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はてなキーワード: らするとは

2024-11-14

      信書電報(NTT、1500円)、ファックス(月曜と木曜の9時までに提出できる、刑事施設から弁護士会を介して弁護士面会要求する制度)などにより、

      面会や差し入れに来てほしいという受信がない限り、面会に行くことはできないし、そもそも、面会要請らする気のないような

    クサレの相手なんかしたくない。 ましてや、請求証拠刑事記録の宅下げもしないで、お前の事件が何かなんて認識できるわけがないだろ。

      なお、東京場合は、刑事施設から遠隔地に弁護士事務所があるので、ファックス必要性が高いが、地方だと、拘置所の横にあったりするので、ファックス必要であるのかは

   疑問である

2024-11-13

anond:20241113122418

まず闇バイトは金が欲しいからするわけで

警察が金くれるならっしゃーってなるだろ

2024-11-12

SNSでの議論好きな人に聞きたい

あたまおかしくならない?

だってさ、SNSでの議論って、絶対結論出ないじゃん。

まずさ、明確なゴールがないでしょ?なにかしらの結論を出してなにかしら進展させる為の議論じゃないからさ。

普通の実生活議論だと、仕事の為とか家庭の問題とか趣味のアレとか、社会生活を送る上で必要からするでしょ?

でもSNS上の議論って、ただ議論がしたいからするだけの、なんだったら格闘技に近いじゃん。

格闘技はまださ、「どちらが強いか」っていう明確が勝ち負けという結論が出るけどさ、SNS議論はそれがねぇじゃん。

AかBって議論でもさ、人によってAやBの定義が違ったり、Cを出してきたり、もうメチャクチャじゃん。

んで明らかに議論に負けたとしても、絶対負けを認めないというか、そもそも負けてる事にも気付いてないじゃん。

こんなん精神衛生上、非常に良くないと思うんだけど、実際あたまおかしくならんの?

2024-11-07

自称リベラル死ね

自称リベラルかいう、暴力性が高いくせに意識高そうな自己演出で己の加害性をリベラルジャーゴンで隠そうとして隠せてない、貧乏人と低学歴の直面する現実への理解共感想像力もなく嘲笑対象にすらするも関わらずに多様性とか助け合いとか美辞麗句だけは言ってくるカスみたいな連中。科学的な知識思考法を持たないので、全ての技術的な問題社会システム的な問題倫理とかモラル領域に絡め取って、倫理ポリコレ的神の視点から全てを断罪して倫理的優位な立場を確保できると思い込んでるカスのような連中。泥臭い現実問題コミットするつもりがない権威主義者。宗教改革以前の教会権威みたいなものポリコレ)を信奉し布教し異教徒自由表現や反対意見弾圧するカスどもがリベラル自称するとか、失笑するわ。

2024-11-06

言えない性癖教えてよ

数日前に流行ったっぽいくしゃみ性癖の人の益田(https://anond.hatelabo.jp/20241103015359)を読んだ。内容ってよりも人に言えない性癖があることとそれを隠すための一張羅があるってところに私だけじゃないんだ!と思えた。

私は腐女子で、一張羅としては下克上過激派のおじさん好きを掲げている。下克上ってのは年下×年上cpのことで私はBLを読む際はこれは絶対条件として探す。だからいくら書影に好みのおじさんがいても年上×年下だったら首の根掻き切って爆散するので商業場合cpが明記されるものしか読まない。普段コレ言い過ぎてるせいで特定される気すらするけども。

ここから問題マジで人に言えない、というか言ったことない性癖がある。記憶を洗ってみたらあるコミュニティにどっぷりいたときミスって普通に言っちゃってたしおなじみになってたけど基本は隠しているやつだ。

ちょっと晒すのに覚悟いるな。なんであのときおおっぴらにできたんだろ。

SSBBWが好きだ。日本語でいうと女性肥満化が好きだ。たぶんちょっとこれらのニュアンスちょっと違うんだろうけど。

以下性癖語り

基本は2次元オンリーだけどみけぽコンカフェかにはめちゃくちゃ興味あるし最悪ではあるけどプラスサイズモデル女の子も大好き。可愛らしい見た目で太っている女性は大好き。お腹触ってみたい。2次元だとTwitter支部を漁る。版権一次関係なくわりと何でも見る。作者のリビドーを感じる肉表現が好き。膨腹は好きじゃないけど食事に伴うげっぷ表現なら許せる。汚ばさん化とかスカトロ表現は苦手。顔も太らせろ派。没落系も好きだし共依存フィーダーモノも好き。でも中でも特にチューブ強制肥満化が大好物最初抵抗感がある感じからどんどん諦めて最終的にはチューブからの液体を求めるようになるパターンが大好き。

すっきりした。ありがとう。返信とかブコメくれるならいっぱい語ってほしい。

anond:20241105194755

ご回答いただきありがとうございます

あなたが思っておられる「多くの書店共通する」点は、多くの書店努力しているもの解決が難しい、あるいは実情とは異なるご指摘ばかりでしたので不思議に思ったのですが、なるほど、ご自身の大型店指向に基づいた個人的要望ポストしておられたのですね。理解しました。

