はてなキーワード: 雷雨とは
交通規則は一気に複雑化するだろう。空飛ぶ車の導入により、既存の交通ルールに加えて、空中交通に特化した新たな規則が必要となる。以下にその例を列挙する。
- 最低飛行高度: 空飛ぶ車が飛行できる最低高度を設定し、地上交通や歩行者に対する安全を確保する。
- 最高飛行高度: 高度の上限を定め、航空機との衝突を避ける。
- 高度別通行帯: 高速道路のように、高度別に異なる速度制限やルートが設定される可能性がある。
- 飛行ルートの指定: 特定の飛行ルートを設定し、渋滞や事故を防止するために空の道を効率的に利用する。
- 都市上空飛行禁止区域: 住居密集地や商業地区の上空では飛行禁止エリアを設けることで、安全性とプライバシーを確保する。
- 飛行優先権: 同一経路上での進路譲渡のルールや、交差点に相当する場所での優先権の規定が必要。
- 離着陸専用ゾーン: 空飛ぶ車が離着陸できる専用エリア(「スカイポート」など)を設定し、無秩序な着陸を防止する。
- 緊急着陸規則: 技術的問題が発生した場合に、安全に緊急着陸できるエリアとその手順を規定する。
- 空中での速度制限: 地上とは異なる速度制限が必要となる。高度や天候に応じた制限も考えられる。
- 操縦ライセンスの取得: ドライバーではなく「パイロット」としての訓練が必要で、特別な免許制度が導入される。
- 飛行禁止天候: 強風や濃霧、雷雨時には飛行が禁止される。
- 視界確保義務: 飛行時に一定の視界が確保されている必要があり、自動運転機能が故障した際の対応策も規定される。
- 空中交通管制の強化: 空飛ぶ車が増加することで、空港での航空管制のような空中交通管制システムの導入が不可欠になる。
- 通信と追跡義務: 空飛ぶ車が常に追跡可能であるよう、位置情報をリアルタイムで送信するシステムが必要。
- 自動衝突回避システム: 空飛ぶ車には高度なセンサーと自動衝突回避システムが義務付けられ、事故を防ぐ。
- 飛行間隔の確保: 前後左右上下の空飛ぶ車との距離を一定以上に保つための規則が必要。
- 騒音制限: 空飛ぶ車が都市部上空を飛行する際の騒音を規制し、居住者への影響を最小限にする。
- 排気規制: 空飛ぶ車が排出する排気ガスや環境負荷を低減するための規制が導入される可能性がある。
- 電動化推進: 環境保護の観点から、電動空飛ぶ車の利用を奨励する。
- 空飛ぶ車専用保険: 地上の自動車保険とは異なる、空飛ぶ車専用の保険が設けられる。
- 事故時の対応規則: 空中での衝突やトラブル発生時の対応プロトコルや、被害者救済措置が規定される。
- サイバーセキュリティ規制: 自動操縦機能のハッキングやサイバー攻撃を防ぐための厳しいセキュリティ基準が必要。
- 緊急停止機能: 何らかのセキュリティ脅威が発生した際に、強制的に飛行を停止するための機能を義務化。
- 空中でのプライバシー保護: 空飛ぶ車による撮影や監視が容易になるため、個人のプライバシーを守るための規則が求められる。
- 空中領域の所有権問題: 空飛ぶ車が通過する空域の権利や管理責任が明確化される必要がある。
これらの規則により、空飛ぶ車社会が安全かつ秩序正しく運営されることが期待されるが、技術の進歩に伴いさらなる規制の追加も考慮されるであろう。
昨日の雷雨に伴う飛行機の欠航を食らった者なんだけど、交通機関の優位性というか殿様商売が納得いかない。
客側の都合でキャンセルする場合は満額上限のキャンセル料を取られるのに、
航空会社側の都合でキャンセルする場合は、天候理由では断固として補償せず、機材故障などの言い逃れできない理由に限りしぶしぶ低めの(!)上限を付けて支払う。
あと、機材・人員の調達不可なら、昨日の段階でもう欠航がわかりそうなものなのに、早めに連絡しなかったのも不満に思う。
朝にいきなり欠航の連絡がきて、その時点で「もう空路は空きないっすwww」というのがメール文面に書いている状況なので、
とにかく乗れそうな電車に飛び乗る形になってしまって、家族にもかなり迷惑をかけてしまったし、ハードな帰路になってしまった。
前日の夜に連絡がきたら、帰路にしろ延泊にしろ、じっくりと対策を考えられたのに。
入力が多かったり、警告が出てもどこが間違ってるのかわからなかったり、入力を断念させて補償を回避したいという心理の表れかな?
