はてなキーワード: コンタクトとは
50000円のアパート住みでもなんとか楽しくやってるよ。
ちなみにボーナスは全部貯金だよ。1円も使わないよ。景気いい時で2.4ヶ月しか出ないけどね。今年はもっとすくないよ。
服はユニクロだよ。これで十分だよ。季節の変わり目にだけ服を買うけどおっさん足短いから裾上げはしてるよ。
メガネはJINSかZoffで買ってるよ。消耗品だからあんまり高いのは買わないよ。おっさん20代前半はコンタクトだったけど楽だからメガネに落ち着いたよ、
おっさん自炊派だよ。レシピ調べたりして美味しく作れると嬉しいしおすすめだよ。たくさん作って冷凍しておけば日持ちもするよ。食材余らすリスクは凍らせて回避だよ。
タバコは吸わないよ。お酒はトリスを買ってきて家で割って飲んでるよ。缶ビールより安上がりだよ。ちなみに付き合いで飲みに行くことはあるけど1人でお店に飲みに行ったりとかしたことないよ。酒は毎日飲むと体に悪いから週に2日は休肝日にしてるよ。
車は軽自動車を持ってるよ。地方都市だから必要なんだよ。ちなみに22歳の時に中古で65万で買ってるよ。いろんなとこが痛んできたから自分でちょくちょく直しながら乗ってるよ。
たまに趣味で釣りにいくよ。竿なんか昔に買った安いのだけど釣れたら夕飯にもなるしラッキーだよ。
海近くに住んでるから釣り場にも近いのでガソリン代もそんなにかからないよ。
もちろん独身だよ。
正直なところ29歳なのにそれってどーなの?って言われることもあるよ。
でも景気の良い時代をほとんど知らないし今のまったり薄給な仕事でとりあえずの衣食住に不安がなく毎日を過ごせてることには喜びを感じてるよ。
私は普段部屋着&すっぴん&眼鏡という低コストで過ごしてる母親(0歳育ててる)んだけど
Twitterでママ友を作ろうとしている人は子供の月齢とかだけじゃなく母親のファッションとかの見た目や話し方も値踏みして友達になろうとしてるんだなと知って、私は普段だらしない格好をしているのでゾッとしてしまった
え?他人にジロジロみられて「こいつはナシだな。こいつはアリだな」と評価されるの?
それでその人のお眼鏡に見事叶ったら「連絡先交換しよー」って言われんの?
うっわ。無理。他人の目を気にせず生きていきたい
児童館にいくたびにワンデイの高いコンタクトを消費するのももったいない
化粧が早くできるわけじゃないから子供を放って児童館に行くための本気メイクをするのも面倒くさい
今他人のプロフィールを覚えるのも、会話をするのも面倒くさい期に入っちゃってる
今の私のメンタルで他人と会話したら自分の子供と他人の子供を比べたり、自分と他所の母親を比べたりして暗い気持ちになっちゃいそう(自信満々で生きてるわけじゃないので)
他人のために自分の時間やら何やらを割くのが面倒くさくなってる。
ママ友作るより私の場合風呂掃除とかベランダ掃除とかするべきな気がします(家を綺麗に保てる器量がある人間じゃない)
とにかくママ友を作るために他人のファッションだの何だのをジロジロ観察してる人にゾッとしてしまっただらしない母親の独り言でございました
なんのことを書くか一切決めてない
できるだけ多くの文字数書きたいという気持ちだけは強くもっています そのためにも書いた文章は消さずにいきたい
支離滅裂でもいいから、とにかく生の考えというものをだせたらいいよね
さっき思ったんだけど、冬になったら星を見にいきたい
夜中に家を出て、できるだけ灯りの少ないところに行って、自己陶酔しながら地面に寝転びたい!
