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2020-10-08

うつになるかもしれない。頭がキューっと締め付けられる感覚寝ても覚めても

うつになるかもしれない。頭がキューっと締め付けられる感覚寝ても覚めても

うつになるかもしれない。頭がキューっと締め付けられる感覚寝ても覚めても

うつになるかもしれない。頭がキューっと締め付けられる感覚寝ても覚めても

2020-10-07

ドラえもん恐竜で良かったところ(ネタバレ

否定的意見が表に出やすいので肯定的な部分を書きます

多分ほとんど脚本ではなく、監督演出に関する部分です。

ネタバレです

・序盤からスズメとか鳥が何回か出てくる

後々の話と繋がるので意味がある

過去映画作品キャラクターが出てきたところ

のび太は毎回映画やる度に別次元みたいな顔してて、過去の事は無かった事みたいになっていたので、

ある意味革新的だと思った。かつそのシーンの演出がさりげなかったのが良かった。

時代矛盾してるらしいけど)


のび太キューの横で何も言わず逆上がり練習を始めるところ

その後言葉でも説明するんだけど、

まず映像で見せるという演出が良かった。

最後のび太逆上がり、ただの「逆上がり」という行為

時間カットの積み重ねによって、それ以上の意味を持っているところ。

しかもそれを分かっていて、ちゃんとあっさり描いているところ。

映画的だと思った。

現実的には逆上がり方法理論的に教えるのは大事だろうけど、

それをやって逆上がりできたとしても映画的な感動にはなりづらいと思う。

個人的に気になったのは一点だけ

あれだけ止めようとしてたタイムパトロールの人たちが、最終的に「恐竜隕石絶滅」という事実を曲げることを黙認しちゃったことだけ

説明が欲しかった。これは脚本だと思う。

2020-10-06

anond:20201005084444

コメントありがとう

わたしが伝えたかったのはドラえもんは間違ってはなかったよということです。つまり褒めています

うまく伝わらなかったようなので書き直しますね。

ドラえもんが最新の知見を取り込んだ結果、昔の知識しか持たないおじさんおばさんが「これは間違っている」と騒いでいるのです。

羽毛恐竜恐竜進化という、すごい勢いで研究の進んでいる分野において「これは間違っている」とか「あっている」とか本当はいいたくありません。

わたしにそのような知識能力もありません。でもさすがに始祖鳥が出てこないか歴史改変などという発言はいくらなんでもないでしょう。だって現在図鑑には始祖鳥はのっていません。始祖鳥10年前に消えました。載っていたとしてもそれはアーケオプテリクスという名前で、扱いはかなり小さくなっています。「科学の軽視、子供たちへの影響が」などと言っていますが彼らはその子供達の持っている図鑑を開こうともしていません。

ドラえもんキューミュー中国白亜紀前期〜後期から現在大量に見つかっている羽毛恐竜元ネタです。

舞台白亜紀なのはおかし恐竜から鳥への進化ジュラ紀に終わっている」と言っている人がいましたが、恐竜から鳥への進化とはそのような単純なものではないですよ、以前と違い鳥と恐竜の境目はかなり曖昧になっていますよ、と前回の記事に書いたとおりです。

白亜紀中国におおきな湖があってその周りでは火山噴火を繰り返していました。

羽毛恐竜の死骸が湖の底に沈み火山灰が降り積もり、羽毛の状態確認できるほどの素晴らしい魚拓として機能したのです。

そのため中国白亜紀から大量の羽毛恐竜がみつかりすごい勢いで研究が進んでいるのです。

ドラえもん現在ホット話題を反映しているということです。

そもそも「正しい知識」ってなんでしょうね?知識なんて数年で大きく変わるのに。そんなことを言っていたら恐竜を扱う作品は何も見れなくなります

作品に「正しい知識」を求めるのではなく、知識を得る方法専門家の探し方、勉強すること、考えることを教えた方が建設的ではないでしょうか。

魚を与えるのではなく取る方法を教えるというやつです。知識なんて研究とともに変わっていきますし、正しい答えを誰も知らないなんてのもよくあることですから

anond:20201006005626

あと30年もたてば元祖恐竜リメイクされて、キューミュー死ぬ代わりにぴー助が生き返るよ。きっと、

初代尊重派のクリエーターが台頭するまでの辛坊だよ、

のび太の新恐竜」が別の理由で許せなかった話

https://orangestar.hatenadiary.jp/entry/2020/10/01/222627

科学的考証の正しさについては正直どうでもいいと思っているんだけれど、「のび太の新恐竜」に腹が立っているという点は自分も同じ。

下記、ネタバレ回避しようとはしていないので未鑑賞の方はご注意です。

川村元気脚本レベルは高い。多少趣味に合わない「感動の押し売り」成分が混じっているとしても、本作はエンタメとして、かなりの完成度だと思ってる。観客の満足度が高いのも当然だ。

