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はてなキーワード: 京大とは

2023-10-12

anond:20231012182314

発達障害ひとつ学習障害はあるけど別に学習障害のない発達障害はたくさんいるか

発達は学習能力が無いか

というのは変な話だ

東大京大にはASDが山ほどいるし

しろ一般よりも発達障害割合が多いぐらいだ

2023-10-09

旧帝大高学歴アイドル萌えるわ(黒い意味で)

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC272QJ0X20C23A9000000/

の子たち、旧帝大という学歴を持ちながら、色々と上手くいかなくてこの道を選んだのだろうと想像出来る。本当はもっと理想的状態を夢見ていながら、下積みだ、これは下積みだ、将来の為だと言い聞かせてやっているに違いない。
そして、旧帝大という言い方をしている、恐らく東大京大どころか、下手すりゃFラン学部卒でもないような、業界歴ばかり無駄に長いクソジジイスタッフが抱く学歴コンプレックス煮こごりに生えたカビのような煽り企画に乗っかってこれをやっているに違いない。
Twitterではその基礎学力遺憾なく発揮して、天然ではなく作為的炎上商法を行い、しかし天然物には火力で勝てずにただ燃え尽きて消滅していく。
そして、頭がいいゆえに燃えカスや煤のように、この行為が世のためにも自分のためにもなっていないということに気づいてしまう。そのような”何か”だけがたまる
話題になるのは日経MJしか日経MJ読者とアイドルファンが重なるわけもなく。一方で識者欄のコメントには「中東絶望的な戦線が拡大し、アフガン地震被害も報じられるこの日に、何もこの記事アクセス1位でなくてもいいだろう」とマジレスされる。

きっと、家賃ばかり立派な一人暮らしアパートで、夕食を食べた後とか、節約のために作っているお弁当箱とかを洗っているときにふと我に返ったりすることもあるのだろう。
その我に返った瞬間に発生する、希望から絶望へと”相転移”する瞬間に開放されるエネルギーを感じる。

萌える

黒い意味で。

2023-10-07

anond:20231007094353

京大西村和雄が一時期「数学ができる学生の方が稼げるようになるんじゃないか」とデータをいじりまわしていたけれど、結局、お望みの分析結果は得られなかった、という記憶

数学科を出たら金融機関に入れなければ数学教師になるくらいしかない、という時代の話なので、今では違うのかな。

とはいえ個人的な肌感覚レベルでは、状況は変わっていない気がする。

頭脳労働なんてごく少数の天才だけやれば良くて、ホワイトカラーとは言っても多少こぎれいなワーカーか男芸者ばかりなのが現実

頭脳労働最右翼数学なんて、偏差値80超の中のさらにごく一部の人間だけで世の中のニーズカバーできる能力だと思う。

2023-10-05

https://anond.hatelabo.jp/20231004015836

婚活市場舐めてるでしょうか ⇒ 舐めてはいないと思う。

良い人が見つからないというのは、フィルタリングしただけでは割り切れない気持ち的なところがあるからでは。気持ちのところをより具体的にすることで相手を絞れるはず。

  

相手に求めるところが年収1500万というだけならフィルタリングすれば山ほど出てくるはず。それ以外にも条件があるならその条件でフィルターすればいい。

良い人(マッチングできる人)は年収だけでも学歴職歴だけでもない、何かがあるから的が絞れないからでは。そこを表現できれば多少は効率的に進められる気がする。

だけどフィルターが多ければ多いいほど対象者は絞れる代わりに、0件になる可能性もより高くなる。

結局のところ自分がどこで割り切れるか?だと思う。樹木希林が「結婚なんてのは若いうちにしなきゃダメなの。 物事分別がついたらできないんだから。」と言っていたように、勢いか割り切りがないと厳しいと思う。

   

30歳で1500万稼げているなら、東大/京大/早稲田/慶応クラス大学卒業していて、役職主査係長マネージャークラスだと思う。

せめてどういう職業のどのポジションにいる方なのかは知りたいところ。

  