ただ悲しいのは視力が落ちて肉眼では全然星が見えなくなってしまったこと
視力が落ちて一番悲しいのが空関連な気がするんだよな コンタクトにすりゃいいのかな
天文学の知識全然ないし感性も劣ってるから正直星を見てもたいして楽しくないんだが、星を見ている!という事実がいい
冬の夜にひとり星空を見上げたという既成事実が欲しい 20代の思い出のひとつとして
俺にだって星を愛でるだけの感性は残っている 残ってるとか残ってないとかって感じのもんなんだろうか?感性
俺の場合幼少期から感性の少なさに悩まされ、むしろ最近になってようやく美しいものを評価することができるようになってきた気がする
実際そのほうがいいよな 成長だ成長
星はいい 点にしかみえないものがどっかでは太陽クラスの存在感持ってるっていうのがいい
星空の星、ほぼ全部恒星と思うとすごいぜ
陽キャが消えた空でハシャぐ陰キャ達、ではなく全員陽キャだからな すげえよマジで
陰キャなのは月くらいだ 月は衛星だし光ってもないしで陰キャと言って良さそう
デカいってだけで夜の女王みたいな扱いをされることもあるが実際はいちばんショボい存在
人生の縮図っぽい気がしてきた
そろそろ10分経つな 意外とかけた気もするが全然短い気もする
何文字くらいなんだろう これで300とかだったらヘコむな しょぼすぎるから
600くらいほしいな 600秒で600文字ならまあよかろう感がある
でもこれ体感的には1秒1文字より多く打ってるから800くらいあるかもしれん
そう考えるとなかなかすごいぞ
やるじゃないか俺
でも中身は全然ねえな
ああもう何も思いつかない うああ うああとか書くのはレギュレーション違反っぽい
ーー
終わった。
なんだこの顔真っ赤にして唾飛ばしながら早口でまくし立ててる感じは。
猫様に貴賤なし。保護猫だろうとペットショップの猫だろうとブリーダーの猫だろうと猫様は猫様だ。
追記:
本物の馬鹿か
とか
とか言われちゃったよ。
確かに、安易な気持ちで飼い始めて、きまぐれに捨てるのは論外だと思う。
でも、単に単身者ってだけで猫を飼う資格がないと断じるのは乱暴すぎやしないか。
大元の増田だって、それなりに調べたり覚悟を持って保護団体にコンタクトを取ってるように思えるのに、無計画な毒親と同一視されているのが理解できない。
また、ブリーダーやペットショップであろうとも、そこに存在する猫様をお迎えしようとして、それは批判されるべきことなのだろうか。
猫に限らず、動物を虐待していいとは思ってないし、そんなブリーダーやペットショップが存在することも報道で度々目にする。
しかし、あらゆるブリーダーやペットショップが動物を虐待環境で飼育・繁殖しているという主張は乱暴すぎる。
この文章が余計だったんだろうな。
ほとんど同時期に入って、入社直後は二人でいることが多くランチとかも普通に二人きりで行ってた女子社員がいた。(以下、Aとする)
背が高くて、顔は池田エライザに似てると言えなくもない感じ。イケメンが出てくるソシャゲや乙女ゲー、2.5次元舞台にはまってると笑って言っていた。
研修が終わってからは部署が離れて、お互いに同性社員とつるむようになって、二人きりで話すことは自然と減っていった。
ある時、ツイッターでAの下の名前と同じアカウント名で、いやらしい写真や動画をあげている裏垢を見つけた。
まさかな、と思いつつなんとなく過去のツイートを見てみると、やっているソシャゲが同じで、身体的な特徴も一致していた。
なにより、先日ゲリラ豪雨に見舞われて職場からでれなくなったというツイートが完全に同時刻にあり、これは本人に間違い無いと特定できてしまった。
それは10年前に作られたアカウントで、かなり遡ってツイートを見ることができた。
AはAではなく、ネット上で別の人格を生きていた。(以下、Bとする)
