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はてなキーワード: 下請けとは

2024-02-27

anond:20240227093220

トヨタ下請け利益までコントロールしてるから潰れないよ。

利益ちゃんと乗せてやるから本当の原価を出せって、調達部門のやつらが超偉そうに言ってくる。

anond:20240227093220

トヨタ下請けイジメとか批判してるけど結局トヨタに甘えてるんだよね

トヨタにかわいがってもらえば安泰だからリスクを取りに行かないだけ

零細企業経営者だけに自己責任論を押し付けブクマカ

無能経営者が悪いってんなら下請けを締め付けて史上最高益とか喜んでる大企業経営者様をまず問題にしてくれませんかねえ

ト〇タのクソボンボンとかさあ

粘土張りぼての車作って自画自賛のくっだらねえCM打つ金があったら下請けに回してあげたらどうですか?

価格交渉できない経営者無能?だったら会社賃金交渉できない君らも自己責任だよねえ

自分関係のない叩きやすそうなところを叩くっていう短絡的で下品ブクマカ品性が丸見えなんだよ

anond:20240224234613

まあ元請け下請けがどんどん潰れたり、従業員不足理由にして仕事を断ったりしてくるまでは値下げ圧力をかけつづけるし、下請け搾取できる労働者がいる間は、労働者無能を罵りつつ搾取を続けるんだよな。

2024-02-25

anond:20240225123037

やっぱり下請けにはならないというのが人生選択としては正解なんやろうなぁ

anond:20240224234613

わかる結局下受けが損するんだよな

簡単に値上げ出来ないし

これは下請け経営者なってみないとわからないな

2024-02-18

anond:20240217202258

本来生活が苦しいと感じている人に向うべきお金株式市場に流れ込んでいるからやで。

大企業とか儲けが出たら自社株買いとかするやろ?

一方で下請けには値上げどころか、

ひたすら値下げを要求するだけやろ?

