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はてなキーワード: 硫黄とは

2021-11-19

anond:20211119135056

個人的主観としておすすめは万座かな…他の方と被るけど…

日進館が長期滞在プラン東京からの直通バスプランあり(価格も1万円前後)

・安くしたいなら万座高ホテルおすすめ温泉の種類が豊富(ただし湯浴みを着るタイプだけど混浴なので注意)

豊国館は自炊プラン、半自炊プランがあるので安くできるけどこじんまりとしている

・万座プリンス、万座聚楽個人的には好きだけど予算面やひとりでのんびり…となるとややおすすめできない(聚楽は本当に大好きなんですけどね…)

・万座亭や湯の花旅館はまだ行けてないので評価対象外

ご飯については可もなく不可もなく。多くがビュッフェ形式なので量は調整可能。味については万座亭、プリンス聚楽以外は期待しない方が吉…かも(個人的には満足だけど)

・ただし、どれもおしゃれで趣のある部屋があるか…と聞かれると…ううむ…ちょっといか無理して新しくしているか

・あと年末年始スキーシーズンなのでちょっと賑わうのがネック…

・でも、泉質というか滞在して良かった感は毎回高い。九州霧島温泉に行った時にも感じた入浴後感。

複数施設泊まったことがあるのが万座だけだから、他の温泉は中々比較しがたく…万座以外で行ったことある中なら平湯を推したいし、行ったことない中なら白骨とか良さげらしい。

雪見温泉なら那須塩原福島とか新潟かにも色々あるので、ぜひ探してみてほしい。那須塩原なら湯治プランを設けている宿もあるみたいだし。

(書いてて思ったけど自分硫黄信者やな…)

以下、蛇足

・雪見温泉なら蔵王温泉もええで、遠いしスキー場併設だから混むけど、雰囲気のある雪見温泉は楽しめるはず

・でも関東近郊で雰囲気求めるなら草津箱根はやっぱすげぇよっていう…最近高いけど

2021-10-29

anond:20211028203222

えええ、増田出水話題を見ることになるとは。俺も出水市民なんで何か書いてみる

出水

最近美味い食堂が入った。元居酒屋の店らしい。値段は高い

土産物屋は確かに頑張ってる。かるかんはいつもここで買う

サンキュー、ニシムタ

どちらも国道沿いにある大型スーパー。ニシムタはホムセン寄り

トライアル微妙に入りにくく出にくいのでいつもここを使う。総菜もうまい

サンキュー内にあったミスドが無くなったのは悲しい・・・

〇ぬくもりの湯

温泉センター。けっこう新しくて大きい。中に食堂もある。味は普通

最近パン屋床屋が併設された。パンは安くてうまい

サウナが中々いいんで割と利用してる。だが水風呂のバチャバチャ落ちてくる水、あれどうにかならんのか。畳の休憩所があるのもグッド

〇ぶんちゃんラーメン

もやしラーメン大嘘)が有名なラーメン屋。かなりガッツリ系なとんこつ。昼時は若干並ぶ程度には客が入ってる。

出水ラーメンと言ったらここだと思う。たまに無性に食いたくなる

上場高原

コスモスで有名な場所。今年も行ったが満開のコスモス畑は圧巻。山の上なんで空気もいい

道中には偏屈オッサンがやってるあじさい園もあるが、俺は前行ったらなんか怒鳴られたのでそれ以来行ってない。妖怪かなんかかよ

〇かじか荘

恐らく出水では鶴飛来地の次に有名ではなかろうか。山の中にある温泉出水からなら車で20分ぐらいかな?

車1台がやっとな道の先に突如として現れる温泉宿は異界っぽくて好き

お湯は美しい青色でぬるめ。かなり硫黄臭がする、好きな人にはたまらないタイプ

昔は宿泊もやってたが、施設老朽化のため今はやってないらしい。猫もいるよ!

ちなみに白木川内温泉というかなりダイハード温泉もある。興味があるならググってみて。俺は好き

レストランたけのこ

国道沿いにある飲食店ツタヤのとなり

どのメニューも安定して美味い。おすすめチキンカツ定食チャンポン

ハンバーグが有名らしいが俺には柔らかすぎる


書いてて思ったが、俺出水は割と好きだな

娯楽は少ないけどほどほどに色々あって、交通の便もいい

環境も割といい。米ノ津川を中心に空気が通ってる感じ

一度はおいでよ

2021-10-25

anond:20211025123136

ニンニクなどの硫黄を含む成分を食べた後に、腸内で腐敗細菌が働くと、強烈に臭い屁が生成される。

2021-10-01

anond:20211001072216

電池技術って比較的発展がスローな分野だったけど、EVと再エネ蓄電関連で未来市場規模がすごく大きいから、どんどん新手の技術が出てきてるよ。

レアメタルを使わないやつ

まずLFP電池コバルトニッケル使用エネルギー密度は現行LiBより低いのがネックだったけど、効率継続的改善されている。テスラの下位グレードなんかは既にこれ。中国でも普及価格帯はこれ。日本でも再エネ蓄電施設向けの定置型では本命になるかもしれない。

