はてなキーワード: 精神障害とは
まず前提としてのスペックに触れておく。
・三十路
・男
見て分かる通りのクソ雑魚ナメクジだけど、大変有難いことに両親は何も言ってこない放置っぷり。
しかしさすがにこのままじゃマズイという危機感もあり、ここらで人並みの人生に近づいてみようかと思った。
要するにやりたいことは下記の3つ。
① 彼女作ってお付き合いをしたい。
③ 一人暮らしをしたい。
まず一番やりたいことは①であるが、無職で実家無職の三十路じゃ誰にも相手にされないことが推測されるのでとりあえず②就職をしなければならない。
だが実際に行動するには苦労が伴うことが予想される。今までの人生を振り返って自分で見たくもない過去を他人に見せるために履歴書作成したり、
仕事なんてせずにのんびりダラダラ過ごしていたいのに、やる気アピールをする職務経歴書作ったり、
面接に落ちる度に心が折れて一週間程度の休養が必要になったり、まあそんな必死こいた就職活動を経て就職を決めることができたと仮定する。
そうしたらこのタイミングで③一人暮らしを始める。これは就職決定から勤務開始までの猶予期間中に実施しなければならない。
この猶予期間をどれだけ取得できるかは会社との交渉が必要となり、大変に面倒なことが予想される。
引っ越しなんて働き始めてから適当なタイミングですれば良いじゃないかと囁く声もどこからか聞こえては来るのだが、
この会社が糞ブラックだった場合、そんなことをしている身体的かつ精神的余裕がなくなるため専念する期間が必要となるのだ。
私の脳の作業領域が狭く、マルチタスクを苦手としていることも原因ではある。
何とか猶予期間を勝ち取ることができ、さらに引っ越しも無事に完了したとする。
そうしたらとうとう①彼女作りを始めたいと思うが、これに至っては何をどうやっていいのかすら見当もつかない。
二次元恋愛シミュレーションゲームぐらいしか参考にするものがない、恋愛経験なしの三十路童貞にとっては完全に未知の領域となっている。
そんなところまで考えて思ったのが生きるの面倒くせえなあってこと。
みんなこんな面倒なことやってて凄いなあ。
それともみんなはこんな面倒なことだと感じずにフツーにできてるんだろうか。
例えば俺が精神障害で、他の人とは違って頭がおかしいってことなんだろうか。
でも精神科に行って障害者認定されたところで別に何も得しないからなあ。
障害者手帳とか貰って、障害者枠で就職して、結婚とかできるか?
そんな障害者を旦那にした女の人は可哀想だろ。差別とか偏見とか言われるかもしれないけどさ。
あーあ、俺って何がしたいんだっけ。
でも無理なんだよな。
あーあ、生きるの面倒くせえなあ。
このあいだも同じような事件があって執行猶予つき判決が出ていた(「精神障害の長女を殺害した父親に長男「よく我慢してきた」)が、こちらの長女の場合は他罰的症状を伴う「強迫性神経症」で入退院を繰り返していたとのこと。
統合失調症の場合は幻覚妄想をもとに暴言暴力などの他害や迷惑行為が現れる場合「も」あるが、双極性障害の躁状態・自閉スペクトラム症やADHD・パーソナリティ障害などでも他害や近所に対する迷惑行為が起こる場合がある。
身近にも現在進行形で暴言暴力や近所に対する迷惑行為を行い措置入院を繰り返している者がいるが、診断名は強迫性障害である。
精神科に定期的に通院をし服薬もしているが、抗うつ薬や睡眠薬は飲むものの、抗精神病薬に関しては副作用の錐体外路症状が出やすいせいか、飲んだり飲まなかったりと服薬アドヒアランスは不良(副作用止めも出ているがあまり効かない様子)。
興奮状態のときこそ薬を飲んで欲しいが、そういうときに限って頑なに頓服を飲まない。
福祉事務所にも何度も相談に行っているし、警察沙汰にも何度もなっている。
つい先日も大暴れして緊急措置入院になったものの、入院継続とはならず24時間以内に退院してきた。
上記リンク先の長女もそうだったようだが、暴れている時以外は人並み以上に優しくておとなしいという面がある。
『金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?』作者: 堀江貴文,西原理恵子,夏野剛,西村博之,藤沢数希,船曳建夫を読み終えた。
まず「はじめに」で「収監中は、もちろん静かに自分の罪を反省」とあるが、ホリエモンの証券取引法違反というのは冤罪だと考えています。これで罪ならもっとたくさんの社長や役員が罪に問われないといけません。
「コンビニダイエットパック 1日の摂取カロリーをコントロールする1セット買うだけの食事制限」これはどこかのコンビニで販売し、結果にコミットしてもらいたい(笑)
