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はてなキーワード: 賦課とは

2024-11-22

平均寿命平均余命勘違いしているダメ解説

定年後にどれくらい生きるだろうかということを見るのに平均寿命絶対に使ってはならないし、平均余命ですら若年層ほどより発展した医療を受けられる期間が増す効果を含まない分だけ過小な推計になっているものだ。年金の話に平均寿命を持ち出す時点でダメ解説

そして年金財政説明ダメダメGPIF金融市場ではクジラと呼ばれるくらい巨体なものであるが、それでも年金制度という海の中では小粒である。積立金から収益やその取り崩しは年金全体として大した意味を持たず、その大部分は積み立てとは関係のない賦課方式によって賄われている。だから厚生年金財政健全とか国民年金は厳しいとかは大した話ではそもそもないのである厚労省も、厚生年金国民年金の積立金は現在の各制度加入者が積み立てたものではないという認識をしている。だからよく厚生年金から別に持っていかれたりするわけだ。大した意味がないからこそ勝手に付け替えなんかやってる。

そして基本的賦課方式である以上、「現役世代負担年金受給者の数÷現役世代の数×現役の何割の年金がもらえるか」が全て。全部ここを中心に説明しないとならない。この負担がどこまで行くか、とか、人口が動かせない中で負担に上限を設定したらどうなるか、とか、人口は動かせないけど定年を弄って受給者や現役世代の数を変えたらどうなるか、とかね。なのに無駄な話が多過ぎる。

anond:20241122045531

2024-11-15

anond:20241114150033

生産年齢人口の減少

少子高齢化による賦課年金医療負担の激増

産業競争力喪失

財務省日銀どうのこうのより、こっちの方が10000兆倍影響でかいと思うねん

2024-11-09

anond:20241108161059

グダグダうっせぇ

 

まずオマエに教えてやりのが

年金社会保障制度は単年度会計で賦課方式

 

いかい、キミは給料から毎月年金が控除されているわけだが、これは積立ではない。

今年、今現在引退済みのお年寄りに分配する今年の分の支給年金を今年集めている分、なのだよ。

繰り返すが日本税金社会制度は単年度会計で、今年の分は今年集めて使い切るが原則なの。

 

年金基金は積立運用してるじゃないか反論するかもしれんが、面倒だから先に回答しとく

「ググれ」

 

ともかく、賦課方式

キミが老人になったとき受給する年金は積立金の還付ではない、

その時生きて働いている成人した誰かが育てた子どもたちから徴収した金をキミに回すのだ。

 

でも俺も引退前に引退した人たちの負担を担った、だから受け取る権利がある

反論するだろうが面倒だから先に回答しとく

「ググれ」

 

子供を生み育てない、ましてその努力もしない、結婚もしないって奴は国家の持続を否定しているのと同じ、フリーライド

今すぐ日本から出ていけ、あるいはアレしろ

2024-11-04

anond:20241103171029

ワイ中年やけど、

少子高齢化賦課方式年金のせいで、あなた達の世代は1.5人で1人の老人を支えなければなりません」

小学生の時から教え込まれた今の若者が、老人と足を引っ張る無職経済的弱者)は氏ねみたいな思想になるのは、そらそうやろって同情してるやで。

2024-10-05

マイナ保険証問題の唯一のイケてる解決

マイナ保険証問題の一つは、マイナカードを持っていても券面に保険証情報がないか保険に加入しているかどうかがわからないこと。

これを解決する一番の方法は「マイナカードを持っている=健康保険に加入している」という状態にしてしまうこと。

すなわち、健康保険税金化による一本化。

そもそも、職域や自治体ごとに健康保険組合があって、互いに厄介者子供や老人、病人)を押し付けあっているのがおかしいのであって、健康保険を国で一本化して健康保険税金化してしまえば、マイナ保険証の紐付けなんていう問題解決する。

ついでに、健康保険税を所得税のように上限なしの累進課税にして、金融所得にも賦課するようにすれば、社会保険料の逆進性の問題解決する。

2024-08-05

anond:20240805185332

年金賦課方式ではなく積立方式だと思ってる?

何らかのプールしてあるお金が底をつくイメージで言ってない?

