はてなキーワード: フリーターとは
中年新卒の出直しって色んな人に希望与えるんだなーと分かったので、夫の話もしたい。
言っとくが看護師ではない。
看護学校も受けたのだが、コミュ力が無さすぎて、圏内の専門学校は全落ちした。
笑うしか無かったけど、なんとか別のコメディカルの学校に滑り込めた。
私はブラック企業の正社員と副業をゴリゴリやって、でも世帯年収は300万切ってた。
地方都市で家も車もない。
とにかくランニングコストが低ーい一家だったので、なんとかやっていけた。
学費は夫の親に頼み込んで、最後のチャンスって事で出してもらった。
これがほんとに助かった。
奨学金を借りるか借りないかギリギリの選択だったけど、いま多少身軽に生きて行けるのは、この時の借金が無かったから。
夫、四十路でのこの生活。
寿命を縮めたかもしれないけど、本当によく頑張ったなあと思う。
夫婦仲もずっと良かったので、ネズミが出るような借家暮らしだったけど、あんまり悲壮な思い出も無い。
私も生まれてからずっと貧乏暮らしだったので慣れてるんだな、こういう生活。
ただ、うちの夫の圧倒的アドバンテージとしては、勉強がめちゃできる。
大学中退すること20年でも尚、ステータスを学力に全振りしてる。
コメディカルの中でもかなりお勉強寄りの資格なので、定期試験、卒業試験、国家試験をトントンと進めた。
同級生に中年学生は多かったみたいだけど、そもそも国試前の卒業試験が通らない人もチラホラいた模様。
それまでの4年間を考えるとこれは本当にキツい。
就職も学校が斡旋してくれるので、2社くらい?の面接で決まった。
人手不足で、職業人生のこり20年切ってる中年でもいけるんだな。と感心した。
やっぱりコミュ力が無い中年ってのはそれなりに大変で、2年目くらいまでは上司の当たりがキツい的な事は言ってた。
何も言わずに黙々と邁進するこういうところ、本当に尊敬してる。
ストレス溜めてるかなーと思いつつ、いたわる日々。
ただまあ、夢も希望も無い事言うと、夜学にかよって国家資格取って数年勤めても、まだ基本給は月20万切ってる。
泣けちゃう。
でも中古マンションのローンは組めた。
実家か嫁か。
3年か4年食わせてくれる人がいれば、こういう道もある。
なぜ結婚した…って言われたが、リアル友人にも言われた事ある。
金はこっちが稼げるじゃん。(ちょっとだけど。)
母も定年まで勤め上げたし、一生二馬力で働くのが前提だから、夫に期待するのは優しさだけで済んでるんだろと思う。
でもこれ維持するには二人とも健康でいなきゃねー。
去年の9月に大学を卒業し、フリーターとして社員数が数十人のスタートアップ企業で働いていた。
社員の方は皆モチベーション高く働いていて、旧態依然とした業界の慣習を変えようと日夜仕事に打ち込んでいる。
その一員として働けるということに誇りを感じる一方、得も言えぬ違和感を覚えることも多々あったのも確かだ。
当時から成果は全く上げられてなかった。
けれども温情なのか、ほどなくして正社員として働かしてくれることになった。
辞めた理由はとにもかくにもその業種が好きになれなかったことに尽きる。というか、嫌いだった。
「とにかく打ち込んでいれば好きになれるかもしれない」と思い残業もしつつなんとかやっていた。
頑張ってはいたが、正社員になり仕事量がさらに増えたことが原因なのか、ある時ぷつんと糸が切れてしまった。
その日から一度も会社に行っていない。ので実質辞めたと言ってもいいと思う。
突然辞めることに対する後ろめたさは特にないが(特に重大なタスクも抱えていない、あるのは膨大な量だけ)、
業界に馴染めないということをわかっていた上でここまで(正社員にさせて頂けるまで)働いていたことに関しては
本当に申し訳なく思う。完全な失態。もっと早く判断すべきでした。ごめんなさい。
しかしなぁ。。未だにPVにこだわったオウンドメディアを作ろうとしているのはいかがなものなのだろうか。
それに代わる具体的な戦略も描けず文句ばかりで情けなさ甚だしいが、そのやり方はもう辞めませんかと言いたかった。
検索結果を低品質な記事で埋めてしまうことに対する恥ずかしさとかはないのだろうか。
どうせやるなら1万人の中の1人に刺さるダサいキュレーションメディアよりも、