補償手続きとは別に払い戻しもしないといけないのか、補償手続きの中で精算して差額を返してくれるのかもわからず。
そのままにしておくと、航空会社のことだから「自分で払い戻ししないといけないんでしたーw 欠航便の運賃は没収しておきまーすw プギャーwww」とやりかねないので、
何が正しいかわからないけど大事を取って払い戻し手続きもしておいた。
「地下のナマズが暴れると地震が起きる」説はいつごろ廃れたのか、について調べていた
おおよその流れは掴めてきたので一旦ここにまとめる
結論から言うと、明治元年(1868年)ごろから急速に地震鯰信仰は失われたと思われる
オランダの辞典をもとに、地震がなぜ起きるかを科学的に説明した内容を翻訳した
鯰絵が大流行した
しかし「鯰絵が流行した=民衆は地震の原因を鯰だと信じていた」と等号で結んでいいのか?という点はちょっと怪しいと思っているのだが……
というのも江戸時代末期の時点で、江戸の町民はお化けや妖怪の実在をどうやらあまり信じていなかったように資料を見ていると思えてくる
お化けや妖怪の実在を信じない人が地下の大鯰を信じるというのは不自然に思える……という感覚は21世紀に生きる人間の感覚だろうか
『泰西地震説』は学者が読むような専門書で、一般民衆にはあまり読まれなかったのだろうか?
江戸時代にもいくらかは民衆が読むような蘭学書が流通していたようなのだが、地震の原因を科学的に解説するようなものはなかったのだろうか?
当時は陰陽五行思想を信じる人が多かったはずなのだが、この思想では地震をどのように説明している?
鯰絵について語られた本でKindleで買えるものが無いため、追加調査は図書館か本屋で資料を入手してからになる
小幡篤次郎、後の慶應義塾長、『学問のすゝめ』を福澤諭吉と共著した人物
地震の原理について、『泰西地震説』で解説された内容とだいたい同じ説明がされている
こういう本をわざわざ出版する必要があったということは、これに書かれた知識は当時広く知られていなかった……とみることができるか
西欧に追いつこうという強い意欲が見える気がする
明治初期の就学率は今と比べると低くはあるが、この本によって一部の若者に対して啓蒙が行われた
これによって明治に生きた若者は地震鯰を迷信と見なすようになったのであろう
「私の父は地震鯰のような俗説を信じていてやれやれだ」みたいな記述がこの時代にもし存在すれば嬉しいのだが……
また、教科書ではなく大人が読むような啓蒙本はどのようなものがあったのだろうか?
民俗学方面からばかり攻めていたが、明治維新に関する読み物を探すのもありか?
M5.5程度で揺れはそこまで大きくなかったようだ
この地震を体験したジョン・ミルンというイギリス人が地震研究に関心を持ち日本地震学会を創設した
濃尾地震
科学者が地震調査のため派遣された、のような記事が新聞に載っている
ただ「鯰絵が描かれた=民衆が地震の原因を鯰だと信じていた」にはならないだろう
『江花叢書』第1巻
当時のエッセイ的な読み物
関東大震災に対する四方山話からの流れで「地震と大鯰」という題が名付けられた項がある
一部引用する
鯰説の根拠は物識りに聴かなければ確かとしたことは分らぬけれども、志那傅來であることだけは疑ひもない。大地の下には大鯰が生棲して、平生は辛抱強くじつとして動かぬけれども、どうかした拍子に其の尾鰭を動かすと大地が震動するのであると云ふので、我邦では正直に之れを信じ、
「正直に之れを信じ」という表現から、今は信じる人はいないというニュアンスを読み取る
「おじいちゃんが子どもの頃は地震の原因は鯰だと思っていてね」と語る人がいてもおかしくない年数だ
科学とか西欧合理主義が流行った結果、地震鯰信仰のような俗説が廃れたんだろうなあ
ひと段落したら明治大正を生き延びた俗説で何か面白いものがないか調べてみたい
先に読んだ方が民俗学的視点が備わって調査の全体の見通しがたつかもしれない
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明治時代より前の時期の日本において、「なぜ地震は起きるのか?」のような原理の解明を目指した学者がどうにも見つからない
あるいは調べ方が悪いのか……
幕末の日本人は地震ナマズを信じていなかった、ではいつ頃まで信じられていたのか?
