無い。

私は右目を押さえながら小学生を追った。それに気づいた小学生も私を振り切ろうとしたが、鬼と化した私から逃れるはずも無かった。私はその小学生の首根っこを掴むと、思い切り引き回し地面に押さえつけた。私は血だらけの顔を小学生の鼻先に近づける。そして地の底から響くような声でささやいた。「おい小学生、今から社会常識を教えてやるよ」 小学生の顔は涙と鼻水と私の血液でぐちゃぐちゃになっていた。

「まずは…」と言いかけると私の体が急に宙に浮いた。「あんた子どもに何してんだ!」 私が小学生暴行していると思った通行人たちが、私と小学生を引き離したのだ。しかし彼らは私の顔を見ると「おい血が出てるぞ、どうしたんだ」と心配し始めたので、とりあえず私は血だらけのまま一部始終の説明を始めることにした。「この小学生の振り回した傘が私の目に突き刺さったのですが、この小学生は笑いながら逃げようとしたので、それを取り押さえていたのです」 しかし周りは私の話もそこそこに「そんなことより救急車を」「いや警察だろ」とてんやわんやで119と110を呼び始めた。救急車が来るまでの間、私は一言も喋らずに小学生の肩をずっと掴んでいた。その肩は小刻みに震え続けていた。

都内の病院救急搬送された私はすぐに診察と手術を行った。実のところその間の記憶はあまり無い。気づいたときにはベッドに寝かされ、医師が私の状態について説明してくれた。簡単に言えば眼球の損傷が激しいため、従前の視力は戻らないということだった。傍らでは小学生とその親、そして小学生の担任と教頭が沈痛な面持ちで聞いていた。私は抑揚ない口調で彼らに言った。「今先生が仰ったように私はほとんど失明してしまったようです。何か言うことはありますか」 すると小学校の担任と教頭が深々と頭を下げて謝罪の意を表し、つられて母親も頭を下げて、償いはいくらでもしますと侘びの言葉を並べ立てながら、嗚咽にむせぶのだった。

「私が聞きたいのはそういうことじゃないんですよ」 自分でも驚くほど冷静な声だった。怒りは私の中で極限に達し、氷の刃へと姿を変えたようだった。私の言わんとすることに気づいた母親は、即座に息子の頭を掴むと「ほらあんたも謝りなさい」と促した。そこでようやく小学生は、帽子も取らずに「ごめんなさい」と小さく呟いたのだった。「その言葉は6時間前に言って欲しかった。もう遅過ぎます」 私はため息を吐くようにそれだけ言うと、枕に頭をしずめて、浅い眠りについた。

しばらくして警察事情聴取に訪れた。こういう場合は、大抵示談となり不起訴処分になるのが通例のようだった。小学生の両親はまた責任だとか償いだとかそういう言葉を並べたてていたので、私はそれを遮りひとつの提案をした。「もちろん治療費は頂きます。でもそれ以外の金銭は頂かなくて結構です。ただひとつだけお願いがあります」 両親が固唾を飲むのが分かる。「毎週1度でいいから、息子さんを私の住んでいるところに通わせて下さい」 初めは拒んだ両親も、私が危害を加えるわけではないことを説明すると、渋々であるが了承したのである。

そして初日。私は小学生に告げた。「人から何かを奪ったら、それと同等の何かを失うことを覚悟しなければならない」 小学生の体が強張るのが見えた。「でも怖がらなくていい。私は君の視力を奪おうとは思っていない。むしろ私はこう考えている。図らずも人から何かを奪ってしまったときは、別の何かを与えてやればいい。私は君から与えられることを望んでいる」「何を与えればいいの」 怯えたまなざしの小学生に私はこう言った。「君の成長する姿だ」

それから7年。小学生だった彼は青年へと成長した。高校に入学して彼女もできたらしい。まさに彼は青春の真っ只中にいる。この7年の間、私は彼の親と同じように、彼の成長を見守ってきた。外見的な成長はもちろんのこと、精神的にも随分と大人になったと思う。人との出会い、様々な経験、幾つかの成功と挫折。それらがすべて糧となり今の彼を形作ってきたのだ。そして今宵、私は彼が成長によって得た果実を与えられることになっている。

