はてなキーワード: スキーとは
まず、ロシアのウクライナ侵攻は「ゼレンスキー率いるウクライナ側が(ロシア側の意向を無視して)NATO加盟の政策を変えなかった」ことが原因となり起きた。
ウクライナは旧CIS構成国なので、ロシア側からしたら「日本の混乱時に独立した沖縄が中国と同盟を結ぼうとしている」ような感じだ。
もし、ウクライナがスイスみたいな感じの中立国になることを志向していたら、ロシアの侵攻はなかっただろう。
「ウクライナ側がNATO加盟に固執した」ことが原因となり、多数のウクライナ国民が難民化し、また、人道危機&戦争犯罪が起きている。
この点については、プーチンが戦争犯罪人であると共に、ゼレンスキーも戦争犯罪人だと主張しておく。
次に、かつてグルジア(ジョージア)でも似た様な感じの戦争(紛争)が起きているが、グルジアは人口500万人くらいで、大雑把にウクライナの10分の1位の小国なので、ロシアの圧勝で速やかに戦争が終わると共に人的被害は軽微で済んだという経緯がある。
軍事面で、キエフ(キーウ)近郊でウクライナ側の少人数の特殊作戦部隊とドローンが補給切れのロシア軍の隊列を足止めする「いい働き」をしたが、その影響でキエフは陥落せず、ゼレンスキーと政権は生き残ることとなった。
その結果が、多数のウクライナ難民化とマウリポリの廃墟化・多数の住民の殺害・人道危機だ。
ウクライナ側が「いい働き」をしなかったら、速やかにキエフが陥落してウクライナ(および世界中の)国民にとって、よりポジティブな結果が生じていたことだろう。
ところが、その様な方向で事態は進行せず、現状として「無数の善意の破壊者たちがウクライナに群がっている」のであり、目下、ウクライナのシリア化が進行しているように見える(戦争は儲かるというニュースが既に出てきている)。
それでは、ゼレンスキーがロシア側の希望を突っぱねて戦争を招き、また、キエフが陥落を免れて戦争が長期化・泥沼化する方向性が定まってきたことにより、日本人を含む国民のサイドでは「何を受け取ることができる」のだろうか?
「物価の高騰(今回の件がコロナによる物価高をブーストさせている)」(と「世界秩序の不安定化」)を受け取ることができる。ロシアに対しては経済制裁を行ない、ウクライナでは小麦の作付けができていないらしいので、小麦の価格が高騰してパンの価格が上がるだろう。(来年・再来年くらいには)独立系のパン屋・喫茶店等が次々に閉店・廃業するかも知れない。
当然、「都市ガス・プロパンガス」の料金も高くなる。これは、ウクライナ危機で円安が進行していることも影響しているが、これは日本のエネルギー自給率が低いことが関係していると考えられる。米は自給率は高いが、トラクターは化石燃料で動いている。(来年、再来年は)原材料も部品も食料も「何もかもが高くなる」可能性が高い。
つまり、ゼレンスキーがNATO加盟に固執し、また、ロシア軍の失策とウクライナ側特殊部隊のファインプレーにより(キエフが陥落せず)戦争が長期化・泥沼化することになったため、「ウクライナ国民が難民化・殺害される人道危機レベルで痛めつけられる(人的被害が拡大している)」一方、「日本(を含む世界中の)国民は経済的に痛めつけられる(経済的被害が予想される)」ことに国際政治経済の方向性が定まったということだ。
NATOが米欧(旧西側)の同盟で、ゼレンスキーのウクライナがそれに加盟することを望んだという経緯があるという理由で、「ゼレンスキーとウクライナは善」で「プーチンとロシアは悪」と善悪二分して、今回の件で日本国民が経済的に困窮する未来を受け入れられるのだろうか?
