はてなキーワード: スランプとは
オン・オフ問わず、絵師さんが交流しながら絵を描く環境に何件か入って感じたことの記録。
・周りの絵を見て刺激をもらい絵を描くモチベや目標を掲げやすくなる。
・周りの影響力のおかげで、気づきや着彩の変化を楽しめる。
・常に会話が絵中心なので、むずかしい話題などがなく会話に入りやすい。
・絵特有のSNSの悩みや付き合い方をよく理解してるからこそ、濃厚な話もしやすい。
・絵を描くための機材など、どれを買うべきか第三者に判断を委ねられることがある。
・初対面交流の際にTwitterフォロー・リフォローしても、一週間後にブロ解やフォロー解される。
・絵が上手い人には人が集まりやすく、コミュニティ内で徐々にカースト化される。
・絵以外の行動で周りに合わせて動く事が多く、自分の意見で動く人がほぼ少ない。
・やっぱり何処かで陰口がある。
交流会は悪いところじゃないですが、依存せずに程よい距離感を保つのがいいかも。
またTwitterの際は、同じコミュニティだから仲間意思でフォローしないで。これ迷惑。
女の子のような顔をしたよく女の子と見間違えられる美少年が優れた指導者の指導を受けて世界的なピアニストへ成長していくようなアニメだったと思う。
全26巻のアニメを2クールでアニメ化したからかとにかく尺が足りないというか、原作未読でも展開が駆け足で大幅カットされている事はよく分かった…主人公が成長するあたりの話がバッサリカットされていつの間にか大人になってるし。
BANANA FISHでも同じ事を思ったけど、女性より美しく女性的で男にモテモテの美青年って存在は女性作者の頭の中からしか生まれない物だなぁと思う…BLの受けが実質女性みたいな話と一緒なんだろうけど。
カットされまくってはいたけどそれでも音楽はとにかく素晴らしかった。主人公格の親が毒親というか、音楽のためなら子供なんてどうでもいいと思ってる所はましろのおとにも通じる所があった。どっちも女性作者の作品だけど…。
ガンダム00の水島精二が手掛ける、同名のSF小説のアニメ化作品。高性能な少女型ロボットを拾った少年が世界を巻き込んだ事件に巻き込まれる話だったと思う。確かキリングバイツと同じ日に放送されていた。
2クールで総集編、特別編が5話も作られるなど製作が相当厳しかっただろう事が見ていて伝わってきた作品。確かTwitterで水島監督もこの作品について愚痴っていたような、今でも良い思い出は持っていなかったような。
それでも作画は悪いというよりはギリギリのラインで保っていたのは流石と言いたい。お話も小説が原作という事もあって面白かった。正直作画は良くないのに女の子が可愛く見えるって凄い事だと思う。
高性能なロボット同士による生存をかけたバトルロワイアル、という感じの話でその高性能なロボットの末路がそれぞれ一番面白かった。初期型で一番性能低い子が、性能が低い故にコピーが簡単で量産化されるなど。
ここ数年のSFアニメでは作画が悪い事も込みでこのアニメが一番好きだったかなぁ。これで作画さえ良ければ…とも思うけど、話が十分面白いからそれはそれで納得している。そういう意味じゃクロスアンジュに近いかも。
鉄血のオルフェンズ後から1年後、岡田磨里が久々にシリーズ構成、脚本を手掛けたTVアニメ。航空自衛隊の、それも女性隊員達がメインという何とも珍しい題材の作品。
声優の久野美咲と黒沢ともよはこの作品で初めて意識した覚えがある。ツンツンお堅い女性自衛官と女慣れしたチャラ男自衛官が最終話でくっ付くのはあー、やっぱり岡田磨里っぽい作品だなぁ…と思った。
若いヤクザの元に突如超能力が使える不思議な少女が現れて…というSF・ギャグ作品。面白いけどこれヒナちゃんが超能力使える設定必要あった?と途中で超能力を使わない回が出て来てから思うようになった。
独身のお兄さんの所に幼い少女が居候する、という展開は銀魂の銀さんと神楽とかが好きな人には受けそうな気がする。「何も見なかったことにして寝よう」「おいおい瞬殺だよ」などこの作品が初出の良く使われる言い回しも多い。
週刊少年ジャンプで連載された少年漫画。連載開始当初は「ジャンプで相撲なんて受ける訳ないでしょう…」と思っていただけにまさかのアニメ化には本当に驚いた。しかも面白いというのだから堪らない。
2クールで原作18巻までアニメ化されたという事もありかなり駆け足でカットも多く原作ファンからは不評だったらしい。アニメが初見の自分は2クール目はともかく1クール目はそれほど駆け足には感じなかった。
2クール目は原作では数週戦っていたんだろうな…という戦いが1話で纏められていて、原作未読でもこれは尺の関係でかなり詰め込んでるな…と感じずにはいられなかった。
OPEDは名曲揃いで、特にOfficial髭男dismのFIRE GROUNDは素晴らしい。相撲を題材にこんなカッコいい曲を作れるのか!?という興奮と、原作を読み込んでるんだろうなぁ…という感動があった。実際どうかは知らないけど。
大人気水泳アニメFree!の三期。確か主人公達が大学に進学した後の話だっけ?主人公達の後輩の水泳部があっさり強豪校に負けていて悲しかったような覚えがある。正直一期以外はあんまり内容覚えてないかも…。
