はてなキーワード: 同棲とは
きっかけは同棲してた彼女の妊娠が発覚し、たまたま転職を考えていたこともあって、里帰り出産するならいっそ彼女の実家の方で職探ししてみるか、となって東京⇒田舎ランキングで5本指に入る県への移住を決断した。
(自分の両親は芸術系の人間だったため、子供が産まれても金銭面以外の援助は一切期待するなと言われていた)
・良かったこと
家賃が安い
東京に住んでいた頃は駅から5分のお世辞にも綺麗とは言えない2Kの木造アパートに住んでいたが家賃は6万5千円だった、今は田舎で庭駐車場付きの2階建ての借家が6万ちょうどで借りれている。
2歳児の走り回る騒音を考えると、とてもじゃないが木造アパートには住めない。
車社会は意外と便利
東京に住んでいた頃は車の必要性は全くなく、教習所を卒業してから一度もハンドルを握ったことのない生粋のペーパードライバーだった。
一方で田舎は通勤も車、コンビニ行くのも車、朝のゴミ出しすら車で行く時もある。
維持費は掛かるがラッシュ時の満員電車とは無縁だし、小さい子供がいるとオムツ換えから食事まで全部車の中で住ませられる移動式の小部屋があるようなものなので、滅茶苦茶便利である。
もし東京で暮らし続けていたら、元気過ぎる我が子を毎週電車でどこかに連れていかなければいけないと思うと、ゾッとする思いである。
飯が美味い、そして安い
都会では中国産の玉ねぎしか買えない値段で、箱一杯の国産玉ねぎが買えたりする。
流行りの飲食店のようなものは無いが、平日の昼食も皆どうせ車で行くので、アクセスが良いから繁盛しているあんまり美味しくない店みたいなのが存在しない。
ただそもそも店が少ないのでどこも混んでいるのはネックだ。
・良くなかったこと
これはマジで厄介で、法すら介入できない地域のルールが根付いている。
田舎あるあるだと思うが、畑の隅っこでゴミを焼いている光景をよく目にするのだけれど、落ち葉や紙ゴミだけでなく明らかに燃やしてはいけないものが燃えている悪臭がすることが多々ある。
最初に暮らし始めた家の隣でいつも大量のゴミを燃やしており、悪臭と煙に悩まされていて警察にも相談したが「都会の人はもっと寛容にならないといけない」と対応してもらえるどころかむしろ説教されてしまった。
あと「勝手口の鍵を閉めてはいけない」という謎のルールがあり、言い付けを守っていたらある朝目覚めたら近所の婆さんがキッチンを漁っていたことがあった。
「豆を沢山茹でたからあげようと思って持ってきた、夏場だから冷蔵庫に入れようと思ってスペースを作っていた」とのことで、本人としては好意での行動だったのだろうが気持ち悪くて貰った豆は全部捨てた。
その日以降、小さな子供がいるので勝手口の鍵を開けていると勝手に外に出て危険だという理由で鍵を閉めることにした、文句は言われたが子供を理由にすると一応は引き下がった。
後は駐車場に勝手に車を停められていたこともあった、取りに来た時に文句を言ったら「前の居住者の時は何も言われたことなかった」と逆ギレされ、その地域では「長く住んでいる人間が偉い」という謎ルールがあったのでこれも警察はまともに対応してくれなかった。
自分は見た目がちょっとイカツい方(193cm105kg両腕に刺青有)なので文句を言えば相手が怯んだが、そうでない人は結構しんどいと思う。
人間関係が狭すぎる
人口が少ないせいか、誰かが誰かの知り合いというパターンがとても多い。
取引先に連れられていったキャバクラで働いているのが嫁の同級生の妹とかザラで、迂闊なことはできない。
そして買い物に行く店も皆一緒なのでしょっちゅう顔を会わせる、目立つ見た目をしていると「○○にいたでしょ?」と言われる、監視されているようで疲れる。
東京の人間というだけで敵対視されることがある、一方で「東京よりこっちの方が良いですよ」って言うと自分の子供が誉められたみたいに喜ぶ人が多い、居酒屋で見ず知らずの人に奢られたこともあった。
自分は東京どころか実家がある地域が良いと言われようが悪いと言われようがどうでもよいので、地元へのこだわりが強い人は少し扱いづらい、どう考えたって田舎なのに田舎扱いされるのを嫌う人もいる。
また狭い人間関係のせいか常識とか道理とか利害よりもプライドを優先する人が多い。