それからナトリウムイオン電池NIB)。リチウム使用。圧倒的に低価格になる。

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/01267/00105/

急速充電

次世代LIBでは、6分で90%充電できるようになる。こうなると、容量問題実用上の課題にならなくなってくる。現行EVでも標準グレードで300km程度、高級グレードで500km以上、プレミアムカーは800kmぐらい走るわけで、それを超えるようなロングドライブ時だけ途中の休憩駐車時に5分で充電できればいいわけだ。今これに近いことができるのはテスラスーパーチャージャーぐらいだけど、どのクルマを買ってもこれができるようになる。

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/18/11280/

容量向上

リチウム空気電池リチウム硫黄電池次世代ロードマップとして見えている。飛躍的に容量効率が良くなること(現行の5倍前後)は確定していて、安全性や充放電回数の制限などの問題点をどう潰すかというステージにある(同じく容量向上で全個体に期待する向きもあるが、現状これは疑問符がつく)。ただ、今のLiBコスパが優れており、今も継続的に性能が改善しているので、この手の次世代大容量電池は初期投入価格が高ければなかなか採用が進まず、量産効果が出ず、結果的市場に浸透しないかもしれない。今のEVはそれぐらい「こなれて」きている。

2021-07-30

anond:20210729203632

これって多分文系学問特有言葉遣いだと思うんだけど、「男性」と男性は違うんだよな。

まり社会学的な意味での「男性」と、生物学的な意味での男性は違う。

ここをごっちゃにしてしまうと、「男性批判自分に向けられていると勘違いしてしまったり、わけのわからない理由男性批判したりするようになる。(まあ、社会学的な「男性」というのも、もちろん我々一人一人の中にも内包されているものではあるけれども、それは我々の(ジェンダー・)アイデンティティとはまた区別されたところにあるはず。)

面倒臭いのは、文系学者の中にすらこの区別がついてない人もいるということ。

理系学問で言うと、理系用語としての「硫黄」と自然言語の「硫黄」は概念として異なるのに、理系用語の方が正しいとして誤用警察ちゃう人とかいるけど、それと同じ。

2021-07-09

anond:20210707163051

増田出身地を考え大分県という事が判明?まず醤油が甘いので九州島。とり天で検索したら大分県と出た。別府温泉が有名だし硫黄泉も有るようだ。

2021-07-08

anond:20210708153530

九州もねえ、北西部大陸に向かってるし北西からの風がモロ当たりだし、山陰ちょっと近い感じなんだよね。子どもの頃かまくらを作って遊んだ覚えもある。

しろ東京に出てきて雪が降らない積もらないと思ったよ。静岡県から南関東にかけては北西を山々がブロックしてるし海は黒潮が流れているからね。

元増田さんの故郷はどこなんだろうね。硫黄のにおいがして地面が暖かいというと、別府湯布院あたりかな? 雲仙

anond:20210707163051

しんしんと積もる雪を見て感じたのは薄い恐怖だった

東京の雪はたいしたことないな

スグに溶ける

硫黄匂いがする

鹿児島か!

人の多さ

まぁ東京東京近郊はねー、人多いよねー

でもね

東京人(地方出身者の出稼ぎ東京人も含む)は周りの人に興味ないか

全く興味無いよ

何かあっても助けてくれないくらい興味無い

地方だと何かと声かけられたりするけどね

そんなの全く無い

2021-07-07

さよなら東京

新卒で入った会社の転勤で東京に来た。

もともと東京で働きたかったわけじゃない、でも若手で期待されているのを知ってたしキャリアアップになると確信して部署異動も含めて辞令を飲んだ、後悔はしてない。

でも転勤して、上司の期待通りのことは何一つ出来なくて、オペレーター仕事しかできず、なんのために転勤したのかダンボールだらけの部屋で毎日涙目で自問自答した。

満員電車と人の多さが怖かった、誰かとご飯を食べることが減り、醤油がしょっぱくて食パンが薄く、空気乾燥していて、物価が高く、なにより東京は寒かった。

大雪の日の夜、しんしんと積もる雪を見て感じたのは薄い恐怖だった。このまま振り続けたら、生き埋めになるのでは。

朝起きて一面真っ白で深く雪に埋もれた景色を見て叫びそうになった、会社を休んだ、布団の中で泣いた、こんな遠くに来るつもりなかったのに。溶けない雪が死ぬほど怖い。

まれ故郷は地面そのものが温かくて雪が降ってもすぐ溶けてしまう、温暖な気候硫黄匂いのする街だった、嫌な思い出もあるけど心底帰りたいと思った。

でも帰ってどうするの、私の席などないのに。どんな顔して帰るの。不様だ。

母の失望した顔が浮かぶ、結局あんたはお父さんと一緒ね、と

ふとした瞬間に生まれ故郷方言がもう出てこない、かろうじて、関西の方?と聞かれる、笑って違いますと答える。

頭に靄がかかってる、朝きちんと来てくれるだけでいいんだ、きちんと来てから先の話をしようと上長は優しく諭す。チームのみんなが心配して代わる代わる声をかけてくれる。分かってます、色々試行錯誤してて、上手くいきそうな途中なんです、新しい枕を伊勢丹で買ったんですよ、そんでアロマデュフューザーで快眠のやつ焚いてるんです、大丈夫です、大丈夫ですよ、頑張ります

産業医は鬱じゃないと言った、そうですちょっと生きづらくてホームシック引きずってるだけです、もともと根暗ロングスリーパーだし、朝は弱くて、生理痛胃痛もあってちょっとタイミングが悪いだけです。7時には目が覚めてるんです、頭に靄がかかってるだけで、上手くスイッチが切れたら始業に間に合います

温泉に入ってとり天が食べたいだけなんです、お願いです見捨てないで頑張ってみせるから失望しないで。

2021-06-16

anond:20210616114741

新潟温泉はあるっちゃあるんだけど小粒なのが点在してておすすめしにくい。観光客じゃ移動時間の方が長くて巡りにくいし。

泉質が場所によって全然違う印象。石油が出るから黒っぽい場所もあれば、月岡みたいな硫黄泉もある。有馬温泉みたいな塩分濃いめの茶褐色のとこもあるし地質が謎すぎる。

ぶって何だろうね。

2021-05-02

オリンピックをやるいいアイデア思いついた!