2024-04-14

賦課方式はただの詐欺問題先送りで後の世代ほど負担重くて不利になるネズミ講だし

庶民給与レベルでの積み立て方式運用で大して増えないかインフレで紙屑になるだけだし

庶民の老後を年金で支えるというのは根本的に破綻している

2024-04-13

anond:20240413224712

戦争で原資を使い込んだからごまかすために賦課方式に切り替えたって本当?

anond:20240413120140

ブコメ年金賦課方式ってことすら理解しないて、今までの分返せとか払ってきたからもらう権利があるとか言っててヤバいなw

払った分は今の年寄りが美味しく頂いてて、お前にお布施するのは今の子ども達だよ。

2024-04-11

anond:20240411205633

どの電力会社でも変わらないのは電気・ガス価格激変緩和支援値引と再エネ発電促進賦課金のふたつじゃないの?

自分が調べた範囲では燃料費調整額は電力会社によって異なってたよ。

たとえば東電EP燃料費調整額は-5.64円/kWhだから、まちエネの-7.27円/kWhより東電EPのほうが損な設定になってる。

anond:20240410213232

電気料金に詳しい増田質問

電気料金が複雑化しすぎて、どの電力会社が得なのか計算しきれなくなってるんだけど、どうしたらいい?

たとえば、自分単身者)の3月電気料金は、「まちエネ」で20A契約(きほんプラン20A)・124kWh・4016円だった。

4016円の内訳

  • 基本料金 590.48円
  • 電力量料金は1〜3段すべて37円
  • 電気・ガス価格激変緩和支援値引 -434円(単価 -3.5円)
  • 燃料費調整額 -901.48円(単価 -7.27円)
  • 再エネ発電促進賦課金 173円(単価 1.4円)


まちエネから東京電力エナジーパートナーの「従量電灯B」か「スタンダードS」に変えたいと思っているんだけど、変数が多すぎてどれが最も得なのかが分からないんだ(電力比較シミュレーションを使っても燃料費調整額などはなぜか計算されない)。

ちなみに年間で最も電力を使わない月は98kWh、最も使う月は322kWh。

元増田だったら3つのうち、どのプランを選ぶか教えてほしい。

2024-04-10

欧州の電力事情についての記事感想ちょっとマズい

基本的には、 Bloomberg 欧州で原発の運転停止相次ぐ、再生可能エネルギー急増で需要低下コメント欄についての話になる。

記事も誤解されがちかもしれないが、常識に欠けた斜め上のコメントにたくさんの星がついてる様に感じたので語らせてくれ。

欧州の電力政策/再生可能エネルギー政策成功している」 かのように読んだ人のコメントが見受けられるが、そもそもとして、今回の記事は残念だがその逆だ。

はじめに、前に見たニュースを小話として取り上げたい。

日本自称エネルギー研究者が「ドイツ再生エネルギーで電力輸出国なんです。」と触れてたのだが、これは誤解されがちなだなと思った。

この言説は一面だけをみれば、まったく間違ったことは言っていないし実際にフランスドイツ間でもドイツからの電力輸出量が2022年までは優っている。

ただし、再生エネルギー意識的に発電させる事ができない。自分たちが発電できる時は他でも発電できてて、自分たちが発電できない時は他でも発電できてないと言う形になり

発電が盛んな時はクズみたいな値段で電気を引き取ってもらって、需要が逼迫してくると身を切るような値段で電気を購入すると言う事が起きる。

それなのに、再生可能エネルギー賦課金や固定価格買取制度(FIT)みたいな市場に介入したい意向が働いていて、更に色々と市場を歪ませている。

この小話の教訓的なことは、

 1)電力では年単位の発電量が価値にそのまま繋がるわけではないこと。

 2)ベースロード電源がなければどこまで行っても不安定供給になること。

 3)再生可能エネルギー投資はだいぶ過剰投資気味なこと。

 4)市場が歪んで居て、その歪みが印象としては真逆に映ること。

そして、本筋のBloomberg記事の『欧州原発運転停止相次ぐ、再生可能エネルギー急増で需要低下』も基本的にはこの教訓をそのまま再生したような話だ。

読み飛ばされているのか無視しているのか分からないが、

記事の中にもあるように [2050年までに世界原子力発電を3倍に増やす] が国連気候変動枠組み条約28締約国会議(COP28)で言われていることだし、脱原発安直正義など何処にも書いてないし、(まともな人は)誰も言っていない。