いい大人でも「舐められたら終わり」というヤンキー漫画の登場人物みたいな人が結構いる、東京はすぐ次にいけるが田舎はそうではないため、公私ともに立ち位置が重要なようである、学生時代の上下関係が社会人になっても続いているケースも多々ある。
時間 | 記事数 | 文字数 | 文字数平均 | 文字数中央値 |
---|---|---|---|---|
00 | 66 | 10271 | 155.6 | 42.5 |
01 | 40 | 11479 | 287.0 | 28 |
02 | 47 | 6939 | 147.6 | 55 |
03 | 39 | 4828 | 123.8 | 75 |
04 | 11 | 1364 | 124.0 | 87 |
05 | 31 | 4402 | 142.0 | 88 |
06 | 40 | 2999 | 75.0 | 46.5 |
07 | 44 | 4978 | 113.1 | 38 |
08 | 96 | 9973 | 103.9 | 64.5 |
09 | 169 | 12795 | 75.7 | 46 |
10 | 113 | 14295 | 126.5 | 58 |
11 | 155 | 17036 | 109.9 | 53 |
12 | 216 | 18061 | 83.6 | 40.5 |
13 | 150 | 14210 | 94.7 | 50 |
14 | 193 | 15138 | 78.4 | 36 |
15 | 181 | 19735 | 109.0 | 44 |
16 | 160 | 15978 | 99.9 | 48.5 |
17 | 151 | 14543 | 96.3 | 39 |
18 | 157 | 23307 | 148.5 | 44 |
19 | 137 | 15882 | 115.9 | 44 |
20 | 159 | 14328 | 90.1 | 39 |
21 | 118 | 10512 | 89.1 | 33 |
22 | 131 | 13249 | 101.1 | 35 |
23 | 89 | 14472 | 162.6 | 37 |
1日 | 2693 | 290774 | 108.0 | 45 |
バドエン(13), 弘兼(4), ノンアル(4), 24/7(3), アロマエステ(3), ハピエン(10), 染髪(5), ハテナー(3), 障害者施設(10), 反証可能性(5), メリバ(4), 別姓(23), 姓(31), 障害者(78), 夫婦別姓(22), 解像度(13), マシュマロ(13), 同姓(10), 治安(27), 障碍者(15), 弱者男性(16), 物件(13), 不動産(15), 加害(23), 相場(8), 住む(22), 差別(141), 障害(32), 施設(20), 共感(31), 地域(36), 引用(13), 加害者(14)
■加害する障害者をどうすればいいんだよ? /20210226124437(37), ■【悲報】「障害者が多い街は性犯罪が多い」とかいうド直球な差別発言が擁護される地獄 /20210225224433(34), ■Vtuberってみんな同じゲームしてんな /20210225225537(23), ■ノンアルコールを充実させたけど、辞めた話 /20210226124417(22), ■差別主義者判定思考実験 /20210226105220(21), ■障害のある加害児童に子供が鼻血が出るまで殴られた話 /20210226135521(20), ■男性ってなんで結託しないの? /20210226112828(16), ■レジ袋の使いまわしは貧乏くさいのか? /20210225093728(15), ■三大AVで許せないこと /20210226164727(14), ■anond:20210225072342 /20210225073508(12), ■同棲を解消したら同棲を解消しなかった未来が見えた /20210226152452(12), ■なんで今さらボカロ系が盛り上がってきたんだろ? /20210225170428(8), ■腐女子投稿を異常に嫌う人がいるのって /20210226083149(7), ■仕事中に雑談がないと自尊心が損なわれるタイプの人 /20210226114726(6), ■ /20210225214433(6), ■安倍首相(当時)と浅田真央のハグ、最後の一押しをしていたのは羽生 /20210225185107(6), ■女だけの街へGO /20210226141103(6), ■anond:20210226105220 /20210226143116(6), ■anond:20210226183639 /20210226183942(6), ■加害者って実は被害者なのかもな /20210226085251(6), (タイトル不明) /20210226112542(6), ■人狼ってどこらへんが面白いの? /20210226114535(6)
家具を買う時は、「長く使えるものを買う」っていうのがおれたちの決まりだったと思う。
クイーンベッドからダイニングテーブルソファセット、タンスやラック。
色んなものを買ったんだよな。
そんで明後日同棲を解消するわけだが、互いに新居に引っ越すわけで、
粗大ゴミとして出そうと思うと、収集日が1ヶ月先とかで、引っ越しのスケジュールから考えると間に合わないし、
友人に譲ろうにも、こんなデカい家具は要らないわけで、引き取り手も見つからない。
結局メルカリ頼みになるわけだな。
で、この2週間、メルカリを使ってみたわけ。
そしたら思ったより売れる。
メルカリには直接受け取りっていうオプションがあって、購入者に直接取りに来てもらえば送料がかからないってのがある。これが便利なんだ。
このときさ、売れる先が大体1-2歳の子連れの夫婦なんだよな。
そりゃそうだよな、クイーンベッドなんか独り身は要らないし、熟年の夫婦が買うわけでもない。
一緒になり始めた夫婦が買うわけだ。
奥さんがよちよち歩きの子供をあやして、その横で俺と夫がクイーンベッドをファミリータイプのバンに運ぶわけ。
その他の家具もそう。
1番覚えてるのは衣類ワゴン。これはだな、上手く出来ていて、子供でも衣類を収納できるよう、おれらの膝より下の部分にまで引き出しがついてるわけ。
これは若いお母さんと子供だけ取りに来たな。ありゃ2歳くらいだろう。
母親が「良かったね〜〇〇くん、これでお片付けできるかな〜??」って母親がすっごく笑顔だったな。
おれはどこで間違えたんだろうな。子供、可愛かったな。
おれも、メルカリを夫婦で見ながら、「これ良くない?」とか話しながら、
3年前私は夫婦別姓を選択して結婚した、といっても法律婚ではない別姓なので事実婚だ
周りから同棲と何が違う?と言われないように結婚式もあげた、合計300万くらいかかったが夫が全部出してくれた
結婚生活には大きな不服は無く子供は出来たらいいね~程度でセックスをして子供ができた
結婚する前の事前調査で事実婚だと子供は私の姓になることがわかっていたので当然のように子供は私の姓にすると思っていた
だが生まれる直前になって夫が子供を自分の姓にしたいと言い出した、
そっちが姓を変えるならするよと答えたが夫は拒絶した、当然だろう、それがお互いできるなら初めから法律婚を選択している
そこで夫が出してきたのが家庭裁判所の許可があれば夫の氏にできるということだ
そんな簡単に許可が下りるものなのか私は疑問だったが夫はできると強弁した
ならばと一人目は私の姓で、二人目は夫の姓にしてはどうだろう?と提案もしてみたが夫は逆が良いという
私は結婚前から子供は私の姓になるとお互い了承していたじゃないかと絶対に譲らなかった
今から考えるとなんでそんな事にヒートアップしたのかわからない
もうすぐ育休が明ける、私は仕事に戻らなければならないが保育園は決まっていない、だが保育園が決まったら実家を出て東京に戻らないといけない
仕事にも東京にも戻りたくない、まだ立ち上がったばかりの子供を預けて自分が仕事をしなければならないなんて気が狂いそうになる
そもそも仕事もそんなに好きじゃない、月末月初は毎回残業になり年末は12月31日まで仕事があるような状況に戻るとか正気の沙汰じゃない
なんであの時私は意地をはったんだろう、私がずっと欲しかったのは自分の姓じゃない、家族だったはずなのに
何故姓にこだわり家族を手放したんだろう
いや夫だってもっと早く法律婚じゃなきゃ絶対嫌だって言えばよかったんだ、理解あるふりして今は夫婦別姓でいいと思うよなんて言わなければよかったのだ