「安定収入なんてクソ食らえですよ。まずはプライドを捨てましょう。好きなことをやりましょう!」とてもスッキリした回答。
「やりたいことが見つかるまでダラダラします。でも、やりたいこともないのに金持ちになってどうするんですか?」私もやりたいことがないのでダラダラすることにする。
「「ビジネスの4原則」という金科玉条のようなものではなく、単純に起業する時にリスクが少なくなる方法」私が一例をあげるとすれば「空き家を2万円で借りて5万円でリフォームして4万円で貸す廃墟不動産投資家、村上祐章さんの本が出たよ!」で紹介されている方法。
「世の中を引っ張っている人の多くは、そういう普通の人とは違った人生を送っていると思います。」その通り。
「英会話はオンライン英会話スクールで済ませてください。」フィリピン人とSkypeでやったことがあるけどコスパ高いよ。
(サラリーマンの)「【デメリット】給料安い。出世に時間がかかる。意味なしの権力争い、足の引っ張り合い。【メリット】なし。」メリットなしが清々しい。
「堀江さんに質問する人たちは向上心が強い反面、自分で満足する結果が出せてない人たちが多いような気がする」そういう人たちこそ、まずこの本を読むべし。
「企業の終身雇用制で守られた世代は、せいぜい戦後十年の間に生まれた人たちぐらいです。」もう終身雇用何てあてにならない。
「英語なんて堪能な人はいくらでもいるから「そんなの喋れるの?」という言語の方がバリューは高い。」小池百合子のアラビア語みたいな?(笑)
「宗教団体メルマガ課金ビジネス」そういえば何で無いんだろう?自分が新興宗教の教祖だったらやるよ(笑)
「自分で小さくても何か実際に実行していれば評価されますけどね。」そう、アイデアがいくらあっても実行に移して結果を出してないとね。
「自分が今、「何でこんなサービスがないんだろう?」って不満に思うことを解消するサービスを作ればいいんだよ。」他に不便に感じていることや恥ずかしいこともビジネスになる。
「ビジネス原理主義者だからこそ、特定の業界のおかしな構造は見過ごせない。」既得権益の壁をぶっ壊そう!
「今なら訪問24時間診療をやりますね。」在宅医療ネットワーク|全国在宅療養支援診療所連絡会のサイトを参照。
「あ、あと英語に関しては、楽天に就職すれば英語が公用語になっているのでバッチリです(笑)。」爆笑。
「てか、そもそもなんでわざわざ不動産という固定資産に、現金のような流動性の高い資産からチェンジしようとするのかが理解不能です。」『インベスターZ』という漫画を読めばマイホーム志向何て作られたバカバカしいものだと分かる。値下がり確実な商品を借金して買う無意味さ。
「堀江さんは、「金で買えないものはない」という発言などで、金の亡者とマスコミに叩かれていましたが(この発言は、金で買えない血筋だとか家柄だとか肌の色だとかは差別につながってしまい、金という世界共通ののフェアな物差しで競争するのが社会にとって健全なことだ、という主旨」マスコミお得意の切り取り手法だったわけ。
「医者がスマートフォンを持ち歩きどこでも処方箋を出せるシステム」前述の全国在宅療養支援診療所連絡会とコラボして実現してほしい。
「既存のメディアの情報だけを受け取っていては、洗脳されますよ。」ネットで情報シャワーを浴びよう。
「豊かで幸せな人生を送りたいなら、好きなことをして、好きなものを学び、いまを積み重ねて生きてることです。」ホリエモンの師匠のお言葉。
「捕まって投獄されているのは、ごく普通の人がほとんど。」「常識」の恐ろしさ。精神障害も誤って理解されいるよ。
以上だが、まだ感じたことの100分の1も書いていない。
好きなこと、得意なことを見つけ、それが結果として多くの人に貢献できればお金は後からついてくるということ。
特に個人ブログとかに生息している、心の病気の人が書いた文章が本当に面白い。
はてブでもたまにホッテントリするが、その筋の話題には必ずいる。医療関係で言えば「ワクチンは巨大製薬会社のでっちあげ」とか。政治関係でいえば「◯◯(災害名)はアメリカの秘密兵器」とか。まあ、そういうネタにはまってる人でも大半は、他のことになれば冷静な判断ができるし、ついったとかを見れば一応会話が成立している。そいつらは別に面白くない。単にちょっと「学而不思則罔、思而不学則殆」と思うだけ。
しかーし!その中に光るダイアモンドはある!現代社会が生み出したインターネッツの深い闇はヤツらに格好の図書館兼演説台を与えてしまったのだ。ありがとうバーナーズ=リー!ありがとうmixi!
