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はてなキーワード: 化学反応とは

2023-12-02

anond:20231202182537

Bingちゃん賢いな

築60年で賃貸前提でコストカットしようとしてたってことを添えて知恵袋でも聞いてみたら有識者アルカリ骨材反応かもしれんって教えてくれたわ

で調べてみたら

https://i-const.jp/problems/asr/

コンクリート本来、高いアルカリ性を有しています。そのアルカリ分がコンクリート使用された反応性骨材中のある種の反応成分と化学反応を起こし、反応生成物であるアルカリシリカゲルを生成します。

アルカリシリカゲルは強力な吸水膨張性をもっており、コンクリート外部からの水分供給により膨張します。このアルカリシリカゲルの膨張によってコンクリート内の組織に内部応力が発生し、反応性骨材周囲のセメントペースト破壊します。時間の経過に伴ってアルカリ骨材反応(以下ASR)が進行すると、反応性骨材の周囲に発生した微細なひび割れが進展し、やがてコンクリート構造物の表面に巨視的なひび割れが発生します。これがASRによるコンクリート劣化メカニズムです。

とのことで。Bingちゃんの言う水和物の劣化がこれなんかな?

で、60年前はまだこの反応についてよく分かってなかったそうで、アル骨反応を起こす骨材が用いられている可能性が大いにあるって話で。

そして経年劣化および地震などで生じたひび割れから水分が入ってこの反応が促進されてそこかしこで起こって、分子の結合が切れまくってボロボロ崩れるってことなんかなって。

なんにせよ手に負えないからいずれプロにお任せすることになると思うけどナンボほどかかるんだろう…トホホのホ

Bingちゃんに聞いてみました

コンクリートの内壁が剥がれて砂が出てくる現象について、その原因と修理方法を分かりやす説明します。この現象は、コンクリート水和物という成分が劣化することで起こります水和物は、コンクリートの強度や密度に大きく影響します。水和物が劣化すると、コンクリートの内壁がひび割れや剥離を起こしやすくなります。この現象は、水蒸気や油などの影響を受けやす場所や、古い建物で起こりやすいです。この現象は、見た目だけでなく、建物構造安全にも影響する可能性があります。ですから、この現象に遭遇したら、早めに対処することが大切です。

 

コンクリートの内壁が剥離して砂が出てくる現象の原因を詳しく見ていきましょう。コンクリートは、水、セメント、骨材(砂や砂利など)からできていますコンクリートが硬化するときセメントと水が化学反応を起こして水和物を形成します。水和物は、骨材を結合してコンクリートの強度や密度を高めますしかし、水和物は時間とともに劣化したり、外部からの水分や塩分などの影響を受けたりすることがあります水和物が劣化すると、コンクリートの強度や密度が低下し、ひび割れや剥離が起こりやすくなります

 

コンクリートの内壁が剥離して砂が出てきたということは、おそらく水和物が劣化して骨材との結合が弱くなったためだと考えられます。骨材の粒度は様々ですが、一般的には砂のように見えるほど細かいものもあります。 ですので、剥離した部分から出てきた砂は、元々コンクリートの中にあった骨材の一部だと考えられます。剥離した部分が、キッチンの窓の上ということですから、水蒸気や油などの影響を受けやす場所だったのでしょう。また、60年前に建てられた家ということですので、経年劣化も考えられます

 

コンクリートの壁を自分で修復する方法については、以下の手順を参考にしてください。

 

  1. 剥離した部分の周辺を清掃します。ほうきやガーデンホースなどで、ほこりや汚れを除去します。
  2. エポキシモルタルを塗りますVO-500というコンクリート壁修復用の混合物をパッケージの指示に従って調合します。 剥離した部分にモルタルを塗り、ヘラや濡れたほうきでならしま
  3. 防水シーラントを塗りますモルタルが乾いたら、防水シーラントを表面に塗って水分の侵入を防ぎます。防水シーラントは、コンクリートの表面に薄く均一に塗ることが重要です。
  4. 塗料やスタッコを塗ります必要に応じて、塗料やスタッコを塗って壁の仕上げをします。塗料やスタッコは、コンクリートの色や質感を変えたり、美観を高めたりする効果があります

 

 

なお、建物構造に関わる部分については、自分で修復する前にも後にも、専門家による検査を受けることが必要です。コンクリートの強度や密度、鉄筋の腐食や配筋状況などは、非破壊検査確認します。非破壊検査とは、コンクリートの内部に穴を開けたり、壊したりせずに、コンクリート品質状態を測定する検査のことです。非破壊検査には、以下のような方法があります

 

 

非破壊検査を受けるためには、コンクリート診断士という資格を持った専門家に連絡する必要がありますコンクリート診断士は、コンクリート品質状態を正確に判断し、適切な修復方法や予防策を提案することができますコンクリート診断士の連絡先は、[コンクリート診断士協会]のホームページ検索することができます非破壊検査費用は、検査する部分の面積や検査する方法の種類や回数によって異なりますが、一般的には、1平方メートルあたり数千円から数万円程度です。非破壊検査の期間は、検査する部分の面積や検査する方法の種類や回数によって異なりますが、一般的には、数日から数週間程度です。

 

今回のケースではキッチンの窓の上の壁が剥落したとのことですが、その壁が建物構造的な部分(つまり建物を支える役割を果たす部分)であるかどうかは、建物設計次第です。一般的には、内壁は建物構造に直接関係ない部分が多いですが、構造である場合もあります。ですから自分で修復したとしても、できれば専門家意見を聞くことをお勧めします。安全第一で対処しましょう。

 

以上で、コンクリートの内壁が剥離して砂が出てくる現象について、その原因と修復方法説明しました。この現象を防ぐためには、定期的なメンテナンスや注意点が必要です。メンテナンスでは、コンクリートの表面にひび割れや剥離がないか確認し、あれば早めに修復します。また、コンクリートの表面に水分や塩分などの影響を受けやすものが付着していないか確認し、あれば清掃します。注意点では、コンクリートの表面に衝撃や圧力をかけないようにします。また、コンクリートの表面に直接火や熱を当てないようにします。これらのメンテナンスや注意点を守ることで、コンクリートの内壁が剥離して砂が出てくる現象を予防することができます。大切にして、長く使えるようにしましょう。

 

こういうケースで本当にコンクリート診断士相談するのが一般的なのか?単価は正しいか?は確認してないのでよくわからないが(一応、個人宅を見てくれたりはする模様)、

ほかはだいたい合ってると思う

anond:20231202135935

2023-11-12

ゲーム感想 CHR$(143)

CHR$(143)

全ステージクリアSteam実績全解除)

プレイ時間 88時間全ステージクリアしたばかりの現在時間

あああーーーー、めっちゃしかったーーーー!