子供ができたことは後悔していない、子育ては嫌いだが子供は好きだ、いや他人の子供は嫌いだが自分の子供は好きだ、子供と別の姓になることは今でもやはり考えられない
どうか私と同じ底辺の女性にだけは聞いてほしい、こんな状況になったからこそわかる
夫婦別姓はすべての女性のためにあるものじゃない、あれは強者女性が強者性を維持するためのものだ
私たちのような経済弱者が夫婦別姓を選択しても、私たちが強者女性になることは無い
誰もそうしろなんて言っていない、お前がそう選んだだけだ、男が悪い、男を見る目がない、どうせ散々叩かれるんだろう
最近、同棲している彼氏(アラサー)が仕事終わりにスロットに行っている模様。
2日に一回くらい。さすがに頻度が高すぎる。
確かに、折半の家賃・光熱費・食費はちゃんと払ってくれているけど、
アイ〇ルにお金返しているし、過去にリボ払いをしていた形跡もある。
年齢も年齢だし、稼ぎは同世代よりも多いんだから貯金してほしいんだけど、できないんだと思う。
(私も非正規で収入が少ないとはいえ貯金といえるほどの額は口座にない)
そんな状況で、麻薬のようにギャンブルに浸っている彼氏が本当に嫌い。
でも本人を納得させられるような「ギャンブルが嫌いな理由」が思い浮かばない。
気分を害するくらいなら、同棲を解消した方がいいのかなとも思う。
ご飯炊いておいてくれるし、料理の材料を買ってきてくれることもある。
風邪ひいたときはコンビニに走って必要なものを買ってきてくれるし
長いこと看病してくれるし、ご飯も作ってくれる。
「俺のご飯は?」とか言うよ……。
有能な健常者の世界は知らんけどさ、
男の場合は
こういうのを運良く全部回避しないと孤独に苛まれながら年老いてもライフイベントも何もなく野垂れ死ぬしかなくなるんだよな。
女性と違って詰む要素が多すぎるんだよ。その残酷なまでの男女の差を表してるのが「理解ある彼くん」の物語なんだよ。
中には「俺はチビでブサイクで低学歴なので結婚も恋愛も不可能だが、それでも趣味に打ち込むことで幸せに生きることができた」って感じられる価値観の人もいるかもしれない。
でもきっとそれは多数派じゃないし、多くの人にとって恋愛や結婚が重要なのはきっと変わらない。結婚の選択肢は人生設計とって超重要な要素だ。
少なくとも「こういう恋愛や家族にこだわらない価値観を持てば幸せになれるよ!」なんて他人から言われるものではないだろう。
女のブスだと男より辛いとか言ってる奴いるけど正直どれだけ望んでも結婚も恋愛もできないレベルのブスなんて実際どれほどいるのよ?下位0.何%とかそんなんじゃない?
モテない言ってる人はマッチングアプリ初めてみなよ、女性だったら基本は無料で始められるよ。
きっとあなたの理解ある彼くんになりたがってる男達が札束抱えて行列作って待ってるよ、その行列の長さが難易度の低さなんだよ。
「ヤリモクとだけセックスできるけど恋愛結婚目当ての男とは一切セックスできないよー;;」なんてことありえないだろ。
そこに境界なんてなくて、多少選択肢が広いか狭いかの違いでしょ。
男の非モテっていうのはどれだけ望んでもどれだけ行動しても金費やしてもどんな女性相手でも結婚どころか恋愛すら一切不可能なんだよ。
苦しみの桁が違いすぎるわ。
証拠にこれ読んで頭で反論してる自称無能で喪女なはずの貴女だって普通に理解ある素敵な彼と同棲経験あったり結婚したりしてるでしょ?
運悪くレールから外れた男に女性みたいに理解ある彼女ちゃんが湧いてきて助けてくれるなんて生ヌルい救済システムは用意されてない
男の世界の苦しさっていうのはそれこそ自殺率が表しているような生きるか死ぬかの世界なんだ。
それでも男である以上は一人で戦うしかない。負けたら、本当に死ぬんだよ。
男の人生はそんなに甘くない。
彼女達は女性が如何に生きづらいかを主張し、社会の変革を求めていた。
「女性は賃金も低く、発言権も少なく、管理職にもなれず、家事をしない旦那の面倒を見て...」と言った彼女達の発言を見て、社会に出たら生きづらくなるのか...とやや憂鬱になった。
大学時点で、女性特有の生きづらさ、みたいなものを特に感じてなかったためである。
男女混合のサークルに入っていたが、サークル長が女性の年も普通にあったし、ゼミの論文や発言も完全に内容で判断されており性別で差別されることはなかった。
