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2023-05-09

[]プリンストン高等研究所物語

プリンストン高等研究所物語を読んだ。

1946年ごろのプリンストン高等研究所天才実在だの知性の限界だのの話をする日常物語。主な主人公フォン・ノイマン、クルト・ゲーデルアインシュタインの三人。

肝心なのは実在人物が登場するが、これは物語であってドキュメンタリーではないこと。

彼らの会話内容や経歴には元ネタがあるにせよ、要するに著者の妄想である

メイン主人公フォン・ノイマンプリンストン高等研究所数学教授アカデミアでは知らない人はいない超天才最近計算機開発にご執心。フォン・ノイマンちゃん天気予報をやってみたい!

クルト・ゲーデル不完全性定理を発表した当代随一の論理学者、にして奇人最近教授になりたくてしょうがない。

世界アイドル アルバート・アインシュタインさんは、ここでは時代に取り残された古典物理学者。つまり金看板ですよ金看板

あとはオッペンハイマーとかワイルとか、なんか色々出てきて、不確定性原理とかヒルベルトプログラムとか知性とか認知とかの話をしながら和やかに穏やかに日々が流れる

クルト・ゲーデル教授に昇進し、フォン・ノイマン計算機開発が採択され、アインシュタイン主人公格なのに影が薄いまま物語は幕を閉じる。

気晴らしにはちょうど良いが内容が適当っぽくて人には勧めにくい。

図書館には娘を連れて行ったわけだが、本当に久しぶりだ。紙の娯楽本を読むのも久々だ。

年のせいか読書ヂカラが衰えてきたな、なんて思うこともあるのだが、この本はすいすい読めた。

どうもやはり紙の本は、Kindleとは違う。読んでいるときの脳のモードとか没入感が違う。

なんでだろうね。

2023-05-07

anond:20230507104357

ADHD過去病気認定されて薬が処方されてたら、アインシュタインモーツアルトエジソンが生まれなかったと思うとぞっとするよね。

2023-04-28

神仏はサイエンティストでもあるだろう

自然科学をすべて知ってるだろう

昔の人間目線での最先端超えといいうイメージはいけないんだろう

からアインシュタインや令和生まれノーベル賞受賞者を超えている

2023-04-24

ニーチェ「髪は死んだ」

アインシュタイン「髪はサイコロを振らない」

意味:髪が抜けるのには必ず理由がある

???「髪は細部に宿る」

意味:禿げたと思っても毛根が宿っていれば大丈夫

遠藤周作「髪は人それぞれに十字架を背負わせたもうのだ」

意味:髪というものがあるせいで人は悩んでしま

ライプニッツ「髪は奇数を喜ぶ」

意味:髪の本数が奇数だと運が良い

2023-04-03

ほんと、アインシュタイン稲田は綺麗になったなあ。お肌ツヤツヤじゃないか

お金をかければ本当に綺麗になるもんなんだなって心底思う

2023-03-28

anond:20230328112006

アインシュタインみたいなダメ人間だけど突出した天才を許容できないとイノベーション競争で負けるから、今しきりに多様性がどうとか言ってたんじゃなかったっけ

兵士の訓練のように個性を押しつぶして命令従順なオークを量産するだけじゃあ、この先生き残れない

2023-03-17

まず、大きな目が「可愛い価値観文句言えよ

目が小さい女性も美しいという世の中にしたいという安藤サクラ発言が一部フェミニストから叩かれているようだけど。

まあ個人的にはそもそも娘のルックス言及安藤サクラがよくないと思うけれど

でも「女は目が大きいのが可愛くて価値がある」とされる世の中なのは現実じゃん?それで苦しんでる女が沢山いるのは事実じゃん?

安藤サクラはそんな社会を変えようとしているんだから、それはフェミニズム的にはなりとも評価していいと思うんだけど?

今度は目の大きな女性差別される世の中になったら~とか言うけれど、

絶対に来ねえよ、そんな世の中。日本社会の女の顔に対するデカ目童顔至上主義要求は異常だから安藤サクラ言動くらいで変わる訳がない。

何こいつら自分自身が目が大きくて得してるからって、その既得権益を失いたくないの?

そもそも容姿ジャッジされない社会にすべきだとか綺麗事を言ってるけれど、

でもこいつらが、安藤サクラが言い出す以前に、女性が(女性けが)目の大きさで判断される社会に対して物申してるのって一度も見た記憶いからな?