そうなっていたとしても続けていられた保証はないけれど。
言えば言うほど情けないな、これ。
シーズンの変り目にダイヤtier以上をいったんプラチナ以下に落として、上位ランクの健全化をはかるって目的はわかるが、アンランクド(とゴールド以下)でそれをやらせる意味はあるのかと度々思う
アンランクドがランクドに行くと、まずいきなりsilver〜plat帯にぶちこまれて罵詈雑言を浴びせかけられるのが通過儀礼になってる訳だが、これに対する対策をriotは全く取ってない
サモナーLvが30になるまでノマかARAMしかやってない連中が、本当にsilver〜plat帯で戦えるだけの力をつけてるとRiotが判断してるとしたら、smurfを含めた統計だけを見てそう判断してるとしか思えない
上位tierから見ても、試合に振り分け中のアンランクドが混ざるのは不愉快なことだ
まずひっぱたいてみて起き上がってきた奴だけを迎え入れるって、日本古来の職人育成法を取り入れているつもりなのだろうか
(https://boards.jp.leagueoflegends.com/ja/c/game-discussion/xVO6WeJe-ioiczczisaiza?show=flat
この問題について、ボード監視員のLotan君は、ランクはやりたい人がやればいいの一言でこの手の全ての議論に答えている ランクド人口の増加はプロ選手の質の向上、ひいてはサーバー全体の活性化にそのまま繋がっていくと思うのだが… 少なくともRiotのJP支部は自発的に日本鯖を発展させる気は皆無のようだ)
それと、ゴールド以下は普通に前シーズンから引き継いでもさしたる問題はないんじゃないか、と思う
新シーズン後のtierの決定は前シーズンのtierの影響による部分が9割ぐらいなので、だいたいのサモナーは作業的に10戦をこなし、振り分けられたあとも元のtierに戻ってやっと本番、といった感じではないだろうか
バイトとlolしかやることのないクソ暇な大学生とかフリーターなら大差はないのかもしれないが、最初の10戦をLPの増減に関わる試合にできたらそっちの方がよっぽど有意義じゃないか?
貯金は多少ある。病気すれば飛ぶ程度の、心配する親戚からしたら雀の涙ほどの。
実際ニートの定義のとおり、勉強もしてないし働いてもないし訓練もなんもしてない。
親元で暮らしてるが、たぶん頑張れば親の金に手をつけないままで数年はニートできるかもしれない。
だが親が倒れればそんな金は端金だってのもわかる。
ずっとフリーター生活だったが物欲に乏しかったので少しは溜められた。
最初は1ヶ月くらい開放的な気分になったら働く気でいたんだけどね。
やっぱり性根が働くの嫌で、意外と働かなくてもそれなりに生きてられるみたいだったから。
SOHO的なノマド的なチープな生き方も試してみたが、結局やる気がおきない。
覚悟という言葉は実際のとこ相応しくはないが、ここで人生途切れても大して後悔はない。
ただ今死なれても家族親戚が困るだろうなーということだけ思う。
家に誰もいないときはニコ生やってんの。死ねよって思うでしょ。俺も思う。
昔から性根はこんな感じのやる気おきない感じで、リビングデッドって具合。
若いころは社会の歯車であるリーマンなんかになってやるかって思ってたが、
マスオさんやクレしんのひろしが遠い存在であるように俺はリーマンにすらなれなかった。
今はもう小さい歯車であることに忌避感すらなくなったが、なんというかもっと巧く生きたいね。
ここで「生きたかったね」と過去形にしないあたりがぐだぐだ生きてる所以。
錆びた小さいこの歯車の、せめて錆を落としてくれる人はいないもんかなー、ってさ。
なんだかなあ。
さて、フリーター歴早3年強!
将来の夢と言える時代は過ぎて、
すぐ先の目標!ってとこまで近付いてしまった、幼い頃から唯一つ見つめ続けて居た夢の話。
そろそろ結果を出さなければいけない!
親からの扶養もそろそろ外されちゃうし、年金やら健康保険やらなんやらと、
だらだらと数時間のバイトで払えなくなってきてしまうまで、あとちょっと!ちゃんと半日働いて、
お金を稼いで、親からの自立をしましょう!って言われそうなのをギリギリ回避!時々回避できなくてオーバーキル!!
夢を叶える!オア!デッド!!
