はてなキーワード: 大規模修繕とは
政令指定都市的な街の中心から、電車で10分のベッドタウン的な駅だがや。
駅徒歩10分以内のまあまあ便利なマンション。
買い物は駅前へ。
2000万ぐらいで、水回りリフォームしたのでプラス300万。
バブルの最後ぐらいに建った奴で買った時には10年ぐらいの中古。(新築時は倍ぐらいの値段したらしい)
当時の年収400~500万ぐらい。
駐車場、共益費、修繕積立とやらで月に4~5万持ってかれる。
子供増えたけど駐輪場が足りて無く、キャンセル待ちとか抽選だったり。
理事会の対立。(老後も住む予定のガチ管理勢と管理会社に任せとけ勢、管理したいけどできないお年寄り勢)
機械式駐車場に空きが多い(近くに安い平面がある)→点検、修理費がペイできない
火災報知器の点検とか排水管洗浄とかで強制在宅イベントが多発。
火気管理の講習行ったり防災訓練の計画立てたり、事あるごとに相見積もりとって説明受けたり理事会活動煩わしい。
ネット回線とかケーブルテレビの設備点検とやらでセールスマンを家に入れないといけない。
家でカナヅチが使えない。
なんだかんだ固定資産税は持ってかれる。(年に14~5万ぐらいか)
管理人(掃除とか雑務)に外れ人材が多く、すぐに誰かが文句言うからすぐ入れ替わる。(バカッターほどではないがダメな管理人はてんでダメ)
色々脱法的なことやって凌ぐのが常態化。
脱法しなきゃ金かかるし脱法が度を超すと後々問題が出てくるはず。
さすがに老朽化した際に建て替えってなるときのビジョンが全く見えない。
大規模修繕時は日光も当たらず、ベランダ使用禁止で部屋干しを強いられる。
ベランダに布団干せない(干せるけど外から見えたらだめという謎ルール)
いざという時に変形してロボにならない。
地下に秘密基地がない。あるのは物置。
マンションが買えた
ブコメやトラバで勇気でた。買うわ。ありがとう。全てのコメ主に幸あらんことを。
ハザードマップのうち、内水(降雨)による氾濫リスクのマップを見よう。これの色がついた土地は要するに水はけが悪く、ジメジメした環境になる。生活環境もしかりだが、湿度は建築の寿命に多大に影響する。欧州の建築が何百年も持つのは地震がないこともあるが、空気が乾燥しているのも一要因。
確率の高い順に、
— レベル1:確実にくることがわかっている —
親が要介護になる/日本全体の人口減少/大都市への人口集中/自分も周りも高齢化/子供の成長と共に家が狭くなる。
共働きができなくなる/おいらの収入が減る/家具が倒れるレベルの地震/隣人がキチガイまたはキチガイ化
— レベル3:起きるかもしれない —
無収入になる/家族の誰かが死ぬ/ヒビがはいるレベルの地震/大雨による氾濫/管理組合が機能不全になる
レベル4リスクをカバーするために高いローン組んだり郊外の物件にすれば、レベル1,2リスクの影響がでかくなる。だから、レベル4のリスクは目を瞑る。
ブコメを見てて興味が出たので。
・基本的には「売りたくなった時に買い手がいそう」な家であれば、自宅購入は、払うはずだった家賃の代わりとして考えればそんなに大きく損だとは感じないと思う。もちろん現在の住居費やどこに住んでるかにより異なるので、おのおの支払ってる住居費で計算してみたらいいとは思うが。
・災害等で、それなりにまともに建てて、それなりにまともに管理された鉄筋コンクリート造の建物が全壊するケースは少ない。これは戸建も築年数が浅ければ同様だが、戸建はメンテナンスも個人責任になるので選ぶのに見る目がものを言う。あと基礎杭が入ってる戸建なんてのはないので戸建は津波には弱い。散々映像で見たところだとは思うが…。辛い。あんな津波二度と来ないでほしいが、最低限人命・財産を保全するには杭が打ってある建物(中高層建物)の方が確率は高い(ただし低層階はだめなんだよなぁ…まぁこれは何造だろうが同じだ)。
・災害で半壊したとしても建て替えなあかんやろ、というのは当然。でもこれも戸建も同様。ここ数年の災害発生地で見ても「戸建だから楽」ということは考えないほうが良い。というか災害発生リスクに関しては工法はどれであれリスクは同程度と考えたほうが良い。要するにカネだ(後述するが、カネが寄ってくる場所であれば何とかなったりもする)