いやらしい裸体が拝める優越感もさることながら、彼女が過去にいじめを受けていたこと、自分を殴るような男ばかり好きになってしまうことなど、
普段のAからは想像もできない闇を垣間見れる快感で、やみつきになっていった。
いよいよツイッターの日付指定の検索コマンドを使って過去の画像やツイートを遡っていくようになった。
Bは10年前から裸体を世界中に晒していたから、少女だった身体が徐々に大人びていく様を時系列で見ることができた。
これまで女性と交際したことは何度かあったが、ここまで異性の心と体の深い部分を垣間見たことはなかった気がした。
ふだんは職場で頼られ、どんな時も明るく振舞っているAだったが、ある日、上司に叱られた際に感情を抑え切れずに泣きながら反論したことがあった。
他の同僚が「Aさん、かなりストレス溜まってたのかなぁ」などと言っているなか、自分だけが誰にも言えない彼女のBとしてのもろさ、弱さを知っているんだ、と思った。
Bはツイッター上でレトロゲーのイラストを描いて誕生日のフォロワーに配るなどもしており、叱られた日はイラストの量も増えたりしていた。
Bなりに自我のバランスをとって、Aとしての社会生活をなんとか維持しているのだな、と冷静に分析しつつ、同時に上げられる自慰動画で抜いたりもしていた。
Bは吸盤で床に備え付けた太いディルドの上で、激しい騎乗位を繰り返していた。それが昼間の泣いているAとリンクし、なんとも言えない興奮があった。
そのうち自然とAのことが頭から離れなくなり、恋しているとはっきり自覚するまでになった。
次第に裏垢でBとしてのみだらな姿が世界中にさらされていることに我慢できなくなってきもした。
そこで自分はAを食事に誘って交際を持ちかけようと考えた。頼れる男がいれば裏垢の更新も止まり、Bは消失する(自分が独占できる)だろうと思えた。
どうやって食事に誘えばいいかについて考えたが。ツイッター上にありとあらゆる彼女の嗜好についての情報が詰まっているので、それをネタにしようと思った。
ジョジョ5部のアバッキオが推しであるとのことで、これで行こうと決めた。
ある日、Aと二人きりになれるチャンスがあり、それとなくジョジョネタを振ってみた。だがAは全くそれに食いつかなかった。
一瞬、ジョジョ好きを隠しているのかと思ったが、なんとなくそれとは違う、全くジョジョに触れたことがない感じの返答だった。
もともと乙女ゲーをやってることを公言しているくらいだったから、ジョジョ好きを隠すことはないはずだ。
その夜、家に帰ってBのツイートを眺めているうちに、BのアカウントはAとはまったくの別人が運用しているのだとやっと気づいた。
自分でも違和感を持つことがなんどもあったのだが、無意識に考えから排除していた。
「Aは現実では嘘をついており、このBのアカウントにだけ真実が書かれている」という強い思い込みがあり、
現実とズレている点があっても、身バレを避けるためにあえてやっているんだろう、などと考えていた。
ーーー
だが、Aを食事に誘ったりしようとは思わないし、Bにコンタクトを取ろうとも思わない。
なぜなら、自分の中にAでもBでもない、別の人格が完成しており(以下、ABとする)、ABのことが頭から離れなくなってしまっているからだ。
ABは自分が求める完全な異性だ。社会生活を毅然と守り皆に頼られながら、あまりにも淫靡で幼い一面を併せ持っている。
そのいびつな不完全性が自分にとっての究極の理想で、ABのことを思うと胸が焼けるような気持ちになるし、痛いくらいの勃起が止まらなくなる。
こんな状態は不健全だとわかっているが、どうすることもできない。
俺は今日も昼間のAと夜のBをかけあわせたABの人格をもてあそんで、いじきたない自慰行為を繰り返している。
自分はどうしたらいいんだ?