お気付きのように文化事業としての大型書店は持続不可能ビジネスです。これはいまに始まったことではなく、日本出版流通歴史的背景があってのことです。

地方書店チェーン運営に関わったわたくしからすると、東京大阪などの大都市圏ですら副業による収入がなければ大型書店経営が成り立たないのは既に明らかなことで、また、公共図書館専門性の高い書籍の蔵書を求めるのも無理があります

地域中小書店の維持存続ではなく大型書店になんらかの充実を求めることと、公共図書館へのアクセスを容易にすることはまったく別の話であります

また、「 新刊書籍流通市場で寡占状態により競争が少なくなっている」がなにを指していて、それが公益とどう関係するのかはわかりませんが、なんにせよ「自分の住む街の小さな新刊書店必要インフラだと思っていな」いことのほうがよほど公益に反するし、かてて加えて残念ながらあなたが望んでいるであろう大型書店クリオティが上がる未来が来る確率は低いと思います

はたして「社会全体」が考えてくれるかなぁ。

トーハンばかりで日販の話が出ないのも面白いです。

2024-11-03

ヒプノシスマイクファンミ当選した

当方アラサー男性山形の麻天狼に当選

元々女性客の方が多いライヴかに行く事はそこそこある、ので暗黙の了解みたいなことがまぁまぁあるんじゃないかなーと言うのが懸案事項。

何か参加にあたって気をつけた方が良い事があれば知りたいです。

風呂洗濯匂い対策なんかの最低限のことは出来てると思う。

なんかこう、V系LIVEみたいにこの曲でこうするみたいなお約束があったらするんだろうか。

2024-11-02

なんかぜんぜんうまくいかない…😟

あーいらいらするぅ…😟

2024-11-01

彼氏友達がまじで害悪

彼氏保育園の頃からの幼馴染が本当に害悪ギャンブル好きかつ風俗好きかつベビーモーカーで終わってる。

その幼馴染は大学卒業を機に地元を離れて彼氏との友達付き合いがなくなってたみたいなんだけど、半年ほど前に転職地元に戻ってきた。

こいつが戻ってきてから彼氏風俗に行った事が発覚したしパチンコやらボートやら競馬らするようになった。全部この幼馴染も一緒。誘われたらしい。問い詰めたらLINEにそういうトークが残ってた。

そりゃ今までだって隠れてコソコソ風俗行ってることとかあったかもしれないけどさぁ、この幼馴染と一緒にまあまあな回数行ってることが発覚してショックなんだよ。

付き合いだから仕方なかったって言われたけど、お前も興味あるから大金はたいて何度も行ったんだろって思った。責めたくなった。言えなかったけど。

ギャンブルも毛嫌いしてたのに行ってるんだもん。なんなんだろうなあ。

幼馴染は害悪だし彼氏気持ち悪い。やってらんない。

2024-10-27

プッチンプリンをプッチンしないで食べる夫

私が「プッチンしようか?」と聞いたら「いいよ、このまま食べる」と言う。

違う、単に私がプッチンしたいだけなのだ

「そんなに言うならする?」と夫。

「いいの!?

さあ、やるぞ!

「ポキッ!プッチン!!」

やった!!!

プッチンプッチン最高!優勝!!