大人気ロボットアニメフルメタル・パニック!の四作目。確か原作小説でいうと宗介の通う学校がテロリストに襲撃される7巻から、アーバレストの後継機レーバテインが登場するまでのアニメ化だったと思う。
自分は原作小説は全巻読んでいたけどアニメ版フルメタはこれが初めてだったのでそれなりに楽しめたけど、従来のフルメタファンからは話の詰め込み具合や手描きではなくCGを多用した作画がかなり不評だった印象がある。
それでもこのアニメ化を機にバンダイからアームスレイブのHGが発売されたのは作品にとっては良かったのではないか?と思う。確か最終回が放送延期になっていたような。スパロボっぽいSRPGも出てた気がする。
人気作品ヒロアカの三期。主人公の師匠、オールマイトの個性ワン・フォー・オールと対になる個性を持つ強大な悪役オール・フォー・ワンが登場し限界まで戦い抜いたオールマイトが現役ヒーロー引退を決意したのはこの三期だった。
オール・フォー・ワンという強烈な悪役は好きだけどそれ以外だとあんまり印象に残っていない気もする。ただやっぱり人気作品だけあってヒロアカは安定して面白いと思う。
少女が魔法で変身し筋骨隆々な男性となり戦う…というこれまでありそうでなかった気もするコメディ作品。少女形態と魔法少女形態で実質キャラが二人居るので二度お得な作品かもしれない。
原作漫画はBL作品なども扱っているCOMIC Beという女性向け漫画雑誌で連載されている事もあってか、一部肉体的BL要素もあったかも?同じ魔法少女物でもいかにも暗い魔法少女サイトと作風が真逆だった…。
あの大人気野球漫画メジャー続編のアニメ化作品。NHKアニメという事もあってか、原作にあったお色気描写(サービスシーン?)は完全に削除され子供達でも楽しめる健全で熱い野球作品となっている。
やっぱり藤原夏海さんの少年声は素敵だな、と思った作品。あまりにも偉大な父を持つ父の才能を受け継げなかった少年の苦悩と努力が描かれている。原作者の満田先生は60歳近いけど、少年の描き方が生々しい感じがする。
OPもEDもこの作品に使われた主題歌は全て名曲だと心の底から思う。原作が連載中という事でまだまだ完結するのは先になるだろうけど、前作同様この作品も最後までアニメ化される事を楽しみにしている。
ジャンプで連載されていたお色気コメディ漫画のアニメ化作品。最近はジャンプアニメでも夕方じゃなくて深夜に放送するんだ…と思わされた作品。2018年は小野友樹主演のアニメが多かった。
幽霊を霊力で殴る事の出来る主人公が色々とトラブルな目に遭う作品だったような気がする。
ラーメンが大好きな古泉さんという女の子が主演のアニメ、かと思いきやその古泉さんの事が好きで好きでたまらない危ない女の子目線のギャグ&グルメアニメだったような気がする。
ララララーメン、大好き、小泉さんというフレーズが忘れられない。竹達彩奈は駄菓子大好き少女とかラーメン大好き少女とか食に関するキャラが多い。 佐倉綾音も熱血少年役の印象だったのにこのアニメだと重いレズ役だし…。
竜王の称号を持つプロ棋士の主人公が突如押しかけてきた少女を弟子にした事をきっかけにスランプを脱出する話だった気がする。原作小説ではその少女がヒロインかと思いきやツンツン姉弟子がメインヒロインらしいから困る。
3月のライオン以来の将棋アニメだったかな。ジャンルとしては天使の3P!に近いようなそうでもないような。主人公が弟子にガチギレする描写がある回は賛否両論だった覚えがある。
最近久々に新作映画が作られた事でも有名な、大人気漫画のTVアニメ一作目。監督はルパン三世や名探偵コナンでも有名なこだま兼嗣氏。これらの作品に共通する物があるのは、そういう所もあるんだろうなと思う。
自分は原作漫画を全巻読んでいるけど、読んだ覚えがないエピソードがやたら多いと思ったらアニメ版は基本的に原作に無いアニメオリジナルエピソードが大半だったらしい。これも原作の設定が魅力的だから出来るんだろうな、と思う。
原作ではすぐに死んでしまう槇村が序盤の何話かは健在だった時点で気付くべきだったかもしれない。槇村の下の名前の「秀幸」は声優の田中秀幸さんから取られ、後に原作漫画に逆輸入されたらしい。こういう所もコナンみたい。
ほぼ毎回当時新人だったであろう山ちゃんがゲストキャラとして登場するのが非常に印象深い。サイライズ製作のアニメという事で他のサンライズアニメでもよく聞くSEが登場した時は笑ってしまった。OPも作中で挿入歌として出てくるし。
中村悠一主演のお色気?バトルファンタジーアニメ。割と直接的な性的描写も多かった気がする。このアニメからそういう描写を除くとFateみたいな作風のファンタジーアニメになるんだろうなぁとちょっと思った。
お色気アニメだけど主人公がイケメンであんまりガツガツしてないのはちょっと不思議な感じだった。
Yes!プリキュア5GoGo!の次回作。キャラデザがお馴染みの川村敏江さんから香川久さんになった。見ている内に慣れたけど、最初はキャラデザが前作からあまりに変化した事への抵抗感が強かった。
OPはよく下手とかなんとかネタにされるけど個人的には嫌いじゃなかった。敵の女性幹部が改心してプリキュアに寝返るという作品も、スプラッシュスターの満と薫を除けばこの作品が最初だったと思う。
