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2024-06-08

本当に「人間が産まれないこと」が問題なのか?

ロシアポーランドに対する嫌がらせとしてベラルーシ国境から意図的難民を送り込んで国内不安定化させるということが2021年から問題になり始めていて、

アフリカから命がけでスペインに渡ろうとする不法移民についても散々問題になっており、EU諸国移民に対して「もう来ないでほしい。迷惑からキャパオーバーから」という姿勢になり始めている。

人道主義北欧についても、難民積極的に受け入れてきたドイツについても、働かない難民の大量流入財政を圧迫して、「もう、迷惑から来るな」となり始めている。

トランプの壁もそうだ。人は要らない、もう来るな、というスタンスだ。同化してくれない、働いてくれないなど、国にとってマイナスになる命には来てほしくないというのが先進国の総意になりつつある。

では外国から逃げてくるノースキル難民けが問題なのか。答えはノーで、イギリスロンドン暴動生活保護受給二世三世問題になっていた。

生活保護世帯への福祉が潤沢なため、移民ではなくイギリス人の貧困層生活保護を受けながらシンママになり、子供もそれ以外の生き方を知らずに育って生活保護二世になる。

そして暇なせいで犯罪者になったり暴動を起こしたりして、中流イギリス人が生活保護二世三世憎悪し、イギリス人同士の階層対立が起きるということも発生した。

ボトルネックは、本当に産まれるか産まれいかというところにあるのか?

本当は、産まれた後、職業教育をされて職を与えられて活躍するというゴールが見えるかどうかが重要なのではないか

カナダの出生数がとんでもなく高かった時代は、新天地であるカナダ開拓するという仕事が大量にあった時代だった。日本の出生数がとんでもなく高かった時代は、戦争兵隊にとられていた時代だ。

人間需要が高く大量生産大量消費が行われる、そういう過酷時代ではどんどん産まれる。社会過酷すぎて、親の個人責任相対的に薄まっていたのだ。

今はもう人権時代なので、すべての人間を無条件に丁寧に扱うべきという倫理がある。

すると、活躍できない子供も親は大事にしなければいけない責任が発生する。子供を持つ持たないは親の自由意志による選択であり、選択した者が結果の責任を負うべきだからだ。

仕事難易度は上がり、密度は上がり、機械化と効率化によりポスト自体が減っていく時代だ。不登校が増えて、活躍できない人生になる確率が上がっていく中、親の「製造者責任」だけが右肩上がりになっている。

問題はここなのでは?弱者男性弱者女性見合い結婚させて片っ端から子供を作らせても、製造業が強かった時代にはポストが用意できた。

今の時代問題ポストが無くなっているので、弱者男性弱者女性の間にできた子供不登校無職になってしまい、その「製造者責任」を親が無限に負うために弱者男女の生きづらさが増してしまう、という点にあるのでは?

農業国など、産めば労働力が増えて親が豊かになる社会では、国策で色々やらなくても勝手子供は産まれる。

先進国では機械化と効率化により「子供消費者から生産者側に行けないまま大人になり、中年になっていく可能性」が増して、

子供を産むと貧しくなる…しかもその終わりが見えないまま5080問題へ…そういうリスク顕在化していることこそが問題なのでは?

そもそも少子化を食い止める必要はない

理由1:社会機械化により人間労働力不要になってきている

そんなことはないと思っている人に聞きたいのですが、ではなぜ実質賃金が下がっているのでしょうか?

実質賃金というのは言うなれば資本主義的な支配者層が考える労働者一人辺りの価値」となります

それが下がってきているということは、人間価値が下がってきているということです。

少なくとも、特別技能を持っていない人間特別でなくともその業界重要視されるだけの経験を持っていない人間価値は下がっています

資本主義における価値とは需要供給で決まるわけですから人間需要に対して供給が上回っているわけです。

多くの企業人手不足を語ってはいますが、実態としては「十二分なスキルを持った人間が突然低賃金で雇われて欲しい」という意味しかなく、能力のない新卒を雇う意思ほとんどありません。