それにプラスして、EDFと言うフランスの電力会社組織経営問題が上がっていた事を知っていれば十分だろう。そして、現在もまだフランス原発の稼働年数を増やしたり新規増設計画してたりする。

まり、この記事も「脱原発が進んでいる」みたいな話ではなくて、再生可能エネルギー投資熱狂した結果、電力環境の歪みは悪化するだろうと言う話なのだ

再生可能エネルギー投資に敵意しかないような文になってしまったが、本当に純粋再生可能エネルギー研究開発には期待している。

2024-04-03

anond:20240402173427

ちょっと違うかもしれないが、エコポイントはどうなん。

液晶テレビが売れまくっただろ。

それで研究開発…

あと再生可能エネルギー賦課金とか。

それで研究開発…

2023-12-24

anond:20231223233925

いやがまともな知性があれば賦課方式年金制度で貰うのを諦めるなんてしないから、若くても話に出すやつはいるぞ。

2023-12-12

相撲協会もしかして外人をボッてる?

外人相撲に連れて行くのでチケットを取った。

日本語サイトからだとチケット代の他、一枚あたりシステム利用料220円と発券料110円の合計330円がかかる。

んで友人が気づいたんだけど、英語サイトからだとSpecial Feeとして1,500円が一枚あたりに賦課されるっぽい。

どちらも公式サイトから飛べるページな訳。

インバウンド外国人向けに値段を変えるのが必ずしも悪いことではないのだろうがモヤモヤする。

何がSpecialなFeeなんだろう、英語ガイドブックとかもらえるのかな?

特に何も変わらんということであればこっすい商売してんなあと思う(堂々とチケットの値段から変えてこいよ)し、

スペシャルフィーに見合ったサービスがあるならわかりやす説明してくれよと思う。

もし僕の勘違いとかだったら是非コメントで教えてほしい。

今や相撲外国から力士に支えてもらっている側面もあるわけで、扱いに差を設けるのはそもそもどうかなと思う。

あと、これはちょっと高望みかもだけど力士出身国言葉くらい追加したら?

まあ、相撲自体は久しぶりなのでとても楽しみにしているのだけれども。よろしくお願いします。

2023-09-26

税務官僚だった頃の思い出 Part2/3


思い出③ ビットコイン

 私の所属していた法人課税部門の話ではあるが、直接関わったわけではない。どちらかというと、もっと上の方の、課税全体の企画や調整・取りまとめを行う部署の話になる。

 当時も、国税庁が掲げるところの「内国税の適正かつ公平な賦課及び徴収の実現」をめざして、日々勉強毎日だった。世の中は変わり続けている。税の勉強に終わりはない。当時の仕事を平たくいうと、税制改正の内容を関係者関係部局にわかやすく伝えて質問相談苦情に答える、といったところか。管理職が近づいた当時は、そんな仕事をしていた。

 40代が近づいても、税の世界は深かった。税理士資格若い時分に取得したが、それでもマニアックな税分野とか、諸外国税制度になると不案内だった。

 そんな折、とある会議最中だった。ある人が、たしか個人課税徴収部門責任者だったかビットコインの話を始めた。納税方法がわからない人や、脱税の疑いがある人が増えており、(内閣府まで通じて)国レベル対応を考えているという。

 ビットコインのことは何となく知っていた。どんな形であれ、収益を得たのであれば納税するのが当たり前である。だが、事情があってできない者や、あえてそうしない者もいる。私の思い違いは、後者が思いのほか多かったということだ。

 国の関係機関は、ビットコインほか暗号資産に関する文書を多数発行している。国税庁もそのひとつだ。それは6,7年前だったか、取り掛かったのはさらにその数年前になるが――上の会議の後で、主に若手職員が中心となって暗号資産の税務上の取扱いに関する文書納税ガイドライン)を起草した。国税庁のページに今でも載っている。

