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はてなキーワード: おこぼとは

2024-02-22

多少買ってたか日経高値おこぼれもあるけど

他の人爆益してるから

こんくらいじゃあんま喜べねえ

anond:20240222141717

暇空は一日に200とか300とかツイートしてるから一般人はたとえ暇なニートでもそこまでやれない

おこぼれもらいたくて便乗して誹謗中傷動画あげてる奴が大量発生したけど、刈り取られずに生き残った中に後継者が生まれるかもしれない

ほとんどcolaboか堀口くんに開示されてるけど

2024-02-14

anond:20240214144310

そうなんだ

かにそのレベルクローズドでやってたら知識おこぼれもらえないな

(いうて昔はメーリングリストだった気もするけど)

市民生活犠牲にして盛り上げた経済は何をもたらすのか

円安官製バブルによる株高で上級国民は大はしゃぎ。

上級国民おこぼれに預かろうと下級国民官製バブルに加担して円安加速させて更に市民生活を圧迫していく。

もう既に危ない雰囲気だけど、このバブルがどこまで膨れ上がるのかは恐いもの見たさで楽しみでもある。

まぁ、バブルが弾けたとき被害傍観者ぶってるオレも巻き添え食うわけだが、どうにもならんので座して待つしか無い。

2024-02-04

anond:20240204123443

金持ち自慢は嫌われるだけなんだよな

「お前がどれだけ金持っててもこっちに何のおこぼれもなければただの嫌味なんだよ死ねよ」ってなる

2024-01-26

中国あかんかなと思う件

広州交易会が本格的にやばいらしく

バイヤーわざわざビザ取得してまで行きたくないビザ事前申請の手間かける気がない・展示会ついでで工場見に行ったりがすごくやりにくくなった)ということで

出店業者中国通さず直接欧州に行ってしまうと

日本バイヤーもそれを追いかけて欧州まで行かないといけない)

あのクソでかい会場も周辺でおこぼれ狙って開催してる他の展示会も死ぬのかとちょっと感慨に耽ってしまった

anond:20240126113852

審査員仕事面白い後輩を発掘しチャンスを与える仕事が近年は多かったか

お笑い界の王であることは本人もよくわかってただろ

下っ端芸人は「女を持ってきて松本ファミリーに入れてもらえれば、おこぼれもらえる」と考えるからでは?

安倍のお友達になること、せめて名前を貸していただくことが重要と考えた人々のように

2024-01-21

仕事内容・職場環境自分技能、それら全てに誇りを持てなくて辛い

技術屋として入ったつもりが少しずつ施工管理側へと流され、気づいたらずっと神エクセルみたいのを弄り続ける毎日

職場で使っている内製マクロの動きに詳しくなっているだけで、一般的オフィス技術も身につかないし、元々いた畑に戻ろうにも技術的な知識浦島太郎オッサンに居場所はなさそう。

会社仕事内容も業界の隙間で必死おこぼれを漁っているような内容ばかりで、なんかもう「自分会社が生き延びられること以外はどうでもいい」みたいな価値観がどんどん強くなっているように思えてならん。

せめてオフィスの中の空気が良ければいいんだが、上役の釣り仲間であるチンピラしょっちゅう周りにハラスメントをしたり、その腰巾着ポジションに上手く収まった新人ハラスメント野郎としてすっかり染まったのを見るともうこの職場空気を吸うこと自体が嫌になってくる。

転職……転職しかないのは分かるが、自分の今持っているスキルが売り込むに値しないのは自分がよく分かっている。

どうすればいいんだ。

人生って若い頃に入った会社で決まるって本当なんだなあ。

2024-01-08

anond:20240108074752

イジメ芸は東京進出して権威になってから

山崎邦正加入後だと思う

松本に限らず芸能界パワハラセクハラ

才能ない奴にもおこぼれをやる/才能ないかもしれないが他にできることもないどんな役でもいいから出演させてほしい

みたいなパワーバランスから生じる

2023-12-28

anond:20231227175025

そりゃいつかおこぼれに預かりたいからやろ

弱者男性』を自称する奴は内面マッチョやけど満たされないから『弱者』を自称するんよ

2023-12-27

そろそろコロナ禍をストレートに描くアニメが出てきてもおかしくない頃合いか

アニメ作るのに3年はかかるって言うしコロナ禍を主軸に据えたアニメ企画はそろそろ出てくるか?