ロシア軍の行った戦争犯罪は許されることではないので、裁かれるべきだろう。だが、ゼレンスキーの選択と大国のパワーゲームの影響を受け、「日本国民が経済的に痛めつけられる未来」が待ち受けているだろうことも間違いないのだ。
以下は、ウクライナとロシアの問題について理解を深めることができる可能性のあるドキュメンタリーです。
上の2つは、本日(24日)、NHK・BSで放送されましたドキュメンタリーでリンクからは視聴できません。
その下2つは、『プラトーン』『JFK』等のオリバー・ストーン監督が関わっているドキュメンタリー映画。
一番下の『ドンバス 2016』はフランス人の女性ジャーナリストが制作したドキュメンタリーです。
「プーチン 戦争への道〜なぜ侵攻に踏み切ったのか〜」 BSドキュメンタリー
https://www.nhk.jp/p/wdoc/ts/88Z7X45XZY/episode/te/JYKRK4WRV1/
https://www.nhk.jp/p/wdoc/ts/88Z7X45XZY/episode/te/LJY77694M5/
https://www.youtube.com/watch?v=twWOyaY-k6o
Revealing Ukraine 2019(乗っ取られたウクライナ)
https://www.youtube.com/watch?v=A6gKKlNQDQg
ウクライナはウクライナで国民総民兵。救急車にのって兵隊が運ばれたりするんだから、救急車だってうつし、民間人の避難所に武器が保管されていたりするからそこも爆撃対象になる。
ウクライナの自業自得とは言わないけども、まぁそこが狙われるよう肉の壁にしているのも一つの事実。
とはいえ、最近ロシアの残虐性が話題になるが、チェチェンでもどこでもロシアは同じことを繰り返してきた。
単純に降伏を強要する、停戦を強要するために最も効くからである。
少なくともこれまではそういう実績があった。
ゼレンスキー氏は間違いなくこうなることを知っていたと思う。
一つの地域で数百〜数千程度の死者がでることは織り込み済みだと思われる。
なぜならロシアはそういう作戦をとってくる国であることを、隣国の大統領が知らないわけがないからである。
だからこの程度の死者数はむしろ政治利用するための体の良い口実として利用するのである。
この虐殺が起きたところで、もともと計算通りなので、彼に心理的ダメージはない。
こうなると厄介な問題が一つ。
逆にウクライナはゼレンスキー氏がある程度の民間人の虐殺が発生しても織り込み済みということは、彼の予想を遥かに超える被害がないと停戦を強要できない。
それこそ核くらいのね。
戦術核で足りるのだろうか。戦略核が必要なレベルなのだろうか。
そうでなければ停戦合意の歳に、ロシアが、、というかプーチンが国民へ説明できる手土産にならないのだ。
プーチンは今、多くの国から経済制裁を受けて、貧しくなっていくロシア国民にたいし、これだけのものがあるから今を耐え凌ごうと説明できなければならない。
キエフ郊外の虐殺をみたゼレンスキー氏の対応から察するに、当面、、、現状のままいけばそれこそあと半年〜一年単位で戦争が続く。
その間どれだけウクライナの住民が死のうとも、ゼレンスキーにとっては関係がない。
長引けばプーチンにとって不利なので、プーチンはどこかのタイミングで核を使うしかなくなるだろう。
イヤな話だ。
https://twitter.com/RASENJIN/status/1510939422467919875
https://b.hatena.ne.jp/entry/4717670891000397122/
”国民みんなで銃や火炎瓶を持って戦えって煽ったのはゼレンスキー大統領じゃないの?その戦う勇気を讃えていたのははてぶをはじめ、西側プロパガンダに飲み込まれていたクラスタなのでは?その責任は?”