改心するも自分のかつての悪行に心を痛めるイース=キュアパッションと、敵対してもずっとイースに戻ってくるように言い続ける二枚目半マッチョのウエスターの関係性が実に良かった。この二人は歴代シリーズの中でもかなり好きかも。
終盤地球滅茶苦茶になったのにラビリンスの連中特に贖罪してなくね?そもそもサウラーとか改心の兆しなく一貫して悪役だったのに何で最終局面で状に絆されてるの?と思う所はある物の、割と好きなプリキュア。
でもマスコットキャラが文字通り壊れた機械のようにずーっと同じ言葉を延々と繰り返すのは正直怖いよ…当時このアニメを見ていた子供達も怖がったんじゃないだろうか。
この作品からEDのダンス振りつけがタレントの前田健氏になった。前田氏は作中でもレギュラーキャラの声優さんとしてちょくちょく出演されていたけど、プリキュアに匹敵する戦闘力と幅広い人脈を持つ中々良いキャラをしていた。
フレッシュプリキュア!の次回作。略称がハトプリなのかハトキャなのか未だに分からない。プリキュア人気投票の結果を見るに歴代シリーズの中でもかなり人気が高い方なんだと思う。
主人公が明るいアウトドア派ではなく、大人しいインドア派のプリキュアもこれが最初だったと思う。第2話で主人公が史上最弱のプリキュアと称されるあたりこれまでのプリキュアとは大分毛色を変えてきていると感じた。
主人公が二人で戦う期間が長く、追加戦士が登場するのが番組中盤を過ぎてからというあたり二人っきり戦っていた初代へのオマージュもあったように思う。個人的にはもっと早く追加戦士が出て来ても良いと思った。
キャラデザがおジャ魔女どれみで有名な馬越嘉彦さんという事で、かつておジャ魔女シリーズを見続けてきたプリキュアファンからも高い人気を誇る印象がある。個人的には何か目が特徴的で怖い印象がある。
プリキュアシリーズの中でも特に暗い作品だと思う。ネタバレになるけど、あるキャラクターとその家族の人生があまりに悲惨でプリキュアでこんな暗いの見たくなかった…と思った。ラスボスも伏線なく終盤唐突に出てきた印象が強い。
自分がプリキュアシリーズの中で好きな要素である「改心したキャラが救われる」「敵キャラが寝返って味方になる」という要素が無いので、暗い雰囲気もあって個人的には好きでないプリキュアになる。多分少数派だとも思う。
ハートキャッチプリキュア!の次回作。セーラームーン役で有名なあの三石琴乃さんがマスコットキャラという事でもう一発目から持っていかれてしまった。主役の二人がこんなに喧嘩するプリキュアもそう無いのではなかろうか。仲良いけど。
キャラクターデザインが前作、前々作より5までの従来のプリキュアに近くなった。キャラクターデザインの高橋晃さんはその後のプリキュアでもキャラデザや作画監督をちょくちょく担当している。
コメディ要素強め、敵が改心してプリキュアになる、最終的にはプリキュアとラスボスと和解するなど自分の好きな要素が多々あったので中々好きなプリキュア。キュアゴリラ!なんて芸をやっちゃう響は素敵だ。
スイートプリキュア♪の次回作。ピカリンジャンケン、主人公のお母さん、オスケモのウルフルンなど本来のターゲットである女児だけでなく大きなお友達層にも中々の人気を誇った作品という事を覚えている。
主人公の掛け声が「気合いだ気合いだ気合いだ!」などととても女児向けとは思えないような暑苦しさもあった。敵の三幹部達は中々愉快なキャラで彼らの掛け合いが中々好きで楽しみだった。マジョリーナ冨永みーなさんだし。
わざわざ大張正己氏を呼んだロボ回には「そこまでやるか…」とその熱量に押された。基本的には5と同じプリキュアが五人で戦う話だけど、5と違って恋愛要素皆無なのは物足りなかったかな。
スマイルプリキュア!の次回作。正直プリキュアをぶっ続けで見ていて自分の中で少し印象の薄いプリキュアになっているんだけど、OPでキュアエースとレジーナがクルッと回る所が好きだったのは覚えている。
いかにも味方になりそうな敵幹部の少女が改心の兆しを見せながら結局最後まで敵のままというのは意外な展開で驚いた。ハートキャッチのように悲惨な最期を迎えなかったのは良かったけど、彼女のプリキュア姿も見たかった。
1話だけとはいえプリキュアに久々の恋愛要素が復活して嬉しかった一作。それも真面目で敵だろうと放っておけない少女と普段は生意気なのに記憶喪失中は礼儀正しくなる少年(CV田中真弓)でこれはたまらなかった。
ハートキャッチよりはマシとはいえ、あるキャラクターの末路があまりに可哀想でその家族や恋人が可哀想だった。子供と呼べる存在が残っているのでまだマシかもしれないけど、プリキュアで悲しい末路は辛いなぁ…。
5年前のリオオリンピックで忘れられないシーンがある。
金メダルを取った萩野公介選手がインタビューを受けている。後ろから銅メダルを取った瀬戸大也選手がヘラヘラ笑いながら近づいて来るシーンだ。
目があった二人はガシッと腕を組んでお互いの健闘を称える。その後しっかりと抱き合って喜び合うのだ。
俺はとても羨ましいと思った。
テレビの感動ポルノにさんざん使われてるので知ってる人も多いかもしれないが、二人はライバルなのだ。
はずだったのに、一人、瀬戸大也は食いついてきた。
瀬戸は強靭なメンタルの持ち主で、萩野に何度破れても心が折れることはなく、挑戦を繰り返すのだった。