もしそうだとすると「地震の原因がナマズというのは俗説だ。本当はこのようなメカニズムだ」という探求が行われていてもいいではないか
見つけることができない以上、ナマズ説を信じていたのかもしれないと消極的にだが認識せざるをえない
儒教においては「陰だか陽だかの気が地面から噴き出る時に地面が揺れる」のような説明がされているらしい
日本の儒学者はそれを信じていた?だとすると江戸の民衆のその説をどの程度認知していた?
あるいは「ナマズが原因ってことはないだろうけど、本当の原因が何かと聞かれると分からんなあ。詳しいことは学者先生に聞いてくれ」というスタンスが大多数か
日本人の宇宙観を調べた時にも思ったが、当時の天文方は観測と暦の作成にばかり注力していて「なぜ?」という問いを立てない
調べることだらけだ、学生の頃に日本史や世界史を選択しておけばよかった
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また、火山、雷雨、地震の3つセットを司る龍神がいるという信仰もある
ナマズが俗説ってそういうこと?
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しかし本来は本業に関する勉強をして給料を増やす努力をすべきなのだろうが、仕事と関係ない本ばかり買って読んでしまう
悲しいね
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トラバやブコメにあまり反応しないようにしているのだが(そこそこの確率で不毛なので)、今回は必要を感じた
鯰絵はアマビエブームと近いものを感じるという意見には強く同感
ただ、いろんな本や資料に「昔の日本人は本気で地下にいるナマズが地震の原因だと信じていました」と書かれているんだよな……
これに強い疑いを抱く
しかし、アマチュアの私が思いつくようなことをプロの研究家が思いついていないわけがない……
なにか根拠があるはずと信じる
清書の予定は……調査がひと段落したときにあるいはありえるかもしれない
追加調査は資料入手待ちとか頓挫とか色々な理由でできていないことが多い
追加調査の結果を追記しようとすると買った本の内容丸写しみたいになりかねず、倫理的にどうなの?という気分を拭えず自分の中だけで調べた結果を味わうこともそこそこある
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先行研究
神や仏に敬虔に祈りを捧げない一方で迷信深い、この点は現代日本と地続きに感じる
この庶民の信仰の深部に最も接近した欧米人は、明治に来日したアメリカの女性教育者、アリス・ベーコンであろう。彼女は「村を見おろしている岩の頂上は天狗が作った」。「天狗はもうこの森から去って今はいない」。さきほど「山の神様の使いである大きな黒蛇が、いましがた、ここを通った」と説明する陽気な老女に接し、「神秘で不可思議な事物に対する彼女のかたい信念は、かしこい人々はとっくに脱ぎすてているものだけれど」、「すべての自然が深遠な神秘に包まれている文化のありかたへの共感を私たちの心に湧きあがらせてくれた」と表した。
考えてみれば迷信深いお婆さんは昔は迷信深い若き女性だったかもしれないわけで、幕末だとその考えがスタンダードだった可能性があるわけだ
この引用箇所は別の文献からの孫引きになるのでこういうことするのは本当はよくないのだが……
該当箇所は『逝きし世の面影』という本からの引用……kindleあるじゃないか、買います
これを書いた渡辺京二という方の著作はすべて読んでもいいかもしれない
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現代を生きる信心深いキリスト教徒にとって「神は実在する」と「妖精/人魚/ドラゴンは実在しない」の考えは矛盾なく両立するのではないか
(「実在」という言葉の定義をしっかり言語化しないととまずい気配を感じる……)
同様に幕末の江戸町民にとっても「神/仏/龍神/大鯰は実在する」と「妖怪/お化けは実在しない」の考えは矛盾なく両立する可能性がある
こんなに牛丼屋やパン屋があるのに、そこの店員も客も全否定なのか?