ゼレンシキー宇大統領、露国営ニュースサイトの記事「ロシアはウクライナと何をすべきか?」にコメント
https://twitter.com/michaeldweiss/status/1511176533020487684
「非ナチ化」とは
ウクライナ人という自覚がある人、民族的ロシア人またはロシア語母語話者でもウクライナに帰属意識がある人は根絶やしにするという意味だった
https://24tv.ua/ru/rossija-obstreljala-tc-kieve-iz-za-foto-voennoj-tehniki-sdelannyh_n1914418
ロシア、キエフのショッピングモールを砲撃=隣家から撮影の軍備写真で-AFU
AFU(参謀本部戦略広報室)は、ロシア軍がショッピングセンターを破壊した原因について説明した。
AFUは、キエフのレトロビル(訳注:ショッピングモールの名前)が破壊されたのはウクライナ軍の装備の動きを窓から撮影した人がいたからだと指摘した。
また、その人物の運命は不明だが、撮影された窓の運命はすべてわかっている-もう存在しないのだ、と付け加えた。
人命を損なわないため、軍隊はウクライナ人に対してウクライナ軍の装備を撮影しないこと、その動きを伝えないことを呼びかけた。
夜遅く、ロシア軍がキエフのポディルスキー地区のショッピングセンターを砲撃したことを思い出してほしい。敵の攻撃により、8人が死亡した。
"Police found a man who uploaded that video"
"'Kyiv Operational' Facebook group uploaded a video which shows a man named Pavel Artemiev, who confessed in uploading a video in internet where a moving of military trucks of Ukraine's army could be seen.
「キーウ作戦」というFacebookグループにウクライナ軍のトラックが移動する様子をアップロードしたのはPavel Artemievという男性だった。
"Those trucks are near Retroville Mall", said the man.
「Retrovilleモールの近くにトラックが数台あった」と男性は言い、「私は過ちをさとり、この事態を引き起こしたことを悔いている」と続けた。
彼はウクライナ人にこのようなこと(ウクライナ軍の動向を映した動画のアップロード)をしないよう強く警告した。
Artemiev added that he understands his mistake and said that he's sorry for what it caused. He strongly advised ukrainians against doing the same stuff (uploading a video with moves of ukrainian army).
He was detained by ukrainian police, and is in custody now."
前半は機械翻訳(露日)、後半はそれでは意味不明だったため人力(露英→英日)
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おまけ
最近きたリプ。
最初は強く当たって、その後は流れみたいな話になってるんだ。
いやーさすがプーチン。
よかったー僕の言ってることが間違いじゃなくて」
実際に身銭切ってるわけでもないのだから言論においては万馬券に賭け続けるのは悪い試みじゃない
原文
https://lb.ua/culture/2022/03/18/509953_cancel_russia_yak_instrument.html
ヴォロディミール・シェイコはウクライナ研究所(日本の国際交流基金にあたる)の長で、ウクライナの文化外交の責任者。訳者の感想は最後に。