小学生の頃から夢見てきた、とある職業、自営業!夢がある仕事!
中学生で、やっと本気で考え始めて、高校生はそのまま並行、結果は思わしくない!
ちょっとずつは前進しているようだけど、まだスタート地点には立てて居ないのです!亀より鈍い!ナメクジかな???!
私は頭が悪いので、中学生!私立高校しか合格できなかったら死のう。しかし私立以外に合格!ヤッタァ!
高校生!漫画やアニメ、フィクションだと高校生とはもう大人で、親に反抗できて、それもなんだかんだ許してくれて、
一人の人間だと認めてくれるはず!と思って居たけど、そんなことはなく!中学生の延長!ワァオ!私に反抗は許されない!
頭は変わらず悪かったので、進級できなかったら死のう。留年したら死のう。そう思って居たのに、
高校在学中に、自傷行為がバレて親からの当たりが少しやわらぎ、少しだけ精神衛生が良くなるよ!
専門学校!夢は夢だと諦める時、今までで結果が出なかったし、これから生きるために、仕事につけるようにならないと。
そう思い、夢に関連してるけど、勝率は夢より高い就職先に就くための専門へ進学!
しかしなんと、ここでも頭が悪く、物覚えが悪く、そして、癖のある講師に嫌われる!呆れられて見下されるのがわかっちゃう!ワァオ!
夢を本気で追いますので、フリーター許してください、とりあえず数年。と!
ちょっとは進歩したけど、まだスタート地点につけて居ない!ごみ!
でも、私がいつでも死ねるぞって空気を時々わざと匂わせるせいで強くは言われない!
そしてまぁ、私が普通に頑張ってるって感じ取ってくれてるのもある!
見込みゼロではないけど、どうなるかわからない完全博打中!人生楽しいね!!!!!
でも先ほどにも述べたように、今年いっぱいでもう少し結果を出さないと先がない!
そして先でも申したように、メンヘラスーサイド願望を永遠と抱き続けてきた、学生時代の遺産!
私は生きることに執着はない!
ということで!私が生き残るには、夢を叶えなければならない!
夢を叶えられないなら私は生きる意味がない!生きたいとも思えて居ないっていうのが本音!
むしろ、夢が叶うかもしれない!って希望だけが、いまの私を生かしてる!
好きな漫画も小説もアニメもドラマも、何もかも、私がこの先、苦しんで生きていかなければ、続きが見れないのだぞ!と言われても、
その娯楽を生きる糧にできない!続きが楽しみだし、この先の展開も知りたい。それでも
私が苦しんで生きるのを対価にしてまで、手に入れたいものではない。
それでも、私を引き止める材料にはない。
私の命綱は、すでに、幼い頃から抱き続けた夢だけになっているのです!
命の重さ?命の尊さ?お前を育ててきた親に対して悪気はないのか?
私が親に媚びへつらってニコニコ這いつくばっているのは、私が一番生きやすいようにしている、最良の行為である。
親に見放されれば、夢は一瞬で絶たれる。
一人で生きていく能力はない。それなら一番近くにいる親に頼るしかないのである!
ニコニコ機嫌をとって入れば衣食住は完璧に守られているのだもの!!!!!
それでも、本当に、後、多分、今年いっぱい。結果が出なければ、
そして、私がフリーターを辞める時!それは私の夢の終わり!そして人生の終わり!!!
30万貯めてレッツスーサイド!30万で私の死体を燃やしてね!!!!!!!
私はもう少し夢を見続けているよ!!!!!
すまんな、難しいことはよくわからん。でも、終身雇用はやっぱり効率的やないと思うのよ。
正社員制度って企業からしたらクビきれんやん、法律がある。だから人を雇うにしても安く雇う。その人らはたとえ有能でも正社員にはしない。金かかるから。
仮に正社員制度がなくなれば今の新卒一括採用もなくなるんやない?アメリカみたいに職種での採用に切り替わるんやないかな。
だって入社させてから配属させるなんて無駄なプロセス踏まんでもいいし。
プログラマー志望なら高校、大学からそれ系の機関に行く。大学4年になってからどこでもいいから大手行きたいなんて言うアホじゃ通用しなくなる。
こう書くと「そんな簡単に就職できるわけないやろ」って思うよな?
だからここに法律を持ってくる。人種、職業、住所、年齢、性別その他個人に関する情報で差別してはならないって法律。似たようなのがアメリカにもあるみたいじゃん?
