社長やってるのは仲間内でダントツ勉強できたやつなんだけど、氷河期世代の典型みたいな人生で
工場の倉庫番やってたとこを別の仲間(こいつはめっちゃ成功してる)が救いの手を差し伸べた。
そこまでは良い話なんだけど、そのあと出資して会社つくって仕事任せたら、だんだん変なことになってるらしい。
あいつ(社長)は勉強はできたが、仕事の段取りやコミュが絶望的、数字も読めない、計画も立てられない、実行力もない、と散々だと。
倉庫番から一気に社長にクラスチェンジ、他の仲間たちによる無償で手厚いサポートもあり、また田舎での起業ということで
ローカルメディアやイベントでの取材などをうけて、「何者かになれた実感」を得てしまい、仲間や支援者をおろそかにし始めた、と。
外面は良いものの、内部はぞんざいな態度や発言を撒き散らすなど内弁慶になっている。化け物だとも言ってた。
この状況でお前(私のこと)ならどうする?と相談きた。
私自身は事業投資や経営支援など、いわゆるコンサル業界の隅っこにいるので通り一遍のアドバイスはしたものの、もはやこれは終わりの始まり。
やはり仲間同士での事業立ち上げは簡単ではない。数字やロジックでは通じない、しがらみ。どうしても情が入ってしまう。