特に新海誠おこぼれを狙うデートムービーアニメに向いてそう。

2023-12-26

anond:20231224205347

自分は「宗教は『まだ必要である」という立場をとる。

非常に長文なので誰も読まないかもしれないが、読んでいただければ幸い。

日本人宗教観について

日本人宗教批判は主にオウム神理教創価学会あたりから根深くなったと自分は思っている。とにもかくにも「宗教やばい」となり、それが「宗教的なものやばい」となっているのではないか。たしか新興宗教団体はやばかった。最近でも、自民党から膿となって出てきた旧統一教会問題がある。

日本人全体で、なんとなく「宗教やばい」というゆるやかな共通認識があると思う。

そこから宗教について熱心に語る者は、なんとなく、やばい」とされていると思う。ごく少数の人間けが宗教について深く調べる。多くは、ミイラ取りがミイラになることを恐れているとか、宗教的な人間とみなされることを怖がっていたり、単に無関心な可能性もある。

ほとんどの人は、まずその「ヤバい」「うさんくさい」「拝金主義」という外から見える性質嫌悪感を感じているはずだ。実際に、古来から権力権威金銭などと結びつきが強いように思う。多くの人々に害を為すものは、それが宗教だろうがなんであろうが、どういう形をとっていようと敵対される。宗教に対するネガティブ意見は、おおよそこの表面に出てきた宗教ネガティブな部分についてのものが多いと思われる。

また「人型の何か偉そうにした超常の力を持ったジジイ」を幻視して「そんなやつがこの世界作ったわけないだろ」と直感的に思うのではないか

アイドル文化について

宗教的なものやばいの1つの例でいえば、ガチドルオタキモいというものがある。キモいというのは比喩的表現で、ドルオタクラスタの方には申し訳ない表現だが、周りから理解不能なのであるアイドルという神を信仰することで「生きがい」となして自分人生を全うしていく。しかしひとたびその信仰の前提が破壊されれば、一瞬にして生きがいを喪失する。

アイドル推し活は「きわめて宗教的だ」と半ば冗談めいて表現されることが多いが、比喩でなくそのまま宗教といっても過言ではない。仮に江戸時代に今のアイドル状態を維持可能状態で放り込めることができるとすれば、瞬く間に江戸幕府を牛耳ることができるだろう。実際BTS外交などと言われるほどアイドルは脅威的な潜在能力を持っている。一向宗など目ではない。江戸の民たちはアイドル存在を知覚することで、それに畏怖し、夢を見ることができ、人生に生きる意味見出しやすくなることだろう。本居宣長も、古事記伝にて「それはさておいても◯◯ちゃんのかわゆしこと尊し」などと書くかもしれない。知らんけど。

宗教のはじまりについて

宗教のはじまりアニミズムだという。何か神聖視せざるを得ないもの発見しそれに畏怖し感動することで、その圧倒的な偉大さを見て、人はそれを「神」と名付けたようだ。

日本では現状「科学信仰」と「常識信仰」が主流であると思う(これは自分主観による)。「科学的な権威ありさえすれば信用する」だとか「よく知れ渡っているから信用する」といったものだ。「長いものには巻かれろ」という日和見主義的な発想がそこにあるように見える。

そもそも「信じる」とは「実際に本当にあるかどうかわからないが『ある』と信じる」ことにある。

自分には本当にあるかどうかよくわからないものを『本当にある』と思い込むことを信じるという。そういう行為には、根拠など無いのではないか。少し古いが「アイドルはうんちしない」などがそうだ。

宗教果たしてきた役割について

宗教必要かどうかは置いておいて、その発生過程宗教果たしてきた役割は、歴史学習すれば誰でもその関連性には嫌でも気付くだろう(重要性は別かもしれないが)。人は「たか宗教とき」で人を殺し合い、憎み恨み、人生を捧げたり、幸せになったり、正しく生きようと努力したり、救われてきた。さまざまな血を流してきたのであった。これは事実である現在の今の自分にとって宗教全然必要でないと感じていたとしても、その自分存在する羽目になった基盤に宗教がある。一体全体どうしてこんなもの人類の中で大きな役目を持つようになったのか。

真に必要でないのであれば、なぜこの世から抹消できないのか。たとえばガラケーは抹消されつつある。必要でなくなったからだ。しか宗教はどうか。消せども消せども名を変えて復活しているように思う。