理由2:日本よりも経済成長している中国等が少子化を進めいてる

過去の栄光でダラダラと失われた50年を食いつないでいる日本とは比べ物にならないほどに成長している国家が近隣にはあります

そして、それらの国家国家戦略として少子化を進めている。

日本ベビーブーム時代栄光を忘れられず「子供が沢山生まれると社会活性化する」とよく分からない思想に染まっていますがそんなことはありません。

しろ逆です。

中国経済的に成長した時期と出生率の相関を考えていけば、見えてくるのは「人口増加∝経済成長幻想を断ち切ることが重要」という現実でしょう。

事務所の中でおじさんたちが鉛筆必死契約書類を書いていたような50年前に成功したパターン自動化IT化の進んだ現代で繰り返そうという発想が愚かしい。

理由3:老人は老人同士で助け合えばいいのであって、若者負担押し付けようという発想がおかし

年金政策のようなネズミ講によって見せかけの福祉を維持することはいい加減やめましょう。

そもそも、多くの若者社会から「金を稼げない社会お荷物は死んでしまえ」とばかりに扱われているのに、老人たちだけが昔払ったわずかな年金を頼みに「寝たきりの役立たずだけど大切に扱ってあげよう」とされているのがおかしいのです。

若者に「弱者死ね。金を溜め込めないなら死ね」と語るなら、老人に対しても「年金だけで暮らしていけないとか舐めたこと言ってるんじゃねえ。溜め込んでこなかったお前たちが悪いんだから死ね」と言って回るべきではないでしょうか?

というか、「働けなくなった奴は自分や身内の貯金で食い投げる範囲を超えたら死ね」というのを半端にオブラートに包んで誤魔化そうとするから歪みが生まれるのです。みんな本心ではそう思っているんですから

ある時は「老人は偉いから俺の言う事を聞け」と騙り、ある時は「老人は可愛そうだから助けない奴は地獄に落ちる」「と脅す。

こんなことはいい加減辞めましょう。

老人が若年層に依存することを前提とした社会構造を変革させなければ話にならない。

理由4:少子化対策に使っている無駄金経済に回せば勝手少子化解決する

そもそも、なぜ少子化が起きているのでしょうか?

答はシンプルです。

子供を産める年齢層に時間と金がないからでしょう。

全ては日本経済力の低さが原因です。

なぜ、日本経済力が低いのか?

それは経済に回すべきエネルギーを目先の少子化対策や福祉政策に回しているからです。

今、目の前で困っている誰かを助けるために、種籾を食べ尽くしてしまっているのが今の日本です。

直近5年の誤魔化しのために使っているお金を、20年後40年後の社会のために使おうとしていないのです。

貧困国に井戸を作っても、明日パンを買うために部品バラし売ってしまうような状態ですね。

目の前にある出生率を一度諦めましょう。

50年後の日本の事を考えたら出生率を維持する必要がある?

もし本当に50年後の事を考えているなら、一時的出生率犠牲にしてでも経済を立て直すほうが正しいことに思い当たりませんか?

結局のところ、出生率を上げようとしている多くの人が口で「何十年後」と言っていながら実際には「直近数年の出生率しか考えていないのですよ。

2024-06-07

anond:20240607074114

じゃけん福祉として税金をじゃぶじゃぶ投入して弱者男性支援団体を全国に作りましょうね

女性支援団体を全部潰せば費用も出てくるし

2024-06-06

anond:20240606140655

南青山児相妨害事件でも明らかになったように、東京にはとくに低層下層向けの児童福祉をなるべく減らしたい意向が官民共である

そういうハミダシモノが生まれにくい平均以上のカップルのみを歓迎したい、というニーズには合致してる。

アプリユーザーの都合は行政優先順位としては低いんじゃないか

少子化対策優先順位非婚対策 経済対策 晩婚化対策の順

言いたいことをまとめると

さらに言うと

以下本文(別に読まなくて良い)

前段

こんな増田があった。

anond:20240605091903

つぶやき的な増田だけど、素朴に基礎知識を持っている人の感想というところであろう。

しかし、それに対しての反応に、未だに基礎知識がなく印象論だけで話をしている人が多く居るという事を見かたので、改めて書いてみる。

この他にも、元々東京都婚活アプリを整備すると言う話 [注5] に対しても微妙意見があるので整理してみる。

ちなみに前書いた増田

https://anond.hatelabo.jp/20231208002645

の切り口を変えたバージョンなので一部流用してます

子育て対策少子化対策としては非合理的優先順位は低い

子育て支援のほうが合理的、そんな意見があるが、それは間違っている。何故かと言うと、少子化の主因を捉えていないから。

これは繰り返し言われてきたが、少子化の主要因は、非婚化と言われている(注1)

