はてなキーワード: 薬剤師とは
僕は29歳、年収約450万円、地方県立大卒で都内在住の放射線技師。身長164センチのガリガリでこれまで彼女もいない非モテだったことから恋愛や結婚にはおよび腰だったし、プライベートでも職場でも恋愛方面の会話になると逃げていた。当然素人童貞。
しかし、本当は恋愛もしたいし結婚もしたい。その欲求から逃げ続けて後で後悔するのも嫌だなと思った。技師や薬剤師、看護師や理学療法士などの同僚の中ではすっかり「恋愛にも結婚にも興味がない男」と認知されゲイ疑惑まで出ているので今更職場での出会いはない。社会人サークルなどに入ることを考えたが女性目当てでサークルに入るのはどうかと思うため断念。マッチングアプリはマッチ率が低く、マッチしても会えずに断念。よく考えれば、この歳で自分を棚上げして恋愛だなんだと言うのもおかしいと気がついて結婚相談所に行くことにした。
調べた結果、様々な媒体での口コミが評判良く、職員さんのTwitterでの印象が丁寧そうでよかった所に決め、先週の休日に向かった。結果を先取りすると相談所に入ることなく撤退した。
相談所のあるビルに入ろうとしたら自分の前にも女性がいて、同じエレベーターに入った。同じ年くらいの綺麗な女性で僕よりもかなり身長が高かった。その女性は相談所の階を押すと、ゴミを見るような目で僕を見て冷たい声で「どこですか?」と聞いてきた。僕の精神はそこで限界になった。このビルでこの時間に空いているのは相談所含め3つほど。1つはダーツバー、もう1つは男性が入ることはない類の店。この女性はこれまで良い縁に恵まれず、藁にも縋る思いで結婚相談所に来たのではないか、それにも関わらず相談所の入り口で見るからに相談所に来たと思われる非モテのチビを見て嫌悪感を催しているのではないか、と思ってしまった。
僕は咄嗟にダーツバーの入っている階をお願いした。これは完全に僕の思い込みだろうが、心なしか女性が安心したような気がした。ダーツバーに入るとオレンジレンジのYamatoに似た店員からダルそうに迎えられ、会員登録してから一人でダーツを始めた。昼間で他に客もおらず店員も暇だったのか対戦しようと言われ、カウントアップ、01、クリケットをそれぞれ数回ずつプレイ。当然負けて店員にビールをご馳走した。店員と車や服、学生時代の話をし、それからもう一度対戦し、二杯目のビールをご馳走。自分も一杯注文し、飲みながら店員、後から来た麻原彰晃似の店長、常連のサラリーマンらと話して帰宅した。
女性のゴミを見るような目で自尊心を砕かれたという悲しかったことと、通えそうな良いダーツバーを開拓したという嬉しいことが同時に起こった休日だった。
こういうの読むと処方薬なんてAmazonで一元化したほうがいいんじゃねえか?と思う。
在庫が少ない薬を探し求めて患者も薬剤師も右往左往するくらいだったらAmazonで一元管理して配送で患者のところへ直接届ける方が遥かに無駄がなくて効率的だろ。
1にはAという薬があるがBとCという薬はない。
2にはBがあるがAとCはない。
3にはCがあるがBとCはない。
なんてややこしいことが起こる。
薬そのものが存在していないのではなくて薬が分散化しているだけという状態。
AmazonにはAもBもCも在庫があることになるわけだから誰も右往左往しなくて済む。
だったらAmazon(と書いてきたがもちろんAmazonでなくても日本の会社、大きな処方薬ECを運営できる体力がある会社であればどこでもいいし当然一社独占でないほうが望ましい)でやれよな、と思う。
そうすると薬剤師が職を無くすかもしれないけれど、そのぶんAmazonで配送の仕事が出来るんだからそれをすればいい。
あと街の調剤薬局を経営していた会社なんかが潰れるわけだが、それこそ日本が抱える中小企業多すぎ問題とも直結していて、いずれは解決しなければいけない問題の一つのはずだ。
Amazon薬局というと、どういうわけかまたまたAmazonが黒船がやってきた!やつらがまた破壊者になるぞ!と戦々恐々となる向きが多いが悪いことばかりでないのはいうまでもない。
