★★★☆☆
2巻9話。
居合わせたBJが、重症の子どもの皮膚移植手術をすることになる。
しかし敵対する暴力団が病院へ放火し、避難の際に父親がBJをかばって死亡。
父親の皮膚を背負って一人生きることになった子どもに、BJは陰ながら応援の言葉をつぶやくのだった。
最初のおもちゃ屋のシーンはなんとなく覚えてたけど、オチはあんまり覚えてなかった気がする。
やくざに関わりたくないと一度は断るけど、帰り道で焼け焦げた人形を見てまた病院に戻って手術することになるところのBJの表情がすごくよかった。
あと言うまでもなく手術中のやりとりも。
院長が、これは99%ダメだとか、なおっても手足の自由がきかんとか、一生この子は不幸をしょって苦しむことになるだろうとか周りからその子に言ってるようなコマ割りのあとで、バーン!とBJが自分もそのひとりだ!って言ってのけるのが、痛快だった。
その時のBJの顔もよかった。
治った子どもが銭湯で他の子どもにやーいフランケンとかバカにされてるのに対して、これはみんなおとうちゃんの皮なんだぞって言い返してるのを、
書き間違いかな・・・
お天道様の下でやくざじゃない生き方をしていく、的なニュアンスだったのかもだけど、銭湯シーンとつながると逆に違和感が拭えない・・・
あっちがヤクザ流のおどしでくれば こっちは医者流のおどしをやればいいんだ
うるさいな あなたは 苦しみにたえぬいて生きのびた子だっているんだぞ 私もそのひとりだっ
古和医院
ピノコ愛してる
二度死んだ少年
焼け焦げた人形
アリの足
えらばれたマスク
白いライオン
シャチの詩
二つの愛
幸運な男
閉ざされた三人
万引き犬
奇胎
からだが石に…
★★★★☆
2巻8話。
BJが山間部を走るバスに乗っていたところ、バセドー病の患者を見かける。
ここ一帯で評判の医者へ行くというので、気になりついていくことにするが、
しかしBJは、こんな無医村で医者を続け、村人の尊敬を得ていることを立派だと話して去る。
初見。
ラスト、白と黒の対比もよかったし、見送るBJがどんな顔してたであろうかも想像できて面白い。
BJが手放しで医者をほめるシーンの、中空を見上げながらなんともいえない表情をしてるコマもすごくよかった。
ここで、自分と同じモグリなのにこんなに尊敬を集めてて小憎らしい!
とか、村人にバラしてやる!とかなんないのがすごいところだなあ・・・
自分にないものを認めて、素直にすごいと言えるってのは、簡単だけどすごく難しい。
こんな無医村で三十年も医者をやって あれだけ村人の尊敬を受けているんだ
私はね 先生にほれこんだんですよ……フフフフ…
だからこそオペもお手伝いしたんだ
古和医院
ピノコ愛してる
二度死んだ少年
アリの足
えらばれたマスク
白いライオン
シャチの詩
二つの愛
幸運な男
閉ざされた三人
万引き犬
奇胎
からだが石に…
★★☆☆☆
2巻7話。
BJを問い詰めるとこれから会いに行く男の妹で、昔恋人だったと言う。
ピノコは男とBJを引き離すことに成功し、男から直接事情を聞く。
はみ出し者だったBJは、陰ながらボディーガードをしたり、傘を置いてあげたりしていた。
あるとき子宮がんだと判明し、教授陣の反感を買いつつもBJは一人で手術すると言い張り、手術を行うことになる。
手術は成功するが、子宮も卵巣もとってしまい、女ではなくなってしまったという。
そこまで聞いたところでBJが戻ってきて、結局どうなったかを聞けずに終わるが、ピノコは満足したように帰りの車の中でBJの膝の上に座る。
BJは男にアルバムを渡し、男もまた船医として旅立っていった。
たぶん初めて読んだ・・・かな。
こんな話あったんか・・・
ヤングブラックジャックでも触れられてるのかな?
