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はてなキーワード: Sfとは

2020-09-12

anond:20200912170827

そら20世紀後半に作ったものなんだから当たり前

SFだろうがファンタジーだろうが時代劇だろうが、それが作られた時代価値観を反映するのも

20世紀後半に作ったもの現代からすると古臭く見えるのもごく普通

んで昔の作品リメイク新規ファン獲得の為に今風にアレンジされるのもよくある話だし

それに「昔のまんま再現するべきなのに原作破壊した」と原作信者が噛みつくのもよくある話

最近読んだ面白かった漫画

landreaall

何度も読み返してる。大好き

呪術廻戦

僕の考えたかっこいいシーンジェットコースター。好き

チェンソーマン

間のとり方とか上手いと思う。好き

•せんせいのお人形

SM漫画ではない。comicoで全部課金した漫画。全部ちゃん書籍化して欲しい。大好き

ダンピアのおいしい冒険

ダンピアリングローズ良いよね…

•峠鬼

和風ファンタジーだと思ってたらなんかSFっぽくなってきたぞ…。好き

スキップローファー

素直に上手いなと思える漫画。大好き

•違国日記

好き。頭が悪いので感想がうまく言葉にできない

•千年狐

ユーモラス。好き

不滅のあなたへ

どんどんスケール大きくなっていくの好き。7巻が一番好き。

図書館の大魔術師

王道ファンタジー。大好き

ブルーピリオド

エモ。好き

•悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました。

絵がめちゃくちゃ好き。3巻で区切りいいので皆さんも読んで

最近だとこんな感じ。

おすすめ教えて下さい。

anond:20200912160224

SF的に考えると未来人類生殖機能を外部のシステム移譲するようになると考えるのが自然だろう。いずれ男女の区別も、生身の肉体すらも必要としなくなる。そういう方向に向かってぜひ研究してもらいたい。

HDDクローン交換無事完了です。クローンソフトにはTrue Imageが便利です。

ブータブルメディアなのでWindowsを介さず、クリーンクローンができる気がして気に入って使ってます。ちなみにTrue Image初めて使う人でもアップグレード版買っても問題ないので安いの買ってください。

これで私たち雇用調整助成金上、12月までいないことになりました。

実体存在するのに社会制度上は存在しないとか、なんだかSFチックじゃないですか?

今日もいくつか増田を書きましたが、トラバブクマがつきませんでした。

今日はこの作業だけにして、もう帰ります

もうSSD使うとHDDには戻れないですよね。

また来週よろしくお願いします。

2020-09-11

目って過小評価されてないか

物体が反射する光を感じ取ることができるってのは理屈ではわかるよ?

でも反射した光を『見る』ことによって物体3D構造距離感を正確かつ瞬時に脳内で把握できちゃうって冷静に考えたら凄すぎないか

その点耳や鼻はしょぼいよ

聴覚だって嗅覚だってなんとなくの距離感くらいはわかるかもだけど、音とか臭いをどれだけ反射させたところで

目の前に置いてあるものがウォーグレイモンのフィギュアなのかフィリップスの髭剃りなのかすら判別できないわけじゃん?

目って当たり前にありすぎて皆気にもとめてないけどちょっと過小評価されてると思うんだよね、こんなんSF世界の器官じゃん

もしかしてイルカとかコウモリだと『見る』に近い感覚で聞こえてたりするんだろうか

不思議だなぁ

2020-09-10

anond:20200910013612

自由表現戦士よりも、オタク知識がある)な気がするが

 

SFの表紙にラノベギャルを使うなと同じ勢力

・・・いや、ソシャゲ無くなれ勢力の方が近いやもしれん

 

2020-09-07

anond:20200906025139

当時単行本で追って完結まで揃えたけど、名作とまではいかない佳作くらい。ゆうきせんせが週刊少年誌オタクSFの要素絡ませずに結末まで連載しきる力量を持つ漫画家であることを示した記念碑作品だとは思う。