頭おかしいんじゃないのか??
俺は炭水化物食べるぞ!なーにがグルテンフリーだ!糖質制限だ!!
世の中見ろ!!お前の要求してることは世の人たちを否定する行為だ!非現実的だ!!!
理想だけ言ってれば成功すると思うな!共産党を見ろ!!旧統一教会を見ろ!!
自分を顧みろ!炭水化物とってないから思考が鈍ってるんじゃないのか??
「炭水化物とってない私は時代の最先端にいる」とか思ってないか??
医者が炭水化物減らせって(病気ならともかく)言ってるか?エビデンスは確かか??
疑似科学じゃないのか?お前は陰謀論やスピリチュアルも好きじゃないか?
普通の栄養士なら、バランスよく食べようって言うぞ??お前は栄養士より知識があるのか?資格持ってるのか???
怒りが収まらない!!雷雨を呼ぶぞ!!!サンダーボルトーー!!!!!!!その偏った思考を引き裂け!アースクウェイク!!!!!
やったか!?やったのか!?!?やったーーーー!!!!!!勝った!勝ったのだ!!!!さあ、食え、炭水化物食え!!!
おい、どうした、泣いてるのか??おい!よかったな!!洗脳から解き放たれたのだ!ほら!牛丼食え!!パンも食え!!!!これが人生だ!!!!!!よく覚えとけ!!!!!!!
女子フリーターアルバイトさんとのシフトだと思って出勤したらオーナーがいた。交代の時にシフトリーダーに、
「女子フリーターアルバイトさんと一緒に仕事かと思ったらオーナーがいたからびっくりしました」
と言ったら、
「あたしもー。出勤したらオーナーいるから『えっ?』ってなったわ。なんでも、『急遽』オーナーが出ることになったみたいですよ」
と、シフトリーダーは『急遽』という単語に強調と含みを持たせていう。どうやら女子フリーターアルバイトさんはまたしても仕事をドタキャンしたようだ。
なんか……女子フリーターアルバイトさんはもうダメかもしれないなあ。本人も最近オーナーへの不信感をこじらせていて、自分がこれまでやらかしてきた否のことは忘れて「私悪くないです! 悪いのはオーナー!」っていう他責思考で、悪い奴に対して何をしたって文句を言われる筋合いじゃないとばかりに、やってはいけない事をやるようになった。気に入らないから出勤しないというのは、コンビニバイトで一番やっちゃいけないことなのだが。
オーナーだってもはや女子フリーターアルバイトさんを信用していないし、彼女のドタキャンで煽りを食う私ども他の従業員も、もしかしたら今回は本当に出られない事情があるのかもしれないという好意的解釈はし難くなっている。自分で自分の首を絞めているだけだって、本人は思ってもいないだろうし、いよいよ居づらくなったら「もう来ません!」って仕事投げ出して帰って音信不通キメればいいと思ってるんだろうな。以前、やりたい限りのワガママと八つ当たりをやりまくってオーナーと大喧嘩して辞めていった、意地悪パートさんと同じ道を進み出している。女子フリーターアルバイトさんを止められる者はもはや誰もいなさそう。
従業員のドタキャンにより休み返上で出勤させられるというのはオーナーにとってはかなりのムカつきイベントのはずなのだが、昨日は夜勤にAさんが入っているのと、激しい雷雨で客足が疎らだったおかげで、オーナーはかえってご機嫌だった。オーナー、台風の夜にテンション上げてくる子供と同じマインドの持ち主だし。
当店のあるエリアはなぜかよく停電するのだが、昨日も雷のせいで停電した。私はコンビニバイトになって五年目にして初の長時間停電を経験した。店の電気は、電源が別になっている常夜灯とレジと防犯システム以外全部落ちてしまった。冷蔵庫や冷凍庫までストップしてしまう。