 ガイドラインを作るにあたり、各部からは若手数人(YoungなAdultを含む。40代でもOK!!)が抜擢された。うち1人は私の同僚だった。あの頃、仕事帰りに個室の飲み屋で話をしたのを憶えている。彼は、ビットコイン暗号資産)に対して恨みの感情をいだいていた。

・ただでさえ忙しいのに。ガイドラインの下準備だけでも難しい

・今の部署との並行体制だと過労死する

・国際反社資金源を絶とうと思えば、暗号資産違法化してもよいのでは

・でも、それでは他国との足並みが揃わない。国力にとってデメリットがある

暗号資産がどの国でも一般的存在になれば、俺達のこの仕事は報われるかもしれん

上司評価をくれると言っていたが、貸し借りにすらなっていない感がある

・実は、「優秀な若手を」と言いつつ、優先順位の低い職員を駆り出しているのでは?

・こんなことが続くようなら、転職を考えた方がいいかもしれない

 このような愚痴をもらしていた。この人は、高卒枠で国税庁採用され、若い頃は地方税務署を転々とした。その後、実力を評価されて国税庁現場寄りの部門で働くようになった。叩き上げというやつだ。普通に幹部候補である。このあたりの考え方は、省庁によって違う。※後述。

 私だって彼のように、当時は「よくわからないもの」「社会必要性がないもの」「反社資金源」とされるものを扱う仕事に抜擢されたとしたら、どんな気持ちになっていただろう。憂鬱になっていたかもしれないし、反対にワクワクしていたかもしれない。おそらくはその中間だ。

 ところで、件のガイドラインは相当に練られている。人件費で換算するなら、軽く数千万はかかっている。本来部署でさえ仕事忙殺されているのに、彼らはよく作ったものだと感心した。

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《後述の内容》

中央省庁大卒しか採らない印象があるかもしれないが、高卒採用は私が知る限り全省庁で実施している。省庁によって雰囲気は異なるが。私が若い頃だと、毎年何十人も採用しているところもあれば、実質的高卒者を採用していないところも当然あった。覚えている限りでは、次のような印象だった。

総務省

たくさん採用する。男女比は同じくらいかデータの取りまとめや解釈など、政策の基本になる数字を拾う仕事が多い。実力が認められると政策立案担当できる。地方自治体への幹部待遇での出向も。

国土交通省

たくさん採用する。男性が多い。本庁に採用されても、ダム管理関係など現場作業をするポジションになる可能性があるからだろうか。工事用の図面作成なんかも当然あるだろう。

財務省

ほどほどの数を採用する。高卒枠だと、ほぼ女の子しか採用してなかった。もちろん顔採用だ。たまに業務で寄ることがあったが、当時の先輩が「俺も財務省の子合コンしたい……」と呟いていた。当然ながら、銀行一般職みたいに、大卒採用男性とくっつけるためにやっている。

国税庁

高卒採用はしているが、数はとても少ない。公務員試験には受かっても、税務大学校での勉強についていけずに辞めていく子が多いのが理由だ。代わりに、会計といった専門学校の子を多く採用している。

厚生労働省

たくさん採用する。男女比は半々だ。労働環境が厳しいこともあるのだろう、私が知っている子は、ガタイがいい人ばかりだった。総じて言えることだが、高校3年生の時点で中央省庁面接官の眼鏡にかなうわけだから、指折りの人材だ。特に役職持ちの高卒者を見たら刮目せよ」のイメージは正解だ。

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 かくいう私も、当時はこの仕事を続けるべきか迷っていた。実際、数年後には転職することになるのだが、正直やりがいを感じられなかった。

 実際、あの彼の言うとおりだったと思う。あのガイドラインは、いわゆる『火消し』の仕事に近い。すぐにバブルが弾けてなくなると思われたビットコインが生き残ったことで、脱税者(善悪を問わない)が多く存在することが予想された。事前の対策を打とうにも、そんな余剰人材は配置されていない。

 実際、暗号資産関係脱税者がいたとして、まともに取り締まることができていなかったのではないか? 現金で数千万円を国内口座に出金、みたいな愚か者はすぐに摘発されただろうが、もう少し小さい金額とか、取引所にずっと利益を預けていたとか、そういう人は対応ができていないはずだ。他部門の私ですらわかるほど、それくらい国税庁マンパワーが足りていない。