・「埼玉の一戸建て買うわ」のブコメが人気だが、埼玉が好きなら良いと思う。こんなもん好き好きだ。
ただし駅から結構距離がある場合は要注意。首都圏の郊外には昭和50年代~80年代後半までの時期に笑うほど「郊外型ファミリー住宅」が出来ていて、これが東京圏の労働人口を支えてきたわけだが、「たくさんある=売れ残りやすい」ということでもある。超人口減少時代に売れ残るのはぶっちゃけコレ。素人が適当にメンテナンスしたプレハブ住宅とか普通に15年も経てば建物のリセールバリューはゼロだ。
・ぶっちゃけ一番ヤバいのは東京都下、神奈川、埼玉、千葉の駅から10分以上の古マンション。実家がこういう家だったら、いっそこの1年ぐらいの間に売って両親にも引っ越してもらうぐらいでもいいと思う。モノによっては「ぜんぜん売れない」可能性すらある。親が倒れて老人ホーム代でお金が必要、なんて駆け込み売却は足元見られるしなぁ。
・問題は、将来売りたくなった時に「それなりに売り手が付く」ということ、すなわち不動産開発業者、デベロッパーが好んで選びがちな場所(駅から近い、高い建物が建てられる、都心、など)であれば、「その場所にカネを出してもいい」という輩がいるので、例えば古くなっても不動産屋が「わてらの会社と組んで建て替えしましょうやー、売上折半にして建て替え費用にしたらよろしいやんかー」と誘ってくる。マンション建て替え、大規模修繕なんかもビジネスモデルになりつつあるので、「場所が良けりゃ」そういう業者が出てくる。
・建て替え時期を待たずに売却することも、場所がゴリラなら大丈夫。立地ゴリラ増田のように立地にカネ出す人が現れやすい。不動産は、オンリー・ロケーションである。
・賃貸派は、ご両親の実家がそのまま手に入るような良い環境であれば無問題。ただし兄弟が居る場合は自宅はんぶんこにするのすげー無理なので兄弟仲を良くしておく&ちゃんと親が元気なうちに話し合っておくように。揉めるぞぉ~~
・もしくは、賃貸派は、老後のすまい用の貯金をしっかりしましょう。我が家は貯金をしっかりできる気がしない浪費型家族なので家を買って住居費を固定した。ローンは6年で完済。35年ローンを35年かけて払うのは論外。半分~1/3ぐらいの期間でで繰り上げ返済できるスケジュールを組んでおく。ローン返し終わったら急に家計に余裕が出て笑う。貯金のペースが2.5倍になった。
http://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20190212091153
■追記
トップブクマ入り。さすが立地ゴリラ。ブコメ・トラバへの返信は下記にまとめた。
https://anond.hatelabo.jp/20190212231613
二月から色々内見して、マンションを決めた。あさって契約してくる。私の判断が間違っていないと背中を押してくれ。
・共働き。世帯年収1200。手取りで900 。嫁は育休に入るので来年は年収ダウン。
・当該マンションと同じ区内に10年住んでる。住環境は気に入っている。
・3400万。75平米。平米単価45。
・JR乗降客数ランキングTOP10内の駅から徒歩10分以内。立地ゴリラ。
・築35年。古い。内装は自力でリフォームする。(当方、建築関係)
・13年前に大規模修繕入ってて、そろそろつぎの大規模修繕がくる。(一般に15年おきなので)
■良いところ
・築年数は古いが外観を見る限り管理状態は良い。コンクリのクラックは皆無。
・南向きで道路接道。第一種住居地域なので、日照権の問題は無さそう。真冬のこの時期に内見したのに、部屋が暖かったのが強く印象に残った。
・築年数古いためかマンションバブルの影響を受けておらず、ここ10年間で値上がりは1割程度。それでも値上がりするんだから、バブル怖い。
■気になるところ
・20年住んだら築55年。誰も知らない未曾有のゾーンに入るぞ。
・値上がりしてないマンションとはいえ、やはりこれから日本の景気は悪くなり全体相場は値下がりするだろうと思っている。
・賃貸じゃなくなるので家賃補助が消えるのが痛い。でも年齢的にこれ以上先延ばしにするとローンが組みにくくなる(追記:言葉を間違えた/組みにくくなる→老後の返済がきつくなる)
