はてなキーワード: 柳井正とは
ブラック企業で不正が行われていることに憤慨した青年が退職して起業するが、
上手く行かない中で考え方が変化していき、
10年で東証一部上場に成功し、窮地の日本を救う名経営者としてマスコミで絶賛され、自民党候補として出馬するも、敵対企業からのリークにより、様々なブラック三昧がバレたうえに、粉飾決算から検察に捕まり、2年間の実刑判決をうける。
しかし、刑務所からでた後はブラックぶりを反省して、メディア事業を始める。ところが、徐々にエンジニアに過酷な労働、ライターや学生にヤリガイを与える宗教家へと変貌していく。
居場所を作るといいはじめて、職に困った人間を安く使い、かつ確実な家賃収入を得られるシェアハウスビジネスを成長させ、会員制のクラブに加入させるなど、実態のないビジネスを拡大させながらも
順調に信者を増やしていく。
3.品質、クオリティの追求(反面、要領よく回す、次に薦めていくことができない)
1)ユニクロ
徹底したグローバル化、合理化、計画的一括購入によるコスト削減。
「コストパフォーマンス」の象徴。「シンプル」なデザイン。
2)ゼンショー
ご存知すきやを運営する。合理化の神であり、人間をロボット化する技術を持つ。
吉野家より100円以上安いコストパフォーマンスのよさが評価され、
店舗数1200の吉野家に対し、2000店舗以上を構えるまでになった。
なお、両方の社長について述べておく。
柳井正 推定個人資産:約6308億円 早稲田大学 家業をついで恐怖の大改革をしたが社員が半分しか辞めなかったことに味をしめて、社員をコントロールする術を身につける。現在 65歳
小川 賢太郎 東京大学 学生時代の全共闘での生活から労働者をコントロールする術を学ぶ 65歳
人を人と思った時点で、経営はできないのか?
5兆円ってのは、ほんとに途方もない数字だよ。
まず第一に、全商品を全サイズ全カラー並べる、これってZARAとH&Mと正反対。
(ファーストリテイリング以上の売上の会社というと、ZARAとH&Mしかない)
品切れしても追加生産しないし、必然的に店頭での追加陳列はほとんどない。
一回入荷したら、並べて、売れ残ったらコーナーを移してまとめるだけ。
品切れしても、かえって売れてる感じが出ていいし、他人とかぶらなくて逆にいいくらいだろ、くらいのノリ。
必ず商品が見つかるという圧倒的な安心感。
原材料を調達する部門から、店舗に至るまで、各セクションが生産管理、在庫管理に追われ、閉店後も戦場。
デザインを世界中に散らばる下請けに流したら、サンプル品で品質の検討も何も無しにすぐさま店頭へ。
圧倒的な商品の回転スピード。
もちろん、ZARAとH&Mに追いつくためには、デザインとスピードであることはわかってる。
ZARAとH&Mには負けるものの、大手アパレルと比べても恐ろしく早い。
大量生産と商品の回転スピードの両立、絶対無理なことを両立させるためには、数字を読む力、市場の流れやファッションの流行を捉える感性、生産現場にダイレクトに指示を飛ばせる語学力が、やはりこれも全てのセクションで必要。
安いバイトを使えばどうにかなるとか、サビ残させればどうにかなるとか、そういうレベルじゃねーんだよ。
ZARAとH&Mだって、歴史を塗り替えた前例ののない会社だが、柳井正はそれを抜きたいと思ってる。
目標はただの金儲けじゃない。
ウサインボルトが人類最速の歴史を塗り替えたみたいに、限界を超えたいと思うエモーション。
金稼いで贅沢したいってんなら、長者番付一位になったら(というか普通はその前に)いい加減守りに入る。
普通の人にはついていけないっていうのはあたりまえ。
http://anond.hatelabo.jp/20130502143742
柳井正はすごい。
でも、一番おっそろしいのは孫正義。
http://kirik.tea-nifty.com/diary/2012/10/post-ac5c.html
弾け飛び不良債権化したら、道連れでメガバンクがいくつも地獄行き。
泳ぐのをやめた途端に、福島第一原発以上の大惨事を引き起こす爆弾が炸裂する
孫正義に関わった人間全てが、泳ぐのをやめられない無間地獄に引きずりこまれてる。