硫黄島選手徴収して開催するってのはどうだ?

硫黄島東京都だし!

硫黄匂いを堪能しつつ

第二次世界大戦英霊平和を知らせる

なんていいアイデア

2021-03-22

クワッカワラビーのゆーうつ

七、北十字とプリオシン海岸

「おっかさんは、ぼくをゆるして下さるだろうか。」

 いきなり、カムパネルラが、思い切ったというように、少しどもりながら、急せきこんで云いいました。

 ジョバンニは、

(ああ、そうだ、ぼくのおっかさんは、あの遠い一つのちりのように見える橙だいだいいろの三角標のあたりにいらっしゃって、いまぼくのことを考えているんだった。)と思いながら、ぼんやりしてだまっていました。

「ぼくはおっかさんが、ほんとうに幸さいわいになるなら、どんなことでもする。けれども、いったいどんなことが、おっかさんのいちばんの幸なんだろう。」カムパネルラは、なんだか、泣きだしたいのを、一生けん命こらえているようでした。

「きみのおっかさんは、なんにもひどいことないじゃないの。」ジョバンニはびっくりして叫さけびました。

「ぼくわからない。けれども、誰たれだって、ほんとうにいいことをしたら、いちばん幸なんだねえ。だから、おっかさんは、ぼくをゆるして下さると思う。」カムパネルラは、なにかほんとうに決心しているように見えました。

 俄にわかに、車のなかが、ぱっと白く明るくなりました。見ると、もうじつに、金剛こんごうせきや草の露つゆやあらゆる立派さをあつめたような、きらびやか銀河の河床かわどこの上を水は声もなくかたちもなく流れ、その流れのまん中に、ぼうっと青白く後光の射さした一つの島が見えるのでした。その島の平らないただきに、立派な眼もさめるような、白い十字架じゅうじかがたって、それはもう凍こおった北極の雲で鋳いたといったらいいかすきっとした金いろの円光をいただいて、しずかに永久に立っているのでした。

ハルレヤ、ハルレヤ。」前からもうしろからも声が起りました。ふりかえって見ると、車室の中の旅人たちは、みなまっすぐにきもののひだを垂れ、黒いバイブルを胸にあてたり、水晶すいしょうの珠数じゅずをかけたり、どの人もつつましく指を組み合せて、そっちに祈いのっているのでした。思わず二人もまっすぐに立ちあがりました。カムパネルラの頬ほほは、まるで熟した苹果りんごのあかしのようにうつくしくかがやいて見えました。

 そして島と十字架とは、だんだんしろの方へうつって行きました。

 向う岸も、青じろくぽうっと光ってけむり、時々、やっぱりすすきが風にひるがえるらしく、さっとその銀いろがけむって、息でもかけたように見え、また、たくさんのりんどうの花が、草をかくれたり出たりするのは、やさしい狐火きつねびのように思われました。

 それもほんのちょっとの間、川と汽車との間は、すすきの列でさえぎられ、白鳥の島は、二度ばかり、うしろの方に見えましたが、じきもうずうっと遠く小さく、絵のようになってしまい、またすすきがざわざわ鳴って、とうとうすっかり見えなくなってしまいました。ジョバンニのうしろには、いつから乗っていたのか、せいの高い、黒いかつぎをしたカトリック風の尼あまさんが、まん円な緑の瞳ひとみを、じっとまっすぐに落して、まだ何かことばか声かが、そっちから伝わって来るのを、虔つつしんで聞いているというように見えました。旅人たちはしずかに席に戻もどり、二人も胸いっぱいのかなしみに似た新らしい気持ちを、何気なくちがった語ことばで、そっと談はなし合ったのです。

「もうじき白鳥停車場だねえ。」

「ああ、十一時かっきりには着くんだよ。」

 早くも、シグナルの緑の燈あかりと、ぼんやり白い柱とが、ちらっと窓のそとを過ぎ、それから硫黄いおうのほのおのようなくらいぼんやりした転てつ機の前のあかりが窓の下を通り、汽車だんだんゆるやかになって、間もなくプラットホームの一列の電燈が、うつくしく規則正しくあらわれ、それがだんだん大きくなってひろがって、二人は丁度白鳥停車場の、大きな時計の前に来てとまりました。

 さわやかな秋の時計の盤面ダイアルには、青く灼やかれたはがねの二本の針が、くっきり十一時を指しました。みんなは、一ぺんに下りて、車室の中はがらんとなってしまいました。