というかAmazonがやってきたことで街の本屋さんなんて壊滅してしまったのだが、そのことで俺たちはものすごく困ってることってなに?と聞かれれば少し考えるだろ。
もちろん身近なところに本屋さんがないことで子どもたちが本に直接接する機会がなくなってそれは損失だ、とかいうことは出来るんだけど……とかなんとか書き出すと話がずれすぎたからこのへんで終わる。
安定した離職率の低い正社員になるのであるならば、女のが数段楽である。
何故かこの事実を認めたがらない人間、特に女に多いのが解せないが。
以下はその理由。
・看護師、薬剤師、栄養士など、デスクワークでほぼ女性専用資格職がある
(男性も公安職、土建業など優遇職はあるが、デスクワークとは限らずまたいずれも離職率が高い)
(既卒男性はフリーターか飛び込み営業や外食社員くらいしかなれない)
・アファーマティブアクションで公務員や教師になりやすく、出世もしやすい
また産休育児休暇をほぼ100%の確率で受けられ復帰も保障される
(男性は採用で不利益を被る上、産休育児休暇の穴埋めでサービス残業が多い)
女でもできる仕事はどんどん女に採られている現状で、男は女ができない、もしくはやりたがらない仕事に就くしか不利を回避する手段はない
小学生の時にMacintosh IIを買ってもらいコンピュータの沼にハマり、中学時代にはアニメと黎明期のインターネットにどっぷり。最近知名度が一気に上がった岡田斗司夫もガイナックス追い出されたあたりからどっぷり影響されてた。当然非モテ街道を突き進んで来た。
この歳になり本気で結婚したくなり、知人や仕事の関係者などに紹介してもらうようになった。
・42歳
・年収3500万
・総資産約4億(ほぼ投資信託。自社株と法人名義で持ってる不動産や車、株式は含まない)
・仕事や専門はソフトだが好きなのはハードで趣味は電子工作、機械いじり。後はプロ野球観戦、ドライブ、風俗(これに1番金使ってる)。
総合商社勤務26歳
某エナジードリンクのキャンペーンガールをしていただけあって美人。明るくて話しやすい。
首都高をドライブした後にウルフギャングへ。趣味や昔話で盛り上がる。
今後も会いたいと伝えた所、勘違いされ遠回しにお手当を要求される。
次は無し。
彼女が宿泊していたパークハイアットのフロントで待ち合わせ、ニューオータニのパティスリーsatsukiへ。会話は盛り上がるも、結婚の話になった時に早々から条件から外される。久兵衛で食事して解散。
次は無し。
銀座シックスで買い物した後にグッチオステリアへ。好きなタイプの話題で盛り上がる。
彼女がヘリに乗ったことがないと言うので、早めに食事を切り上げ豊洲に移動しヘリクルージング。
また会いたいと伝えた所、遠回しにお手当を要求される。ホテルに誘われたが解散。
次は無し。
中華が食べたいと言うのでアスターへ。向こうが緊張していたためこちらも緊張してしまい、お見合いみたいに固い自己紹介をお互いしてしまう。
アフタヌーンティーにハマっていると言うので椿山荘へ。お互いアニメ好きと知りオタク話で盛り上がる。「もう気になり初めてしまった。これからも会いたい」という趣旨を伝えた所「喜んで」のお返事。向こうの仕事の都合で解散。
次の日に電話が来て「やっぱり交際や結婚の対象とは思えない。ごめんなさい」とのこと。
次は無し。1番悲しかった。
この歳になってから結婚を意識してもやはり遅い。四人目でこんな泣き言言ってる俺にはそもそも恋愛や結婚なんて向いてないのかもしれない。流石にこれ以上紹介を頼むのも厳しい。結婚相談所はここや他のメディアでイメージが非常に悪かったが、実際のところどうなんだろうか。
これの後日談。
予約が平日昼にしか取れなくて、わざわざ有休取ってまで睡眠外来に行ったが
残された原因として考えられるのは下記の2個だと。
薬の成分は蓄積されるので、飲み始めてからしばらく経ってから急に副作用に悩まされることがあるとかないとか。
薬剤師に相談してみろとのこと。その辺の薬局の薬剤師さんに相談してわかるもんなの?