孫正義が金を引き上げたら死ぬ状況に追いやられた、光の道や自然エネルギーに乗っかった人たち。
孫正義から取り立てようとした瞬間に道連れで死んでしまうメガバンク。
柳井正はせいぜい鷲巣。
真の悪魔。
ユニクロ、社名でいえばファーストリテイリングは240時間以上時間外労働をすると処罰(しかもかなり凄まじい)の対象になるので、それ以上はみな申告せずにサービス残業状態である。
しかし、逆に言えば、240時間まではしっかり残業代が出るということである。
240時間ということはだ、例えば基本給が21万とすれば、21日出勤8時間労働を基本とすると、時給1250円。
割増で1.2倍でるとすると36万もの残業代が支給されている計算になる。
基本給と合わせれば総額で57万である。
明らかに、あと一人雇ったほうが安い。
これが繁忙期の1ヶ月だけ240時間残業が必要だけど、残り11ヶ月は暇で暇で定時帰りってなら、雇い入れない理由としてわかるが、ファーストリテイリングはこの殺人的な時間外労働が定常化している。
あるいは、残業代は240時間出すけれども、実際は+200時間ほどサビ残してもらっているので元は取れてるという理屈だろうか。
ファーストリテイリングのサービス残業に対する姿勢というのは、かなり厳格なもので、サービス残業が発覚した場合、上司を含めて降格、繰り返せばクビというものだ。
「仕事が出来るようになってもらいたい。成長してもらいたい。」
と心底思っている。
普通の人が200時間以上残業しなければ終わらない仕事を定時までに終わせる、これが柳井正の考える足切りラインである。
これが常軌を逸しているのは明らかであるが、それについてはここで区切ろう。
常に、社員一人一人が成長できる前進できるように、出勤退勤時間を一時間以上前倒しして、早く帰って家で勉強できるように配慮し、英語教材を配るという配慮。
「どんなに忙しくても、辛くても、乗り越えろ。乗り越えるだけじゃなく、次のステージでも活躍できるよう力を蓄えろ」
涙が止まらない。
「はじめから出来る人などいない」「一勝九敗でいい」「行動してみる前に考えても無駄です。行動して修正すればいい。致命的にならない限り失敗してもいい。やってみないとわからない。」といい、今、出来ないことよりも、常に前進することが重要、チャレンジ精神を非常に高く買う。
と言うような社員を高く買う。
社長についたTという男、彼の目にかなっただけあり、それはそれは超人である。
ラガーマンで全国準優勝の経験があり、20代でMBAを取り、つまり体力も知力もトップクラスであった。
しかし、たった三年で解任される。
「去年フリースが売れすぎたから、今年売り上げを落とさないためにはどうしたらいいか」
そんなことはして当然、更に攻めろ攻めろ、である。
Tのほか、何人も社長を譲ろうと打診したことがあるが、いつも固辞されてきた。
そりゃあそうだろう(笑)
根本的には、柳井正の言う、「仕事が一番楽しい」の「仕事」の部分も「楽しい」の部分もズレまくってることが全ての原因だろう。
彼の言う「仕事」は、一般人には、「フルマラソン」くらいに聞こえる内容だ。
しかも、彼の「楽しい」は「せっかくだから金だったり命だったりを賭けて走るのが楽しい」「当然、いつだって倍プッシュ」である。
どれだけ凄まじいことか。
5兆って、日本国内だけで5兆売ろうとしたら、生まれたばかりの赤ん坊から死にかけのジジババまで、一年に一人4200円ユニクロ製品を買わないといけない。
そんなの絶対に無理だ。
アパレルで今最も世界で売り上げている会社だって、1.2兆くらいだ。
アパレルで5兆売るなんて、大嘘つきか、キチガイか、どちらかだ。
2000年に2200億だった売上は、2013年9月予想では1.1兆円となる。
柳井正はたかがアパレルと思ってないし、たかが平社員、店長、たかがバイトとは思っていない。
高い志と、海よりも広く深い心で、神様です。
でも、ついていける人はいません。
http://www.asahi.com/business/update/0423/TKY201304220465.html
