2015-12-23

[]手塚治虫「二つの愛(ブラックジャックより)」

★★★☆☆

前置き

1巻8話。

あらすじ

BJですら遠方から通う寿司職人がいた。

彼の夢は自分の手で握った日本一寿司母親に食べさせることだったが、

帰郷する途中でトラックにはねられ、両腕を切断されてしまう。

諦めきれない寿司職人は、トラックの運転手に自分寿司の握り方を教えこむ。

最終的に母親に食べさせることができ、今後も二人で寿司屋をやっていこうとなった矢先、今度はトラック運転手が交通事故即死

寿司職人自分の腕を再度失ったことに慟哭する。

しかトラック運転手の妻がBJに、トラック運転手の腕を寿司職人移植してくれないかと依頼し、手術は成功

後日、寿司屋カウンター席にはBJトラック運転手の妻の姿があった。

感想

読んだことあるやつだと思ったら、オチがもう一個あった。

二人で一人の鮨職人になるところで終わりだと思ってたけど、まさかトラック運転手まで事故って最終的に移植するところまでいくのは記憶になかった。

つの愛が意味するところは何だったんだろう。

寿司職人母親への愛とトラック運転手の妻から夫への愛?

二本の腕も意味かかってるのかな。

相変わらず短編なのにめっちゃ山あり谷ありで内容濃かった。

でもBJである必然性があまりなかったか・・・ってのは昨日も書いたけど、BJがメインじゃないほうがひとつ読み切りとしては完成度高くなってる気がするな・・・

悪人がいないから読んでてつらい話だった。

ピノコor印象に残ったセリフなど

妻が腕移植手術依頼したとき、金がかかりますよ→どのくらい?→フフ…心配しなさんな。うまくつながればその手でうまいスシをたべさせてもらう。それで帳消しにしましょう。

プシャアアアアアアアアア!!!!!!(腰ガクガク

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