萩野と瀬戸は何度も戦った。天才だが心の弱さが垣間見える萩野と実力で遅れをとるものの鋼メンタルな瀬戸は相性もよく、やがて実力差もいい感じに埋まり、オリンピックの表彰台の一番高いところを競い合うところまで成長した。そして冒頭のシーンに繋がる。
…みたいな解説がなくても「仲良しなんだな」ということが伝わる一瞬だった。
俺にはそんな関係の人はいなかったので、世界の頂点を極めた上で友達同士ではしゃぐ、その笑顔がかっこよくて羨ましくて仕方がなかったのだ。
金メダルと同じくらい輝いて見えた。4年後また同じことが起きるだろうと信じて疑わなかった。
瀬戸選手はスキャンダルをすっぱ抜かれ…まあ具体的な話はあまりしたくないのだが、とにかく残念なことになった(奥さんにはあと1万回謝れと思う)。
二人ともなんとか復帰して、二人揃って東京オリンピックの代表に選ばれた。
二人とも、まだ決勝の舞台に立てていない。
特に瀬戸の初戦、400m個人メドレーの予選敗退は、見ていた人には衝撃だったろう。
今日(日付超えたな。もう昨日のことだ)は二人にとって最後の一種目、200m個人メドレーの予選があった。
瀬戸は曇った表情で「大会を楽しめてない、と言われた」と答えた。
萩野は落ち着いた表情で「この舞台で、もう一本泳げることに感謝したい」と答えた。
5年前のこと、この5年で起きたことを思い出した。
そうだ、二人はもう二度とオリンピックには出ないんだろうと思った時期があったんだ。
いま二人が同じ種目に出ている、これ自体が俺が諦めかけていた夢の景色だ。
でも本当に見たいのは、楽しそうな二人だ。
まあいちファンの夢は勝手に託してるだけだから置いておいて、絶不調の瀬戸選手の復活には試合を楽しむ心が必要なのは確かだと思う。
だから明日(今日だな)の準決勝、願わくば決勝まで楽しく泳いで、最後は満面の笑みで終われるといい。
俺は正直いって気持ちがぐちゃぐちゃだ。やりたいことがやれてない、やりたいことってなんだっけ。
物心がついた頃からずっと、二次創作は私にとって身近な存在だった。
シンデレラ、白雪姫、ラプンツェル。気に入った話があればすぐ「続きは?」とせがむ私に母はよく即興の続編を聞かせてくれた。
本を読んでくれるのは昼間だが、続編を聞かせてくれるのは眠る前の布団の中だった。
お話をしてもらえない日の夜は、仕方ないので自分の二次創作妄想で眠りにつくまでの時間を埋めた。母の語る話には遠く及ばないが、神が書いてくれない日は自分で書くしかない。私は今でもそう思っている。
お気に入りの妄想は、シンデレラや白雪姫が王子様に嫁いだあと、隣国の王子が姫を奪いに攻め込んでくる話だ。
自軍が不利な戦況になり、さらわれそうになったシンデレラが、果敢に剣術で立ち向かい隣国の王子を斬り捨てるシーンが特に好きだった。
隣国の王子を殺したあとは、隣国の家臣から銃殺されることも少なくなかった。
母のお話では主人公は死なないので、軽率に死ネタ妄想ができるのはひとりで寝る日だけの特権だった。
まあ、そうやってお話で寝かしつけられていた私は、下の子が生まれると今度はお話をしてあげる立場になった。
内容は好きなアニメや絵本、漫画のキャラクターがよその世界に遊びに行ったり、冒険をしたり、無人島に漂流したりする、雑多なクロスオーバーだったように思う。
小学生の発想力なんてそんなもんだ。
私がおはなし上手だったのか、それとも下手なのか、今となっては確認するすべもないが、当時はそれなりに喜ばれていた。
もうお話してあげないよ!と言って下の子を脅したり、言うことを聞かせたりしていたかもしれない。最低がすぎる。界隈でROM専相手に横暴きわめる同人女かよ。
「あの…そういう方に私の作品をお見せすることはできません。これからはリスト限定公開とさせていただきます。」「こんにちは!〇〇さんの繊細でありながら大胆な絵柄が大好きです!よろしければリスインお願いします💦」「初リプ失礼します。いつも〇〇さんの作品に元気をいただいています。昨日上げられていた✕✕の△△も、なんと申し上げて良いのか…すごいの一言です。もしご迷惑でなければリスインしていただけないでしょうか。」「初めまし
いやまあなんでも良いけど。
私はほぼ毎晩のようにお話をした。家族で伊勢海老を食べに行った日は、セーラームーンが無人島で釣った伊勢海老をエビグラタンにする話をしたし、幼稚園の運動会が近いときは、テレビで見たキャラがみんなで運動会をやる話をした。
大玉転がしの玉の下敷きになるハム太郎の話に、かけっこで水の上を走るバジリスクの話。応援テントで酒盛りをしているアガサ博士と毛利小五郎の話。バジリスクはダーウィンが来たに出ていたのを一度見ただけだが、かなり気に入っていたのでどの話にもちょいちょい出した。
いくらでも作れたし、思いついた話を笑って聞いてもらえるのはとても楽しかった。
しかし私がどんなお話をしようと、界隈の神は揺るぎなく母であった。
特別な夜にだけしてもらえる母のお話は、いつも夢中になるくらい面白くて、私なんか台詞、ストーリ、構成。どれをとっても母には敵わなかった。
私の話はキャラ萌えと勢いの良いギャグだけが売りの、とっ散らかった話だ。毎日連載し続けた根性はともかくとして、行き当りばったりで筋の通ったストーリーが一つもない。
まあしかし、特に私は母に嫉妬するでもなく、たまに母のお話が聞ける日をとても楽しみにしていた。