スニーカーに切り替えて通勤したら、かなり楽になった。スニーカーは足を優しく包み込んでくれる感じがする。歩くのが楽しい。
座り仕事で姿勢が悪かったのか肩を痛めた。肩掛けカバンは片側に負担がかかるので、リュックサックへ切り替えたら、快適すぎてびっくりした。もともと持ち歩く荷物は多い方だったので、リュックは色々詰め込めて楽だった。(一応電車内では前に抱えて邪魔にならないようにしている)
いい歳して垢抜けない雰囲気が嫌で、暗めの茶髪に染めて数年経った。ただどうしても2時間も美容室に拘束されるのが嫌で黒髪に戻した。鈍くささは増した気がするが、美容室は苦手なので(鏡で自分の顔を見るのが苦痛だ……)これで良い。
スカートを履くのをやめた。
最寄り駅まで自転車に乗るのでスカートだと気を遣うからズボンが最適。
あと一時期コンタクトにしていたが、高収入でもないしメガネへ戻した。メガネは安上がりで財布に優しい。映画館に行くときだけコンタクトをつけるぐらいで丁度いい。
二重を諦めた。
ユーチューバーのアイプチ動画を見て、必死に励んでいたが、ふと我に返り、図書館に行って化粧の歴史本を借りて読んだ。
その時代によって美の基準がそれぞれあったらしい。馬鹿らしくなって私はアイプチをやめた。5万円くらいでお手軽に二重整形できるならやったかもしれない。
今の自分を思うと、女やめてるなって思う。シンプルな服装が好きなので、結果全身ユニクロGUになってしまったし。
女って作るもんなんだなあ。
カバー株式会社のホームページを久しぶりに確認したら、コンタクトページから通報ページまでの導線が用意されていた。
いつ更新されたかはわからないが、きちんとなっていてよかった。
https://www.ichikara.co.jp/report/
お問い合わせで「一般の方」を選ぶと通報ページのリンクが表示される
(2020/09/10 追記)電話番号の入力欄が電話番号用のものになっている
(2020/09/10 追記)個人情報の利用目的が記載されている。
ただし、魚拓が存在しないためリリース当初から記載されているかはわからない。
https://cover-corp.com/report/
Twitterのツイート(現在の固定ツイート)
(2020/09/12 修正)ホームページの該当のNEWSページに記載されているURLを手動で入力する
ブラウザでPDFファイルを表示する仕組みのため、通報窓口のURLをクリックしても反応しない。
元のPDFファイルでURLをクリックすれば通報窓口ページへ移動するが、そもそも元のファイルを確認する手段がブラウザの開発者ツール機能以外に無い。
上記リンク元のつぶやきで「誹謗中傷専用窓口」という謎の文言を使っている(通報ページ自体には「誹謗中傷行為に対する通報窓口」と書かれている)
入力項目に謎の「*」マークが存在する(おそらく必須項目なのだろうが説明が一切無い。このページだけではなくお問い合わせページも同様)
(2020/09/10 追記)電話番号の入力欄が数値扱いになっておりマイナス値を入力できる。
電話番号入力に対応していないブラウザを想定してあえて数値扱いにしている可能性もあるが、電話番号入力欄のブラウザ対応状況を見る限りIEも10以降は対応しているため関係なさそう。
(2020/09/10 追記)当初は以下の文章(個人情報の利用目的)が記載されていなかったが、現在は記載されている。
送信いただいた個人情報は、通報に対する調査、詳細確認、ご返答(なお、ご返答を確約するものではございません。)の目的で利用させていただきます。
魚拓:https://megalodon.jp/2020-0909-0234-28/https://cover-corp.com:443/report/
何も対策をとらないよりは遥かに良いと思うが、カバーは本当に誹謗中傷の通報連絡を受ける気があるのだろうか。
固定ツイートを変えた場合Twitterから通報ページが辿れなくなると思うのだが、このまま永遠に固定ツイートを変えないのだろうか。
(そもそも現状でもホームページのNEWSページを見て手動で入力するか、Twitterのリンクからでないと辿れないのはどうかと思うが)
幾度もコンプライアンス強化に努めると会社からの声明が出されている以上、1人のVtuberファンとしてできることはその言葉を信じて今後の改善に期待するぐらいしかありません。