2020-09-05

ワクチン高齢者無料で優先的に摂取、って言うけど

高齢者なら実験台としてちょうどいーじゃんてことだよな

副作用出ても老人だしっていう

ディストピアSFみたいでオラワクワクしてきたぞ

2020-09-04

anond:20200904225446

ジョン・ヴァーリィのSF舞台の、性転換どころか無性器まで自由自在世界ええな

2020-09-03

ファイナルファンタジー個人的順位

  1. FFIII(3):フラグごとのマップ自由度が高い。シンプルで遊びがいのあるジョブ
  2. FFII(2):育成の自由度マップ自由度
  3. FFVIII(8):シナリオジャンクションシステムよりレベルとともにステータス+のやりこみが熱い。
  4. FFX-2(10-2):育成自由度飛空挺後の移動範囲の広さ。
  5. FFIV(4):一本道強制RPGとしてスタートを切った記念碑作品。ここから概ねつまらなくなった。
  6. FFVI(6):目まぐるしいシナリオ
  7. FFV(5):エンディング付近まで遊べない一本道ルートジョブで工夫してくぐり抜けてください、という息苦しさ。
  8. FFVII(7/PS版):個人的に狭っ苦しい世界ミニゲームやらされてる感しかなかった。
  9. FFIX(9):FFIFFIIIオマージュ世界観。世界は好きなのに全く面白くない。エンディングは泣ける。
  10. FFX(10):軽々しく人身御供を扱って安易に泣かせようとした。そんな意味FFII的。
  11. FFXII(12):松野泰己が引きずり降ろされた記念碑作品いくら時間がかかっても良かったので氏のシナリオで完成させてほしかったンだ。
  12. FFXIII(13):なにこれ。なめてんの? 整形ホステスホストが多すぎて嫌になってくる。
  13. FFI(1):リアタイではないので、どうしても内容の薄さが気になった。SFガジェットは当時画期的だったんだろうな。

ブレーキがついてない自転車に乗ってる後輩がいる。もちろん道路交通法違反

初対面の印象は「お、わりとまともな人じゃん」って感じでよかったんだけど、一緒に話したり自転車乗ったりするたびに「コイツとはかかわりたくない」と思うようになって今距離置いてる

まあ、平然と違反してる(しかも分かっててやってる)人間がまともなわけないんだけどね。

問題ブレーキの有無というより、交通ルールマナー意識が大きく欠如しているという点で、彼の運転は本当にひどい。意味なくすり抜け、車がいないからと信号無視、斜め横断などなど...

彼はこれらの行為を悪く思っていないどころか、おそらくカッコイイとさえ思っている...。Mash SFビデオに憧れて、そんな走りをする自分に酔っているんだろうな

また彼の問題点はほかにもあって、当たり前のように年上の人間を舐め腐ってる。思いやりのない人間から自転車乗っても車に気を遣うとか、そういうことが考えられてない。

俺はこんなやつと関わってしまって本当に後悔してる。マジで、ノーブレって知ってたのに仲良くなろうとした自分を殴りたい。

自転車乗り全体のイメージ悪化するまでとは言わないけど、自分の属する学校とか、団体とか、そういう部分での自転車乗りの評価は確実に落ちると思っているのでキツい。

あと一つ言っておくと俺はtwitterによくいるようなロードバイク乗りじゃないから、メットしないでチャリ乗るな!とは思わないし、ピチパンチャリ乗るのは恥ずかしいことだと思ってるよ。

今すぐにでも関係を切りたいが、リアルでかかわりがあるのでtwitterブロックして終了!wというわけにもいかないのがつらいところ

ノーブレ乗りには気を付けた方がいい。至極当然だけど自分からブレーキがついていない自転車公道で乗っている奴にまともな奴はいないと思う。こいつはまだ所詮ガキだけど、大人で乗ってるやつは本当にヤバいんだろうな。想像しただけでゾッとする