バチッという音と共に停電した一瞬、異様な静寂が訪れたが、すぐに防犯システムがビービー鳴り出して煩くて仕方なくなった。どうやら、防犯システム的には店のセキュリティが破られて金品が強奪されることと停電は似たような扱いをされるっぽくて、軒下のパトランプまで点灯し、警告音声がガンガンにかかった。
そんな中でもパラパラと来客があったのだが、「大丈夫ですか? 本当に大丈夫ですか???」としつこく聞きつつも買い物をしていくんだから心が強い。特に荷物の発送をしに来た人と電子決済利用の人は「本当に大丈夫なの?」と疑いまくるのだが、そこまで信じられないんなら明日にすればいいものを、それでも荷物を預けたり電子で払うんだからすごい。まあ、電子決済が失敗しても負担は店に行って自分は得はすれども損はしないと思っているのかもしれないが。でも、荷物の方は、もし手続き不良で荷物が行方不明になったらどうしようとか、思わないのだろうか……。
レジは非常電源に切り替わって三時間くらいは保つらしいけれど、それでも停電が長時間に及ぶようなら店を一旦閉めるとオーナーは言い、せっせとブラインドを閉め始めた。うわぁ、もしそうなったら、台風の夜の小学生みたいにテンションの上がったオーナーと二人きりかぁー、面倒臭ぇーー、と思いつつ、暇なのでカフェマシンの掃除からやってというオーナーの指示により、粛々とカフェマシン掃除に打ち込んだ。
エリア一帯が完全に停電しているので、すぐそこの交差点の信号機も消灯しているのが窓から見えた。普段からよくド派手な交通事故が起こり、車が路上に仰向けに転がったりしているような所なのだが、さすがこんな緊急事態でも、通る車全体に譲り合いの精神が乏しく、ごちゃごちゃと車が行き交うのが窓から見えた。
台風の夜の小学生のマインドをお持ちなのはオーナーだけでなく、お客様にもおられて、なんかただ喋りに来ただけなのかな? って感じで、飲み物一本だけ買って停電すごいね、もう何分停電してんの? とか話しかけて来る。女子フリーターアルバイトさんが予定通り出勤していたとしたら、ここぞとばかりに彼女に話しかけようとするお客様がいっぱいいただろうなと思う。女子フリーターアルバイトさんがいないから、誘蛾灯に惹かれる虫状態になって彼女に吸い寄せられていく客ばかりという壮観な光景は見られなかったが、オーナーがいたので、どうしても停電が復旧しないようなら店を閉めるという選択があるのは(オーナーが面倒臭いとはいえ)よかったかもしれない。
これはひょっとして明日の朝まで停電が長引くコースかなと思ったが、あっさり復旧。すると、今まで暇だったのに急にぞろぞろと客が来ていつもの当店に戻る。いつもだったらもっと早い時間に来るお客様達まで続々とやって来た。夕方コンビニで買い物をする人というのは、何があっても平常通りコンビニに来て買い物がしたいんだなあ。そういう人達の買う物もまたいつも通りで、別に今買わなくてもいいし近場のスーパーで買った方が安いという物ばかりである。コンビニでの買い物が人生の一部に組み込まれているようだ。そうしないと調子が狂うのかもしれない。
停電が復旧すると、一アルバイトにとっては意外な事が起こる。というのも、ひっきりなしに電話がかかってくる。それは殆んど当店の設備の保守点検を担当している業者さんからで、それが何社もあるのだから、オーナーは対応で長時間手が離せなくなる。同時に来客数も増えるので、忙しい中私は一人でレジ対応に追われ、お客様からはこの悪天候のなかワンオペをし続けた可哀想な店員だと思われて憐れまれる。
すっかり雷雨が収まった頃にAさんが出勤。オーナーはその10分前には帰ってしまった。そもそもAさんは女子フリーターアルバイトさんが普通に出勤していたものと思い込んでいたので、私が一人で店番をしていたのを見てとても驚いていた。