もう10年は前の高校時代の話なんだけど

俺が入学する時に体操服のデザイン、2年の頃に制服デザインが変わったんだ

デザインのものショーパン→膝丈、生地が薄くペラペラで肌に張り付く感じ→体のラインでにくくシワにならない生地、とかなりの改善だったんだが

先輩の体操服は男女ともにポケットがついてたのに、俺達の体操服は女子になぜかポケットがついてなかった

記録とるためにプリントシャーペン持って外に集まることもあったが、男子ポケットにそれらを仕舞えるからサクサク準備して集合

女子プリントシャーペンもずっと手で持ってなきゃならないからいちいちどこかに置いて取りに行く工程が加わる

それで女子は移動が遅い!と体育教師から叱られてるのを理不尽だなーと思ってみてたら

男性体育教師たちが「男子を見倣ってポケット仕舞え!」と叱りつけ、女子が「ポケットないんですけど」と反論して教師が驚いてた

高校文化祭ではミスコンがあったんだけど、出場するのは女装した男子

制服女子から借りたり姉のを借りたり学校のを借りたりするんだけど、スカートにもジャージにもポケットがなかった

なんか申し訳程度にハンカチすらはいらねぇ、みたいなポケットはあったけど使えないか男子プログラムとかカンペ仕舞場所が無くて驚いてた

女子に「トイレ行くときハンカチもってけないやんw」って冗談で言ったら

「まじそれ、口にハンカチ咥えながらするしかないし、ナプキン必要とき最悪」とゲンナリしてた

そういう声もあって新しい制服には女子ポケット取り付けたと聞いたけど、それでも男子ズボンは4箇所入れるところがあるのに女子スカートは一箇所だったな

女性服の不便さに衝撃をうけたもんだ

高校の頃にこうして女子と話さなければ強制的に与えられる女子制服の不便さとか知らないまま大人になってた可能性はあるが

それを抜きにしても、女性制服に大きなポケットをつせてくれ!って訴えてる働く女性たちを叩いてる男性がいるのが理解できない

妻もスーツで働いてるけど、利便性関係でセットのスーツを+α払って全部パンツに変更、お金払ってポケット増やして、ヒール無しの革靴、で働いてるわ

男性スーツならこんな余計な金払わなくていいのにな、と俺でさえ思うから女性の訴えって最もだと思うんだけど

男性の服を女性に合わせろ!じゃなくて、女性服も男性と同じくらい利便性もたせろ!という内容でも批判してる男性がいることが何より衝撃だった

女性が「今のままでいい!余計な声あげるな!」なら理解はできるけど、なぜ着ない男性が怒ってるんだろう

2024-10-25

国民民主党が大幅に勢力伸ばしそうな雰囲気だけど

ワイ増田政治的立ち位置穏健保守と自認。

岸田政権支持、自民党総裁さんでは林氏、加藤氏、上川氏あたり推し、決選投票では消極的な石破支持。

ここ数年の選挙では、支持政党より候補者優先で投票してて、自民、立憲、維新候補に入れたことがある。

さて。表題について。増田2020年コロナ禍で暇を持て余して国会中継見てる時に「批判一辺倒ではなくて、なんかまともなこと言ってる野党がいるな」という感じで国民民主党認知し、2021年衆院選2022年参院選の比例では国民民主党投票している。自分が支持できるなと感じた部分はこんな感じである

◼︎外交安全保障等の、自民党の路線からあえて変える必要のない部分は同様のポリシー(ロシア中国に接近するより、アメリカ台湾と友好的な関係継続する方が良いでしょ?)で

◼︎現役世代優先という、自民党の路線に不満を感じていた部分では違いを出して

◼︎従来の野党下品だなと感じていた、ヤジや揶揄が少なく、「現時点では」クリーンイメージもある

いよいよ本題。今回の衆院選の情勢報道を見る限りだと、国民民主党が事前予想を大きく超えるレベルで躍進しそうということで、支持者の身としては喜ばしいと思いきや、今後の党勢考えると不安な要素が多い。

まずは新規議員になりそうな人たちの質。前回の参院選から継続して活動し、経歴も良く、SNSで見る限りボランティアで参加した一般人評価も良い候補もいれば、問題発言を繰り返し、SNSを定期的に炎上させているヤバい候補、怪しいビジネスをやってた過去のありそうな候補と玉石混合な雰囲気である。事前予想より少し風向きが良いくらいなら実力のある候補けが政界入りし、資質に欠けそうな候補は受からない可能性が高い。だが、解散前の7議席20議席を超える勝利となると…ヤバい候補も混ざるリスクが上がるだろう。そういう事態になると当選後に不祥事失言やらかしらするんじゃないか不安が募る。

次に党首の玉木氏の人望というか人を見る目が無さそうな部分。直近だけでもベテラン議員前原氏に離反されたり、旧民主党時代から選挙当選を続けてた有力議員首長転出が相次いだりと、人材流出が相次いでいる。まあ、ベテラン議員から見れば政治家をやれそうな残り年数と党勢を見ての決断とも言えるかもだけど。

ただ、この数年間の党の動きを見る限り、人を見る目が怪しそうなのは確かなんよな。直近で都知事選に出てた石丸氏と対談して、石丸氏について批判的な発言をした衆院選候補鳩山氏をSNS上で叱責してたり、2022年参院選では自分の党の候補医師三浦瑠麗氏が論争になった際に三浦氏の肩を持ったり。あとは少し前の東京15区補選で訳ありそうな候補を選んで後からトラブルになったり。直近の尊厳死問題での炎上しかり、どうも取り巻き政策立案のブレーンに(穏健保守立ち位置増田から見れば)筋の悪そうな人たちが混ざってて、親しく付き合ってるんじゃないか懸念するのだ。

こんな感じで懸念事項もあげたけど、最初に書いたように、

◼︎自民党と変えなくて良い部分は変えずに

◼︎現役層を重視する方針

◼︎「今のところは」まだ相対的に汚れていない

野党は貴重なので、今回の衆院選自分選挙区は候補人物本意で、比例は国民民主党に入れるんだろなと思っている。

2024-10-24

ジョーカー2を観に行ったつもりが鏡を覗き込んでいた

というのは比喩だけど、そんな映画だった。

ここから恐ろしくネタバレをする。

前評判しっちゃかめっちゃかになっているジョーカー2を観た。ジョーカー1とはほとんど別物だと言っていいような変な映画だった。

記憶がおぼろげで悪いけど、1ってたしか馬鹿にされて虐げられて抑圧されてギュッッッッッッッッッッッとなったアーサーがとうとう弾けて、あとはもう空想をヒュンヒュン加速させながらあちこちで殺しをやりまくるみたいな話じゃなかったっけ。

だとしたら、2はアーサーが看守や囚人からヌメッとチヤホヤされながらガチ恋女とヌメヌメ愛し合い、歌を覚え、歌いまくり、寝ながら歌い、空想の中で歌い、電話口で歌い、なんかもうあちこちで歌い、その合間に裁判台に立たされたり殴られたりする、そんな映画だった。

とにかく歌の挟まり方がすごい。映画一本の中に、阿漕youtuber広告ぐらいギチギチに歌が挟まっている。ロバートコント柳田節」ぐらい歌う。歌が終わるとどうなる?知らんのか、次の歌が始まる。