ま、ここで、柳井氏は、国際的な競争下においては成長なければ死ぬしかない、ゆえに世界同一賃金や競争を強化し、ありていに言えば従業員をふるい落としていくことを言っているわけですな。
Grow or Dieという言葉で彼はその考えを端的に示しているわけです。
でもさ、よく考えてみなさいよ、何で従業員が死ななきゃならんのか? いやむしろ、死ぬなら柳井氏もろともって考えてもおかしくないでしょう。
彼はナチュラルに資本主義における競争の敗者は死ぬ、と考えているけど資本主義のルールに則った戦いをしなければならないというのは、まさに彼の勝手な固定観念なわけで。資本主義以外の方法論で戦っているマオイストやムジャヒディーンは世界中に掃いて捨てるほどいるわけです。アメリカじゃ、職場に銃を持ってryなんて事件は普通にあるわけでして。
まさに、グローバル化の一側面しか彼は見ていないんだね。グローバル化は単に資本主義がグローバル化するというだけじゃなく、もっといろいろな意味があるわけだよ。うん。
柳井氏は確かに才覚のある経営者で、お金も持っている。しかし、彼は24時間ボディガードをつけられるか? と聞かれれば、できなくもないだろうけど、ちょっと難しい面があると思う。
そういったボディガードを付けて、さらに防弾車に乗って移動する生活ならかなりの危険は防げるけど、いろいろと困難さはつきまとう。
たとえば、日本でも比較的容易にショットガンを持つことができるし、ソードオフ加工をすることは違法だけど難しいことじゃない。大口径のスラグとか防弾チョッキ着ててもヤバイ。
さらに言えば、信号を自分の通行に合わせて切り替えるなんてのも普通はできないわけで、ANFO満載のワゴン車に横づけされても大丈夫な防弾車なんてそれこそ大統領専用車両ぐらいしかない。
しかも恨みを抱くのは従業員なわけだから、比較的接近もしやすい。
資本主義のルールを大前提とした考え、ロック主義的なそれはスマートだし、まぁそれなりに合っている部分もあるけど、解雇規制なんかまさにロック主義的な所有と契約の関係をルソー的な社会契約という名の暴力(現実的には労基やね)が圧倒している実例なわけですよ(それを山口巌というコンサルは微塵もわかってないhttp://blogos.com/article/60841/)。あるいは、ウェーバーのいう「国家とは暴力の合法的独占ry」という部分もあるわけでしてね。
私はユニクロの従業員でもなんでもないから別に彼に恨みはないけど、あまり従業員なめてるとよろしくないんじゃないかなーと老婆心ながらに思いました(まる)
ユニクロは中国に外注したことで利益をあげた会社だとおもわれてて、それが株主(含む外資ファンド。世の中がどうなろうと配当金がすべての金の亡者)から次に責められるとすれば、
「なんで店員からデザイナーから全員中国人にして人件費下げてもっともうけてその分金を配当しないんだ????」ってことでしょ。
で日本人はすごい日本人は1人で中国人の10倍の給料とるがその分10倍以上の働きをしますといいたい柳井さん、
そりゃもう語学も何でもできるしスーパーマンなんです。牛丼やでもこのくらいは払ってるって言い訳できないといけない。
これを避けるには、上場廃止して創業者一族が持ち株会社にしてしまうしかないけどここに書いてあることが本当なら理想がじゃましてそれもできない柳井さん。
あとは、世間の圧力しか残ってない。企業コンプライアンスとしてこれ以上違法企業との風評が立ってしまうのは…(汗汗)
なのでブラックブラックもっとさわぎたてたほうがいいと思うよーほんと労組ないと株主の言いなりだよね☆
実はこれ公務員も全く同じで、経済なんとか会、どうゆうかいだっけか、のトップ(どうせト◎タか◎下とかおっさんうけのいい企業のことだぜ、
あっちも話すネタなくてこまってんだからいちいち呼んでやるなよ言いたいことだらけのハゲでも呼んでやれよKYだけど)と会談してはさー、
なんか英語でやったらどうのとか持ち帰ってくるけど全部いらねーよw
トイックも成果主義もむりくり入れられたけどいらねえよwwww全員経営者なんて本来下っ端の業務の質とは全くかんけえねえ!
そんなことより先に勉強すべきこといっぱいあるんじゃーほっといてくれ!