安心して各社のVtuberが活動できる・ファンがVtuberを応援できる状況になることを願っています。
2020/09/10:ブックマークで指摘があった個人情報の利用目的と、コメントで指摘があった電話番号の入力欄について追記。
私が30歳の時に両親が離婚した。
その10年後、夫の後妻から連絡がきた。脳出血で倒れ、高次脳機能障害と静脈瘤を患い、あなたに会いたいと言っているから来てくれないか。
両親は長いこと仲が悪かった。あとから振り返れば「仲が悪かった」の一言で済むが、私が10歳の時から30歳になるまで、子供の前ではまともに口をきいていなかった。年金や借家の更新手続きなどはすべて娘を介してやりとりが行われた。娘の立場としては別れて当然だと思っていたが、よくある「妻が働くことをよしとしない夫」と「専業主婦を望まれて家庭に入り、まともに職歴のない妻」の組み合わせが崩壊すると、子供を養ってはいけなかったのだろう。
そして父には恋人がいた。愛人と称するべきなのだろうが、どうもなじまないので恋人とさせていただく。母によれば、口を利かなくなる前に、離婚歴があり一人で子供を養っていて立派だと、よく話していたそうだ。となると私が10歳の頃くらいには関係があったのだろう。私の前ではその人の話はしなかったから。
私が大学に入ると、恋人の子供の家庭教師というアルバイトの口があてがわれた。子供は親同士の関係を知ってか知らずか、どの教科を教えても手応えはなく、頭がいいのか悪いのかもわからなかった。家庭教師として恋人の自宅にお邪魔すると、その両親が出迎えてくれる。おやつと飲み物と軽い雑談、成立しない家庭教師役、私はうっすらと事情を察した。恋人の両親はよく父を褒めていた。頭が良くて、気が回って、本当に立派な人だ。どこの世界の人だろう、と思った。家では無口で、たまに自分を連れてファミリーレストランに行って。もっと小さい頃の思い出はたくさんあるが、10歳以降の思い出は数えるほどしかない。思えば自宅で風呂に入らないのが不思議だった。そうか、この家で風呂に入っているのか、と考えた。もちろんラブホテルの時もあっただろう。私は当時、まるで子供だった。母はアルバイトに対していい顔をしなかったし、その家で食事を勧められることをいやがっていた。今考えれば当然だと思うが、私は両親の中が悪いことは知ってはいても、両親の心境にはとんと疎かった。考えるのをシャットアウトしていたのではないかと今なら思えるが、何を考えているのかわからなかった、不可解だったというのが正直なところだ。
大人同士の機微を読むのが面倒になって、勉強が忙しいからという理由でアルバイトを辞めた。
就職し、家にお金を入れ始めるようになった頃、父親が月に1回手渡してくる生活費の額ががくんと減った。バブル期でも不景気な時でもあまり額の変動はないようだったが、バブル期にはかなり儲かっていたらしく、自分の親戚にみかんを送る箱の数を間違えて発注し、4箱のはずが14箱届いたという電話を受けたことがある。父は子供に話すわけにもいかず、ましてや母に話せるわけもなく、一人でぷりぷり怒っていた。かなり面白かった。そんな状態だったから、額が増えても減っても母と私にはどうすることもできなかった。生活費がない月もあった。その頃から、父は何を思ったか、子供がいない時に外から家によく電話をかけていたという。私は母の証言しか聞いていないが、母に働けと言ったり、お前が浮気をしているのは知っているんだと怒鳴ったり、大変そうではあった。母は事態をかいつまんで話してはくれたが、父は何も言わなかった。ますます、何を考えているかわからない両親だなとしか思えなかった。母が浮気をしていたかどうかは私にはわからないが、一度ぶっちゃけどうなの、と聞いた時には、本当に父親一人しか知らない、他の人に好意を抱いたことはあったが子供が生まれる前だった、と言っていた。真偽はどうでもよかった。なぜか父の恋人が家を訪ねてきて「あなたも働いたらどうですか」と母に説教してきたそうだ。私から見れば、母の化粧や外出、外で働くことの検討を嫌がっていたのは父の方だった。私にとってはすべてが藪の中だった。ただ、このままの両親が年を重ねていくのなら、私がずっと生活の面倒を見るんだろうという覚悟だけがあった。
私が30歳になる頃、父母の電話での言い争いは激しくなったそうだ。どこまでも伝聞だ。母は不毛な言い争いに疲れ、離婚届を準備していた。証人欄ふたつのうちひとつには私がサインした。特に感想はなかったが、これで父が恋人と再婚すれば、将来の面倒を見るのは母一人でいいのか、助かった、と思った。