ロマンスもなんか安っぽいっつーかありきたりすぎて…
今読むと最初の時点でネタが想像ついちゃうからちょっといまいちだな・・・
あとはキスするときに、この瞬間は永遠なんだ・・・ってのがあった。
ピノコ愛してる
二度死んだ少年
アリの足
えらばれたマスク
めぐり会い
白いライオン
シャチの詩
二つの愛
幸運な男
閉ざされた三人
万引き犬
奇胎
からだが石に…
★★★☆☆
初見。
公開時に4コマで大体あってるあらすじとして↑みたいな4コマがあったけど、まあ確かに大体合ってる。
でも言うまでもなく、それだけで作品の感想を語るなんて無意味。
例えば秒速5センチメートルで少年が少女とリア充的な恋愛するけど結局破局するなんてあらすじだけが重要じゃないのと同じように。
自分の借りぐらしのアリエッティのイメージは、アリエッティがペニスにかぶりついてるエロ画像しかなかった。
おっさんでごめん。
個人的には、アリエッティが男の子を通じて人間も必ずしも悪者ばかりじゃないってことを知って、アリエッティと男の子がそれぞれの種族の架け橋になって共存していく的な、
ダイナミックな展開のほうがすっきりした気はするけど、さすがに都合よすぎるし、映画の限られた時間じゃナウシカ並に中途半端にしか描ききれないだろうし、
妙にリアリティのあるサバサバ感、でも絶望ばかりじゃない、お互いそれぞれの道をがんばっていきていこうねっていうまとめ方は、
一つの落とし所として十分ありだと思う。
★★★★☆
2巻6話。
駅のホームで爆弾テロが発生し、容疑者が3人に絞り込まれるが、
5分しか見えるようにならないことと、
失敗することがわかりきっている手術をするつもりはないと一度は断る。
手術の結果、一時的に視力を取り戻した女性の言葉によって犯人が明らかになるが、
なんでかわかんないけどすごくじーんときた話だった。
BJが真面目に、失敗することがわかってる手術をやらないと語ったところと、
最後また目が見えなくなるところの描写がたった数コマなのにすごく印象的だったからかな。
驚きとかどんでん返しはなかったけど、「らしさ」が十二分にあって、かなり満足度の高い話だった。
ひとをなおすために手術をやるんだ
五分たってどうせ失敗するとわかってる手術をわざわざやるバカがいますかね
患者がかわいそうだよ
二度もつらいくるしみをあじわうなんて
しびれますわ
ピノコ愛してる
二度死んだ少年
アリの足
えらばれたマスク
白いライオン
シャチの詩
二つの愛
幸運な男
閉ざされた三人
万引き犬
奇胎
からだが石に…
★☆☆☆☆
2巻5話。
逃げる途中でトラックにはねられたところにBJとピノコが出くわし、BJ宅で面倒を見ることになる。
ある日、某国の大統領を手術した感謝のネックレスがBJに贈られるが、それをくわえて屋外へ逃げ出す。
BJはようやく犬が人間を助けていたことに気づくが、犬は倒壊した家の下敷きになって死んでしまった。
最初から犬が人を助けようとしていたのは読者には丸わかりで、どんでん返しも特になかったからいまいちだった。
BJ要素も薄い。
珍しく素直なBJを見れるのが少し驚いたくらい。
もうかったと喜んでると思うか?」
「思ってないわのよ」
「…私は笑ってるだろ?」
「私はみてのとおりモグリ医者で金だけがたよりのつまらん人間だよ」
「そんな人間だって自分のしたことをだれかに感謝されてみると…やっぱりうれしいものさ…………フフ…………」
よっぽどうれしかったんだろうな。
ピノコ愛してる
二度死んだ少年
アリの足
えらばれたマスク
白いライオン
シャチの詩
二つの愛
幸運な男
閉ざされた三人
万引き犬
奇胎
からだが石に…
ああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!
また!!!
めっちゃ強いやつ出てきたり過去について掘り下げたりしてたのに!!!!!!!!
なんでや!!!!
せやね
ああああああああああああ響お嬢さんの、木村紺にしては萌え寄りの顔と、ロリ巨乳めっちゃ好きやったのにいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!
あと作者が巻末で語ってるみたいに人体デッサンが緻密で絵の参考にもなる!!!!!!!
単行本買わなかった人間すべてを恨み申し上げますぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!
あっちは一応それなりにまとめられてたのに!!!!!!!!!!!!!!