飲み会でも、男性からイジられることはあったけどこっちもイジり返してたから力関係のアンバランスさは感じてなかった。セクハラする人や本当に嫌なことを言う人はいたけど、そういう人は男にも女にもいたし、同時に男からも女からも嫌われていた。
地方の大学で、電車に乗らなかったので、痴漢にも合わなかった。
やがて社会人になり数年が経った今、やっぱり女性特有の生きづらさ、みたいなものはあまり感じていない。
給料は当然男女で別れていないし、会議中の発言が無意味に軽んじられることもない。管理職はたしかに今は男性のほうが多いが、我々が管理職になる頃には男女同じくらいになるだろうな、と思う。
産休を取っても普通に復帰できるし、育児を理由に退職した人はここ5年ではいない。
飲み会(ここ一年ほどないが)でのセクハラも、会社が厳しいので殆ど無い。彼氏の有無すら同世代以外には聞かれない。
ちなみに恋愛においても、同棲中の彼氏がいるが普通に家事をやってくれるし、生活面の不満はない。
「女性は賃金も低く、発言権も少なく、管理職にもなれず...」みたいなのって時代錯誤なんじゃないかな、と思う。
自分は、時代錯誤を指摘している気でいるが、もうそんな事実はあんまりないので、むしろ時代錯誤になっている、みたいに見える。
そして、そういう事を言っている人は大体40代以上で、今は企業に属してない人が多い。
ここまでを通して、私がひとえに差別に鈍感という可能性は大いにある。
もしそうであれば、地方の国公立大学に通い、そのまま地方の優良企業に勤めると、私のような恵まれた環境に身を置ける可能性が高いので、若い人が読んでたら参考にすると良いかもしれない。
最初に言っておく。俺は「花束みたいな恋をした」が大好きだし、元カノのことも嫌いとは思ってない。大筋は実話だが、バレ対策で所々の事実は曲げてる。この文に厳密に該当する個人は多分いないが、20代の童貞のノンフィクションだと思ってくれて問題ない。
タイトル通り。「はな恋」を見て俺が思い出した元カノは、「はな恋」を見ても元カレ(=俺)とのことなんか全然思い出さなかったらしい、という話だ。
当たり前やろと思った人、盛大な独り相撲が好きなら読んでくれ。
どこかにショックを受けた人、その幻想をぶち殺しにきたから読んでくれ。
はな恋の中身の話もするから未見勢は早く観に行け。行って情緒に九頭龍閃されてこい。
まずは思い出話。
高3のとき、親密ってほどでもないけど話すと楽しいクラスメイトの女子がいた。傾向は違うにせよお互い二次元のオタクだったし、かといって自分の世界に閉じこもり続ける訳でもない、それなりに真面目でそれなりに社会性があってそれなりにリア充を僻んでいるタイプだった。派手に迫害される訳でもなく、かといって異性にチヤホヤされる容姿でもないし浮いた話もない、そういうバランスの男女。たまに話が弾むうちに、お互いにちょっとくらい好感情が出るのは、ヘテロの若者だったら自然だろう。
とはいえ高3だ。少なくとも都会ではない立地の(自称)進学校で、大学が近くなる奴はまあまあレアだ。少なくとも俺は「最後だし気になる人には告白しよう」って思えるほど自己肯定感が高い高校生じゃなかった、遠距離の面倒くささを押しつけるのは気が引けるんだよ。だから例の彼女とも、別の大学行ってそれっきりなんだろうと思ってた。
幸運なことに、あるいは不運なことに。俺も彼女も、違う専攻ながら志望校が一緒なのが分かってきた。一般試験を前提に難関(扱いの大学)に挑む勉強ガチ勢どうし、「一緒に受かろうね」という共闘意識はすぐに共有できた。
共闘意識に加えて。「珍しく気の合う馴染みの女子(男子)が」「同じ大学にいるなら」「お付き合いもできるのでは」という妄想だって始まってた。多分、彼女もそうだった。
娯楽も限られ、空気の閉塞してくる受験期。これだけ利害の一致する人間がいたら頼りたくなる。教室やら予備校やらで顔を合わせる中で、少しずつ距離は近くなっていった。並んで歩いた、肩が触れた、バーガー店に寄り道した、ハイタッチした。ギリギリ友達の範疇の、しかし交わす異性なんていなかった、そんなスキンシップがひたすらに幸福だった。リア充が高校のうちにベッドインまで済ませている傍ら、ちょっと手が触れ合ったくらいで舞い上がるような高校生だった(今さらだが男子校勢には謝っておく)