〔二十分停車〕と時計の下に書いてありました。

「ぼくたちも降りて見ようか。」ジョバンニが云いました。

「降りよう。」

 二人は一度にはねあがってドアを飛び出して改札口かいさつぐちへかけて行きました。ところが改札口には、明るい紫むらさきがかった電燈が、一つ点ついているばかり、誰たれも居ませんでした。そこら中を見ても、駅長赤帽あかぼうらしい人の、影かげもなかったのです。

 二人は、停車場の前の、水晶細工のように見える銀杏いちょうの木に囲まれた、小さな広場に出ました。そこから幅はばの広いみちが、まっすぐに銀河の青光の中へ通っていました。

 さきに降りた人たちは、もうどこへ行ったか一人も見えませんでした。二人がその白い道を、肩かたをならべて行きますと、二人の影は、ちょうど四方に窓のある室へやの中の、二本の柱の影のように、また二つの車輪の輻やのように幾本いくほんも幾本も四方へ出るのでした。そして間もなく、あの汽車から見えたきれいな河原かわらに来ました。

 カムパネルラは、そのきれいな砂を一つまみ、掌てのひらにひろげ、指できしきしさせながら、夢ゆめのように云っているのでした。

「この砂はみんな水晶だ。中で小さな火が燃えている。」

「そうだ。」どこでぼくは、そんなこと習ったろうと思いながら、ジョバンニもぼんやり答えていました。

 河原の礫こいしは、みんなすきとおって、たしか水晶黄玉パースや、またくしゃくしゃの皺曲しゅうきょくをあらわしたのや、また稜かどから霧きりのような青白い光を出す鋼玉やらでした。ジョバンニは、走ってその渚なぎさに行って、水に手をひたしました。けれどもあやしいその銀河の水は、水素よりももっとすきとおっていたのです。それでもたしかに流れていたことは、二人の手首の、水にひたったとこが、少し水銀いろに浮ういたように見え、その手首にぶっつかってできた波は、うつくしい燐光りんこうをあげて、ちらちらと燃えるように見えたのでもわかりました。

 川上の方を見ると、すすきのいっぱいに生えている崖がけの下に、白い岩が、まるで運動場のように平らに川に沿って出ているのでした。そこに小さな五六人の人かげが、何か掘ほり出すか埋めるかしているらしく、立ったり屈かがんだり、時々なにかの道具が、ピカッと光ったりしました。

「行ってみよう。」二人は、まるで一度に叫んで、そっちの方へ走りました。その白い岩になった処ところの入口に、

〔プリオシン海岸〕という、瀬戸物せともののつるつるした標札が立って、向うの渚には、ところどころ、細い鉄の欄干らんかんも植えられ、木製のきれいなベンチも置いてありました。

「おや、変なものがあるよ。」カムパネルラが、不思議そうに立ちどまって、岩から黒い細長いさきの尖とがったくるみの実のようなものをひろいました。

くるみの実だよ。そら、沢山たくさんある。流れて来たんじゃない。岩の中に入ってるんだ。」

「大きいね、このくるみ、倍あるね。こいつはすこしもいたんでない。」

「早くあすこへ行って見よう。きっと何か掘ってるから。」

 二人は、ぎざぎざの黒いくるみの実を持ちながら、またさっきの方へ近よって行きました。左手の渚には、波がやさしい稲妻いなずまのように燃えて寄せ、右手の崖には、いちめん銀や貝殻かいがらでこさえたようなすすきの穂ほがゆれたのです。

 だんだん近付いて見ると、一人のせいの高い、ひどい近眼鏡をかけ、長靴ながぐつをはい学者らしい人が、手帳に何かせわしそうに書きつけながら、鶴嘴つるはしをふりあげたり、スコープをつかったりしている、三人の助手らしい人たちに夢中むちゅうでいろいろ指図をしていました。

「そこのその突起とっきを壊こわさないように。スコープを使いたまえ、スコープを。おっと、も少し遠くから掘って。いけない、いけない。なぜそんな乱暴をするんだ。」

 見ると、その白い柔やわらかな岩の中から、大きな大きな青じろい獣けものの骨が、横に倒たおれて潰つぶれたという風になって、半分以上掘り出されていました。そして気をつけて見ると、そこらには、蹄ひづめの二つある足跡あしあとのついた岩が、四角に十ばかり、きれいに切り取られて番号がつけられてありました。

「君たちは参観かね。」その大学士らしい人が、眼鏡めがねをきらっとさせて、こっちを見て話しかけました。

くるみが沢山あったろう。それはまあ、ざっと百二十万年ぐらい前のくるみだよ。ごく新らしい方さ。ここは百二十万年前、第三紀のあとのころは海岸でね、この下からは貝がらも出る。いま川の流れているとこに、そっくり塩水が寄せたり引いたりもしていたのだ。このけものかね、これはボスといってね、おいおい、そこつるはしはよしたまえ。ていねいに鑿のみでやってくれたまえ。ボスといってね、いまの牛の先祖で、昔むかしはたくさん居たさ。」

「標本にするんですか。」

「いや、証明するに要いるんだ。ぼくらからみると、ここは厚い立派な地層で、百二十万年ぐらい前にできたという証拠しょうこもいろいろあがるけれども、ぼくらとちがったやつからみてもやっぱりこんな地層に見えるかどうか、あるいは風か水やがらんとした空かに見えやしないかということなのだ。わかったかい。けれども、おいおい。そこもスコープはいけない。そのすぐ下に肋骨ろっこつが埋もれてる筈はずじゃないか。」大学士はあわてて走って行きました。