風呂が熱くなってきたのと家庭の事情もあったからさっさと公務員やめちゃったけど、
でてから見ていると不思議と公務員だけはどんなにブラックでも「国の指導が入ってヤバイ」とはならないんだよねー(大阪以外)。
だってブラック企業を監督してるのも公務員なんだものwwwwwwそんなこと上司が許すわけがねえwww
ああおかしいね!!団体交渉権奪われてる(はず)、人事院とかろうきしょうとかなにやってんだろーほんと頭いいのに頭悪いな
アラブのお金持ちにもっと日本という場所のクオリティをアピールしたほうがいいんじゃないの。
そういえばアラブの王様に同人作家さんがいるってさ。日本のコミケにきてるらしいよ^^
2013/1/11追記 なんかよく出没するおじさんがいるの? その人にまちがえられたらしいんだけど、
しかも自称元益田(「柳云々が人としておわてるを読んで」の人)もでたらしいけど、
オレはこのツリーではここにしか書いてないおばさんだよ。ニートっちゃニートの主婦だよ。料理洗濯ゴミ捨てで生きてるよ。
http://www.mynewsjapan.com/reports/1734
あー、俺です。
なんか最近UNIQLOって超ブラックなんだぜ?っていう記事を読んだので、元UNIQLO社員の俺がしゃべります。
まず俺のことなんですけど、UNIQLO辞めたのは2年以内のどっかです。在職期間は5年以上10年以内で、中途採用でした。
在籍部署はあんま言いたくないんですけど、商品系のどっかです。
生産部とか、R&D部(デザイナー、パタンナー等)とか、MD部とか、そういうモノ作り系です。
そいでまぁ、一言で言うと確かにUNIQLOはすっげーブラックだとは思います。
ネットで読んだ記事はIDが無いので最後まで読めなかったんですけど、だいたい書いてあることはわかります。
ただ本部と店舗だとまた違うとこもあると思うので、その辺のことを書けたらと思います。
できるだけグチっぽくならないように書くつもりですけど、どうしても主観的になっちゃうのは許してください。
まず俺が入社した当時はUNIQLOはこんなじゃなかったってのを先に。
けっこう和気藹々な雰囲気で、社内のムードも良くて、厳しい決まりごとなんてのもそんなに無かった。
9時出社だったし、一定階級以下は残業代も出るし、一定階級以上は逆に「裁量労働制」つって、一日一時間でも働けば出社扱いになった。
風邪ひいて欠勤しようが別に給料に影響することはない素敵システム。
休みが少ない!ってのも特に感じなかったし、総合的に考えて、給料は悪くなかった。
課題なんてなかったし、残業は確かにあったけど、いわゆるアパレルらしいルーズさというか、いい加減さみたいな空気が社内にもあった。
ただ柳井はそういうのがもともと嫌だったんだろうね。あの人は経営に関しては完璧主義で潔癖症だから、そういう「大企業病みたいなものを排除しないと」っていうパラノイアみたいなもんにとりつかれていった。会議でも度々そういうことを口にするようになっていたし、社内にもピリピリした空気が漂うようになってきてた。
社屋が六本木に移った頃から目に見えてちょっとずつ厳しくなっていった。
それでまぁ1年経ち、2年経ち、だんだんお風呂の温度があがっていって、俺はもう熱くて我慢できなくなったので先にあがった感じ。
だから今、新卒や中途採用で新しくきた人は、急に高温のお風呂にぶち込まれるわけで、「あちゃちゃちゃちゃちゃ!むりむりむりむり!!!」ってなるのもわかる。
①就業時間
前述にもあるけど「裁量労働制」。
おれは法律には明るくないからわからんのですけど、これってありなんですか?
うまい汁吸わせてもらってる時はいいんですけど、風呂の温度が高すぎて人がいないんで、1人あたりの業務負担がすげー多くなっちゃった今、正直この制度のせいで、ほとんどの社員が残業代出ないまま毎日何時間も残業することになってる。くどいようだけど残業代無しで。社員からしたらまずもうこの時点でアウトだろ!って思うけど、どうなんですか?
