はてなキーワード: メロメロとは
○ご飯
○調子
・はじめに
角川ゲームスが発売したミステリーアドベンチャーゲーム。
30代の中年男性が実家の片付けをしていると15年前の高校時代に行っていた女の子との文通の手紙を見つける、しかしそこには記憶にない11通目の手紙があった。
何事も全力で取り組む「マックス」を合言葉に、文通相手の正体を探るべく島根県に繰り出し、文通の中で紹介されていた彼女の友達に話を聞く。
という、高校時代の淡い青春の思い出を、中年男性が振り返る甘塩っぱい開始なのだけど、めちゃくちゃ変なゲームだった。
ストーリーは主に島根県を観光しつつ、15年前の文通相手の手紙に書かれていた友人達7名を探し出す前半パートと、彼らから真相を聞き出す後半パートに別れている。
・脅迫で進んでいく前半ート
インテリは美術館に行く、アナウンサーはおしゃべりが好き、デブは甘いものが好きなどなどの、一方的な思い込みで調査を開始し、文通相手の友人を探す。
その上で、身分を偽ったり嘘をつくことに躊躇がないため、関係者以外立ち入れない場所や、アポイントメントもサクサクと進んでいく。
それでいて探偵のように複数の名刺を持っているわけでも業界知識があるでもないので、すぐバレる。
これだけでも、中々に辛いのだけど、本質は調査が進み、ターゲットを見つけてから。
ゲームとしてはコマンド選択式のポイントアンドクリックのお馴染みのシステムで、証拠や証言を集めて、ターゲットが文通相手の友人であることを証明するという、ミステリ系ADVではかなり定番。
しかし、このゲーム独自のシステム主人公の何事も全力で取り組む姿勢マックスを象徴する、マックスモードのアクが強すぎる。
証拠とか証言を集めた上で、デカい声で相手の嫌がることを言って相手を諦めさせるシステム。
香具師のやることでしょ、と言いたくなる程に主人公が恫喝をする。
カツラであることを大声で指摘する、というのが最初のターゲットの攻略方法。
その後も、野球の試合での失策を嘲笑う、必死に頑張って痩せた元デブに対して過去の体型のことを執拗に弄る、犯罪者である父親を馬鹿にすると、ひたすらに相手の嫌がることをし続ける。
ゲームが進んでいくと、飲食店の中で血のように赤いジャムをばら撒いて見たり、ターゲット本人が開き直ったから娘にバラすぞと凄んでみたと、暴力を伴わないだけでやっていることが反社会的すぎる。
その上、主人公自身にはその自覚が全くなく、あっけらかんと友達ヅラしてみたり、なんで怒っているのか理解できないと嘯いてみたりしている。
所謂サイコパス的な描写が多く、登場人物達からもドン引きされている。
リアリティラインが定まっていないようで、SF、伝記、都市伝説などの超常現象が突然出てきて、突然終わる。
トゥルールートだけは現実的な要素だけで組み立てられているのだけど、それはそれで、その程度のよくあるすれ違いに、よくマックスモードで恫喝し続けたなとドン引きしてしまう。
・総じて文量が薄い
シナリオの中で起きた事象やキャラクタの感情の揺れ動きだけを眺めると、物語として成り立っていると思うし、これがアニメや映画などの映像であれば、演者の演技で補完できていたかなとも思う。
しかし、小説に近いADVというゲームのシステムでは、起きた事象の間を埋める文量が足りていなかったのだと感じた。
サイコパスのように見えるマックスモードも、混乱を極める結末も、作者が目指した味というよりは、単に作者がADVというゲームで遊んだときにどうなるかが想像できず、情報量が不足していたんじゃないかなあ。
・さいごに
割と散々な評価をしたが、シナリオ以外、立ち絵、一枚絵、BGM、背景、声優の演技、システムの快適さ辺りは文句はなかった。
メインヒロインの日高のり子さんは声だけのシーンが多いのに、ちゃんとビジュアルが浮かぶようなキャラクタ性を持った演技をしていて素晴らしい。