指定された部屋に向かうと、果たして彼がいた。傍らでは制服姿の女子高生椅子に縛り付けられている。「〇〇さん、待ってましたよ」 そう言って彼はまだあどけなさの残る笑顔を見せる。「誰なのこの人、ねえ答えてよ、何する気なの」 すかさず彼は女子高生の腹に一撃を見舞う。「ぐぶっ」と呻き声が漏れる。「少し静かにしてろ。すいません〇〇さん、騒がしくて」「構わないよ」

「俺〇〇さんの言葉忘れてないですよ。人から何かを奪ってしまったときは別の何かを与えてやればいい。俺成長したんですよ。勉強運動も頑張ってこんな可愛い彼女も手に入れて」 私はうなずく。「全部〇〇さんのためなんです」 ここまで立派に成長した彼に私も感無量だった。「じゃあ俺、外で待ってますんで」「ねえどこいくの、帰らないで、ねえあたしどうなるの」 泣き喚く女子高生に私は徐々に顔を近づけていった。「私は右目が見えないんだ。君の彼につぶされたんだよ。だから左目を見つめてくれないか。ほらもっと近づいて、ほらもっと!」

2010-01-05

そんで

http://anond.hatelabo.jp/20100105214007

正月に親戚が集って、てんやわんやしているときに、お昼ごろ起き出してきて「私のお昼ごはんどこー?」とか言って、彼氏家族から総スカン喰らうんだ。

ゴロ寝嫁さん、頼むから兄貴離婚してくれっ。

2009-07-22

多分もう、いろいろ駄目だ。すっぱいブドウの話。

最近何をしても楽しくない。何のために生きてるのか分んなくなる。

結婚もしたし、仕事もうまくいってるはずなのに、どうにも、なんにもやる気が出ない。生きてる気がしないし、ほしいものが何もない、すごい無気力。4年前に鬱をやって会社休職したりもしたんだけど、その時とは全然別な感じ。

あの時は苦しくてもう駄目だ苦しい苦しいギギギギって感じや「何でおれだけ!」って感じのがあったんだけど、今なってる状態っていうのは、そういうのがなくて、ただ淡々と「ああ、そうか」って思うだけっていうか、ううんと、うまく説明できないな。

昔の自分はすごい非モテだった

今でこそ、結婚できてますが、昔の自分はすごい非モテだった。エヴァンゲリオンとかみて「これなんて俺?」って言っちゃうくらいの。

で、結婚してるやつとか、彼女いるやつとか、うまく普通に働いてるやつとか、みんなから尊敬されてたり好かれてたり、コミュニケーションうまくやってるやつをみて、「あれはすっぱいブドウだ!!!」って言いながら心の中では「アレはすごい甘いブドウなんだろうなあ」って思ってた。そう、持ってないやつは「すっぱいブドウ」って言いながらそれが本当にすっぱいなんて思ってない。心の中ではそれがすごい甘いはずだ、一口食べたら心が満たされて天にも昇る気持になれるようなものすごい甘いブドウだ。って思ってるもんなんだよ。

で、それから鬱でダメになる4年前までは、そのブドウへの憎しみとか憧れとか、そういう負のエネルギーをもとにして、仕事とか、他のこととか頑張ってきた。で、ある程度の形のものを作れるようになって、まあ、一応、社会的には成功する。で、鬱で倒れて、その時仕事の付き合いのあった女の人とてんやわんやで付き合うことになった。セックスもできた。そいで結婚もしました。

結果的に、あの頃、甘い甘いはずだと思ってたブドウを食べることができたわけだ。

で、どうだったかっていうと。

ブドウはただのブドウでした。

まあ、確かに、甘かったよ、うん。でも、なんていうか…ふつうっていうか…。思ってたよりも甘くないっていうか…。なんか普通って言うか…。こんなもののためにあれだけ憎んだりいろいろとエネルギーをため込んでたのかって思って。

で、その憎しみがなくなったら、突然何をしていいのかわかんなくなった。情熱っていうかエネルギーがわかなくなって、今、もうどうしようもなくなってる。死のうかな、とか結構本気で考えてるよ。

みんなこんなまっ平らな世界でどうやって生きてんのかな。よくわからん。

2008-12-18

こみけこみけこみけ

うっひょー!サークルチェック全然やってないよ!