科学であると自負する人であっても、古来から続く伝統的な宗教っぽいものをなんとなく忌避していて、その拝金主義的傾向や宗教政治的利用による人間支配を見て、なんとなく嫌悪しているのではないか

宗教は実際に無くせるか

また「宗教必要かどうか」を論じるとき、「実際になくせるかどうか」のその現実性について論じられることは少ない。宗教がなくなれば代わりのものが出てくるのみである。名を変えたそれが絶対視される。

実際にとりあえず「宗教必要ないもの」と考えて、この世から排除することにしてみよう。つまりそれは逆に言えば「信教の自由」の剥奪である仏教を信じてはならない、キリスト教を信じてはならないとされる。

ありとあらゆる宗教的なもの不要なので排除されなければならないとする。しかし、必要か、不要か。それは誰にとって必要なのか、誰にとって不要なのか。

宗教宗教でないものについて、どこで、誰が、どのように、なんの権限で線を引くのか。これはもしかすると権力闘争の始まりかもしれない。受容するか・弾圧するかのどちらかを、ある人間主観で決めることができるということほど恐ろしいものはない。異端審問のラベリング(【十分科学的でない】というラベル)を受けて生きなければいけない世の中は厳しいものになるだろう。反ワクチン派・反知性主義者が実際にそうした世の中を生きている。われわれから見れば彼らは狂っているが、彼らから見ればわれわれが狂っているのである

科学万能論についての批判

宗教科学はなんの根拠もなく二項対立されがちだが、これは一神教的な態度ではないだろうか。

まり科学的であればあるほど宗教的でなくなるはずだという根拠のない「思い込み」があるのかもしれない。

いったいなぜ、科学であることが正しいのだろうか。いったいなぜ、論理的であることが正しいのだろうか。これは唯物論的な立場である。いったんそういうことにしているという、あくまで仮説である。そのように考えるとうまくいっているだけなのではないか

そして、自分にとって宗教必要いからといって、他人にとっても同様に必要ないとは限らない。つまり全体としては「まだ必要」というのが答えになると思う。

科学万能論者の傾向とその批判

それから自分は、ロジカルシンキング科学最強説を強硬に主張してその他の考え方を排除しがちな陰キャはあまり好きではない(自分ロジカルシンキングのもの科学思考は好きだが、論理的であることが正しいことを信じることは論理的ではない、という前提があると思うからだ)。

彼らは科学論理というアカデミック権威おこぼれを欲しており、いわば虎の威を借る狐のように見える。そうした人間は、自分よりも科学的で自分よりも論理的人間宗教的なものを崇拝しているのを目の当たりにしたとき、考え方を転向するかもしれない。これを改宗(conversion)というのだろう。

Vimについて

Visual Studio Code等さまざまなIDEに組み込んでコマンド操作できるテキストエディタがある。これはVimと呼ばれ、世の中で広く親しまれている。入門はやや難しいが、Must-Haveでおすすめである。これは宗教以上に必要である

もちろんあなたVimを導入しないという選択をとることもできる。

おわりに

こう言うと自分は旧来の宗教観を引きずっているように思われるかもしれないが、一方で自分は古来から続いておりただの慣習となっていて合理的ではない規則を、ただ自分の強権を保とうとせんがために信じている老害もまた好きではない。彼らは自分の保身を考え、自らの世界観の安定させ、外に目を向けない人間である生臭坊主と言われる。

自分は、そうした既製品宗教や、新興宗教教祖というただの詐欺師をそのまま信じてしまう人は愚かだと思うが、そういうことも含めて現実でありなぜそういった事象がでてきてしまうのか、なぜ彼らはそれに縋りつくはめになったのかを単に否定することは科学的ではないと思う。それは現実を観察できていない。少なくとも彼らにとって、彼らを救ってくれるのは科学ではなかったということなのだろう。

宗教おもしろい。とりわけ理系哲学文学や詩や宗教やヒトや精神や心というものから縁遠かった者ほど、大人になってから初めて知ることで、そのおもしろさに気付きやすいかもしれない。