彼らの書く文章は一種のアウトサイダー・アートだと思ったほうがいい。テレビのニュース・近所の様子・本人の近況、それら全てが有機的に結びついて、一つの(少なくとも彼らは一つだと思っている)結論に向かって収束する。もちろん、論理はかなり意味不明だ。はたして、文章のなかの「地震兵器」を「ロスチャイルド家」に置換しても文意は通ってしまうかもしれない。しかし、そんなことはどうでもいい。彼らの「住む」世界のありようは、こんなにも単純で、複雑で、そして面白いのだ。画面の向こうの一貫した妄想は、私部外者にとっては小説と同じか、それ以上に楽しめる。
子供が消えて、ニートが増えて、自殺者増えて、風俗で働く女性が増えて、借金増えて、精神障害、発達障害者が増えて、貧困が増えて、増えまくり。
なんで日本って何も変わらないのだろう?
誰も現状を変えよう!と言い出さず、
そうか。あなたが現実社会にうまく適応できることを願っている。とりあえずネットで声の大きい発達障害者の発言で俺の発達障害に対するイメージが下がってしまって、今後、発達障害者にあったときに適切な支援ができるか不安だし、それどころか差別してしまうんじゃ無いか、と怖くなってる。いずれにせよ自分から発達障害だと申告してくれないと脳の障害だからわからないから、まずはそう言ってほしいな、と思う。トラブルが起きてからじゃ遅いし、お互いその方がいいと思う。幸い発達障害は精神障害ほど差別されてないし、勇気を出して言ってほしい。
リアルの知り合いとか仕事相手とかが発達障害だったら自分でも出来る限り支援したいし、発達障害者のいう「適切な支援」も可能な限りしたいと思ってるんだが、ネット見てるといろいろな意見があるし中には傲慢な人もいるし、よくわからん理由で傷ついている人もいるし、発達障害を理由に怠けてるように見える人もいる。何よりリアルであう人で(もちろん聞いてるわけじゃないが)発達障害かな、と思う人はほとんどいないのにネットではいたるところに発達障害がいる。はてなのホットエントリいりするのも精神障害とか知的障害とか身体障害は少ないけど発達障害は多い。ていうか精神障害はキチガイ無罪とか言われてるのに発達障害は適切な支援しないお前らが悪いってネットの言論ってなんでこうも180度違うかね。言ってるやつは違うが声の大きさは一緒ぐらい。統合失調症が自己責任だったら発達障害も自己責任だろうがボケ。俺は統合失調症じゃないが統合失調症って言葉が煽りとか人格否定する言葉に使われててすげー嫌な感じがする。なんか必死になってるな俺。
私が実際に精神保健福祉法違反を実体験したのは10代後半のときだった。
このとき転院した先の私立精神科病院の児童思春期病棟がマジでクソだった。
(任意入院同意書と引き換えに看護師から手渡された「入院に際してのお知らせ」という書面に
「あなたの入院は、あなたの同意に基づく、精神保健法第22条の3に規定による任意入院です」との記載がある)、
これなら精神保健法にもとづき任意入院は自由に退院ができるはずである。
任意入院者が退院を申し出た時は退院としなければならない(21条2項)のが原則であるが、
精神保健指定医の診察のもと一定の場合に72時間を限り(特定医師の診察のときは12時間)
通常、この規定は病状悪化等のため措置入院や医療保護入院等に切り替える準備として利用される
( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%BB%E6%84%8F%E5%85%A5%E9%99%A2 )
任意入院者が退院を申し出た時は退院としなければならない。ただ例外として指定医が必要と認めれば72時間に限って入院を制限できる。これは
(患者本人へ退院制限を行う旨や患者の請求権に関する事項を記載した書面)で告知し、
任意入院患者が退院の意思を明らかにした時点から72時間以内に限り退院制限を行うことができます。
この72時間以内に、継続して入院治療する必要性を患者に説明し説得を行うことや、医療保護入院へ移行するため家族等から同意を得ること、
( https://www.e-rapport.jp/law/welfare/welfare_2014/welfare_2014_2.pdf )