多分からんと同じように単行本では描きおろしあるんだろうけどさあ・・・
あああああああああああああああああああああああああああああもおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!
くやしいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
巻末によればgoodアフタヌーンで巨娘を連載するらしいけど。
うぐううううううううううううううううううううううううう
★★★☆☆
2巻4話。
本間丈太郎が書いた本を読んで感動した小児マヒの男の子が、広島から大阪まで独力で歩くことで、病気の苦しみを訴える旅に出る。
途中でBJが後ろからついてくることに気づき、近づくなと一蹴する。
ツーリングの不良たちにカツアゲされるが、BJはこっそり不良をやっつけて財布を道に置いて助ける。
本間丈太郎の本の患者がBJだということを初めて知り、もっと話がしたいと言うが、BJは、お前が付き添いはいらないと言ったし、自分も付き合う気はないと突き放して去る。
その後、大阪まで無事到着した様子をテレビで横目に見るBJの口元は、かすかに微笑んでいるように見えた。
小児マヒかー
うちの父親もそれで、片足がめっちゃ細くてびっこひく感じなんだよね。
最初はネタばらしをしないでニヤニヤ見てるだけってのもよかった。
特に無し。
ピノコ愛してる
二度死んだ少年
アリの足
えらばれたマスク
白いライオン
シャチの詩
二つの愛
幸運な男
閉ざされた三人
奇胎
からだが石に…
★★★★☆
2巻3話。
自分を18の年頃の女だと考えてBJの身の回りの家事をしようとするが、ことごとく空回り。
BJを愛しているというピノコに対し、金を積まれたから手術をしただけで、自分は人を愛せない人間なんだと話し、拒絶する。
手術中に、腎臓がつぶれてしまっていることが判明した際、ピノコは自分の身体を使えと言うが、BJはそんなバカなことを考えるかと一蹴。
両親に腎臓提供について打診するが、金にがめつい父親の値引き交渉に付き合っていたせいで子どもは死亡してしまう。
どうして自分の身体を使わなかったのかと問い詰めるピノコを追い払い、
机で一人歯を食いしばって悔しさに耐えるBJの姿を見て、ピノコはそっとベッドに戻り、先生愛ちてるとつぶやくのだった。
うーんほんと収録順めちゃくちゃだな・・・
なんでこんな順番にしたんだろ・・・
それはともかく、ほかならぬBJが一番人を愛してるんだなってのがよくわかる無言の悔しさの表現がすごくよかった。
「私には愛なんか無意味だっ」
「私はな ひとを愛せない人間なんだっ」
「私はな 金しだいでどんな手術でもするんだ」
「かん違いするなよっ 大金を積まれたから あの手術をしただけだ!」
ピノコ愛してる
二度死んだ少年
えらばれたマスク
白いライオン
シャチの詩
二つの愛
幸運な男
閉ざされた三人
奇胎
からだが石に…
★★★☆☆
萌はお嬢様。
昔両親を殺したけど心神耗弱で釈放された天才科学者真賀田四季が世間で話題。
所長のオッサンも殺害される。
もともと原作も気になってはいたけど、実際に手が伸びるところまではいかなかった。
アニメ化するってきいて、ちょうどいいと思って見た。
原作の膨大なテキストを適度に取捨選択してバランスよくまとまってた感じ。
直近で見たノイタミナがガリレイドンナだったり残響のテロルだったりしたせいで、12話で過不足なく構成されていたということだけで普通以上の評価をしてしまうくらいには、ノイタミナへの期待度は下がってる。
各話ごとだと書きづらい感じしたから全部まとめて書こうと思ったけどそれはそれで難しい・・・
1.6倍速で見たのもあるけど、結局真賀田四季が両親を殺した理由とオッサンを殺した理由がよくわかんなかった。
愛の形はいろいろあるからって感じの会話を犀川はやってたけど特別な理由はないってことなのかなあ・・・
なんか釈然としない。
これに浅野いにおのキャラデザが割り当てられた意味がよくわかった。
スカした気だるげな空気とか意識高い系が好きそうな会話だらけで、