からこそ。

なんで、「のび太恐竜」を乗っ取る必要があったんだよ。

「新恐竜」は、「恐竜」とほぼ同じ冒頭から始まる。某所でたまたま見つけた「恐竜の卵の化石のように見える石」にタイムふろしきを被せてみたら、恐竜が生まれる、そういう序盤。

ここで、生まれるのが「ぴー助」ではなく、「キュー」と「ミュー」だった、というのが新恐竜の展開。つまりこの瞬間に、ぴー助はパラレルワールドに飛ばされ、この世から消えた。のび太記憶からも消えたことになる。

なんでこんなことができるのか。

恐竜」に感動した、昔の子供の思い出はどうでもいいと思っているのか。

「新恐竜なのだからタイトルも違うのだから、ぴー助の記憶もある世界で、全く別の発端から始まるストーリーで何がいけなかったのか。川村さん、あなたなら十分それで、面白い話が書けるはずだろう。

それでいて、中盤では「ファンサービスです!」とでもいわんばかりに、ぴー助が謎のゲスト出演を果たすのだ。

ぴー助はのび太を知っている。でものび太の記憶にぴー助はない、ということが明らかな描写で。並行世界に飛ばされた者の悲哀しか、そのシーンからは感じられなかった。なんなんだこの仕打ちは。

別に川村元気に限らず、「ドラえもん」の元締めたちは伝統大事にしていない。例えば、自分最初に腹立たしさを感じたのは、世間では名作と名高い「ひみつ道具ミュージアム」だった。

同作では、ひみつ道具の数々が、未来世界でも“選ばれた魔法使い”によって作られた“魔法アイテムであるということが明かされる。

これにより、22世紀では皆が当たり前に使っている日用品であり、未来では当たり前に量産化された技術だという、幼い頃に認識していた世界観はぼろぼろに破壊された。

今のドラえもんが、むしろ全盛期の人気を取り戻しつつあり、皆に好意的に受け取られていることは知っている。自分二次創作に寛容な立場であり、気に入らない人は見なければいいだけだということは認識しているから、別に抗議の声を上げるつもりはない。

でも、年頃の子供がいる以上、自分にこの作品から離れて暮らすことは許されていない。その度に不快感は湧き上がるので、ちょっとだけ愚痴ってみてもいいかなと思った次第。

2020-10-05

どらえもんのび太始祖鳥のひみつ

わたしたち子供の頃に読んだ図鑑には最古の鳥類として始祖鳥が載っていました。

ところが近年、中国から大量の羽毛恐竜発見されたことで次第に恐竜と鳥の境目がわからなくなっていきました。

小学館図鑑NEO新版恐竜」をひらいてみるとかつて私たち始祖鳥と呼んでいたそれは

アーケオプテリクスという名前となりドロマエオサウルスのなかまとして紹介されています

(余談ですがのびたの新恐竜ではこの図鑑が参考にされたのかなと思っています。この図鑑映画内にも出てきていて、もっとメタなことをいうとドラえもんコラボをしているので)

恐竜ではドラえもん舞台中国に移し、そこで発見された羽毛恐竜・・・という話なのですが

最近の知見を取り込んだのだな、というのが私の印象でした。始祖鳥無視したわけではないのです。

また、恐竜から鳥への進化の方向は一方向ではなくそして単純ではなかったようです。

長い歴史の中、鳥に近づいたり恐竜に近づいたり絶滅したりを繰り返していたんですね。

ジュラ紀にも鳥がいたし、白亜紀にもキューミューのような羽毛恐竜がいたのです。

そして必ずしも鳥に似ているから鳥に近いというわけでもないらしく、面白いですね。

あのブログはお詳しい方のようなので、おそらくここまでとっくにご存知の上で

白亜紀後期にたくさんいたはずの他の真鳥類はどうなったのか?」というご指摘だと思うのですが・・うーんどうなったのでしょうね?

いちおう、キューがなぜ特別視されていたかというのは映画描写によると

キューが現生鳥類の直接の祖先(のひとつ?)で、キムタクこと未来研究員さんがずっと追っていた研究対象だという話みたいでしたが。

どうも未来の古生物学研究員さんは博物館ではなくタイムパトロール所属して各時代駐在して研究をしている?!みたいですごいですね・・あの人家に帰ってるのかな

話を単純にするために真鳥類や他の羽毛恐竜については映さないようにしていた、触れないようにしていたのかもしれません。

最後の「鳥がいなくなっていたかも」という発言は、あれ他の真鳥類絶滅するの??と思いましたが「まあ未来人がいうことだからな!!」でわたしは流してしまいました。みなさんまじめですごいですね。