とあるように、「任意入院患者が退院の意思を明らかにした時点から72時間以内に限り」「入院継続に際してのお知らせ」で告知して行わなければならない。
さて私の場合は
「退院させてください」
「うーん、まだ」
一蹴された。
えっ。えっ。じゃあ
「任意入院患者が退院の意思を明らかにした時点から72時間に限り入院が延長され」「医療保護入院へ移行する」のかな、と思った。
72時間経ったけど何もなかった。書面も告知もクソもなかった。
なにかがおかしい。
ちなみにこのあいだ、クソ狭い病院の建物の外に出たことがない(鍵のかかった閉鎖病棟(はーと))。
余計にメンがヘラりそうだぜははーって感じだった。
さらに1カ月後、言葉の強さが足りなかったかなと思い言葉を変えて診察(週1)に主治医に言った。
「まだダメかな」
やはり72時間経ったけど何もなかった。書面も告知もクソもなかった。
なにかがおかしい。
この病棟にいるのは9歳から19歳までの子ども。6カ月以上入院している患者も全体の1/3(ベッド数30)くらいはいただろうか。
平均入院期間は90日程度です。病状が改善すれば、できるだけすみやかに家庭等へ復帰することを目指しています
( http://www.byouin.metro.tokyo.jp/shouni/section/seisin.html )
そんな押し問答を繰り返し4カ月目、ようやく手に入れた一人での外出許可でそのまま脱走した。
いや、「無断離院」した。
このときは外泊扱いになり、帰って来いとの話になったが無視した。
退院できた。
えっ!?
入院中疑問に思ったことがある。ナースステーションで覗き見した名簿では9割方の人が任意入院。
中には病院から学校に通う人まで。みな長期入院している。1年以上いる人も。居住施設じゃんそれは。はやりの社会的入院ですか。
そして入院中同い年の任意入院患者から聞いた言葉。その人もやはり学校に通いながら入院する長期入院者。
「親さえ説得すれば退院できる」
- 精神保健指定医による診察の結果、精神障害者であり、かつ、医療及び保護のため入院の必要がある者であつて当該精神障害のために任意入院が行われる状態にないと判定されたものであること(33条1項1号)または34条1項の規定により移送された者であること(33条1項2号)
- 家族等のうちいずれかの者の同意があること(33条1項柱書、33条2項)または居住地の市町村長の同意があること(33条3項)
- 入院の告知(33条の3第1項)
( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%BB%E7%99%82%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E5%85%A5%E9%99%A2 )
要するに家族と指定医の間でこうなんかうまい具合にされちゃってる入院形態じゃないですかね!?
そして別の任意入院患者が興奮し保護室(隔離)に連行されていく(それはまさに連行だった)シーンを見て疑問に思った。
その患者は3日間保護室に入れられていた。もちろん同意などない。
あれ!? 任意入院患者の隔離は12時間に限ってできるんじゃないですかね!?
主治医に診察で疑問を直撃!すると……
あとは「定期病状報告書」を都道府県に定期的に出さなければいけないのだ。
これのチェックが意外と厳しいのではと思った。
退院制限や隔離拘束を行うなら医療保護入院、もしくは措置入院(→都道府県の命令による入院)に移行すべきだ。
でも医療保護入院は
当該精神障害のために任意入院が行われる状態にないとは、単に任意入院に同意しないことを指すのではなく、病識がないとか判断力が低下しているといった、入院治療の当否を自己決定するについての能力不足を必要とする。逆に、こうした能力不足があれば、たとえ表面的に同意ととれる行動があっても任意入院を行うことはできない
( https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%BB%E7%99%82%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E5%85%A5%E9%99%A2 )
ハードルが高い。たぶん。
統失だって診断したくせに、県立病院に変えたらADHDだったじゃん!