詳しくは注記に文献を上げておくので見てほしいが、簡単に言うと

と言う状況があるためだ。

結婚した夫婦がもうける子どもの数は微減状態にはあるが、そこに合計特殊出生率の変化のグラフと、婚姻率のグラフを重ねてみてほしい。そうすれば、夫婦が設ける子どもの数は横這いで、結果として表れる合計特殊出生率の変化のグラフとは重ならないが、婚姻率のグラフは綺麗に重なることがわかるだろう。一目瞭然で「結婚した夫婦も減ってるじゃ無いか」と言うのは枝葉であり、全くマトを得てない事が分かると思う。

少なくとも「対策合理性」という観点から検討すると合理的とは言いがたい。

ただ、この点についても重要視点がある為、あとで少し書いてみる。どちらにしても少子化支援解決は難しい。

このように、結婚しない人を結婚させるより、3人目を諦める人を支援した方が良いと言う事実はない事も既に研究で明らかになっている。確かに理想の人数の子の数を諦めた理由という調査では、その理由経済を上げる人が多いが、統計分析すると

要するに夫婦の子もの数を増やすには、最も合理的手段は晩婚化対策であるだと言うことになるが、政治的タブーでありこの路線はほぼ無理であるとも言える。ただ、やるべきではあるのだが、これは子育て支援方面ではない。

もちろん、

ただし

子育て支援少子化対策としては有効ではないと言うことをとにかく認識してほしい。

よく「子育て支援少子化対策」と並べる人がいるが、この二つは似て非なるものである少子化対策とは別に考えるべきだ。

非婚対策に何が重要

まず基礎的な事実確認から

と言うことになる。

この施策を真っ向からストレートに捉えると、出会いを作って結婚してもらうと言う事になるだろう。色々な所が取り組んでいる。それを東京都がやるのが東京都が行う管掌のマッチングアプリという事になるだろう。

ここで「合理的か」という観点から見るとき考えなければならないのが、この施策にかかるリソースだが、東京都がこの婚姻支援に入れる予算は、たったの3億円である。(注5)

福祉予算としては圧倒的に低く、はっきりと東京都レベルでは誤差の範囲予算だ。例えば、都庁プロジェクションマッピングの半額以下である

予算が低いことが問題ではない。むしろ合理性」という観点では低い予算で高い効果が上がる可能性が高いと言うことだ。3億円では都心100人規模の保育所運営費にも満たないと思われる。

色々な資料を読んでいると、非婚化・晩婚化による少子化1990年代から既に言われていることで(注1) この程度の予算でできる事をなぜやってこなかったのか、とどうしても思ってしまうが、過去の事は仕方が無い。

これからでもよいのでやるべきだ。

晩婚化対策に何が必要

さて、優先順位の3番目にきている「晩婚化対策」についても触れたいと思う。

晩婚化対策が何故必要かは、既に述べた理由の再掲にはなるのだが、まとめると

また、

さて、晩婚化対策とはなんだろうか?これは2つ考えられ

  • 晩婚化しないように若いうちに結婚するよう推奨する施策
  • 晩婚化は仕方が無いと受け入れ、晩婚化による弊害を軽減する施策

の二つがある。

政策的にやりやすいのは明らかに後者である。1は大事だが、これは政治的タブーであるし、現実問題出来るのかという事がついて回る。

一方で後者はやりやすい。と言うのは、いずれの統計でも、いずれの時代にも「結婚したい」と考える独身者の率は年齢が上がるほど延びて、一定を超えると諦めて減ると言うカーブを取るからである

ただしこれは子育て支援とは切り口が異なる。政策的には子育て支援に含められている場合も多いが「不妊治療公的扶助の拡充」などがそれにあたる。

子育て支援と異なるのは何かと言うと、保育所支援学費無料化などは「既に生んだ後」の支援である。実はこれが少子化対策には効果が薄く非合理的だと言われる。

直接的に生みたいが生めないと言う人々を支援することが有効なのだが、何故か少子化対策に対してこちらの方が手薄になっている。

少子化対策予算などいくらでも出せるのだから全部やればいいと思うのだが。

おこなわれないのは、属性の人々はあまり政治層に声を上げないし、代弁して声を上げるような社会団体が無いからだと思われる。

まとめ

再掲するが、せめて

必要だ。

政治的

みたいなことを堂々といったら炎上するだけで難しいのはわかる。例えば、子育て支援所得制限無し無制限が支持される一方で、自治体が頑張って結婚相談所を作っても参加補助どころか無料も無理で、実費請求されるところがほとんどだ。