そんな私がジャンル撤退するきっかけになったのは、別の神との出会いだった。
10歳の頃、初めて使ったインターネットで、なんとなく好きなアニメについて検索していたら、同人サイトに入ってしまった。
同人サイトの主は原作によく似たきれいな絵を描く人で、私はたちまち彼女の虜になった。
そこから私は「寝る前のおとぎ話界隈」という平和な世界に彼女の解釈や妄想をそれとなく持ち込むようになった。
下の子は世界観のアンバランスさに文句を言いながらも、はじめは許容してくれていた。
でも私が「同人サイトで出会った神」から得たネタを使う割合が増えるに従って、「寝る前のおとぎ話界隈」はどんどん崩壊していった。
それまでハリーポッターにもおじゃる丸にも濱口優にも等しく見せ場があったはずなのに、私が「新しい神」に毒され好きなキャラばかりを贔屓し始めたからだ。
やがて、「寝る前のおとぎ話界隈」は、かつて神であった母からの「あんたたちいつまで一緒に寝てるの?」という言葉により終了した。
そのとき既に私の関心は新しい「神」に移っており、特に未練はなかった。
産まれてから10年。私に二次創作の楽しさを教えてくれた本当に長い付き合いの界隈であった。
まああれから十数年経った今も、私は好きなジャンルの同人界隈に属し、二次創作を書き散らかしている。
下品なエロを書くこともあれば、原作のほんの一コマを補うなんでもない話を書くこともあるし、昔みたいに推しをシンデレラにする日もある。
しかし「寝る前のおとぎ話界隈」にいたときほど自由に、のびのびと活動できることはもうないと思う。
性欲とか、原作レイプとか、解釈違いとか、神への嫉妬とか、スランプとか、評価とか、感想とか、ネタ切れとか、文才とか、表現力とか、完成度とかそんなことは一切考えずにただ思いついた話を語り、それを聞いてもらうだけで楽しかった「寝る前のおとぎ話界隈」
二次創作は全部オタクの戯言だとか、他人の褌で相撲を取る下劣な妄想だとか言われると、まあ今の私は怒らないけど、10歳の私はきっと怒るだろうなと思う。
あの頃の私は原作を神だなんて思ったことはなかったし、世に出されたキャラクターは読者みんなのもので、ルパンも桃太郎も鉢かつぎ姫もひとたびお話に出してしまえば全部自分のものになった。
キャラクターはみんなのものだと言いたがらないミッキーマウスは嫌いだった。絶対お話には出さなかった。
確かに彼らがあれほどその道を極めていることは素晴らしいし、報道に写る姿も紳士そのものだ。
「人間的にも素晴らしい、まるで聖人だ、相手側のファンも含めてみんなが褒めている、彼らがもし○○な状況になったら素晴らしい行動をしそう!」
これでもし彼らに何か大衆を失望させるような面があってそれが報道されたら、必要以上に叩かれることは想像に難くない。
別に彼らにそういう裏があると言っているのではない。そんな事は誰にもわからない。
しかしたとえ脚光を浴びている有名人であろうと表から見える範囲ではその人の全体像なんてわからない、という慎みは持って発言すべきだ。
「過剰に褒める」を逆回転させた「過剰に貶める」は表裏一体である。
スターがスランプに陥った途端メディアが手の平を返して叩き出し、苦悩の中でうっかり口走った妙な発言が叩かれ、大衆はそれに追従するということを過去にいくら繰り返してきたか。
文章で何かを表現しようととすると文法とかの規範意識に強く縛られる気がする。
ありあわせの言葉で済ませてしまう気がする。そうやって自分の言いたいことが四捨五入するように丸め込まれてしまう。
それは俺だけじゃないと思う。文章家でもなければほとんどの人の文章を通じたやり取りは、通じ合った気になってるだけかもしれない。
当初期待していた答えと異なる評価軸で受け答えしてくるいわゆるこんにゃく問答でも
その期待していた記憶さえも話の流れに上書きされてしまって、やり取りが正しく成立してるように錯覚してしまっている恐れがある。
おかしな答えだけどいいかと妥協してるかもしれないし、その妥協すらも無自覚なものかもしれない。
本当に「コミュニケーション」がしたいなら文章ではなく音声でやりとりするべき。
話し言葉は無軌道なところもあるけどそういう規範とのちょっとぐらいずれてる方がもっと人に伝わる表現が成立するのかもしれない。
また、文章でのやり取りは創造的な文章が生まれるのを阻害すると思う。
スエズ運河で貨物船が座礁して大渋滞ふん詰まりになったことなんかもうみんなすっかり忘れてる頃、
私すっかり忘れちゃってタコとがあって、
DSのドラゴンクエストVとSwitchのゼルダの伝説クリアするするって言ってたのすっかり忘れてたわ。
再開すれば道なりに進められるはずなんだけど、
ゼルダは一向に何していいか分からないまるで指示待ち族であることは絶対に否定したい!ところ。
木をたくさん倒してみたいところなんだけど、
貴重な斧を消費するのは持っていないし、
なんか武器が貴重すぎて逆に億劫になりすぎているまだ臆病なハートが3つのまま。
ハート3つ分じゃ到底太刀打ちできるのかしら?と弱腰をまるでバックアップも取らずに丸腰でドコモショップに行ってきた勇敢なオカンに見習いたいところだけど、
一向にして何していいか分からないゼルダの最初の祠がまだ4つ全部見付からないところから全然進まないのよ。
ってやかましーわーい!