浅野いにおっぽさがムンムンしてた。
でも実際のアニメで動いてる絵は、いい意味で浅野いにおっぽさがなかったからよかった。
原作とか漫画版はしらんけど、浅野いにおのスカしたキャラデザはどうも好きになれないから。
カメラワークによっては作画が大変になるところとか、物理演算的な無機物にCGをうまく使えば、アニメ制作のコストも下がるし視聴者も違和感を持たないからウィンウィンだね。
もともと、原作の一番最初のページに書かれている文字だけ見てオチがわかったとか豪語してるヤツがネットにいたんだけど、自分で文字を見てもそれがわからなくて悔しかったから読んでなかった。
今考えたらそんなことありえなくて、それは書き込んだ人間のただのハッタリ、自分を賢く見せようとする幼稚で見栄っ張りなプライドの現れでしかなかったけど、それを見抜くことができるほど自分も大人ではなかった。
なんつって。
西尾維新読んだあとに影響されるのと一緒で、作中のやりとりに影響されてこんな文章書いてしまいたくなる。
うーんしかし長台詞は、半現実とでも言えるアニメに持ってくると、不自然極まりないな・・・
大きな展開やアクションなどの派手なシーンがないから、記憶に残りにくい。
毎週見てたら先週の話を忘れてて見る気なくなってたと思う。
テンポも遅いし。
イッキ見で正解だった。
つーか劇場版にすればよかったのに。
あと印象的だったのは英語ネイティブのキャラ(真賀田四季の妹)がちゃんと英語で話してたところ。字幕つきで。
ジョジョで多国籍のメンバーがみんな日本語話してるのおかしくね?っていうはてな人力検索があったけど、このアニメはそういう現実に即したところはちゃんと気を遣ってるんだなと感じた。
これメフィスト賞第一作なのかー
クビキリサイクルでの天才をテーマにするところとか、孤島をテーマにしたところとか、サイコロジカルでの密室研究棟での殺人事件とか、最後のネタばらしの仕方とか、至るところにオマージュがあったんだな・・・
なんで今さらこんな古いのをと思ったけど。
確かにアニメより実写向きだわな。
犀川が考えこむとなんか内面世界みたいな描写になるけど、そこに何の意味もなかったのがいただけなかった。
本人も再三言っていた、その人物にしか見えない世界っていうのを表現したのかもしれないけど、あんなの見せられても結局何の意味もなかった。
変な鳥っぽいのやら黒い苦しんでるような人が地獄っぽいところにいるような描写やら。
アニメならではのトリップ表現といえば聞こえはいいけど、ぶっちゃけ見せ方は空振ってたと思う。
途中までは割とまともに推理してやるーって思ってたけど、これが出てきてから諦めた。
原作ではどういう表現になってて、それをなんでこういう表現にしたのかが非常に気になる。
密室に入る時点で真賀田四季は妊娠しており、密室内には二人存在していた。
そんで本当は殺害されていたのは真賀田四季の娘で、真賀田四季は逃げおおせる。
子どもがいるっていうネタバレは後から考えてみるとちょっとあんまりな気がするな・・・
追記
ネタバレ部分は移動させました
★★★★☆
2巻2話。
ニューヨークにて、父親殺しで逃走中の少年が飛び降り自殺をはかる。
少年であったため、警察は生かして助け、裁判を受けさせたいと考える。
たまたまニューヨークに来ていたBJに手術の依頼がくるが、自分にかかわりのないことだと一蹴。
次点で、BJを本人の前でこき下ろした世界的外科手術の権威である教授に白羽の矢が立つ。
名誉を守るため、教授は恥を忍んでBJに助手を頼み、手術は成功し、少年は蘇生する。
しかし、裁判の結果、死刑が宣告され、BJは死刑にするため助けたのではないと傍聴席から叫ぶ。
死刑執行直前、少年は裁判のときに叫んでくれた人へのお礼を最後の言葉にする。
今まさに死刑執行されている壁の内側を、BJは無言でにらみつけていた。
これはめっちゃ覚えてる。
幼心にも印象的だったんだろうな。
まだ出てきてないけどキリコとの対比につながる部分がある気がする。
死刑にするため助けたんじゃない!!どうしてわざわざ二回も殺すんだっなぜあのまま死なせてやれなかった!?