これで企業が職種採用と解雇できる状況になれば、ほしい職種の人材のみを採用するようになる。
それで企業に採用されやすいように教育機関はそれぞれ専門化すると思う。
別に正社員制度がなくなっても年金も保険も退職金もなくなるってわけじゃないならそれでいいんじゃないかな?
このまま日本少子高齢化進んでいけば売り上げ下がるから正社員も少なくなるで。代わりに金がかからん非正規のみが増える。金ないから結婚しない、子供産めない。今がその状態やろ?
だからみんなが福利厚生は正社員待遇だけど有期雇用の契約社員になることと中途採用のハードルを限りなく低くすれば、
それが日本の常識という空気になればもっと経済はよくなると思うなぁ。
氷河期世代の中高年のフリーターも現状打破できるチャンスが訪れる。
自分の場合、欧米社会が理想にあると思う。だからいいところは真似をする。
これがいいと自分は思うよ。長文ごめんな。
大体のことを許すと調子にのる典型的なゆとり世代の夫ヒロキは月に一回だった飲み会も二回三回と増え、帰らないことが当たり前になり、シフト制で不定期な休みの日を奪われないようにか私に教えなくなりました。週に一日家にいるかと思いきや、98パーセントは寝てます。(残り2パーセントはトイレかご飯)
家にいて何もせずにいる夫を見て、怒らない嫁は果たして何パーセントなんでしょう?(前提に関しては①をご覧ください)
さて、男が改善するのに時間がかかることがわかっている私は小言は言うけれども完全に首を絞めるような真似はしませんでした。(ここが間違い。ゆとり夫の財布の紐は握ってください。限度がありません)
あまり制限をかけすぎるとかわいそうかなという同情は不要だと今では悟っています。
ちなみに私から逃げるために別居をして、住所は秘匿にし、連絡手段は全て絶ってきています。
(゜~゜)
自分は人からの評価がいい子だし真面目なのにネガティブ、自身を持てばいいしか言われたことがない。
昔はいい子で真面目だし頑張り屋さんだねなんて褒められてばかりいた。
褒められないこと、失敗しそうなことはやらなくなったから挫折経験とかないしでも成功経験もまあない。
そんで今、大学院も中退したいと思うこともあるし就活辞めてフリーターやりてえとか思ったりする。頑張れない、というか始める前に動けなくなってる。
でも周りはそれを許してくれないし自分も今しかないなと思えている部分が少しは残ってる。だから今年はポジティブになれるかわかんないけどとりあえず逃げるのやめようと思った。恵まれてんなって思う。
匿名だから、こんなとこに書いた文章なんてって思われても宣言したらやらなきゃいけなくなるから。
・就活は悔いのないように取り組む
大雑把だけど、逃げ癖治すよ。
私は女で
バイというか
ビアンというか、
とりあえず彼女がいるんだけど。
みたいな感じだった。
実はめちゃくちゃ趣味が合う事を知って、
それが今まで続いている、
よく考えなくてもやばい。
一年前、
普通に話をしてたら
セクシャルマイノリティな話になって、
彼女の男性へのトラウマとか母親にネグレクトされた経験とかを聞かせてくれて、
なんかもう説明は省くけど、
めちゃくちゃに興奮されながら抱かれた、
その後付き合ってないのに指輪もらった、
その後好きですって言われて付き合うことになった。
それから1年と2ヶ月、
こんなつもりじゃ無かったんだけど。
彼女の気の迷いに付き合ってあげて、
彼女が私に飽きてきたら別れようと思ってたのに、
なんか今でも愛されてるし、
どうしようっていうか、今のところ迷いは無いから
ただの惚気なんだけども。
めっちゃ好きとか言ってくる。
ちゃんとしようと思って
がんばって資格とる」って言って、
結婚式したいし、
毎月デパコス買ってあげる」
とか言ってる、
なんかそんな、ねえ、すごい。
考えられないような言葉ばかり。
人って変わるんだなぁって、なんかそんな感じ。
もし資格をとれなくても
結婚式できなくても
ハワイにいけなくても
毎月デパコス無くても、
それでもあなたがいたら
それでいいよって、
思ってる私。
私自身も変わったなぁって思う。
性癖もめちゃくちゃだけど、
いろんな人生があるなぁと、
皆に言いたいけど、