睡眠時間やら質に関わらず、人間の心理が眠気に及ぼす影響ってかなり強いらしい。
ンなこと言われたらもうお手上げなんですけど。
これどうしたらいいんだろうな。。。
薬のことなんも書いてなかった。飲んでるのは
イソソルビドゼリーとアデホスコーワ顆粒を朝昼晩、ジエノゲストを朝晩。
鼻炎の薬を朝晩で出されてたけど、これは眠気が出るって話だったから夜だけに。
イソソルビドとジエノゲストの副作用に眠気関連の記載がなかったから
どうしても、はてなで何かしたくてしたくて仕方がないなら、
『増田』や『はてブ』ではなく、"はてなblog" で聞きなさい。"はてなblog" ならガチの医者いるから
もちろん、迷惑がられると思うし「病院行け」と言われると思うけどね
それはそうとして、ジヒドロコデインリンが含まれているのは世界の多くの国で制限されているよね
https://rikunabi-yakuzaishi.jp/contents/hiyari/074/
https://fukuokashi-yakkyoku.info/wp-content/uploads/2014/10/20110614.pdf
日本の中小薬局と手を組むことでAmazonは薬品の在庫などは持たず、
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA179IU0X10C22A8000000/
しかし、今日ホッテントリ入りしている記事ではAmazonが直接調剤薬局事業に参入するかのように書かれている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/010db8d186a76d00da68bd383983a6e0531fecfc
その根拠がAmazonが薬剤師の求人を行っているからということらしいのだが……。
どちらにせよ調剤薬局への影響は少なくないの間違いないところである。
こういったネットによる処方薬の配送というのは政府としても推奨していく方針だと思う。
薬の調剤や薬品の在庫数量の管理などの実作業に忙殺されている。
これは果たして正しいあり方なのか?
本来、薬の調剤や薬品の在庫管理などは労働を集約して一箇所で行ったほうが効率がいいのは言うまでもない。
また、これから労働人口が減っていくのに今までのように調剤薬局が乱立する中、
一軒一軒に医薬品卸が薬を運んだうえで調剤薬局が処方して患者に渡すなどというビジネスモデルが成立していくとも考えにくい。
ネットを利用した処方薬の配送というECのプラットフォームを利用した業態へと変化していくのは自然な流れだ。
その上で薬剤師はネット対面を利用して、よりきめ細かく患者に対して交流していくほうが望ましいだろうことは言うまでもない。
Amazonがまたまた何かやらかすのか?と否定的に受け取る方々もいるだろうが必ずしも悪い話ではないことは知っていてもらいたい。
親父は九州出身。アホみたいに厳格で口うるさい(俺には優しい)祖父から逃げ出すため、底辺工業高校を中退しギターを持って上京。
東京で出会った仲間とバンドを組む。生活費のためにバーテンダーになる。
薬剤師だった母親がバーの常連になる。バンドが売れずバーもクビになり露頭に迷った親父は母親の部屋に上がり込み同棲開始。姉ができて結婚。
姉が産まれる。
母方の祖父母に「アーティスト」と自己紹介し説教された親父は工場に就職するも2週間でクビ。家事を習得し本格的に主夫となる。
俺が産まれる。
現在親父も母親も50代後半。母は相変わらず薬剤師として勤務。父は職歴なし。
母が結婚前、病院薬剤師だった頃に人伝で「母がヒモを養ってる」ということを聞いた1人の医者が「そんな男といたらダメになるよ。俺が幸せにしてあげる」的な感じで迫ってきたが絶対お断りだったらしい。
無事結婚したのでまとめてみる。
振り返ってみれば、多分全然困らなかった方なんだと思う。こういう人もいるよという一例として。夢は別にない感じです。
・結婚当時30歳
・160cm普通体型
・顔は取り立てて良くはないがあからさまに不細工といじられたことはない
・彼氏は今までに何人かと2-3年ずつの付き合い。身体だけの関係の人はいたことがない
・長女。弟がいる
・大卒
・年収はやや変動あり、平均すると500-600万
・趣味は漫画、ゲームと宝塚をかじる程度。でもどれも人からはオタクと言われる。