ベッドのまわりになにもかも脱ぎ散らしてーって
でね、
暇つぶしにDSのメトロイドで周回重ねようかしらとも思うけど、
そんなことなら早くにドラゴンクエストをクエストしなくちゃいけないもはや敵にドラゴン気のある
そんでさ、
RPGの戦闘ってエンカウントしてお行儀良く自分のターンが回ってくるまでその場で足踏みしているような暢気な物なのかしらって?
実際には敵とエンカウントしたらスマブラみたいにごちゃごちゃになって
誰が誰にホイミかけたのかケアルかけたのか常在戦場的なあり方としては、
敵の種類の動きとか技とかを敵の種類分考えなくちゃいけないと思うと冷静になる大人の事情があるのかも知れないし、
敵の応酬と言うよりデカい敵を仕留める感にあふれる感じがジャパニーズロールプレーングゲームではないイオナズンなところなのかも知れないわね。
そうなると敵の種類がたくさん増えてもターン製なら
都合上時間を細かく区切ってごちゃごちゃ感を消しつつ一人一人のターンを大切にする、
なんかうかうかしていたらパーティーがやられちゃう!って緊張感のあるものだったら、
まあ
早くドラクエ感が味わえるところまで早くストーリーを進めたいところね。
いま仲間が2人しかいないので、
これじゃドラクエとも言い切れないとも限らないけどそこがドラクエだと肯定したいペコパ感なのよ。
物理的に詰めるわけじゃないからこの積んだ感じのソフトのやってない積み具合が罪だけど、
動かざること山の如しなのよね。
本当に早くなんとかしなくちゃだわ!
でも、
私のブルーファルコンのハンドルさばきはいつか見て欲しいものよ。
反重力で疾走するマシンが地味にバックするってのを思うとなんかじわるわ。
うふふ。
お昼軽めにして夜も食べないで今日は早くお洗濯して料理番組録画してあるのを観て、
早く寝たいところね。
暑さに慣れていないからだとともに気を付けて欲しいわ。
栄養と水分はしっかり摂るようにって。
8分の1カッツスイカを買ってきたので
半分カッツしてキューブ状の
麦茶もそろそろマジ作ろっかなーってところよ。
すいすいすいようび~
今日も頑張りましょう!
これからする話は、とある小さなジャンルの小さなカプの字書きである私がいかに身勝手だったかということを伝えるものである。
大多数の人間にとっては、読んでも糧になるものはなく、むしろ不快になるものだろう。
それでも記事にしようと思ったのは、私の中で未だに蟠った昏い感情をひとつの文章として昇華し、過去の出来事として今の自分から切り離し、客観的に見てみたいからだ。
P氏と私の出会いは三年前。
私はそれまで活動していたある大きなジャンルを抜け、小さなジャンルのABというカプで活動を開始した。
前のジャンルを抜けた理由は、そのジャンル民が望むものが書けなくなって、しかも自分がそれにショックを受けていたからというありきたりなものだった。
二次創作は、当然ながら自分が望むものを作って楽しむのが正しい。けれど、あなたの書く○○が好きだと言われ、しかもそれが結構な人数いたとするなら、自分のためだけに書くのではなく、他人が望むものを書きがちになる。承認欲求というやつだ。
当時の私は、自分の望むものではなく、他人が望む作品を作り出すことに腐心していた。厄介なことに、それが楽しいと思っていたのだ。
しかしある日、私ははたと我に返った。
自分のためにではなく、他人のために二次創作をしているということに気づいた私は、そのジャンルを去ることにした。
そうして辿り着いたABで小説を書き始め、私は驚いた。
文字が次々と紡がれていくのだ。
私はあっという間に小説を書き上げて、某サイトに投稿した。ツイッターも始め、このカプのここが好きだということを、誰のためにでもなく、私のために呟き続けた。
千人近くいた前のジャンルのアカウントに対し、今のアカウントのフォロワーはゼロ。私の呟きなんて、誰も見ていないから当然いいねもつかない。
それでも楽しくて、私は呟きを量産し、小説を書き続けた。
三年前の、四月の終わりのことだった。
フォロワーがゼロと言ったが、そもそもABの活動人数は少ない。
活動を始めたばかりの私がフォローしたのは四人くらいだった。その内の一人がP氏だ。
P氏はすぐにフォロバしてくれた。
お互いに挨拶をすることもなく、話しかけることもない。いるけどいない、という関係だった。
私自身、あまり積極的に絡みに行くタイプではなかったので、何人かの相互さんと話したこともなく、黙々と壁を打つ日々だった。
相互になって二か月ほどした頃だろうか。P氏が私にリプを送ってくれた。私はABで初めて、同ジャンルの人間としゃべった。
嬉しかったが、それだけ。
今から思えば、初めてリプをくれたのがよりにもよってあの呟きだったのはP氏の性癖が相当ヤバイことを示していると思うが、それはまあ別にいいだろう。
初めてリプを貰ってから、P氏と私は一カ月に一度の頻度でやり取りをするようになった。
どちらかが作品を上げると「素敵です」と言い、それに対して「ありがとうございます」と返す。それくらいだった。
彼女と急激に仲良くなったのは、はじめてリプを貰ってから一年と少し経った頃だった。
その時の彼女と私は、同じような人間関係の問題で、同じように悩んでいた。
その頃の私は人間関係に疲れて、殆ど誰とも繋がっていなかった。
フォロワーはP氏だけ。正直、ABで活動を続けていくことに限界を感じていた。
ただ、まだ書き続けていたいという気持ちもあった。
私は彼女しか見ていないTLに、ABの小説を投稿し続けていた。
P氏初めて通話をしたのもその時だ。
その時に私は、彼女が二次創作で仲良くなったフォロワーとどう付き合いたいのかを教えてもらった。彼女は「同じ熱量の人と狂っていたい」と言った。私も同じだ、と嬉しくなったことを覚えている。
なにが問題なのかというと、熱量は主観的なものだということだ。
ある人の、あるジャンルに対する熱量を、客観的に計る方法はない。本人が冷めたと言えばそうだし、冷めていないと言えば冷めていない。
ここまでは、誰もが共通認識として持っていることだろう。
P氏も、私も、そう思っている。
ただ、私は、その先も考えていた。