全クリして達成感に満ちあふれているが、この気持ちが収まる前に感想を書くぜー!

しかし、タイトル名の読み方がよくわからん。「キャラクターズ・ワン・フォースリー」でいいのか? ちなみに、ゲームタイトル画面では『Project CHR$(143)』表記となっている。

タイトル名の『CHR$(143)』だが、Amstradというイギリスメーカーから1984年販売されたCPC464というホームコンピューターパソコン?)のキャラクターコード143に四角形が割り振られていることが元ネタのようだ。レトロコンピューター元ネタにしてるだけあって、ゲーム画面全体もレトロ雰囲気に仕上がっているのも好きだ。

ゲームジャンルとしてはパズルゲームでいいはずだ。ちなみに、Steamでのジャンルは「インディー, シミュレーション」となっている。

Steamのストアページの類似品として、『Baba Is You』(説明不要の有名パズルゲーム)に、『Factorio』・『shapez』といった工場建設シミュレーションに、カイロソフトレトロ調シミュレーションゲームに、変態パズルゲームメーカー(誉め言葉)で知られるZachtronics社の『SHENZHEN I/O』などが並んでいる。

『CHR$(143)』の紹介文をSteamストアより引用する。

リッチやりがいのある物理ベースパズル/ロジック/建設/プログラミングゲーム!弾道学、流体力学熱力学化学反応、核反応をマスターし、オートメーションレンガを使い、構造物機械乗り物を作り、電力を生産し、パズルを解き、霧を突き破り、CHR$を倒そう!

https://store.steampowered.com/app/1695620/CHR143/

パズルゲームレトロ調ゲームが好きな私としては『CHR$(143)』のトレイラー動画上記の紹介文に心惹かれてプレイした次第だ。これがやっぱり面白かった。上記に挙げた他の類似品に匹敵する、あるいは凌駕するほどに面白かった。

ゲーム内容としては、箱庭系というよりもステージ攻略型のパズルであるゲーム内では各ステージレベル表記されているので、この感想文でもレベル表記する。

パズル難易度としてはかなり高い。それでも、チュートリアルなどの導入はしっかりしてるし理不尽さもないので、私にとっては時間をかけて考えれば自力クリアできる難易度だった。とはいえ、悩みに悩んで、日をまたいでようやくクリアしたレベルもある。

ちなみに最終レベルクリアSteamグローバル実績は1.6%である。これで難易度の高さが伝わるだろうか。

レベルの主な流れとしては、ブロックを作ったり掘ったり操作したりして目的を達成(レベルクリア)していくことにある。ブロックの一つ一つが物理演算する様は『Noita』らしさを感じた。レベルクリアについてだが、解法がガチガチに決まっているわけではない。時間制限があって急いで操作しなければいけないレベルもあり、レベルによってはアクション性が高かったり、シューティングゲーム要素があったりするのも楽しかった。

レトロゲームは昨今のゲームと比べてジャンルという枠組みにとらわれていない印象があるが、この『CHR$(143)』も同様だ。

ブロックを組み合わせたギミックはとても面白いが、その中でも特に好きなのは蒸気タービンによる発電だ。

ただ過熱蒸気をタービンに送るだけでは発電できず、冷却用の水も同時に必要となっている。タービンで熱交換されて、過熱蒸気はただの蒸気となり、水は温水になる。発電を継続させるためには、蒸気を常に加熱する仕組みと、温水を冷却塔で常に冷却する仕組みを構築する必要がある。蒸気よりも過熱蒸気の方が密度が小さいので上の方に行き、水よりも温水の方が密度が小さいので上の方に行く。こうしたブロック毎の密度の違いを利用してタービン発電を実装していく必要があるのだ。

このように、流体力学熱力学を反映したシミュレーションになっているのが、『CHR$(143)』の面白いところだ。

非常に頭を悩ませながらも面白かったのがプログラミングだ。AND・OR・NOTなどのブロック論理回路を実現できるだけではなく、CPUブロック存在する。そしてCPUに対して、このゲーム専用(たぶん)のプログラミング言語命令プログラムできるのだ。この言語がとても低レベル(低水準・低レイヤ意味で、決して侮蔑表現ではない)なのが面白い。逆ポーランド記法で数式を記述したり、goto文で条件分岐したりといった具合だ。言語仕様は大量にあり、pdfファイルでまとめられているほどの徹底ぶりだ。しかも、ゲーム中でも詳細はpdfファイルを参照するようにと求められるのだ。パズルゲームで、まさかプログラミング言語仕様書を読まされるとは思わなかった!