のび太の新恐竜、私は面白かったです。タイムパトロール逮捕されるところが最高でした。

どんな感想を持つかは自由ですからね。私は好き。あなたは嫌い。それでおしまいです。

2020-10-02

https://orangestar.hatenadiary.jp/entry/2020/10/01/222627

まあ書かれているイライラポイントにはほとんど納得するんだけれども、

ドラえもんが「科学的には正しい部分を提供する」漫画だったことなんて全然なくて

タイムパラドックスめちゃくちゃ起こすし

物質組成性質はめちゃくちゃ変えるし

生物をすぐにめちゃくちゃ進化退化させるし

なんなら非生物生物しまくるし

イヌの国は作るし

科学的にやっちゃいけないこといっぱいやってるんだけど、

ドラえもん(をはじめとする藤子Fまんが)の素晴らしいところは

SFを身近に引き寄せる能力

宇宙スケール分子スケールを六畳間に持ってくるところだと思う。

それは、登場するのが魔法じゃなくて未来の道具(キテレツなら過去発明

からというのもあるだろうけど、単に現実にないものをポンと出すんじゃなくて

現実世界科学法則を少し変えたらどうなる?日常にどんな変化が起きる?という感じで

科学というフックでお話舞台を作るのがべらぼうにうまい

その舞台に乗っかったら、主にのび太やジャイアン調子に乗って舞台をめちゃくちゃにして

ドラえもんが呆れるのが定番オチ

そういう意味では、「科学的には正しい部分を提供する」どころか

科学的な正しさをぶっ壊す」のがドラえもん面白さであって、

恐竜進化して空を飛んで現在の鳥になった」のような「ただの正しい科学」は

ドラえもんお話の1ページ目、出木杉くんがしゃべって終わる程度のネタしかないはずで

それを映画ドラえもんストーリーの根幹に持ってきちゃう企画自体

もう致命的にズレていたんじゃなかろうか。

ちなみに書かれている通りだとするとキューは生まれときから普通には飛べず

羽ばたきをしようとしていたという点で突然変異した種のようだから

努力で羽ばたきを獲得した」ように受け取るのは作劇手法に騙されてるように思う。

そういう努力至上的な作劇をするなという点には同意する。

あと「今までのドラえもんでは、そういうラスボスっていうのはいなくって」ってのも違くて、

ドラえもんの、特に映画原作には、ドラえもんの道具が創り出す日常が非日常になる舞台

わかりやす悪党が出てきてわかりやすく倒されるわかりやす勧善懲悪ストーリーがあって

最後にその舞台と、出会った友だちにお別れをして日常に戻るというのがドラえもん映画お約束

から本来今回のお話なら、ケツァルコアトルスは時空犯罪者恐竜ハンターに操られていて

そいつらをぶっ倒して気持ちよく現代に帰るはずだと思うんだけども、

それじゃ「のび太の恐竜」と同じやんけっていうのとは別で

ドラえもんの、というか昭和時代創作物現代で作るときに難しいのが

ドストレートな勧善懲悪が作りにくくなってしまったという点で、

悪人にも悪人なりの矜持とかバックグラウンドみたいなもの要求されてしまって

享楽的に悪を成す畜生みたいなのを出せなくなってきた

からケツァルコアトルス感情のないロボットのような、

なんか敵対してくる怪異のような、現象のような扱いにされてしまったんじゃないかな。

いやまあ映画見てないんだけど。

2020-10-01

この時間仕事してると

心臓が「キュー…」ってなる。

2020-09-30

anond:20200928221625

銃口から出るパンという発砲音、キュンという弾の風切音、それらの反響音の3つがある。ライフルを開けた屋外で離れて聞くと合わさってズキュンになる。路上距離拳銃パンパンになる。

更に自分ライフルの標的側に居るとパシュンという音になり、弾が掠めるとコーンキューンという高い音がする。

亜音速弾を使うと弾の風切音が無音になり、サイレンサーを使うと銃口の発砲音が無音になる。両方を組み合わせると映画おもちゃのようなチャキチャキチリンといった作動音だけになる。

サイレンサーのみを使うと発砲音が消えず風切音と弾の掠める音は聞こえてしまうが、これらは発生地点が超音速で動き回るので人間の耳では発射地点の特定に至らない。特殊部隊ではその目的ライフルの通常弾とサイレンサーを組み合わせる場合もしばしばある。

なので一概に「銃とはどういう音がするものだ」とは中々言いにくい。ゴルゴ13ズズキューンンンや宮崎アニメ等々のチュドチュドンとかコココキューンなどやってるのも一応状況に合わせたオタク的な考証があると思う。例外としてガトリングガンダダダとやるのは許されない。あれは着弾してから遠くから「…………ブオーン……」とやる気のないモーター音がするのが正しい。

ちなみに自動車マフラーはいまいち売れなかった銃のサイレンサーの応用で、「サイレンサー」は発明者自らの命名。これ豆な。

2020-09-28

anond:20200928123835

コーベヤクザの郷に在住の筒井康隆によれば、銃声とはゴルゴ13みたいな『ドキューン』『ズキューン』では決してなく、

パン

という乾いた音、なんだそうな。

2020-09-13

バカってんなんですぐ発狂するの?