「もう時間だよ。行こう。」カムパネルラ地図腕時計うでどけいとをくらべながら云いました。

「ああ、ではわたくしどもは失礼いたします。」ジョバンニは、ていねいに大学士におじぎしました。

「そうですか。いや、さよなら。」大学士は、また忙いそがしそうに、あちこち歩きまわって監督かんとくをはじめました。二人は、その白い岩の上を、一生けん命汽車におくれないように走りました。そしてほんとうに、風のように走れたのです。息も切れず膝ひざもあつくなりませんでした。

 こんなにしてかけるなら、もう世界中だってかけれると、ジョバンニは思いました。

 そして二人は、前のあの河原を通り、改札口の電燈がだんだん大きくなって、間もなく二人は、もとの車室の席に座すわって、いま行って来た方を、窓から見ていました。

2021-03-16

ゲイキリスト教徒って聖書読んでるの? 氏ねって書かれてるけど?

ヴァチカン同性婚を祝福しないのに文句を言ってるゲイかつキリスト教徒が紹介されているけど、アホとしか思えない。お前ら本当に聖書を読んだことあるのか?

ローマ教皇庁、「同性婚は祝福できない」と公式見解

https://www.bbc.com/japanese/56410862

聖書同性愛者の扱い酷すぎて笑えるので少し紹介するね(翻訳は全て「新共同訳」)

ホモ絶対死刑

女と寝るように男と寝る者は、両者共にいとうべきことをしたのであり、必ず死刑に処せられる。彼らの行為は死罪に当たる

13:レビ記/ 20章 13節

レズホモも不自然で恥で報いを受ける

それで、神は彼らを恥ずべき情欲にまかせられました。女は自然関係自然にもとるものに変え、

同じく男も、女との自然関係を捨てて、互いに情欲を燃やし、男どうしで恥ずべきことを行い、その迷った行いの当然の報いを身に受けています

26:ローマ信徒への手紙/ 01章 26-27節

ホモ淫乱泥棒アル中と同じで正しくないか絶対天国に行けない

正しくない者が神の国を受け継げないことを、知らないのですか。思い違いをしてはいけない。みだらな者、偶像礼拝する者、姦通する者、男娼、男色をする者

泥棒、強欲な者、酒におぼれる者、人を悪く言う者、人の物を奪う者は、決して神の国を受け継ぐことができません

9:コリント信徒への手紙一/ 06章 09-10

こんなことが書かれてる本を神の言葉とありがたがってるゲイキリスト教徒がまるで理解できない。

死後イエス様に火と硫黄地獄に蹴り落とされる己の罪深さに慄(おのの)きながらハッテンするともう気が狂う程気持ちえんじゃ。ああ^~~たまらねえぜ!

みたいなホモマゾヒストなんですかね……

2021-01-03

フェイ干し柿の登場が待たれる

食べられない干し柿、なるもの存在すると知った。


ウチの地元正月飾りに串刺しされた干し柿を用いる。

例年、鏡開きが済み、お飾りから降ろした干し柿普通に食べてた。

乾燥しカチカチに硬くなったもの酢の物に入れて柔らかくして食べてた。


年末正月飾り用に購入した干し柿帰宅してから包装の裏側を良く見ると、

「お飾り用 食べられません」

との旨の表記が。

干し柿を長年買ってきたがこんなの初めて見た。

新型コロナウイルス(COVID-19)感染対策の絡み?が、そういった表記はなく。


ググってみると食べられない干し柿、随分前から存在するらしい。少なくとも15年前から

Q&Aサイトやら個人ブログやらは引っかかるが、生産者サイト公式にその理由を記したものが見付からない。

もっともらしい理由としては、

「発色良くする為に過剰に硫黄を用いている」

とあったが、購入したお飾り用干し柿、そんなに鮮やかなオレンジ色でもない。


そもそも干し柿とはそのままでは食べられない渋柿を食べられるようにし、また長期保存可能にする手段

食べられない干し柿存在するという発想自体なかった。

木に成った柿の実を収穫し串に刺し乾燥する行程と手間、非食用とすることで削れる部位が想像付かない。


お飾りから降ろした後、どうしよう?

「食べられません」

と明記され、その理由不明ものをさすがに口にする気にはなれない。

そのまま燃えるゴミの日に出すのも食べ物を粗末にしてるように見えて後ろめたい。

食べられないよう処理され何が添加されてるか分からないので、庭に埋めて肥やしにするのも気が引ける。

紙などに包んで見えないようにして燃えるゴミの日にコッソリ出すしかないのか。


しろ食べないことが前提であれば、鏡餅セットに同梱されたプラスチック製のフェイク橙、

あれと同様にプラスチック製で模したフェイ干し柿で十分でないか

食物そっくり(でも食べられない)を捨てる罪悪感から解放されるし。

2020-12-14

4日間 休みで働いた

私は週3日出勤して

週4日やすみなんですが

その4日のうちにやろうとしていたこ

まれごと1つ 私のやろうとしてたこと1つ

どっちも出来なかったので その4日間を記録。

野暮用で4日間使ってしま

本当にやりたいことができなかった。

1日め 水曜日家業の手伝い

隣町に仕入れに行って スーパー銭湯に寄って

そこで上映していたタイタニックを見る。

あの映画最初の1時間意味なく無い?