何と言っても、以前に「アインシュタインよりディアナ・アグロン」の歌詞メチャクチャ叩かれた時も、女の子バカでいいって部分だけに集中して叩いていて

若い女性にルッキズム押し付ける「目の大きさが気になる」の部分には完全にノータッチだったから。

つい先日女子高生に二重整形を促す美容広告にキレてた時も、そもそも女にだけ二重が求められる社会批判すべきなのに、あくま広告だけを叩いて済ませてた

まずは女にだけ適用される厳しいルッキズム社会が前提としてあるのにそこは批判せず

それに対して適応しようと努力する行為ばかりをあげつらうって一体何なの?

脱コル運動とかもそうだけどさー、あの人達ってルッキズム社会放置して、盛んに鎧を脱ぐように求めてくるよね…

まあ時々言われるようにフェミニスト殆どは既婚や彼氏ちらしいからね…(ブスや喪女自虐して、どちらかというとアンチフェミになる)

現実社会適応出来て男に求められる、二重まぶたで目が大きい美人ばっかりだからこういう反応になるんだろうな

2023-03-13

anond:20230313204357

コミュ障とは違うけど、アインシュタイン若い頃は劣等生だったと言われる。

成績が悪かったわけじゃなくて、素行不良で教師とソリが合わなかったということらしい。

anond:20230313004932

ピカソアインシュタインも生きてる頃から成功してて超有名って知らんのか?

自称芸術に詳しいんじゃなかったのか。

anond:20230313004754

わかったわかったじゃあアインシュタインは死後80年経ってるしピカソも死後50年だが学術評価芸術的評価ではなく社会的評価が先に立ってるからお前でも名前出せるんだろ?

うその時点で話違うんだわ

anond:20230313004344

から

物理学に興味のない人でもアインシュタインは知ってるし

芸術に興味のない人でもピカソは知ってるわけだから

興味がない人でも知ってるぐらいなのがいないって話してるんだけど

芸術のこと興味ある人だけが理解できるとか、そういうレベルの低い話してないよ?

 

興味のない人ですら名前を知ってしまう。ってのがやっぱ凄まじい才能ってことだから

才能の世界で生きてるわりに「向こうが知ろうとしない態度のせいで有名じゃない」とか相当甘えた考えしてるんだね。

2023-03-05

anond:20230304232910

アルバートアインシュタインの親はアルバートアインシュタインではない。

子供ガチャから5回回せ。

あと、自分の子供は自分じゃない。子供人生子供責任つんから放っておけ。

自分が優秀な遺伝子を持っていると思っていてそれを残したいなら精子バンク提供しろ

幸せな家庭が欲しければそいつ結婚しろ

子供人生なんて考えるな。お前がそんなに優秀なら財産渡してやれば幸せだ。

2023-03-02

少子化対策クローン技術の応用

優生思想肯定派ではないけど、産みたくても産めない人が多いなら、健康人達遺伝子を保存管理してその人が死んだ後にクローン技術で人工的に人口を増やすことってできないかな。アインシュタインクローンが全員アインシュタインみたいに優秀になるとは限らないけど、遺伝子によってどんな人物が生まれるか大体予想できるのは変な安心感がある。もちろん、自然に性行為して産みたい人は産めば良い社会が前提でだ。

2023-02-27

anond:20230227133555

シンギュラリティって概念を言い出した時に、「コンピューター人間の脳の性能を超えます」というタイミングを決定的な瞬間に設定したので

その時、人間の脳ができることはコンピューターにもできる。

脳より高性能なのに、コンピューター人格持たせられない理由、なにかある?

元の増田じゃないんだけどこれちょっと面白いなと思った。

なんとなく一般的には人工パーセプトロンそれからなるネットワークは生き物の脳と同じものだと考えられている節があるが、今の人工パセープトロンベースのAI人間の脳は実際のところ「性能が違うだけ」ではないからだ。 (参考: "機械学習と脳の違い Part 2: パーセプトロンニューロン情報処理方法の違い", https://webbigdata.jp/post-13881/)

