★★★☆☆
2巻9話。
居合わせたBJが、重症の子どもの皮膚移植手術をすることになる。
しかし敵対する暴力団が病院へ放火し、避難の際に父親がBJをかばって死亡。
父親の皮膚を背負って一人生きることになった子どもに、BJは陰ながら応援の言葉をつぶやくのだった。
最初のおもちゃ屋のシーンはなんとなく覚えてたけど、オチはあんまり覚えてなかった気がする。
やくざに関わりたくないと一度は断るけど、帰り道で焼け焦げた人形を見てまた病院に戻って手術することになるところのBJの表情がすごくよかった。
あと言うまでもなく手術中のやりとりも。
院長が、これは99%ダメだとか、なおっても手足の自由がきかんとか、一生この子は不幸をしょって苦しむことになるだろうとか周りからその子に言ってるようなコマ割りのあとで、バーン!とBJが自分もそのひとりだ!って言ってのけるのが、痛快だった。
その時のBJの顔もよかった。
治った子どもが銭湯で他の子どもにやーいフランケンとかバカにされてるのに対して、これはみんなおとうちゃんの皮なんだぞって言い返してるのを、
書き間違いかな・・・
お天道様の下でやくざじゃない生き方をしていく、的なニュアンスだったのかもだけど、銭湯シーンとつながると逆に違和感が拭えない・・・
あっちがヤクザ流のおどしでくれば こっちは医者流のおどしをやればいいんだ
うるさいな あなたは 苦しみにたえぬいて生きのびた子だっているんだぞ 私もそのひとりだっ
古和医院
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