でもホアキンガチ恋女役のレディガガも歌がうまいから、評判より全然楽しめるもんだな、と思った。3曲目ぐらいまでは。なにせ1曲1曲の演出カロリーが高いので、すぐお腹いっぱいになるのだ。そもそも歌を見にきたわけじゃないし。それでも歌はお構いなしに出てくる。二郎ラーメンわんこそばをやっているような気分だ。「もう歌の口じゃないんだけどな」と思っていても「アイヨ歌一丁!」と強制的に歌をねじまれる。アーサーの歌わんこそばストップはない。

さらに1と違うのは、全体的にアーサーが受け身なことだ。感情はしっかり出す。けれど、行動はどこか後手に回っている。質問されたから答える、囚人キスを頼まれたからするガチ恋女が火をつけたから一緒に逃げる、法廷に立たされたから喋る、というように起点が他者や状況に置かれがちなのだ

頼みの空想も、今回はそこまで現実干渉してこない。いっぺん法廷でキレて暴れたときちょっと気持ちよかったが、それも所詮空想の中だけの出来事だった。だから、観客はほとんどの時間を「様子がおかしいけれど害はない、等身大のアーサー」と過ごすことになる。そして、彼の行動が「アーサーってそういうもんだよな」という我々の予想を超えてくることはほぼなかったように思う。

まりジョーカー1のようなムチャクチャ破滅が彼自身の手で引き起こされることはなく、代わりに本人は歌ってばっかりいる、そういう変な映画なのだ

火をつけたのはガチ恋女だし、裁判所に突っ込んだ車は信者のものだ。インパクトのあるシーンはことごとくジョーカーの手を離れて始まっている。裁判が突然の爆弾カー突入強制終了になったときは流石に「ウオーッ!これだこれ!ゴッサムティ法律はねェーッ!」と客席から立ち上がりかけたけれど、その後の展開で「あっ普通に法律とかあるんすね」「失礼しました」「そっすか……」とすぐさま心を着席させることになった。ここまでくると製作から意図的カタルシスを取り上げられているような気さえしてくる。

そしてある意味、それは当たっていたのかもしれなかった。物語の終盤、別れに際して歌おうとするガチ恋女にアーサーが言うのだ。「歌はもういい!歌うな!話せ!」みたいなことを。

ここで初めてアレッ?と思った。なんとなくそれまで、ジョーカー(アーサー)になんも面白いことをさせず、ただ歌わせるだけの映画を撮った製作陣にある種の無邪気さを感じていた。このナンセンスさは彼らの読み違え、あるいは天然ボケなんだろうと、無意識に考えてしまっていたのだ。

けれどそれなら「もう歌うな!」なんて客席の9割の人間が思っていそうなことを台詞にするだろうか。まるでこっちの考えが読めているようにも見えてくる。もしかして彼らは、ジョーカーを暴れさせずに歌わせてもそこまで面白くないことを最初から分かっててこれを作ったんじゃないだろうか。

そう考え始めた途端にいろいろなことが腑に落ちてきた。作中、アーサーは恋愛に溺れる以外はほとんど何もしてないのに、周りが勝手に感化されて狂ったり崇めたりする。そして、ジョーカーがただの人間アーサーだったとわかると潮が引くように離れていく。その心の動きが、映画館の席についてからここまでの自分の心境といやにぴったり重なっているのだ。

勝手に期待して近づいて勝手失望して帰っていく、ジョーカー2の大衆と今ここにいる自分とfilmarksの低評価レビュアーたちはきっとそう変わらない。そして、思い返せばこの映画はずっと「シラフのアーサーと狂った取り巻き」に焦点を当て続けていた。

結局のところ、「おもんない取り巻きばっか映して何がしたいねん、はよジョーカー暴れさせろや」とぼやきながら、自分はずっとスクリーン大映しになった鏡を見つめ続けていたのだ。

ジョーカーはいろんな人間に「自分ジョーカーかもしれない」と思わせた。けれど、ジョーカー2は「お前ジョーカーちゃうで」「自分ジョーカーやと思いたいただの取り巻きやで」「あとジョーカーも蓋開けたら多分そんな大したことないで」という常温の現実をバシャバシャと浴びせてくる。

そういうメタだと捉えれば、この映画面白かったと思う。実際のところは知らんけど。ジョーカーは1も2も一回ずつしか観てないかうろ覚えだったり的外れだったりするかもしれないし、ひとまずこういう印象を受けたとだけ言いたい。他の感想も気になってきたな。

サビで同じ言葉連呼してるだけの歌すき

曲名連呼してるとさらに最高

ヤーヤーヤーとかリンダリンダとか

ちょいずれるけどゆず連呼

あ、いやゆずなら嗚呼青春の日々のほうが適切か

ブコメサンクスゆずらするーが最適解やね

ブコメ返信

BBBBは好きよーそらで全部歌える!