そりゃ貧乏人のところにお金なんて回ってこんて。

理由は多々あるけど、

要するに世の中のお金が隅々まで上手く還流することなしに、ただひたすら金融市場にだけ流れ込んでいってるということ。

2024-02-17

なるくんの友達もっと真剣に引き止めるべきだった

暇空茜の相棒のなるくんはまだ30そこそこのIT業界で働く青年

彼は大学生の頃は「みんなで本名明かしちゃわない?」と2ちゃんねる大学スレに書き込んでセルフ身バレしたり

顔写真動画を乗せたりゲーム実況投稿するなどどとにかくネットから有名になりたい・稼ぎたいという願望が強かった

ドラクエⅩでネカマ姫プして取り巻きRTA誘導して金稼ぎしたがバレてBANされ、

運営への殺害予告を繰り返したり広場で猥語連呼して荒らしたりして永久BANされてそちらの世界では厄介者として名が知れた

でもなるくんは孤独なわけではなく、大学時代のリア友ドラクエ仲間と今でもつながっている

2022年末、暇空騒動の中で友人たちは「そのうちなるも捕まっちゃうんじゃない?」「もうこれぐらいにしたら?」と心配してリプを送っていた

なるくんは「マンション買うところまで行きたい」と返してそれでも暇空と共に歩む道を選んだ

友人の中にはなるくんと一緒にかぶれてナニカグループ存在を信じるようになった者もいるが、

おっさんにしっぽ振ってるなるをもう見たくない」と言ってなるくんと袂を分かった者もいた

現代って友情の成立から崩壊まで全部ネット上に記録しちゃう人がいるのがすごいな

なるくんは電通デジタル勤務で、詳細は不明だが多分正社員ではないと思う

暇空と組むようになって収益の半分を渡されるようになり、なるくんの金遣いは急速に荒くなった

先日は腹部の脂肪吸引もした

30そこそこの男が、ただ食事制限ダイエットするだけで筋トレもしないぶよぶよの腹を晒していきなり脂肪吸引とは、手にした大金を消費したい欲求も膨らんでいるのだろう

暇空の動画はすべてなるくんが作っており、なるくんはただの下請けではなく独自解釈なども加えている

フェミ叩きが受ける」として仁藤を次のターゲットにすればバズる提案したのもなるくんだ

暇空は複数人から刑事告訴されており、6億円レイドバトルのためこれからも参戦者は増えていくだろう

なるくんは仁藤から名指し済みだし、他の暇空被害者からyoutube共同運営者として恨みを買っている

いや本当、友達もっと真剣に足抜けさせるべきだったよ

ただの下請けとしてガーシーの動画制作してた人ですら捕まった

なるくんはもう逃げられない 取り返しがつかない

2022年時点で手を切れてたらまだどうにかなったかもしれないけど

暇空は前科がついても金があるけど、なるくんはそこまでじゃないだろう

尽くせば暇空が一生養ってくれるのか?

いきなり現れたおっさんより10年前から友達の言うこと聞いたほうが良かった

2024-02-15

これからアニメーターになろうという新人くんへ送る5か条だ!

新人君はこんなところ見ない?それはその通りだ!

1 アクションよりレイアウトをしっかり描けるようになれ

チェックする人はアクションよりもレイアウトを見るからな!

2 動画は”良い素材”を学べる最高のセクション、とにかく学べ!

動画バカにするアニメーターそいつの上がりはどれもこれもごみのクソばかりだ!

3 好きを叫べば福来る

やりたいこと・好きな作品は会う人みんなにアピールしておくと勝手に転がり込んでくる!

4 元請け会社!!!行け!!!!!

下請けなら入らないほうがマシ・・・

5 オ前達ノ父母兄弟ハ貧民トナルノデ皆泣イテオルゾ

最初だけね

2024-02-13

一番偉い人が一番サイエンスすればいい

あ、下請けに出せばいいんですよ

勝手に下々がサイエンスしてくれるんで

2024-02-10

漫画編集者の端くれだったことがある


青年向け漫画編集者をしていた。といっても若い頃の話だ。都内にある編集プロダクションを辞めて田舎に帰ったのが36の時だから、おじさんの入り口に立った頃か。今では完全なるおじさんである

本日記は『セクシー田中さん』の件とは関係ありません。

働いていた会社というのは、講談社とか小学館とか秋田書店とか、そういう大手出版社ではない。あくま編集プロダクションである出版社編プロがどう違うのかって……ざっくり言うと元請け下請けだ。出版社出版事業(今回だと青少年向けの漫画作りや商業展開)の企画をして、漫画家が作品のものを作って、編プロ雑誌本体を作って、その制作過程印刷所やデザイン事務所といった専門集団関係することになる。

イマイチ説明になってしまった。一般社会の例で説明する。民法でいうところの委託(準委任契約)に当たる。公共建築の分野でいうと、公共機関の建築技師が新しい建築物のマンガ絵を作り、建築事務所が基本設計~詳細(実施)設計をして、出てきた成果物を元に大手建設会社施工監理し、地元にある中小事業者が実際の土木建築作業をする。

自分が勤めていたのは、この例でいうところの建築事務所だ。受益者(国民=漫画読者)の希望に応えたい組織があって、そこから依頼を受けて動いている関係会社ひとつ。そういうアナロジーだ。

出版社との役割分担は、そこまで分離しているわけでもない。漫画編集者といえば、昔の手塚治虫ほかの自伝みたいに、漫画家とアツいやり取りをしているイメージがある。ああいう、企画経営制作現場の間にあるような仕事は、出版社社員が直接することもあれば、編プロ出版社(編集部)のオフィスを間借りして行うこともある。

前者の例だと、マガジンサンデーチャンピオンなどだ。コンビニ書店にほぼ必ず置いてあるレベル漫画誌。大手出版社総合職コース入社した人が、(編集取材制作、資材、宣伝マーケティング、総務経理人事その他事務)といった多くの部門ひとつである漫画編集部に割り振られて其処に居る。

後者の例だと、大手出版社が出している漫画誌でも、あなたが聞いたことのないやつもけっこうあると思う。そういうのは、編プロ出版社(編集部)の仕事を丸ごと請けて実施していることが多い。自分は、そういう会社で働いていた。職場自体大手出版社の中にあるが、いわゆる委託先の社員だった。別の言い方をすると、親雑誌に対する子雑誌関係