今回の件も、例えば朝日新聞報道( 注5) にも「行政がやる事か?」「結婚しろという圧力になる」と言った的外れコメントが、有識者枠で掲載される有様だ。有識者と言いながら単なる社会活動家ポジショントークに過ぎないのだが、ほぼ例外なく誰もが当事者であるから出てきてしまうのであろう。

これは有権者の支持が得られないというところであろう。

が、もうこれを上手くオブラートに包んで実行していくほかにないのでは無いと思われる。

子育て支援をするなと行っているのでは無い。子育て支援はやるべきだしかし、子育て支援少子化対策にならないのを直視して、少子化対策は別枠でちゃんとやってくれと言う事である

少なくともこの現実直視し、正しい基礎知識を持った上で、婚姻支援合理的ではないなどいった誤った考えを早く正すべきだと考える。また政治活動家ロビー活動をする時も、この論法を使うことは控えてほしい。もっと他に手頃なスケープゴートがあるだろう。

冷静に考えてほしい。東京都だけで2兆円ちかい子育て関連予算に対して、3億円の施策が何だというのか? そして誰も「子育て支援を削って非婚対策しろ」なんて考えで施策を行ってないのである

少子化対策は非常に重要問題で、主要な政治家はみな積極的に取り組んでいる状態だ。子育て支援婚姻支援トレードオフ関係にある訳がないから、必要なら両方やれば良いのだ。

正しい知識をもって行動してほしい。

注記

アドレス載せすぎてスパム判定されたので、h抜きにしてあります

おまけ:よくある誤解とその解説

入らなかったので別エントリ

https://anond.hatelabo.jp/20240606122811

少子化対策優先順位非婚対策 経済対策 晩婚化対策の順

言いたいことをまとめると

さらに言うと

以下本文(別に読まなくて良い)

前段

こんな増田があった。

anond:20240605091903

つぶやき的な増田だけど、素朴に基礎知識を持っている人の感想というところであろう。

しかし、それに対しての反応に、未だに基礎知識がなく印象論だけで話をしている人が多く居るという事を見かたので、改めて書いてみる。

この他にも、元々東京都婚活アプリを整備すると言う話 [注5] に対しても微妙意見があるので整理してみる。

ちなみに前書いた増田

https://anond.hatelabo.jp/20231208002645

の切り口を変えたバージョンなので一部流用してます

子育て対策少子化対策としては非合理的優先順位は低い

子育て支援のほうが合理的、そんな意見があるが、それは間違っている。何故かと言うと、少子化の主因を捉えていないから。

これは繰り返し言われてきたが、少子化の主要因は、非婚化と言われている(注1)

詳しくは注記に文献を上げておくので見てほしいが、簡単に言うと

と言う状況があるためだ。

結婚した夫婦がもうける子どもの数は微減状態にはあるが、そこに合計特殊出生率の変化のグラフと、婚姻率のグラフを重ねてみてほしい。そうすれば、夫婦が設ける子どもの数は横這いで、結果として表れる合計特殊出生率の変化のグラフとは重ならないが、婚姻率のグラフは綺麗に重なることがわかるだろう。一目瞭然で「結婚した夫婦も減ってるじゃ無いか」と言うのは枝葉であり、全くマトを得てない事が分かると思う。

少なくとも「対策合理性」という観点から検討すると合理的とは言いがたい。

ただ、この点についても重要視点がある為、あとで少し書いてみる。どちらにしても少子化支援解決は難しい。

このように、結婚しない人を結婚させるより、3人目を諦める人を支援した方が良いと言う事実はない事も既に研究で明らかになっている。確かに理想の人数の子の数を諦めた理由という調査では、その理由経済を上げる人が多いが、統計分析すると

要するに夫婦の子もの数を増やすには、最も合理的手段は晩婚化対策であるだと言うことになるが、政治的タブーでありこの路線はほぼ無理であるとも言える。ただ、やるべきではあるのだが、これは子育て支援方面ではない。