そうやって、言葉にはしないまま意識だけが積み重なって臨んだ試験で、めでたく二人とも合格した。地方の自称進学校で、ちょっとした快挙になるような大学だった。引っ越しの手続きが落ち着いて、二人で祝勝会カラオケをして(君じゃなきゃダメな健全ロボがレスキュー!したのはうさぎですか?)、そのときに彼女から交際を申し込まれた。告白が叶った女の子が泣くんだって知った。
親も応援してくれた難関大にカップルで進む、進研ゼミもかくやという出来すぎた滑り出しで。お互いの好きなことは邪魔しないようにという(主に彼女の)方針だったから、サークルやバイト優先で、一緒に過ごすことはそんなに多くなかった。それでも連絡は頻繁に取り合っていたし、相手が歩く新しい世界の話は純粋に好きだった。たまにファミレスで喋って、帰り道にキスするくらいで十分だった……俺がセッしたかったのは確かだったが、彼女からその手の話をされることがなかったぶん、踏み込みづらかった。まだ未成年だし、付き合いが長くなればそのうち、くらいの気分だった。自分を好きでいてくれる女の子が近くにいる、それで十分だった。
そんな距離のまま後期になって、学業もサークルも忙しくなってきた。お互いに真面目に取り組みたいのは分かっていたから、彼女からの連絡が少しずつ減るのも気にならなかった。
試験期間が終わって、久しぶりに遊びにいって。そこで「別れたい」と言われた。納得もできないまま地獄に落とされて、それでも受け容れるしかなかった。水泳のときはプールの中で海パンを脱がされるような日常だった小学校の頃以来、久しぶりに自死を考えかけたりもしたが、そんな気持ちまで彼女にぶつけるのはどう考えても間違いだったし(H誌のI田の件は絶許)、何とか立ち直った。カルチャーでつながった相手に振られてもカルチャーで立ち直ったオタクだ。気分転換の得意なフレンズなんだね。
あんまりな別れ方をした直後は絶縁状態だったが、数ヶ月もすれば傷も癒え、少しずつ彼女との交流も戻ってきた。そのときは明言していなかったが、サークルの先輩に心変わりしたのが大きな理由だったらしいし、今ではその彼と良好な関係が続いているという。俺自身、無害な友人としてはともかく、性愛の対象としては魅力に乏しいと自覚してるし、そのくせ意識的にビジュアルを磨こうとも思っていなかったから、他の男に負けるのも無理はないと考えられるくらいになった。以前ほど親密ではないし直に会うことはなくなったが、たまには最近の推しコンテンツを布教しあうような関係になったし、それが結構な打率だった(というか言われる前から気になってる率が高い)ものだから、シンプルにオタ友として付き合えるようになった。何より、秘密を共有する相手というのは大きい。
俺は俺で、学年が上がるにつれて人間関係にリソースを割けなくなってきたし(だから新しい相手もいないまま)、あそこで別れなくてもいずれ、という予感を抱くことも多かった。何より、その先が破局であったとしても、彼女との思い出には励まされてきたのだ。ひとときでも誰かに愛された記憶は尊い、続かなくても間違いじゃなかった、違う道に幸あれ。本気でそう思えていた。別れたときに言えなかった「楽しかったね」だって、もう皮肉なしに言えたのだ。
という風な経験を踏まえると。
「はな恋」がビシャビシャに刺さる人だな、というのは察してもらえると思う。
絹と麦が惹かれあっていく様子は高3の淡さを思い出した。初対面で作家の話ができるの最高だし、「電車に揺られる」と言っていたら気になる。
同棲中の過ごし方は進学当初に描いていた理想そのものだった。同じ本で泣いたのは知っていたから、今度は一緒に読みたかった。
環境が変わると内面が変わるのを誠実に描いてくれたのも良かった。別れてからだって心は通じ合う、そんな関係性に自分たちもなれたと思っていた。
「はな恋」のキャッチコピーにまんまと乗せられた、これは俺たちの映画だ――という直感を抱いた頃、彼女も観る予定だとリア垢TLで見かけた。ただでさえコロナで人と会えない今、久しぶりに喋りたくなって、通話での感想戦を取り付けた。
期待通り、映画の話は大いに盛り上がった、それはそれでちゃんと楽しかった。それは良いんだ。
ただ、何を感じたか――というより「自分の経験のどこに響いたか」は正反対だった。