拳を振り上げたあと、まちがってたら謝って手を下げればいいだけなんだけど

バカって振り上げた拳をぐるぐるふりまわしながら。ピシャーーーー!キュー〜〜〜!

みたいな感じで発狂するじゃん

からバカなんだろうけど、うざいから黙って落ち着けと言いたい。

バカからこの言葉意味も伝わらないんだろうけど

2020-08-27

コロナウイルスがもたらす日本人文学危機

コロナ人文学ヤバい

といっても哲学とかそういうのじゃなく、歴史学とかがヤバい

もうちょっと言うと、日本史とか日本文学とかはぜんぜん大丈夫なんだが、西洋史とか東洋史とか、要するに外国のことを調べる学問ヤバい

今はまだ大丈夫だけど、じきに破綻する。

なぜかといえば非常に単純な話で、研究を進める上で必要資料アクセスできないからだ。

歴史学根本は、オリジナル資料(=一次史料)にあたることにある。一次史料には色々な形態があるわけだが、歴史上の出来事の背景とかを実証的に調べようと思ったら、公文書館にある史料を使うことが不可欠だ。

そして公文書館というのは行政機関なので、日本国立公文書館外務省外交史料館東京にあるように、あるいはイギリス国立公文書館キューにありアメリカ国立公文書記録管理局ワシントンDCにあるように、当然ながらそれを管轄している国や地方自治体に設置されている。

そう、公文書館に行けないである

コロナが2~3年で過ぎ去り、その後はすべてが元通りになるなら、その数年を耐え忍べばいい。数年が過ぎればまたヨーロッパなり世界の他の国なりに行けるようになる。当然、歴史学も元通りだ!

でも残念ながら、中東諸国の割安の航空券ヨーロッパ渡航できる日々は、もう戻ってはこないかもしれない。航空券が割高になるだけではなく、全世界的に航空産業が縮小し、これまでであれば容易にアクセスできていた史料アクセスできなくなるかもしれない。

明治維新以降、政府が雇ったお雇い外国人たちによって、ランケに始まる近代歴史学日本に持ち込まれた。だが初期の日本歴史学はあまりにお粗末なものだった――現在の水準からすれば。

オリジナル史料を見ずに、西洋人の書いた歴史書を読んでそれを日本語で紹介して論文を書き、吾は教授でございと偉そうな顔をしている。英語フランス語ドイツ語の文献だけを読んでヨーロッパ史全体を講じるなんていう無謀なことが平気でまかり通っていた。

けれど、そのような稚拙な「論文」も必要だったのだ。日本歴史学が独り立ちするためには。

やがて、それらの先人たちの業績を踏み台にして、きちんと史料集(=オリジナル史料を集めてまとめた本)にあたって論文を書く人や、英仏独だけではない色々なマイナー言語習得して研究する人が増えてくる。そして、交通技術の発展に伴って海外旅行安価になるにつれ、国外文書館アクセスして論文を書く人が増え、英仏独以外の言語を学ぶ人が増え、留学して現地で学位を取る人も増え、日本歴史学レベルはどんどん上がっていった。

2000年代から2010年代にかけての日本歴史学界で生み出された外国研究レベルの高さは誇るに値する。もはや横のものを縦にしただけではまともな論文とは見做され得ない。現地の言語を読めることが最低条件で、その上でどのようにオリジナル面白い研究成果を積み上げるか。多くの研究者たちが競うように優れた論文や著書を生み出してきた。

そこをCOVID-19パンデミックが直撃したのだ。

留学の予定も史料収集計画も、すべてが白紙になってしまった。

分野によって違うと思うが、外国史を学ぶ者は多くの場合修士課程博士課程で留学をする。これは現地で史料収集したり、現地で言葉勉強したり、現地の研究者と触れ合ったりするきわめて重要プロセスで、修士卒ならともかく博士号を獲ろうと思うなら避けては通れない。多くの研究者はだいたい1年から3年くらいの留学を経て、外国歴史に興味がある若者から若手の歴史研究者へと成長する。

COVID-19直撃世代は、この留学経験を持てない。彼らは外国研究者として足腰を鍛える機会を奪われることになる。

2~3年でコロナ禍が終熄するなら、この世代が数年間のハンデを背負うだけで済む(たとえば、留学することな博士課程の年限が来てしまったとか、在学を引き伸ばす羽目になり学費が余計にかかったり就職市場に参入するのが遅れたとか、せっかく学振DCを取ったのに海外調査をすることな任期が過ぎてしまったとか、そういう悲劇が量産されることだろう――外国研究者は学振研究費のかなりの割合出張費に充てている)。

