シンギュラリティって概念を言い出した時に、「コンピューターが人間の脳の性能を超えます」というタイミングを決定的な瞬間に設定したので
なんとなく一般的には人工パーセプトロンとそれからなるネットワークは生き物の脳と同じものだと考えられている節があるが、今の人工パセープトロンベースのAIと人間の脳は実際のところ「性能が違うだけ」ではないからだ。 (参考: "機械学習と脳の違い Part 2: パーセプトロンとニューロンの情報処理方法の違い", https://webbigdata.jp/post-13881/)
つまり理由はある。人口パーセプトロンのAIに人間の脳と同じことができるかは未だ議論が分かれる。
これはあまり一般には認知されていないし、もしかしたら今のAIを作っているソフトウェアエンジニア達も忘れているかもしれない。
(そしてもともと、現在主流である特定タスクでAI…というか機械学習を利用した問題解決ソフトウェアの性能を上げるというアプローチはそもそも「人間の脳」を目指していない。人間より遥かに速く走る車に人間の足がついていないように、生体を真似ることが特定タスクの到達点ではないからだ。ご存じかもしれないが、人間の意識のような汎用的な能力を持つAIをAGIといいその他のAIとは区別されている。)
もちろん人口パーセプトロンでは絶対に人格(意識)が発生しないと言い切れるわけではなくて、今のままAI研究が進めばAGIも作れるようになり無事シンギュラリティを迎える可能性はある。
ただ面白いなと思ったのは、それは生体ニューロンとはおそらくはまったく異なる機序で発生した意識であることだ。
物理的な仕組みが違うのに外からの観測では同じに見える意識は、それは同じものなのだろうか?同じ倫理や考え方を共有し、同じ世界を見ることができる?
そもそも、生体ニューロンベースの意識だからと言ってアインシュタインなどの天才が知覚していた意識と私のような凡人が知覚している意識は同じだったのだろうか?
システム構成が異なっても意識が発生するのであれば、今あるほかのものはどうだろう?木や森や菌糸、石や地面や大気、星々や銀河、宇宙には意識は無い?
「シンギュラリティ」や「技術的特異点」の記事を見てて思うんだけど コンピュータ関係で急速な科学技術の進化が起きた場合、必ずコンピュータが 人間のような知性というか心を得て...
シンギュラリティって概念を言い出した時に、「コンピューターが人間の脳の性能を超えます」というタイミングを決定的な瞬間に設定したので その時、人間の脳ができることはコンピ...
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