2020-09-02

コラボしたがり屋とコラボしなかった話

私は一次創作を書いてばかりいる同人小説家だ。

コミケで壁経験もあるが緩衝材のようなサークル

もう10年以上、Twitterより昔に流行ったmixiからの付き合いの知人Aがいる。

Aは絵も書き字も書くが、申し訳ないがAの絵はお世辞にも上手いとはいえない。

鉛筆で薄い線を描いたようなラフ画が完成形のようで、トーンや着色もない。

まるで小学生中学生ノートに走り書きしたようなイラストだが、本人もまた私と同じように一次創作をして楽しんでいた。

私は年間5回くらい、Aは1回くらい即売会に参加をする。すっかり顔馴染みで、Aは私が発行した小説同人誌を毎回買ってくれていた。

私自身、Aのイラスト稚拙で好きでは無かったが人間性は嫌いではなかった。悪い人ではないからだ。

Aはいわゆる「うちよそ」が好きだった。

自分が産み出した創作キャラ(うちの子)と、他サークルが産み出した創作キャラ(よその子)を一つの物語で共演させるものだ。

積極的交流する創作者なら楽しめるかもしれないが、私は「うちよそ」が嫌いだった。

自分が書く物語世界観が好きで一次創作を書いているので、余計なものを入れたくなかった。

あるとき、私が刑事が主役のミステリー小説を発行したときにAが本を買ってくれた。

「今度、私の刑事あなた刑事コラボしたいですね」

コラボ=うちよそであることは明白だったが私はやんわりとその場を誤魔化した。

あなた作品と共演したくないとは言えなかった。

その時にAは私の作品に出てくるキャラクターのイラストを描いてくれた。

既に私の作品には絵師さんが存在したが、似ても似つかない稚拙ラフ画だった。

それから暫くして、今度は私がアイドル小説を発行した。

Aはまた買ってくれたが、「今度、私のアイドルあなたアイドルコラボしたいですね」

また言われてしまった。そんなにうちよそがしたいのだろうか。

Aは自作アイドルの紹介文を送ってきてくれたが、Aが書くアイドルプロデューサーさん系で私が書くアイドル握手会系、アイドルとはいえ系統が違いすぎる。

はいつかとその場をはぐらかした。

それから暫くして、今度は私がロボット物のSF小説を発行した。

Aはまた買ってくれたが、「今度、私のロボットあなたロボットコラボしたいですね」

またまた言われてしまった。

ミステリーでもアイドルでもロボットでも、Aにとってはコラボ出来れば何でも良いのだろうか?

結局これらのコラボ依頼は全て断った。

私の作品が読みたいのではなくコラボのために私の同人誌を買ってくれているのなら、金輪際スペースには来て欲しくないくらいだ。

最近、Aが個人誌の新作(SFロボット物)を出すとのことでゲスト原稿を依頼された。

・今回発表するのは1話ですらない0話で、キャラクターや世界観を紹介するだけの本

主人公情報名前性別高校生だけで他の情報は一切無し

(味のあるラフ画がこんなときには無い)

ストーリー100文字以内の概要のみ

世界観説明はなし

1話のあらすじ、プロットはなし

ロボット説明はなし

・戦う相手は「悪の組織」(詳しい説明はなし)

上記の内容でAの作品二次創作小説を書いて欲しいと頼まれたが無理な話である

1話すらない、世界観主人公風貌一人称不明作品をどう書けというのだろうか。

そもそもAは自分提示した資料物語が書けると思っているのだろうか?

私はAの思考が読み取れるエスパーじゃない。

寄稿の話は断った。

Twitterで私が○○というスマホゲーを始めたと呟くと、Aは「フレンドになりませんか」とユーザー番号をスクショして送ってくる。

Twitterで私が★★というスマホゲーを始めたと呟くと、Aは「フレンドになりませんか」とユーザー番号をスクショして送ってくる。

そんなにスマホゲーを通して交流がしたいのだろうか。何のために?