って激するBJが印象的。
二度死んだ少年
えらばれたマスク
白いライオン
シャチの詩
二つの愛
幸運な男
閉ざされた三人
奇胎
からだが石に…
★★☆☆☆
高級娼婦ヴェロニカに、偏屈じじいウベルティーノへの対処法を教えてもらったお礼の個人的な肖像画をプレゼントするアルテ。
アルテを見初め、ファリエル家の肖像画家として働いてほしいということと、わがままなユーリの姪の家庭教師をしてほしいと工房を訪ねてくる。
今回断っても力さえあれば仕事ができる機会は必ずくるという師匠レオの言葉を受け、一度はユーリの申し出を断るアルテだったが、
レオの友人であり妊婦でもある寡婦ルザンナの苦境を救うべく、条件付きでユーリの申し出を受けることにするのだった。
うーん・・・
なんかうまくいきすぎと都合よすぎってので相変わらず釈然としない・・・
元気に頑張る女の子が見れればいいって作者は前に書いてたけど、ほんとそれだけって感じ・・・
元気があればなんでも解決できるみたいな。
ストーリー展開も行き当たりばったり感が強くて、そろそろボロが出てきた感じがして残念。
★★☆☆☆
2巻1話。
あまりのしつこさにBJもついに音を上げ、次の報酬をの半分をやると約束する。
その旅館で妊娠6ヶ月の女が必死に働いていたが、ついに倒れてしまう。
様子がおかしいと呼ばれたBJが見たものはお腹に石のかたまりがあるレントゲン。
開腹し、カラを割ると中には元気な胎児が入っていた。
BJは記念にカラの欠片をもらい、オッサンにその半分を渡し、布団で爆睡するのだった。
外の看板にはホテルって書いてあるのに中で出てくるのは旅館っていうセリフ・・・
BJがこんなオッサンにホイホイのせられて飲みにくるってことは昔はそれなりに仲よかったりしたのかなあ・・・
あのBJがこんなやつのためにわざわざ時間割くってのがなんか違和感がある・・・
オチは好き。
流産とか胎児っていう単語にいちいち説明がついてたのがすげー親切だなと思った。
あとがめついオッサンがBJにタカるにあたっての建前が、財団法人ゴキブリぼくめつ粉砕協会に寄付してくれっていうのと、「いまやゴキブリは人類をほろぼすぞ!それを先に絶滅させようという大事業だ」って言ってるセリフみて、テラフォーマーズ思い出した。
人間も動物の一種ですってセリフもあったけど、ときには真珠のようにの本間丈太郎先生のアレに比べたら天地の差だしなー
003.二つの愛
004.幸運な男
005.えらばれたマスク
006.白いライオン
008.閉ざされた三人
010.タイムアウト
011.奇胎
012.からだが石に…
★★☆☆☆
1巻9話。
これで1巻終わり。
渋滞の中で過積載のトラックの鉄骨が崩れ、幼い子どもが下敷きになる。
鉄骨をどけるのを待っていたら手遅れになる状況。
居合わせたBJは、子どもの体を4分割して後でつなげなおすといい、建築会社からの補償金をもらうという条件で手術し、成功する。
しかし建築会社は、後ろの車が追突したことが原因だと言い、補償金を払わない。
後ろの車の運転手に話を聞くと、ワイヤーが切れたのを見たという。
子どもの様子を見に戻った際、子どもから風車のオモチャをもらい、それを代金だと言って去る。
一刻を争う状況で荒唐無稽な方法を考案・成功させてしまういつものBJ。
実際子どもだったら治りやすいから分割してつなげるとかできるんだろうか・・・・
難しいんじゃないかなあ・・・
治りやすさはあるかもだけど、子どもの分いろんなパーツは小さいから手術の難易度も桁違いに上がるだろうし。
後ろの車の運転手がBJに「5千万なんてとても払えない」と言った後、「裁判でもするんだな」と言うんだけど、
それは運転手の補償金についてだけのことを言ったという理解でいいの?