あらゆるシーンが彼女との思い出に接続されたと、缶ビールを片手に俺が語るのを聞きながら、彼女は段々と歯切れが悪くなっていた。顔は見えなかったが、多分げんなりしていたんだろう。
やはり今が優先されるのが当然か、彼女が主に考えていたのは今カレとの馴れ初めや前途だったらしい。それは分かる。社会人なりたてとして当然。
そこからが致命打だった。「君のことも思い出したけど、それは趣味が合う人がいる楽しさであって」「君と付き合っていた頃のことなんて全然思い出さなかった」「4年も経つのに君に思い出されて、ちょっとビックリしてる」
つまりは、4年以上も前の恋人期を鮮明に思い出している俺に戸惑っていた。そんな言い方はしなかったが、完全に引いていた。
俺から復縁を申し出たことは一回もないし、知らないなりに彼女と今カレの関係は(少なくとも言葉上では)祝福している。よりを戻せるだなんて全く期待していない。君の運命の人は僕じゃない、否めないというか今さら否定する元気もない。
それでも。どうやら俺は、終わった恋に甘えすぎていた。彼女が「思い出」のフォルダに整理した体験を、ずっと大事に抱えたまま、昨日のように覚えたままでいる。
新しい恋人が出来たからだとか、そもそも男女で思い出し方が違いやすいとか、そういう話も分かる。それでも俺は、かつての恋人の中で自分がどれだけ小さくなっているかを示されたのが相当にショックだったのだ。それだけ小さくできる存在が俺だ、そのことに今さら傷ついているのだ。
また好きになれとか、振ったことを後悔しろとかじゃない。こんな映画を観たときに思い出してくれる、そんな存在ではいたかった。絹と麦に憧れたのは、あれだけ幸せな現在を過ごしていたから以上に、幸せな過去を大切にできているからだ。パンフレットの一枚目のフレーズに号泣したの、俺だけじゃないだろ。
薄桜鬼もヘタリアも黒バスも、見かけるたびに彼女が話していたことを思い出す。SAOもゆるゆりも麻枝准も、彼女は多分もう気にしていない。
ラジオの映画評で宇多丸さんが言っていた、「別れた後でも、その思い出がある人生は素晴らしい」ことを描く映画じゃないかと。俺自身がそうだった、それを確かめさせてくれる映画だった。柔肌の熱き血潮は夢のまた夢、それでも、そんなに寂しい訳じゃなかった。あの頃に積み重なった初めての温もりは、どれだけ経っても心を温めてくれていた。そんな粘着質な感情なんて誰にも言えない、言えないけれど。彼女だってそうだったと信じていたのだ。別れたとはいえあんなに分かり合えていた。別れた後も上手く折り合いがついた、それはあの頃への愛着があるからだと思い込んでいた。
あんな未来が待っていた、それは一方通行の夢だ。ずっと知っている。
あんな日々もまだ温かい、それも一方通行の夢だ。知りたくなかった。
それでも好きになってくれた自分が誇らしい、そんな幻想だって、確かに明日への糧になっていたのだ。いつかそう思ってくれる人が現れる、それまでちゃんと生きようと自分に言い聞かせていた、それだって幻想だといよいよ痛感した。
とはいえ。精神に多大なダメージを食らったとはいえ。モラトリアムから目を覚ますには良い機会でもあったのだ。「自然な」出会いなんか一生来ない、やるならちゃんと金をかけてシステム使ってやるしかないし、ひとりで生きてく覚悟を決めたっていい。いずれにせよ、あの頃みたいな出会いなんて一生ない。少なくとも「俺には」ない。
色褪せてきたことに気づかず、花瓶に飾ったままにしていた花束を。そろそろ片付ける頃合だろう。
「今回の件からお前が得るべき教訓は」別れた後の恋人に思い出話なんて、大抵の場合はするもんじゃない。胸の奥の花束は、陽に晒したときには枯れていく。
別れた後も思い出話に花が咲く人がいたら、それはそれで尊敬も応援もする。けど、俺は違った。
かつて恋仲だった俺たちへ別れを告げる、いい機会だった。嫌いにならないまま、後悔まではしないまま、背を向けて手を振ろう。数年の時差はあったが、麦と絹の再演だ。
……ということを書きながら、段々と思いはじめたんだが。
「秒速5センチメートル」を作ったときの新海さん、こんな気分だったんじゃないだろうか。ポスト宮崎駿というか終身名誉レぺセン童貞の誠くん、さっき「はな恋」も観たらしい誠くん、大丈夫? 話聞くよ?