ロシアの侵略開始からわずか数日後、ウクライナの文化関係者および団体は、国際社会に対してロシアに対する「文化的制裁」を実行し、プーチン政権やロシア資本から直接的・間接的に支援されている人物・団体に対する協力の停止を呼びかけるアピールを出した。
ウクライナ研究所は、国内・海外のパートナー団体や専門家のネットワークの代表500人以上に対してアピールを送って拡散することを依頼し、それとは別に欧米の学術団体や大学に対しても書簡を送ってみた。この「文化的制裁」に対する公開書簡には3800人以上のジャーナリスト・人権活動家・教育関係者・文化人たちが署名していて、在外のウクライナ人たちも同様のアピールを拡散している。
ウクライナの主張に反論することはできないだろう―――ロシアによって仕掛けられた戦争は、明らかに国際法に違反しており、罪のない人々を数千人も理由なく殺害し、歴史的建造物を意図的に破壊しているのだから。この状況で侵略者と文化的に協力することは戦争犯罪を正当化することであり、ロシアによる印象操作のために新たな場所を提供することに他ならない。ウクライナ研究所は声明の中で、ロシアが数十年もの期間にわたって文化を政治的プロパガンダの手段として利用して国際的評価を高めることで、世界の注目を他国への戦争犯罪から逸らしたり、人文学において帝国と植民地のヒエラルキー体制を確立してきたことを指弾した。このロシアの行為に高名な学者、キュレーター、美術史家、財団理事、美術館、フェスティバル、フィルハーモニーたちは加担してきた。彼らは2014年以降もロシアの政府機関に進んで協力してカネの出所を無視して見なかったことにしてきたし、そんなロシアの芸術的プロジェクトを通じて広められた有害で非科学的な主張に対して反論することもなかった。その象徴的な事例が、ニューヨークのMoMA、ロンドンの王立芸術院、パリのグラン・パレで十月革命百周年の2017年に開かれた「ロシア芸術」の豪奢な展覧会だろう。ロシアから「最恵国待遇」を受けてコレクションを借り出したキュレーターたちは、ロシアがウクライナその他の国の芸術を盗み出してきたことを見なかったことにしたし、その全体主義的な芸術を無批判に美化することを止めようとしなかった。
ウクライナに爆弾が落ちた2022年2月24日、「素晴らしいヒューマニズムのロシア芸術」というメタファーはようやく消し飛んだ。それでも、文化をプーチンの政治や戦争責任と切り離して考えることができるという信じている数百万の海外の人々にとって、トルストイ、ドストエフスキー、ショスタコーヴィチあるいは「ロシア・アヴァンギャルド」は心の中で生き続けているようだ。
全世界とウクライナとの連帯は過去に類を見ないほど広がっており、世界の文化界は言葉と行動によってウクライナに大きな支援を送っている。しかし「ロシアに対するキャンセルカルチャー」に対して西側が示した反応は、ウクライナの文化外交に課題を投げかけた。
メトロポリタン歌劇場、カーネギーホール、バイエルン歌劇場などの多くの団体は、指揮者であるゲルギエフや歌手のネトレプコとの契約を打ち切って、ロシアのアーティストと協力しないことを公表した。カンヌ映画祭はロシアの代表団と政府関係者の参加を拒否した。それとは裏腹に、ロンドンのロイヤル・オペラ・ハウスはウクライナの戦争を「人道危機」とした上、ロシアについては何も言及しないという恥さらしの声明を発表した。私たちがコンタクトを取った人々の多くは、ウクライナの難民を支援することを口約束する程度で、ロシアとの協力を停止する呼びかけには大した反応を見せなかった。思っていた通り、ポーランドとリトアニアの団体が最も毅然とした態度をとって、ドイツペンクラブは「真の敵はプーシキンではなくプーチンだ」という声明を出し、フランス人たちは沈黙した。