ほかの長文増田記事を見るに、あまりたくさん書けない仕様のようである。何文字までかは知らないが、文字制限があると思う。本当は何万字でも書きたいのだが、あくま自分が書きたいだけであって、あなたが読みたいとは限らない。一万字以内になるよう心掛ける。以下に、自分が関わった漫画家を2人だけ紹介しよう。最後に所感を述べて終わりにする。

その2人(A先生とB先生。どちらも若手)と私は、分水嶺のような関係追記;わかりにくい表現ですいません。ブクマカのBuchicatさんコメントのとおりです)だった。ある日、私が担当していた漫画家のA先生が新作の企画提案に来ていて、同じタイミングで別の編集者のところに持ち込みをしたのがB先生だった。その別の編集者が不得手なジャンルだったこともあり、A先生との話が終わった後で、私も一緒にB先生作品を読んだ。

その後、編集部責任者を交えた会議で、私が引き続きA先生の新作の担当者に決まった。新人であるB先生担当になる可能性もあったが、そうならなかったのは、今の漫画界の一界隈にとって幸運なことだった。



A先生について

A先生は、雰囲気が暗めだった。人間性まで暗いというわけではなく、心を開くと明け透けになるタイプだった。モードに入ると饒舌になる。

弊誌では、読み切りを何度か掲載したことがあった。アシスタント経験あり。小さい賞を取ったことがある。ヒット作はないが、若き漫画家としてはキャリアがあった。

画力が抜群だった。小学校中学校で、学習ノートフシギダネの絵とかをソラでゲームパッケージそのまんまに描く子がいただろう。とにかく天賦の才を持っていた。最小限の画量で、それでいて迫力と感情に溢れた1枚1枚を描く。そういう人だった。

難点は、マジメすぎるところか。少し前にやっていたアニメだと、チェンソーマンに登場するアキくんか(少し前……?)。とにかくマジメだった。いや、やはり『直向き』に訂正する。

A先生は、少年誌に見合わない重たいテーマに挑むことがあった。今でもそうだ。彼のマンガには『緩さ』がない。それもいいところなのだが。私は好きだった。はっきりいって。が、読者の傾向に合っているか微妙だった。

子どもの頃から漫画が好きだったらしい。中学生の頃のイラストを見せてもらうと、俄然キャラクターへの愛に溢れる作画を見ることができた。中学生らしい、プロには程遠いクオリティなのだが、しかし見ていて違和感がないというか、自然にくっきり入ってくる。

私という人間は、具体例で物事説明する癖がある。上の「中学生らしいイラスト」を別の事例で表現すると……「うるせ~!!知らね~!!FINALFANT ASY」(短縮URLhttps://x.gd/L5cc4)だろうか。以前、いつぞやかのid=pptppc2さんのブックマークコメントきっかけで元ネタを知ることになった。

あの時のA先生イラストは、ベルセルクセルピコだったと思うが、力強い表現だったのを覚えている。セルピコファルネーゼを抱きかかえて、

申し訳ありません 道案内を頼まれまして 少し席を外していましたもので」

と言うシーンの模写だった。

さて、そんなA先生だったが、ある時これまた重量級のテーマで描きたいものがあるという。先ほどの、編集部での新企画提案の話だ。

その際、A先生からプロットをもらい、私のデスクで拝見させてもらったところ……うちの雑誌では持て余しそうだった。作品の質が低ければ普通に打ち切りになりそうで、作品の質が高くても――弊誌の売上規模だと会社グループ全体の機会損失になりそうだった。私の前でパイプ椅子にかけているA先生は、不安げな面持ちだった。

内部の話で悪いが、例えば「甲」という雑誌亜流「乙」という雑誌があるとする。ビッグコミック(オリジナルスピリッツスペリオール)みたいな感じだ。この時、甲と乙に明確な上下関係があった場合、乙誌に掲載された漫画が甲誌に引き抜かれることがある。その際、甲誌の編集部から言われるのが、