そのくせ、半期に一度の業務評価で、残業無しとか、有給全消化とかを目標にさせられて、クリアできないと評価が下がってボーナスが目減りする。だけどこの目標は強制項目だから回避できない。これは詰んでる。
それと朝7時出社。これはけっこう精神にくる。思ってるよりずっとキツい。
そもそもなんでそんなことを始めたかというと、「早く帰って、プライベートな時間を勉学やリサーチ等の情報収集に使うのが良い人生だよね!」みたいな柳井の妄想からスタートしてるんですけど、そんなんほっといてくれよっていう。
そもそも、就業時間、拘束時間が変わらない限り、早く帰ろうが遅く帰ろうが、睡眠時間をキープしようとするとプライベートな時間は変わらないはずなんですけどねぇ。
そんで柳井曰く、じゃぁそのプライベートな時間にやる勉強をこっちで用意しといてやったから!おまえら早く帰れるようになってうれしいだろ?これやっとけよ!?っていうのが「英語」。
②英語
まず、TOEIC750点以上。これ無理。
俺みたいな超絶バイリンガルな天才はさておき、デザイナーとかパタンナーとかアホですもん。デザイナーとか200点とかがゴロゴロしてる。え?TOEICて4択ですよwwwwwwみたいな。
専門学校卒ですよ。学生時代にハマったのはボディピとスケボーですよ。レゲーが世界を変えると思ってるんですよ。無理でしょ。
あとMDとか生産部とかも基本アホですもん。そもそも店舗から引っ張ってきて本社勤務してるやつなんて、基本三流大学出てれば良い方。高卒レベルの脳みそ引っさげてアルバイトのUNIQLOの店員からはじめたような奴らですよ。そいつらが、それでも現場で類まれな能力を発揮して、店長になって、エリアマネージャーに昇格して、そんで、じゃぁ君いいね、来月から本社で一緒にモノ作りしようよっつって本社勤務してるんですよ、そんな叩き上げのおっさん捕まえて、「半年でTOEIC750点出してもらうから。できなきゃ給料から授業料天引きね★」って、いや無理ですって。詰んでるって。
当然、点数だけでは給料から天引きされないんですけど、条件がある。
まず勉強時間。これはBerlitzのEラーニングシステムを導入してるので、誰がどれくらい勉強してるかが全てわかるようになってる。いろいろやったけど基本ズルは難しい。
週に10時間以上勉強しないと、上司から指導が入る。それでも改善できなければ給料から授業料の半額が天引きされる。
それと、半年ごとのテストで50点アップ。これをクリアできないとさらに半額が天引きされる。コンボだと全額。
だけど①でも述べたように、ものすっごい残業して、家帰ったら寝るだけみたいな生活(しかも5時起き)の中で毎日1.5時間以上の勉強時間を捻出するのは本当に辛い。体力をどんどん疲弊する。ライフはゼロよ!ってまじで思う。
当然その勉強時間に給料は出ないので、UNIQLO社員はもれなく月30時間以上は家でサビ残してることになるとおもうのだけど。
これも始まったのはここ2年くらい前かな。
そもそも社員の時間を勝手に使って、勝手に給料から天引きするシステム、これがブラックじゃなくて何がブラックなん?
③課題
今週の課題は柳井正の「一生九敗」を読んだ読書感想文だし。まぁこの本の代金は柳井のポケットマネーでいいわそこまでせこくないし。売上部数1万は上乗せできるし。でも来月の課題図書ドラッカーの「経営の哲学」な。本の代金は給料から天引きしといたから。あと感想文提出できないと面談な。
④責任
えーと、俺がUNIQLOを辞めようって思ったのはこれです。個人的にはこれが一番堪えられなかった。
会社の経営方針として「全員経営」ってのがあって、これは柳井の口癖でもあるんですけど、要するに全員が経営者の自覚をもって、もっと利益や売上にコミットしましょうってことなんだけど、それがどう転じてか、「責任は個人がとる。」ってことになって、それがさらにこじれて、「担当者(末端社員)が責任をとる。」ってのがUNIQLOのやり方。
おれはアパレルしかわからんので、アパレルの話をしますけど、モノ作りってのは基本トップダウンで行われる。
ディレクターって呼ばれる人達が(UNIQLOの場合大勢)いて、その人達がじゃぁ今季のコンセプトはこれこれですよってのを決める。
それを元にカラーを組む人や、柄を組む人や、デザインを考えるデザイナーがいて、サンプルを作って、会議をするわけです。
でもすぐにサンプルを作れるわけじゃなくて、何度もそのエライ人達と打ち合わせして、パタンナーと打ち合わせして、じゃぁこれでいこうってなったら、生産部と協力してサンプルを作って、会議に挑むわけです。UNIQLOの商品は全て社長が目を通すので、商品系の会議と言えば社長会議なんですけど、そこまでに「会議のための会議」を何度も重ねて、会議に挑むわけです。
そんで会議でたまたま柳井の意にそぐわなくて、「誰ですか!こんな下らないもん作ったのは!」ってなったとするでしょ?