 加えて、思い出②で説明したストリートレベル行政職員観点もある。海外取引所や、すでに潰れた取引所で売買をしていた場合納税者も行政庁も課税情報証明ができない。そういう面倒かつ費用対効果の低い案件――それでいて該当者が数千人に上るであろう案件は、あえて手をつけないこともある。

 さて、こうした想定外事態が起こった場合、上で説明したように臨時タスクフォースが編成される。今回の火消しチームだと、指揮を取る者が選り抜きであったのは言うまでもないが、ほかのメンバーを見る限りだと、各課イマイチメンバー人柱にしていた感がある。正直、エースは残して温存させているように見て取れた。

 そんな理不尽でも耐えられるほどに組織が魅力的で、職員にとってやりがいのある仕事内容や職場環境を用意できればいいのだが――こういうわけで、近年の若手官僚大量離職問題が起こっている。

 ちょっと路線変更をする。思えば、このあたりの時期は私も病んでいた。過重労働で心が沈んでいた。

 一応マイホームは買っていた。ただ、数年前から妻が病気入院していて、子どもふたり実家にしばらく預けてあった。つまり単身だった。

 かつては、いろいろと堪え切れずにデリバリーヘルスを呼んでいた時期もあるが、穴があったら入りたい気分だ。煉獄さん……。

 その日々では、深夜に誰もいないマイホーム帰宅して、独身時代が懐かしいと思いながらテレビを点けていた。ある時だったか、今時風のアニメが流れた。

♪ わんわんわん猫が好き 夢中で何も見えない

  にゃんにゃんにゃん犬が好き 素直にアイラブユー ♪

 ほぼ終電+徒歩の関係で、自宅に帰る時間は固定だった。ダイニングの食卓の上に、コンビニおにぎり綾鷹を置いてから、大匙1杯の味覇を小鍋に入れて沸騰させ、菜箸で溶き卵を回し入れていた。最後テーブルコショーを振りかける。ネギは買い忘れることが多かった。

 食事の支度ができて、テレビを点けると上のアニメがやっていた。女の子が出てくるやつ。

 サブカルチャーについては、若い頃に少し嗜んだだけの私でもわかった――これは三級品のアニメだ。放送枠を埋めるためにひとまず作られたような、1話につき実質4分間だけの5分もの作品。それが正体だった。

 かわいそうに。作者はどんな想いだったろう。悔しいと思わなかっただろうか。残念ながら、番組製作者にとって優先順位が低いアニメだったのだ。※当時はそう思っていたが、今は違う。

 内容だが、女の子同士が仲良くするようなものだった。はっきりいって中味はない。ただ単に、女子高生が仲良くしているか、仲良くしようとアプローチしているだけの。そういうやつだった。だが、観ている最中に何も考えなくていい。それがいいと思って、つい毎回見てしまっていた。

 別に興味はない。なんとなく見ているだけだ。深夜帯だから、それ以外に選択がなかった。前後時間帯にほかのアニメ放送されることもあったが、観ることはなかった。この齢になると、特に30分枠のアニメは見るのがしんどい子どもと一緒に土日朝のアニメを観るのであれば、まだなんとかなるのだが。

 愚痴が長くなった。この章は仕舞いにする。これ以外にもパワハラ職員とか、やる気のない職員とか、省庁間のいがみ合いとか嫌がらせとか、議員行政との癒着・密着とか、嫌なことはいくつもあったが、本題ではない。

 そういうのが知りたい人は、元キャリア官僚が書いた書籍ブログを探して読んでみるといい。意外とみんな、けっこうぶっちゃけている。生々しい。

 その人達に比べれば、当記事の内容というのは、やはりベジタブルに違いない。冷静に考えて、野菜よりも肉の方がハイパワーだろう。そういうことだ。



思い出④ 政治家転身を間近に見て

 「官僚から政治家になりたい」という想いを抱く人は、一応は存在している。そして、そういう人が政治から求められる場面もある。

 30代に入る頃の話だ。具体的にいつ頃だったか失念したが、自由民主党地方自治を担っているグループが各官庁にチラシを配っていた。要するところ、「官僚の皆さんの中で政治家になってみたい人、手を挙げて。ハーイ、ハーイ!!」と、ここまで軽いノリではないが、かくして官僚から政治家へ……というルート希望する人は一定数いる。