マンレポすら半分くらいしか読んでないよ!1週間きりますねおまいら。

コミケって、なんか他の同人誌即売会と比べるとちがうよねやっぱり。

コミケ以外の即売会って殆ど行った事ないんだけどさ。

雰囲気とかさ。なんか。なんかね。

さがしものはなんですかーみつけにくいものですかー

そりゃぁあんだけ人集まるんだから、不審物の1つや2つあってもおかしくないと思う。

今年の夏は手榴弾騒ぎや某フェスエスカレーター事故なんかでてんやわんやだったね。

冬もなんかあるかな。不謹慎ですか。ごめんなさい。

年に2回のお祭り

また今回もみんなで楽しもうぜ!!!

2008-12-17

http://anond.hatelabo.jp/20081217105824

キャラ作ったりする立場から一言だけでも書かせてもらうとすれば、

処女非処女はそんなに簡単に決められないってこと。この前もナヨっぽい主人公多いよなーって話を見かけたけどさ

たとえば十代ヒロインは18よりも若いなら非処女ではまずい。この建前はわかるはず

倫理観や常識から外れないように年齢や容姿を考えていくから簡単にっていうのは難しいんだ

彼氏彼女がいるとかまではいいんだけどね。スイーツのあり方にはちょっとどうかなって思うよ

ほとんどの場合は明言しないけど「たぶん、知らないんだろうなー」くらいににおわせておきたい

逆に二十歳過ぎだと今度は処女にしておくとまずい場合といい場合がある。こっちは状況に応じて使い分け

処女厨の感情は別として、十代主人公たちがすでに経験済みっていうのはいいイメージを与えない場合がある

スイーツはこの逆だけれど、普通処女童貞にして性体験は書き連ねないのが普通でしょ

後、恋愛経験者の話はあまり面白くならない。初心者が何も知らないことにてんやわんやくらいがちょうどいい

ありえない話なんだから読みたいわけでどこにでもあるような話は読みたくないでしょ

ここから個人的な感想

そういうわけでエロ萌え主体の作品に主要な女性キャラのうち何人かは非処女

という作品がもっと増えたほうがいいのではという気はします。

どろどろの肉体関係だらけの話は昼ドラとおじさん漫画ポルノいいわけだけどオタ系でそれだったらイロモノという感じが

別のカテゴリー萌え主体になっていないけど、いいや、なっていないからこそ存在するわけで読みたいとは思わない

むしろ、登場人物処女性には触れるべきじゃないような。処女にしてってわけじゃないけど黒歴史っぽくてどうにも

2008-06-07

由衣’s room

http://blog.oricon.co.jp/powder-snow_yui-1117/archive/317/0

今回は私のblog等において皆様に不快な思いをさせてしまい大変申し訳ありませんでした。

その記事は書いておりませんので記事の真相を私自身も追究していく気持ちです。謝罪文が遅くなり申し訳ありませんでした。今事情を把握し、正直ただただ混乱し、尚且つ驚いております。ただここまで話題が膨らみ伊藤アナウンサーの発言内容が飛び交ったのも伊藤アナウンサーのファンの方、SMAPのファンの方に不快な思いをさせたのも私のblogのせいだと思っています。私自身の考え、謝罪の気持ちを持ちまして、暫くblog更新は控えさせて頂きます。

皆様にご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。


>その記事は書いておりませんので記事の真相を私自身も追究していく気持ちです。

この主語のない曖昧な一文が面白いなぁ。

どこからツッコめばいいのか分からないって、こういうことなんだな。

事務所からの指示なのか、自分で考えたのか。

由衣さんサイドは、シャレにならないくらい、てんやわんやなのだろう。

2008-03-21

http://anond.hatelabo.jp/20080128232125

古いエントリトラバを飛ばして申し訳ない。

東大生の残念な就職事情」を書いた元増田です。

先日、5人のうちの1人とまた会ってきた。どうやらうちを第一志望で受けてくれるらしい。嬉しいね。おっちゃん奮発して普段行かないようなしゃぶしゃぶ屋に連れて行っちゃったよ。

他の4人は?

なんとまあ4人とも外資投資銀行に行かれるそうで!

しかし、元エントリを書いて二カ月弱、世の中の流れに疎い俺でもわかるくらい世界経済がやばいこっちゃになって、特に金融機関てんやわんや。ベアーなんとかなんてつぶれちゃったんでしょ?