まり理由はある。人口パーセプトロンAI人間の脳と同じことができるかは未だ議論が分かれる。

これはあまり一般には認知されていないし、もしかしたら今のAIを作っているソフトウェアエンジニア達も忘れているかもしれない。

(そしてもともと、現在主流である特定タスクAI…というか機械学習を利用した問題解決ソフトウェアの性能を上げるというアプローチそもそも人間の脳」を目指していない。人間より遥かに速く走る車に人間の足がついていないように、生体を真似ることが特定タスクの到達点ではないからだ。ご存じかもしれないが、人間意識のような汎用的な能力を持つAIをAGIといいその他のAIとは区別されている。)

もちろん人口パーセプトロンでは絶対人格(意識)が発生しないと言い切れるわけではなくて、今のままAI研究が進めばAGIも作れるようになり無事シンギュラリティを迎える可能性はある。

ただ面白いなと思ったのは、それは生体ニューロンとはおそらくはまったく異なる機序で発生した意識であることだ。

物理的な仕組みが違うのに外から観測では同じに見える意識は、それは同じものなのだろうか?同じ倫理や考え方を共有し、同じ世界を見ることができる?

そもそも、生体ニューロンベース意識からと言ってアインシュタインなどの天才が知覚していた意識と私のような凡人が知覚している意識は同じだったのだろうか?

システム構成が異なっても意識が発生するのであれば、今あるほかのものはどうだろう?木や森や菌糸、石や地面や大気、星々や銀河宇宙には意識は無い?

人格意識、考えることとは何なんだろうね。

2023-02-26

トムクルーズ発達障害だったの?

うちの子も大きくなったらトムクルーズアインシュタインみたいになるのかな

だとしたら報われる

2023-02-08

[]シュレーディンガーの猫のいくつかの解釈

シュレーディンガーアインシュタインに宛てて、量子力学コペンハーゲン解釈の重大な欠陥を明らかにするために、架空実験装置を作った。この解釈では、量子系は外部の観測者と相互作用するまで、2つ以上の状態の重ね合わせに留まるとされる[1]。

この効果を、原子というミクロ世界特殊性として片付けることはできるかもしれないが、その世界が、テーブル椅子、猫といったマクロ日常世界に直接影響を及ぼすとしたらどうだろうか。シュレーディンガー思考実験は、それを明らかにすることで、量子力学コペンハーゲン解釈不条理を明らかにしようとした。 粒子が重ね合わされた状態にあることは、一つの事実だ。しかし猫はどうだろう。猫はどちらか一方にしかさないし、死んだり生きていたりもしない。

ガイガーカウンターの中に、ほんの少しの放射性物質が入っていて、1時間のうちに原子の1つが崩壊するかもしれないが、同じ確率で1つも崩壊しないかもしれない。このシステム全体を1時間放置しておくと、その間、原子崩壊していなければ、猫はまだ生きていると言うだろう。システム全体のΨ関数(波動関数)は、その中に生きている猫と死んだ猫(表現は悪いが)が等しく混ざり合っていることで、このことを表現している。

この思考実験意味合いについては、多くの現代的な解釈や読み方がある。あるものは、量子力学によって混乱した世界に秩序を取り戻そうとするものである。また、複数宇宙複数の猫が生まれると考えるものもあり、「重ね合わせられた猫」がむしろ平凡に見えてくるかもしれない。

 

1. シュレーディンガーのQBist猫について

通常の話では、波動関数は箱入りのネコ記述する。QBismでは、箱を開けたら何が起こるかについてのエージェントの信念を記述する。

例えば、Aさんがギャンブラーだとしよう。ネコの生死を賭けたいが、量子波動関数が最も正確な確率を与えてくれることを知っている。しかし、世の中には波動関数のラベルがない。自分で書き留めなければならない。自由に使えるのは、Aさん自身過去の行動とその結果だけである。なので結果として得られる波動関数は、独立した現実を反映したものではない。世界がAさんにどう反応したかという個人的歴史なのだ

今、Aさんは箱を開けた。死んだ猫、あるいは生きている猫を体験する。いずれにせよ、Aさんは自分の信念を更新し、将来の出会いに期待するようになる。他の人が不思議な「波動関数崩壊」と呼ぶものは、QBistにとっては、エージェント自分の 賭けに手を加えることなのだ。

重ね合わせを形成するのはエージェントの信念であり、その信念の構造から猫について何かわかる。なぜなら、波動関数は、エージェントが箱に対して取り得るすべての行動(相互排他的な行動も含む)に関する信念をコード化しており、Aさんの信念が互いに矛盾しない唯一の方法は、測定されていない猫に固有の状態が全く存在しない場合からである

QBistの話の教訓は,ジョン・ホイーラーの言葉を借りれば参加型宇宙であるということである

 

2. ボーミアンについて

量子力学コペンハーゲン解釈によれば、電子のような量子粒子は、人が見るまで、つまり適切な「測定」を行うまで、その位置を持たない。シュレーディンガーは、もしコペンハーゲン解釈が正しいとするならば、電子に当てはまることは、より大きな物体特に猫にも当てはまることを示した:猫を見るまでは、猫は死んでいないし生きていない、という状況を作り出すことができる。

ここで、いくつかの疑問が生じる。なぜ、「見る」ことがそんなに重要なのか?