元々私はAにユーザー番号を教えておらず、今もAをフレンド登録はしていない。

先日、そんなAをTwitter(私が世間話をしている鍵アカウントからリムーブした。

Aも鍵アカウントなので影で私のことを言われているかもしれないがどうでもいい、Aは他のフォロワーコラボなりゲスト原稿なりし合えばいい。

10年の付き合いが何だというのだ、今の私は解放感に満たされている。

ちなみにAからは私のサークル情報だけを呟く公開アカウントフォローされているが、サークル情報なら勝手に見ればいいと放置している。

もしも今後私が即売会に参加したらAは姿を見せるのだろうかと密かに気になっている。

この10年、コラボスマホゲーのフォローに再三応じなかった私へ何度も声を掛けてくれたAには多少感謝している。

でも私はAと性格が合わないのだ、こればかりはしょうがないと許してほしい。

Aが私ではない誰かとコラボするのを密かに楽しみにしている。

2020-09-01

オタクフェミ一人一派で好き勝手やればいいよ

意見が完全に統一されてるなんて1950年代古典SFじゃないんだから

2020-08-31

僕の地球を守ってを無料マンガアプリで読み返している

主人公思い入れしづらいマンガだったんだなと読み返してみて実感する

ありすはまあなんとかとしても、木蓮微塵も共感できない

なら思い入れたい男性キャラはというと、これもイマイチ

輪はかわいくないし歪みまくりシオンねじくれまくり

それ以外にイケメン要素キャラ無し

そう思うとSF群像劇なんだなあと

よくある少女マンガ主人公目線アイドル異性がない

2020-08-30

ツイッタートレンド小児性愛とか物騒なワードが出ていてなんだと思ったら、前にもあったラブドール云々の話ね。

正直ロリコン人権侵害であるっていう発想自体そもそもなんだかなあって思う。前提にあるのが子供への性愛一方的な加害であり、イコール子供には主体性的な判断能力が無いって事なんだけど、詰まる所子供人権って主体性剥奪する事ありきなんだよね、結局。保護すべき代わりに主体性制限する事自体選択としてわからなくないけど、じゃあ例えば成人していても判断能力が著しく欠けている人達保護する代わりに人権制限しますってなったら大騒ぎでしょ。肉体的に未発達云々だってじゃあ低身長症の人はどうするんだって話で。一方的な加害としての小児性愛否定されるべきだけど、それは成人に対しても当然の話で。子供ってワードだけで思考停止している気がするんだよね、この手の話って。子供主体的な行動は全てまやかしで嘘で気の迷いであるって…そんなん大人だってそうじゃん。子供主体性否定する事が小児性愛否定根底であるならば、子供主体性を獲得出来る世界であれば小児性愛は最早疾患ではなくLGBT一種しかなくなる。そうなる為には子供子供のままで肉体的精神経済的に自立する世の中に…ってそりゃもうSFだけど。小児性愛における被害者主体性(の制限)と加害者の加害性についてはもう少し切り分けて考えた方が良いんじゃないかなと思った次第。

最近読んでる漫画

語る相手がいないか増田に書くよ

メテオノーツ / 都尾琉

Web漫画サイコミで連載中で、8/28に1巻が出た漫画

近未来SFというか、一定宇宙探索が上手くいった世界の中で、移住視野に入れた人体実験の一環として、今度は子供宇宙に、という感じの設定。ロリで微百合で割とリアル宇宙モノということで、こういうのが好きなオタク絶対好きだと思う。

第一からなんか変なマスクつけてるキャラが出てきたりと、世界観的にはちょっと不穏な雰囲気があるものの、基本的には元気ロリを愛でつつ、しっかり取材調査したであろう宇宙についての説明でわくわくする感じ。あとは貧乳少女がへそチラした赤面したりおもらししたりという、作者の微妙マニアックエロスも楽しめる。スニータかわいい

現時点では話は遅々として進んでいないんだけど、まだ序盤ではあるものの、宇宙についての取材調査はかなり丁寧にやっているみたいで、上記マニアックエロが無ければ、教育漫画としても使えるレベルに良く調べられているし、説明も丁寧。この作品は「宇宙についてロリっ子の視点勉強・堪能する」のが正解のような気がするのでロリっ子を堪能することにします。ちなみに、2巻収録予定の最初の話(第10話)でヒロイン宇宙酔いしてゲロ吐いてたりするんで作者の性癖は今後も全開なので、ある意味安心して読める。