首根っこ掴まれて、社長の前に放り出されるのは、一番下っ端のデザイナーだったりパタンナーだったりMDだったり生産なんです。
んで、ボーナスの査定が目減りする。上司はうまくそれを処理して昇給する。
おれはこれがどうしても納得できなかった。
責任の取れない上司なんて必要ないし、そもそもみんなで話して決めたじゃん!っていう。
1つ例を出します。
今飛ぶように売れてるウルトラライトダウン。あれ、初年度とサイズ感が違うんです。
当初のコンセプトだと、あれは「ミドルレイヤーとしてのダウン」だったんです。mont-bellさんやPatagoniaさんがやってるようなシャツダウン。アウターの中に着るダウン。
そういうコンセプトですから当然サイズ感は、「シャツのよう」にミドルレイヤーとしてのフィット感を重視したサイズ感だった。
ところが、これが販売を開始してみると、店舗から「従来のものよりサイズが小さいのではないか」いう問い合わせが頻出したんです。
これ自体はよくある話です。誰が悪いというわけでもない。
きちんと商品説明が店舗まで行き渡っていなかったのも悪い。お客様に説明できていなかったのも悪い。そもそもそういうコンセプトが受け入れられる土壌がUNIQLOの客層にはできていなかった。いろいろ悪かったんです。
でも、これは責任をだれかがとらなくてはならない。何故なら!それが!UNIQLOの!やり方!ヒャッハー!魔女狩りだゼェ!
でも当然商品化されるまでには、何十人もの人間が携わり、会議で議論し、社長自身が「それで行きましょう!」と判を押してる。
そういうの全部無視して、企画立案者に罪をなすりつけるような会社で、良いアイデアや、良い商品が産まれるわけがない。
みんな萎縮して、実績のあるものをこねくり回すだけの仕事になっちゃう。
おれは絶対間違ってると思う。ねぇお兄ちゃん、これが全員経営ってやつなん?これがドラッカーがめざした理想の経営学なん?
こういうことが日常的に起こる会社にいると社員はどうなると思いますか?社員は常に怯えて仕事するようになるんです。
自分が責任をとらないでいいようなやり方。共有のメール、共有のための会議。会議、会議、会議、メール、メール、メール、メール。。。
⑤鬱病
そして作り出されるのが鬱病。
これはほんとに多い。多分%に直したら日本の企業で一番多いと思います。いや世界一。
もうみんな感覚が麻痺してて、誰々が明日から暫く休みますなんて報告を聞いても、あーまたかー、仕事が増えるなぁ、くらいにしか思ってない。
感覚でしゃべりますけど、10%~20%くらいの確率で鬱病経験者です。
原因は、逃げ道の無いプレッシャーです。
けっこうわりと、仕事がクソでも、メンツが良ければ楽しくやってける、みたいなのあると思うんですけど、今のUNIQLOにそんなお花畑はない。
毎週朝礼で「プレッシャーを感じて仕事しろ」「もっと追い詰められろ」「緊張感をもて」って言われて仕事する。
社員はプライベートな時間も、仕事の時も、どんどんどんどん自分を追い詰めて仕事をしてる。そして死ぬ。
最後にこんだけクソミソに言っておいてなんすけど良いことも書きます。
UNIQLOのブラックさは、経営コストを削るために無理させてるってよりは、あいつら本気でそれが客のためになると思ってやがんですよ。
「プレッシャーを感じて仕事しろ」ってのは、売れてる時は、客が店に来てる時。客が店に来てる時は、何か期待して来てる時。その時につまんないもの、粗悪なものしか見せられなかったら、そのブランドは終わり。っていう理論。だから売れてる時ほど緊張感をもってなきゃダメだってこと。
英語にせよ、なんにせよ、まるで宗教みたいにすげー崇高な理念の為にやってる。