 そういう説明会に参加したことがある。「興味本位でいい。年齢関係なし」といったことがチラシに書いてあったが、会場に同年代はほぼいなかった。

 説明会の流れは月次だった。自民党のそこそこ偉い人が挨拶をして、後は別の人達に交代して政治家への転身ルートの大まかな説明(国政コース地方自治コース)があって、最後簡単グループ討議だった。

 なお、これはずっと昔の話だ。今がどういうシステムかはわからない。

 私がいた席の隣には、一回り年上の国土交通省(の前身)の技官であるIさんがいた。体格は小柄だったが、その割には大きく見えた。頭の回転が速くて、こっちが話しても0.5秒でレスポンスが飛んでくる。

 Iさんとはグループ討議の後で連絡先を交換して、一度だけ飲みに行った。頭の回転だけじゃなく、教養のある話し方だった。人としてのスペックの違いを感じた。

 Iさんが上の説明会に参加した動機は、出世や昇進に関係していた。上に行けないのであれば、いっそ政治世界活躍してみたい――そんなことを話していた。

 Iさんは、東大でも京大でも筑波大でも東工大でもなく、一般的国立大学だった。偏差値でいうと50ちょっと。私と同じくらいの。その大学名では正直、立身出世の見込みはなかった。よくて審議官民間でいうと次長部長ほどか。今はどうかわからないが、当時は学歴が問われる時代だった。国交省でも、上級管理職東大が基本だった。

 Iさんのキャラクターというのは、古い語彙になるが、ザ・自民党といった雰囲気だった。政治的に保守というやつだ。頭の回転が速いというよりは、物事道理がわかるというか。いざという時には清濁併せ吞むことができる。そんな具合だ。

 かくいう私は、政治家ルートは無理だと感じ、その後にあった面接を受けることはなかった。国会議員になるには地盤看板も鞄も足りないし、かといって地方自治体に出向して市町村助役(今でいう副市長)になるのはリスクが高すぎる。もし地場に合わなければどうすればいいのか。どの面を下げて霞が関に帰ればいいのか? いや、というか帰れない。片道切符だ。

 でも、本当に政治家になりたい人であれば、不安に打ち勝ってしまえるのだろう。当時の私は、転職を考えはじめていたけれども、今と違って転職市場は整備されていなかった。インターネットでの転職活動も始まったばかりだ。リクナビ黎明期になる。

 まあ、それらも言い訳に過ぎない。本気で転職したい人だったら、そんな事情関係なく転職エージェント架電していることだろう。心の底では、そこまで転職したいとは思ってなかったのだ。

 その後も、厳しい日々が続いた。職責はどんどん増えていくけれども、やりがいは減っていった。給料も見合っていない。時給換算だと千数百円ほどか。上でいう40才になる頃には、自分がなんのために働いているのかわからなくなった。行政ロボットのようだった。

 ひたすら政策課題に対して向き合い、法律常識に照らして世間でいうところの正解と思われる回答を見つけ出し、複数上司忖度とやらをしながら仕事を回していた。税制を維持していくためのロボットになっていた。

 あと数年以内には、おそらく課長補佐から課長級になる。もっと忙しくなるだろう。子どもを2人育てるなど不可能だ。

 もやもやした気分で深夜に帰宅した時、やはり、あのアニメ――『犬神さんと猫山さん』が流れていた。たった三ヶ月の付き合いだったが、少しばかりの息抜きになった。コンビニおにぎりお茶と、味覇スープを飲みながら、ほとんど何も考えずに観ていた。

