2015-12-27

[]アニメすべてがFになる -THE PERFECT INSIDER-」

★★★☆☆

あらすじ  ※ネタバレなし

萌はお嬢様

犀川大学教授

萌は犀川好意を持っている。

昔両親を殺したけど心神耗弱で釈放された天才科学者真賀田四季世間話題

ゼミ旅行真賀田四季密室に閉じ込められている孤島に行く。

真賀田四季密室殺害される。

所長のオッサンも殺害される。

萌と犀川調査をして真相にたどり着く。

感想  ※最後ネタバレあり

前置き

休み利用して早送りしてイッキ見。

もともと原作も気になってはいたけど、実際に手が伸びるところまではいかなかった。

アニメ化するってきいて、ちょうどいいと思って見た。





全体通して

原作の膨大なテキストを適度に取捨選択してバランスよくまとまってた感じ。

直近で見たノイタミナガリレイドンナだったり残響のテロルだったりしたせいで、12話で過不足なく構成されていたということだけで普通以上の評価をしてしまうくらいには、ノイタミナへの期待度は下がってる。







あらすじまとめるのむずい。あと消化不良。

いやー・・・これのあらすじ書くの難しい・・・

各話ごとだと書きづらい感じしたから全部まとめて書こうと思ったけどそれはそれで難しい・・・

1.6倍速で見たのもあるけど、結局真賀田四季が両親を殺した理由とオッサンを殺した理由がよくわかんなかった。

愛の形はいろいろあるからって感じの会話を犀川はやってたけど特別理由はないってことなのかなあ・・・

なんか釈然としない。

動機的な意味で、いまいちすっきりしない。

原作も同じ感じなのかなあ・・・

原作既読者の意見が聞きたいところ。




キャラデザ浅野いにおの謎が解けた

これに浅野いにおキャラデザが割り当てられた意味がよくわかった。

スカした気だるげな空気とか意識高い系が好きそうな会話だらけで、

浅野いにおっぽさがムンムンしてた。

でも実際のアニメで動いてる絵は、いい意味浅野いにおっぽさがなかったからよかった。

原作とか漫画版はしらんけど、浅野いにおのスカしたキャラデザはどうも好きになれないから



アニメCGのウマイ共存の仕方。

CGの使われ方がうまいなと思った。

車とかタバコの煙とかクラゲとかビリヤード台とか。

カメラワークによっては作画が大変になるところとか、物理演算的な無機物CGをうまく使えば、アニメ制作コストも下がるし視聴者違和感を持たないからウィンウィンだね。




もともと興味持ったきっかけ。ずっと読んでなかった理由

もともと、原作の一番最初のページに書かれている文字だけ見てオチがわかったとか豪語してるヤツがネットにいたんだけど、自分文字を見てもそれがわからなくて悔しかたから読んでなかった。

今考えたらそんなことありえなくて、それは書き込んだ人間のただのハッタリ、自分を賢く見せようとする幼稚で見栄っ張りなプライドの現れでしかなかったけど、それを見抜くことができるほど自分も大人ではなかった。

なんつって。

西尾維新読んだあとに影響されるのと一緒で、作中のやりとりに影響されてこんな文章書いてしまいたくなる。




セリフが長すぎるとやっぱり地味・・・

うーんしかし長台詞は、半現実とでも言えるアニメに持ってくると、不自然まりないな・・・

大きな展開やアクションなどの派手なシーンがないから記憶に残りにくい。

毎週見てたら先週の話を忘れてて見る気なくなってたと思う。

テンポも遅いし。

イッキ見で正解だった。

1.6倍で見てちょうど2時間ちょいくらいだったと思う。

つーか劇場版にすればよかったのに。



地味にリアルだった外国語問題

あと印象的だったのは英語ネイティブキャラ真賀田四季の妹)がちゃんと英語で話してたところ。字幕つきで。

ジョジョ多国籍メンバーがみんな日本語話してるのおかしくね?っていうはてな人検索があったけど、このアニメはそういう現実に即したところはちゃんと気を遣ってるんだなと感じた。





西尾維新との関係

これメフィスト賞第一作なのかー

道理西尾維新も影響受けてるわけだ・・・

クビキリサイクルでの天才テーマにするところとか、孤島をテーマにしたところとか、サイコロジカルでの密室研究棟での殺人事件とか、最後ネタばらしの仕方とか、至るところにオマージュがあったんだな・・・

今頃気づいたからすごく感慨深い・・・




すでに実写化されてた・・・

ウィキペディア見たら去年ドラマ化もされてたのか。

大々的にメディアミックスしてたのかー。全然知らなんだ。

なんで今さらこんな古いのをと思ったけど。

確かにアニメより実写向きだわな。




精神世界

犀川が考えこむとなんか内面世界みたいな描写になるけど、そこに何の意味もなかったのがいただけなかった。

本人も再三言っていた、その人物にしか見えない世界っていうのを表現したのかもしれないけど、あんなの見せられても結局何の意味もなかった。

変な鳥っぽいのやら黒い苦しんでるような人が地獄っぽいところにいるような描写やら。

アニメならではのトリップ表現といえば聞こえはいいけど、ぶっちゃけ見せ方は空振ってたと思う。

途中までは割とまともに推理してやるーって思ってたけど、これが出てきてから諦めた。

原作ではどういう表現になってて、それをなんでこういう表現にしたのかが非常に気になる。


以下ネタバレ




































ネタバレ

密室に入る時点で真賀田四季妊娠しており、密室内には二人存在していた。

そんで本当は殺害されていたのは真賀田四季の娘で、真賀田四季は逃げおおせる。




ネタバレ部分の感想

子どもがいるっていうネタバレは後から考えてみるとちょっとあんまりな気がするな・・・

ネタ自体も、それに気づくきっかけ等々も。


追記

ネタバレ部分は移動させました

  • テンポ悪いしヒロイン出てくるとイライラするしで「どうしたもんかなこれ」って思ってた所で日本シリーズのせいで録画失敗して結局そこで見るのやめちゃった俺には「ああ、そうい...

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