2024-10-23

結婚式のススメ

anond:20241023123005のフォトウエディングの話が素敵だなと思ったので、私の結婚の時に思ったことを描いておきます

写真を残すのは大事だと思う。20-30万円はかかるけど

結婚って二人だけの事になりつつはあるけど両親であったり親友であったり大事な人に対して配慮必要だと思ってます

結婚すると色々と生活も変わるので大事な人との関係も少し変化しますし。

なので大事な人、特に両親については、結婚報告としてウエディングドレス礼服姿は見せてあげると良いかなと思う。喜んでもらえるし。

また将来もしもこどもが生まれたら、いつかこどもに親の結婚式の写真を見せるとすごく喜んでくれるよ。

 

二人にとっての良い思い出にもなるしね。

フォトウェディング写真を残しておくのはすごく良いと思いました。

 

結婚式(挙式のみ)も意外と良い。50万円くらいかかるけど。

これは結婚する両者が望むか望まないかがまず大事。次に両親の希望も多少聞いてみてもいいと思う。

相談して結婚式したいなあ・してもいいなあと思ったらするのがおすすめ

新婚夫婦と親だけ(4-6人だけ)で挙げるのも良い。兄弟親友を呼ぶのも良い。

 

挙式だけって披露宴に比べるととても安いです。さらに少人数の場合はみんなの都合を合わせれば平日でもできるし。

平日だと値下げしてくれたり、挙式場を豪華な方に変更など無料で色々アップグレードしてくれたりします。

  

ただし式場側からすると、フォトウエディング結婚式は安価で儲からないため、問い合わせても丁寧に対応してくれないこともあります

 

ホームページには掲載してないことが多いので問い合わせが必要なことも多いです。逆に無理そうな式場でも問い合わせると、ちゃん見積もりしてくれて、高級な式場でも意外と安く挙式のみを行えたりもします。

 

披露宴コスパが悪過ぎる。150万~300万くらいかかる

参列者から1人3万もらって、1万円くらいの食事を出して、高い価格引き出物を渡して、残りのお金で挙式料金、式場の料金などに使うのが一般的

ただ1万円の食事も、レストランでの食事と比べると割高だなあと思うし、引き出物も数十個頼むのに割引も全く無いし高いし。

さらに何かと追加料金が発生するし。持ち込みの曲を使うだけで数万円とか、テーブルの飾りつけをちょっと良くするだけで十万円以上とか、値付がおかしな事になってる。

 

披露宴より、別日に明瞭会計食事会が良い。

披露宴をしたい場合でも、結婚式の当日にする必要は全く無いと思う。

仲のいい友達食事会を美味しいレストランで行うのが良いと思う。1人1万円以下で高級なお店で食事会開けるし、そちらの方が満足度が高かったりする。

 

親同士の食事会も、別日で行うと良いと思います

 

1人3万円の参加費は高いって

結婚式って、誘われたら断りにくいけど、一般的な参加費(3万円)は高いと思う。

さら女性だとドレス、バッグなどの小物をレンタルしたり髪の毛をセットするのにもかなりお金かかるし。

かといって、参加費1人1万円とかにしたら、新婚夫婦は多額の金銭的な負担が発生するし。

 

ウェディング費用は新婚夫婦持ちで良いと思う。

結婚式の費用は新婚夫婦自分たちで出せる範囲でするのが良いと思う。

例えばメルカリで気に入ったドレスを買って、景色の良いところで友達写真を撮って貰うってのも素敵な思い出になると思うし。

 

ちなみに私はホテルで挙式だけしました。

とても満足度が高かったです。その影響があって今回書いたのは結構偏った意見だと思いますが、参考になれば。

 

2024-10-17

掃除するぞ

するぞするぞするぞするぞするぞするぞするぞするぞするぞするぞするぞするぞするぞ

いまからするぞ

コーヒー飲んだらする

ぜったいするぞ

2024-10-09

中年男性を見かけたらすること

まず左手の薬指に指輪があるか見る

あれば次に手の指の爪が伸びてるか見る

2024-10-08

一度も働くことを嫌だと思ったことがない

ネットを見てると、仕事愚痴ばっかりで正直うんざりする。

なんでそんなにみんな仕事嫌いなんだろうって不思議に思うんだけど、俺は正直、一度も「仕事が嫌だ」って思ったことがない。

働き始めてから今まで、ずっとそうだ。たぶん、それは俺が好きなことを仕事にしてるからなんだろうなって思う。

よく「趣味仕事にすると楽しめなくなるんじゃない?」って言われるけど、俺の場合はそんなこと全くない。むしろ楽しいし、なんなら休日仕事と同じようなことをしてる。

そもそもなんだけど、疑問があるんだよ。

なんでみんな、楽しくもないことをわざわざ仕事にしてるの?