「なぜうちの編集部に見せなかった?」

という意見だ。これは、ストレートに言われる場合もあれば、暗に言われる場合もある。だが、事前に上流の雑誌に見せていたとして、多くの場合玉虫色の返事があるだけだったりする。

話を戻そう。この時の自分は、編集部自分デスクのあたりでA先生次回作を見せてもらっている。確か缶コーヒーを飲んでいた。

自分としては、A先生マンガを弊誌に載せたいと思っていたが、先ほど述べたとおり、後ろ髪を引かれる思いもあった。社会派少年漫画というのは扱いが難しい。その作品が「あしたのジョー」の影響を受けているのは明白だった。「A先生であれば、きっと面白い作品にしてくれるのだろうな」という期待はあった。

うーん、大いに悩むところだ。どうしよう。思いあぐねていたところで、別の編集者から声がかかった。要約するとこんなところか。

「持ち込みに来た人がいる。私の専門じゃないので判断が難しい。門前払いにするレベルではないので、あなた判断を仰ぎたい。上の人間は今出かけている」

要するに、自分の専門外なので判断できないよ、と言っている。ここも会社なので、編集者の上には当然上司がいる。その人達がいなければ同輩に相談するのが基本だ(余談だが私は後輩だった)。こういう原則一般会社と変わらない。

その『別の編集者』というのは、儚い感じの純文系が得意なタイプだった。一番わかりやすい喩えは……『はちみつクローバー』みたいなやつだ。ああいうのが得意な人だった。

その時は、A先生との話が終わったら行くと告げた。それで、しばらくそのまま話を続けた。

「この作品はい意味で重たいねちょっと考える時間がほしい」

と言って、その日は解散した。A先生は、「お願いします!」と言ってパイプ椅子を立ち、そのまま帰っていった。いつもだったら喫茶店ご飯をおごっている。

A先生は、『いい子』だった。あまり感情は出さないけれど、人間に対する愛を持っている。そういう子だった。私が当時、A先生ご飯を奢って、彼がおいしそうな表情で食べている時、私は幸せだった。A先生幸福だと、自分幸福だと思えた。A先生漫画という手段で自らを表現している時、まるで自分もそれに劣らぬような喜びを得ていた。

ヘンな表現かもしれないが、例えば読者がA先生を褒めている時、自分A先生との区別がなくなっているというか。彼のことが、自分ことみたいに嬉しかった。これは愛なのだろうか。



○ B先生について

持ち込み部屋に行くと、別の編集者と、持ち込みに来た子が対面で座っていた(ちょこんと挨拶をしてくれた)。自分が座る席には作品が置いてあった。綴じられていない原稿用紙がある。ページ数にして30枚ほどだった。もっと多かったかもしれない。記憶あやしい

実際、B先生作品面白かった。コテコテの学園ものかと思いきや、登場人物それぞれに適度な制約があって、キャラクターも立っていた。これまでのキャリアを聞き取ったところ、作品雑誌掲載されたことがあるようだ。アシスタント経験もある。

絵の方は、自分がこういうのも大変失礼だが、上手な方ではなかった。どちらかというと、脚本や設定、キャラ作りが得手のように映った。当人情熱を注いでいる箇所はすぐにわかる。キャラ絵が有名漫画家の影響を受けているとか、キャラクター台詞回しがハリウッド映画風とか、背景や小物を手を抜くことなく全部描いているとか、そんな具合に。

光るものがある作家だった。これを見抜けないようなのはモグリ――そんなレベルで輝いていた。

私は作品を読み終えた後で、「ちょっと待ってね」と自席に戻り、少し残っていた缶コーヒーを飲み干して、思案を重ねつつ持ち込み部屋に戻った(どうするのが最良かわからないケースだった……)。

それで、テーブルではこういうやりとりをした。

私「イイ作品だと思います特にセリフ回しにセンスを感じます掲載ができるとかここでは言えないけど、話は通してみますね」

B「ありがとうございます

私「それで、担当はね……縁なので。あなたがするのがいいのでは?」

編「私よりもほかの人がいいと思いますもっと才能を引き出せる人が……」※小さい声で

私「いや、でも恋愛描いてるよ。エンタメだけどいいんじゃない」(こいつ、作家の前でアホなこと抜かしよって)