ジャンルに対する熱量は主観でしか計れない。決して、他人には伝わらない。他人に伝えるには、行動として示さなければならない。こうした時に言葉で伝えるのは逆効果であること私は思っていた。
たとえば、あるカプについて毎日十以上の呟きをしていた人がいるとしよう。その人はある日別のジャンルにハマって、別ジャンルについて呟くばかりになって、あるカプについては殆ど話さなくなった。あるカプの絵や小説がTLに流れてきても反応しなくなった。以前なら、必ずその作者に感想を送り、フォロワーにその作品が素晴らしいからとプレゼンしていたのに、そうした反応を一切しなくなった。その人が唐突に「最近○○についてばかり呟いているけど、元のジャンルの熱は冷めてない。今でも大好き」と言ったとして、残念ながら私はそれを信じることができない。
完全に冷めてはないのだろう。新しくハマったジャンルの刺激が強くて、元のジャンルへの反応ができなくなっただけだろう。ただそれは、見方を変えれば、「冷めた」ことにならないだろうか。少なくとも、以前と同じように反応ができなくなったということは、そこに割く労力を減らしたことに違いはない。
別ジャンルにはまることも、そこに熱量を注いだ結果元ジャンルへの熱が冷めるのも、悪い事ではない。
何を好きになるのかは、その人の自由だ。
ただ私が、「冷めていない。今でも大好きだ」という言葉が出た時点で、その人はもう元のジャンルにこれまでと同じだけの熱量を注いでいないと思うようにしているだけだ。
本当に元のジャンルにも今までと同じだけの熱量を注いでいるなら、わざわざ言葉にしなくていいはずだ。
言葉にして、「冷めてないよ。だからこれからも仲良くしてね」と友情を乞うているような姿に、私は何とも言えない嫌悪感を覚えてしまう。
あくまでも私がそう思うだけだということは、言うまでもない。
人の考え方は人それぞれだ。だからこれは、私がこう考えたというだけの話であることを改めて記しておく。
話を戻そう。
P氏は私にこうも言った。
「別ジャンルにはまっても、そのジャンルで狂ってる君を見てたら私は楽しい」
別ジャンルに嵌って、別アカウントを作ってしまうと元々のアカウントのフォロワーと疎遠になるのはよくある話だ。チェックするTLが二倍になるのだから当たり前だ。そして先述の通り、新しくハマったジャンルの方に熱量を注ぎがちになるのも明白。結果として、元のジャンルの作品や元のジャンルで出来た知り合いの呟きへの反応は鈍くなり、その後ろめたさからアカウントを消すという人もいるだろう。
彼女は私にそうなって欲しくないと言いたいのだろう。別ジャンルにはまっても、同じアカウントで活動して欲しい、あるいは、別アカウントを教えて欲しい。たぶん、そういうことだと私は考えた。
ただ私は、彼女の言葉から彼女が望んでいることをできるだけ汲み取り、そうあるようにした。
その頃は、多分、上手くいっていたと思う。
彼女と私は毎日十や二十のやり取りをして、時々通話して、ABについてああだこうだと話していた。
傍から見れば異常だったのだろう。言われるまでもなく、当時のP氏と私の関係は、正しく「傷の舐め合い」だった。
少なくとも、私は楽しかった。今思い出しても、思わず頬が緩んでしまう。
そうしている間に、秋が来た。
彼女しか見ていないTLで「○○にはまった」と呟き。ABと一緒に新しいジャンルについて呟くようになった。
そのジャンル用のアカウントを作ったが、稼働させるのはすぐにやめた。
新しいアカウントで活動を始めると、熱量が分散されることを私は知っていた。だから、元のアカウントで新しいジャンルのイラストをリツーイトしたりしていた。P氏は私が新しくハマったカプについても「私は絶対はまらないけど」と言いつつも好意的だった。私が新しいジャンルに狂っている姿を見て楽しいと、初めて通話した時に言っていた台詞を繰り返していた。
彼女の様子が変わったと感じたのは、年が明けた頃。
彼女はしばしば、創作のモチベーションが上がらないと呟いていた。
例のウイルスの件もあり、イベントは軒並み中止。ジャンル民の創作活動も下火になっていた。
元々小さな規模のABというカプで、この一年間コンスタントに作品を上げていたのは、P氏と私だけ。
小説も毎日書かないと感覚を忘れてしまう。私の執筆スピードは目に見えて遅くなり、大量の文章を、人様に見せられるほどの完成度に仕上げられなくなっていた。
それがストレスでスランプに陥り、さらに創作頻度が下がっていることを自覚していたから、呟きは多くするようにしていた。
私がスランプに陥っている間、彼女はABの作品が増えないことに寂しさを募らせていたようだった。私は自分の不甲斐なさを痛感しながらも、スランプだから仕方がないと自分を励ましていた。
なんとか創作に集中できる環境を作りたいと四苦八苦していたが、そうこうしている間に彼女の方に変化があった。
毎日二十近くやり取りをしていた彼女は、私の呟きにリプを飛ばさなくなり、彼女自身が呟くこともがくりと減った。
私は彼女の行動に覚えがあった。
彼女はとにかく呟くタイプの人間だ。呟くことで、日々のストレスを軽減しているのだろう。だから、ここで呟いていないのなら、どこか、別の所で呟いているのだろう。そこで呟いているから、こちらで呟くことがなくなった。多分、そういうことだろうと私は考えた。
少しだけ、私の心に靄がかかった。
「別ジャンルにはまっても、そのジャンルで狂ってる君を見てたら私は楽しい」
かつて彼女は私にこう言った。
別ジャンルにはまって愉しそうにしている姿をみせてくれと言っていた彼女は、しかし、別ジャンルにはまって楽しそうにしている姿を、私に見せてはくれなかったのだ。
春の訪れと共に、P氏と私の最後の一カ月が始まった。
昭和の価値観がこってこてで、今の子が読んだら時代遅れになるよ。
ドラえもんはあまりにもスタンダードになってしまって、無害と思っている人多いけど、あれ、のび太がどこでもドア使って、しずかちゃんの風呂を覗きまくっているからな。
小5男子がきもいデレ顔で堂々と性犯罪を犯しているのに、当の女子は「のび太さんのエッチー!」というだけで、たいして怒ってないのすごく違和感ある。
実際あんなことあったら、トラウマになって2度と顔もみたくなくなるし、しずかちゃんの親は何をしているの?