結婚してもしなくても生活は変わらないかもしれないけど、結婚するとお互いに扶養義務や相続権が発生するから
ただ同棲しているよりは、結婚という契約をしてくれたほうが自分の将来のことも考えてくれていると思えて嬉しい
お気持ちですかね
母親のことも友達のことも彼氏のこともフェミニストのことも好きだからさ、尚更に。
同棲してる彼氏はそこまで結婚願望はないみたい。(私とはしたくないだけかもしれないけど)
だから私としても無理して結婚を迫ることはしたくないなと思う反面、母親や友達の言葉を思い出しては辛くなる。
じゃあ別れて婚活する?そうすると彼氏やフェミニストの声が頭でこだまする。結婚でしか幸せになれないような自立してない女なの?おまえ、って。
私としては、結婚したいとか結婚せずにいたいという確固たる意思がある人は幸せになれると思うんだ。
予定外の結婚、予定外の独身でも幸せな人もたくさんいると思う。
でもさ、自分がどうしたいかわからない時ってどのように選択したらいいんだろう。
28歳の今、婚活するにしてもなかなか厳しくなってきてると思う。
やりたいことなくてさ、同棲してる彼氏の飯だけ作って、ぼーっと生きる毎日。
もうちょっとで29歳になる。
このまま結婚もせず(彼氏は結婚願望ないからね)、やりたいこともなく生きていくのかと思うと焦るけど、じゃあ実際何をすれば見つけられるのかもわからない(てか、何を見つけたいかという目的語すら不明)。
そんなことじゃないだろ、真剣に考えろと彼氏には怒られたけど、お前私の何がわかるの?
人生迷走し過ぎ、やばいよそれと言われたけど、そんなん知ってるわ。
それにみんなこんなもんじゃないの?
格別不幸せではないけど、虚無感がずっと付き纏ってる。
どうしたらいいんだろう。
個人的になにがどう良いのか書きたいから増田を借りることにした。
みんなの楽しいこととかも聞きたいな。
実家暮らしはなにかと文句言われたのがめんどくさかった。「またそんなもの買って」とかいうけど自分で稼いだ金になぜ文句言われなきゃならん?自分用の棚に全部収まってるが?
一人暮らしだと今度はとっ散らかす。片付けが苦手だから誰もいないと置きっぱ出しっぱにしがち。さすがにゴミは捨てるし足の踏み場くらいはあるけど。けどってだけ。
同棲始めたらお互いの部屋には文句は言わないし、お互い嫌味も言わないし、言いたくもないからどこもかしこもきちんとできてて個人的にはとても良い。
些細なことのようだけどこれが自分には1番大事だと思う。本当に。
折半ってやっぱ強い。家賃は固定だから置いとくとして、それでも2人で十ン万の家住んでて水光熱は「え?こんなもん?」だし、しかもそのこんなもん?って請求書の数字だから自分が持つのはその半分だし、食費もお互い料理できるから自炊多くて思ったほど高くない。
UberEATS使っても罪悪感湧かないくらいには普段の食費そんなでもなかった。おなかいっぱい食べてるけどね。
お互い電気とかこまめに消せるタイプだからなお良かった。つけっぱ開けっぱ出しっぱってストレスになる人はそういう人と暮らしてくの大変だと思う。
趣味人だと「個人の時間」欲しくない?本読んだり、ネトゲしたり、絵描いたり、バイク乗ったり。共通じゃない趣味とか、ぼーっとする時間とか、好きだから週一会いたい!だったのが毎日一緒に居るとちょこちょこちょっかい出せるしまとまった一人の時間があっても寂しくならない。LINEだって会社の帰りにスーパー寄ろうか?くらいの連絡しかしない。
1LDKで足りる人はいいかもしれないけど個人的な時間を大切にしてる人は2DKのがいいよというアドバイスは本当だと痛感してる。うちは二間の真ん中が引き戸だから部屋が独立してるわけじゃないけど壁が作れるし開けれるのは良いなと思う。
日用品食料品の買い物めちゃくちゃ楽しい。夜ご飯どうする?って会話めちゃくちゃ楽しい!!デートってなんとなく楽しくなくちゃ、みたいなのあるけど日用品の買い物で気張ることも機嫌悪くなることも早々ない。気楽。帰りにコメダ寄って帰ろーみたいなのが楽しい。相手にとって、自分が当たり前になってることが嬉しい。
ずらずら書いてしまったが色んなことが全部楽しいので良かった〜〜他人と暮らすとか無理ゲーと思ってたけど杞憂でよかった〜〜〜〜って感じ。