とはいえ言語仕様を全て理解する必要はないし、プログラミングゼロからコーディングする必要もない。プログラムサンプルとしてすでに作られた物をコピペで流用して必要な個所だけを書き加えたり修正したりすればいいし、仕様書も必要なところだけを読めばいいのだ。それはそれで、ある意味リアルプログラミングともいえるのだが……。

説明するのを忘れていたが、ゲーム全般日本語対応しているもの機械翻訳なので翻訳ガバガバだ。とはいえキー操作一つで英語表記に戻せるのでそんなに問題は無いし、翻訳ガバガバっぷりはそれはそれで味があっていいものだ。しかし、プログラミング言語仕様が描かれているpdfファイル英語オンリーなので、読み解くのに苦労した。とはいえ言語仕様を調べようとして英語説明しかなくて苦労するというのにも、これはまたリアルプログラミングだなぁと感じたものだ。

好きなレベルについても述べたいので、まずはレベルがどのように構成されているかから説明する。

チュートリアル的なレベルギミック説明からまりレベルを経る毎にギミックを応用させた解法が求められる。さらレベルを経るとこれまでの集大成的なレベルが登場して、それをクリアしたらまたチュートリアル的なレベルで新たなギミックが登場する。この繰り返しが『CHR$(143)』の大きな流れだ。

その中で私が好きなのは、やはり集大成的なレベルだ。集大成的なレベルは視界が狭まっており、一体何があるのだろうかと周囲を探索しながら進んでいくのが楽しかった。こうしたレベルクリアSteam実績解除の対象となっており、それにふさわしい達成感も与えてくれる。

そして最終レベルクリアしたのが、つい最近のことだ。この達成感を味わったことを書き残したくて、今この文章を書いているところだが、それももう終わりのようだ。

しかった。ありがとう、『CHR$(143)』!

2023-10-08

富野由悠季安彦良和がタッグを組めばいいのにな

結局、ガンダムという作品はあの2人の組み合わせの化学反応だったのではないのか?

という疑問がいつまで経っても晴れないんだよな。

富野由悠季ガンダムを作っても初代ガンダムテイストならないし

安彦良和ガンダムを作っても初代ガンダムテイストにならないし

じゃあどうやったら初代ガンダムになるんだ?ってことなんだ。

2023-09-19

anond:20230919112540

なんか色々ごっちゃになってるね。

化学的には物質って電子1個の増減で振る舞いが全然変わるので、

ナトリウム塩素イオンと単体はまるで別物で、イオンが単体になったり、単体がイオンになったりするには、けっこうなエネルギー化学反応する相手必要になる。

水気がない時の固体の塩はNa+とCl-が交互に並んで引き付け合うような形になってるが、水に溶けると(水和すると)バラバラ

ところでNaClっていうのはそもそも塩として袋に入ってる状態でも分子ではない。

電子大好きなCl電子を1個拾ってCl-になってて電子大嫌いなNa電子を1個捨ててNa+になってるから電気的に引き付け合う力で結晶になってるだけで、

どこからどこまで分子という明確な区切りがあるわけじゃない。だから1:1の割合ですよって意味組成式と呼ぶ。分子式と呼ばない。

H2O共有結合と呼ばれる状態でこれは分子。液体中でも分子の形だが、電気陰性度の差によってHは+っぽくOは-っぽく分極してる極性分子なので、Na+が-っぽいOの部分に囲まれCl-が+っぽいHの部分に囲まれる。これが溶けるメカニズム

基本的に極性は似た者同士が溶けるから、極性がほとんどない油は水に溶けない。何なら水分子自分たち自身の分極があるから、水分子同士ゆるやかに引き付け合ってるので無極分子が入る隙がない。

食塩水の中でNa+Cl-がナトリウム塩素としてそれぞれの働きを行わないのは、

そもそもNa単体とNa+が似て非なるものから

Na単体は金属ナトリウムと呼ばれるが、空気中で放っておくと勝手酸素と反応してしまうから灯油の中で保存するし、

水に投げ込んだらものすごい勢いで反応する。https://www.youtube.com/watch?v=SpoAOzDmndk


原子はとにかく最外殻電子を8個に揃えたがるのでナトリウムのような最外殻電子が1個になってる金属単体はすぐに電子を投げ捨てようとする。つまり反応性が高い。

でも投げ捨てた後のNa+は希望通りに最外殻電子が8個なったので大人しい。元素の中でもトップクラス電子を投げ捨てたがるやつなので、普通にしてる限りはNa+からNaに戻ろうとすることはない。

NaClを超高温にしてドロドロに溶かした状態電気分解したりしないと金ナトリウムには戻らない。

不安定で反応しやす状態っていうのはその物質自体が持ってるエネルギーが大きい状態で、安定した状態エネルギーが低い状態なので、

不安定→安定になった反応を逆戻ししようとすると高いエネルギー(超高温とか)と電子を送ってくれる何か(電気分解の場合陰極電子を送り込んでくれる)が必要になるので、普通に水の中で煮てる程度じゃどうにもならん。

塩素も第17族のハロゲンと呼ばれる原子で「あと電子が1個あれば最外殻電子が8個で安定なのに……」と欲求不満なので、すぐに電子をどこかから奪ってCl-になろうとする。

Cl-をCl2に変えるのはNaほど大変じゃないけど、塩水を煮てる程度じゃ変わらん。

もちろん塩水をずっと煮続けたら塩の結晶が手に入るが、これは化学反応ではなく、沸点が100℃の水だけ蒸発して、溶ける先がなくなって沸点がずっと高い固体の塩だけ残ったってこと。



食塩水から電気分解で塩素を取り出してるのは気体の塩素ガス(Cl2)でこれは毒性がある(塩素漂白剤を混ぜるな危険と言われる理由も、塩素ガスを発生させる反応があるから

しかし塩水に溶けてる塩化物イオンCl-は安定で特に害はない。ハロゲン電子があと1個あれば最外殻に電子が8個入って安定するのに……と元々電子をとても欲しがっているから陰イオン状態が一番安定してる。



塩化物イオンはたしかに銀や鉛などの金属イオンにくっついて沈殿を作ったりする。

から塩酸は謎の液体Xに溶けてるもの判別する工程に使える

2023-09-17

エンタルピーエントロピー関係について

承前https://anond.hatelabo.jp/20230916001142

前回の記事反響の中で、「エンタルピーについても解説して欲しい」というご意見複数いただいた。

エンタルピーエントロピーと同じく熱力学統計力学に登場する概念で、名前の紛らわしさもあってか、初学者がしばしば「分からない」と口にする用語の一つである

だが、実は、エンタルピーの難しさはせいぜい「名前が紛らわしい」くらいのもので、エントロピーと比べてもずっと易しい。

記事では、「エンタルピーエントロピーとどのように関連するのか」というところまでをまとめておきたい。前回の記事よりも数式がやや多くなってしまうが、それほど高度な数学概念を用いることはないので安心して欲しい。






まずは、円筒形のコップのような容器に入っている物質を考えて欲しい。

容器の内側底面の面積をAとし、物質は高さLのところまで入っているとしよう。物質の表面には大気から圧力Pがかかっており、物質もつエネルギーはUであるとする。

この容器内の物質に、外から熱Qを与えると、物質が膨張し、高さが⊿L高くなったとしよう。このとき物質もつエネルギーはどれだけ増加しただろうか?

