わたしたちが子供の頃に読んだ図鑑には最古の鳥類として始祖鳥が載っていました。
ところが近年、中国から大量の羽毛恐竜が発見されたことで次第に恐竜と鳥の境目がわからなくなっていきました。
「小学館の図鑑NEO新版恐竜」をひらいてみるとかつて私たちが始祖鳥と呼んでいたそれは
アーケオプテリクスという名前となりドロマエオサウルスのなかまとして紹介されています。
(余談ですがのびたの新恐竜ではこの図鑑が参考にされたのかなと思っています。この図鑑は映画内にも出てきていて、もっとメタなことをいうとドラえもんとコラボをしているので)
新恐竜ではドラえもんの舞台を中国に移し、そこで発見された羽毛恐竜が・・・という話なのですが
最近の知見を取り込んだのだな、というのが私の印象でした。始祖鳥を無視したわけではないのです。
また、恐竜から鳥への進化の方向は一方向ではなくそして単純ではなかったようです。
長い歴史の中、鳥に近づいたり恐竜に近づいたり絶滅したりを繰り返していたんですね。
ジュラ紀にも鳥がいたし、白亜紀にもキューやミューのような羽毛恐竜がいたのです。
そして必ずしも鳥に似ているから鳥に近いというわけでもないらしく、面白いですね。
あのブログはお詳しい方のようなので、おそらくここまでとっくにご存知の上で
「白亜紀後期にたくさんいたはずの他の真鳥類はどうなったのか?」というご指摘だと思うのですが・・うーんどうなったのでしょうね?
いちおう、キューがなぜ特別視されていたかというのは映画の描写によると
キューが現生鳥類の直接の祖先(のひとつ?)で、キムタクこと未来の研究員さんがずっと追っていた研究対象だという話みたいでしたが。
どうも未来の古生物学の研究員さんは博物館ではなくタイムパトロールに所属して各時代に駐在して研究をしている?!みたいですごいですね・・あの人家に帰ってるのかな
話を単純にするために真鳥類や他の羽毛恐竜については映さないようにしていた、触れないようにしていたのかもしれません。
最後の「鳥がいなくなっていたかも」という発言は、あれ他の真鳥類は絶滅するの??と思いましたが「まあ未来人がいうことだからな!!」でわたしは流してしまいました。みなさんまじめですごいですね。
そもそも我々の世界線にはドラえもんがいない。ドラえもんのいる世界線では恐竜はそうだったんでしょ。我々の世界線の仮説と違うってそりゃそうでしょ。映画は面白かったです。
コメントありがとう。 わたしが伝えたかったのはドラえもんは間違ってはなかったよということです。つまり褒めています。 うまく伝わらなかったようなので書き直しますね。 ドラえ...