その後に風車もらって代金の代わりだって言うまでは運転手からふんだくろうとしてたようにも見えたんだよ。
うーん・・・
体分割して助けだすっていうのはなかなか新鮮な気はしたけど、これまで数話読んだ物語重視のと比べちゃうと単純すぎてちょっと物足りなかった。
後ろの車の運転手の手術とか境遇とかも組み合わさってたらもっとよかったなあ。
あえてあげるなら、風車もらって5千万の代わりだっつうところかな。
2.二つの愛
3.幸運な男
4.えらばれたマスク
5.白いライオン
6.シャチの詩
7.閉ざされた三人
8.報復
オーディションに落ちた部員たちに対し、滝は「悔しさは宝物であり、これを糧に努力すれば今より格段に上達するので、がんばってほしい」と叱咤激励。
落ちたメンバーたちは、2年部員の名前の一部をとってチームもなかと自称することにする。
葉月はしゅーいちとぎこちない会話をし、大丈夫だから、と強がって見せるが、全然吹っ切れていなかった。
こんなことなら告白なんてするんじゃなかったとみどりに愚痴るが、みどりはそんなことはない!と励ます。
本番が近づき、お守りを作ることに。
葉月はこっそりしゅーいちのぶんを作る。
ポニテ先輩はそれをたまたま見ており、二人きりのかえり道で葉月を抱きしめて「後悔しないように」と元気づける。
当日、太鼓のバチの忘れ物を届けるために葉月は走り、間に合う。
本番直前、舞台袖で、しゅーいちと久美子が拳をコツンとぶつけて無言でエールを交わしているのを見て、葉月は、寂しそうに、でもどこか安心したようなすっきりしたような顔で、みどりにエールを送る。
個人的によかったのはチューバを背負おうとしたときにガニ股になってた葉月が、しゅーいちに見られてるのに気づいてそっと内股にもどした絵芝居!
エロさや下品さや変なカメラワークもなくあくまで自然に見せられてすげえって思った。
走る芝居、走ってる途中でつんのめるような絵芝居もほんといいわ。
ポニテ先輩も相変わらず可愛すぎ。
かえり道で胸元パタパタしてるのがよかった。
オリジナル回だったけど、原作を完全に理解した上で昇華しきった感がある。
原作全部読んだけど、正直原作をそのままアニメ化しただけじゃここまで面白くはならないレベルの内容だった。
経理をできるという義兄派のおねーさんが乗組員となって加わるが、リーダーは反発。
イカちゃんの過去が明らかになる。
妹を学校に行かせたいんです、と言っていた仲間が、やる気をだして哨戒任務に志願。
しかし案の定襲われて瀕死に。
マサヒロも、幼いころに生き別れていた弟がいると思いだした矢先に、襲ってきた相手がその弟だと知る。
瀕死だったやつが医療の知識ももっていたおねーさんのおかげで助かったこともあり、
相棒はすぐに鉄火段リベンジに打って出ようというが、ドブネズミの処理はドブネズミにまかせるっつって放置。
まさひろはみんなが弟のためにがんばってくれると知って静かに感激。
海賊がわなをはってるのを逆に利用して不意打ちくらわせてやる作戦をすることに。
作戦どおりまさひろと弟は一対一で話をするが、弟を懐柔できなかった。
しかし弟は、敵モビルスーツ隊長の攻撃からまさひろを守るように突き飛ばし、スペースデブリである自分の散りざまをまさひろに見せつけて逝く。
俺、妹学校に行かせるのが夢なんすよ、からの普段やらない哨戒任務志願とか典型的な死亡フラグやめてくれませんかね・・・
結局死ななかったからいいけど。
まさひろの弟はなあ・・・
そんな自分が歪んでることもわかってるから、最後はああするしかなかったと。
悲しいなあ・・・
それにしてもガンダムがこんなにわかりやすくていいのかと不安になる。
ラインハルトはクーデター考えてる?っぽいけど、それがどう絡んでくるのか、とか、
地球まであとどれくらいの距離なのかの説明がないから、今物語がどういう位置にあるのかがわかんなくてふわふわしてなんか居心地悪い。
そうねー
世界観がまだわかんないとこが多いんだよなー
メインキャラの身の回りレベルの局所的な話がほとんどで、あとは序盤にほんのちょこっと口頭で世界情勢の説明あっただけだもんなー