けれど、コロナ禍が終熄しなかったら、あるいは終熄後に海外調査ハードルものすごく高くなってしまっていたら、日本外国研究は大きな打撃を受けるだろう。

そりゃ、留学終えてる組は今すぐに困るってことはない。彼らはもう現地語ペラペラだし、これまでの現地滞在史料たっぷり集めてるだろうから、当面はそれを消化しながら外国研究者とオンライン会議すればいい。

でも、これから留学しようとする人たちは、現地に長期滞在して外国能力を鍛える機会を奪われ、史料を集めることもできず、中途半端研究能力しか持てないままに博士課程を終えざるを得ないことになる。

もちろん、先行世代よりマシな点もある。デジタルアーカイブの発展によって、従来は現地の図書館に行かないと見られなかった古書や古新聞が自宅にいながらにして読めるようになった。中には所蔵している史料ウェブで見せてくれる親切な公文書館もある。外国雑誌だってオンラインで入手できるし、何なら研究書をkindleで読んだっていい。そういえば友達ドイツ語学術書kindle版で引用していた。

から研究の水準が明治時代に戻るということには、おそらくならない。

ただし、その方向性限定される。

どのような種類の史料必要かは、結局研究テーマに左右されるのだ。もしも「ドイツにおける日本人のイメージ歴史」を調べたかったら、古書や古新聞を徹底的に調べればそれでいい。けれど、「1960年代における西ドイツ政策決定過程」みたいなテーマを扱おうと思ったら、公文書館史料を見なければお話にならない。

現代日本で考えてみればよくわかる。「安倍首相メディアでどう扱われているか」と「安倍内閣の内側ではどんなふうに物事が決められているか」とでは、立論に使うべき資料全然違う。前者は新聞ネットを見ればそれでいいが、後者情報公開請求必要だし、『朝日新聞』や『週刊文春』だけを見て後者を論じたら手抜きだと謗られるだろう。

そして歴史学とは「昔のことなら何でも扱う学問」であり、内部には表象を論じる研究から外交政策を調べる研究者まで色々いるのだが、後者のような人たち――つまり研究のために文書館史料必要とする人たち――の研究はずいぶんやりにくくなるだろう。外国研究において、思想史文化史古代史の割合が高くなるかもしれない。

(いやでも、ガチ思想史文化史をやろうと思ったら文書館史料を見ないといけない局面も割と出てくるので、思想史なら文書館行かなくてもいいでしょ、という話にはならないんだよな……明治時代知識人留学先の国に出かけてその国の文書館史料使って明治期の思想についての本書いた人とかいからな……逆にある程度昔の外交史だと関係する史料ほとんど翻刻されてたりするし……)

逆に、先行世代よりも悲惨な点は何か。

それは研究レベルが上がってしまたことだ。

ネット上で読める範囲古書や古新聞だけを史料として使って「18世紀におけるドイツ諸邦の外交」みたいな研究をまとめたとして、明治時代ならこんな多くの一次史料を使うなんて素晴らしい研究だと大絶賛され東京帝大の教授になれるかもしれない。でも現代では、研究レベルが上がってしまった現代では、「新聞しか見てないじゃん。文書館史料使ったの? え? 使ってない? レベルいね」と一蹴されてしまう。論文英訳なり独訳なりして海外ジャーナル投稿しても、それなりのレベル雑誌からは軒並み落とされるだろう(というか、国内でも有力学術誌の査読を通過できるとは思えない)

ふんだんに文書館史料を使う質の高い研究に慣らされてしまったら、今更横のものを縦にすれば教授になれていた時代研究水準には戻れないのだ。

ハードルを下げる?

外国最先端研究成果がワンクリックで手に入るこの時代に?

つい去年まで史料調査のために渡航するのが当たり前で、今アラサー以上の人たちは研究水準が高かった時代を身を持って知っているのに?