編「難しいです」

私「でもこれ、縁だよ」(意識が低すぎる……)

編「ほかの作家さんも抱えてるので。いっぱいいっぱいです」

私「わかりました」(トラブル回避のため後で編集長に説明しとこう)

B「すいません。僕の作品はどうなるんですか?」

私「後日連絡しますね。必ずしまから、それまでは他誌への持ち込みは待っていただけますか」

B「あの、はい。できればですが、早めでお願いします。一週間くらいでなんとかなりますか」

私「なんとかしてみます

作品のものと、作家プロフィールと、付属資料コピーを取らせてもらって、彼には外で缶コーヒーを奢った。ビル入り口まで送ったところまではいい気分だったが、正直、身に余る事態だった。

持ち込み作家の才能がありすぎるのも考えものだ。嬉しい悲鳴というやつ。誰が担当に付くかで今後の雑誌の売り上げに影響がある。重大な意思決定ということになる。

最悪、『進撃の巨人』の時みたいに優れた作家を逃してしま可能性がある。あれも、実際は諌山先生門前払いではなく、週刊少年ジャンプ担当が付くか付かないか微妙ラインだったらしい。それで、誰が担当になるかを押し付けあっている間に諌山先生が他雑誌に持ち込んでしまった、という話が業界団体公的飲み会で囁かれていた。



○ その後~

B先生についてだが、一週間後に担当編集が決まった。「別の編集者」でもなく私でもない。当時、若手のひとりだった20代の子が任されることになった。編集部トップを交えてB先生原稿コピーを読んだのだが、「若い感性が光る。年齢が同じくらいの人と組ませる方がいいのでは?」という結論になった。

その20代の子は、上の組織からこっちに出向してきている子で、いわば武者修行の身だった。一流大学出で、本社プロパー社員。いわゆる総合職である

最初は、私に選択権があった。B先生担当になる道もあった。だが当時の私は多忙であり、月に何度も会社に寝泊まりするレベルだった。新人は抱えるべきではない。しかし、才能のある子だから迷いがある。

A先生のこともあった。彼のあの作品を世に出してやりたい。もっと有名にしてあげたい。そんな想いがあった。

私が悩んでいるうちに、例の20代の子が手を挙げたのだ。私としても、彼のやる気と知性と直向きさは買っている。諸手を上げて賛成した。

今思えば、正しい選択だった。もし私がB先生担当になっていたら、面白い恋愛エンタメを楽しめる読者の数は減っていただろう。これでよかったのだ。

以後のB先生は、例の持込漫画ブラッシュアップを続けた。翌年には、晴れて弊誌に第一話が掲載されることになった。さらに以後は、担当編集とともに二人三脚で躍進を続け、イケイドンドンの勢いを保ったまま、一度も息切れすることなスターダム上り詰めた。今では漫画家として世に知られている。

一方で、私が担当を続けたA先生は地道な努力を続けた。

上で挙げたA先生の意欲作は、読者層に合っていなかった。それでも、高い画力シナリオ構成の上手さがあったのだろう。その意欲作は、連載期間を積み重ねる度にファンの数が増えていった(業界的には、Amazon第一巻のレビュー数が人気の代替変数になることが知られている)。

今では、A先生は親雑誌で連載を勝ち取るまでになった。去年だったか。彼の作品コンビニ立ち読みする機会があったのだが、やはり突き抜けた画力だった。週刊連載であそこまでの画力というのはまずない。



2024年現在、私は東京を離れて田舎暮らしている。地元町役場Uターン就職して、実家農業を手伝いながらスローライフに近い生活を送っている。

実は、編集者だった当時、働きすぎて病気になった。ある日、下腹部の辺りに違和感を覚えて、血の塊のようなものが血管を這っている感覚があった。病院に行くと、「遅くても明日中に入院しなさい」という医者から指導があった。

それなりに重い病気にかかってしまった。一応は死亡リスクもある。数か月ほど入院した後、どうしようかと考えて、考えて、考えて……編集部に復帰後は、労働を最小限にしつつ転職活動スタートした。