俺が頭悪いせいでセリフだけで何か言われても理解できなかっただけかもだけど
マザー3の世界観ネタバレみたいにダラダラしゃべるだけで説明されるのも嫌だなあ
いろんな場面転換とかで自然と相補的に世界観を補強してくれる形が、個人的にはベストなんだけど
でも、作中キャラたちは当然のようにわかってることを、改めて説明するってのも入れ方難しいよなあとも思う
その点、ラインハルトは相棒との会話で、わかりきってることをわざわざ口に出して話してくれてたりしたけど。
あとはミカヅキとクーデリアアイナバーンスタイン(毎回フルネームで呼ばれるからいい加減覚えた)の世間知らずっぷりがもっと発揮されてくれれば、いろいろと作中で不自然にならないレベルで説明がなされるとは思ってる
★★★☆☆
1巻8話。
彼の夢は自分の手で握った日本一の寿司を母親に食べさせることだったが、
諦めきれない寿司職人は、トラックの運転手に自分の寿司の握り方を教えこむ。
最終的に母親に食べさせることができ、今後も二人で寿司屋をやっていこうとなった矢先、今度はトラック運転手が交通事故で即死。
しかしトラック運転手の妻がBJに、トラック運転手の腕を寿司職人に移植してくれないかと依頼し、手術は成功。
後日、寿司屋のカウンター席にはBJとトラック運転手の妻の姿があった。
二人で一人の鮨職人になるところで終わりだと思ってたけど、まさかトラック運転手まで事故って最終的に移植するところまでいくのは記憶になかった。
二本の腕も意味かかってるのかな。
でもBJである必然性があまりなかったから・・・ってのは昨日も書いたけど、BJがメインじゃないほうがひとつの読み切りとしては完成度高くなってる気がするな・・・
妻が腕移植手術依頼したとき、金がかかりますよ→どのくらい?→フフ…心配しなさんな。うまくつながればその手でうまいスシをたべさせてもらう。それで帳消しにしましょう。
2.二つの愛
3.幸運な男
4.白いライオン
5.シャチの詩
6.えらばれたマスク
7.閉ざされた三人
8.報復
★★★☆☆
(面白さは★★★★☆だけど、BJである必然性があまりなかったので一つ減らした)
1巻7話。
イラン国営石油タンクが爆発し、日本人を含む大勢の技師が犠牲になるが、ある現地の技師が「悪運強く」生き残る。
技師は、大金持ちの息子である日本人技師の死体を見つけ、パスポートと大金の入った財布を盗み取る。
その金でBJに日本人技師の顔に整形してもらい、裕福な生活をすべく何食わぬ顔で日本に帰国する。
しかし、日本人技師の母親から、石油ショックで一文無しになってしまったと聞き、ショックを受ける。
それならば元の顔に戻してイランに帰ろうとBJに頼むが、金がないため断られる。
諦めて日本で働くことにした技師は、幼少時本当の母親に道具のように扱われた経験から、自分の稼いだ金はすべて自分のものだと頑なになる。
そんな技師に母親は優しく甲斐甲斐しく世話を焼いたため、いつしか幼いころに理想としていた母親を手に入れたと思うようになり、親孝行するようになる。
歯が生えているはずの母親が入れ歯を持つ疑問を何気なく母親にぶつけると、母親は家を飛び出してしまう。
技師が母親を見つけた時にはすでに急性肺炎のために残りわずかの命になってしまっていた。
今際の際に母親から聞かされたのは、自分は本当の母親ではなく、財産目当ての赤の他人だったという真実。
しかし技師と同様、二人で暮らすうちに情が芽生えたと懺悔する。
技師自身も真実を告白しようとするが、その前に「母親」は息を引き取る。
その後、技師はくにへ帰って人生をやり直す決意をしたとBJに宣言し、イランへ飛び立つのだった。
これ読んだ記憶なかった。初めてかも。
最後まで読むと、タイトルの幸運な男って意味がいろんな意味に解釈できて面白い。
いろんな偶然と縁が巡り巡ってトータルで考えたら、全部のことが幸運なんだな。
でもこれとほぼ同じネタの読み切りを最近アフタヌーンで読んだなあ・・・