田舎に帰るとやけになつい褐色ポニテショタがいる / びみ太

Pixivで連載中(Pixiv漫画連載してるんだな、と初めて知った)で、8/26に3巻が発売されている。

女の子みたいな激しい褐色ポニテショタと激しいスキンシップイチャイチャする漫画

主人公実家に帰ったらこれまでいつも一緒に遊んでたショタっ子が何故かポニテになっていて、かわいくて困るって言う内容。このショタっ子が(男の子からという作者のギリギリアウトな言い訳で)とにかく無防備ベタベタしてきて、一緒にお風呂に入ったりと、ロリエロ漫画の導入部分を延々見せられている感じがすごい。男の子から全年齢向けでもおっぱいOKだよね、という圧倒的な潔さがあって、乳首チラが多いのもすごいエロい。

褐色ショタはいっても、タンクトップを主に着ているので、日焼け跡がスク水的なのも多分狙ってる。エロい。

あとポニテじゃない方ショタも登場するけどエロい。この人の描くショタが単純にエロい。

ちなみにこのショタっ子は男であることは(一緒にお風呂を入っているので)確定していて、主人公別にショタコンなわけではないので、ここからどういう展開になるのかは割と不明

BL的な展開にはならない(なるとしても、ポリティカルには古臭いタイプBLになる)と思うので、単純にショタっ子の無防備エロを眺めて楽しむのが一番良い楽しみ方なのだと思う。こういうショタ好き。

葬送のフリーレン / 山田鐘人(原作) アベツカサ(作画)

週刊少年サンデーに連載中で、8/23に1巻が出た作品

なんかtwitterでバズった時に思わず買ってしまった。王道RPGエンディングの後に視点を向けた不思議な感じのファンタジー

主人公長命エルフで、ともに魔王を倒した他のパーティーメンバーに比べて非常に寿命が長く、そのあたりの時間感覚の違いにフォーカスを当てた物語魔王を倒してから数十年後、勇者寿命で亡くなった後もエルフである彼女は見た目が変わらないまま、改めて過去自分パーティーが歩んだ道を追うような形で、昔の思い出を反芻するように旅を続けている。

話の構成として、主人公モノローグなどは一切なく、結局彼女が何を考えているか、という部分についてはほとんど何もわからないため、一見すると淡々としているように見えるのだが、「この時彼女は何を考えているんだろう」という部分で色々と想像する余地が残されているのが面白い

ちなみに、2巻相当部分で新キャラが追加されたり、色々と話が展開してきているので、1巻で想像していたオムニバス的な展開ではなく、結構がっつりなんかありそう。

顔がこの世に向いてない / まの瀬

つい先日完結した、ジャンプ+で連載していた連作形式4コマ漫画

不細工非モテ自虐的女子高生クラスで一番のイケメン告白されたところから始まる、屈折しまくったラブコメ

わたモテみたいに他罰的な非モテキャラではなく、ひたすら内側に向かっていく陰鬱とした非モテキャラなので、ストーリーだけを追うと全体的にかなり暗いものの、絵のタッチのおかげで、主人公がそこまで不細工に見えないこともあって、結構気軽に読める。また、主人公以外の周囲のキャラがとても自己肯定感が高く、コメディの部分も非常にシュール面白いので、絶妙バランス感覚で読んでいて憂鬱にならないようになっている印象。

ちなみに1巻、2巻の段階では「屈折した非モテが『現状こんなもん』って自分の身を守るための言い訳」を言うことが多く、読んでいてかなり胃に来るセリフが多い。中盤以降は結構主人公幸せになることを受け容れようとしていて、「幸せになって欲しいなぁ」って思いながら読む感じ。

最後オチについてはちょっとだけ納得がいっていないものの、単行本で改めてまとめて読み返そうかなぁ、と思う。

2020-08-29

俺は形而上学的に世界であり、普通に息子っていう話

俺=世界

俺は世界のもの、というのはラリパッパな妄言のはずだけど、形而上学という考え方をかますと許されるんだから不思議なことだ。

例えば雷鳴。

雷が鳴る音を聴くとき自然科学としては、雷鳴という「客体」があって、それを俺という「主体」が感じる、という構図になるはずだ。

しかし、と考えてみる。

もしも雷が鳴っているその場所に誰もいなかったら、果たして雷鳴がそこに「ある」と本当に言えるだろうか?