コロナ禍の影響が数年で収まるのなら、業績の不足で苦しむのは直撃世代だけで済む。だが、もしもコロナ禍の後遺症が何十年も続くのであれば、外国史を研究する歴史家たちは困難な撤退戦を強いられることになるだろう。

それはより史料入手の容易なテーマへの撤退戦であるかもしれないし(政治史ハードルが高いから、表象歴史とかを研究しよう)、より史料入手の容易な国への撤退戦であるかもしれない(○○国と比べて××国の方がデジタルアーカイブが充実してるから、○○史じゃなくて××史をやろう)。

ともかく、これまで日本歴史学が積み上げてきた多様性は、徐々に失われていくことになるだろう。

日本外国研究にとって、冬の時代が迫っているのかもしれない。

まあそうは言っても史料さえどうにかなれば研究はできるので文化人類学記述言語学よりはまだマシ。これらの学問では現地に長期間滞在して現地人の間に分け入って調査する必要があるので、現在レベル渡航制限が長続きすると文字通り危機に瀕する。これらの分野では伝統的に外国に関する研究が盛んで、オセアニア島国アフリカの奥地で調査してきた日本人が何人もいるのだ。今後、外国舞台にした文化人類学記述言語学は消滅し、国内対象として細々と生き延びるほかなくなるのかもしれない……

(まあ、国内伝統文化方言を保存するために、一度外国文化言語記述するのに使っているエネルギーを全部日本に関する研究に注ぎ込むのもアリかもしれない……でもCOVID-19で次々と伝統的なお祭りやら寄り合いやらが中止になっているし、うかつに都会の大学修行する若手研究者が離島山村に出かけてお年寄りのインフォーマントと接触するのもはばかられるよなぁ……)

ブコメにお返事

日本だけの問題では無さそうなのでよりデジタル化したりオンラインで閲覧する仕組みが出来そうだけど

デジタルアーカイブの発達はうながされるだろうけど、そんなに急速には進展しないだろう。それには2つの理由がある。

第1に、単純にデジタル化はすごい大変なのだマトモな国なら行政の作った公文書は破棄されずに何十年にもわたって保管されているのが普通で、それらすべてをデジタル化するのは労力がかかるというのは納得してもらえると思う(国だけじゃなく地方自治体にもその自治体公文書集める公文書館があったりするからね。連邦制の国だと連邦レベル・州レベル・市レベル文書館が別々に設置されていたり)。優先順位をつけてやっていくほかないけど(「まずは外交関係公文書を先にデジタル化しよう。環境保護関係は後回しだ」)、優先順位の低いテーマ研究しようと思ったらそれでは困る。

第2に、困るのは外国研究者だけで、本国研究者はそんなに困らないのだ。

日本人がイギリスドイツ調査に行けなくなっても、イギリス人やドイツ人の歴史家は何も困らない。彼らは渡航制限など気にせず自国にある公文書館アクセスできる。これは日本のことを研究する日本人の歴史家にとっても同じだ。仮に外務省外交史料館から外国研究者の姿が消えたとして、いったい日本研究者になんの不都合があるのだろう?

(ここでは「外国人」と書いたが、厳密には、外国拠点を置く研究者と言った方がいいだろう。日本大学で教鞭を執っている中国人日本史研究者はなんにも困らない。逆にうっかり日本学の専門家として英米大学就職しちゃった日本研究者は大変だ。また、日本研究する歴史家がなにも困らないというわけではない。日米関係歴史研究しようと思ったら当然アメリカに行かなければいけないし、国内政治だけを研究する場合であっても、日本政府公文書管理がザルすぎるせいで重要史料日本じゃなくアメリカにあるみたいな状況もありえるので……)

まり世界的に、自国研究する研究者にとってはあんまり困らないが、外国研究する研究者はめちゃくちゃ困る、という状況が訪れると思われる。外国研究者への配慮が、果たして自国公的施設デジタル化への強い圧力となるだろうか? 正直疑問だ。

資料を集めたり読んだりするのはその国の研究者に依頼する、というのはダメなの?現地に行く必要性がよくわからなかっった。

第1に、それ本国研究者に何のメリットがあるの? お金を払ってやってもらうとして、その人件費渡航費よりも安上がりだとはとても思えないんだけど…

第2に、史料の山に埋もれて色々探していく中でお目当ての史料を見つけるコツとか時代ごとの史料の特徴を見分ける目とか崩し字の読み方とかそういった歴史家としての技倆が養われるので、単純に他人に任せればよいという話ではない(「時代ごとの公文書形式の違い」みたいなのも当然論文テーマになるけど、これ書くためにどのくらいの史料読む必要があると思う?)。

ていうか、なんか勘違いされてるフシがあるけど、読んだ史料が全部研究に使えるわけじゃないからね。目録面白そうな史料があったか地方文書館に足を運んで閲覧してみたけど期待ハズレで全然使えませんでした、とか、膨大な史料の山を探しまわってようやく使えそうな史料の一群を見つけました、とか、何気なくパラパラめくってた史料の片隅にさり気なく重大なことが書いてありました、とか、そういうのあるあるなので。お目当ての史料だけ外人コピーしてもらえばいいじゃん! なんて夢物語しかない。