女同士じゃやっぱり差別がネックだ。
わかってくれる人は、
めちゃくちゃにわかってくれると思うんだ、
昨年10月
公開した出産クラウドファンディングは賛否両論の企画だった。
企画をざっくり要約すると
・大学生4年 ナオキ イシイ氏とフリーター 夕菜氏との間に子供ができる。
・共に実家は困窮しており支援ができないので、出産費用が足りない。
・お金がなくても出産をできる社会へを名目の元、出産費用をCFで募ろう。
・目標金額は50万 出産予定は4月/4月以降はIT企業勤務予定(内定)
な感じだ。
50万の内訳が出産や出産環境向上の予算として明確になるのであれば、5万程度なら支援しても良いかな。
と思ったことをここに書いておく。
そう思ったことでさえ、いまは恥ずかしいが。
目標金額を30万に落とした出産クラウドファンディングは、
CAMPFIRE社のガイドラインに背くと判断され、審査が通らなかった。
代替え案として、CAMPFIRE社のpolcaというサービスでプロジェクトが実施された。
結果的に、polcaというサービスで、61人の方から46,900円の支援を受けた。
返金を希望している方もいるが、そんな声はなかったかのように報告されている。
先日、ナオキイシイ氏から6単位足りず、留年が確定したことが報告された。
成績発表前に留年は分かっていたとの声もあった。
・本当に実家は困窮しているのか?
・留年が確定していた為、当初50万は学費に使用するつもりだったのでないか?
下書きを公開し、賛否両論ある中で
・恥を忍んで、下書き公開した時点での残り単位数
・利用予定の制度一覧
彼が事細かに、一切の嘘をつかず、誠実に開示する。
それだけで、彼は現在の倍近くの金額を手にしていたのは間違いないだろう。
出産クラウドファンディングが失敗したのではない。
クラウドファンディングで出産の費用を集めようとするのが、悪なのではない。
痴漢に限った話じゃないし
感動と興奮とが一気に押し寄せ、それと同時に無事滑り終えた安堵感が綯い交ぜになり、私は感極まってしまった。
彼のファンなら皆、彼の演技を祈るような気持ちで見ていただろう。
私もその一人だ。
ファンではあるけれども、フィギュアに詳しくない私はアクセルとフリップの違いもよくわからない。
そんな中途半端な私にも見終えた瞬間に「素晴らしかった」と思える演技だった。
表彰台に笑顔で上る彼を見ていて湧き上がるのは感動、興奮、安堵の感情。
そして、私はその裏にある自分のもう一つの感情に気づいてしまう。
彼はソチから4年間、絶対王者としての意地、国を背負うという重圧、様々な葛藤の中で選手としても、一人の人間としても大きく成長し、今日私たちを大きな感動に包んでくれた。
彼の4年間は間違いなく波乱に満ち、また誰よりも努力した濃厚な時間だったことは容易に想像できる。
私の4年間は。
あの頃大学生だった私は、今、「自分の夢を追う」という名目でフリーターという心細い身分を自ら選択し、人生の迷路に絶賛迷い中である。
人に誇れるものでもなく、かと言って破滅的というほどでもなく、惰性的に夢を追う若者にありがちな堕落した時間を送ってしまっている。
羽生くんの演技による興奮なのか、自分の不甲斐なさに対する憂鬱からなのか、私は真っ暗な布団の中で時計が深夜3:00を過ぎても眠ることが出来ずにいた。
眠れないまま布団の中にいると、脳内で走馬灯のように私の4年間のなかの少し印象的だった出来事や思い出なんかが駆け巡る。
大学進学とともに東京に出てきた私が、少し東京という街に慣れ始めた頃。
自分の大学とは違う、歴史的な校舎の作り等に感心しながらなんとなくお祭り気分を堪能していると、ふと見知った人の顔が目に入った。
Aくんだ。
高校一年生の春から夏へと季節が移り変わる頃、「ねえ、Aくん、増田のこと好きなんだってよ」と人づてにAくんの名前を初めて聞いたのを覚えている。
私はその時、Aくんの名前と顔も一致せず、「誰か知らないし、話したこともないし、なんかの間違いなんじゃない?」みたいな返事をしたのを微かに覚えている。
自分で「間違いなんじゃない?」なんて友達に言っておきながら、私はそのAくんの苗字を忘れられず(Aくんはちょっと珍しい苗字だった)、頭の片隅になんとなくその苗字が引っかかっている状態が続いた。