「そのぐらいで騒ぐなよ、軽い出来心だろ」で済まされた、セクハラ上等の時代だったのだからしょうがないのかもしれないが、そういう昔の価値観を今の子供、特に女児に植え付けたくない、と思う。
Drスランプも覗きのシーンがあった記憶があるし、あの時代の少年漫画は今ならヤバイ性犯罪の描写がナチュラルに出てくる。
あさりちゃんは少女漫画だけど、暴力シーンと言葉遣いが結構やばい。
あの時代の漫画に出てくるお母さんって、のび太のお母さんもそうだけど、専業主婦でストレス満載で毎日イライラしていて、暴言とか暴力とか日常茶飯事で描かれてる。
本人が読みたがるならしょうがないけど、あえて親から勧めたりはしない。
そもそも古すぎる漫画だから、親から勧めない限り読む機会もないんじゃないか?
こんな加齢臭のする漫画ばかり出してきて、低学年女児でプリキュアがでてこないのはなぜ?
本や漫画って、親から勧められたものはたいてい読みたくなくなるので、子供を本屋に連れて行って選んだものを無条件で買うのがいいと思う。
「世紀の対決」と注目された春天の見せ方は1期ジャパンカップのリフレインだった。
王者のような1人気が居て、いかにも勝ちそうな雰囲気なんだけど、レースは地の利を得た2人気の馬が直線で突き放し、1人気の馬は必死に追いかけるけど突き放される一方、という。
違ったのは、テイオーがしっかり5着に敗れていたこと。1期のジャパンカップはブロワイエ(モンジュー)が2着に見える演出になっていて(実際は4着)あくまで2強ムードで押し切ったけど、今回は実際の成績から逃げなかった。テイオーは挫折と復活の物語だから負けることにこそ意味がある、ということなのだろう。
次走は調整に失敗し7着に惨敗した秋天だが果たしてどう描かれるのか。
アニメウマ娘は主役級の馬に目標を掲げさせるところに特徴がある。スペシャルウィークなら「日本一のウマ娘」、サイレンススズカなら「見ている人に夢を与えられるようなウマ娘」、メジロマックイーンなら「メジロ家にとっての悲願である天皇賞(春)親子三代制覇」。
トウカイテイオーは1期から「(カイチョーと同じ)無敗の三冠ウマ娘」を目標に掲げていた。骨折でその夢が破れ、代わりに掲げたのが「無敗のウマ娘」。しかし今回でそれも叶わなくなった。夢をひたすら追いかけてきたテイオーのキャラクター性を踏まえるなら、秋天の惨敗は「」の中に入れる目標を失ってスランプに陥ってのもの、という描かれ方になるだろうか。いずれにせよ秋天からジャパンカップへの流れは相当に燃えそうだ。
ところでレース後、マックイーンはテイオーに「あなたがいたから今の私になれた」と言った。これは2期全体における大事なセリフになるだろうなーと思った。
「宿敵が強さをくれる」(byタマモクロスCM)ってやつなんだけど、その実テイオーとマックイーンはこの春天でしか戦っていない。宿命のライバル、と言うにはなかなか難しい関係だ。でもこの「あなたの存在が私に強さをくれた」という関係に昇華していくなら実際に戦うことがすべてではなくなる。そしてそうなっていくだろうな、という予感もある。怪我で先に引退したのはマックイーン。テイオーの2回目の有馬記念における激走はマックイーンに強さを貰っての形になるかもしれない。
2期は1期に増して周りの馬たちにもスポットを当て、そしてライバルムードを盛り上げていっている。特にフォーカスされているのはミホノブルボンとライスシャワーだ。ライスちゃんは今のところブルボンのストーカーでしかないが、この流れなら恐らく菊花賞で「極限まで削ぎ落とした体に鬼」を宿してくるだろう。こっちも楽しみだが、上手くライスちゃんのキャラを掘り下げないとブルボンが負けて悔しいだけのレースになりかねないのでちょっぴり怖い。
とはいえ2期は既に、神がかり的な仕上がりだった1期に肉薄してる感がある。制作スタジオは変わったが、及川監督を始めとしたコアスタッフがうまく調整してくれてるのだろう。引き続き期待。