第3に、そもそも論としてなんで自分研究オリジナリティの源泉たる史料の入手を現地人任せにするのか。現地の文書館に通って現地人がちっとも注目してないけど重要史料を発掘したなんてこともあるわけだけど、そんな史料を現地の研究者にコピーさせられるわけないだろ、常識的に考えて……論文で発表するまで史料存在をひた隠しにするわ……(現地人が自力でたどり着く分には止められないけど、わざわざここにこんな重要史料がありますと教えてさしあげる必要はどこにもない)

日本史であっても一次史料海外にある日本キリシタン史では、史料アクセスハードルが以前から言及されていたのを思い出した。

なおアジアアフリカの旧植民地ではそういう状況がデフォルトの模様。日本史研究する日本人の歴史家は日本国内研究を完結させられる余地があるけど、インドネシア史を研究するインドネシア人の歴史家がオランダに行けませんとか、インド史を研究するインド人の歴史家がイギリス(ryとか、台湾史を研究する台湾人の歴史家が日本(ryとか、そういうのはマジで研究に支障が出るよなあ……

そもそも論だが、「日本人が」イギリス政治史とかドイツ経済史とかを研究する意義が不明。「現地の研究者に任せる」だと何故駄目なのか?

それな! ぜひ同じことをドナルド・キーンロナルド・ドーアケネス・ポメランツイアン・ニッシュJ・ヴィクター・コシュマンブレット・ウォーカーにも言ってきて!

2020-08-12

anond:20200812184958

パパはキューリだったっていう歌詞じゃなかったっけ?

バカボンってあんまり有名じゃない?

ラーメン屋さんで何の曲が増田合うか鵜仇朱眞学ょキノンな伝さヤンメーラ(回文

おはようございまーす!

夏の季語で帯に短したすきに長しって言うけど、

いよいよお盆シーズン到来!

もうさ!ドラゴンケースに入れてね!って言うほどプールとか海とか

この昨今賑わいがないと思うんだけど、

おかげで区民プールはこの大晴天のなか休業とか!

ワッハハハハの大洗海水浴場わ!

笑うしかないわね。

もうこういう時は銭湯通いしかないわ。

私気付いちゃったの。

風呂の水面すれすれの空気は冷たくて美味しい!って

あんまり風呂入りすぎちゃうと、

みんなは入りたがってる人が入れないから、

人が来たらサッと水風呂から上がるけど、

誰も来なかったら延々と入ってられるわ!

この時期さすがに暑いから

冬ほどにサウナで整うって未だによくそ感覚は分かってないけど、

冬よりは整わない感じがするし

でもなんか汗かいスッキリちゃんよ!

調子の良いとき無限に出たり入ったりできちゃえそうな感じ。

だけど、

せいぜいやっぱり3時間が限度ね。

そんな水風呂水面すれすれの冷たくて美味しい空気を味わいたい夏休みにすっかな!って意気込んでいるんだけど、

近場で過ごすのもお金使わなくて良いんだけど、

でもやっぱり遠くに羽を伸ばしたいところじゃないかしら?

今は車にデレビも付いてるから

ブラブラと出掛けて出掛けた先でテレビを観るというなんとも

アウトドアなのかインドアなのかよく分からないけど

インドではないのは確か。

家でやってることを出先でするってことに

旅感を感じるじゃない?

もう全くもって何何感を感じるって言えばそれは二重表現警察人達が来そうな勢いだけど。

私がちょっとお昼前に郵便局に行った時の模様なんだけど、

一方通行を一瞬だけバックしただけで

なんか白バイに捉えられてた人見かけたけて

気の毒だなぁって。

私は自転車からその横をウイリーしながら通っても

ぜんぜん白バイの人には怒られなかったし、

だけどあれ一輪車ウイリーできるチャックノリスさんならどうなってるか分からないわね。

まあその一方通行を逆に行った人には気の毒だけど、

なんで「いっつう」って入力しても「一方通行」に変換出来ないの?って不思議に思いながら、

私たち日本語変換を「ふいんき」で使っていたのかしらってこれも雰囲気変換できないのなんで?って思うわ。

イキフンって打ったらちゃん雰囲気って変換出来るのには笑っちゃうけど、

なんなのよこの倒語対応!って感心しちゃったわ。

私は俄然として

ズージャーの聴けるメンラー屋さんよりも、

メンラーが食べられるズージャーのアーバーがいいわ!

でもよく考えたら、

ABCマートタワーレコードなんかで流れてる店内ラジオみたいな感じの、

ラーメンラジオが流れてたら面白いと思うんだ!