量子力学には、ボーム力学というシンプルでわかりやすい版があり、そこでは、量子粒子は常に位置を持っている。 猫や猫の状態についても同様だ。

なぜ物理学者たちは、シュレーディンガーの猫のような奇妙でありえないものにこだわったのだろうか?それは、物理学者たちが、波動関数による系の量子的な記述が、その系の完全な記述に違いないと思い込んでいたかである。このようなことは、最初からあり得ないことだと思われていた。粒子系の完全な記述には、粒子の位置も含まれるに違いないと考えたのである。 もし、そのように主張するならば、ボーミアン・メカニクスにすぐに到達する。

 

3. 知識可能性について

シュレーディンガーの猫の本当の意味は、実在論とは何の関係もないと思う人もいる。それは、知識可能性と関係があるのだ。問題は、量子世界が非現実であることではなく、量子系を知識対象として安定化できないことである

通常の知識論理では、私たち質問とは無関係に、知るべき対象がそこに存在することが前提になる。しかし、量子の場合、この前提が成り立たない。量子力学的なシステムに対して、測定という形で問いを投げかけると、得られる答えに干渉してしまう。

 

4. 反実仮想的な本質

シュレーディンガー実験には、3つの基本的意味がある。

これらの本質的な特徴は「反実仮想」であり、何があるかないか現実)ではなく、何が可能不可能かについてである。実際、量子論の全体は反実仮想の上に成り立っている。反実仮想性質は、量子論運動法則よりも一般的であり、より深い構造を明らかにするものからだ。

量子論後継者は、運動法則根本的に異なるかもしれないが、反実仮想性質を示すことで、重ね合わせやエンタングルメントさらには新しい現象可能になるだろう。

シュレーディンガーは、仮想的な猫の実験で何を言いたかったのだろうか?現在では、シュレーディンガーは、量子論は、猫が死んでも生きてもいない浮遊状態にある物理可能性を示唆していると主張したと一般に言われている。しかし、それは正反対であるシュレーディンガーは、そのようなことは明らかに不合理であり、そのような結果をもたらす量子論理解しようとする試みは拒否されるべきであると考えたのである

シュレーディンガーは、量子力学波動関数は、個々のシステムの完全な物理記述提供することはできないと主張したアインシュタイン-ポドロスキー-ローゼン論文に反発していたのであるEPRは、遠く離れた実験結果の相関関係や「spooky-a-distance(不気味な作用)」に着目して、その結論を導き出したのである

シュレーディンガーは、2つの前提条件と距離効果とは無関係に、同じような結論に到達している。彼は、もし1)波動関数が完全な物理記述提供し、2)それが「測定」が行われるまで常に彼自身シュレーディンガー)の方程式によって進化するなら、猫はそのような状態に陥る可能性があるが、それは明らかに不合理であることを示したのだ。したがって、ジョン・ベル言葉を借りれば、「シュレーディンガー方程式によって与えられる波動関数がすべてではないか、あるいは、それが正しくないかのどちらか」なのである

もし、その波動関数がすべてでないなら、いわゆる「隠れた変数」を仮定しなければならない(隠れていない方が良いのだが)。もし、それが正しくないのであれば、波動関数の「客観的崩壊」が存在することになる。以上が、Schrödingerが認識していた量子力学形式理解するための2つのアプローチである。いわゆる「多世界解釈は、1も2も否定せずにやり過ごそうとして、結局はシュレーディンガー馬鹿にしていた結論に直面することになる。

 

5. 波動関数実在論について

シュレーディンガーの例は、量子システムの不確定性をミクロ領域に閉じ込めることができないことを示した。ミクロな系の不確定性とマクロな系の不確定性を猫のように絡ませることが考えられるので、量子力学ミクロな系と同様にマクロな系にも不確定性を含意している。