そして、西側の文化学術団体はウクライナとロシアの「和解」や「異文化交流」を推進する事業を始めたようだ。注目すべきは、彼らがどうやら戦争が始まって4週間でのウクライナにとっての「和解」の必要性への無関心だろう。ロシア人を「プーチン政権の犠牲者」と位置付けることで、戦争の犠牲者となっているウクライナ人と同じ「犠牲者」として等しくとして扱うような形で、ウクライナ人、ロシア人、ベラルーシ人を一緒くたにした沢山の事業が始まった。
こうして、23年もの長期にわたってプーチン政権が継続してきたことや、ウクライナでの起きている戦争や、ロシア社会の政治的受動性、あるいは市民の抵抗が失敗し敗北してきたことにに対して全てのロシア人の責任をなかったことにしたいのだろう。他にも図々しい連中はいる。フリードマンとカーンというロシアのオリガルヒによって資金提供を受けたことにより度し難い妥協的施設となったバビ・ヤールのホロコースト・メモリアル・センターの芸術監督イリヤ・フルジャノフスキーはプーチンの犯罪と戦うことを要求する書簡に署名した。これがウクライナ世論の怒りに火をつけたことは言うまでもないが、逆にブリュッセル、ワシントン、ベルリンでは歓迎されたようだ。
これは偶然そうなったわけではない。西側はウクライナとロシアの関係を完全に誤解してるし、ウクライナには独自の文化もアイデンティティもない軽視すべき存在だという考え方を持っているのだから。よって、国際社会にはロシアによる戦争が新たな植民地主義であることや、ウクライナが脱植民地を目指して何世紀にもわたって独立運動を繰り広げてきたということを理解してもらう必要がある。ロシアの帝国主義とウクライナの独立は絶対に両立しない。ウクライナは武器で遊んでいるのではなく自らの独立をかけて戦っているのである。だからこそ、軍事だけではなく文化も同様に重要な最前線なのだ。
ウクライナがロシアへのボイコットを呼びかけていることへの見下した反応や、侵略者とその犠牲者を「和解」させようとする一際魅力的な欲望は、西側が持つ植民地主義的な考え方を強く反映している。この考え方の根底にあるのはロシアが中心でウクライナが辺境であるという先入観で作られた世界観だ。これは権威あるロシアの文化は周辺の人々の生死よりも重要なことで、ロシアの言うことは聞くべきだが、周辺の人々の言うことに価値はないという考え方だろう。そのようなパラダイムの解体なくして「和解」や「対話」もあるべきではない。
ロシアとの和解は遠い遠い未来に始まる―――まずはロシアがドンバスとクリミアを含むウクライナの領土から完全に撤退し、国際法廷で戦争犯罪が裁かれ、ウクライナに賠償金を支払わなければならない。プーチン政権は打倒しなければならないし、その後に生まれる民主的な政府、市民社会、メディアはウクライナへの犯罪を認めて謝罪しなければならない。そのようなロシア社会の自己批判と深い反省があって、ようやくその時になって始まるのである。
もちろん、こんなバラ色のシナリオが待ち受けていることは分かっているが、だからといってウクライナが今日にでも妥協しなければならないということでもない。ロシアとの「和解」を急ぐことは危険なことだ。それは旧来の考え方に基づいたロシアによるウクライナの再植民地化が開始されることを意味している。要するに、ウクライナを再び文化的辺境へと押し戻し、ロシアが「スラブ」「ポスト・ソビエト」「ユーラシア」の中心であり続けるということだ。世界はロシアの帝国主義や植民地主義の知識人とさらに深く和解することを望むだろう。そうすれば、ウクライナは自分たちの意見を反映した和解のあり方を作るチャンスを失ってしまう。
「戦後のロシアをどうするか」は、ポストコロニアル研究には重い宿題となる。ロシアは脱植民地化の苦痛という歴史を経験しなかった不幸なほど時代遅れの国だが、なぜかは分からないが西側はそのことをよく理解していないらしい。この戦争はそんな西側の目を覚ます機会となるだろう。新しい視点、コミュニケーションや共存の新しい在り方を作っていく機会なのだ。それは理論だけではなく、より重要なのは法的、経済的、人道的な政策として具体化されるべきで、ウクライナはその創造者の一人とならなければいけない。