もちろん、

ただし

子育て支援少子化対策としては有効ではないと言うことをとにかく認識してほしい。

よく「子育て支援少子化対策」と並べる人がいるが、この二つは似て非なるものである少子化対策とは別に考えるべきだ。

非婚対策に何が重要

まず基礎的な事実確認から

と言うことになる。

この施策を真っ向からストレートに捉えると、出会いを作って結婚してもらうと言う事になるだろう。色々な所が取り組んでいる。それを東京都がやるのが東京都が行う管掌のマッチングアプリという事になるだろう。

ここで「合理的か」という観点から見るとき考えなければならないのが、この施策にかかるリソースだが、東京都がこの婚姻支援に入れる予算は、たったの3億円である。(注5)

福祉予算としては圧倒的に低く、はっきりと東京都レベルでは誤差の範囲予算だ。例えば、都庁プロジェクションマッピングの半額以下である

予算が低いことが問題ではない。むしろ合理性」という観点では低い予算で高い効果が上がる可能性が高いと言うことだ。3億円では都心100人規模の保育所運営費にも満たないと思われる。

色々な資料を読んでいると、非婚化・晩婚化による少子化1990年代から既に言われていることで(注1) この程度の予算でできる事をなぜやってこなかったのか、とどうしても思ってしまうが、過去の事は仕方が無い。

これからでもよいのでやるべきだ。

晩婚化対策に何が必要

さて、優先順位の3番目にきている「晩婚化対策」についても触れたいと思う。

晩婚化対策が何故必要かは、既に述べた理由の再掲にはなるのだが、まとめると

また、

さて、晩婚化対策とはなんだろうか?これは2つ考えられ

  • 晩婚化しないように若いうちに結婚するよう推奨する施策
  • 晩婚化は仕方が無いと受け入れ、晩婚化による弊害を軽減する施策

の二つがある。

政策的にやりやすいのは明らかに後者である。1は大事だが、これは政治的タブーであるし、現実問題出来るのかという事がついて回る。

一方で後者はやりやすい。と言うのは、いずれの統計でも、いずれの時代にも「結婚したい」と考える独身者の率は年齢が上がるほど延びて、一定を超えると諦めて減ると言うカーブを取るからである

ただしこれは子育て支援とは切り口が異なる。政策的には子育て支援に含められている場合も多いが「不妊治療公的扶助の拡充」などがそれにあたる。

子育て支援と異なるのは何かと言うと、保育所支援学費無料化などは「既に生んだ後」の支援である。実はこれが少子化対策には効果が薄く非合理的だと言われる。

直接的に生みたいが生めないと言う人々を支援することが有効なのだが、何故か少子化対策に対してこちらの方が手薄になっている。

少子化対策予算などいくらでも出せるのだから全部やればいいと思うのだが。

おこなわれないのは、属性の人々はあまり政治層に声を上げないし、代弁して声を上げるような社会団体が無いからだと思われる。

まとめ

再掲するが、せめて

必要だ。

政治的

みたいなことを堂々といったら炎上するだけで難しいのはわかる。例えば、子育て支援所得制限無し無制限が支持される一方で、自治体が頑張って結婚相談所を作っても参加補助どころか無料も無理で、実費請求されるところがほとんどだ。

今回の件も、例えば朝日新聞報道( 注5) にも「行政がやる事か?」「結婚しろという圧力になる」と言った的外れコメントが、有識者枠で掲載される有様だ。有識者と言いながら単なる社会活動家ポジショントークに過ぎないのだが、ほぼ例外なく誰もが当事者であるから出てきてしまうのであろう。

これは有権者の支持が得られないというところであろう。

が、もうこれを上手くオブラートに包んで実行していくほかにないのでは無いと思われる。

子育て支援をするなと行っているのでは無い。子育て支援はやるべきだしかし、子育て支援少子化対策にならないのを直視して、少子化対策は別枠でちゃんとやってくれと言う事である

少なくともこの現実直視し、正しい基礎知識を持った上で、婚姻支援合理的ではないなどいった誤った考えを早く正すべきだと考える。また政治活動家ロビー活動をする時も、この論法を使うことは控えてほしい。もっと他に手頃なスケープゴートがあるだろう。