すごい記憶力を持つ女子高生がいて、ひょんなことから見知らぬおばあちゃんにさまざまなおばあちゃんの記録を叩きこまれて、おばあちゃんが死んだ後におばあちゃんとして振る舞って孫と話してほしいって頼まれる。
んで実際にそのときがきたけど、実はその孫もおばあちゃんに孫の記録を覚えさせられただけの赤の他人だったって話。
ラスト、空港で見送るBJが、技師の決意を聞いて「私の知ったことじゃないね」と言い、
じゃあなぜわざわざ空港まで見送りにきてくれたんだ、という問いに「私の出番がすくないからさ…フフフ…」なんてメタネタで〆たのがなんかおかしかった。
確かに整形するって要素しか医者要素なかったし、整形だけならBJでなくてもぶっちゃけよかったしね。
2.白いライオン
3.シャチの詩
4.えらばれたマスク
5.閉ざされた三人
6.幸運な男
7.からだが石に…
8.報復
★★★★★
1巻6話。
一方日本国内でも、同じ病気の子どもを持つ父親がおり、その教授に必死に手術を頼むが、話題性や症状の進み具合から断られる
父親は必死に医者を訪ねてまわるが、どこでも断られ続け、最後にBJのもとへやってくる
BJも、難しいということとやったことがないということから一度は断る
しかしその後テレビで教授がBJをあなどるような発言をしたため、一転、父親の手術をうけおうことにする
BJは父親に対して
「勘違いするな。私は男としての意地から手術をするのだ。失敗しても文句を言うな。成功しても私が執刀したと誰にも言うな」
と告げ、執刀する。
その後イングリッドちゃんは手術に失敗し死亡。
3ヶ月後、父親と元気な子どもを見た教授は仰天し、誰が執刀したのかと問い詰めるが、父親は頑として口を割らない。
膝からくずおれる教授を背中に、元気よく歩く子どもと手を繋いで去っていく父親。
簡潔にして痛快!
マジよかったっす!!!
医者としての意地ではなく、男としての意地と言って手術するところが最高にしびれました!!!
3.白いライオン
4.シャチの詩
5.えらばれたマスク
6.閉ざされた三人
7.報復
8.からだが石に…
★★☆☆☆
彫刻家の主人公が死刑執行され、気が付くと自分が逮捕される20日前に戻っていた
ってお話。
設定はいい
キャラも悪くない
ストーリーも先が気になる
完結したらしいけど、続き読もうとは思わないな・・・
★★★☆☆
なんとなく2回目読んだ。
絵のエロさ、というかフェチっぽいところと、ロリとムチムチ両方かけるのはすごい
絵柄も好きな方
でも収録話数はそこそこ多いから、満足感はある
肩肘張らずに読めるのがいいところといえばそれはそう
作中でニート女が、もし自分が男だったらもろ犯罪だなみたいに言ってたけど、つい最近もこういうニュースあったよね
★★☆☆☆
キャラはそこそこよかった。
割とありがちな設定だった
だからさんざんひっぱってこれ?と拍子抜け
相変わらず全体的にわかりにくい
関係とか動機がごちゃごちゃしてる割にそれらがうまく絡みあうこともないからストレスしかたまらない
カタルシスがないまま終わった。
相変わらずやまむらはじめは伝える力がないなーと思う
多分、本人の中にあるものとアウトプットされたものの落差がありすぎるんだよなあ・・・
1巻4話。
J.Hという人物から届いた、「ばらっちい」鞘のようなものに包まれたメス。
イニシャルの正体は自分の命を救ってくれた本間丈太郎先生からのものだと勘付いたBJ
それは自分の手術ミスでBJの体内に取り残されたメスがカルシウムで包まれたものだと
人間が生きものの生き死にを自由にするなど、おこがましいとは思わないかと
BJ自らメスをとり完璧な手術をするが、結局先生は亡くなってしまう
手紙入れるつもりだったんならイニシャルにする意味なかったのでは・・・というのは無粋かね
うーむ
人間が生きものの生き死にを自由にしようなんておこがましいとは思わんかね
あとはピノコか
こんなものを送ってくるなんて先生とピノコにジェラシー感じてゆのよとか
本間先生についてお話してくれないとデザートのケーキあげまちぇんってのが地味にアクセントでよかった
2.白いライオン
3.シャチの詩
4.えらばれたマスク
5.閉ざされた三人
6.報復