もう先週からずっとドキドキしっぱなしだ。この判断が当たりかどうかはわからない。でもせめて大間違いではないと背中を押してくれ。
そう、はじめから投資として売却、あるいは大規模修繕費用込みで考えているのならマンションは良い。
また、一棟オーナーであれば、はじめっから修繕計画立てて金も積み立てやすい。オーナー側なら共益費とって、きちんとためて計画立てればいいだけだ。
どうしても、どこかのライフスパンで大規模修繕リスクが入る。ということを考えると、
一部分譲だと、他人の意向に振り回されるし、終の棲家としては考えにくい。
借りる側なら、大規模修繕費用は共益費は求められるが、共益費以上は一切負担する必要はない。
定年直後に売って、住みやすくて、中規模スーパーが近く、バスもそこそこ多い安い中古の家に住み替えることを念頭にいれるのなら良いのかもしれんけどね。
とある地方のホール運営に関わる者です。この記事を読みました。
オリエンタルラジオ 中田 公式ブログ - オリラジ中田、転売撲滅の画期的システム発表! - Powered by LINE
ちなみに最初に書いておくと、転売問題は「①価格の初期設定を高め、転売屋の利ザヤを薄くする」「②本人確認を厳格にし(公式がコントロールする部分を除き)転売ビジネスが成り立たない方策を模索する」という両面から解決していくべき、というのが僕のスタンスです。
元記事にはポイントがいくつかあると思うので、ポイントごとに書いていきたいと思います。
主催者側の「見えない」損失
と元記事では主張されているが本当にそうでしょうか?
元記事の冒頭で「高額転売しても買う客がいるということは値段の初期設定が間違ってるだけ」という意見が否定的に取り上げられているが、実際問題として「2万円の価格設定をしても売れる(需要のある)チケットを4千円でしか売らない」というのは、明らかな機会損失です。
「公式が転売屋レベルの価格設定をしろ」とは思わないが、取るべき収益を取り、取った分はコンテンツの質の向上を目指すのが本筋じゃないの? とも思ってしまいます。
もちろん、そうしたチケットの価格設定には「お金のない若年層にも楽しんでもらえる金額に」という高邁な思想がある、ということは知っています。しかし、公式と転売屋の価格設定を近づけていくことは、転売屋の利ザヤを薄くすることにもつながるはずです。
主催者が取るべき利益を取らない影響は、会場サイドにも影響を及ぼしています。
昨今「ハコが足らない」、いわゆる「ライブ会場不足」の問題が世間を賑わせています。ちょっと古い記事ですが、
ホール・劇場不足、「2016年問題」はなぜ起きた?|エンタメ!|NIKKEI STYLE
ホール・劇場が相次いで閉鎖されていくことには理由があります。この記事中では「公共ホールが民主党政権による事業仕分けの対象になったこと」が挙げられていますが、そもそも元を辿れば、原因は「ホール・劇場は稼げない」ということです。
ホールは稼げません。民間のホール・劇場が次々と閉鎖に追い込まれる原因はそれです。
自主公演を打つ劇場・ホールを除き、大部分の施設は外部利用者からの施設使用料を主な収入源としています。施設使用料の原資はイベント主催者側の売上です。イベント主催者側の売上――つまりチケット販売売上になります。
例えば500人キャパの会場で入場料4千円のイベントを打つとします。
主催者側の収入は4,000円×500人=200万。諸々の経費や出演者へのギャランティーは、その収入から賄わなければなりません。施設使用料にあてられるのは、イベント規模や出演者側の備品、裏方の人員数などにもよります。
ホール経営は本当に厳しいです。首都圏のように高額の施設使用料を取れる施設ならいいかもしれないけど、地方ホールの使用料収入では到底黒字にはなりません。赤字のままでは施設の改修や建替えなどの再投資すらままならない、という現実があります。
民間運営の場合、劇場・ホール単体で黒字を出している施設は少ない。たとえば三越日本橋本店内にある三越劇場のように、百貨店の集客装置としてメリットがあれば、改修のために費用を投じる理由もある。だがそうでなければ、大規模改修が必要になった段階で閉鎖せざるをえないというのが、多くの施設が抱える実情なのだ。