いずれにしてもディテールにこだわってたら1000年あっても決められないと思う。

片っ端から会って、デートして、デートを重ねて自分なりの経験則で踏ん切らないと。

2023-09-30

anond:20230930111748

百万遍こたつ設置したり折田先生像改変したりタテカン一揆してる」しない京大生なんて…

大学金持ち道楽

誰もが自明の前提として、大学金持ち道楽だと理解している。

基本的には、社会の大半の業務に関する汎用知識は、小学校から高校卒業までの年月をかければ十分獲得できる。

しか大学はわざわざ高い学費を支払って学ばなければならないのだ。

貧者の親は、子供に対して「学費はお前自身で稼げ」と言うだろう。その子供が学ぶ能力があっても、である

自分自身学費を払わなければならない者だけが、「大学金持ち道楽である」という文章を真に理解することができる。

しかし、学ぶことは主体的行為であるので、大学必要としない。

仮に「超弦理論を学びたい」と思えば、インターネットを使うだけで学ぶことができる。

この世の中はすでに「アテンションエコノミーであると言われている。なぜ大学アテンションを注ぐことを当たり前の行為と考えなければならないのか。

かに学歴フィルターといって応募者を足切りするJTCも沢山あるだろう。だからなんだというのか。東大京大へ行けない者は高卒で良いではないか

例えば英語プログラミングスキルを持っていれば、国際的に働くことは可能だろう。そのようなスキル無料で手に入れられる。

エリートたちが金の余裕のある層を評価し、社会を牛耳るならば、非エリートは別のやり方を模索するべきだ。

エリート従順に従うのではなく、非エリートコミュニティを作り、非エリートのやり方で知識スキルを向上させ、そのコミュニティの中でイノベーションを起こす。

シリコンバレーでは、大物が大学中退であることが多いという伝統がある。

従順な羊であることをやめよう。非エリートは、羊を先導する山羊であることを望め。山羊は確かにスケープゴートとして駆使されるが、経験豊富であることは確かだ。

anond:20230930123306

性格の良し悪し関係なく、一定層、日本の男には自分より賢い女性といると自尊心がなくなるから無理みたいな幼稚な奴がいます

東大女や京大女は日本の男からは人気ないのも数値で出てて、事実

成熟した男性には賢い女性大人気ですけどね。

そんなキショい脳内ポルノ男にモテてもメリットいかwin-winだろうけど

anond:20230930120244

ちょっと違う「一方的に損するような取引基本的に成立しない」から取引基本的に双方にメリットがある」って話。

俺は京大卒の増田じゃないからどう習うのかはしらん。

まあ理論とかの基本ってそういう「わかりきったこと」の積み重ねだから陳腐に見えたりしがちだよね。

anond:20230930113332

まあ最初言及乱暴だったのは認める

はてなで書く時ってどうしても荒れちゃうんだよな、他責的で悪いけど

  

20年前使った「世界経済"論"」のタイトルを「世界経済"入門"」に間違うくらい許しとくれ、、、

5年前までは家にあったけど、引っ越しで捨ててしまったし

 

あと、だから慶應仮面浪人して京大だって最初に断ってたのに…

慶應で竹森の授業取ったんよ、好きだったな竹森の授業面白くて

 

anond:20230930112324

うーん

比較優位貿易の話を

取引は成立するだけでメリット

なんて表現するかあ?

  

全然言ってる意味が変わる上に

経済学部ならばスゲー違和感のある表現だと思うんだけどな

 

ごめん、書籍タイトル違ってた

これだ、「世界経済論」

竹森俊平が当時マクロ経済学Ⅱの授業で教科書指定してた

え、竹森俊平の授業なの?