人生って長いんだよ?大人になったら、ほとんどの時間仕事に費やすわけだ。

その時間を使って誇りを持てない仕事や、やってて楽しくないこと仕事を選ぶってことが、どうしても理解できない。

Fireしたいとかいう話もよく聞くけど、それも正直意味分からん。したくない仕事らするなよって思っちゃうんだよ。

もちろん、好きなことを仕事にするためには、それなりの努力はしてきた。

今の仕事に就くために俺なりに頑張ったわけだし、その俺なりの努力っていのは毎日8時間くらいはそのことに没頭するっていう、それぐらいの努力だ。

から何となく適当に選んだ会社に入って、後から「やっぱり合わない」とか言って文句を言うのはちょっと違うんじゃないかなって思う。

かに本気で臨んで本気で求めたのか?って問い詰めたい。努力もせずに、ちょっとした娯楽で自分胡麻化し続けてきた結果じゃないのか?って言いたい。

その上で、自分が選んだ仕事文句を言うのは違うんじゃないかって思うんだよね。楽しくないなら辞めればいいじゃん。

俺はまだ24歳の若造だけど、ネットでも現実でも、仕事に対する愚痴を垂れ流してる大人たちが多すぎる気がする。

もちろん、愚痴を言うこと自体が悪いとは思わないよ。でも、愚痴ばっかり言ってる人を見てると、何か違うなって感じる。

俺はそういう人間にはなりたくないし、絶対にそうならないって決めてる。

人生は一度きりだ。

それなら好きなように生きるべきだし、どうせなら楽しく生きたいじゃん。

anond:20241008152512

何をもって「まとも」か判断するのはいろいろでしょ

からお試しで恋愛やらマッチングアプリやらお見合いやら同棲らするんだろ

2024-10-03

子どもの頃、ブリーフを履かされていたが、中学に入り、股間のところが黄ばむのが嫌で、親にせがんでトランクスを買ってもらうようになった。

それから40半ばのおっさんになるまでトランクスを履いているが、金玉位置付けに困っている。

特に暑い時期はそうなのだが、椅子などに座っていると、金玉が内股に張り付いてしまい、立った時に少し難渋する

(なお、若い頃に夜遊び三昧していた嫁さんから見ても、私の金玉デカいらしい)

人前で股間をいじるのは当然ながらアウトなので、無意味に片足を少し上げ、金玉重力で内股から剥がれるのを待っていたりするが、

これもまたはたからすると奇妙な行動に見えてしまう。

トランクス以外なら金玉が内股にくっつかないようにできるのだろうか。

諸賢の見解をお伺いしたい。

2024-10-02

anond:20241002134926

教育文化継承のないヒトなんて、自然存在じゃない。

サルですらするんだぜ。

 