Aさんに本日の経緯と、女子フリーターアルバイトさんはもうダメかもしれんという話をしたら、Aさんはまた驚愕していた。
「それ自体がおかしな話なんですよ。一昨日に私と一緒にシフトに入った時には、彼女は自分で『もう他の仕事が見つかったから、今週からは週一しかシフトに入らないです』って自分で言ってたのに、シフト表は今まで通りになってるんだから」
私がそう言ったら、Aさんはシフト表を見て、確かに女子フリーターアルバイトさんがいつも通り週4でシフトが入れられていて実際もう2回出勤したというのを確認して、もしかして彼女的はもうノルマを果たした気になっていて、今日はドタキャンなのか? と首を傾げた。
もしくは、オーナーの方が、先日女子フリーターアルバイトさんと口論して色々嫌になったりとか、今夜は雷雨だという予報なのにドタキャンされたら大変な事になると思ったりとか、そういう理由で女子フリーターアルバイトさんをシフトから外したのかもしれない。
最近は夕勤人材が乏しくて、私と女子フリーターアルバイトさんしかいないという情況だから、オーナーはいくら女子フリーターアルバイトさんに歯向かわれても我慢して通常のシフトを組もうとするんじゃないかと思ったが、ついに我慢の限界が来て、従業員を自主退職に追い込むためのいつものムーブに切り替えたのかもしれない。オーナーは本気で腹を立てると、その従業員に対して急な変更といってシフトを休ませるのを数回繰り返したあと、月に二、三回しかシフトを入れさせてやらないという嫌がらせをする。
あるいは、オーナーと女子フリーターアルバイトさんの間でコミュニケーションの齟齬が生じていて、オーナーは今週もいつも通りのシフトでいいと言われたつもりでいるが、女子フリーターアルバイトさんは今週から週一で働くつもりでいたのかもしれない。
AさんはDさんを通してオーナーと女子フリーターアルバイトさんが最近揉めている事は知っていたが、そこまで酷いことになっているとは知らなかったといった。女子フリーターアルバイトさんのお母さんが辞めたのも、単にオーナーが忙しい最中にあまり考えずに女子フリーターアルバイトさんのお母さんに暴言を吐いたのが原因だと思っていたとAさんは言った。そして、Dさんが「女子フリーターアルバイトさんのお母さんは、オーナー夫妻が自分のことを娘と同等にあつかってくれないのが不満だと思ったようだ」と言っていた、その言葉の意味がよく飲み込めなかったのだが今やっとわかってきたという。
結局のところあの母娘は当店では特別待遇を受けるに値すると彼女ら自身は思い込んでいたのに、現実としてはそうでなかったので辞める(しかも店に打撃を与えるやりかたで)と騒いでいるということだった。
Aさんがいうには、Dさんも女子フリーターアルバイトさんの思い込み誤りだと嗜め言い聞かせたらしいが彼女には全然理解してもらえなかったという。先日、私も女子フリーターアルバイトさんに「早朝勤の忙しい時間帯でいっぱいいっぱいになってるオーナー夫妻に、新人のお母さんに女子フリーターアルバイトさんに対するような親切対応を期待するなんて無理だよ」と言い聞かせたのだが、全然納得していないみたいなだったとAさんに話した。
まあ結局、女子フリーターアルバイトさんが当店を辞めてガールズバーで働くと言い出して、シフトリーダーやDさんは止めもしないという謎は全然謎じゃなくて、彼女に何を言っても自分の都合よく解釈しては失敗は他人のせいにするだけなので、余計な口出しをしても悪化することはあれども好転することは何もないから口出しするのは辞めたというだけのことだった。結局自分で痛い目を見てもらうしかないのだ。
まああれだ、自ら好き好んで悪い道を選んで選んでここまで来てこれから先もそうしていく気満々でいる人を止めることは誰にも出来ない。