竹森俊平って京大で教えてたんだっけ

 

というかそういうタイトル間違うかなーって言う違和感が…

まあこんなの決着つかない話だけども

anond:20230930111542

「俺の中の京大卒像にあわせろ、合わせてないやつは京大生じゃない」はガイジ過ぎるwwwwwww

anond:20230930111542

ネットじゃなんか京大生の勝手イメージ先行してるけど

別にみんながみんな百万遍こたつ設置したり折田先生像改変したりタテカン一揆してるわけじゃないか

3000人もおりゃいろんな人種いるよ

anond:20230930111325

匿名でばらすことに何の問題

京大生なんて年間3000人、経済学部も毎年250人おるんだし

anond:20230930110937

京都大学経済学部だったから習った経済学が怪しいのは認めるw

マルクス経済学の残党で一年コルホーズソフホーズの違いを授業する教授とかもおったからな

 

ただ、竹森俊平の世界経済入門に書いてあったと思うよ

慶應経済仮面浪人中に竹森俊平の授業とってそのあと京大に移ったから授業でも言及してたのは証言する

2023-09-28

anond:20230927111155

京大出の才女、丸紅的には今で言う総合職みたいなつもりで取ったんだろうな

そしたら事務職みたいに寿退社しやがって「なんだよー」って思っただろうな

anond:20230927104656

ストーリーが雑だぞ。

母親高校卒業時期の1970年代前半、四天王寺京大進学なんて望める学校ではなかった。80年代後半からポツポツ現れるくらいだ。天王寺と間違えたって?それはそれで母親人物像に齟齬が出てくるよなあ。

そして70年代丸紅留学経験ある京大女子入社するところではない。女子は90%お茶汲み10%受付か秘書の類という時代だ。秘書採用はほぼコネ持ちの女子大卒だったしな。まして、本社東京移転してロッキード汚名まみれになってた頃だ。京大卒のお嬢様就職する可能性はほぼゼロだろう。

2023-09-27

母親が凄く惨めで可哀想に思えてしま

 年をとり自分の両親が死んでしまった後に思うのは母のことばかりである

 私の母親戦後まれ昭和30年生まれである

 大阪四天王高校卒業して京大に進学してハワイ留学後に大学卒業

 日本丸紅入社した。そして、そこで職場恋愛結婚した。

 2男1女を出産した。

 子供は全員 大学まで卒業して就職した。

 どの息子も両親に及ばない学歴でぱっとしない。

 勿論、就職先もぱっとしないw

 そして、誰も結婚しなかった。いや、出来なった。

 理由はわからない。

 すくなくとも私が結婚できないのは女に騙されるようなちょろい男だからだろう。

 母は

 職場恋愛結婚して寿退社して専業主婦となり家庭を支える母親となったわけだ。

 父親会社部長まで出世したがその後、丸紅傘下の子会社に出向してサラリーマン人生を終える。

 父親サラリーマン人生を終えて5年後に癌でなくなる。

 母親は父が無くなった数年後に認知症になり息子たちに老人ホームに入所させらてその生涯を終える。

 母は私が物心ついた時から父親のいいなりの奴隷だった。

 いつも父親をたてて何かをするにも全て父親許可がないとできないという家だった。

 母親結婚するまでに様々な 資格礼儀作法裁縫着付け日本舞踊、ピアノ等身につけていたのだが

 結婚して育児父親の世話に従事して、他の全てをやらなくなった。いや、父親やらせなかったのではないかと今は疑ってる。

 個人的には、凄く優秀だった母親なのに結婚して全てを失ったように感じるのだ。

 私には京大なんて絶対いける気がしないし、丸紅入社不可能だ。

 なのに最後認知症になって老人ホームで死んでしまった。

 あまりに哀れだ。

 結婚しなければもう少し能力を伸ばせてたのではないだろうか?

 違う楽しい未来があったのではないだろうか?