 女性同士が仲良くすることに主眼を置いていたのはわかる。メインふたり関係だけでなく、ほかの女性同士の関係性も描いている。

 犬神さんは積極タイプだった。猫山さんのことが大好きだ。ほかの女の子はいざこざがありながらも、最後には仲良しになっていた気がする。

 強いていえば、犬神さんの猫山さんに対するアプローチには、セクシャルハラスメント構成する要素があった。いきなり抱きついたり、薬物を飲み物に混ぜようとしたり、髪型自分好みにさせようとしたり、猫山さんの反応が気に入らないとキレたり、ハラスメントし放題だった。デートDVに通じるものがある。人権という観点からは、現代社会で許容されるべきものではない。

 この日記を書き始めた頃、ニコニコ動画登録して全話パックを購入した。順番に話数を巡ったところ、第9話にこういうやり取りがあった。以下、犬神さんを「犬」とし、猫山さんを「猫」とする。

犬「あの~、今なんて……?」

猫「えっと、だからストパーかけたいなって……」

犬「バッカなんですか猫山さん!」

猫「そこまでいうの犬神さん!?」

犬「だって、素晴らしいその猫っ毛を矯正するとか、そんなのって、そんなのって、コーヒーからコーヒー抜くようなものですよ!?」

猫「わたしアイデンティティなんだと思ってるの!?」

 リアル高校生ならこういう会話をするのかもしれないが、中年の私には厳しい描写だった。若い人向けの作品なのだからと思いつつ、読者が真似をしたら相手が苦しいことになる――と当時は考えていた。こちら以外にも、若い人なりの情動リビドー)が爆発するようなシーンがあったのを思い出す。

 思えば、若い人向けの作品なのだから、少しオーバーなのがちょうどいいのかもしれない。作者が若年だったのもあるだろう。梶原一騎(巨人の星)にしても、雁屋哲(野望の王国)にしても、巻来功士(メタルK)にしても、CLAMP(聖伝)にしても、荒木飛呂彦(バオー来訪者)にしても、板垣恵介(バキシリーズ)にしても、作者が若いと、エログロやスプラッタや、恋愛確執社会価値観との対峙など、青春期ならではのリビドーに溢れている。反対に、作者が齢を取ってくると確執関係が雪解けするような、そんなシーンを描くようになる。『バキ親子ケンカ編』などが顕著だ。

 あの人達が若かりし頃のマンガというのは、基本線として反社会的だ。反社会的といっても、若者にとっての抑圧を打ち破るという意味での反社会性だ。うまく料理できれば、マンガの魅力として存分に活きてくる。あの人達は、若者のそんな感情を搔き立てるのが抜群にうまかった……と、元若者が振り返ってみる。

 追記 Iさんはその後、大成した。少しではあるが本人に馴染みのある地域で、市町村助役として迎え入れられた。その後、国会議員職員団体や地元から応援を受けて市長選立候補し、並み居る解放同盟勢力を圧倒して市長になった。

 あれから調べてはいないが、きっと長い間お勤めになったのだろう。ああいう人がもっと多くなれば、地方もっと活性化するに違いない。



 Part3/3

 https://anond.hatelabo.jp/20230926201303

2023-06-08

日本年金制度賦課方式です」は国の年金運用失敗を暗に認めている

タイトル通り。年金制度破綻若者押し付けておいて「年寄りが悪い」的な論調に見事に騙されているクソガk、いや若者は考え直せ

2023-06-06

anond:20230606132527

 公的年金制度は、いま働いている世代(現役世代)が支払った保険料仕送りのように高齢者などの年金給付に充てるという「世代世代の支え合い」という考え方(これを賦課方式といいます)を基本とした財政方式運営されています保険料収入以外にも、年金積立金や税金年金給付に充てられています)。

 また、日本公的年金制度は、「国民年金」という特徴を持っており、20歳以上の全ての人が共通して加入する国民年金と、会社員が加入する厚生年金などによる、いわゆる「2階建て」と呼ばれる構造になっています

 具体的には、自営業者など国民年金のみに加入している人(第一被保険者)は、毎月定額の保険料自分で納め、会社員公務員厚生年金共済年金に加入している人(第二号被保険者)は、毎月定率の保険料会社折半負担し、保険料は毎月の給料から天引きされます専業主婦など扶養されている人(第三号被保険者)は、厚生年金制度などで保険料負担しているため、個人としては保険料負担する必要はありません。老後には、全ての人が老齢基礎年金を、厚生年金などに加入していた人は、それに加えて、老齢厚生年金などを受け取ることができます