父は離婚届にサインして、いくつかのアルバムだけ持って家を去った。私への連絡はなかった。携帯の電話版号も、メールアドレスも知っていたのに、特に娘に伝えたいことはなかったのかと、不思議だった。不思議ではあったが、謎の両親の電話――本当にそういうやりとりがあったのか、私は知らない――で二人で決めたのなら、私は意見も文句も言うまい、夫と妻の間の話だ、と思っていた。
それから10年間、父からの連絡はなかった。戸籍謄本から辿れば現住所が分かることは知っていたが、特に話したいことはなかったし、非常時にはいくらなんでも連絡くらい来るだろうとたかをくくっていた。結婚した時も報告しなかった。子供ができていたら連絡しただろうか?幸か不幸か、子供はできなかった。「仲の良い夫婦とその子供」というサンプルを知らない私には子供を持つのは厳しいだろうと思っていたが、ごく自然にできないままだった。
10年経って、父が脳出血で倒れたという連絡をよこしてきたのは、一度だけ親族の葬儀で顔を合わせた父方のいとこと、父の恋人の兄だった。Facebookで探し当て、メッセージを送ってきたそうだが、Facebookのメッセージを受け取る範囲を絞っていたので、気づいたのは倒れてから約半年後だった。死んでいればさすがに親族から母に連絡があってもよさそうなものだったが、そういう話は聞いていなかったので、母には何も言わずにメッセージに返信した。手間をかけてすまない、父の具合はどうか、非常時にはこの電話番号とメールアドレスに連絡をくれ、いざとなったら先方に伝えてもらっても構わない。それくらいの簡単なものだった。
ところが、携帯電話にかけてきたのは父の恋人だった。私は瞬時に、失敗を悟った。留守番電話に残されていた最初のメッセージは「連帯保証人になってくれ」だった。SMSには再婚したこと、病状、娘に会いたいと言っていることなどが断片的に送られてきていた。どう出ればいいか迷い、しばらく自分からコンタクトを取るのは控えておこうと思った。
次の日、会社の始業時間から終業時間まで、というのは単なる偶然だったのだが、1時間おきに着信があった。これを書くのは本当に恥ずかしいが、狼狽した私は電話と留守番電話の通知が恐ろしくなり、不安障害を発症して心療内科に通うようになった。簡単に連絡先を教える自分がばかだったし、想定できたはずだったのだ。1日考えて、父の後妻(結婚したことがわかったのでこう書く)の番号を着信拒否にした。着信拒否にすることで逆上されかねないとも考えたが、このままでは自分の生活が壊れると思った。夫には全部ひとりで決着をつけたいと言った。
次は父の携帯電話から着信と留守番電話があった。さすがに1時間おきではなかった。留守番電話を聞くのに心の準備が必要だった。何を言われるんだろう、何をふっかけられるんだろう、本当に怖かった。父よりも後妻の方が怖かった。留守番電話は2件あり、1件目は「ほら、◯◯ちゃんよ」という後妻の声の後に父が「◯◯◯◯(父のフルネーム)です、こんにちは、どなたですか」と言った後に電話が切れた。2件目は直接父が発言したようで、「◯◯、元気か。会いたいな。子供はいますか、元気ですか。連絡くれるとうれしいです」という、私の主観では「何かを読み上げた」ような内容だった。
2件目を聞いた時に、高次脳機能障害というのはこういうことなのかと腑に落ちた。私のことがわからない父も、私に会いたいという父も両方混じっている。人前でしか出さない、機嫌のよい時の父の声で「どなたですか」と言われたこと。この10年一度も親から子への連絡をしなかった父が、私の10年を何も知らずに「子供はいますか」と無邪気に尋ねること。一瞬気が遠くなった気がした。そして私のことをきちんと認識している父はもういない。いなくて当たり前だ、10年かけて私の中でゆっくり父の不在から父の死へ変化していったのだから。私の中で既に父は死んでいた。正確には「死んでいたということがわかった」。私はもう父の家族に、といっても後妻しかいないけれど、一切関わるまい。そういう決心をしながら、そういえば私が家庭教師をしたあの子供はどうしたんだろう、という思いがちらりとよぎった。