 そんなことを思う。

 

母親が凄く惨めで可哀想に思えてしま

 年をとり自分の両親が死んでしまった後に思うのは母のことばかりである

 私の母親戦後まれ昭和30年生まれである

 大阪四天王高校卒業して京大に進学してハワイ留学後に大学卒業

 日本丸紅入社した。そして、そこで職場恋愛結構した。

 2男1女を出産した。

 子供は全員 大学まで卒業して就職した。

 どの息子も両親に及ばない学歴でぱっとしない。

 勿論、就職先もぱっとしないw

 そして、誰も結婚しなかった。いや、出来なった。

 理由はわからない。

 すくなくとも私が結婚できないのは女に騙されるようなちょろい男だからだろう。

 母は

 職場恋愛結構して寿退社して専業主婦となり家庭を支える母親となったわけだ。

 父親会社部長まで出世したがその後、丸紅傘下の子会社に出向してサラリーマン人生を終える。

 父親サラリーマン人生を終えて5年後に癌でなくなる。

 母親は父が無くなった数年後に認知症になり息子たちに老人ホームに入所させらてその生涯を終える。

 母は私が物心ついた時から父親のいいなりの奴隷だった。

 いつも父親をたてて何かをするにも全て父親許可がないとできないという家だった。

 母親結婚するまでに様々な 資格礼儀作法裁縫着付け日本舞踊、ピアノ等身につけていたのだが

 結婚して育児父親の世話に従事して、他の全てをやらなくなった。いや、父親やらせなかったのではないかと今は疑ってる。

 個人的には、凄く優秀だった母親なのに結婚して全てを失ったように感じるのだ。

 私には京大なんて絶対いける気がしないし、丸紅入社不可能だ。

 なのに最後認知症になって老人ホームで死んでしまった。

 あまりに哀れだ。

 結婚しなければもう少し能力を伸ばせてたのではないだろうか?

 違う楽しい未来があったのではないだろうか?

 そんなことを思う。

 

2023-09-26

税務官僚だった頃の思い出 Part2/3


思い出③ ビットコイン

 私の所属していた法人課税部門の話ではあるが、直接関わったわけではない。どちらかというと、もっと上の方の、課税全体の企画や調整・取りまとめを行う部署の話になる。

 当時も、国税庁が掲げるところの「内国税の適正かつ公平な賦課及び徴収の実現」をめざして、日々勉強毎日だった。世の中は変わり続けている。税の勉強に終わりはない。当時の仕事を平たくいうと、税制改正の内容を関係者関係部局にわかやすく伝えて質問相談苦情に答える、といったところか。管理職が近づいた当時は、そんな仕事をしていた。

 40代が近づいても、税の世界は深かった。税理士資格若い時分に取得したが、それでもマニアックな税分野とか、諸外国税制度になると不案内だった。

 そんな折、とある会議最中だった。ある人が、たしか個人課税徴収部門責任者だったかビットコインの話を始めた。納税方法がわからない人や、脱税の疑いがある人が増えており、(内閣府まで通じて)国レベル対応を考えているという。

 ビットコインのことは何となく知っていた。どんな形であれ、収益を得たのであれば納税するのが当たり前である。だが、事情があってできない者や、あえてそうしない者もいる。私の思い違いは、後者が思いのほか多かったということだ。

 国の関係機関は、ビットコインほか暗号資産に関する文書を多数発行している。国税庁もそのひとつだ。それは6,7年前だったか、取り掛かったのはさらにその数年前になるが――上の会議の後で、主に若手職員が中心となって暗号資産の税務上の取扱いに関する文書納税ガイドライン)を起草した。国税庁のページに今でも載っている。

 ガイドラインを作るにあたり、各部からは若手数人(YoungなAdultを含む。40代でもOK!!)が抜擢された。うち1人は私の同僚だった。あの頃、仕事帰りに個室の飲み屋で話をしたのを憶えている。彼は、ビットコイン暗号資産)に対して恨みの感情をいだいていた。

・ただでさえ忙しいのに。ガイドラインの下準備だけでも難しい

・今の部署との並行体制だと過労死する

・国際反社資金源を絶とうと思えば、暗号資産違法化してもよいのでは

・でも、それでは他国との足並みが揃わない。国力にとってデメリットがある

暗号資産がどの国でも一般的存在になれば、俺達のこの仕事は報われるかもしれん

上司評価をくれると言っていたが、貸し借りにすらなっていない感がある

・実は、「優秀な若手を」と言いつつ、優先順位の低い職員を駆り出しているのでは?