A先生については、幸いだった。彼の意欲作とは最終回まで付き合うことができた。私が退院した後、無事完結を迎えることができた。あしたのジョーに比べればハッピーエンドだった。

入院中に、A先生とB先生がお見舞いに来てくれたのを覚えている。ほかの編集仲間も来てくれた。A先生は、テンションが低めで、何を考えているのかわからないこともあるのだが、人間への基本的な愛というか、思いやりがある人だった。

もう40才を過ぎている。はてなユーザーの中では平均的な年齢か。思えば齢を重ねたものだが、当時の日々は今でも夢の中に出てくる。

若いから編集者をやってきた。身体を壊さなければ続けていたのかというと、多分そうだろう。でも、今の生活も悪くないと感じている。自分語りはここまでにして、締めにしよう。

もしあなたが、Webでも紙媒体でもいい。気になる漫画作品を見つけたとする。面白いものを見つけたと感じたら、ひとまず買ってみるのがいい。Webだと1話単位で売っている。

ひとかどの漫画家というのは、自らが産み出すモノを本気で高めにいっている。あなたフィーリングが合ったのなら、ひとまず1巻だけでも読んでみる方がQOL高まると思う。ハズレを引くことはあるだろうが、アタリだってちゃんとある人生は運試しである

2024-02-08

賃上げ公務員のせいで実現しない

入札制度で異常に買い叩いてるのが悪い

しょっぼい金で受注したらそのしわ寄せを下請けにしなきゃならない

諸悪の根源公務員

つーか税金なんだし還元しろカス

anond:20240208071852

我を出してアーティストとしての実力を最大限発揮できる場がもっとあるといいよなァ 脚本家にも。

正直、立場的に下流下請けレイ化してるわ。

人間の道具化だよ。

2024-02-07

Vtuber にも労働組合必要では?

通常の雇用者被雇用者は力関係一方的になりやすく、労働者搾取されがちなので、そうさせないために労働法規がある

弱い労働者を守るための法律

そして団体雇用者交渉を行えるように労働組合がある

しかし、個人事業主被雇用者という立場労働者ではないため、独立した立場での元請けとの業務提携や共同プロジェクト関係となってしま

Vtuber個人事業主となるため、組織的交渉力を持たないことになる

個人事業主自分社長のようなものなので、Vtuber企業個人事業主である配信者を雇用するのではなく、契約を結ぶ関係である

マネージメントや、ソフト提供キャラクターIP管理などを業務提携、または委託という形になっているはずだ

よって、現実一方的に弱い立場であるにも関わらず、法で守られる立場にない

適応できるとすれば下請法の関連法規ガイドライン等になるだろう

しかし、ガイドラインがあれば元請け企業下請け企業のような組織組織交渉はましになるだろうが、個人事業主ならば個対組織交渉になり、性格知識量によって難しいケースは多いだろう

フリーランス個人仕事をしている方は同じような苦労をしていると思われる

企業Vtuberになればフリーランスの人以上に組織の拘束が多いはずだが、交渉力は同様に弱いままだ

最近トラブルを起こすVtuberとの契約を解除する企業が目立っており、それ自身は仕方のないケースも多かろうが、解除されたライバー側の立場があまりに弱いのは問題であると感じる

中の人だったことを明かす行為契約で禁じられており、自身アバターSNSアカウントも凍結されるため、実質的反論する機会を完全に失う

これが健全関係と言えるのだろうか

契約内容を守らない素行不良のライバーに警告をしたり、逆にライバー不利益行為を飲まそうとする企業を止めたりする権力はどう考えても必要だろう

トラブルに発展した契約仲裁する第三者的権力必要だろう


似たような立場としてプロ野球選手がいる

プロ野球選手球団雇用されるわけではなく、個人事業主として野球業務を請け負う関係である

そしてプロ野球選手は弱い関係を守り、強い球団交渉するため、選手会という労働組織を持っている

なので対等に球団交渉する力を持つ

同様に、健全Vtuber組織成熟していくためには、プロ野球選手会のようなVtuber組合必要になるだろう

誰かやりませんか?

月ノ美兎、宝鍾マリン彼女ら人望もリーダーシップ知名度もある組織ライバーが動きませんか?