別に弊社に来てくれないから言うわけじゃないんだが・・・東大生、センスねぇな。。。。。

ここで質問! もしお前らが東大大学院生で、ある程度どんな企業にでも入ることができそうだったら、今の時代どこの企業に入るよ? もちろん企業に入らず自分でやるぜってな選択肢もありで。

(俺ならやっぱり自分の今の会社・・・って言ってもつまらんので、そうだなぁ、理系院生で入るなら大手SIerが狙い目な気がする。俺もセンスねぇか 笑)

2008-03-13

てんやわんや

gree

はてなblog

mySpace

増田

mixiの垢3つ

twitter

pixiv

etc...

とりあえずで登録して惰性でやっているけど、使い分けがめんどくさくて疲れる。

増田だけジャンルが違うけど、増田が気楽で一番楽しい

pixivも特徴的か。

2008-02-26

変な夢を見た

オセロ中島知子と他2人(知らない人)と一緒に車で逃げているのだ。何から逃げてるかって?

核だよ。核。

どういうわけか、東京核爆弾が投下されるという情報を知っていて、北へ向かって逃げているんだ。

それで、中島知子はパニクって反対車線へ行ったり来たりと、もう、てんやわんや

で、暫く走ってると、車が沼地にハマっていて身動きが取れない。その時点で、もう東京じゃないんだけどさ。

すると、遠くの方がピカって光ったんだ。

次の瞬間、俺は食堂でトンカツを食べていた。

その味はやわらかくてジューシーで、こんな素晴らしいトンカツを食べられる私は、きっと特別な存在なのだと感じました。

今では、私が食堂の店主。客に出すのはもちろんトンカツ

なぜなら、彼もまた、特別な存在だからです。

で、ガバって起きたよ。汗だくで。2chのやり過ぎだな・・・。

2008-01-30

http://anond.hatelabo.jp/20080128232125

彼らがメーカーに行っても

http://anond.hatelabo.jp/20080126233659

のような話とは無縁で済むわけじゃないし・・

インフラ系のお堅いところを狙う人も確実にいるよね。

でも、東日本の大動脈はきな臭い組合を抱えているし、

電力はてんやわんやだし・・・

トップ志向が強いとやっぱりそういう風になるか宮仕えを目指すんでしょうなぁ。

2007-11-25

姪(21歳)が自殺未遂

リスカで瀕死状態。

ギリギリ助かって今病院

身内中てんやわんや

2007-08-28

働きマンに共感する層と共感しない層、共感する層にドンビキな層っていうのは面白いな。

実際の雑誌業界(特に週刊誌)は常日頃てんやわんやなんだろうなとは思うが、それはそれとしてルーチンワークをこなしているという捉え方も出来る。

なので、

とかそういう感じ?

2006-12-10

とあるはてな貴族の密談

http://anond.hatelabo.jp/20061207210127

娼婦A「雨上がりの晴天は心地良いですわね。空中の埃という埃が洗い流されて。」

娼婦B「そうですね。冬の散歩って、なかなかに気持ちいいですわ。」

紳士C「精神的安定をもたらす太陽の光…、最近になってネットリアルの障壁が無存在になったというか、ネットリアルという双方の世界を仮に認めるとしても、その差異が狭まったというか…」

娼婦B「確実に梅田さんの業績はそのネット社会の肯定ではあったわけですけれども、ネットリアルも主体は人間という知性であるわけでして、何が本質的に違うのか、もう少し吟味してみる必要がありますわ。」

娼婦A「そろそろ情報思想家といいますか、情報哲学者といいますか、情報に対して真摯な眼差しを向ける人材が、必要になるのかしら?」

紳士C「確かあのパーカッショニストは、『そういった哲学的語りが実社会生きるのに足るような経済活動に結びつくような、そんな着地点があるのなら、私はそれを目指したい。』と、即興後に語ってたな。彼は、『情報』に対して、かなりの審美眼を持っているように見える。彼の名前、思い出したか?」

娼婦B「えっと、その、教養人、という意味アイデンティティでしたわ。」

娼婦A「今時、教養なんて、ますます面白い方ですわね。またお呼びして、即興をお聞かせ願いたいわね。」

土曜日本番な、噂のパーカッショニスト。だが副業の休暇が取れず、てんやわんや、とも伝えられる。

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