・こんなことが続くようなら、転職を考えた方がいいかもしれない

 このような愚痴をもらしていた。この人は、高卒枠で国税庁採用され、若い頃は地方税務署を転々とした。その後、実力を評価されて国税庁現場寄りの部門で働くようになった。叩き上げというやつだ。普通に幹部候補である。このあたりの考え方は、省庁によって違う。※後述。

 私だって彼のように、当時は「よくわからないもの」「社会必要性がないもの」「反社資金源」とされるものを扱う仕事に抜擢されたとしたら、どんな気持ちになっていただろう。憂鬱になっていたかもしれないし、反対にワクワクしていたかもしれない。おそらくはその中間だ。

 ところで、件のガイドラインは相当に練られている。人件費で換算するなら、軽く数千万はかかっている。本来部署でさえ仕事忙殺されているのに、彼らはよく作ったものだと感心した。

____________________________

《後述の内容》

中央省庁大卒しか採らない印象があるかもしれないが、高卒採用は私が知る限り全省庁で実施している。省庁によって雰囲気は異なるが。私が若い頃だと、毎年何十人も採用しているところもあれば、実質的高卒者を採用していないところも当然あった。覚えている限りでは、次のような印象だった。

総務省

たくさん採用する。男女比は同じくらいかデータの取りまとめや解釈など、政策の基本になる数字を拾う仕事が多い。実力が認められると政策立案担当できる。地方自治体への幹部待遇での出向も。

国土交通省

たくさん採用する。男性が多い。本庁に採用されても、ダム管理関係など現場作業をするポジションになる可能性があるからだろうか。工事用の図面作成なんかも当然あるだろう。

財務省

ほどほどの数を採用する。高卒枠だと、ほぼ女の子しか採用してなかった。もちろん顔採用だ。たまに業務で寄ることがあったが、当時の先輩が「俺も財務省の子合コンしたい……」と呟いていた。当然ながら、銀行一般職みたいに、大卒採用男性とくっつけるためにやっている。

国税庁

高卒採用はしているが、数はとても少ない。公務員試験には受かっても、税務大学校での勉強についていけずに辞めていく子が多いのが理由だ。代わりに、会計といった専門学校の子を多く採用している。

厚生労働省

たくさん採用する。男女比は半々だ。労働環境が厳しいこともあるのだろう、私が知っている子は、ガタイがいい人ばかりだった。総じて言えることだが、高校3年生の時点で中央省庁面接官の眼鏡にかなうわけだから、指折りの人材だ。特に役職持ちの高卒者を見たら刮目せよ」のイメージは正解だ。

____________________________

 かくいう私も、当時はこの仕事を続けるべきか迷っていた。実際、数年後には転職することになるのだが、正直やりがいを感じられなかった。

 実際、あの彼の言うとおりだったと思う。あのガイドラインは、いわゆる『火消し』の仕事に近い。すぐにバブルが弾けてなくなると思われたビットコインが生き残ったことで、脱税者(善悪を問わない)が多く存在することが予想された。事前の対策を打とうにも、そんな余剰人材は配置されていない。

 実際、暗号資産関係脱税者がいたとして、まともに取り締まることができていなかったのではないか? 現金で数千万円を国内口座に出金、みたいな愚か者はすぐに摘発されただろうが、もう少し小さい金額とか、取引所にずっと利益を預けていたとか、そういう人は対応ができていないはずだ。他部門の私ですらわかるほど、それくらい国税庁マンパワーが足りていない。

 加えて、思い出②で説明したストリートレベル行政職員観点もある。海外取引所や、すでに潰れた取引所で売買をしていた場合納税者も行政庁も課税情報証明ができない。そういう面倒かつ費用対効果の低い案件――それでいて該当者が数千人に上るであろう案件は、あえて手をつけないこともある。

 さて、こうした想定外事態が起こった場合、上で説明したように臨時タスクフォースが編成される。今回の火消しチームだと、指揮を取る者が選り抜きであったのは言うまでもないが、ほかのメンバーを見る限りだと、各課イマイチメンバー人柱にしていた感がある。正直、エースは残して温存させているように見て取れた。