雷が鳴り、それを俺が聴いている、という関係の一方で、俺という存在こそが雷鳴を生じさせていると言えないだろうか?

さらに、もう一段飛躍する。もし、俺こそが雷鳴の原因となるなら、雷鳴と俺を分ける必要は、実はないんじゃないか

「俺」が「雷鳴」を聴いている、のではない。

主語はない。主客の区別もない。

ただ「雷が鳴っている」。このとき、俺は俺であるとともに雷鳴そのものだ。

あるいは独我論。もしくは哲学的ゾンビのことを考える。

俺にとって、俺以外のすべての人間自我があるかは証明できない。

周りの人々はすべて俺の作り出した妄想かもしれないし(「水槽の脳」)、もしかしたら、意思のない人形であってもおかしくはない(理屈上、ということで、本当にそうだと思っているわけじゃない)。

「俺」は違う。

他者場合とは違い、そこに意思があるかどうか証明しようとして失敗するまでもなく、俺は自分意思があることを理解している。我思う…ってことだ。

そして、そんな俺はなぜか、この時代日本男性の体に「生じた」。これが一番わけがからない。

俺が生まれる前にも宇宙は当然存在していたし(一説には138億年前…)、俺が死んだ後も宇宙は当然続いていくが(こっちは一説には10100乗年後に「終わる」らしく、厳密に言うと、あらゆる運動がそこで停止するので時間意味がなくなるらしい)、特別な俺はなぜか、20世紀後半に生まれたいま30過ぎの日本男性だった。

自分ってものについてラディカルに考えると、要は自分に関するこだわりを強くしていくと、逆説的に、肉体としての自分が何者であるかは価値を失っていく。

俺は別に10年後にジンバブエの5歳の少女に生まれてもおかしくなかった。

50年前のニューヨークホームレスでもおかしくなかった。

(もしも)自分について俯瞰することさえ可能なら、アマゾンの猿でもよかったのだ。

誰であっても、形而上学的な「俺」の本質は変わらない。

でも、とにかく俺は日本の俺だった。たぶん理由はないんだろう。にもかかわらず、なぜ? という強烈な驚愕は消え去らない。

俺はこの世界において超超超…と超を100回重ねても足りない究極の特異点だ。

もちろん、俺以外の人たちだって、「彼らの世界」ではそれぞれが唯一無二のポイントになる。

でも俺はそれを、理屈ではなく想像理解することしかできない。

他者社会的尊重することは当然だが、彼らが結局、俺という世界の一部でしかなく、彼らが死のうと俺の世界は終わらないが、俺が死ね世界のもの消滅するという事実は、それとはまったく別のことだ(一連のこの辺は、永井均子どものための〈哲学〉』『西田幾多郎 <絶対無>とは何か』にくわしい)。

そして俺は、ずっと両親との関係で悩んでいる。

こんな観念的で、浮世離れした形而上学に果てしなくぶっ飛ばされたはずなのに、血縁のしがらみに何十年もさいなまれている。

仲が悪いわけじゃない。

ただ俺も、母親父親も、うまいことお互いへの愛情を示せないでいるフシがある。

愛情がないのではなく、表現できないのだ。なんとなくだけど、バリバリビジネスマンだった二人が、乳児ときから長いこと俺の横にいられなかった罪悪感みたいなものが原因っぽい気がする。

俺はもう30過ぎなのに…。

そんなの、もういいだろ…と思いながら、呆れている一方で完全に笑えないのは、たぶん俺もどこかで、彼らを許していないんじゃないか、という気がする。

もういいよ、父さん母さん、と言いたい。

というか、何も言わないでただ抱きしめてあげるのが正しい気もする。一度だけじゃなく、会うたびにそうしてやるのが正しい気がする。

そうしたいができない。俺たちの誰かが死ぬまでに、俺はそうしないといけないと感じる。

その一方で、三人でそろって食事しているとき、不意に、「この人たちはなんなんだろうな?」という気持ちになることがある。

話をしていて、特別難しいことをしゃべっているわけじゃなく、単純に俺と、頭の中を覗いてみるわけにいかない他者の間で、ちゃんと「会話」が成り立つことが奇妙でしかたがなくなる。