・イベントごとや飲み会は嫌いではないが、どちらかというと一人行動の方が好きなタイプ。人がたくさんいると疲れる。
職場に男性はいるものの、かわいくて若い事務さんや派遣さんが多く、そういう面ではかなわないなと思っていた。それに加えて、同じような仕事をしている人と結婚するのがなんとなく嫌で、マッチングアプリやSNSも使用。
3回ほどやってもらった。Zoom飲みも1回あった。うち1回、男性看護師の方と良い感じとなるが、ご実家が関西で、いずれ帰りたい、その時には今の仕事をやめてほしいとのことで交際には至らなかった。合コンのワイワイしないといけない感じや、とりあえず全員と連絡先(インスタなど)交換をしておく空気に疲れてしまい、それ以降やらなかった。特にZoomはやばかった。知らない人と画面越しで喋るの疲れる。
スペックが悪くなく見えるのか、リプライやDMはそれなりにもらった。でもワンナイトやエロ目的だろうというものが無視できない割合で来て、結局誰とも会わずに疲れてやめてしまった。
結局これで結婚した。いいねは200くらいついていた気がする。ちゃんとやりとりしたのは10人くらい。うちお会いしたのは4人で、その4人とは並行してデートをしていたため、実際にアプリをやっていたのは1ヶ月半くらい。
1人目:2歳年上の薬剤師の方。実家とすごく近い位置にお住まいでとてもいいなと思った。性格はやさしさが佇まいからも溢れているような感じ。ドラッグストアにお勤め。留年したり薬剤師の試験に落ちたりしたという話が少しだけ気になった。
2人目:6歳年上のシステムエンジニア。趣味はガンプラと旅行。アクティブなオタクというやつ。見た目も話し方もまあオタクかなという感じ。デートに常に本を持ってきているのが印象的だった。ぶっちゃけ見た目が良かった(イケメンというより、私の好みの顔をしていた)
3人目:3歳年上の弁護士。まず弁護士という肩書きにびっくりしてしまったが、それ以上にLINEに物凄くスタンプを使う人で、どう返したらいいか分からなくなったりした。とにかく忙しそうだった。
4人目:同い年のシステムエンジニア。大学院まで出ていた。爽やかなイケメン(2人目と違い、多くの人がイケメンと思うだろうなという感じ)で、話すとすこし広島弁の出る感じが可愛かった。口下手だが無口ではなく、デートを一生懸命考えてくれる感じがすごく良かった。
1ヶ月半は出勤や他の予定のない休日はほぼ全てこの誰かと会っていたくらいタイトだった。全員LINEは教えてもらっており、それぞれとの連絡頻度は1日に数往復あったりなかったりくらい。
順番としては、
1人目① 金曜仕事後に実家近くでディナーデート。ディナーと言っても4000円くらいの気軽に入れるお店。お店は私が選んだ。和やかに終了。2回目会おうとはなったが、日時までは決めず。
2人目①お台場でデート。ついでにガンダムを見に行った。ビールを飲んだりした。結局すごい歩かされた気がしたが、元々「歩きますよ、歩く靴できてください」とアナウンスされていたため大丈夫だった。専門とガンダムの話をすごくよくする人だった。2回目の約束をするが結構先。
3人目①休日の昼間にお相手の仕事の隙間を縫ってランチ。よく喋る人だった。会っていたのは2時間くらいで、急いで仕事に戻る姿が印象的だった。仕事に情熱がある人なんだなあと思い、それには好感を持った。相手がすごく急いでおり、2回目の約束をし損ねる。もしかしたら口実だったのかもしれない。
4人目①某水族館でデート、そのあとディナーもご一緒した。話題を選ぶのが上手でとても楽しかった。大学院のことを聞いたところ、研究はあんまりやっていなくて、ずっと就活をしていたと言っていた。気に入ってもらえたらしく、ぜひ2回目会いましょう!と言ってもらえた。
4人目②短期間でカフェ+映画デート。何を見たかは忘れてしまった。恋愛ものだった気がする。映画代すら払ってくれようとしたのを丁重にお断りしたのは覚えている。好感を持ってくれているのをすごく感じる。3回目の約束をする。
1人目②お相手の仕事後にデート。仕事で疲れたことがあったのか、夜ご飯を食べながら結構途中から愚痴になったのを覚えている。薬剤師の仕事の話はわからなかったが、うーん、それはあなたが勉強したら?って心の中で思ってしまった。3回目のお話はいただいたが、なんとなく日時をぼやかした。
2人目②美術館でデート。デート前に美術展の予習と言ってその関係の本を読んできたらしく、オタクトークを繰り広げてくれた。なんでか忘れたが大学数学の話になり、ε-δ論法の話になり、懐かしさに話の花を咲かせたところでなぜかビビッときてしまい、そういう話する人好きです!とうっかり告白。お付き合いすることとなった。