 そんな理不尽でも耐えられるほどに組織が魅力的で、職員にとってやりがいのある仕事内容や職場環境を用意できればいいのだが――こういうわけで、近年の若手官僚大量離職問題が起こっている。

 ちょっと路線変更をする。思えば、このあたりの時期は私も病んでいた。過重労働で心が沈んでいた。

 一応マイホームは買っていた。ただ、数年前から妻が病気入院していて、子どもふたり実家にしばらく預けてあった。つまり単身だった。

 かつては、いろいろと堪え切れずにデリバリーヘルスを呼んでいた時期もあるが、穴があったら入りたい気分だ。煉獄さん……。

 その日々では、深夜に誰もいないマイホーム帰宅して、独身時代が懐かしいと思いながらテレビを点けていた。ある時だったか、今時風のアニメが流れた。

♪ わんわんわん猫が好き 夢中で何も見えない

  にゃんにゃんにゃん犬が好き 素直にアイラブユー ♪

 ほぼ終電+徒歩の関係で、自宅に帰る時間は固定だった。ダイニングの食卓の上に、コンビニおにぎり綾鷹を置いてから、大匙1杯の味覇を小鍋に入れて沸騰させ、菜箸で溶き卵を回し入れていた。最後テーブルコショーを振りかける。ネギは買い忘れることが多かった。

 食事の支度ができて、テレビを点けると上のアニメがやっていた。女の子が出てくるやつ。

 サブカルチャーについては、若い頃に少し嗜んだだけの私でもわかった――これは三級品のアニメだ。放送枠を埋めるためにひとまず作られたような、1話につき実質4分間だけの5分もの作品。それが正体だった。

 かわいそうに。作者はどんな想いだったろう。悔しいと思わなかっただろうか。残念ながら、番組製作者にとって優先順位が低いアニメだったのだ。※当時はそう思っていたが、今は違う。

 内容だが、女の子同士が仲良くするようなものだった。はっきりいって中味はない。ただ単に、女子高生が仲良くしているか、仲良くしようとアプローチしているだけの。そういうやつだった。だが、観ている最中に何も考えなくていい。それがいいと思って、つい毎回見てしまっていた。

 別に興味はない。なんとなく見ているだけだ。深夜帯だから、それ以外に選択がなかった。前後時間帯にほかのアニメ放送されることもあったが、観ることはなかった。この齢になると、特に30分枠のアニメは見るのがしんどい子どもと一緒に土日朝のアニメを観るのであれば、まだなんとかなるのだが。

 愚痴が長くなった。この章は仕舞いにする。これ以外にもパワハラ職員とか、やる気のない職員とか、省庁間のいがみ合いとか嫌がらせとか、議員行政との癒着・密着とか、嫌なことはいくつもあったが、本題ではない。

 そういうのが知りたい人は、元キャリア官僚が書いた書籍ブログを探して読んでみるといい。意外とみんな、けっこうぶっちゃけている。生々しい。

 その人達に比べれば、当記事の内容というのは、やはりベジタブルに違いない。冷静に考えて、野菜よりも肉の方がハイパワーだろう。そういうことだ。



思い出④ 政治家転身を間近に見て

 「官僚から政治家になりたい」という想いを抱く人は、一応は存在している。そして、そういう人が政治から求められる場面もある。

 30代に入る頃の話だ。具体的にいつ頃だったか失念したが、自由民主党地方自治を担っているグループが各官庁にチラシを配っていた。要するところ、「官僚の皆さんの中で政治家になってみたい人、手を挙げて。ハーイ、ハーイ!!」と、ここまで軽いノリではないが、かくして官僚から政治家へ……というルート希望する人は一定数いる。

 そういう説明会に参加したことがある。「興味本位でいい。年齢関係なし」といったことがチラシに書いてあったが、会場に同年代はほぼいなかった。

 説明会の流れは月次だった。自民党のそこそこ偉い人が挨拶をして、後は別の人達に交代して政治家への転身ルートの大まかな説明(国政コース地方自治コース)があって、最後簡単グループ討議だった。