問題は、この不確定性を形而上学的(世界における)に解釈するか、それとも単に認識論的(我々が知っていることにおける)に解釈するかということであるシュレーディンガーは、「手ぶれやピンボケ写真と、雲や霧のスナップショットとは違う」と指摘し、量子不確定性の解釈はどちらも問題であるとした。量子もつれは、このように二律背反関係にある。

ベルが彼の定理実験的に検証する前、量子力学技術が発展し、もつ状態実在性を利用し、巨視的なもつシステムを作り出す技術が開発される前、形而上学的な雲のオプションテーブルから外されるのが妥当であった。しかし、もしもつれが実在するならば、それに対する形而上学的な解釈必要である

波動関数実在論とは、量子系を波動関数、つまり、死んだ猫に対応する領域と生きた猫に対応する領域で振幅を持つように進化しうる場と見なす解釈アプローチであるシュレーディンガーが知っていたように、このアプローチを真面目に実行すると、これらの場が広がる背景空間は、量子波動関数自由度を収容できる超高次元空間となる。

 

6. 超決定論について

不変集合論IST)は、エネルギーの離散的性質に関するプランク洞察を、今度は量子力学状態空間に再適用することによって導き出された量子物理学のモデルであるISTでは、量子力学連続ヒルベルト空間が、ある種の離散的な格子に置き換えられる。この格子には、実験者が量子系に対して測定を行ったかもしれないが、実際には行わなかったという反実仮想世界存在し、このような反実仮想世界は格子の構造矛盾している。このように、IST形式的には「超決定論」であり、実験者が行う測定は、測定する粒子から独立しているわけではない。

ISTでは、ISTの格子上にある状態は、世界アンサンブル対応し、各世界状態空間特別な部分集合上で進化する決定論的系である非線形力学理論に基づき、この部分集合は「不変集合」と呼ばれる。格子の隙間にある反実仮想世界は、不変集合上には存在しない。

アインシュタインは、量子波動関数は、不気味な距離作用や不確定性を持たない世界アンサンブル記述していると考えていたが、これは実現可能である特にシュレーディンガーの猫は、死んでいるか生きているかのどちらかであり、両方ではないのだ。

 

7. 関係量子力学について

シュレーディンガーの猫の寓話に混乱をもたらしたのは、物理システムが非関係的な性質を持つという形而上学仮定である。 もし全ての性質関係であるならば、見かけ上のパラドックスは解消されるかもしれない。

猫に関しては、毒が出るか出ないか、猫自身が生きているか死んでいるかであるしかし、この現象は箱の外にある物理系には関係ない。

箱の外の物理系に対しては、猫が起きていても眠っていても、猫との相互作用がなければその性質は実現されず、箱と外部系との将来の相互作用には、原理的に、猫がその系に対して確実に起きていたり確実に眠っていたりした場合には不可能だった干渉作用が含まれ可能性があるからだ。

まり波動関数崩壊」は、猫が毒と相互作用することによって、ある性質が実現されることを表し、「ユニタリ進化」は、外部システムに対する性質の実現確率進化を表すのである。 これが、量子論関係論的解釈における「見かけのパラドックス」の解決策とされる。

 

8. 多世界

物理学者たちは古典物理学では観測された現象説明できないことに気づき量子論現象論的法則発見された。 しかし、量子力学科学理論として受け入れられるようになったのは、シュレーディンガー方程式を考案してからである

シュレーディンガーは、自分方程式放射性崩壊の検出などの量子測定の解析に適用すると、生きている猫と死んでいる猫の両方が存在するような、複数の結果が並列に存在することになることに気づいた。実はこの状況は、よく言われるように2匹の猫が並列に存在するのではなく、生きている1匹の猫と、異なる時期に死んだ多数の猫が並列に存在することに相当する。

このことは、シュレーディンガーにとって重大な問題であり、量子測定中に量子状態崩壊することによって、量子系の進化記述する方程式としての普遍的有効性が失われることを、彼は不本意ながら受け入れた。崩壊は、そのランダム性と遠方での作用から、受け入れてはならないのだろうか。その代わりに、パラレルワールド存在が示されれる。これこそが、非局所的な作用回避し、自然界における決定論を守る一つの可能である