2016年、ライブ会場は本当に不足するのか | 週刊東洋経済(政治・経済) | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
現状、基本的には劇場・ホールは「赤字事業」です。結果として、赤字を抱えていられなくなったホールから潰れていきます。主催者側の設定する入場料の安さは、その遠因の一つだと僕は思っています。
取るべき人が取るべき利益を取らない(適切な価格設定をしない)ということは、結局回り回ってそのコンテンツ産業自体を足元から細らせていく、ということも考えてもらいたいところです。
ここで最もおそろしいのが、往々にして主催者が取ってきた対策が大間違いだったということだ。主催者が今まで取ってきた最もオーソドックスな対策は「本人確認」である。
転売屋から購入したチケットを無効化するために現場で本人確認を行い、購入者と別人であれば入場を拒否するというシステムである。これは、間接的に転売屋のチケットを防ごうとしているものだが、結果としては来場者の負荷を高めているだけなのだ。
「高額転売を買わないからライブが見られない」と「高額転売で買ったがライブを見れないかもしれない」の二択にしているだけだ。
「本人確認は来場者の負荷を高めているだけ」とあるけど、「いやいやそんなことないでしょ」と思ったのは僕だけですか?
「(公式を通さない)転売チケットを買う意味を失わせる=売る意味を失わせる」ということで立派に転売対策になってるじゃないですか。買う側のリスクを増やしているかもしれませんが、「間違ってる」とまで言われなければならない対策とは、僕には思えません。
入場時の確認作業の手間が増えるとのことですが、実際に顔認証システムはありますし、導入されている事例はないわけではありません。今後普及して行けばそれらの手間を減らすことは十分に可能と考えられます。
従来は顔写真付きの身分証明書と会員証で確認していたが、運転免許証などを持っていない会員はパスポートなどを用意しなければならず、会員に負担を強いることになっていた。また、コンサート当日に身分証明書を忘れるなどのトラブルのほか、会員証と証明書の貸し出しとともにチケット転売を行うケースも発生していた。そこで同社は、NEC の顔認証システムを採用。14年7月に行われた、ももクロの日産スタジアム公演で導入し、12月のさいたまスーパーアリーナ公演で本格的な運用をスタートさせている。
元記事のこの部分に「主催者側の手間やシステム構築に投資が必要でそれを負担できないよ」という本音が透けて見える気がしますが、それならそれで確かにわからなくはないです。
売り切れなければどうだ?
人気がないから売り切れないのではなくて、人気に応じて「売り切れない」状況。
つまり「キャパシティが注文の数だけ広くなる」というライブならばどうだ?
でも、500の会場を800にすることはできるんじゃないのか?
都内からアクセス圏内の場所ならその広さの場所はたくさんある。
(中略)
まずはチケットを売ってみる。
それをもとにキャパの違う3候補の会場をキャンセル料なし交渉のうえでの仮押さえ。
無料仮押さえの限界を迎える中間期の動きで1つに絞り、来場者のためにエリアを発表。
(中略)
それを両立したのはチケットを売り始めてから場所を選ぶ仕組みだ。
チケットを先売りして席数の増減が可能な会場の3候補を無料仮押さえし会場を後決めするシステム。
全ての人は救えない。
ほー。
まぁネタにマジレスもカッコ悪いですが、一応都内にある多目的ホールの規定を見てみましょうか。
まずは「ヒカリエホール」。渋谷ヒカリエ内の多目的ホール。ホールAとホールBがあって、ホールAのキャパは約1,000人です。
ホールについて | Hikarie Hall | 渋谷ヒカリエ/Shibuya Hikarie
「ホール使用料金」のところに施設使用料が出ています。→料金・設備・備品 | Hikarie Hall | 渋谷ヒカリエ/Shibuya Hikarie
使用規約も合わせてみると、予約受付時に使用料金の50%を支払う必要があり、使用開始日の31日前までのキャンセルはその50%全額取られることになります。