熱をQ与えたのだからQ増加したのか、と言えばそうではない。物質が膨張するとき大気を押し上げる際に物質エネルギーを消費するからである。このエネルギーはそのまま大気が受け取る。

力を加えて物体を動かしたとき物体には、力と移動距離の積に等しいエネルギー仕事)が与えられる。

物質に与えられた熱Qは、物質がした仕事Wの分だけ大気に移り、残った分が物質エネルギーの増加分となるから

⊿U = Q - W

となる。これを「熱力学第一法則」と呼ぶ。

いま、物質大気に加えた力は F = PA であるから物質がした仕事は W = F⊿L = PA⊿L となる。

物質の体積は V = AL であり、その増加量は ⊿V = A⊿L であるから仕事の式は W = P⊿Vと書き直せる。従って

Q = ⊿U + P⊿V

とすることができる。


さて、ここで

H = U + PV

定義される状態量を新たに導入しよう。

この状態量の変化量は

⊿H = ⊿U + (P + ⊿P)(V + ⊿V) - PV

  ≒ ⊿U + P⊿V + V⊿P

となるが、圧力一定 (⊿P = 0 ) の条件下ならば

⊿H = ⊿U + P⊿V

とすることができる。

これは先程のQと同じ値である。つまり圧力一定の条件では、物体が受け取った熱は単純に状態量Hの増加分としてしまってよい。この状態量Hが「エンタルピーである

既にお分かりと思うが、この「エンタルピー」は「エントロピー」とは全く異なる状態量である

だが、熱力学においては、この二つはしばしばセットで登場するのである。それは、前回記事最後に述べた「エントロピー増大の法則」と関係がある。

しかし、それについて述べる前に、エントロピーについて一つ補足をしておきたい。







前回記事では、エントロピー変化と温度関係を「エネルギーのみが変化する場合」について考えた。

T = ⊿E/⊿S (体積・物質一定の条件で)

エンタルピーとの関係を考えるにあたっては、体積が変化する場合についても検討しておく必要がある。


そこで、「エネルギーと体積が変化するが、物質量は不変」という場合を考えよう。

(ここで、「物質量が不変」とは、物体構成する各成分の物質量がそれぞれ全て不変、という意味である。すなわち、化学反応相転移などが何も起こらないような変化を考えている。)

この場合には、エントロピー絶対温度関係はどうなるのだろうか?

結論を先に言えば、物質が外にした仕事」に関係なく、エントロピー一定量増加させるために要する「熱量」で絶対温度が決まるである

T = Q/⊿S (物質一定の条件で)

仕事の分だけエネルギー流出するにも関わらず、なぜそうなるのだろうか?

その理由は「膨張」という現象にある。

体積の増加によって物質構成分子の配置パターンが増加し、その分エントロピーも増加するのだ。この増加分が、エネルギー流出によるエントロピーの減少分をちょうど補うのである


このことをきちんと示すには、体積一定物体A(エントロピーSa)と、体積が変化するがAに対しては仕事をしないような物体B(エントロピーSb)を考えればよい(どちらも物質量は不変とする)。

両者を接触させ、絶対温度がどちらもTになったとしよう。このとき、AからBへ流れる熱とBからAへ流れる熱が等しく、巨視的には熱が移動しない「熱平衡」という状態になっている。

このとき、AからBに移動するわずかな熱をqとする。物体Aは体積一定なので、T = ⊿E/⊿S が適用できる。すなわち

T = -q/⊿Sa

となる。

熱平衡はエントロピー最大の状態であるから、微小な熱移動によって全体のエントロピーは増加しない。また、エントロピー自然に減少もしないので、

Sa +⊿Sb = 0

である

従って ⊿Sb = -⊿Sa より

q/⊿Sb = -q/⊿Sa = T

としてよいことになるのである

(この論法がよく分からない読者は、Aのエネルギー Ea を横軸に、全エントロピー Sa + Sb を縦軸にとった凸型のグラフを描いて考えてみて欲しい。エントロピー最大の点での接線を考えれば、ここで述べている内容が理解できると思う。)






では本題の、「エントロピーエンタルピー関係式」を見ていこう。

ビーカーのような容器に入った物質Xと、その周囲の外環境Yを考える。

Xは何らかの化学変化を起こすが、Yは物質量不変とする。X,YのエントロピーをそれぞれSx,SyエンタルピーをそれぞれHx,Hyと定める。X,Yの圧力はP、絶対温度はTで一定とする。

Xが化学反応を起こして熱Qを放出したならば、エンタルピー変化はそれぞれ

⊿Hx = -Q , ⊿Hy = Q

となるであろう。

一方、Yについては物質量不変より

T = Q/⊿Sy

であるので、

Sy = Q/T = -⊿Hx/T

と表せる。

これを用いると、エントロピー増大の法則

⊿Sx + ⊿Sy ≧ 0

T⊿Sx ≧ ⊿Hx

と書き直すことができる。これが最初に述べた「エントロピーエンタルピー関係式」である

エントロピー増大の法則」をこのように書き直すことにより、自発的な変化が起こるかどうか」を「物質自身状態量の変化」のみで考えることができるである。これが、エンタルピーエントロピーとセットでよく出てくる理由である