[1] https://en.wikipedia.org/wiki/Schr%C3%B6dinger%27s_cat

2023-02-07

anond:20230207203817

そうした選別に毎日新聞は反対の立場なんだけどな。

例えば、ネガティブ評価をされがちな発達障害学生たちのポテンシャル毎日新聞10年前から高く買っていたよ。

当時の「余禄」本文はネットから削除されちゃったけど、それの残骸を引用しているまとめサイトからうかがい知れる。

毎日新聞「人事担当者樣、発達障害学生たちをよろしく

http://0taku.livedoor.biz/archives/4233548.html

不思議に思われるにちがいない。超難関大学合格し在学中の成績も優秀なのに就職試験に落ち続ける。

就活に苦戦している若者は珍しくないが、発達障害のある学生にとって就活はとりわけ厳しい

▲「今日はいい天気だね」。あまり意味のない会話が苦手だ。「あなた長所は?」。それに答えるとどのようなメリットがあるのかを聞きたくなる。以心伝心、言外の意味、周囲の空気を読む、ということがとても苦手な障害なのである

▲けっして少数ではない。文部科学省調査では学校で何らかの発達障害が疑われる児童は全体の6・3%に上った。毎年大学卒業する人のうち発達障害のある人は数千人規模でいるとの指摘もある。親の育て方や環境のせいではない。

先天的な要因で起きるが、外見ではわかりにくいせいもあって誤解される

知的な遅れのある人は多いが、びっくりするほど知的能力の高い人もいる。

最近歯科医師公認会計士資格を持つ人が「障害者枠」で企業採用されたと聞いた。

筆記試験は点数が取れても面接で落ち続けたらしいのです」。人事担当者は大いに驚いていた

▲高性能の工業製品大量生産して成長する分野に貢献できる人材が求められると、彼らは苦しい。しかし、均質で間違いの少ない人材よりも、独創性や深い洞察力・執着心が評価される時代になるとどうだろう

エジソンアインシュタインなどの天才はいずれも発達障害があったとされる。彼らがいなければ人類進歩はなかったはずだ。

イノベーションは横並び思考からは生まれない。人事担当者様、発達障害学生たちをよろしく

2023-02-02

M-1開始時の松本人志、38歳だった

松本人志1963年9月8日まれ

第1回M-1グランプリ2001年12月25日放送

2001年松本人志といえば、すでにビジュアルバムのようなマニアックな方向に進んだり、あの若井おさむ自殺を思いとどまったことでも知られるドラマ伝説の教師に出演したりしたあとで、なにやら「大御所」感を醸し出しつつ審査員席に座っていた印象があったのだが、当時はまだ38歳だった。

お笑い界が高齢化しているためか、日本社会自体高齢化しているためか、そもそも天下を取って34歳でごっつを終わらせたダウンタウンスピード感が凄かったのか、なにが理由わからんが、いざ振り返ってみて驚いた。


ついでに現在38歳の芸人

2023-02-01

シュレーディンガーの猫、理解できてないヤツ多すぎるので解説しま

anond:20230131135435

シュレーディンガーの猫っていうのは、量子力学の重ね合わせの原理の奇妙さを表す例え話なんやな。

ちょうど100年ちょいくらい前に、物理学界隈で量子力学なるもの流行ったんや。アインシュタインとかが現役時代の話しや。量子力学っていのは、原子とか電子中性子とかの、ごっつ小さい粒について研究する学問や。

量子力学研究が進んでいくと、ごっつ小さい粒のふるまいが奇妙なことが分かってきたんや。その奇妙な振る舞いっていうのは色々あるんやけど、「小さい粒子の振る舞いは確率的に起こる」こと、そして、「粒子は二つの状態が重ね合った状態になっている」ちゅーことが特に奇妙やったんやな。

で、当時量子力学研究バリバリやってて活躍してたシュレーディンガーっていうおっさんが居たんや。そのおっさんが、ある時、「みんな重ね合わせの話とか言うてるけど、それ常識的に考えておかしない?二通りの状態になってる粒子が同時に存在してるとか、生きてる猫と死んでる猫が同時におるようなもんやん。それおかしいから、もっと研究余地あるで。」って言ったんやな。このたとえ話がシュレーディンガーの猫やねん。

シュレーディンガーの猫のミソな所は、生きてる猫と死んでる猫が同時に存在している、という現実的にありえない状態が、ごっつ小さい粒に関しては当てはまってしまう、という奇妙さなんや。せやから量子力学の話抜きにシュレーディンガーの猫を語るのはまるっきり意味ないし、ただのたとえ話やからシュレーディンガーの猫から哲学的結論を導こうとしても無駄やで。あきらめや。