そのあとはいい大スペクタクルだけどさ

あとヒロイン、船の下の階に行き過ぎ。沈没しかかってるっつーのに。

ヒロインを頭が弱いひとにしてまででも

船が水浸しになるシーンを見せたい気持は分かるけど!

あと、24365で首から笛を下げとくべきだね。

ヒロイン最後ダイヤを捨てたのはイミフ

2日め木曜日家業の手伝い

歳暮用品の配達の足で 隣町に仕入れに行く

その足で地元にも仕入れに。そのあと品出し。

スーパー銭湯で浸かった硫黄泉の匂い

身体からぬけず一日中臭い

あと、歯医者の検診の予約もしました。、

3日め 土曜日は午前中会社ミーティングが1件

あとは家業の手伝い、商品の袋詰め。

13時30分開始 17時終了

その手際の良さに我ながら惚れ惚れ。

4日め 今日日曜日は住居と家業店舗のモップがけ。

加えて仕事部屋の引っ越し

今の自宅の仕事部屋が寒いので、陽当たりのいい

使われてない南向きの部屋に移動。

wifi電波が届くように、ルーター位置とか

中継機の位置を変えたりとか、自分の寝室もかえたりとか

なんだかんだで1日作業

そんな感じでした。疲れるほどではないが 

働きっぱなし。

2020-12-09

いいところに気が付いたね

anond:20201209005917

「津」は古くは港を意味する言葉で、代表的な例としては三重県県庁所在地がそのものずばり、「津」だ。

増田君があげた例のほかに今津なんて地名も思いつくけど、気になって調べてみたら新潟県新潟市古津新津、金津という地名が隣り合ってるのをおじさんみつけちゃった。

新潟市信濃川河口の湿地帯を干拓した土地だとブラタモリでやっていたけど、古津新津、金津は信濃川流域にせり出した山のふもとにある。

このあたりには東島という地名も残っているから、ひょっとしたら回り一面海で、ここに新潟港のもとになる港があったのかもしれないね

でも。滋賀県草津市琵琶湖ほとりにあるけれど群馬県草津町は山の中だって

そう、実は群馬県草津町の「津」は港の意味ではなく、当て字なんだ。

硫黄臭の強い草津温泉を表した「くさみず」「くそうづ」より室町のころに「草津」と表記されるようになったってwikipediaに書いてあったよ

2020-11-09

anond:20201109123656

父がアーサーコナンドイル4人分を作ろうとしている

素材は水140L、炭素80㎏、アンモニア16L、石灰6㎏、リン3.2kg、塩分1kg、硝石400g、硫黄320g、フッ素30g、鉄20g、ケイ素12g、その他少量の15の元素、及びその個人の「遺伝子情報

2020-09-23

果名温泉あゆみ

果名温泉の泉質は硫黄泉で酸性度は高く石膏分を含み、典型的には乳白色の湯を湧出し、皮膚疾患や自律神経不安定症、冷え性に効くとされる。現在の果名温泉にあたる場所湯治が行われはじめた正確な時期はわかっていないが、戦国時代には国衆の松影氏と配下武士戦闘時に受けた傷を癒すために東屋を建て、熱した岩に湯をかけて出た蒸気を浴びる療法を行った記録が残っている。

旅館の立ち並ぶ温泉街が発展を始めるのは果名駅が完成し鉄道が停まるようになった大正初期以降で、大正年間には山形屋、鳳萊館、飛雲閣、梅風館、寶山閣が温泉旅館として営業を開始している。昭和初期には湯治客の増加に伴い、月風荘のように高層化した木造建築旅館が現れた。昭和10年発行の果名温泉旅館協同組合名簿には27件の加盟旅館記載されている。

温泉街は一大経済圏形成し、湯治客のみならず温泉での働き手を引きつけた。特に昭和恐慌時には各地の農村から子女年季奉公旅館に送り込まれ仲居あるいは酌婦として住込みで働いた他、「即席御料理」の看板を掲げた曖昧屋も複数存在していた。

温泉街でありながら閑寂な山居の趣を味わいうる果名温泉は多くの芸術家たちを魅了した。志摩名護也の「果名にて」や葛西前後の「波浪」といった小説は果名温泉旅館執筆されており、当時の果名温泉での生活垣間見ることができる。作曲家和賀英良の名曲「疑問」は、鳳萊館の露天風呂で着想を得たとされる。

戦時中には物資の統制や倹約奨励温泉旅館営業一定の影響を被った他、温泉街は疎開児童集団受け入れの場となった。終戦直後の乏しい物資供給を乗り越え温泉街の旅館営業を続けたが、高度経済成長期には急峻な地形に鉄筋コンクリート高層ビルを建てにくかったこから果名温泉団体旅行の受入地とはならず、鄙びた温泉地の形態を留めた。

今世紀に入って旅行者の嗜好が変わるにつれ、果名温泉街の伝統的な景観旅館木造建築が再び脚光を浴びている。経営者高齢化、湧出量の維持といった課題を抱えながらも、温泉旅館協同組合が主な担い手となり、地域産業振興策と一体となった新たな温泉街の魅力づくりに取り組んでいる。平成10年には青年会により温泉街で第1回オメガラーメンまつりが開催され、果名村が発祥とされるオメガラーメン温泉とともに楽しんでもらう行事現在に至るまで毎年秋に行われている。

(『果名村史 近代編』、果名村史編纂委員会、2018、p.201-203)

https://anond.hatelabo.jp/20200922195023

2020-07-23

一般的にお医者様はそういう意味ではきいていない 異常ですか?