でもラーメン食べてんのにラーメンの話しなんて面白く聴けるのかしら?とも思っちゃうわ。

からやっぱりメンラーに合う音って言うのはなんなのかしらね?思うし

優先でもないしFMでもないし、

やっぱりAMが流れているようなのがベストマッチングかもね。

あとメンラー屋さんの天井角に据え付いてるテレビを見ながら

すするメンラーも格別よね。

あいう所で、

早く食べ終わっちゃって店から出るから絶対事件解決まで見届けることができない2時間サスペンス物なんかみたらたまんないわよね。

マドンナ達のララバイ級に別に最後まで見なかったとしても

いつも結末は船越英一郎さんの決まり手東尋坊の崖落としが決まって終わるんだけど、

でもやっぱり

エジプトで初の日本人ライブを行ったさあ眠りなさいマドンナ達のララバイでお馴染みの岩崎宏美さんはやっぱり凄いと思うわ!

メンラー屋さんでやっぱり一番ピッタリ合う曲はマドンナ達のララバイだと思う。

レコード大賞は取れなかったのは残念だったけど。

私はマドンナ達のララバイだと思うわ!

ではこの辺で

バイナラ

なんちゃって~!

うふふ。


今日朝ご飯

トマト野菜サンドよ。

トマト野菜から厳密に言えば

野菜野菜サンドってことかしら?三度じゃ無いけど二度は言ってるわ。

最近はあっさり軽めのサンドがお好みね。

デトックスウォーター

今日は水出し麦茶ウォーラにしました。

もうこの時期の水分摂りまくりなのはいいんだけど、

むくみ対策もしっかりしなくちゃいけないんだかね!

みんなも気を付けて!

具体的にはと言うと、

カリウムの多くある食品を摂りつつ歩くってことよ。

からキューリ囓りながらウォーキングは理に適ってるってわけよ。

最近よく見かけるでしょ?

見かけない?

じゃ流行ってないのね。


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2020-08-11

小学校にあった絨毯スペースでの話

私は家の都合で、両親の車で送り迎えをされていた。両親とも働いていたので、授業が終わってすぐ車に乗れることは少なくて、図書室にいるか体育館の前の絨毯スペースで一人過ごしていた。

ここでいれる補足かはわからんが、その頃、なぜか私は「自分には霊感がある」と思っていた。

体育館前の絨毯スペースには、すぐそばに2階へ上る螺旋階段があった。螺旋階段というと聞こえはいいが、小学校シンプルデザインに合ったただのぐるっとした階段だった。

確か冬、私はその螺旋階段で遊んでいた。一つ飛ばし降り、二つ飛ばし降り、三つ飛ばし降り、みたいな感じで遊んでた。やる時はいつも左側の手すりに体を寄せていた。落っこちないように。

その時は、自分じゃちょっと難易度の高い四つ飛ばし降りくらいをしていて、落ちないように集中して手すりを掴んでた。

ポンと降りたその時、視界の右側に何か入った。

直感で「直視したらやばい」と思ったので、振り返らずに、そのまま階段を降りた。でも、絨毯スペースの窓がガラス張りになっていて反射で意図せずみてしまった。

とはいえない焦げ茶色っぽい感じで、人型で、ぼやっとしてるけどしっかり形があって、階段に座っていた。

心臓キューーーっとなって、怖かったが、静かに昇降口へ向い、外へ出た。

あれから親を待つ時はグラウンドで待つようになって、卒業するまで絨毯スペースに近寄らなかった。

今もいるのかな、とふと思い出したので書きました。

2020-08-05

anond:20200805224436

28度につけて勝つサーキューレータで風をまわしとけ

2020-07-31

シャワーやって2か月経った

普通最後に軽く水で流して毛穴を締めるみたいだけども、私は最初から水で洗ってます

初めの1~3日は寒すぎて微熱が出るくらいだったけども2か月経って結構慣れてました。

今では、シャワーを浴びる瞬間の心臓キューと縮こまるあの感覚病みつきになっています。肌が乾燥しにくくなって、ニキビとかできやすい人もいいのかなー体臭も減った感じ。

シャワー時間も明らかに減るので、水道代安くしたい人はいいかも。風呂場がカビにくくなるので掃除も楽になりますよ。

でも、ハゲハゲのままです。1年くらいやると変化あるのかな。

2020-07-21

おこめとからあげキュウリキューちゃんとお味噌汁食べたい

からあげ5個でごはん三杯食べたい

どうしてなんだろう

2020-07-16

肛門の周りが筋肉痛みたいに引きつる症状

時々、じわじわ便意を感じてるな〜くらいの時に、ほんとうに筋肉痛みたいにいででででで!!!て感じで肛門の周囲が痛くなることがある

いつもじゃないし、あと肛門自体が痛いわけじゃないので痔ではないと思う 肛門自体健康のもの

ネットで調べると、肛門キューッと痛くなるとかのサジェストがあるからまあまあある症状なのかもしれん

肛門神経痛とか突発性肛門痛とか出てきたけど特に解決法もなさそうだしなんだろうね ケツを浮かしたくなるからなんかかっこ悪いんだよなあ

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