これは会社、ライバー、双方の発展のために大事ことなんじゃないかなって気がしま

2024-02-04

anond:20240204140136

三谷幸喜ですらこの程度ってことなんだろうね

日本から脚本家追放すべきかも知れないね

あるいは独立性を排して、原作利用するのであれば完全に主従関係が成立する契約を結ばせ、

制作側は原作者の下請けとしての立場明確化させるくらいのことはすべきだろう(これはアニメも一緒)

2024-02-02

anond:20240202135929

結局は中抜きするだけの企業が一番儲かるんだよ

トヨタとか下請けに作らせて組み立てるだけだし

2024-02-01

anond:20240131225617

便利屋みたいなのをやってる知り合いは、集めてきた仕事を色々な人に流してる

集めてきた仕事は割り振るわけじゃなく早い者勝ちで、週2日だけ働いてゲームしてる人とか、スケジュールが空いた自営業とか、稼ぎたいけど雇われたくない人とか、請け負う人は様々だとか

神職もしていて顔が広いく、請け負ってくれそうな人に声をかけているけど、それでも仕事が余って追いつかないらしい

大手下請けも請け負っているから、変なことはしていないと思う

神職もあって社会福祉協議会ともやり取りしているそうだから社会福祉協議会なんかに相談すると似たような人にたどり着くのかもしれない

ちなみに、神職なので創価学会ではないし、駅の近くで新聞みたいなのを配っている宗教でもないです

anond:20240201185721

誰がどう見てもアカンやろかつ事実確認出来るインスタでの奇行ってのは一般的認識から大炎上した認識ですけど?じゃあやっぱこれなんか?

 

 

 

あるいは、インスタでの奇行炎上理解できないのではなく、興味がなくて(著作人格権著作財産権がない世界線増田も興味なさそう→ anond:20240203003654)

政治厨と同じくどうしたらより世の中を良く出来るかにパッションがあるが故の逆張りとか?

もしそうなら参考になりそうなの置いておきます

 

> 第20条1項(同一性保持権)
著作者は、その著作物及びその題号の同一性を保持する権利を有し、その意に反してこれらの変更、切除その他の改変を受けないものとする。

双龍@Souryu_std

脚本家がオリジナリティを発揮したいのならオリジナル脚本を書けばいいだけだろ。なんだよ脚本家のオリジナリティを発揮できない事への問題がどうのこうのって。原作ありきの脚本オリジナリティを発揮したら改変にしかならないし、それをするならリスペクトを込めた態度で提案すべきだろ。んで原作ダメだいったらダメだろ。二次創作でもオフィシャルがノーと言ったら従うものじゃないか

https://x.com/Souryu_std/status/1752158556550541734

双龍@Souryu_std

オリジナル脚本をやりたければやりゃいいだろが。上層部がーとか業界がーとか、言い訳してないで小説にするなり、それこそ漫画原作とかやりゃいいだろ。映像制作よりコスパはいいぞ。てか物語を考えられるなら何にでも転用できるだろ?0→1が出来るってのはそう言う事じゃねーのか

https://x.com/Souryu_std/status/1752713866713403619

双龍@Souryu_std

いろいろ映像化の話を聞くとさ、ほんと私の場合はかなり柔軟性がある方だったのだと思う。もちろん脚本は細かく担当と読み合わせてチェックして修正すべき点は絶対直してもらった。それに伴い急な顔合わせの打ち合わせもした。てか、これが当たり前だよな。

 

双龍@Souryu_std

「こういうのがいい」ドラマ化するにあたって、小道具ギターをどうするかって相談までしてもらった。予算の都合もあり当初スクワイアーを使う予定だったが、そこは本物のアメスタを用意する事で見栄えが多少なりとも変わると思ったので自分で買って用意して使ってもらった。

 

双龍@Souryu_std

原作至上主義で当然だと思うけどな、だからと言って脚本家や監督下請けとは一切思ってないし、そこじゃなくて"勝手に"改変すんなっていうだけの話。そりゃ映像漫画表現方法全然違う。んな事わかりきってんの。だから一緒に協力しあって、リスペクトを忘れずに作れよってだけ。