空気中で 硫黄のにおいがする

 

東京だと異常というひともいるが

温泉街さっしーだと

まぁふつう範疇

 

ただしくは 硫黄匂いしますか?と聞かないとわからない

 

柏木さんの回答:パンティ

担当医:いつもどおり、ややすべった。

2020-06-24

anond:20200624115946

痩せる必要性を感じないが過食もわからん

おそらくストレス不安感や病気の影響なのだと思うのだけど

なんでも良いから食べようはやめた方がええと思う


食にこだわりを持てば単純に食うのにお金が掛かるので

料理関連の仕事でも無い限り、服に困るほどは太れんぞ

場合よっち別に1ー2日くらいなら食わんでええかってなるので

食べ物にこだわりを持つと良いと思う


あと、過食はだいたい必要栄養素が取れて無いときに出やすいので

Google先生に、“無償に○○が食べたい時“って聞くと良いと思う


例:甘いもの無性に食べたくなったら

クロム

ブロッコリーぶどうチーズ乾燥豆類

炭素

果物

リン

魚、卵、乳製品ナッツ、豆類

硫黄

クランベリー西洋ワサビアブラナ科野菜、ケール、キャベツ

トリプトファン

チーズ羊肉レーズンサツマイモほうれん草

2020-06-14

西洋版クソデカ羅生門としての『失楽園

不倫じゃなくて)ミルトンの方の失楽園比喩表現にクソデカ要素が詰め込まれているので面白いという話。

かっこいい平井訳を適当抜粋していく(怒られるかな?この長さな大丈夫だろう。あと改行は無視しているのでちゃんと楽しみたい人は買って読むように)

彼[=ベルゼブブ]がそう言い終わるか終わらぬうちに、早くも天使の長[=サタン]は岸辺に向かって歩いていた。天井の火で鍛えられたずっしりと大きく丸い彼の楯は、いかにも重々しく背後に投げかけられていたが、両肩に懸っているその楯の茫々たる円形は、さながら月そっくりであった−−そうだ、例のトスカナの科学者[=ガリレオ]が、斑点だらけの表面に何か新しい陸地か河か山を発見しようと、望遠鏡を通し、夜ともなればフィエゾレの山頂から、というよりヴァルダノから眺めているあの月の球面そっくりであった。

楯の比喩で月!?早くもデカイぞ。

そしてガリレオを出しくるあたりのスケール感も別の意味ででかい学説異端視されて自宅に囚われの身となっているガリレオが遥か遠くの月にを眺めて自由思索を巡らせる、というなかなか情緒ある描写。でも、その天才ガリレオ自由思索の動き回る領域である月、これがただの楯!サタン、あまりデカい。

彼は携えていた槍を(これまた、これに比べれば、巨大な旗艦マスト用にと、ノルウェイ山中から伐り出されるいかなる亭々たる松の大木も、小さな棒切れにしか過ぎなかったが)、杖代わりに用いて身を支えながら、

もつかせぬクソデカ描写が続く。この時代は、西欧諸国帆船で全世界進出した大航海時代の後、軍艦としてよりゴテゴテとしたでっかい船が作られて、各国の主要な戦力として重視されていた頃。その中でも旗艦と言えば大将とかが乗る船で一番デカイ船。それが棒切れになるようなデカイ槍、それをサタンは杖にしちゃうサタン、強そ〜〜。

炎炎たる地面を、かつて紺碧の天上を歩いた時の足取りとは似ても似つかぬ不安な足取りで、歩いていった。円蓋のようにただ火、火、火で掩われた灼熱の世界が、これでもかといわんばかりに、彼の体を苛んだ。にもかかわらず、彼はこれに耐えに耐え、ついに、焔をあげて燃えている火の海岸辺に辿りつき、すっくと立ちはだかり、依然として天使の姿を保っている麾下の軍勢に、大声で呼びかけた。

一面火の灼熱の世界地獄)、きびし〜〜。その中を歩き抜くサタン、つえ〜〜〜。

虚脱したもののように、累々と横たわっている彼らの様子は、亭々と聳えるエルトリアの森がこんもりと樹形をおとす当たり、ヴァロムプローサの流れに散りしく秋の枯葉さながらであった。それとも、−−かつてエジプトの王プシリスに率いられた軍勢が、約束に背き、憎悪かられて、ゴセンに住んでいたイスラエル人を追跡し、結局紅海の怒涛に飲まれしまい、その漂う死骸と破壊された戦車の残骸を、安全に対岸にたどり着いていたイスラエル人が眺めたことがあったが−−その航海の岸辺を荒れ狂う疾風武器としてオリオンが襲ったとき、その一帯に散乱詩流れ漂った菅の葉のようであった、とでもいおうか。意気沮喪した敗残の戦士たちが、火の海を蔽うて幾重にも重なり合い、横たわっている姿はまさしくそのようであった。そして自分たちの無残な変化に、ただ驚愕しているのみであった。