8月になったら新人の高専五年生がテスト期間が明けてまたシフトに入ってくるので、彼がちゃんと仕事を覚えてくれれば、女子フリーターアルバイトさん無しでも当面夕勤夜勤は支障なく回りそうだから、いいんじゃないだろうか。
21時にとあるお客様が少年ジャンプを買って行かれたのだが、表紙にルフィと名探偵コナンのなんか人気のキャラが載っていたので、ちょっと驚いた。少年ジャンプ、売れるためならなりふり構わなくなったのか……。一方的サンデーの表紙にはゾロが載っているとAさんが教えてくれたので、はわわってなった。
そういえば私の推し小説家がこの春ブログで、安室目的でン十年ぶりにan・anを買ったと書いておられたが、今週はやはり同じ目的でジャンプを買いに本屋に走って行かれたのかなあ。昔から俗なものが嫌いだから同世代のカルチャーすらあまり記憶にないと公言していた孤高の小説家をも狂わせてしまう、安室透おそるべし。
久しぶりの晴天からの激しい雷雨、みたいな気圧の乱高下するような日には、来客が少ないのにやってくるのは嫌な客ばかり、というのがコンビニバイトあるある。昨日もそんな客に当たって嫌な気分になった。
そういう悪天候の最中に来る嫌な客の多くが50歳前後の女性。なんか更年期障害かなんかで仕方ないのかもしれないが、だからって許容できるかっていったら残念ながらかなり無理だ。そして、ああいうのが十年後くらいの自分の姿かもしれないと思うと余計に気が滅入る。二十年ほど前にもはや狂人としか思えないほどの有様だった母に振り回されお陰で人生を歪められたことも思い出してしまうし。ま、今の生活に不満があるかといえば別に無いのだが、だからといってあの頃の母を許せるかどうかは別問題だしね。今の暮らしを楽しめるのは自分自身と母以外の人達のお陰であるので。
いいですか、未来の自分よ。その頃にはもう頭ん中が辛い苦しい私だけが世界一不幸誰か助けてよ! っていう気持ちで一杯かもしれないけれど、一時の気の迷いでも壊してしまった信頼が綺麗に元通りになることはないのです。自分の機嫌は自分で取れ。例えそれがどんなに苦しくても。行き付けのコンビニですら若いバイトから「また来たよあのババア」と思われるのは嫌じゃない? しかも他人にそこまで思われる時、身内には大概早く死ねって思われてるよ。
はぁ……。それは果たして努力でなんとか回避できるものなのだろうか。
Aさんとのシフトのはずが、何故かAさんが強制的にお休みを取らされており、オーナーがシフトに入っていた。理由は、新人の高専5年生に仕事を教えたいからだったそう。まさかとは思うが、Aさん、高専5年生からNG(一緒にシフト入りたくない)出されたんじゃないだろうな。
先週の火水木でAさんは高専5年生を完璧に仕上げると鼻息荒くしていたのだが、実際それで何をしたのかというと、高専5年生をずっと棒立ちにさせておいてひたすら説明をして聴かせていた。覚えて貰うべきは皿洗い的な単純作業がほとんどなのにそれは酷いので、見かねて私が高専5年生にちゃんと作業をやらせてくれと口を出したところ、今度は高専5年生が作業をする側から手直しをするわ遅いといって作業を中断させて自分でやってしまうわで、積極的に新人の心を折りにいってんのかお前はという有様だった。
そんな地獄の三日間を過ごしても高専5年生はちゃんと出勤してきた。正直、無言でブッチしてそのまま飛んでも不思議じゃないなと思っていたので、高専5年生のタフさに感動した。
オーナーは、まるで先週の三日間などなかったかのように高専5年生に一から仕事を教えていた。高専5年生は「それもう習いました」みたいな言い返しをせず、オーナーの言う事を真面目に聞いている。高専5年生……できる子!