おわり。
http://anond.hatelabo.jp/20130529233811
だいぶ前に書いたエントリー、被害妄想だという意見が大変多かった。
いまだに問題は解決してなくて周りの人を咳き込ませてしまうものが体から出ている。
どきどき、自分ののどに粉か砂が付着したような感覚になることがあって咳をしたくなることがある。
あれからもう3年近くたつわけだけど、まだ解決してなくて本当につらい。死にたくなる。
みんなから精神障害だと思われたり被害妄想だと思われることほどつらいものはない。
そうこうしていたら同じ悩みを抱えた人から人力はてな検索に書かれた質問が目に留まった。
http://q.hatena.ne.jp/1393263179
内容を見ると咳をしている側の意見が書かれていて正しくPATMの影響を受ける側の意見だなと思った。
いままで咳をする側の意見というのはなかなか見られず、証言として出てくることはなかったけれど、
このような書き込みがある以上、PATMはあると言ってもおかしくはない。
インターネット上でいくらありますと言っても信じてもらえないことはよくわかったけれど、
咳をする側の意見が出たことで今後、この体質の究明につながるといいなと願っている
参考
陰性の統合失調症とパニック障害で引きこもって15年、少し外に出られるようになったからとB型事業所に通い始めて3年が経つ。
事業所は、精神障害の他に身体障害・知的障害の人も通ってくる。
そもそも、精神障害者を迎え入れてくれる事業所と言うのは、身体・知的に比べると随分少なくて、地元に数ある事業所の中でも、今通っているところだけが、精神障害者も受け入れていた。
通い始めたころ、出来たばかりで少人数だった事業所も、今ではずいぶんな大所帯になった。
大所帯になるということは、それだけ、様々な症状を持つ人が通っているというわけで、嫌な思いばかりするようになってきた。
当然、事業所には行きたくなくなる。
引きこもっている間1度もしなかった自殺未遂を、私は事業所に通うようになってから、2回した。
外からはあまりわからないだろうけど、「明日またあそこに行くくらいなら死んだほうがましだ」と思わせるには十分な環境だからだ。
突然大声を出して熱いお茶入りのコップを投げつける知的障害者、送迎の車内で腕が当たったからとこぶが出来る強さで頭を殴ってくる精神障害者。
身体障害者は性格的に穏やかな人が多いけれど、自分は足が悪いんだからあれこれしてもらうのは当然、って顔をしてる人が多くて辟易する。出来る範囲のことは自分でやろうよ、と思う。
職員の人たちは当然健常者なのだけど、何故だか、普通に通ってくる人(暴れたり大声出したりしない人)に我慢を強いる。
たとえば、Kさんのケース。
Kさんは人格障害の病名で治療を受けている女性で、病状が悪くなるまではよく喋るけれど人当たりのいいお姉さんと言う感じの人だった。
11月頃から様子がおかしくなり、12月に入る頃には、だれかれかまわず暴言を吐き、大声で怒鳴り散らし、物に当たる、と言う感じになった。
あるとき、あまりの暴言と大声に我慢できなくなり、「黙ってろ!」と怒鳴りつけた男性がいた。
正直なところ、それはそこにいた通所者多くの心の代弁だったと思う。
けれど事業所の所長は、Kさんのほうをかばい、Kさんの入院が決まった12月末まで毎日彼女を迎えに行き、事業所に通わせていた。
その間中、私たちはKさんの暴言と大声とに晒され続け、大きなストレスを感じていたにもかかわらず、だ。
納得がいかない、と思う。
前例にあげた知的障害者や暴力精神障害者のこともそうだけど、他人に危害を加えるような状態の人は、どんなコミュニティにも入るべきではない、と思う。
たとえそれが一時的に病状が悪くなったせいだとしても、一時的な悪さが過ぎるまでは自宅待機にするべきだと思う。
私は今、また、死にたいと思っている。
またあそこに通うのか、と思うと、吐き気がする。
家族は、引きこもりからとりあえず一歩前進したと喜んでいるから、行きたくないとは言えない。
私が精神的に弱すぎるのはわかっている。甘ったれているのもわかっている。
他人の大声やドアをばたんばたん開け閉めする大きな音が怖いから行きたくない、と事業所の人に訴えたら、そんなことじゃ生きていけない、と言われた。
それなら、生きていなくてもいい、と思う。
引きこもっていたころはよかった。
病院以外で外には出られなかったけど、少なくともこんなに怯えて毎日を過ごすことはなかった。
怖かったのはいつ来るかわからないパニック発作くらいで、それ以外は家事をやって穏やかに毎日が過ぎていた。
あのころに戻りたい。
○ 性的指向とは、恋愛・性愛対象として「どの性別の人を好きになるか/ならないか」という根本的な傾向のこと。性的指向が他者から「感染」することはない。