冷静に考えてほしい。東京都だけで2兆円ちかい子育て関連予算に対して、3億円の施策が何だというのか? そして誰も「子育て支援を削って非婚対策しろ」なんて考えで施策を行ってないのである

少子化対策は非常に重要問題で、主要な政治家はみな積極的に取り組んでいる状態だ。子育て支援婚姻支援トレードオフ関係にある訳がないから、必要なら両方やれば良いのだ。

正しい知識をもって行動してほしい。

注記

アドレス載せすぎてスパム判定されたので、h抜きにしてあります

おまけ:よくある誤解とその解説

子育てができない→子育てする金がないか結婚しないのであって、既に金がある奴を支援しろ

今までの話を読んできてもらった人には、完全に誤った議論であることはわかっていただけると思うのだけれど、どうしてもこう言う事を言う人がいる。

ただ、一点だけ「既に金がある奴を支援するべき」はその通りで、そのための施策マッチングサービス非婚対策なのである

統計で見ると、結婚しない・出来ない理由は、トップが「出会いがない」で次いで「経済理由である

経済理由出会いが無いはほぼ同率なので、両方に手当てをする必要がある。

そして未婚男性で最も多いのは年収500万円以上なので、経済だけを協調して、マッチングサービスなど出会いを作る施策を非合理的だとする理由はない。

両方やれば良いし「合理性」で考えるならば、マッチングサービスなどの単純な婚活支援最初に来るだろう。

参考: ttps://president.jp/articles/-/63789 婚活市場では"高望み"の部類だが…「年収500万円以上の未婚男性」が最も余っている皮肉理由

引用

涯未婚率対象年齢である45~54歳男女の未婚人口年収別にみると、未婚男性もっと人口が多いのは500万円以上の年収層になります(2007~2017年10年推移)。これは2007年も同様で、比率にしてしまうと小さくなるのですが、実数としては「婚活女性高望みといわれてしま年収500万円以上の未婚男性」がもっとも余っている


婚姻が下がっているか少子化しているのではない、少子化しているか婚姻率が下がっているのだ

まり相関であって因果ではないと言いたいらしい。

わずかにそう言った傾向はあるかも知れないが、基本的には誤り。根拠としては、結婚する理由に「子どもが欲しいから」と答える人が減っているという事を上げることが多いが、子どもが欲しいからと上げていた Permalink | 記事への反応(0) | 12:26

anond:20240605012248

しかもあれ、肉体年齢精神年齢のどっちが基準なんだろ。

体年齢では成人であっても精神年齢乳幼児相当の子は、福祉実態として母親女性スペースに連れて行って介助するしかない場面もあると思うどな。

2024-06-05

クールジャパン無駄遣い説

政府が「クールジャパン」なんてスローガン大金をつぎ込むのは、税金無駄遣いではねーのか。

まずさ、これって結局、政治家たちの「なんか日本らしいもん」で注目集めようっていう浅はかな発想から来てるわけでしょ。アニメマンガ、Jポップ、これが日本代表文化っていうのは分かるけど、これを国家プロジェクトにするってどうなの?

文化ってのは自然に育つもんだろ。お金をかけて無理やり「クール」の看板を背負わせようとするなんて、本末転倒もいいところだ。

クールジャパン世界日本の魅力を広める」って言うお題目があるわけだけど、それって実際どうなの?海外の人たちは日本アニメマンガを愛してくれるけど、だからってそのために税金をつぎ込む必要があるかって話。

何より、このクールジャパンにかかる予算が一体どこに消えてるのか、ちゃんと見えてこない。具体的な成果もあやふやなまま、「なんとなく効果があるから」「金の使い道として文句を言われづらいから」って理由予算がどんどん使われる。これって、ただの利権の温床じゃないのか?特定企業や団体がその予算をかすめ取って、結局は国民のためになってないなんてこと、よくある話だ。

もう一つ、クールジャパンなんて政府が決めるもんじゃない。文化は下から湧き上がるもんであって、上から押し付けられるもんじゃない。だから政府が「クールジャパン」に大金を注ぎ込むのは、本質的に間違ってるんだよ。もっと現場クリエイターたちを直接支援するとか、文化自然に育つ環境を整えるとか、やり方はいくらでもあるはずなんじゃねーの。

結局のところ、クールジャパンってのは、政府自分たち無能を隠すための一時的流行作成に過ぎない。税金もっと有効に使ってくれよ。教育福祉インフラ整備、やることはいくらでもあるんだからさ。

anond:20240605091903

日本結婚が減っているだけで、結婚した家庭の出産数は実はそれほど減ってないんだよな

子育て支援なんかより

よほど婚活支援の方が効果的だろう

もちろん離婚したりするかもしれないが

そっから先は福祉仕事だしな

anond:20240605001808

租税自体資本主義とか関係なく大昔からやってますけど。

租税必要性がわかんないってこと?