英語をしゃべれるようになれば、もっと世界のいろんな企業と「直接」取引できて、もっと安い原材料を仕入れられて、もっと工場とコミュニケーションがとれて、もっと良い商品がつくれるんじゃないかって、そんなことを考えてる。マジキチ。
7時出社にせよ、裁量労働制にせよ、元々は社員のため!みたいなお節介企画が始まりですし、なにも搾取してやろうって始めたわけではない。
その辺は某居酒屋とかコンビニとは違うかなーとは思いますけど、おれもまだUNIQLO脳に侵されてるので他人からみたら一緒かもですね。
あと商品につては、まじで今でもUNIQLOの商品はすげーと思います。中にいても、外に出ても思います。
縫製とか生地のクオリティが最近悪いとか言われてるけど、全然そんなことなくて、むしろどんどん良くなってると思います。値段は高くなってるかもですけど、それは原材料の高騰がどうしても響いてる。デザインはクソですけど。
あそこまで単品の完成度が高い服は無いと思う。
むかしTVで見たけどチョコボールは毎年アップデートしてるらしい。あの小さな一個の粒を、チョコの味をちょっと変えたり、ちょこの厚みを変えたり、硬さや大きさを少しずついじって、今でもベストを探り続けてる。
UNIQLOはまさに同じ事をやってて、靴下一足、ポロシャツ1枚が去年とは全部違う。シルエット、素材、縫製、必ず何かアップデートしてて、そんなことを毎年毎年やってる。
社員がみんな萎縮してるから良いアイデアが生まれなくなって、デザインはどんどんクソになっていくけど、反比例して、既存の商品がどんどん良くなっていく。
お客様が喜んでくれる為って本気で思ってて、良い物を適正な価格で出せば絶対売れるっていう理念は創業当時から変わってない。モノ作りで妥協は絶対しない。
下っ端の社員なんて基本バカで単純。柳井教をうぜぇうぜぇと言いながら、信じてる。
だけど、他の会社で、そんなところは絶対ない。妥協しないって、できることじゃない。
おれはそういうモチベーションの高い人間じゃないので無理でしたけど、本気で服で世界を変えてやる!くらいに思ってるような熱いやつならまぁ向いてるんじゃないですかね。給料はいいと思います。平均よりは。
ただ、おれは服ってのはそういう切り口もあるけど、やっぱ基本楽しいもんじゃなきゃヤダって思う人なんで、あーUNIQLOむりかもーって思い始めてた。
そんでまぁ風呂の温度も一向に下がる気配ないし、むしろどんどん熱くなってるし、のぼせる前にイチ抜けした。
今は楽しくやってます。
追記:「積んでる」→「詰んでる」に訂正しました。id:takeda25さん指摘ありがとうございます。
ブラックというのは、悪意ある守銭奴がやってるからかと思ったりしてたんだけど、ある種の人たちは僕らとは体力も精神力も桁違いすぎるということなんじゃないだろうか。
僕らは惨めな軽自動車。
彼らは、生まれながらのモンスターカー。
彼らは気軽に「スピードが出なかったら倍踏み込めばいい。」
という。
言われたとおり踏み込んでも、エンジンが唸りをあげるばっかりで。
同じペースでついていったら吐血する。
っていうか、死ぬ。
あんたがたの精神力も体力も異常。
そんなこんなで78歳で社長に復帰。
まだ元気。
80歳を越えてなお工場に出向く。
3兆円売り上げてなお、「まだまだ中小企業」
「土曜休んで日曜も休む奴は要らない」
「新しいことに挑戦しないで減益はたとえ増収でも許されない」
社長にすぐさま復帰。
「泳げないやつは沈めばいい」
96歳没。
亡くなる3日前には幹部社員とゴルフをし、18ホールを回ったという。
亡くなる前日には仕事始めで立ったまま約30分の訓辞を行い、昼休みには社員と餅入りのチキンラーメンを食べたという。