導出過程を見直せばすぐに分かるが、エンタルピー変化は「物質放出した熱による外環境のエントロピー変化」を表すために用いられているに過ぎない。

本質的には、「自発的に反応が進行するかどうか」はエントロピーによって、すなわち、微視的状態パターン数の増減に基づく確率によって決まっているのである

2023-08-19

きんたまの裏のにおいって何であんな酸っぱいの

暑すぎて起きた。寝汗でパジャマはぐっしょり。着たもの全部ぬいでシャワーを浴びよう。ふと下を見るときんたまがあった。もちろん汗みずく。

なにげなくその裏を触って汗のにおいを嗅いでみた。

めっちゃクサい! 「きんたまの裏は酸い匂い」昔読んだじみへんの言葉がよみがえる。これか! 確かにクサいぜ! でも何でこんなクサいのだ。ちゃん毎日風呂入ってんのに。

特殊な老廃物と蒸れによる化学反応? それとも洗いかたが足りないor過剰? 俺のカラダに何か起ってんの?

2023-08-06

[]6日のホーム札幌戦へ非公開練習 野河田監督藤崎、植村ら新加入選手のベンチ入りを示唆

 オレオレFCの野河田彰信監督が4日、オンライン取材に応じた。この日は6日のホーム北海道コンサドーレ札幌戦に向けて、オレフィールドで非公開で調整した。

 2日の天皇杯4回戦は昨年王者ヴァンフォーレ甲府との厳しい戦いを逆転で勝利し、2年ぶりの8強進出指揮官は「よう走れていたし、当たり前やけど、挑戦者として、戦う姿勢を持って、やるべきことを頭において戦ってくれたとは思いますね」とたたえた。

 注目は今夏加入したMFヤゴリカルド、2年ぶりにオレオレFCへ復帰したMF藤崎FW植村の起用だ。21日に登録はされたものの、戦術面などの兼ね合いで22日のFC東京戦(味スタ)、2日もベンチ外だった。野河田監督は「最終的な決断明日から」としながらも「3人ともベンチには入るとは思いますよ」と明かした。ただ「天皇杯前田らがアピールしたんでね」と、いきなりのスタメンとはならない見通し。それでも「それぞれが違うスタイルから、そこでどんな化学反応が起きるかは楽しみなところですね」と期待する。

 ホーム3連戦の初戦。札幌攻撃の中心だったMF金子拓郎がクロアチアディナモ・ザグレブ移籍したが「そんなん、誰がいないとかで自分たちに自信がつくことはないやん」と油断はなく、「嫌な事をする選手がおるから」と菅大輝、浅野雄也らの名前を挙げながら「プレッシング言うても、この暑さやから、体力無駄に減らしてもしゃーないんでね。この時期はメリハリ良く戦えるかが重要」。攻撃的に出つつも、時間帯によっては我慢しながら相手の隙を突く。そういう戦い方を指揮官は描く。

 チームはリーグ戦4試合勝利天皇杯でまず悪い流れを食い止めた。「ホーム3連戦なんで、当然勝利は目指さなアカンところ。選手はみんな分かってるし、こちからは何も言う必要ない」。信頼する選手と新たな戦力を加え、共に残り試合を戦い抜く。

天皇杯準々決勝は神戸に決定

 天皇杯準々決勝の組み合わせが4日に行われ、オレオレFCヴィッセル神戸8月30日ロイスタで対戦する事が決まった。

 また、天皇杯実施委員会中野雄二委員長が4日、都内浦和サポーター暴走事件の現状を説明した。2日に名古屋VS浦和試合後、100人以上の浦和サポーター暴走名古屋応援エリア侵入して警備員職員ともみ合いに。最後愛知県警も出場する事態となった。

 中野雄二委員長は「現時点では調査中」と前置きし「警備がどうであったかなど今後の検討課題がある。二度と起きないように、クラブまたはサポーター運営している都道府県協会の方も含めて協力して、安心安全大会を作っていく」としながらも「今後の進捗次第では厳正な処分もある」と話した。

 浦和はすでに3日に処分を発表。侵入を主導したサポーター31人に、浦和の出場する9試合への入場を禁止リーダー1人を16試合入場禁止侵入したサポーター45人を厳重注意とした。また、4日には田口代表取締役社長須藤伸樹マーケティング本部長が明日5日に会見を開くことも発表した。

2023-08-03

やる気のない子のための読書感想文の書き方

えー、いまはテンプレがあるんで従えばいいです

昔こうやってたよって話ね

情人物の多い海外翻訳小説を読む

人物の行動を書く

自分ならこうするな

ずっと書く

延々と書く。

一通り終わったら

2回目

3回目

4回目

エンドーレス

学年が上がると知恵がつくもの

見慣れな食べ物行事について調べました

マカロン」とかあるよね。食い物だろ。知的好奇心死んでるんで絶対に調べない。ところが調べて書く。食べれたら書く。味も書く。

読み終わってないのに原稿用紙が埋められた瞬間に多幸感を感じられるまでになりました。

食べ物はね、言葉意味、食べられてる国、どんな時に食べるのか。過去は?現在は?日本で近い味は?行事は?書く

あと作り方。これもな。素材を書いたら化学反応を書いていくんだわ。授業で習いましたー!って。

ひたすら書く

2023-07-08

anond:20230708192728

化学調味料化学調味料ではない普通調味料の境目ってどこなんだろうな。

大体の調味料化学反応で作ってるし。

2023-07-07

SNS大手の閲覧規制ショックで、広告営業アカウントが別のSNS流れる、となると

結局、広告用のSNS一般SNSが分離していくのかね

化学反応みたい

2023-06-03

anond:20230603062119

自分にとってはまだ異質なものに触れれば化学反応が起こりやす

圏外を圏内にすることが出来る

2023-05-11

アルミ缶に洗剤、化学反応で破裂 容器移し替えに注意 - 日本経済新聞

勤務先の業務用洗剤をアルミ缶で持ち出そうとして爆発させる事例は何度か起きてる

「駅に置き去りにするのはおかしいだろ、これはテロだろ」

という人もいるが、記事にもあるとおり、爆発の直前には不審な音が発生するなど兆候があるとのことで、ビビって置いて逃げる可能性は充分ある

2023-03-15

生物がどうやって動いてるのか不思議でならなかった。

車がなぜ動くのかは簡単だ。人がエンジンを掛け、ハンドルを切りアクセルを踏んで動かしているから。

では、私が今腕を曲げようと思えば曲げられるのはなぜか?きっと脳がそうしろと指令を出したからだ。では、その脳はなぜ腕を曲げてみようと思ったのか?誰の指示を受けて?それは神様運命といったものではないのか?