2023-12-20

彼女と日々を楽しみつつ劣等感に苛まれてる

俺の彼女可愛い

対して俺はブサイク

悔しいかフツメンということにしたい。

彼女アイドルオタク

2.5次元アイドルオタク

今日イケメン推しに好きを捧げている。

俺はおこぼれというには余りにも雀の涙な好きをもらってる。

嫌われたくないか推し活は全部容認してる。

悪循環で好きの気持ちますます推しに向く。

富める者はさらに富み、貧しい者は持っているものさえ取られる。


弱者男性とはこういうことかと今日も苛まれてる。

一つでもいいか彼女を振り向かせられるような自信をつけたいな。

2023-12-15

anond:20231215163327

権力おこぼれに預かれない人の不平不満じゃん

権力が腐ってるんじゃないよ

安倍議員を選出してる人たちは分かってて送り出してるんだから

2023-11-27

anond:20231127082732

高度経済成長が止まってからもう50年。

高度経済成長に関与したのは概ね80歳以上。

老人は老人でも前期高齢者おこぼれに与っただけ。

終戦以降、団塊から昭和末期生まれまでの負け組は滅びるしかいか

国は安楽死制度をはよ整備せぇ。

2023-11-18

anond:20231118101517

岸田になってから自民の盤石の3割支持率割れてきたけど、不景気とか壺信者の離反とかだけじゃなくてこの辺の利権おこぼれが無くなってきたのも一因なんだろうな。逆に言うと岸田は身内には甘いがその辺は安倍菅に比べるとクリーンなんだろうけど

2023-11-06

anond:20231106084536

積み重ねてきた人たちの生活が厳しくなったら、積み重ねてきた人たちに寄生してそのおこぼれで生きている人たちの生活がどうなるか、わからんのかなあ

「三体」が好きだった人にオススメしたいSF小説・後編

オラフ・ステープルドン

最後にして最初人類現代人類から数えて第18番目の人類進化描写する奇書で、巨大な脳みそだけの存在になったり、知性を退化させてトドアザラシみたいになってしまったりと、何億年にも及ぶ人類歴史が豊かな空想力で描かれる。プロットキャラクターは極めて希薄で、現代作家がこんな作品を書いて売れることは考えにくいのだけれど(ほぼ設定資料に近いかも)、個人的にはお気に入りと言うか性癖に近い魅力を感じる。

スターメイカーはそれをさらに発展させたもので、時間空間を越えて精神銀河を飛び回り、エキセントリックエイリアンの生態の設定を惜しげもなく披露しつつ、それが銀河歴史にどのような影響を与えたかを語る。そして、この宇宙創造した存在意図を探求する旅をする。光速限界があるため、その旅やエイリアン同士の交流テレパシーで行われるという設定はSFとしては苦しいが、宇宙創造目的たる究極の歓喜の瞬間を目指すヴィジョンは美しい。残念ながら、その瞬間までには人類はとっくに滅亡していることが示唆されるんだけどね。冷えて寿命を迎えつつある宇宙必死に命をつなごうとする生命描写は壮絶。

チャールズ・ストロス

「アッチェレランド指数関数的に発展するAI10年ごとに描いた小説で、タイトル通り加速のスピードがとんでもない。最初21世紀現実世界と地続きなんだけど、21世紀半ばには進歩しすぎたAI地球解体してダイソン球を作り始め、その過程地球のすべての化石だとか地質だとかをアーカイブ化しはじめる。人類暴走するAIを止められなくて太陽系辺境に追いやられていく。その途中でエイリアンともコンタクトを取る。

これはとある一族の三代にわたる因縁話でもある。最初世代では夫がAI特異点信奉主義者コピーレフト大賛成、妻がガチガチ保守主義著作権かに厳しく、しかSMプレイ女王様だ。2代目は妻が夫を無理やり犯すことで妊娠した子どもだという、ドロドロの設定。

酉島伝法

皆勤の徒」は遠い未来地球で、地球生命体に奴隷として使役されるコピー人間の苦悩を描いている。この短篇集は優れた言語感覚日本語漢字表記とルビの可能性を拡張した造語であふれており(というか酉島伝法作品はだいたいそう)、異文化に触れたときの驚きや、似ているけれども少し違う文化に対する戸惑いが感じられる。ただし、かなり読解に力を要するので、場合によってはネタバレ覚悟世界観を通常のSF用語説明した巻末の大森望解説を先に読んでもいいのかもしれない。