例えそれが両親であっても、「こいつらはなんなんだ?」 と思う。

俺の言ってることが、相手の言ってることが、お互いに本当にわかってるのかな? と思う。確かめようがない。なんとなくその場では笑って飯を食ってる。

形而上学家族への愛情と、どっちかがどっちかへの反発なんだろうな、と思っている。

本当は家族の一員の息子としてキレイに収まりたいけど恥じらいと恐怖心で叶わないために、極端な哲学に走ってごまかしている。

あるいは、心の相性としては形而上学世界の方が向いているが、どっぷり漬かるのが怖いせいで、家族に目を向けたくなる時がある。

若いときから、もう面倒だったから、どっちかに決定的に俺を方向付けてほしかった。

ベタベタしすぎるくらいまともな家族愛に包まれるか、SFチックなぐらい高純度な精神体になってしまたかった。

どっちかになれると思っていたがどっちにもなれない。たぶんどっちにもなれないんだろうな、というのが、最近薄々わかってもきている気がする。

2020-08-28

anond:20200828122740

白人が出てくる物語を作れるのは白人だけだしアジア人が出てくる物語を作れるのはアジア人だけ

これ21世紀共通認識

最近宇宙人が出てくる新作SFが少ない理由もこれ

2020-08-26

anond:20200822115950

科学を取り込んだ小説SF

科学の使い方がテキトーなのがソフトSF

科学的にめちゃくちゃ厳密なのがハードSF

なお厳密さと面白さは関係がない。

2020-08-25

anond:20200825141844

たつきっていうインディーズ作者ブランドもあったし、作品の出来よりも名声が高かったという事実がある。

というかあの人の他作品のうほうがSF味があったのに受けなかったのはなんかなあ、という。

俺が言うのも変な話だけど、昔で言うところのライト層が増えたんかなと。

円城塔がめちゃくちゃ嫌いだ。評価されてほしくない

後藤さんのこと」を読んでめちゃくちゃ面白いと思ったのがおよそ10年前。大学生の頃だった。

この短編集は今でもかなりの名作だと思っているし、ハードカバーを買って大事に持っている。(小説絶対文庫版で買うという決意を持っているこの俺が、だ)

どの短編もこれまでに読んだことのない新鮮な後味で、何度でも読み返した。

この人の小説もっと読みたいと思った。

そこで読書メーターレビューサイトを見ると、「数学物理を使って書かれた純文学」みたいな書評が目についた(ちゃんとした表現は覚えていない)。

そうかな。と思った。

作者・円城塔理系出身者らしい。

なるほど。確かに、「さかしま」「考速」「ガベージコレクション」あたりには、理系的なモチーフがふんだんに埋め込まれていたし、その中には確かに数学物理単語もあった。

どちらかというと情報系分野の香りの方が強く感じたけど。まあ情報数学の一部だしな。

でもなんか、「数学物理を使って書かれた純文学」みたいな批評にはなんとなく頷けない感覚があった。

言い忘れてたけど、自分は一応ちゃんとした大学数学出身であるので、数学物理単語を言われたらそれが何のことかはわかるし、学問においてどういう立ち位置だったりどう使われるか、はおよそ知ってる(あんまり高度なのは無理だけど)。

からこれらの話はすごく面白く感じた。理系用語が雑に使われてたから引っ掛かったとか、そういうことじゃない。むしろ日本語としてこれ以上ない適切な位置にそれらの単語は置かれていたのではと思う。

次に「バナナ剥きには最適の日々」を買った。これも素直に面白いと思った。

equal」には妙な居心地の悪さを感じたけど、「捧ぐ緑」は今考えても円城塔最高傑作なのではと思えるくらいだ。

なので最初違和感がはっきりと形になったのは、その次に買って読んだ、「Self-Reference ENGINE」ということになる。

全ての可能文字列。全ての本はその中に含まれている。

しかしとても残念なことながら、あなたの望む本がその中に見つかると言う保証は全くのところ存在しない。これがあなたの望んだ本です、という活字の並びは存在しうる。今こうして存在しているように。そして勿論、それはあなたの望んだ本ではない。