ちなみに、この重ね合わせの原理を応用してできたのが、量子コンピュータなんやな。みんなシュレーディンガーおっさん感謝せえやー。

字が汚い勢はほんまに生き辛くて損

むかし(平成時代まで)はアインシュタインテスラエジソン坂本龍馬織田信長ジョブズダヴィンチみたいに、字が汚いのが天才の証と見なされて

しろヤンキー陽キャからすらさえも一目置かれたのに

今や障がいの徴候と見なされて福祉接続されかねないらしい……

2023-01-24

anond:20230124183225

昔の人もそりゃ同じだけの頭の回転があったんだからバカだったとかではないでしょ

今では不要になったいろんな生きる知恵みたいなのはもちろん現代人よりたくさんあったしな

過去テクノロジーの蓄積があるからあんまり個の人間として賢くある必要がないというかさ

これ誰がテクノロジーを維持してると思ってるんですかね・・・?っていう話なんだよな 立派で論文を読んでた高卒お父さんがかつて電気技術を維持してきたように、現代でも裏方でいろんな技術を維持してる人がいるんだよね そういう人たちがこれまでの知識さら効率化していろいろ頑張ってるわけよ そういう人たちを知り合いに持たないっていうのなら、それは頑張って勉強しなかった増田問題だよねってだけ

アインシュタイン理論とかも昔は限られた一部の超一流の学者しか理解できなかったけど、今では学部生とかでも普通に勉強してたりするからな ほんの100年前の技術でさえテキストとかが何度も書き換わって少しずつ分かりやすくなって習得が早まり、多くの人がそれをさらに押し進められるようになっている

個として劣化してるっていうのが意味わからんが、大多数が技術享受するだけで無知蒙昧だというのはその通りで、ただそれは昔もそうなんだよな

平均を見ればモラル学力普通に向上してるとしか思えないんだけど、さすがに過去を美化しすぎでは・・・

2023-01-22

[] anond:20230121123355

元増田コミュニケーションコストを肩代わりするなんて言っていない (anond:20230121130433)

じゃあ下記必要無いんでないの?

わざわざ可視化するまでもなく、整えても・砕けた表現にしても・要約しても、話が通じない人がいることは皆日常で実感しているでしょう

SNS書き込みのような社会的な発信をする際に、また他人の発信したものを読む際に、AIによる自動添削/要約作業インターフェイスを挟むのは当たり前のことになるだろう。そしてそこ>に一枚AIが噛んでいることすら意識されなくなるだろう。

IMEも「欲しい字を呼び出すための道具」から自動で変換してくれるアシスタント」に意味が変わってきている。

 

とりあえず、おバカな人が見えない空間できゃっきゃしたいも何も、

おバカな人が好きそうなコンテンツSNSにいたらおバカな人を目にする機会はどうしたって増えるんじゃないか

例えば、おバカな人が好きな Twitter だと、 NASANature論文紹介アカウントかにでもアレな人が突撃してるのよく見るよ

精神を病んだ人・宗教の人だけでなく、フツーに該当ジャンルバックグラウンドがある人だったりもしてる

科学アカウントでもそんなレベルなんだからマンガアニメゲームなんて説明するまでも無いよね

ましてや自称政治とか自称ジェンダー見てる人はとても正気とは思えないよね。趣味から致し方がないが

 

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追記

増田主題としているところはAIって言ってみたかっただけよねって感想になるし、

おバカな人が好きそうなコンテンツ場所にいなきゃ良いだけじゃんってなるし、

所得(知能が影響することが多い)が違うと生活スタイルが異なることが多いは別に近代に限ったことじゃないじゃん

エスタブリッシュメント(上級国民)でもない限りむしろ現代は差は縮まったでしょ

・・・・って感想になるけど、

 

この2つはすごく共感できる

別にバカのやることに大した理由はない。ド詰めにして「真意」を吐かせたところで「ちゃんと働いてなくてけしからんから」とか、その程度のものしか出てこないだろう。

>むしろそういうことをしない者はなぜしないのか。

>同情心、共感能力があるから。それはそう。しかし「しない人」がみな生来優しい心の持ち主なわけではない。

ひとつ理由合理的判断だ。露見して罪に問われたら割に合わないから。

>もうひとつ理由抽象思考だ。どういう立場人間尊厳尊重すべきというフィクションに現行社会制度立脚しているのを理解しているから。

そもそも自分より下の階層があるのは安心できることだ、自分より下のものバカにできるのは嬉しいことだという前提でモノ言ってるが、私はその前提を共有していない。

 