「宿借りの星」とある惑星地球人類との宇宙戦争に勝利した昆虫生命弥次喜多道中記で、舞台固有名詞こそ異質だがストーリーのものは非常に読みやすくなっている。まったく異質なものを作り出すことにかけてはこの作家は他の追随を許していない。そして、滅ぼしたはずの人類がどこかに生き残っているのでは? という疑惑から物語は不穏になっていく。

野尻抱介

こちらで述べた通り。太陽簒奪者」はいいぞ。

天文部だった主人公宇宙に出ていくという意味でもすごく夢がある。

スティーブン・バクスター

まずは前述したH・G・ウエルズの「タイム・マシン」の遺族公認続編タイムシップ面白い。前作で行方不明になってしまったヒロインを救うために、再び未来に旅立ったはずが、なぜか前回とは似ても似つかない未来にたどり着いてしまう。

時間旅行のたびに歴史改編がなされ、パラレルワールドが生成されてしまうとしたら、主人公はどうやってヒロインと再会するのか? いっそ歴史を改変してしまってもいいのか? さまざまなジレンマに悩まされる冒険小説だ。

また、この著者は時間無限大という作品も書いている。これは宇宙最強の種族ジーリーを扱ったジーリークロニクルの一編だ。作中世界では、人類クワックスというエイリアン支配を受けており、それに対抗する手段を知っているという「ウィグナーの友人」という、とある思考実験にちなんだ名前を持つ謎の団体が暗躍する。主人公父親との(正確にはその再現人格との)屈折した関係に悩んでいる。作中に出てくるタイムマシンは、少なくとも現代物理学とは矛盾しないらしい。ちょうど90年代の「ニュートン」で紹介されていた。

で、確かこの作品だったと思うんだけれど、人類クワックスもジーリーという宇宙最古・最強の種族テクノロジーおこぼれで生活してるんだけど、そのジーリーでさえ恐れている存在がいる……というのがこのシリーズの基本設定。

なお、同一世界観の短編集がプランクゼロ」「真空ダイヤグラムにまとめられていることを最近知った。それに、長編結構邦訳がある。未読だけど気になる。

林譲治

短編ウロボロス波動高校生時代に読んですごく好きだった。実際にかなりありそうな宇宙探査が描かれていたからだ。太陽系侵入してきた小型ブラックホール捕獲して天王星を周回する軌道に乗せるという設定と、作中の謎解きがすごく魅力的だった。

ただ、なぜかそれ以降のストリンガー沈黙」「ファントマは哭く」が読めなかった。キャラクターの会話や背景となる政治の設定がかなり説明的で、ぎこちなく感じられたからだ。読むのに気合がいる本は、持っていてもあえて図書館で借りることで、期限を決めるという強硬策があるが、まだ試していない。

春暮康一

オーラリーメイカー」「法治の獣」。とにかく事前情報なしで読んでほしい。日本ファーストコンタクトもの第一線に立っている。とにかく奇抜なエイリアンが出てくるし、どうやら知的生命体の連合らしきもの確立されていく歴史の一部らしいのだが、この「オーラリーメイカー」という宇宙人の種族の作り上げたシステムは、素晴らしく絵になる。

H・P・ラブクラフト

おなじみクトゥルフ神話創始者の一人。前にも書いたけど、ラブクラフト作品知識欲に負けて禁断の知識に触れて発狂するか未知の存在拉致されるかするオチばっかりなんだけれど、人類宇宙の中では取るに足りない存在なんだという絶望感が僕は好き。

SFを紹介するのが趣旨なのでエイリアン地球外の神々や人類以前の種族)の歴史の壮大さを感じさせてくれるのをピックアップすると、南極探検発見した人類以前の知的種族を扱う狂気山脈にて」や、異種族図書館幽閉される時間からの影」だ。侵略ものとしては宇宙からの色」かな。ニコラス・ケイジがこれを原作した映画で主演を務めていたはず。

ダンセイニ風のファンタジー作品も好きだ。読みやすいとは言えないが、ラブクラフト全集を読んでほしい。というかアザトースの設定が好きすぎる。元ネタのマアナ・ユウド・スウシャイそのままだとしてもね。

ピーターワッツ

ブラインドサイトについてはこちらに書いたので、「6600万年革命について。巨大小惑星の中で暮らす人類と、それを管理するAI物語だ。彼らは銀河系にワームホールネットワークを作る旅路に出ているのだが、もはや地球文明が存続しているかどうかも定かではない。すでに正気を失いそうな時間が経過しているが、使命をひたすらこなしている。

管理AI人間の知能を越えないようにギリギリ調整を受けている。そのことから「チンプ」つまりチンパンジーあだ名がつけられている。とはいえ地球時間で6600万年が経過していると、「もしかしてシンギュラリティ迎えたんじゃない?」みたいな出来事があり、人間AIに対してレジスタンスというか隠蔽工作をする。バイタルを始め何から何まで知られている人類は、AIに対して何ができる?