まあまあとはいえ、お前がそういう風に考えるのはしかたのないのことだ。

19年代哲学普通の発想だからな。偉大な古典にはお前の言うようなことが書いてある。

当時の西欧には、「自然」とは神の作りたもうた秩序と理性に反するは野蛮な何か、という思い込みがあったんだよね。

俺はその思い込み批判する思想を、20世紀後半の大学で習ったことがあるので、それを話しているというわけ。

 三四郎は、その不思議な事を、すぐ話せばいいと思うのに、与次郎は平気なもので、一人でのみこんで、一人で不思議がっている。三四郎はしばらく我慢していたが、とうとう焦れったくなって、与次郎に、美禰子に関するすべての事実を隠さずに話してくれと請求した。与次郎は笑いだした。そうして慰謝のためかなんだか、とんだところへ話頭を持っていってしまった。 「ばかだなあ、あんな女を思って。思ったってしかたがないよ。第一、君と同年ぐらいじゃないか。同年ぐらいの男にほれるのは昔の事だ。八百屋お七時代の恋だ」  三四郎は黙っていた。けれども与次郎意味はよくわからなかった。 「なぜというに。二十前後の同じ年の男女を二人並べてみろ。女のほうが万事上手だあね。男は馬鹿にされるばかりだ。女だって自分軽蔑する男の所へ嫁へ行く気は出ないやね。もっと自分世界いちばん偉いと思ってる女は例外だ。軽蔑する所へ行かなければ独身で暮らすよりほかに方法はないんだから。よく金持ちの娘や何かにそんなのがあるじゃないか、望んで嫁に来ておきながら、亭主を軽蔑しているのが。美禰子さんはそれよりずっと偉い。その代り、夫として尊敬のできない人の所へははじめから行く気はないんだから相手になるものはその気でいなくっちゃいけない。そういう点で君だのぼくだのは、あの女の夫になる資格はないんだよ」  三四郎はとうとう与次郎といっしょにされてしまった。しかし依然として黙っていた。 「そりゃ君だって、ぼくだって、あの女よりはるかに偉いさ。お互いにこれでも、なあ。けれども、もう五、六年たたなくっちゃ、その偉さ加減がかの女の目に映ってこない。しかして、かの女は五、六年じっとしている気づかいはない。したがって、君があの女と結婚する事は風馬牛だ」  与次郎は風馬牛という熟字を妙なところへ使った。そうして一人で笑っている。 「なに、もう五、六年もすると、あれより、ずっと上等なのが、あらわれて来るよ。日本じゃ今女のほうが余っているんだから風邪なんか引いて熱を出したってはじまらない。――なに世の中は広いから、心配するがものはない。じつはぼくにもいろいろあるんだが、ぼくのほうであんまりうるさいから、御用で長崎出張すると言ってね」 「なんだ、それは」 「なんだって、ぼくの関係した女さ」  三四郎は驚いた。 「なに、女だって、君なんぞのかつて近寄ったことのない種類の女だよ。それをね、長崎へ黴菌の試験出張するから当分だめだってわっちまった。ところがその女が林檎を持って停車場まで送りに行くと言いだしたんで、ぼくは弱ったね」  三四郎ますます驚いた。驚きながら聞いた。 「それで、どうした」 「どうしたか知らない。林檎を持って、停車場に待っていたんだろう」 「ひどい男だ。よく、そんな悪い事ができるね」 「悪い事で、かあいそうな事だとは知ってるけれども、しかたがない。はじめから次第次第に、そこまで運命に持っていかれるんだから。じつはとうのさきからぼくが医科の学生になっていたんだからなあ」 「なんで、そんなよけいな嘘をつくんだ」 「そりゃ、またそれぞれの事情のあることなのさ。それで、女が病気の時に、診断を頼まれて困ったこともある」  三四郎おかしくなった。 「その時は舌を見て、胸をたたいて、いいかげんにごまかしたが、その次に病院へ行って、見てもらいたいがいいかと聞かれたには閉口した」  三四郎はとうとう笑いだした。与次郎は、 「そういうこともたくさんあるから、まあ安心するがよかろう」と言った。なんの事だかわからない。しかし愉快になった。  与次郎はその時はじめて、美禰子に関する不思議説明した。与次郎の言うところによると、よし子にも結婚の話がある。それから美禰子にもある。それだけならばいいが、よし子の行く所と、美禰子の行く所が、同じ人らしい。だから不思議なのだそうだ。  三四郎も少しばかにされたような気がした。しかしよし子の結婚だけはたしかである。現に自分がその話をそばで聞いていた。ことによるとその話を美禰子のと取り違えたのかもしれない。けれども美禰子の結婚も、まったく嘘ではないらしい。三四郎ははっきりしたところが知りたくなった。ついでだから与次郎に教えてくれと頼んだ。与次郎はわけなく承知した。よし子を見舞いに来るようにしてやるから、じかに聞いてみろという。うまい事を考えた。 「だから、薬を飲んで、待っていなくってはいけない」 「病気が直っても、寝て待っている」  二人は笑って別れた。帰りがけに与次郎が、近所の医者に来てもらう手続きをした。  晩になって、医者が来た。三四郎自分医者を迎えた覚えがないんだから、はじめは少し狼狽した。そのうち脈を取られたのでようやく気がついた。年の若い丁寧な男である三四郎は代診と鑑定した。五分ののち病症はインフルエンザときまった。今夜頓服を飲んで、なるべく風にあたらないようにしろという注意である。  翌日目がさめると、頭がだいぶ軽くなっている。寝ていれば、ほとんど常体に近い。ただ枕を離れると、ふらふらする下女が来て、だいぶ部屋の中が熱臭いと言った。三四郎は飯も食わずに、仰向けに天井をながめていた。時々うとうと眠くなる。明らかに熱と疲れとにとらわれたありさである三四郎は、とらわれたまま、逆らわずに、寝たりさめたりするあいだに、自然に従う一種快感を得た。病症が軽いからだと思った。  四時間、五時間とたつうちに、そろそろ退屈を感じだした。しきりに寝返りを打つ。外はいい天気である。障子にあたる日が、次第に影を移してゆく。雀が鳴く。三四郎はきょうも与次郎が遊びに来てくれればいいと思った。  ところへ下女が障子をあけて、女のお客様だと言う。よし子が、そう早く来ようとは待ち設けなかった。与次郎だけに敏捷な働きをした。寝たまま、あけ放しの入口に目をつけていると、やがて高い姿が敷居の上へ現われた。きょうは紫の袴をはいている。足は両方とも廊下にある。ちょっとはいるのを躊躇した様子が見える。三四郎は肩を床から上げて、「いらっしゃい」と言った。  よし子は障子をたてて、枕元へすわった。六畳の座敷が、取り乱してあるうえに、けさは掃除をしないから、なお狭苦しい。女は、三四郎に、 「寝ていらっしゃい」と言った。三四郎はまた頭を枕へつけた。自分だけは穏やかである。 「臭くはないですか」と聞いた。 「ええ、少し」と言ったが、べつだん臭い顔もしなかった。