皆はこの小説をどのように楽しむのだろう。

言っていることは理解できるし、示唆的ではある。人に何かを「考えさせる」文章でもある。しかしそれは「考えさせる」だけで、後に何も残さな文章しかなかった。

ストーリーもあってないような状態。各章の繋がりもバラバラだし、場面は突然切り替わるし、急に新キャラが出てきて急に退場するし、何もかも説明が不十分で、衒学的な、鼻につく文章けが延々と続く。

端的に言って、「最初から最後まで何も言っていない」。文字無駄に消費しているだけの、中途半端文字列らしき何かだと思った。

そして「エピローグ」を買った。

これでもう俺の円城塔嫌いが確立されたと言っていい。

何故って彼はエージェントで、エージェントとは人間よりも器用にチューリングテストクリアすることのできるスマート・クリーチャにしてオーバーチューリング・クリーチャだからだ。

人間理解できるのはせいぜい、N文字を利用して作成可能な全ての文章であるにすぎない。Nはある程度の大きさのところに留まり、そこには有限個の文章しかない。

「敵艦影、三。天頂方向より接近。ダミー放出。並列存在を開始。複雑性迷彩が起動しました。オーバーチューリングテスト実行。成功成功。失敗。失敗。失敗。当該宙域には、法則69805f9944ed4298311d0cdaa75da2629d6f3bb3756455d504243fla6c565f75が適用されていません。」

はあ。これでやっとわかった。

彼は詩を書いているんであって、小説なんか最初から書く気が無いのだ。

円城塔の紡ぐ文字列の並びは確かになんとなく美しいと思う。なんか感性に訴えかけてくる。なんか良いこと言われているような気にさせられる。

しかしその実、中身が全くない。その点に限って言えば詩としても程度が低いように思う。詩にも訴えたい内容とかあるからね。

そしてそれに「ていよく」使われているのが、SFだったり、数学物理言葉だったりする。

数学SFが、詩を美しく紡ぐための新しい言語の代わりにさせられている。これがなんとなく違和感を覚えた原因だったのだ。

まりこれを「詩集」ですと言われて手に取ったら、「おお、面白い詩だね」といえるんだけど、「小説です」と言われたから、「小説か??」となってしまう。

苛々するのは、読書メーター書評サイトレビューたちだ。

軒並み、「なんだかわからないけどすごい」「深淵」「自分には理解できない新境地と感じる」「文系殺し」といった単語が並ぶ。

お前らホンマに頭で物考えて言ってるんか??????

端的に口をそろえて「理解できませんでした」と言ってるだけだろうが。理解できないものを、適当に高評価するんじゃないよ。ボーッと生きてるにもほどがあるでしょ。

詩の材料にされている数学物理言葉がわからないものから、その意味不明さに脳が酩酊させられてるだけだよ、それ。酒飲みみたいにその酩酊を楽しみたいなら、いいんだけどさ。

自分文系から知識がないから、それらの語彙が入ってこないだけで、ちゃんと語彙力があったらそこに何か深い意味が込められているんじゃないかと思った?

なかったよ、なんにも!!

さらに頭にくるのはそのやり口で芥川賞なんか取っちまったところだよ!

選考委員も、軒並み騙されてんじゃないか。誰か一人でも意味わかってたんか?「道化師の蝶」のモチーフとなっているという、自己言及プログラムを一人でも書いてみたんか??

俺は、この世に理系人間文系人間とやらがいるとはあんまり思ってないけど、もし芥川賞選考委員がそういったSF数学物理に疎い人で構成されているんなら、円城塔作品はまさしくそ脆弱性を突いたクラッキングだよ。

以下が「道化師の蝶」受賞時に高評価をつけていた選考委員コメントだ。高評価だぞ?低評価じゃない。よく読んでほしい。

『二回読んで、二回とも眠くなるなら、睡眠薬の代わりにもなる。』

完全に酔っぱらってるじゃねえか。

あと、円城塔は、いい加減に繋がっているようで繋がっていない短編の寄せ集めを長編と言い張るのをやめて、最初から最後まで一貫して繋がった長編を書くべきだ。詩集から無理か。

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