この後、1人目、4人目の方からは次のご予定どうしますか?と連絡がきたが、お付き合いすることになった人ができたので、とお断りした。
この2人目の人と今回結婚することになったので、思い出してまとめてみた。
ちなみに婚活なので、と言ってほとんど会って話さなかった3人目以外は全員お互いの年収や子どものこと、将来住みたい場所などについてはなんとなく話していたが、少なくともこれらについて3人の条件はほとんど変わらなかった。そういったことが2人目を選んだきっかけではなかったことは書いておく。
この問題は何度も世に出てきていると思うが、法治国家のことを勘違いしている人がけっこういる。
表現の自由界隈からも「法律を超えたら表現の自由はない」ってのが無邪気に言われまくってるけどさ、じゃあ、「本日から漫画を描いてはいけない」って法律ができた瞬間、漫画を描く表現の自由はなくなるの?逆なんだよ。表現の自由が先にあって、それを侵さない範囲で規制が許されるだけ。
これに対して
自由を侵害する法律が作られたら法の手続きに基づいて侵害されないように法改正をするのが法治国家の自由の行使なのだ。
法治国家原理は、法律の法規創造力の原則(国民の権利を新たに制限し、義務を課す法規範は国民代表議会のみが作ることができ、行政が立法してはならない※)、法律の優位の原則(行政活動は議会制定法に反してはならない)、法律の留保の原則(国民の権利を新たに制限し、義務を課す行政活動は、法律によって授権されていなければならない)から成り立つ。これらのどこにも、自由を侵害する法律が作られたら、法改正を待つべきであり、あえて規制に逆らうべきではない、という議論は含まれない。
※これは行政に関する原理であるというのがミソで、私人同士で新たな義務を課すのは、原則として自由である。たとえば、100万円を借りるという金銭消費貸借契約を結べば、あなたはカネを返す義務を課されることになる。それに先だって国民代表議会の授権規範が必要であるというのは馬鹿げている。しかし、原則が自由だからこそ、社会における事実上の力関係によって一方的に立場が弱い契約を結ばされるということが起きる。そこで、契約の自由を制限する法律が制定されたり(例えば借地借家法を思い浮かべよ)、裁判所の判例法理によって調整が図られることがある。
二番目のツイートは、法治国家を(古代中国の法治国家の伝統もあって)遵法義務の問題と取り違えているだけで、些末な揚げ足取りではないかと思われるかもしれない。しかし、遵法義務の問題として考えてもおかしい。もちろん、国法は自らに従わない者に対して制裁の仕組みを用意することが多い。刑法にせよ、行政上の何らかの義務履行確保の手法にしても。刑罰という結果を避けるために従った方がベターであるというプラクティカルな議論としては意味があるだろう(事実としての強制秩序の問題)。しかし、それと服従義務とを混同するべきではない。たいていの法学者は、不正な法に対して服従する義務はないと考えているのではないか(例:ラートブルフ「法律による不法と法律を超える法」)。ラズなんかは、それを超えて、一般論としては国法への服従義務などない、と言っているようだ。
ただ、これは難しい問題で、誰が不正かどうかを判断するのかという問題がある。万人が自らに都合の悪い法を不正であると判断すれば、アナーキーとなり、宗教戦争の再来である※。しかし、実定法にただただ服従するべしと言えば、ナチスの法にも服従する義務があるのか(事実として強制されるからやむなく従うのではなく)と言われてしまう。結局、個々の法規範に則して個別的に判断する他あるまい。上記のツイートでいえば、一般論として漫画という出版様式の禁止を無視したからといってアナーキーに陥ると考えるのは馬鹿げているであろう。
現代の違憲審査制は、こういった正義と実定法のジレンマをなるべく起こさないようにするためにある。憲法に人権という形で示された一般的正義の原則に照らして裁判官が実定法を審査し、不正な法と認定した法規範の適用を拒否するという仕組みが我々の社会には導入されている。ただ、裁判官の目をすり抜けてどうしようもない実定法が作られることがないとは言えない。立法者と裁判官にさしあたって頼らずに正邪を判断する視点を持つことは、自由な民主的社会の市民であり続けるために必要なことである。・・・自分の頭で考えた結果、おかしな結論に到達する人もいるかもしれないのが頭の痛いところだが、それが自由であるということである。