「熱がおありなの。なんなんでしょう、御病気は。お医者はいらしって」 「医者はゆうべ来ました。インフルエンザだそうです」 「けさ早く佐々木さんがおいでになって、小川病気から見舞いに行ってやってください。何病だかわからないが、なんでも軽くはないようだっておっしゃるものから、私も美禰子さんもびっくりしたの」  与次郎がまた少しほらを吹いた。悪く言えば、よし子を釣り出したようなものである三四郎は人がいいから、気の毒でならない。「どうもありがとう」と言って寝ている。よし子は風呂敷包みの中から蜜柑の籠を出した。 「美禰子さんの御注意があったから買ってきました」と正直な事を言う。どっちのお見舞だかわからない。三四郎はよし子に対して礼を述べておいた。 「美禰子さんもあがるはずですが、このごろ少し忙しいものですから――どうぞよろしくって……」 「何か特別に忙しいことができたのですか」 「ええ。できたの」と言った。大きな黒い目が、枕についた三四郎の顔の上に落ちている。三四郎は下から、よし子の青白い額を見上げた。はじめてこの女に病院で会った昔を思い出した。今でもものうげに見える。同時に快活である。頼りになるべきすべての慰謝を三四郎の枕の上にもたらしてきた。 「蜜柑をむいてあげましょうか」  女は青い葉の間から果物を取り出した。渇いた人は、香にほとばしる甘い露を、したたかに飲んだ。 「おいしいでしょう。美禰子さんのお見舞よ」 「もうたくさん」  女は袂から白いハンケチを出して手をふいた。 「野々宮さん、あなたの御縁談はどうなりました」 「あれぎりです」 「美禰子さんにも縁談の口があるそうじゃありませんか」 「ええ、もうまとまりました」 「だれですか、さきは」 「私をもらうと言ったかたなの。ほほほおかしいでしょう。美禰子さんのお兄いさんのお友だちよ。私近いうちにまた兄といっしょに家を持ちますの。美禰子さんが行ってしまうと、もうご厄介になってるわけにゆかないから」 「あなたはお嫁には行かないんですか」 「行きたい所がありさえすれば行きますわ」  女はこう言い捨てて心持ちよく笑った。まだ行きたい所がないにきまっている。  三四郎はその日から四日ほど床を離れなかった。五日目にこわごわながら湯にはいって、鏡を見た。亡者の相がある。思い切って床屋へ行った。そのあくる日は日曜である。  朝飯後、シャツを重ねて、外套を着て、寒くないようにして美禰子の家へ行った。玄関によし子が立って、今沓脱へ降りようとしている。今兄の所へ行くところだと言う。美禰子はいない。三四郎はいっしょに表へ出た。 「もうすっかりいいんですか」 「ありがとう。もう直りました。――里見さんはどこへ行ったんですか」 「にいさん?」 「いいえ、美禰子さんです」 「美禰子さんは会堂」  美禰子の会堂へ行くことは、はじめて聞いた。どこの会堂か教えてもらって、三四郎はよし子に別れた。横町を三つほど曲がると、すぐ前へ出た。三四郎はまったく耶蘇教に縁のない男である。会堂の中はのぞいて見たこともない。前へ立って、建物をながめた。説教掲示を読んだ。鉄柵の所を行ったり来たりした。ある時は寄りかかってみた。三四郎はともかくもして、美禰子の出てくるのを待つつもりである。  やがて唱歌の声が聞こえた。賛美歌というものだろうと考えた。締め切った高い窓のうちのでき事である。音量から察するとよほどの人数らしい。美禰子の声もそのうちにある。三四郎は耳を傾けた。歌はやんだ。風が吹く。三四郎外套の襟を立てた。空に美禰子の好きな雲が出た。  かつて美禰子といっしょに秋の空を見たこともあった。所は広田先生の二階であった。田端小川の縁にすわったこともあった。その時も一人ではなかった。迷羊。迷羊。雲が羊の形をしている。  忽然として会堂の戸が開いた。中から人が出る。人は天国から浮世へ帰る。美禰子は終りから四番目であった。縞の吾妻コートを着て、うつ向いて、上り口の階段を降りて来た。寒いみえて、肩をすぼめて、両手を前で重ねて、できるだけ外界との交渉を少なくしている。美禰子はこのすべてにあがらざる態度を門ぎわまで持続した。その時、往来の忙しさに、はじめて気がついたように顔を上げた。三四郎の脱いだ帽子の影が、女の目に映った。二人は説教掲示のある所で、互いに近寄った。 「どうなすって」 「今お宅までちょっと出たところです」 「そう、じゃいらっしゃい」  女はなかば歩をめぐらしかけた。相変らず低い下駄はいている。男はわざと会堂の垣に身を寄せた。 「ここでお目にかかればそれでよい。さっきからあなたの出て来るのを待っていた」 「おはいりになればよいのに。寒かったでしょう」 「寒かった」 「お風邪はもうよいの。大事になさらないと、ぶり返しますよ。まだ顔色がよくないようね」  男は返事をしずに、外套の隠袋から半紙に包んだものを出した。 「拝借した金です。ながながありがとう。返そう返そうと思って、ついおそくなった」  美禰子はちょっと三四郎の顔を見たが、そのまま逆らわずに、紙包みを受け取った。しかし手に持ったなり、しまわずにながめている。三四郎もそれをながめている。言葉が少しのあいだ切れた。やがて、美禰子が言った。 「あなた、御不自由じゃなくって」 「いいえ、このあいからそのつもりで国から取り寄せておいたのだから、どうか取ってください」 「そう。じゃいただいておきましょう」  女は紙包みを懐へ入れた。その手を吾妻コートから出した時、白いハンケチを持っていた。鼻のところへあてて、三四郎を見ている。ハンケチをかぐ様子でもある。やがて、その手を不意に延ばした。ハンケチ三四郎の顔の前へ来た。鋭い香がぷんとする。 「ヘリオトロープ」と女が静かに言った。三四郎は思わず顔をあとへ引いた。ヘリオトロープの罎。四丁目の夕暮。迷羊。迷羊。空には高い日が明らかにかかる。 「結婚なさるそうですね」  美禰子は白いハンケチを袂へ落とした。 「御存じなの」と言いながら、二重瞼を細目にして、男の顔を見た。三四郎を遠くに置いて、かえって遠くにいるのを気づかいすぎた目つきである。そのくせ眉だけははっきりおちついている。三四郎の舌が上顎へひっついてしまった。  女はややしばらく三四郎をながめたのち、聞きかねるほどのため息をかすかにもらした。やがて細い手を濃い眉の上に加えて言った。 「我はわが愆を知る。わが罪は常にわが前にあり」  聞き取れないくらいな声であった。それを三四郎は明らかに聞き取った。三四郎と美禰子はかようにして別れた。下宿へ帰ったら母から電報が来ていた。あけて見ると、いつ立つとある

anond:20241002010446

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