「増田さん、フライヤーの籠って一回に一個しか洗えないんだっけ?」
と聞いてきたので、
「いえ、四個一緒に洗えます」
と答えたら、オーナーがじゃあ高専5年生君に食洗機のかけ方教えてやってくれというので、そこだけ私が教えることになった。
フライヤー掃除は前半と後半に分けられていて、前半はフライヤー付属の籠と抑え網と籠をかける棚などを洗うのが仕事で、それは夕勤の領分なのだが、夕勤が忙しくて手が回らない事もよくあるので、夜勤の人も一応覚えなくてはならない。後半はフライヤーから油を抜いて入れ換えたり、フライヤー本体をきれいに拭き上げるのが仕事で、夜勤しか作業手順を知らないのだ。
私がオーナーから教えてやれと言われたのはフライヤー掃除前半のやり方の一部なんだけれど、オーナーはそれを知らないって訳では勿論ない。でも私に代われっていうのは、どうやら高専5年生が自信満々にやったら完全に間違えていたからであるらしい。高専5年生は「Aさんがこうやれって言いました」とでもつい反論してしまったのだろうか。オーナーは久しぶりに入った夜勤人材と無駄な衝突をしたくなかったのかもしれない。オーナーはけっこう口が悪いのを自覚しているが治せないらしく、従業員と口争いになりそうになると、他の女性従業員に代わって揉め事を回避しようとすることがよくある。
私が食洗機に籠四つを一度に詰め込む方法を高専5年生に教えて彼に実践させたら、彼は素直に言った通りにやってくれた。よかったよかった。しかしこれ、Aさんが初日に長々と説明していた事の一部なんだけど。やっぱり単純作業は実際にやらせてみた方が早いよなあ……。
高専5年生は、オーナーから全部の作業を初めて教えられるかのように教えられて、私と同じ時間に上がった。この間よりは猫背じゃないし表情もよくなっていた。彼は一通りの仕事を覚えたあとすぐに学校がテスト期間に入るようで、そしたら次にバイトに来るのはお盆過ぎだというから、なかなか大変そうだ。
雷雨がやまないんじゃがどういうこっちゃ
頭の中に声が響く。
「占い師に傾倒してたのどっちだったっけってのはピンとこないのよ」
「そもそもね、クワバタオハラのどっちかだったような気がしなくもない」
「オハラといえばスカーレット・オハラだけど微妙にカッコつかないよなオハラの部分が」
頭の中に愚にもつかない無数の呟きが木霊する。しかし、脳はそれを遮断できず、与えられたすべての情報を解釈し続ける。
精神世界で、声のもとを、声の主と思わしきモヤの首根っこを押さえる。指の隙間を風が吹き抜け、モヤは霧散する。
依然として声は降り止まず、精神世界にまで暗雲が立ち込める。やがて雷雨となり、雷は私の脳天から爪先までを穿った。
私は目が覚め、関連したすべてのシナプスは完全に繋がり、二人の芸能人を /(くわ|し)ばたりえ/ で表すことができるという知見を得た。
柴田理恵はあくまで漢字表記なので自然言語処理的には役立たないことに気がつくまで、私は自分が何だったかも思い出せなかった。俺は、少なくとも女芸人ではない。今はそれで十分だろう。
アイドルグループ「NEWS」のファンを指す呼称。名称はNEWSの2012年の楽曲「チャンカパーナ」に由来する。「チャンカパーナ」は造語で「愛しい人」
2013年のコンサートが雷雨のため次の日へと順延となってしまったのですが、地方から来場していた『パーナさん』の中には宿泊場所を確保していない人もいました。よって、急遽その晩に泊まる場所を探さなくてはならなくなったのです。
若い来場者などはお金があまりない人もいたこともあり、一部はTwitterを使い27日の夜中に泊めてくれる人を募りました。すると、ジャニーズの他グループのファンなどが、『泊めてもいいよ』などと投稿したのでした。
一部のパーナが、コンビニに対して食料の提供を無償で行うように要求したとされています。また、泊まるところのないファンたちを保護するように、警察に要求したパーナもいたとされているのです。それに対しては、『行き過ぎ』とする声も出ました。
宿泊場所の見つからないパーナに国立競技場・青山学院大学が開放されたという情報が拡散されました。もちろん、そういった事実はありません。また、警視庁や消防署において宿泊させてもらえるといった情報まで飛び交ったのです。こうした情報はデマであり、大きな広がりを見せました。