これが現在のウクライナの文化外交が目指すべき到達点だ。これは長期的な目標になるだろう。ロシアとの戦争という状況下においての文化外交は、対話や和解を促進するべきではなく、ロシアの文化的・言語的な支配という脅威に対して抑止力として機能することで、私たちのアイデンティティを守らなければならない。
訳は下訳を作って機械翻訳とも照らし合わせて作りましたが、あいにく初学者なので文責は持ちません。
ウクライナ研究所はそのブリティッシュ・カウンシルに範をとった機関として2017年に設立されました。ヴォロディミール・シェイコはブリティッシュ・カウンシルで働いた経歴のある人物ですが、日本語wikipediaで所長として示されている指揮者の人とは同姓同名の別人です。
lb.uaはそこそこウクライナでは有名なニュースサイトで、元々は週刊誌のweb版です。
で、このコラムは前半はアリキタリで面白くないんですが、後半からの西側批判は面白い部分かなと思います。特に文化界にありがちな既存のヒエラルキーを温存した形の「和解」を強要しようという流れを戒めているわけですな。
最近流行りのネオナチ問題に絡んでウクライナの右翼問題に言及しておきますと。
途中のバビ・ヤールについてですが、このメモリアルセンターは地元ウクライナのユダヤ人たちによって反対運動が起きたほど国内では評判の悪い施設です。要するにロシアによる情報操作の一環として「ウクライナが反ユダヤ主義的な国であるかのような展示」をするのではないかと考えられていたようで、ウクライナの情報機関SBUが「その証拠は今のところ存在しない」という文書を出すに至り、センターがその御墨付をWebページに掲載しているほどです。フルジャノフスキーもセルフプロモーション目的のクズ扱いされてました。まあドンバスで内戦やらせてる奴の身内連中が集まってきて虐殺を記念するセンターを作ろうなんてグロテスクな話ですわな。
それと、元からウクライナのユダヤ人というのはロシアはもちろんのことイスラエルを中心とした西側のユダヤ人社会とも折り合いが悪く、この反対運動の先頭に立っていたYosyf Ziselsなんかは西側でネオナチ扱いされているほど評判が悪いようです。なぜかといえば、このYosyf Ziselsを始めとしたウクライナのユダヤ人というのはソ連時代に反体制派の経歴を持つことも多く、独立以降はウクライナ人意識が強烈だったりするんで、平気でWW2時代の「ナチス協力者」を擁護しちゃったりするんですな。まあ自分たちユダヤ人が建国した国という意味ではイスラエルに負けてへんぞ!みたいな意識があるんでしょうな。
なのでウクライナ右翼の金主の一人であるコロモイスキーがユダヤ系だったりするのは、それほどおかしなことではありません。
よってウクライナの極右というのは、西側のネオナチよりも、日本の「任侠右翼」と類似しています。靖国神社とか橿原神宮に集まってる右翼のお兄ちゃんが数年後に民団の役員やってるのとかと同じで、思想的背景にはほとんど意味ありません。欧米の学者やジャーナリストは「犯罪的組織の公然部門としての右翼団体」みたいなものが理解できないので頓珍漢な「サッカーフーリガン起源説」を唱えるのですが、そんなものにコロモイスキーが金主になるわけもないし、戦闘力が高い説明がつかないでしょう。要するに軍事的経験のある右翼のアニキが愚連隊を抱えて作ったお国のための組織という説明で日本人ならすぐ分かると思うのですが、これが西側の人には理解できないようです。
鈴木智彦さんがちょっと笑い話みたいな形で織田絆誠のPMC構想をウクライナと絡めて話していましたが、ウクライナの極右グループは実際にチェチェンやグルジアで得た戦闘経験を元に国家機関までのし上がったわけで、割と笑い話にもできません。まあ日本の暴力団と同じで、なんだかんだお上には絶対に逆らえない性質があるので、ナチスの紋章がどうだとかは暴走族が旭日旗振り回してるのと同じだし、奇妙な儀式とかやってるのはヤクザの盃事みたいなものだと思って受け流せばよいと思います。