ただのグロッキーな奴らの描写出エジプト記〜〜〜数がすげ〜

サタンは大声で叫んだ。地獄うつろ深淵は、隅々までそれに反響した。「王者よ、権力者よ、勇者よ、今でこそ失われたりといえども、かつてはお前たちのものであった天国の栄華よ!そうだ、天国は失われたといわれなければならぬ、もしこのような恐慌状態永遠の霊を有するお前たちが陥っているとすれば!............目を覚ますのだ!起き上がるのだ!さもなくば、永久に堕ちているがよい!」

もう単にアジとしてかっこいい。「永遠」ないし「永久」(eternal)という時間的クソデカ天丼もある。

彼らはこの声を聞き、恥じ、翼を拡げて飛び立った。

その有り様は不寝番の任務についていた連中が、つい眠り込んでいるところを恐ろしい上官に見つけられ、未だ目を覚ますか覚まさないうちに、慌てふためいて起き上がり、右往左往するのに似ていた。彼らも、自分たちの置かれている窮状を認めないわけではなく、痛烈骨を噛む苦痛を感じていないわけでもなかった。だが、統率者の声に翕然として直ちに従った

すげ〜数のすげ〜奴らをここまで恐れさせるサタンさんまじぱねえっす。

−−その数、実に無数。エジプトを災禍が襲った日、アムラムの子[=モーセ]がその力強い杖を国土四方に向かって揮い、東風の流れに乗った国運のような蝗の大軍を呼び寄せると、その大群は神を冒瀆して憚らぬパロの全領土を黒々と夜の如く蔽いかくし、ナイル河の全域を暗黒に包み込んでしまたことがあるが、その時の蝗の大群と同じぐらい、悪しき天使たちの群れも無数であった。それが、上から、下から四方八方から、吹き出す焔に囲まれながら、地獄の天蓋の下を匆々に飛び回っていた。

はいはい、多い多い。はいはい、焔ね。はいはい、みんな元気元気。まーたモーセ、話がデカイ。でも蝗。

やがて、彼らを統率していた偉大な大帝がその槍を高く掲げ、所定の進行方向を示すかの如く幾度かそれを打ち振ると、それが合図となって、天使軍勢は整然と均衡を保ちつつ硬い硫黄の上に降りたち、あたり一面の平地を埋め尽くす…。この雲霞の如き大群に比べれば、繁殖力豊かな「北国」の冷たい腰からまれた蛮族が、ライン川を超え、打ニュー部側を超え、さらに怒涛のように南下し、はてはジブラルタルの南から灼熱のリビア砂漠地帯にいたるまで展開して行ったときのあの大軍などは、とうていものの数ではなかった。地上に降りたつや否や、直ちに、あらゆる軍団、あらゆる隊から、その司令や隊長が一斉に最高指揮者の立っている場所へと急いで集まってくる。いずれも、人間の姿を遥かに凌ぐ神々しくかつ英雄然たる姿、格好で堂々たる王者の風を示している。かつては天国において、それぞれの王座についていた権力者だったのだ。

はい、みんな大好き、ゲルマン民族大移動いただきました。はい、「ものの数ではなかった」いただきました。

移動も早い、やっぱ天使やとちゃんとしてはるんやねえ。

2020-05-24

anond:20200524011010

マグネットに反応する奴としない奴がいる。

前者は酸素の代わりに硫黄化合物代謝の仕組みが出来上がってる。

毒ガスが発生するのでかなり注意が必要だが、全体の0.5%にも満たず、日常の中で遭遇することはまず無い。

2020-05-15

近所のスーパー銭湯に行ってきた

言うほど近所ではない。自転車20分くらいか

現在営業時間は短縮し、サウナマッサージなどは閉まっているけど、入浴は問題なくできる

行政の言うサウナダメだけど銭湯OKというのはそういう意味じゃないような気がするけれども、まあ都内じゃないからなんでもいいんだろう

どうやら朝9:00から営業しているという頭のおかし

一番風呂を目指す爺さん需要回避して10:00過ぎの到着を目指した

決して起きられなかったわけではない

一番空いていそうな時間を狙ったのだ

決して起きられなかったわけではない

もっとガラガラかと思ったけれど、空いているなりに人入りはあった

いくつかある湯船に、必ず誰か一人はいるくらい

平日の午前中から暇な奴らめ

暇なら暇なりにちゃんステイホームしてろよ


ジェットやら電気やら、薬草とか炭酸とか、ありがちな湯はひと通りあった

別府から湯を運んできてるとか正気の沙汰とは思えない湯まである

「硫化硫黄泉」という意味のわからない文字列が目についたが、見なかったことにした

このスーパー銭湯の優れている点をひとつ挙げるとすれば、露天風呂が充実していることだ

先ほどの別府の湯を含む4つの湯が屋外に設置されていて、それぞれ十分に広い

都市部で、さほど大規模でない、600円程度で入れる店舗で、これだけの露天風呂を用意しているところはそう多くない

景色こそ臨めないものの、空は大きく開かれていて、開放感がある

青空の下で入る風呂のなんと気持ちいいことか

頬をなでるそよ風がもまた気持ちいい

昼間っから何をやっているんだ

その後は軽くのぼせ気味になりながら、更衣室でグリーンダカラと麦茶を飲む

食堂もあり、時間柄それなりににぎわっていたけれども、今回は立ち寄らずに帰った

とても良かった

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