森川ジョージ@WANPOWANWAN

→続き。

走り出したものを止めるのはエネルギーを使うし勇気がいります

自分もあの時の心労は思い出したくもないです。

他にも例があります

納得いかず本当にアニメの放映を二週間止めて話し合った作家とか。

連載に支障をきたすからやめてくれと自らアニメを打ち切った作家とか。

話が違うと裁判して勝訴したとか。

自分原作者が偉いなどと言いません。

しか作品と読者を守れるのは原作者だけで、その責務があります

尊敬感謝を忘れずに、そして堂々と自分意見を言ってほしいと思います

https://x.com/WANPOWANWAN/status/1752893425115115813

続く→

 

→続き。

原作を改変、脚色して成功した例も山ほどあります

「あそこはどういう表現になるのかな」と楽しみにしている作家が多いのも事実です。

信頼関係ができた後は自分もそうでした。

そもそも漫画映像では演出方法に大きな違いがあり原作そのままというのは至難の業です。

原作者を含め全員が尊敬感謝をもって携わることが一番なのだと思います

感謝優先順位ですが漫画家の場合、圧倒的に読者です。

そのことを忘れずに。

これは自分だけの主観的意見なので一つの参考としてとどめておいて下さい。

https://x.com/WANPOWANWAN/status/1752895920386277668

 

2024-01-31

トヨタカンバン方式は、昔から下請けいじめだと指摘されていた

トヨタ自身在庫を持たず、下請け在庫を押しつけることでコスト転嫁している

トヨタけが無駄のない理想的生産システム」を喧伝する陰で

それを成立させるために多くの下請けが無理、無茶を押し付けられ犠牲になっている

 

今回のトヨタ不正も同じで

上層部の立てた「ビジネスのために理想的販売スケジュール」のために

一番立場の弱い現場不正に追い込まれ

下請けいじめに飽き足らず、トヨタ関連企業同士で潰しあいを始めたわけだ

2024-01-30

セクシー田中さん案件について

個人的ちょっと思ったこと。

本件、契約約束に対してのガバナンステレビ側と出版社側においてあまり曖昧であり、おそらくは書面に残す等の統制も取れていない点だと思ってる。

そしてテレビメディアピラミッド方式ヒエラルキーすなわち、「元受けの責任下請け責任下請け責任下請け責任」という体質的にそれらの統制をきちんととることは事実上不可能とも思っている。

今後は委任状がない限り原作系は無理なんじゃないだろうか?おそらくアニメにも波及するが、テレビメディア終焉に向かう一つの現象として記憶されていくんだろうな。

2024-01-29

anond:20240129192149

上司ゴマをすって下請けいじめてる中間管理職なんてどこにでもいるしな

それで下請け社長自殺しても別の会社取引先変えればいいだけ

日本のよくある風景だよ

東京地方裁判所 令和3年12月20日判決より

ある企業(以下、元請け企業)が顧客企業からITプロジェクトの参加を依頼された。プロジェクト顧客企業内で行われる開発であり、元請け企業にもメンバーを常駐させて顧客企業メンバーと共に作業を行ってほしいというものだった。

元請け企業はこの依頼をそのまま別のIT企業(以下、下請け企業)に出し、下請け企業メンバーAが顧客企業作業を行うこととなった。

ところがAのスキル顧客企業の望むレベルに達しておらず、元請け企業クレームが入った。元請け企業下請け企業改善策の提示を求めたが、結果として交渉は決裂し、下請け企業契約期間をまだ残したままメンバー撤退させた。

顧客企業元請け企業に残期間の費用を支払わなかったため、その相当額を損害として下請け企業賠償を求めて裁判となった。しか下請け企業は「この契約事実上元請け企業から解除したものだ」として、本来支払われるはずだった費用の支払いを求める反訴を提起した。

これどういうことだろ??

こんなことエンジニア派遣業界では日常茶飯事にあることなんだけど、提訴って相当だろ・・・

いったいどんな背景があるのか気になる。

「あまりにひどすぎたので顧客の前で恥をかいた!提訴!」ってことなのかな。

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