というわけで反乱の懸念もないどころか、国家親衛隊は普通の大隊の方がヤバい奴多いと思ってるんですよ。なんせ2014年には自腹でも戦争したいって連中が集まってたわけで、金目当てだの兄貴分に言われて参加しただのの方が理由としてはいくらかマシでしょう。ただまあ、いつか武装解除した時には犯罪者を野に放つようなものなので、単純に治安が悪化することを懸念してなくもないです。
「南オセチア、ロシア編入へ住民投票 ジョージアは非難」のはてブがひどい。
侵略して賛成するロシア系民族以外はシベリア抑留して空いた家に賛成するロシア系民族を住まわせて、住民投票するやばい国家。ウクライナでも万単位で拉致が現在進行形で行われている
こんなコメントに☆が大量についているとか、はてな民の知的水準も地に落ちたもんだな。
そもそも南オセチアに「ロシア系住民」「ロシア系民族」なんてほとんどいねーよ。
ジョージアの主要民族はジョージア語(南コーカサス語族)を話し東方正教を信じるジョージア人だが、国内にはいくつもの少数民族がいる。アブハズ語(北西コーカサス語族)を話し東方正教やイスラム教を信じるアブハズ人と、オセット語(印欧語族イラン語派)を話し東方正教を信じるオセット人だ。彼らはロシア語(印欧語族スラヴ語派)を話すが、民族的にはスラヴ人ではない(南部のアジャリア自治共和国にはジョージア語を話すイスラム教徒が住んでいるが、それはここでは割愛する)。
彼らは、ジョージア政府によるジョージア語やジョージア文化の押し付けを嫌がり、「敵の敵は味方」の論理でロシアについている(オセット人については、コーカサス山脈の北側にロシア連邦に属する北オセチア共和国があるという事情もある。彼らは国境で分断された民族なのだ)。そしてロシアは、アブハズ人やオセット人にロシア国籍を与えている。つまりここで言われているロシア国籍者とは、そのほとんどが民族的には非スラヴ人のアブハズ人やオセット人だ。
ジョージア人は、ソ連時代にはロシア語やロシア文化の押し付けを嫌がり、ついに独立を達成した。それ自体は素晴らしい。
では、なぜアブハズ人やオセット人がジョージアからの独立を目指してはいけないのか?
なぜ、ロシア語やロシア文化を押し付けられて嫌だったはずのジョージア人が、自国の少数民族にジョージア語やジョージア文化を押し付けようとするのか?(アブハズ語やオセット語とジョージア語は語族が違う。つまり、ロシア語とジョージア語くらい違う言語だ)
ソ連末期のジョージアでは、南オセチアではちっともジョージア語が通じない、と嘆く投書があったそうだ。トビリシでロシア語が通じないと嘆くロシア人みたいな支配者意識であり、露骨なジョージア人中心主義だよな。少数民族の権利を重視するリベラルなはてな民の皆様におかれては、まさかアブハズ人やオセット人の少数民族としての権利を否定したりジョージア人の自民族中心主義に同調したりすることはないだろうが……
もちろん、アブハズ人やオセット人は、独立を目指す紛争の過程で、アブハジア自治共和国や南オセチア自治州にいたジョージア人を追い出している。これは民族浄化だ。こういった点を問題にするのなら議論のやりようはある。
でも、南オセチアには独自のオセット人という少数民族が住んでいる、程度の知識も持ってないのは論外。ウクライナ史についての雑な理解を振り回してジョージア問題にいっちょかみしようとするのは害悪。彼らにも独自の言語や文化への権利がある、くらいの見識も持てないのは、ジョージア大使館のプロパガンダに毒されすぎ。
今次の露宇戦争、こういうふうにロシアや周囲の事情に詳しくないのにしたり顔で頓珍漢なコメントするやつが倍増したので本当にイライラする(キエフはキーウと書くべき! って言ってるやつがゼレンスキーって書いてるの見ると失笑しちゃうよね。日本政府は今後キーウと書くのなら責任を持ってゼレンシキーと表記するように)。なんもかんもこんなアホな侵略戦争おっ始めたプーチンが悪い。プーチンは責任を取って腹を切れ。ロシアもなんか伝統衣装とかあるだろ、そういうの着てキエフ城の門の前まで行ってキンジャールで腹かっさばくんだよ。ショイグを介錯につけてもいいぞ。とにかくこんなアホな戦争とっとと終わらせやがれ老いぼれ独裁者が。