高校生物基礎で、細胞内での色々な物質ミクロに受け渡され、それらのマクロ集大成として我々の活動があると教わった。

RNAの転写だの、核の分裂だのが行われているらしい。が、細胞には筋肉だとかいった複雑な機構はない。膜の中に液が詰まってあとは核とか諸々の粒が入ってるだけ。では、どのように動いているのか?

持ち上げたリンゴが上から下に落ちるように、砂鉄が磁石に引っ張られるように、そういった自然なモノの動きを組み合わせて動いているのか?では、誰が組み合わせたのか?誰がそんな複雑な設計図を引けたのか?何を起点に?

こんな条件があり得るものかは知らないが、生きている人間と内外に一切の損傷がない死体があったとして、その違いは何なのか?何が生物を動かしているのか?

最近になって、生とは受精した瞬間から始まる化学反応物理現象連鎖なのだと思うとすごく納得が行った。と同時に、生物とは現象なんだ、とも思った。

機械アナロジーで考えるのもナンセンスだったが、強いて言えば受精した瞬間がエンジンをかけられたようなもので、そしてワークスマシンのバイクにように一度止まったらもう二度と自力ではエンジンがかけられない。

偶然の産物か、宇宙人手土産か、神様意思か、何であれ、いつだかに生物という現象が始まり、その連鎖は今の所好調だ。

そして生物という現象は、突き詰めると物理法則化学法則といった言わば運命に従って動くだけの奴隷しかないのではないかとも思った。

メタフィクション作品において、キャラクター世界の「筋書き」を知覚し、運命を克服するなんて作品は多々ある。しかし、更にメタ的な事を言えば、それだって結局は作者の筋書き通りのフィクションなのだ

人間自然の中に法則見出し、それを制御支配しようとしてきた。ゆくゆくは、人の頭にあるブラック ボックスを解き開いて、この世の筋書きを知るのかもしれない。しかし、それもまた自然法則という運命にそうさせられているだけなのかもしれない。

そういうラディカルな問いを考えると頭がおかしくなりそうなので、程々のところでやめておくようにしている。自由意志信仰して生きていた方が幸せになれそうなので。幸せというのも結局脳内化学反応が……という考えを押さえつけながら。

2023-03-13

勝負師羽生善治

 第72期ALSOK王将戦7番勝負は、藤井聡太王将羽生善治九段を4勝2敗で破り、王将位の防衛を決めた。本当に、本当に面白かった。手に汗握る、ヒリヒリするような名勝負連続名実ともに歴史に残ることとなったこシリーズを振り返っていきたい。

 棋士は「勝負師」「研究者」「芸術家」の顔を持つ。そう唱えたのは永世名人谷川浩司である。この3要素は、どれか1つが10割というものではない。一流棋士は、これら全ての要素を持ち合わせ、盤上において切り替えながら戦っていく。それが、一流棋士の一流棋士たる所以である。そうはいっても、棋士によって個性、より強く出てくる要素というものは確実に存在する。私見だが、藤井聡太にとってのそれは「研究者」、羽生善治にとってのそれは「勝負師」だと考える。そして、羽生の「勝負師」としての側面が、何よりもこの番勝負を白熱させたように思う。

 6局が指された番勝負で、羽生勝利した第2局と藤井勝利した第5局は特に名局だった。第2局は羽生の先手番で相掛かり。59手目、盤上のそっぽに放たれた金が驚きの一手。どこから飛び出てきたのかという異筋の金打ちだが、浮かび上がってくるとこれがべらぼうに厳しい。簡単に指せる一手ではないが、羽生はこの手をノータイムで着手。凄まじい事前準備、乾坤一擲番勝負に懸ける決意をみた一手だった。しかし、この一手だけでノックアウトされる藤井ではなく、将棋はその後も難解な進行を辿る。羽生の本当に凄かった一手は、その後の銀打ちだ。盤上の中央で威張る藤井の馬にアタックする一手。理屈としては分かるが、それにしても怖い。この手を指すと、自らの玉頭に風穴が空く。無傷では済まされない変化だが、それでも羽生は果敢に飛び込んでいった。対する藤井、「許さん」とばかりに猛攻に出る。銀をかち込み、馬と角の睨みで羽生玉を一気に仕留めにかかる。危険まりない羽生玉だが、ここでほとんど唯一といってよい、絶妙な凌ぎの手順が存在していた。そして、羽生はそれを読みきっていた。これが本局のハイライト藤井の猛攻を正確にかわし続けた羽生が、シリーズ勝利ものにした。何という勝ち筋か。銀打ちの一手は、藤井をこの変化に誘い込んだ渾身の勝負手だったのかもしれない。羽生最後に放った香車は唯一の正解手である。持ち駒も打ち場所も多いが、ここにこの駒を打たなければ助からないのだ。傍目には怖すぎる変化にも果敢に飛び込んでいった勇者羽生投了図は、勝負師が生んだ最高の芸術であり、羽生の名局である