ホールAの本番日料金は全日190万円。この50%は95万円。1日だけでこれ。搬出入やリハのためにさらに日数を増やすと、どんどん使用料はかさみます。これを交渉して無料にすると。へー。キャンセル料をホール側に丸被りしろって言うんですか? へー。
次に、「日本橋三井ホール」。こちら日本橋にある多目的ホールですね。キャパは大体700名程度です。
日本橋三井ホール|イベントホール|東京都中央区日本橋|COREDO室町
まず、規約の第5条4項
利用者は、仮押さえ期間内(仮押さえの意志表示より7日以内を「仮押さえ期間」とする)に、使用契約締結の意向について運営者に連絡しなければならない。予約申込みより7日以内に使用契約の締結に至っていない場合には、特に運営者が認めた場合を除き、申込みは無効になる。
仮予約期間はたったの7日間です。これは出来るだけ長期間無効にさせない方向で交渉しないといけませんね。
1.利用開始日より61日前までのキャンセルのときは利用料(基本会場費・時間使用の場合は時間使用料)の50%。
2.利用開始日より60日前から31日までのキャンセルのときは利用料(基本会場費・時間使用の場合は時間使用料)の75%。
61日前までにキャンセルしても基本会場費の50%以上を負担する必要があります。これも交渉が必要ですね! ちなみに全日使用料は120万円です。
もう一つくらい見ておきましょうか。港区の「ニューピアホール」。こちらは800名程度のキャパです。
NEW PIER HALL の使用規則と料金表をご参照ください。
キャンセルとその料金
なぜホールがこのような予約体制にしているかというと、当たり前の話ですが、出来るだけ稼働を取りたいからです。
「たった1日や2日いいじゃないか」と思われるかもしれませんが、そのたった1日の予約のせいで、1か月以上の長期に渡るイベントがいれられなくなるかもしれないリスクをホール側は抱えています(そのため短期イベントの予約は長期予約よりも直前にならないと取れないホールもあります)。1~2日の公演、しかも高確率でキャンセル見込み、なんて予約は可能な限り避けたい、というのが本音です。
稼働が下がればダイレクトに収入に影響します。それは、長期的に見ればホール自体の存続に響いてくることは前述したとおりです。
そもそもホールとは本当に赤字と隣り合わせの事業なんです。大規模修繕や必要な設備改修もままならないホールは地方に山ほどあります。それは、比較的高額な施設使用料が取れる都内だって、多かれ少なかれ同じ悩みを抱えてるはずです。
ここまで書いてきたんで正直に言いますが、元記事のホール運営を蔑ろにした提案には、率直に言って腹が立ちました。
ふざけんじゃねえよ。お前、ホール運営なんだと思ってんだよ。馬鹿にすんのやめろよマジで。
もしかしたら本人はネタのつもりで言ってるのかもしれませんが、少なくとも僕は中田氏を嫌いになりました。
ブコメを見る限り、中田氏は大層好感度が高いようですので、多分この増田は叩かれるでしょう。でも、この提案が皆様に「素晴らしい提案だ!」と受け止められていそうな状況を見て、どうしても一言言いたくなって書きました。彼の提案がネタであることを祈っています。
マンション営業マンが勝手に語る「分譲マンションの心配事」その1
http://anond.hatelabo.jp/20141029193513
上記記事の続きです。
前回同様、勝手に語る。
マンションを売る上で感じている事が全てなのでその点はご承知おき頂きたい。
ただ広告・営業ツール・重説などの契約書類といったデベロッパー発信の情報と
逆の口コミサイト、ネットの記事のような購入者目線の切り口の双方ですら
10年後、20年後、30年後、40年後とマンションの価値が落ちた後の入居者層のことである。
だいたい自分と同じだ。
私が売っているマンションであれば、半分は年収500万前後、3割がキャッシュ、2割がその他ってところだろう。
マンションによりターゲットは違えど、自分に近い購入者は絶対いるので安心してよいだろう。
(唯一の例外は20代前半でのチャレンジングな購入者くらいか?)