悪法といえども国法に従う義務があり、悪法をただすには法改正に賭けるべきという態度は、肉屋を支持する豚と言われてもやむを得ない※。
※ひょっとすると熱烈なホッブズ主義者なのかもしれないが、ホッブズ主義者なら、本当に当該禁止によってアナーキーが避けられるのかをもうちょっと真面目に検討するのではないか。
参考文献
長谷部恭男『法とは何か[増補新版]』河出書房新社、2015年
おまけ:
それに反する法律は作れません。
こうした見解に対する批判は本文中にも書いた通りだが、この人の中では、薬事法(古い名前だ)の薬局距離制限規定が作られたことはなかったのだろう。薬事法は、自分に関連する分野ではないのか(薬剤師ではないから、違うかな・・・)。
小さな頃から我が家では、「ご飯を食べた後家族みんなでリビングで勉強する」という習慣があった。地方銀行員の父は内部管理責任者や銀行業務検定などの勉強。薬剤師の母は薬事法管理者や新薬の勉強をしていた。俺は公文のプリントと進研ゼミ、英検、数検。俺がわからない所があると両親はリビングのホワイトボードを使って教えてくれた。駅弁附属の小学校、中学校に進み千葉県立千葉高等学校に進んだ俺は学年が上がってからも勉強に躓くことはなく、中学、高校でも成績をキープしながら部活や習い事に集中することができた。
このように勉強に苦手意識を抱かなかったのは両親のおかげなのだが、10代の俺は「俺ってすごい才能のあるやつなんだな」と勘違いを起こして努力を怠った。そして「将来の日本は俺が背負うぜ」と官僚を目指した。しかし大学受験ともなると流石に努力しなければどうにもならない。塾の授業を受けるだけでまともに自習することがなかった俺は、夏休み以降に急激に力を付ける同級生たちに追いつかれ始め、結局センター試験で早稲田大学、一般入試で慶應義塾大学に合格したものの東京大学文科一類には不合格。
一年間も追加で勉強するのは面倒臭く、浪人せずに現役で早稲田に進学。大学在学中はギリギリ単位取得のCを取り続けて卒業し、「日本を背負う官僚」となることはなく民間企業の歯車として働いている。
もともとはそうでなかったのに、最近になって反ワクチンになった友人が2人いる。偶然だけど2人とも医療従事者(薬剤師、医療事務)だ。
2人とも真面目で、自分なりに色々調べた結果ワクチンを接種しないことを決め、「大事な人には打ってほしくない」と訴えてくる。
わたしはたまたま夫が大学勤務の医師で、彼の考えや、まともな医師(これは立場によって変わってくるだろうな)の意見、公表されてるデータ(データの扱い方もワクチン推進派と反対派で全然違うが)を参考に、今のところワクチンは多くの人が打った方が良いと思っている。
実際感染自体を抑える効果はあまり無くなってきてるし、ずっとコレ打ち続けるの?という不満はあるけども、身の回りに感染が広がってるのを実感していて(特に保育園)、重症化を防ぐ効果はまだ充分ありそうなので、5歳の我が子にも打たせた。
友人らが善意で、(多分何も考えず流されるままにワクチンを打ってるように見える)私たちにアドバイスをしてくれてる、というのは分かる。だけど、長文や、あやしい動画を送りつけられるのは正直迷惑だ。
知り合う前から反ワクチンを布教してくる人だったら付き合わなかった。でも数少ない昔からの友人だから、困ってしまう。大体、医療者にはちゃんとワクチンを打ってほしい。てかワクチン打たないで働けるのか?
元々知り合いに医療者が多いのだけど、医師周辺の人やコメディカルにトンデモを支持する人が多すぎる。変な開業医、薬剤師、看護師、助産師が経験談を交えた情報発信をしているケースをよく見る。真面目な人が多いようにも思う。仕事柄、副反応などに接する機会も多く、ワクチンに不安を持って「自分なりに」色々調べるのがそういう結果につながっているのではないか。そういう人たちが情報を得たいと思った時に、ちゃんと信頼できる医学雑誌の論文とか学会などに繋がれるようにしてほしい。
実際、新型コロナはもう抑え込むフェーズでは無くなっているようだし、マスクも外では外せるようになってきた。ワクチンも、ここまでくるともう個々で好きなようにするしかないんだろうな。感染者が増えるに伴って重症者も増え、そこに子どもも含まれることを考えると胸が痛いけど…