2016-01-01

[]手塚治虫「古和医院ブラックジャックより)」

★★★★☆

前置き

2巻8話。

あらすじ

BJ山間部を走るバスに乗っていたところ、バセドー病患者を見かける。

ここ一帯で評判の医者へ行くというので、気になりついていくことにするが、

実はその医者モグリだった。

しかBJは、こんな無医村医者を続け、村人の尊敬を得ていることを立派だと話して去る。

一年後、BJ大都市の駅で医者を見かけ、話しかける。

医者は、大学正式勉強しようと思ったと言う。

BJは、まぶしい白衣の後ろ姿を何も言わずに見送るのだった。

感想

初見

ラスト白と黒の対比もよかったし、見送るBJがどんな顔してたであろうかも想像できて面白い

BJが手放しで医者をほめるシーンの、中空を見上げながらなんともいえない表情をしてるコマもすごくよかった。

ここで、自分と同じモグリなのにこんなに尊敬を集めてて小憎らしい!

とか、村人にバラしてやる!とかなんないのがすごいところだなあ・・・

俺はクズからまずそういう考えが浮かんじゃうわ・・・

自分にないものを認めて、素直にすごいと言えるってのは、簡単だけどすごく難しい。

でもそういう人間になりたいなあ・・・

ピノコor印象に残ったセリフなど

だが先生 あなたはごりっぱです

こんな無医村で三十年も医者をやって あれだけ村人の尊敬を受けているんだ

私はね 先生にほれこんだんですよ……フフフフ…

からこそオペもお手伝いしたんだ

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