 なお、これはずっと昔の話だ。今がどういうシステムかはわからない。

 私がいた席の隣には、一回り年上の国土交通省(の前身)の技官であるIさんがいた。体格は小柄だったが、その割には大きく見えた。頭の回転が速くて、こっちが話しても0.5秒でレスポンスが飛んでくる。

 Iさんとはグループ討議の後で連絡先を交換して、一度だけ飲みに行った。頭の回転だけじゃなく、教養のある話し方だった。人としてのスペックの違いを感じた。

 Iさんが上の説明会に参加した動機は、出世や昇進に関係していた。上に行けないのであれば、いっそ政治世界活躍してみたい――そんなことを話していた。

 Iさんは、東大でも京大でも筑波大でも東工大でもなく、一般的国立大学だった。偏差値でいうと50ちょっと。私と同じくらいの。その大学名では正直、立身出世の見込みはなかった。よくて審議官民間でいうと次長部長ほどか。今はどうかわからないが、当時は学歴が問われる時代だった。国交省でも、上級管理職東大が基本だった。

 Iさんのキャラクターというのは、古い語彙になるが、ザ・自民党といった雰囲気だった。政治的に保守というやつだ。頭の回転が速いというよりは、物事道理がわかるというか。いざという時には清濁併せ吞むことができる。そんな具合だ。

 かくいう私は、政治家ルートは無理だと感じ、その後にあった面接を受けることはなかった。国会議員になるには地盤看板も鞄も足りないし、かといって地方自治体に出向して市町村助役(今でいう副市長)になるのはリスクが高すぎる。もし地場に合わなければどうすればいいのか。どの面を下げて霞が関に帰ればいいのか? いや、というか帰れない。片道切符だ。

 でも、本当に政治家になりたい人であれば、不安に打ち勝ってしまえるのだろう。当時の私は、転職を考えはじめていたけれども、今と違って転職市場は整備されていなかった。インターネットでの転職活動も始まったばかりだ。リクナビ黎明期になる。

 まあ、それらも言い訳に過ぎない。本気で転職したい人だったら、そんな事情関係なく転職エージェント架電していることだろう。心の底では、そこまで転職したいとは思ってなかったのだ。

 その後も、厳しい日々が続いた。職責はどんどん増えていくけれども、やりがいは減っていった。給料も見合っていない。時給換算だと千数百円ほどか。上でいう40才になる頃には、自分がなんのために働いているのかわからなくなった。行政ロボットのようだった。

 ひたすら政策課題に対して向き合い、法律常識に照らして世間でいうところの正解と思われる回答を見つけ出し、複数上司忖度とやらをしながら仕事を回していた。税制を維持していくためのロボットになっていた。

 あと数年以内には、おそらく課長補佐から課長級になる。もっと忙しくなるだろう。子どもを2人育てるなど不可能だ。

 もやもやした気分で深夜に帰宅した時、やはり、あのアニメ――『犬神さんと猫山さん』が流れていた。たった三ヶ月の付き合いだったが、少しばかりの息抜きになった。コンビニおにぎりお茶と、味覇スープを飲みながら、ほとんど何も考えずに観ていた。

 女性同士が仲良くすることに主眼を置いていたのはわかる。メインふたり関係だけでなく、ほかの女性同士の関係性も描いている。

 犬神さんは積極タイプだった。猫山さんのことが大好きだ。ほかの女の子はいざこざがありながらも、最後には仲良しになっていた気がする。

 強いていえば、犬神さんの猫山さんに対するアプローチには、セクシャルハラスメント構成する要素があった。いきなり抱きついたり、薬物を飲み物に混ぜようとしたり、髪型自分好みにさせようとしたり、猫山さんの反応が気に入らないとキレたり、ハラスメントし放題だった。デートDVに通じるものがある。人権という観点からは、現代社会で許容されるべきものではない。