あたりまえだが分譲マンションは入居者が入れ替わっていく。
私の地方ではだいたい竣工後2〜3年で最初の入れ替わりが発生する。
(私が売ったお客さんが売却に出しているのを見るのは切ないものだ)
築10年以内の入れ替わりは問題ない。中古価格が新築価格と大差ないからだ。
最初の大規模修繕を経験したマンションの価値は新築当初からはだいぶ落ちる。
新築時 3,000万
5年後 2,700万
10年後 2,380万
15年後 1,680万
25年後 750万
30年後 500万
30年を過ぎると、一律で350〜450万程度で落ち着く。
ここまで書けば説明不要だと思うが、20年後、25年後、30年後に売買が行われた時
どんな人が買い入居するだろうか。
基本的には自分が購入した新築時の入居者とは全く異なる人たちであり
上記のような金額にも関わらずギリギリ工面できる人が買うのである。
30年経つと全体のうちどの程度の入居者が入れ替わるのかは
私の中でもまだ調べがついてなくてハッキリは分からない。
ただ30年も経てばそれなりの部屋の入居者が入れ替わるのは間違いない。
今買ったマンションは、30年後も同じ入居者レベルを保つとは考えにくいのである。
その時のマンションの自治はどうなっているだろうか?
入居者のレベルが落ちても管理組合は正常に機能するのだろうか?
今、私が見ている築30年のマンションは昭和60年に建てられたマンションであり、
平成26年築のマンションが30年建った時に同じように質が落ちるかは分からないという点である。
団地同然のダサい外観、ムード皆無で暗いだけの内廊下、仲介業者も恐れるキツイ管理人など
昭和60年に建築された為に構築された「文化」がそこにあるのだ。
(語るタイミングがなかったが私は中古マンションの仲介経験もある)
だから平成26年に生まれた新築マンションが同じようになるかは正直分からない。
デザインも、間取りも、建築技法も、入居者の考え方も、管理会社の立ち位置も30年前とは変わっているはずだ。
私も「そうならないで欲しい」と思いながらマンションを売っている。
年収が低い人がマンションを買ってはいけない、たった1つの理由
http://bylines.news.yahoo.co.jp/fshin2000/20140510-00035184/
コレな、タイトルは煽りだと思うんだけど、視点としては結構クリティカルなんだよね。
要約すると、年収低い奴が買えるマンションってのは、他の年収低い奴も買うだろうから、
オマエも破綻するだろうし、周りも破綻するだろうから、管理費修繕費が集まらなくて
荒廃する確率がバカ高ぇって話な。
まあヨタなんだが、本質の部分はマンション購入時の必須検討項目を端的に示してる。
いきなり言っちまうと、廃墟みたいになってるマンションって結構多い。
公団がジジババばっかりになって若手を入れるのに四苦八苦とか良く聞くよな。
まあ、六畳和室が4つとかって部屋に新婚カップルが入りたがるとは思えねぇな。
そして、どんなマンションも必ず年をとる。
新築で買ったマンションは、20年後には築20年のマンションになる。
たいてい15年後くらいにソコソコの大規模修繕したりするんだが、遅くても20年だな。
んで、管理費が集まらないくらい破綻するマンションってのは論外だが、修繕費が足りなくなるマンションはまあ有る。
たいていは一回目はなんとかなるんだが、その後ジリ貧で防水工事だけとか、そんなんになってくな。
まあ、揉めるのは40年超えで建て替えが見えてきてからだ。
ひび割れがそのまま蛍光灯が切れてる空き部屋が増えてくる、そんぐらいだよ。
マンション頑丈だから崩れたり壊れたりすることはあんまりない。
売る時だな。
自分が破綻したんで手放したいです、価値ダダ下がりでローン相殺できません。
これが困る。
で、だ。
一周回って元に戻るんだが、ハッキリ言って大規模修繕掛かるようなマンションって捨て値だよ。
築20年以降のヤツな。
住民が手塩にかけて丁寧に綺麗に使って35年経ったマンションってのは、単なる築35年のマンションだよ。
こりゃもうどうしようもない。
築いってても価値あるマンションってのは、良い土地に建ってるとか良い建築家の建てたとか、元々資産価値のあるマンションだけ。
丁寧に使われて維持の行き届いたマンションも、崩れかけのマンションも、中古なら捨て値は矛盾じゃねえかって?