 このように、公的年金制度は、基本的日本国内に住む20歳から60歳の全ての人が保険料を納め、その保険料高齢者などへ年金として給付する仕組みとなっています

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まり既に破綻している制度

2023-04-17

年金退職金はあてにならないので積立NISA確定拠出年金DC)で老後資金を確保しましょう」みたいな話

この4月からぴかぴかの新入社員です。

入社した瞬間、「年金退職金はあてにならないので積立NISA確定拠出年金DC)で老後資金を確保しましょう」みたいな話をめちゃくちゃ聞く。

言ってること自体は正しいと思うけどマジでクソ食らえだなって思う。

社会に言いたいことがありまーす!!!

「そんな金ねーよ」

これに尽きる。

新卒給料って概ね20前後だと思うんです。

その後多かれ少なれ昇給はあれど(所得税増えたりするし)20前後生活を成り立たせなきゃいけない期間がそこそこ長く続くと思われる。

一人暮らしなら家賃8〜10万ぐらい持ってかれるので残り10万くらいでその他もろもろを賄う感じ。

食費3〜4万、光熱費インターネットで2万前後、だと残り3万くらい?そこから日用品衣服代、娯楽費(ボウリングとか飲み会とかそんなもん)出してるとまあ余裕ないです。

もちろん日用品必要最低限をなくなったら買い足すとかそんなもん。服とか1シーズンに1枚程度。金ない。

「使うお金、守るお金、育てるお金」みたいな言葉もあると思うけど使うお金で手一杯すぎて守ってる余裕も育ててる余裕もない。

実家暮らしすればいいじゃん、と思われるかもしれないが勤務地が自分で選べるとは限らないし(むしろ選べない場合の方が多いのでは)、

実家の親と仲がいいかどうか、自分の部屋があるかどうか、そもそも親が健康で存命かどうかとか「実家暮らしできる」ためのハードル個人的にかなり高いと思う。

そもそも実家暮らしできる人しかお金が貯められない」みたいな社会ヤバくない?

一人暮らし不自由なく暮らせる+投資に充てられるだけの給料が出ないのなんなんだ。ほんと貧しい国だな。

そもそも投資で金を増やせる層=「使うお金、守るお金、育てるお金」の「育てるお金」を出せる余裕のある層。

金のあるやつのもとにはさらに金があつまり貧乏人は一生貧乏!!!!!!

使うお金で手一杯の貧乏人はのたれ死ねってか!!!!ワハハ!!!!!!

預金しておけばお金が増えて年金退職金もしっかりもらえた世代

預金金利はしょぼい、年金受給できるか不明退職金もしぶい→だから自助投資)でなんとかしてね!w の我々世代

同じ国でここまで悪い意味で差があるのなんなんですかね…

少子化少子化言われてるし実際に人口減ってるんだから賦課方式破綻するのなんて目に見えてるので

これ以上改悪するばかりならいっそ制度ごと廃止してもらったほうがありがたいまであるだろ。

これで我々が老後資金に困っても「自助できないお前らが悪いですw」ってなるところまでセット。

絶望しかねえなー。。。

2023-04-04

anond:20230404160427

年金は積立金ではない、賦課方式

お前が受け取る年金は俺の子供が払ってやるんだぞ

子供作らないお前は年金を受取る権利なぞ無いんだが

ギャーギャーうるさいから払ってやる

子供の騒ぎ声くらい我慢せぇ

2023-02-11

anond:20230211112254

積立方式年金ってその発想なんだよね

ジャップランド賦課方式から地獄みたいなことになってるが

世代間の支え合い」とか綺麗事言って誤魔化しているけど

2023-01-22

自賠責の値下げについて

自賠責は結局賦課金を含めても値下げしたわけですが、値上げするだろうと思って叩かれてたのほんとかわいそう

繰戻の件は頑張ってほしいけど、保険料賦課金はようやっとる

2022-12-29

東日本復興税とか再生エネ賦課金とか

いまだに続いてるのってやっぱ利権化してるからかな。

これから永久に続いて無くならそう。

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