少し条件がずれるので乗せなかった作品

アシモフの例えば銀河帝国の興亡」なんかはシリーズが進むと鋼鉄都市「はだかの太陽などのロボットシリーズクロスオーバーして行って、確かにアシモフが発表順に読んだほうがわかりやすくなるんだけど、さすがに全部読む前提で書くのはちょっとしんどかった。個人的にはアシモフ黒後家蜘蛛の会というおっさん萌え短編ミステリおすすめ英米文学地理に関する雑学が無いとわからないところもあるけど、口の悪い仲良しなおっさんの同士のじゃれあいを読んでなごんでください。

堀晃の「太陽系から3光日の距離発見された、銀河面を垂直に貫く直径1200キロ全長5380光年に及ぶレーザー光束」が出てくるバビロニアウェーブハードだなって思ったんだけど、どういう話か思い出せなかったので省いた。まずは太陽風交点」かな?

あと、SFじゃないんだけどマン・アフター・マンあたりも未読だったのでリストに入れなかった。人類グロテスク進化という意味では、上記条件は満たしていたと思う。フューチャー・イズ・ワイルドは読んだ。

ダン・シモンズのハイペリオン四部SF全部乗せだし、AIの反乱だとか人類進化した宇宙の蛮族だとか愛が宇宙を救うとかとにかく壮大なんだけど、とある場所増田では評判の悪い(?)夏への扉以上に男性主人公に都合のいい描写があるのが欠点。あと、それ以外の作品もっと男性に都合がよくなっていて、保守的な僕もちょっと「おや?」って感じた。でも、「三体」にどっぷりハマった人だったら好きになると思う。「三体」よりも前の90年代SFから時代背景を知ったうえで、加点法で楽しんでください。

あと、全然エイリアン宇宙SFじゃないんだけど、今注目しているのは空木春宵で、この人は東京創元社の年間傑作選やGenesisですごくいい作品を描いてる。どれもいいんだけど、たとえば地獄を縫い取る」アリスとの決別」「allo, toi, toi」に並ぶロリコンペドフィリアを扱った名作に並ぶ。

エイリアンSFも出てくるけど、世界の中心で愛を叫んだけもの」「ヒトラーの描いた薔薇ハーラン・エリスン人種差別を扱った作品も書いていて、これもいい。穏健派黒人男性テロリストに転身してしま作品はつらい。とかくエリスン絶望と怒りは若い人に読んでもらいたい。

Q. 選んだ作家日本人・欧米人男性に偏ってない?

自分が一番SFを読んでいた時期は、今と比べて女性作家が推されるずっと少なかったし、さら自分古典を好んで読んでいた。アジア作家が紹介される機会も少なく、そういう意味では感受性のみずみずしい今の若い読者がうらやましい。

後は、女性作家で今回のテーマである宇宙を扱った作品男性よりも少ない気がするのだが、よく考えてみればル・グインハイニッシュ・ユニバースがあるし、ティプトリー・ジニア「たった一つの冴えたやり方」で始まるシリーズがある。スペースオペラでは「叛逆航路のアン・レッキーもいることだし、単純に探し方が悪いのかもしれない。

最近短編ばっかりで腰を据えて長編を読んでないな。銀河系で忌み嫌われた人類の唯一の生き残りが活躍する「最終人類とか、面白そうなのがいっぱいあるので、そのうち読みたい。

というか、僕の選んだ作品の他にもっといい作品を知っている、勧めたいという方は、どんどんトラバブクマ追記していってほしい。

気が向いたらまたなんか書きたいな。まだおすすめしたいSFもあるし、池澤夏樹世界文学全集を9割読んだのでその感想も書きたいし、かなり疲れるから数ヶ月後にはなるだろうけど。