まあそうだな。
だから、最初っから他に比べて高ぇマンションは資産価値を落とし難いっていう当たり前の話だ。
で、だ。
それ以外の普通の土地だと、手入れの行き届いた中古マンションってのは、買う側にとっては非常にお買い得だ。
あんま言たかないが、中古マンション買うときに大規模修繕計画みて難色示す奴は居ねぇよ。
つまりだ、売る側にとって見れば、中古マンションを売る時に住民の質が問題になることって、ほとんど無い。
分譲マンション内の賃貸率とか住民の家族構成よりも、水回りと壁紙が綺麗な方が嬉しいって人は多い。
ま、閑話休題。
まずな、35年住むのかそこに。
ガキが生まれる云々は置いといて、そもそも63歳まで住むのかソコに。
35年も住んでりゃ終の棲家にするだろうが、じゃあ40年後68歳の時に、現在価値で2000万ぐらいの立替費用って出せるのか?
そして、「周りの連中は、その立替費用を払うのか?」
いつまで住むつもりで、いくらで売るつもりなんだ。
これが、10年は綺麗な分譲仕様のマンションでイチャイチャ住みたいとかなら止めない。
立地によっては、賃貸よりずいぶん安く住める。もちろんリスクを負ってるからだが。
20年後っていうんだと、まあちっと止めた方が良いかな。
ガキが独立するタイミングで住み替えってのも無くはないが、たぶんカネないだろ。
で、どうせ定年後に立替費用とか払えないだろうから、建て替え反対派に回るつもりで終の棲家にするんだったらそれもまた良し。
どんなに周りが破綻したって、木造一戸建てと違って、コンクリのマンションはちっとやそっとじゃ壊れねぇよ。
マンション結構頑丈。修繕費滞納とか売値への影響軽微。結局立地が全て。
マンション買う時は、死ぬまで住むのか、いついくらで売るのかは、必須検討項目。
年収低いと買うのでいっぱいいっぱいだから、10年以内に売る or 終の棲家(建替反対派)のどっちかのみ。
近所の中古マンションの相場見つつ、10年後の需要を予想するのが良いんでないかな。
まあ、どうせ新築マンションが欲しいとかってのは夢も希望もある新婚家庭だろうし、10年も経ちゃ愛も冷めるから住み替えたらエエがな。
マンションもオマエさんも、歳は取るんだよ。
こんな記事を見つけました。
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I4805254-00
ご自身の胸に手を当てて、やましいことがないかご確認された方がいいようです。
本駒込6丁目の六義園近くに、地域住民そっちのけのマンションがまた計画されています。
後世に残るのは、既存不適格でどうしようもなく彷徨う小規模マンション。
そこを買うであろう住民は、道路拡幅事業の用地収用で問題が起こり、
さらに大規模修繕、立て替えではさらにもめるのでしょう。
諍いや揉め事に関しては、丸紅は関係ないからね、だって売ってしまえばあとはどうでもいいから。
そして部下が、利益や業績だけを追求して企画をしたプロジェクトが
あなたに沢山の汚点を残していくでしょう。
考え直すなら今です。
モノポリーで遊んだことはありますか。ビルやアパート経営を体験する4人くらいで遊ぶボードゲームです。
8つの大通りをすごろくの要領で進み、物件を買ったり、カードを引いてイベントをこなしていきます。
ボードを一周するとベーシックインカム的にお金がもらえます。説明書にはサラリーと書かれていたと思います。
このゲームが始まったばかりのときは、地主さんがいません。プレーヤーの誰かが土地を購入すると地主さんとして収益を上げられるようになります。
誰かが駐車場にとまったり、アパートやホテルをにとまってくれるのを待ちます。
同じ通りの土地を買い占めることができると収益が倍になります。
運良く、土地をまとめて所有するプレーヤーもいれば、点在する物件を所有するプレーヤーも出てきます。地上げ屋風情の交渉力で土地をまとめ始めるプレーヤーは最強です。
すべてのプレーヤーにある程度の収入があり、それなりにお金が動いているときが一番盛り上がります。
たくさんの物件を所有したときに出ると困るカードがあります。建物の修繕カードです。マンションの大規模修繕のように費用が一気に飛んでいきます。手持ちの物件が多いほど痛手になります。
終盤は、残った二人の一騎打ち。それぞれのプレーヤーの性格が露骨に出てきます。