次にAくんの名前を聞いたのは、同じ高校に進学した幼なじみからだった。
一緒に文化祭の自由時間をのんびり過ごしていると「Aくんって知ってる?」と突然聞かれた。
名前だけしか知らないので、「知らない」と答えると、「ジャニーズの〇〇くんにちょっと似てるんだよ。あっ、ほら、あの人」と控えめに指さす。
指の先には確かにちょっとジャニーズの○○くんに似てると言えなくもない男の子が歩いている。
私自身、あまり惚れやすい性格でもないため「あの人かー」という感想以外特になかったのだが、それでもやっぱり高校生なのでちょっとドキドキしたりして、勘違いかもしれないのに馬鹿だなとか思ったりして――。
でも、なんとなくAくんも私を意識してるような気もして――。
なんだかんだ廊下ですれ違ったりするときに意識してしまったり、今考えても自分の単純さに呆れる。
国語のテストの成績上位者の紙で名前が前後に載ったり、何度か運命的な(?)出来事もあったりしたものだから余計彼を意識するようになってしまったのかもしれない。
ここまで読んでくれた人はこの後、高校時代、私とAくんが付き合う展開が待ってると思うかもしれないが、私とAくんはなんとその後、卒業まで一言も言葉を交わさなかった。
そんなAくんがたまたま行った大学の文化祭でギターを持って少し目の前を歩いている。
見間違いかと思ったが、向こうも私に気づいたようで、こちらを注視しており、私は謎の気まずさと恥ずかしさとで完全に見ない振り。
私とAくんが通っていた高校は東京とは縁もゆかりも無い田舎だった。
そんな田舎の高校でしか見たことがなかったAくんが目の前に、東京に、たまたま来た文化祭にいる。
私も相当に驚いたが、Aくんも相当驚いたのだろう。
それでも気付かないふり――。
深夜3:00、羽生くんによって開かれた記憶の扉によって、私は一つの衝動に駆られる。
「Aくんが今どうしてるか知りたい!!」
喋ったこともない相手の近況を知りたいなんて、私とストーカーの違いって果たしてなんだろうと一瞬踏みとどまるもやはり衝動はおさまらない。
「Aくんの下の名前ってなんだっけ?」
国語のテストの成績表で私の名前の上にフルネームで載っていたのに……。
なんだっけ……。
正攻法じゃわからないと考えた私は次に検索欄に Aくんの苗字+自分の母校+彼を見かけた大学名 を入力。
すると簡単にヒットした。
すると彼がバンドマンなこと。
音楽に詳しくない私でも知っている大きなフェスの小さなステージに出たこと。
そんな情報がポロポロと出てきて、「頑張ってるんだな」と笑みを漏らすとともに、湧き上がる一つの感情に気付く。
Aくんもまた、夢に向かって4年間駆け抜けてきたのだろう。
それに比べて私は――。
言ってしまうと、私も全く頑張っていなかったわけじゃない。
私の夢を叶えるべく、その道のプロとなんとかコネも作ったし、その人たちに評価されようといくつか作品も作った。
でも、プロにかけられた言葉は非難の嵐で、私はプロに評価される度に夢に対する熱意、情熱を失い、失速していった。
夢にほんの少し近づいて持った感情は希望なんかじゃなく、絶望だと気付いた時、私は精神のバランスを崩しやすくなり、自分の弱さにまた失望した。
ここ半年は作品を作ることもできず、ただただ漠然とした不安を単純作業の非正規労働で埋める毎日。
そんな自分が情けなかった。
そんな私には最近、昔好きだった、自分が憧れていた作品をもう一度見返す機会があった。
久々に心を揺さぶられた。
そういう気持ちがふつふつと湧いてきたのだ。
僅かな希望を胸に抱いたところで、私の人生のちっぽけさは変わらない。
金メダリストとは月とスッポンの差だし、駆け出しのバンドマンの足下にも及ばない。
皆それぞれ、人生をがむしゃらに走っている中で私が歩みを止めてしまった4年間。
その4年間を悔やむとともに、彼らの4年間を讃えたいと思うこの感情を色で表すと、きっと夜明け前のような仄暗く、それでいて深い青と紺を混ぜたような色なんじゃないかと思う。
それぞれの4年間に想いを馳せる夜。
そんなメランコリックな夜が今、明けようとしている。