父の番号を着信拒否してから、1年に1回ほど、後妻からメールが届いた。「賢くて頼りになるお父さんのことを思い出します」。頼りになる? あなたにはそうだったんだろう、私にとっては違ったけれど。いとこからもメールがきた。「今度静脈瘤の手術をするので連絡してあげてください。私の母が死んだ時にお世話になったから、恩返しをしたい」。つまり私にとってのおばがこの10年の間に死んでいて、私に連絡がこなかったのだから、親族扱いされていなかったのは私の方では? 誰も彼も何を言っているんだろうと思った。怒りはなく、ただ不可解さだけがあった。両親がなぜか電話で意思疎通(といっても口げんかだったそうだけど、私は聞いていないからよくわからないままだ)していたこと。すべてにおいて排除されていたのは私ではなかったのか。そして父が死にそうな時にだけ連絡が来る。不可解だった。どのメールにも返事をしなかった。
最初のコンタクトがあってから4年後、おそらく戸籍の附票からたどったと思われる封書が後妻から届いた。ざっくり言えばもうそろそろ死にそうだから、面会に来てほしい。相談したいこともあるから連絡してほしい。会っていなかった10年を埋めることもなく、ただ死にそうだという連絡だけが来る、それがなんだかおかしかった。
そのさらに1ヶ月後、今度はいとこから、父が死んだこと、告別式の日時と場所の連絡があった。私は即座に相続放棄の手続きを開始した。お金について計画性があったとは思えないので、相続手続きをしたところでたかが知れている。相続手続きには相続人全員の承諾が要る――つまり後妻と私は何らかのコンタクトを取る必要性があるだろう。弁護士を挟むにしても。私は一切後妻と連絡を取りたくなかった。分かり合える何かがあるとも思えなかった。年を取ってからの再婚なんだからそういうこともあるだろうに、なぜ死んだからといって関係性が生まれるのか。丁寧に必要な書類を集めて回り、家庭裁判所の相談員の人と会話をして、「よくご存じですね」と言われた。そのことだけが、この一連の騒動の中で、本当に感情を動かされた。つまり、うれしかった。誰も彼もが私を都合良く(といってもきっと善意なんだろうけど。地獄への道は善意で舗装されているのだった)使おうとする中で、事務手続きを挟んだ人だけが、私のことを褒めてくれた。
父の名に大きく×がつけられた、後妻の名前も入っている住民票を見て考える。父にとって私はなんだったのか。かわいがってもらった記憶も、愛情をかけてもらった記憶もあるにはあるけど、空白の10年間、私が気を遣って父にコンタクトを取るべきだったのだろうか。いやそんなことはないはずだ。父は父の意思で私を家族から外したのだと思いたい。私が一連の話の中で一番ショックだったのは、面識があったはずのおばの葬式に呼ばれなかったことだったのだから。
父と母と私の欄に「除籍」と書かれ、後妻の名前が連なっている戸籍謄本を見て考える。一番コンタクトを取りたくない相手の名前が、同じ書類の中におさまっている。後妻の生まれた日も、両親の名前も、続柄も、再婚した日も書かれている。そういえば再婚したという報告すら父からはこなかった、それは当たり前だろうと思う。別の誰かとの再婚ならともかく、母との婚姻の継続中に家族の中に割って入った人。割って入ったことすら気づくのが遅れた人。
家庭裁判所から送られてきた「相続放棄申述受理通知書」と「相続放棄申述受理証明書」だけが、私にとっての宝物だ。家庭裁判所の人はやさしかった。見知らぬ私のために、書類についてあれこれ教えてくれて、印紙が売られている一番近いコンビニエンスストアまで紹介してくれた。人のやさしさってあるんだなと思えた。
長くなりました。読んでくださってありがとうございます。
E-Mail というものをめっきり使わなくなったが、サービス側からコンタクトを取るときは、他に情報が無いために使用されることがある。認証以外の用途で MUA を開くこと自体が珍しい。
自分が E-Mail を頻繁に使用していた頃は、丁度 HTML メールが出始めた頃だった。
Mac では、プレーンテキストか HTML によるリッチテキストかは意識されないようになっている。 UI としては正解である。しかしまだ色んな制限のある環境があった中で、 MUA を限定するコンテンツは「いけないもの」だった。読めない人が居るそれを送るのはリテラシーが不足している者の行いだった。機種依存文字のように。
アプリケーションとしての MUA を使用しているときは、当然プレーンテキストのみで送信していた。しかし今は、通知や認証にしか使用しない E-Mail は Gmail に任せきりだ。以前は Gmail にもプレーンテキストしか送信しないオプションがあったように記憶しているが、今はもう何も分からない。色んなことが不可視に行われるが、「いい感じ」にしてくれるだろうという期待は Google にはもう持てない。