ルールにもよりますが、資金がショートしたプレーヤーから抜けていくと、最後に残ったプレーヤーがすべての通りの物件を独占して勝者となりゲームは終わります。
ゲームなので、もう一回遊ぶときは、これまでの状況をリセットして、最初から始めれば、何の問題もありません。
このサイクルを現実に当てはめたとき、資本主義の問題点があきらかになってきます。
ゲームを始めたときから、地主がいたらどうでしょう。誰かが勝った状態からゲームを始めてみます。プレーヤーは細々と得たベーシックインカムを貯めることもできずに、どんどん絞られていきます。
独占した物件は、既得権ですから、放出されることはありません。盛り上がるゲーム中盤にならずに終わってしまいますね。ボードゲーム好きの友達といえども途中で帰ってしまうかもしれません。
現実の経済では、ゲームが終盤に差し掛からないように、ずっと中盤のプレイを続けられるように政府が法的な規制をかけてバランスを取っています。
バランスをうまく取れず終盤にさしかかると現実の世界では、終盤の状態を終わらせて序盤に戻そうとする力が生まれてきます。内乱や暴動です。江戸時代だと維新に向かう力です。
そこまでいかなくても、自然災害をきっかけにして、ほころびが顕在化するかもしれません。
このゲームは8人くらいまでは遊べたと思いますが、プレーヤーの数を一気に20人に増やしたらどうなるでしょう。
脱落者が10人以上出て、モノポリーの作者が想定しているプレーヤー数に落ち着くまでは、過酷なゲームになります。
20人を8人にするために先に面接をしたり、ゲームに参加するための条件をクリアしないとゲームをできないようにしたらどうでしょう。
よほど恵まれた人しかモノポリーのサイコロをふれなくなってしまいます。
ルール通りにプレイすれば、盤面を一周してもらえるベーシックインカムの量が多くなります。資金の供給が過多になって、バランスが崩れるかもしれません。
この状態のバランスを取るには、盤面の数を5つに増やして、プレーヤーを分散させたほうがいいでしょう。20人の中から一人の勝者を出すよりも、5人の勝者を出したほうがいいと思いませんか?
盤面を置く場所がなくなって、隣のおねえちゃんの部屋に侵略したら、反撃をくらうかもしれません。領土を増やすための戦争はそんなものです。
少ない国土で、競争の場を増やすには、山や川や海峡で国土を区切って、盤面を増やしたほうがいいともいえます。
現在の日本でいうと、高速通信網、高速交通網によって仕切りが取り払われてしまって、盤面が限りなくひとつに統一されつつあります。
世界的な視点で見てもそうなってるのかもしれません。
勝ち残った有利な人が、「建物の修繕カード」を引いて負けそうになったときに、「今のはなしね」といって、ルールの変更をせまってきたらどうなるでしょうか。
「おごれるもの久しからずや」の「盛者必衰の理」にしたがって、序盤に戻すことができれば、循環型の繁栄が続くのではないでしょうか。
最近、転校してきた子をこのゲームに誘って、このゲームを覚えさせたとしましょう。しかし、詳細なルールや攻略法やうまいタイミングみたいなものはわかりません。しばらくの間は、この子が最下位街道まっしぐらで、残りのみんなは楽しいかもしれません。
きっと欧米諸国が植民地での覇権争いをしていたときは、笑いが止まらなかったでしょう。
ゲームを始める前に仲間1人と喫茶店で作戦会議をして、誰がどの通りの物件を取るのかを決めておき、苦渋の判断で売却したかのように演技して、ゲームを進めてみたらどうなるでしょう。
残りのプレーヤーが嫌な思いをすることなく、ゲームの中盤が続くのであれば、案外悪い選択肢ではないのかもしれません。
終盤にいたっても、談合が続くのであれば、他のプレーヤーに疑念が生まれくるかもしれません。
ゲームはゲームなので、資金がショートしてしまった人は、ゲームが終わるまで残った人たちのプレイを見ていればいいのですが、現実ではそうもいきません。
資本主義のルールにしたがって、舞台から退場した人にとってみれば、ルールがきちんと守られているかどうかは、重要です。のび太といえども、資本主義の洗礼を受けたあとでは、ジャイアンが負けそうになったときに盤面をひっくり返すのを見過ごすわけにはいきません。もう一度、ゲームの盤面に戻して、プレーヤーとして活躍できるようにして、偶発的な事象の発生を防がなくてはなりません。