みんなでやろうぜ増田ビブリオバトル

前回

【翌朝追記あり】劉慈欣「三体」の好きなところと微妙なところについて

前編はこちら

追記

「三体」が好きだった人にオススメしたいSF小説・追補編

はみ出たのでこちらに。

2023-11-03

anond:20231103201602

増田すごく誤解してると思うけど、弱者男性にも女性があてがわれていた時代なんて存在しないんだよ

今は平和世界の中で一人寂しく過ごしている弱者男性は、ちょっと前の時代では、戦場慰安婦しか知らずに死んで行ってたのだろうし、もっと前の時代では吉原バカにされて一番安い遊女を抱けるか抱けないか暮らしてたのだろうし、どこにも救済なんてありはしないの。

女性権利制限したとしても、その権利を握るのは強者男性であり、弱者おこぼれは回らないんだよ。

猿山だってヒエラルキー下のオスは山を追われてビクビク隠れながら暮らしてるんだから

2023-10-24

なぜ現代の若人は我儘を言うことさえ許されないのか

戦後から当時の若者は、全共闘だの愚連隊だのやりたい放題やってきたのに今の若者は声を上げることができない。

そもそも誰も若者の話を聞こうとしない。

今の若者年寄りどもから使い捨てのボロ雑巾のように扱われ、少なからず困窮している。

大卒は当たり前、高卒なんてどこも雇おうとすらしない。大卒からと言って安泰でもなく、昔の学生みたいに麻雀なんぞに呑気に明け暮れているようなのは確実に弾かれる。

そうでなくとも学生のうちに、起業したり、何かを開発したり、何かしらの企画成功させたりしていない者も大体は弾かれる。

高卒入社できた時代はとうに過ぎ、一握りの価値ある若者しかまともな企業に就けない。そのような時代突入している。

まともな企業に就けなかった大抵の若者は、薄給で、サービス残業パワハラも当たり前、昇給もごくわずかで、この先年金が貰えるかどうかすら分からないのに、保険料だけ払い続け、将来への不安を抱えたまま鬱々と働いている。

政治家メディア年寄り言葉ばかりに耳を傾けている。若者怨嗟の声など一つも取り合わず、私腹を肥やすことに心血を注いでいる。

仮に声を上げたとて、若者酷使し、無視するような年寄り政治家に何が期待できるというのだろうか。

もはや少子化で層の薄くなった若者では、層の厚い声の大きい老人らに太刀打ちすることさえ適わなくなってしまった。

今の若者年寄りに媚びへつらっておこぼれに預るか、ただ沈黙を守り続けるか、それくらいしか選択肢が残されていない。

そんな歪な社会で少しでもまともな生活を求めて、今日酷使されているのである

2023-10-22

インターネット上のクリエイティブ職業の人たちや趣味つながりの人たち同士のコミュニティで元のつながりとは関係のない情報がやり取りされてるのがめちゃくちゃ羨ましい

そこに混じっていけるような知識経験もないし、ネット上で付き合いがある人は一切いないし、リアル人間関係10年以上変わり映えしない同じ話をする集まりしかない(集まり自体は気楽だし、 楽しい、けどいつもの店でいつもの話をするのでマンネリ感はある)

公開アカウントでやり取りされているネット上の交友関係の広い人たち同士の会話を盗み聞きして、一人で試してみたりもするけど、一人でやってるからそこからの広がりは特にないし、一人でできることにも限りがある

とはいえから出来上がってるコミュニティに入り込める才覚はないから指を咥えて、時々歯軋りしながら、人のおこぼれを狙うクズみたいなムーブをし続けるんだろうな

2023-10-19

anond:20231019150542

目先のことしか見えない愚か者め。

外国人殺到してる大阪ベイエリアが開発されることの意義は大きい。

確実に経済成長につながる。

そのおこぼれはお前のような者のところまで及ぶから安心しろ

2023-10-15

anond:20231015151616

仕事を奪われた人の人権を守って最低限度の生活保障する制度雇用保険であって、税収が予想以上にあった時にそのおこぼれを貰う権利保障されてないから。「べき」理由はどこにもない。

 

人権勉強してくれ。

anond:20231015205742

女にモテてるのがコミュニティ上で可視化されてる状態だと、基本どんな集団だろうがおこぼれ狙いで近づいてくるコバンメタイプの男は出現する

たまにあやかれました!ありがとう パターンも見たけど、そういう奴って最初こっちに接近してきた時に本当に正直に欲望と企みを開示してくる奴だけだった この話は経験則の域を出ません

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