再分配や福祉を行わないと富の独占のみが起きて全体の利益を損なうという簡単理屈もわかんないってこと?

2024-06-04

外国籍の人が生活保護受給するならさ

シンプルにその国籍の国に生活保護費請求すればいいと思うんだよね

当たり前だけど、海外在住の自国民保護する責任が国にはあるわけで、全然不当な要求じゃない

受給者を送り返すのが一番いいけど、そう出来ない場合も多々ある

その人たちの生活保護を取り上げたら治安が悪くなる恐れもある

からシンプルにその国に保護費を請求すればいいんだよ

韓国籍の人たちなんてかなりの割合でいるわけじゃん

その分日本人への福祉も増やせるし良いアイデアだと思うんだよな

anond:20240604122316

病名がわからん

ペースメーカー選択肢があるなら入れた方がいいよ

同期息切れで150mも歩けなかった身内がハイキングに行けるまで回復した

拒絶反応電池交換など面倒はあるが、QOL的な面からおすすめしたい

障害者になるので福祉も受けやすいよ

anond:20240604132326

地域に学ぶ中学生体験活動週間「トライやる・ウィークhttps://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/career/05010502/026/007/001/006.htm

地域に学ぶ中学生体験活動週間「トライやる・ウィーク

兵庫県教育委員会

1 事業概要

(1) 趣旨

 中学生職場体験福祉体験、勤労生産活動など、地域での様々な体験活動を通じて、働くことの意義、楽しさを実感したり、社会の一員としての自覚を高めるなど、生徒一人一人が自分生き方を見つけられるよう支援する。

 また、「トライやる・ウィーク」への取組を通じて学校・家庭・地域社会連携を深め、社会全体で子どもたちの人間形成社会的自立の支援を行うことで、子どもたちを中心とした地域コミュニティの構築へと発展することを期待するものである

ふーん要は仕事体験

何が極悪なの?