 第5局は藤井の先手番。戦型は羽生誘導して横歩取りとなった。飛車角が空中を乱舞するスリリングな戦型で、かくして本局も華々しい展開となる。激しいやり取りがあり、羽生陣は空中分解の寸前。玉が露出し、またしても危険まりない状態となった。戦況は藤井有利から優勢へ。このままじっくり勝ちを固めてもよさそうなところだったが、本局の藤井アクセル全開。防御を完全に放棄する驚愕の手順で、一目散に羽生玉に襲い掛かっていった。このまま押し切れば藤井の快勝譜だったが、その先で羽生が放った金が受けの妙手。藤井の攻めから逃れるために作った即興の囲いだが、この懐が妙に深い。アクセル全開だった藤井の手はパタリと止まり、戦況は混戦へともつれていった。本当に、妙なところに懐はあるものだ。将棋の奥深さ、恐ろしさ。羽生がどこまで狙っていたのかは分からないが、藤井の快勝に思われた一局は一気に混迷を深めていった。形勢は逆転し、むしろ羽生がよくなった局面もあったようだが、あまりに難解で、羽生はこれをつかみきれなかった。最後藤井が抜け出し、シリーズを一歩リードする3勝目。攻めの藤井と受けの羽生。互いの特徴がよく出た名局で、深淵羽生の受けは藤井の手をも止めさせた。藤井にとっては薄氷勝利だったといえるだろう。

 最終的には、4勝2敗で藤井が制した番勝負しかし、星の差以上に競っていた、紙一重局面が多かったように感じる。ここで冒頭の話題に戻るが、これは「研究者」と「勝負師」による名シリーズだったように思う。藤井は「研究者」。盤上の真理、最善を追求し、そのためには持ち時間を一気に注ぎ込むことも惜しまない。相手の戦法は全て受けて立ち、相手によって戦い方を変えるということをしない。横綱王者の戦い方である。一方の羽生は「勝負師」。もちろん将棋研究も超一級品には違いないのだが、羽生相手によって戦い方を変えることも多いように思う。相手を見て、その相手有効と思われる勝負手を果敢に仕掛けていく。勝負への抜群の嗅覚であり、勝負勘。「羽生マジック」と呼ばれる絶妙手の数々はまさにそれで、時には善悪を超越した一手で勝利をつかみ取ってきた。そして、本シリーズでもそんな「勝負師」としての一面を遺憾なく発揮した。特徴的だったのは羽生の戦型選択である。今期の藤井は、先手番で圧倒的な勝率を誇り、なんと一時は28連勝を記録。特に角換わりは絶対的エース戦法であり、付け入る隙がないという強さを誇っていた。これを踏まえた羽生は、後手番で戦型を工夫していく。第1局は一手損角換わり、第3局は雁木、第5局は横歩取り。苦しいとされる後手番で、羽生藤井絶対的エース戦法を避け、様々なコースボールを散らすことを選択した。何を投げるかというところから勝負は始まっている。球種の多さで、狙いを絞らせない。羽生勝負術は、「次は何を繰り出すのか」と将棋ファンを魅了し、この番勝負を白熱させた。もちろん、角換わりを避けたからといって簡単に勝たせてくれる藤井ではない。どこにボールを投げてもその応手は的確で、結果として羽生藤井から後手番で白星を挙げることはできなかった。それでも、羽生が後手番で繰り出した3種類のボールはどれも見応えがあり、複雑なねじり合いを生んだ。後手番で必死に食らいつきながら、先手番の2局では会心の内容で勝利をもぎ取った。心から、素晴らしい番勝負だったと思う。

 防衛を果たした藤井王将は、羽生九段との番勝負について問われ、「羽生先生の強さだったり自分課題を感じたところがあった」と振り返った。藤井インタビューで対戦相手名前を出すことは非常に珍しい。なぜなら藤井は、前述のように盤上の真理を追究するタイプであり、対戦相手がどうこうというタイプではないかである。今回、藤井が「羽生先生の強さ」と述べたのは、それを肌で強く感じたところがあったのではないかと推察する。羽生の強さ。すなわち、勝負術であり勝負勘。これまで何度も目にしてきたつもりだったが、本シリーズではその真骨頂を見せられた気がした。そんな羽生相手防衛を果たした藤井王将のことを、心から讃えたいと思う。

 五冠を堅持し、さらなる頂に向かって突き進む藤井王将将棋界の絶対王者であることは全く疑いようがない。その他の棋士は、極めて厳しい戦いを強いられている。しかし、厳しいからといって戦うことをあきらめてしまえば、その時に将棋界は終わる。今回、52歳の羽生がこれだけの戦いをみせた。勝負を仕掛けた。このことが、将棋界に良い化学反応を起こしてほしいと願う。選ばれしプロ棋士たちには、藤井という絶対王者に対し、果敢に「勝負」を仕掛けていってほしい。必死に戦い続けてほしい。そのように願う。

 羽生さん。敗れはしたが、あなたは本当にかっこよかった。藤井王将は、その勝負術に正面から触れ、この番勝負で吸収した。今後は「勝負師」としての要素も強め、さらに手が付けられなくなるほど強くなるのではないか。そういう確信に近い予感がある。それでも言う。さらに強くなった彼に再び挑むのは、あなたであってほしい。

2023-03-03

anond:20230302122755

Q:イオはメラ、ギラと同じく炎の魔法である

メラは純粋な炎、ギラは閃熱、そしてイオが爆発である

イオは、術者の魔力の増加に伴って威力も増加する

現実世界爆発現象物理法則を踏まえて、魔力の変化による威力の増加について説明しなさい

A:現実世界爆発現象において、爆発の威力は爆発物の質量化学反応エネルギーなどによって決定されます。同様に、イオ魔法も、術者の魔力が増加することでより強力なエネルギー放出されるため、威力が増加します。

具体的には、術者の魔力が増加することで、イオ魔法必要な魔力の量が増えます。この増加した魔力の量によって、より多くの熱エネルギーや光エネルギーが生成され、爆発の威力が増加します。

ただし、現実世界爆発現象と異なり、イオ魔法魔法によって制御されるため、魔力が増加しても必ずしも爆発の範囲や強度が増加するとは限りません。術者が魔法制御する能力によって、威力の増加をコントロールすることができます

2023-02-24

anond:20230224230857

増田にツイフェミおでんツンツン回転寿司チルドレンを呼び込みたいよな

確実に起こるよ文化化学反応2023年

2023年文化化学反応元年になるよきっとはてな

はてな本社から助成金出るならsyamuさんもワンチャン招聘してみたいゾ

2023-02-07

ゴム手袋固くなるのなんなん?