自分が@niftyのADSLと契約したのが2000年だったと思う。インターネットが、時間を気にせずに、生活の中にがっちり組み込まれたのはそれ以来だ。以来22年。2003年くらいからブロゴスフィアなるものが登場した。ネット論壇は高度で刺激的で、礼儀を守りつつ論争的であった。自分の体感的には2008年くらいから、「あれ?」と思うことが多くなってきた。はてなブックマークもそこから如実に子供の言い合いのような罵倒コメントが増えてきた。それまでは仮に、イラッと来る言論があったとしても「お言葉ですが、かくかくしかじかの理由で、お考えには多少の齟齬があるのではないでしょうか」くらいにぐっと堪えたものである。2008年ぐらいから急に「やーいやーい、うんこちんちん」みたいな反応が多くなった。
何が変わったんだろうと考えてみると、だいたいゆとり世代が成人し始めるのがそれくらいからであった。ゆとり世代は17年間続いたので、今がちょうどネット活動世代のヴォリュームゾーンかも知れない。明らかに、日本語を読めてない人たち、過度に構図を単純化する人たちが増えてきた。
「ウクライナ兵の決死の戦闘に敬意。終結するまでロシア 軍を叩き潰すしかないが、報道がきちんとなされているか懸念。」
これが従前からの、人命を守るために早く降伏しろと言う彼の持論からの手の平返しと叩かれた。
手の平返しだろうか。以前からのロジックとかけ離れているのであれば、その解釈をまず疑うべきではないだろうか。
「人命のためには降伏が早い方がいいが、それもできないというならば人命を犠牲にしても終結までロシア軍を叩き潰すしかない」
と読めば何の矛盾も無い発言であるし、実際、これ以後の氏のコメントを見るにこの解釈が妥当なのだと思う。報道がきちんとされていないという橋下氏の主張は、ゼレンスキーが全体主義的な強権を発動して国民を盲目にしていると言う橋下氏の見解に沿っている。このtweetの主眼が後段にあるのは明らかだ。
しかし大半の人がそれを読めていなかった。
ウクライナ戦争への評価の話ではない。単純に日本語読解力の問題である。
次に相手に都合がいいように解釈してみると言う精査の段階を欠いている。端的に言えば自己肯定、万能感が強すぎる。客観性が欠如している。
更に悪魔視した相手だと罵倒の限りを尽くしても構わないとする、異論排除傾向と念のために礼儀を守っておこうと言う安全策をとらない無謀さが顕著である。
昔はよかったとは安易には言いたくない。
しかし今の20代30代のヴォリュームゾーンは20年前と比較しても明らかに水準が低下している。IQが30くらい下がっている印象を受ける。
ウクライナとロシアの戦いを、民主主義vs独裁国家という構図で話す人がいるけど、この戦争で多くの人を死に追いやったのは、ゼレンスキーを支持した民主主義の方かもしれない
独裁国家はもちろんダメなんだけど、ゼンレンスキーのやり方を無条件で支持している民主主義国家を見ていると、民主主義も同じくらいダメなんじゃないかと思えてくる
バイデンがウクライナにちょっかいだしてユーロマイダン革命起こす→プーチンおこでクリミア奪う→ロシア国内で圧倒的国民支持を得る/ウクライナの多数の地域でロシア大嫌い
結局のところ、いくら調べてもこれ以降はウクライナとロシアは綱渡り状態。一触即発。
ともすれば、トランプとあべっちがプーチンと仲良しだったから今まで戦争が起きてなかったんじゃない?っくらいスレスレ。
ロシアというかプーチンからしたら、あとは口実が揃うかどうかでウクライナに攻めるかどうかを決めてるくらいな状態だったにも関わらず、見事に全ての地雷を踏んで、ハードルをなぎ倒してやってくるゼレンスキーとバイデン。
自分の選挙も間近に迫ってることを踏まえても、まぁ全ての条件が揃ってるなと思う。
あと一つ何かカードが足りなかったら。それこそ中国とインドが停戦協定を結んでたりしても、ロシアはウクライナに攻め込まなかっただろうな。
それにしてもみんなウクライナ好きだねぇ。