共感できないと言うか単純に間違っているのはここかな

教育によって遍くすべてのバカにそうした思考を植え付けることは可能か。できるわけがない。

ここが YESなっちゃうようなら、ペット共生なんて出来ないし、人間限定しても道徳社会規範刑法も要らないんだなぁ

○○をしたら自分社会的に損をするってことを理解させることは可能だし、それが達成出来ればその人物社会化成功したと言える

動物だって理解させることが出来るんだから人間理解できないわけないじゃない

これを理解させることがすべて保護者義務だし(なのでメンヘラ開き直りDQN保護者として不適格なことが多い)、

フツーに文部科学省もそういう子どもたちがいることをちゃん認識をしていて

特別支援必要とする 児童生徒』として取り組み自体はあるよ。発達障害の枠組みに入ってるよ

CU特性

共感性に乏しく、悪いことをしても罪の意識を感じない。非行ハイリスク

http://www.ed.niigata-u.ac.jp/~nagasawa/2019SEN.pdf

 

あと『知能が低い=共感性が低い』ではないし、『知能が高い=共感性が低くても"どういう立場人間尊厳尊重すべき"の建前を守ることができる』わけじゃない

アインシュタインがド畜生だったの有名な話(https://anond.hatelabo.jp/20200706223440#)だし、

福沢諭吉大学出身者で世間を賑わせるド畜生発言している人(https://anond.hatelabo.jp/20210911095702#)たくさんいますよね?

あとアカデミアの人間なのに自身バックグラウンドを明示した上で、140文字できゃっきゃやってる人らたくさんいるし、

それだけでも度し難いのに、単純に学術的に間違ったこと(少なくとも国内外学会同意が取れないこと)を言ってる人すらいますよね?

こういう人たちは一刀両断バカで良いと思いますけど、別に知能が低いわけじゃあ無いと思います

ただただひたすらにバカなだけで

 

 

社会にとって、下記の二つに該当する人物は脅威になり得ます

 

こういう人たちが増えないよう出来ることをしたいものですな

 

その中のひとつが娯楽の襟を正すことだと思います

ガチャ環境ガチャが大はずれしたキッズにお外の価値観に触れる機会を与えることができるのが、

スポーツ、娯楽(映画ドラマアニメマンガゲーム音楽小説)

から、売れれば正義現実空想妄想は違うからどんな非倫理的でも売れればセーフとか、

本当、いい加減なんとかした方がいい

 

参考にしてね

anond:20240310173949

2023-01-21

夢見すぎだと思うんだよな

増田が言ってる対象者オウム(AI)に整えられた文章そもそも理解することが出来ないぞ

対象者努力不足(訓練不足)で文章が読めないのではなくて生まれつきの学習障害なので

せいぜい接客営業で正しい振る舞いができない子が上っ面マシになる程度で

話が通じない人とのコミュニケーションコストを肩代わりなんかしてくれないと思うよ

 

まぁそういう水準の人の話は置いておくとして、

 

使ってはいけない言葉家族友達パートナーに投げかける人はどこの階層にもいて

アインシュタインレベルでも余裕でいるわけなのだが、

disコミュニケーションを繰り返す人がオウム(AI)によってマシになるかといえばそれもまた怪しいと思うんだよな

極端な話、学術的な話・技術的な話・複雑な制度の話とかで無ければ、

言葉が通じなくても時間かければ最終的には通じるから

 

使っている言葉問題ではなく増田自身が言っている通り思考能力問題よ、

ワイ的に言えばその人の価値観問題

同情心、共感能力があるから。それはそう。しかし「しない人」がみな生来優しい心の持ち主なわけではない。

ひとつ理由合理的判断だ。露見して罪に問われたら割に合わないから。

もうひとつ理由抽象思考だ。どういう立場人間尊厳尊重すべきというフィクションに現行社会制度立脚しているのを理解しているから。

 

まぁ、一部の人増田でずっとChatGPTにきゃっきゃ言ってるが、元増田AIって言いたかっただけよねという感想持ちました

anond:20230121112445

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