冬の洗い物はゴム手袋してるけど月1ペースでバッキバキ。

化学反応

熱?

あのオカモトが発売してるマリーゴールドっていうゴム手袋が固くなりにくいらしいから今度試す予定。

2023-02-06

anond:20230206154942

同性婚があっても俺独身じゃないか重婚までは無理なので。

高校生の時期になった子供や孫と喧嘩しがちな俺母は、

の子とも高校生とき喧嘩したんだよな。

他の孫はまだ高校生になってないのもいるけど順次喧嘩するとおもう。

彼女が甘やかしまくるのはなぜか小学生までだけなんだよ。

中学生になっても子供の中身はかわってないのにな。

 

高校生の進路を思うあまり大学いけ、いい大学いけとしつこく押し付けちゃう癖があるんだが

今の日本教育の実情を知らない俺母はわりとむちゃをいっているし

その発言には孫や義理の子を半ば鬱にしてしまうほどのパワーがある。 

 

最初からもう学校は嫌いという子供や孫を彼女は持ったことがないか

他人である友氏と「子供ではなく成人した趣味を通じた友人として」会うことでおせっかいをやめるいい化学反応が起きてくれないかと思う。

上手くいったとしても養子という言葉は一番最後まで内緒にしておくしかないとはおもっている。

お母さんトレード制度が欲しい

わりと丁寧に教育されて大学いかせてもらって立派に巣立った俺氏50代、親は後期高齢者

最近友達になったのが友氏。

友氏はDVされて高校までほぼ自力で通って今生活保護障碍者就職支援最近話題になったやつ)で生きてる。

友親はたまに面会すると見当違いなやさしさ(飯にもならないアクセサリー1つ)をおしつけてきて

謝罪にもならない謝罪されてる友氏20代。

 

両方親は生きてるけどどっちも親と心底仲良くはできない。

経済状況的には俺親が友氏に生活保護程度の生活費用を提供して、そのかわり丁寧に介護とかなってほしい。

それができるやさしさと自活力があるのが友氏で、もう体力を失いかけてるが金は稼ぎたいのが俺氏

けど俺母はどう思うんだろな 下手に俺氏兄弟姉妹が20代のときみたいに次は結婚よ!子供も!っておしつけたら即逃げられるだろうな。

でも孫の年齢にそれやったら逃げられることも1度ならず経験してるから学べてるかな。

お母さんトレードしたいな、そしたらwinwin相互福祉になるのに。

 

こんど両者を会わせてみるけどどうなるだろうな。

もしうまくいきすぎて俺母が「友氏を雇いたい」とか「養子にしたい」っていいだしたら自分兄弟姉妹はなんていうだろうか。

別にいいよ」っていいそうだがそううまくはいかんだろな。

もしも友氏を「俺氏が」養子にしたら友氏は俺母の事実上の孫だ。

俺の養子だとしても友氏は20代で成人済みだから遺産くらいしか得はないしそれもかまわん気がする。

趣味のグッズを実際全部遺産相続して適切にお仲間に配布してほしいのでそういう意味でも養子は適切な気がする。

そしたら年代としてもちょうどいいんじゃないだろうか。

 

でもそしたら友母はさすがに悲しみそうかな。

上に別のお子さんもいるそうだから、そっちとなかよくしたらいいとおもう。

===

追記

同性婚があっても俺独身じゃないか重婚までは無理なので俺と友は結婚しないよ。

あともし今の配偶者が早死にしたとしても50代と20代の結婚はあまりにも相手がかわいそう。

 

高校生の時期になった子供や孫と喧嘩しがちな俺母は、

の子とも高校生のとき喧嘩したんだよな。

他の孫はまだ高校生になってないのもいるけど順次喧嘩するとおもう。

彼女が甘やかしまくるのはなぜか小学生までだけなんだよ。

中学生になっても子供の中身はかわってないのにな。

 

 

高校生の進路を思うあまり大学いけ、いい大学いけとしつこく押し付けちゃう癖があるんだが

今の日本教育の実情を知らない俺母はわりとむちゃをいっているし

その発言には孫や義理の子を半ば鬱にしてしまうほどのパワーがある。 

 

最初からもう学校は嫌いという子供や孫を、俺母は持ったことがないか

他人である友氏と「子供ではなく成人した趣味を通じた友人として」会うことでおせっかいをやめるいい化学反応が起きてくれないかと願うんだ。

 

もし友人としての出会いが上手くいったとしても養子という言葉は一番最後まで内緒にしておくしかないとはおもっている。

2023-01-30

ボイロ実況動画、いろいろあっても結局だいたい中身がおっさん

ただ、おっさんの愉快なところが出てると可愛い女の子ボイロと化学反応を起こしてたいそう楽しい動画になる

そして、おっさん不愉快なところが出ると可愛い女の子ボイロを貫通して、キモいおじさんが女の子のボイロ使ってわざわざこれ作ったんだ…と感じる見るのがつらい動画になる

不思議だね

2023-01-27

anond:20230127104052

とにかく漬け置きが最強。

普通アタックでもアリエールでもいい。

洗剤を入れてすぐに洗濯機でかき回しても菌は死なない。

菌が死ぬためには化学反応必要なのだ

そのためには洗剤溶液下で充分な時間静置する必要があるのだ。

撹拌したほうが反応が促進されそうなものだが、そうではないのだ。

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