○ 異性の人しか好きにならない人は「異性愛者」、同性の人しか好きにならない人は「同性愛者」、異性の人を好きになることも同性の人を好きになることもある人は「両性愛者」と呼ばれる。
○ 「生物学的に異常」という表現がそもそも成り立ち得ない。近代以降の生物学はダーウィンの進化論を原理とするが、進化論は「環境に適応した動物が生き残る」という事実判断を示しているのであって、種や個体の在り方について「正しい/誤り」「正常/異常」などという価値判断を示しているわけではない。
○ ナチスドイツのように「優秀な遺伝子」の繁殖を至上命題とする「優生学(優生思想)」ならば事情は異なるが、生物学は「子孫繁栄」を種の目的として掲げているわけでもない。
○ 「性行為が生殖に結び付かないのに性欲がある」個体を「異常」とみなすならば、同性愛者だけではなく、不妊症の男女もまた「異常」ということになる。「生殖に結びつく能力を持たない」個体を「異常」とみなすならば、同性愛者一般ではなく、不妊症の男女(性的指向は問わない)のみが「異常」ということになる。
○ 生物学と異なり、医学では「正常/異常」という表現を使用し得る。
○ 1974年にアメリカ精神医学会は『DSM(精神障害の分類と診断の手引)』第3版で同性愛を治療対象から除外し、1993年にはWHO(世界保健機関)も『ICD(国際疾病分類)』改訂第10版で「同性愛はいかなる意味でも治療の対象とはならない」と結論した。
○ 日本でも1994年に厚生省(現:厚生労働省)が『ICD』を公式基準として採用し、1995年には日本精神神経医学会が『ICD』を尊重するとの見解を示した。
○ 性的指向に「正常」も「異常」もないというのが現代医学の「常識」である。この「常識」を覆そうとするのは自由だが、同性愛が治療対象(医学的に「異常」)であることを証明するのは難度の高い試みだろう。
○ 「アブノーマル(異常)」が「ノーマル(正常・まとも)」の対義語であることを踏まえれば、仮に発言者に悪意がないとしても、「同性愛は異常」という主張は必然的にネガティヴな表現として理解される。
○ 同性愛には「異常(アブノーマル)」として排斥されてきた歴史もある。不特定多数を「誤解」させたいわけでもなければ、同性愛者が少数派であることを強調したい場合には最初から「少数派」や「マイノリティ」という単語を使用する必要がある。
○ 既述したように、「同性愛は生物学的に異常」という主張は「私が信じるところの『生物』の在り方として同性愛は異常」という思想的メッセージにすぎず、「同性愛は医学的に異常」という主張は事実に反している。現代の社会において「同性愛は異常」という主張は差別的発言として理解される。
○ 法務省人権擁護局の『主な人権課題』に基づけば、特定の人種や性別、性的指向を理由とする差別的発言は人権侵害にあたると考えられる。
○ 同性愛者や両性愛者は、誰もが自分の性的指向をカミングアウトしているわけではないし、誰に対してもカミングアウトしているわけでもない。実のところ、それは異性愛者も同様である。異性と交際・結婚していることは異性愛者である証とはならない。
○ 「同性愛は異常」という主張は、自分の周囲に同性愛者はいないと思い込んでいる人ほど発しやすい。しかし、実際には同性愛者や両性愛者はごくありふれた存在で、複数の調査によれば人口比3〜6%程度は存在するとされる。
○ 目の前に同性愛者がいる可能性を考慮せずに「同性愛は異常/気持ち悪い」と発言することは、実は目の前にX県出身者がいるのに「X県出身者は異常/気持ち悪い」と発言するのと同様、他者を侮蔑する行為である。偶然、その場に同性愛者やX県出身者がいなかったとしても、目の前にいる人の家族や友人が同性愛者やX県出身者かもしれない。
○ 日本の同性愛者や両性愛者の男性の中には、異性愛者の男性の約6倍もの自殺未遂経験者がいる。
○ 誰も他人の心の内を透視できないので、内心で何かを思う分には誰からも何も問題視されようがない。ただし、「同性愛は異常/気持ち悪い」という発想が「黄色人種は異常/気持ち悪い」「男性は異常/気持ち悪い」などの発想と同様の差別的思想であることはそろそろ理解されるべきだろう。
○ 自分が同性の人を愛せないことと、「同性愛は異常/気持ち悪い」と思うことは異なる。性的指向の合致しない人に恋愛・性愛の感情を抱かないのは自然だが、自分と異なる性的指向を嫌悪することは差別的思想によるものである。
○ 「同性愛は異常」と主張する人は、以下のいずれか、または複数の誤謬を自然なものと信じ込んでいる。
○ 実際には、生物の目的は生物学では説明されないし、同性愛は障害でも病気でもないし、同性愛者を気持ち悪いと思うことは自然な感情ではなく主観的な偏見である。これらの事実を示されたとき、事実を受け入れるか、それとも受け入れるのを拒んで「差別主義者」として生きるかは各自に委ねられている。