anond:20240604122316

とりあえず役所行って相談

福祉関係確認して、退職or休職の両方の選択肢で起きる事を把握してから人事に相談

今は人不足だから席残してくれる可能性は低くない

なるべく席を残したままで療養するんだ

実家わずらわしければ没交渉の方がいいと思うが

放置すると突撃してくる系なら適当に「大丈夫」だけ送っておけ

そのての実家は残念だがあてにはならない

anond:20240604122316

退職or休職する

生活保護退職金やその他福祉で治しながら生きる

これはいいとして20代でこれをやって未来があるのか不安なんだ

病気治ったとしても、長い間休み続けてまた働ける場所があるのかな

なんでよりにもよって若い頃に病気なっちゃったかな

anond:20240604122316

高額医療費とか生活保護とか障害年金とか調べるために有給あるうちにとって市役所福祉課にいってね

2024-06-03

anond:20240603224658

さすがに老人福祉から切り捨てるやろ

昔に戻るだけや

anond:20240602153026

こういう人って、異性以前に同性と接するのもおぼつかないケースが多そうな気がする

たとえば10歳以上年上や年下の同性、自分属性の大きく異なる同性(ウェイ系とか)とまともに会話ができるかどうか

それができないなら異性とも会話できるはずがない

歳と共に身に着けるべきコミュニケーション方法根本的に身に付いていないとしたら

それは福祉医療相談すべき案件に近い

文系軽視とか理系信仰とかあんまり良くないと思う

俺は中学受験成功したけど、そこで「俺は地頭がいいからあんま勉強しなくても点が取れる」という成功体験を得て、中学以降の勉強が全然出来なくなったよ

文章趣旨とは外れるけど↑の増田の、

>> 理系なのに数学力が2Bを必死に解いてるぐらいのレベルだったもの

未だに積分とか行列とか実の所よー分からんよ。

分子構造式見ても使われている原子が分かるだけでどういう結合してるのかとかあん分からんしな。

理系学士名乗っていいレベルじゃないし、マジで終わってると思う <<

まあそりゃあそうだって話だよな。理系大学行ったところで、そこで学んだことを活かせる人間がどれだけいるのか?というと少ないでしょ。

ただ、ネット有象無象から政治家までよく口にする「文系なんか役に立たない」「文系大学なんて遊んでるだけ」なる言説を見るたびに、「理系」って凄いんだな、学んだことを体得して役立てられているのだな、と感心してもいたのよ。非論理的な言説垂れ流して一部で識者扱いされている吉本芸人工業高校出たというだけで理系面しているようだけど、その程度の人間にも理系学問を役立たせられるようにできる理系教育ノウハウは素晴らしいなと思っていたわけよ。自分受験で数IIIc使ったし危険物消防設備士資格持ってて多少は物理化学勉強したけど文系学部出なこともあってそんな胸張って役立てられると言える自信が無いので引け目を感じてもいたのよ。

友人に数学者とか情報工学者とか医者とか、学んだことを役立てられている連中がいるので、ちょっと勘違いしていたところもある。まあ彼らは「文系なんか役に立たない」なんて頭の悪いことは考えもしないわけだが。

一方でそんな頭の悪い言説にいちいち突っかかってる自分は勿論頭が悪いのだけど、ただやはり文系軽視って危険だと思うんだよね。

先にネット有象無象政治家並置したけど、前者はまあどうでもいいが後者がそれを言うのは本当に危険だって文系学問とは平たく言えば自然科学以外の社会科学人文科学を指すと思うのだけど、それってつまり社会に生きる人間を扱う学問なわけでしょ?行政がそれを無視してどうすんねん。とりわけ社会学を敵視している人々を眺めると、公的扶助への憎悪根底にあると思えてならない。

あるいは福祉大嫌い子ちゃんたちにも聞く耳持ってもらえるんじゃないかなと思う根拠を挙げると、ノーベル経済学者がその金融工学理論実践したヘッジファンドが「標準偏差10個分の大異変」が起きたせいで破綻した件なんか良いでしょうね。経済アニマルスピリットが働くので自然科学手法だけだと大火傷しますよ。

論文教育にも色々と問題があるけど、文系蔑視って極めて近視眼的だと思うし、そのくせ自称理系連中も案外大したことなかったり(繰り返すけど本当に頭のいい人、まさに理系の上澄みと言える人はそもそもそんな程度の低い対立には関わらないと思う)するので、どっちも尊重して学んでいければいいなと思います

2024-06-02

anond:20240602144131

こういう匿名空間でもない限り、女性人格批判しても信じてもらえないし、むしろ逆に叩かれるんだよね~

からペルソナ被る程度の能力のある女性は裏でやり放題

ペルソナ被ることすらできることすらできない女性世間からも白い目で見られるが、そうなると今度は障碍者として福祉で守られる

追記

自分正当性があると思うなら消さなきゃいいのに(棒)

anond:20240602054939

お前たちは恵まれてるんだ!

から1000兆円の国の借金はお前に頼んだぞ

俺達が使い切った使用済み核燃料も処理しとけ

更に税金10%あげて、俺の面倒を見て、敬え

老人が遊ぶことで景気が回るんだから福祉は削減するな、むしろ増やせ

中でも特に年金生活保護重要だ、

働けない老人にどんどん金を配れ

これからシニア向けの街づくりだ、シニアを店に呼ぶために努力しろ

老人から出されたクレーム本日中に改善するんだ

老人の為に自転車歩道を譲り危険車道を走れ

外国になめられて領土を渡すな、奪い返せ

若い奴が戦争に行かんでどうする!

なんだ、お前元気ないな

どうして家を買って結婚して子供を産まないんだ?

最近の若者は全くクズでどうしようもないな

anond:20240601171434

500万も出せるようなやつが弱者を名乗るなよ・・・

ほんとそういうとこだぞ

そんな余裕あるなら自身福祉に使えるだろうが!

弱者が畳のシミになるのはそういう結果しか手にできないからで自由意識じゃないことくらいわかるだろ

それがわからないんだったら弱者を名乗るな馬鹿

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