 この日記を書き始めた頃、ニコニコ動画登録して全話パックを購入した。順番に話数を巡ったところ、第9話にこういうやり取りがあった。以下、犬神さんを「犬」とし、猫山さんを「猫」とする。

犬「あの~、今なんて……?」

猫「えっと、だからストパーかけたいなって……」

犬「バッカなんですか猫山さん!」

猫「そこまでいうの犬神さん!?」

犬「だって、素晴らしいその猫っ毛を矯正するとか、そんなのって、そんなのって、コーヒーからコーヒー抜くようなものですよ!?」

猫「わたしアイデンティティなんだと思ってるの!?」

 リアル高校生ならこういう会話をするのかもしれないが、中年の私には厳しい描写だった。若い人向けの作品なのだからと思いつつ、読者が真似をしたら相手が苦しいことになる――と当時は考えていた。こちら以外にも、若い人なりの情動リビドー)が爆発するようなシーンがあったのを思い出す。

 思えば、若い人向けの作品なのだから、少しオーバーなのがちょうどいいのかもしれない。作者が若年だったのもあるだろう。梶原一騎(巨人の星)にしても、雁屋哲(野望の王国)にしても、巻来功士(メタルK)にしても、CLAMP(聖伝)にしても、荒木飛呂彦(バオー来訪者)にしても、板垣恵介(バキシリーズ)にしても、作者が若いと、エログロやスプラッタや、恋愛確執社会価値観との対峙など、青春期ならではのリビドーに溢れている。反対に、作者が齢を取ってくると確執関係が雪解けするような、そんなシーンを描くようになる。『バキ親子ケンカ編』などが顕著だ。

 あの人達が若かりし頃のマンガというのは、基本線として反社会的だ。反社会的といっても、若者にとっての抑圧を打ち破るという意味での反社会性だ。うまく料理できれば、マンガの魅力として存分に活きてくる。あの人達は、若者のそんな感情を搔き立てるのが抜群にうまかった……と、元若者が振り返ってみる。

 追記 Iさんはその後、大成した。少しではあるが本人に馴染みのある地域で、市町村助役として迎え入れられた。その後、国会議員職員団体や地元から応援を受けて市長選立候補し、並み居る解放同盟勢力を圧倒して市長になった。

 あれから調べてはいないが、きっと長い間お勤めになったのだろう。ああいう人がもっと多くなれば、地方もっと活性化するに違いない。



 Part3/3

 https://anond.hatelabo.jp/20230926201303

anond:20230926121012

そもそもトップにいる政治家たち(主に閣僚たち)は多分全員が大卒だぞ。それもほとんどはFランじゃなくて国立大とかそこそこのレベル以上。

この時点で既に彼らは世の中一般で言うところの「勉強のできない」人間ではないのだよ。国立大入学定員て同学年の総人口の一割くらいしかないんだぞ。世間一般には国立大を出てたら優等生の類いだわ。もちろん早稲田慶應なども。

理系院卒とか旧帝大卒とかの連中から見ると下なんだろうけれど、世間一般から見るとそうじゃないぞ。

そもそも国会議員を一番多く出している大学東大でその次が京大なんだからさ。

2023-09-24

anond:20230923180246

京大に出入りしている活動家も、元京大生が京大生のフリをして何年も活動してるとかあったからねぇ。

おっちゃんも入学したてのころ、まじめな話しができる活動家と仲良くなって、しばらく行動を共にしていたんだけど、

流石に、活動家の人が覆面ヘルメットで木の棒もって構内を歩いているのをみて、お別れしたわ・・・

anond:20230924011010

精子取引トラブル訴訟京大独身日本人と信じたのに…経歴全部ウソ精子提供者を女性提訴 全国初か

https://www.tokyo-np.co.jp/article/151342

これら全ての愚かな行為のツケが全部子供に降りかかるってのがタチ悪い。

子供児童福祉施設に送られたってのも胸糞。お前みたいのはすぐに育児放棄するだろ。

精子提供ももちろんだが、お前のような母親こそゴミクソ。

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