サービスからのアクションを求められる E-Mail を受けて、返信を書いた。 JavaScript で実現したリッチテキストエディタに見えるそこに入力したが、送信する直前に不安になった。本当に同じものが見えるのだろうか。
改行がめちゃくちゃになった本文が表示された。最近はそもそもプレーンテキストを扱うエディタ自体が少ないが、昔から使っているものにペーストしてみたらこの有様である。このまま送って、あちらがプレーンテキスト環境だった場合、早口オタクみたいな文章が送信されるところだったのだ。
引用部分をコピペをしたために HTML メールになってしまったのか、あるいはデフォルトでそうなるのか、今は調べる気にならない。ああ昔だったら怒りの瞬発力で調べられただろう。今はもう、疲労が先にくる。部下を罵倒すればよしなにやってくれるなら、そうしていたかもしれない。
色んな思いを色んな環境で書いて、しかしどんな環境で見ても筆者の意図を損なわないノウハウがあった時代を思う。それはもう失われてしまったのだ。
テキストのコミュニケーションが生来あるからか。いやしかし、思春期にケータイメールを多用していた者としては、テキストのちょっとした違いや文字幅などの表示の違いが受け手の感情に作用するのを知っている。表示形式をコントロールしたいと思うのは当然だろう。
色んなツールを使うとき、仕組みも分からず使える訳がないと思っていた。それが正しい態度だと思っていた。でも今は色んなツールが色んな作用を起こしていて、すべてを把握するのは難しくなってきた。変化を受け入れられなくなることこそが老化かと思い、徐々にまかせるようになってきたのに、この裏切りである。
そんなことを気にすべきでは無いのだろうか。 HTML メールを表示できない環境のことなど意識に上げないのが正しい行いなのだろうか。しかし現代では、マイノリティの権利が不当に侵害されてきた世界が、是正されている気配を感じる。それなのに、ネットワーク上のサービスのユーザエージェントの多様性を認めないなんてことはあるだろうか。
なんだろう。分からない。なんだかもうなにも分からなくて、普通の人が普通に振るう普通という暴力に、インターネット上でも翻弄されるしかないのだろうか。
数ヶ月前、上司Aがさらに上の上司Bに、私が職場から上司Aの居場所を奪う類のいじめをしてくると泣きながら報告した。具体的には私の業務内容について上司Aが理解できない部分があったとのことで、これは私が意図的に上司Aを排除しているとの主張だった。
上司Aは今年支社から移ってきた。私とは一応同部署ながら別の建物で仕事をしており、私が直接指示を仰ぐ上司は別の人である。
A氏は着任してから部署の業務内容を早急に把握するように努めており、私もメールで2度業務報告書を提出した。しかし仕事場所が違うために直接話をしたことは2回くらいしかなく、数少ない同性の人間だったため印象には残っているもの正直顔はよく覚えていなかった。
上司は通常部下の報告に不明な点があればその旨を尋ねるだろうが、上司Aからのコンタクトは無かった。そのため上司Bから呼び出しを受けたときは青天の霹靂だった。
その時は突然のことに何が起きたのか理解できなかったが、もしかしたら報告書に非があったのかもしれない。そう思って至らなかったことを上司Bに謝罪すると、非を認めたと言われ、こちらの主張は聞かれることもなく一方的に私は一部の業務を外されてしまった。
仕事は楽しかったし、それなりに献身的に取り組んでいたと思う。訳が分からないまま何もかも悪意で受け取られたらしいことがただただ悲しく悔しかった。
それから2ヶ月くらい経って、今度は別の同僚2名が立て続けに突然仕事を外された。同僚は上司Bに呼び出され、同僚が上司Aの居場所を奪っており上司Aが傷ついていると、私と全く同じように叱責されたそうなのだ。
ここにきて疑念が芽生え始めている。
部下への不満は構わない。上司にも言い分はあるかもしれない。
しかし自身で部下への改善指導を行わず、手を汚すことなく上司Bに報告する上司A。上司Aの主張しか聞かずにAさんが泣いてるんだぞと一方的に処分する上司B。
嵌められたのではないか?パワハラを受けているのは自分たちの方ではないか?