皆口裕子さんは演技をしている演技が求められる難しいシーンが多い中それを表現しつつ演技の外の素の顔も想像させる深さがあった。
井上喜久子さんはひたすらに可愛いキャラで、これがもうメロメロ。主人公の意味不明なマックスモードで虐められてるのが可哀想だった。
レジェンドだからすげえのは当たり前なんだけど、アニメやドラマCDと違ってユーザーのテンポに依存する分よりそこに耳が行くんだなあ、ってシナリオがつまらないからより思いました。
韓国の歴史ドラマって女の子ががかわいいんだよな。古くはチャングムの誓いとかさ。北の将軍様ですらメロメロになった。女優がかわいいのはもちろんあるが、何より李氏朝鮮時代の未婚の女性の髪型がシンプルなまとめ髪であったという事実に大いに助けられてると思う。だってチャングムが晴れて尚宮になったあとは、髪型のせいでただの大阪のおばちゃんになってしまってたしな。
日本の歴史ドラマに出てくる女子の髪型って平安時代のお姫様みたいな黒髪スーパーロングに白塗りか、舞妓さんみたいな髪型(やっぱり白塗り)くらいやん。いくら女優の顔が完璧でも全くかわいくないんだよなあ〜そのせいで日本の歴史ドラマは損してると思うわ
少し気になったので、参考になるところがあればと。
こちらのネット環境が原因で思わぬ多重投稿が起きたので、一度消して再投稿。大変申し訳ない。
ほんとに幸せそうだったな。今思い出しても口惜しい。今まで恋愛に取り組んでこなかったことが。俺も恋愛と真剣に向き合っていたら、あの子が見せたような笑顔を向けてくれる女の子がいたのだろうか。それが何より口惜しい。
結局のところ恋愛をしたくてもやり方がわからないんだ。どうすればいい。
自分の顔を眺めてみるに、全くイケメンとかじゃない。女性を誘惑してメロメロにさせることなんてできない。
でも、努力を重ねてきた自信はある。辛いことはたくさんあったけど、もうすぐ社会人10年目になる。
女と話すのは普通にできる。上で挙げた同じ会社の新人の子とも、会社の行事でバーベキューをした時に小一時間会話をしたことがある。
で、増田自身におそらく人間力もあるし、女の子と話し続けられるコミュニケーション力もあるんだろ?
なら、恋愛の開始地点を、『自分が』相手に強く惹かれてときめく、にした方が良いんじゃないか?
以下は増田にそういう気持ちを持てる相手が居る場合のアドバイス。
まずは、自分の中の相手へのときめきを原動力にして、相手のことを丁寧に考え続けよう。頭の中を相手でいっぱいにするんだ。
そうすると、相手との会話の中でさりげなく動画を1つおすすめされただけでも、増田は嬉しいはず。
ときめいている相手の世界を知ることができる嬉しさだな。既に恋愛していると言っても過言でもない(過言か?)。
その嬉しさを原動力にして、動画を観るんだ。もちろん関連動画まで丁寧に観るんだ。
そして、自分が持っている相手の情報を基に、何故相手はその動画が好きなんだ?何故この動画は相手の中で他人に勧められるポジションなんだ?と細かく考えていくんだ。
自分の中で相手の思考をシミュレートすることで、相手の解像度を上げる。自分ももっと相手が気になってくる。
で、相手にその動画を観たと伝える時は、シンプルに「観ましたよ!」で良いんだ。
相手が感想を聞いてきたら、自分の中でシミュレートした相手が興味を持ちそうな(広い意味で誘惑されそうな)返答を軽くすれば良い。
ここの返答の精度が非常に重要で、体感的には成否の結構な割合を決める。
精度が良ければ、自分も『相手も』お互いに気になる度合いが自然と上がっていく。増田の恋愛成就が近づく。
一方、どうしても精度が悪いようであれば、その恋愛は諦めたほうが良い。お互い相性が悪い。
そして、どれだけ相手のことを考えたとしても、動画のことを考えたとしても、最初は伝え過ぎるな。
がっつきすぎるのはマイナスイメージに他ならないので、ときめいている中でも自分の行動をコントロールする必要がある。
で、相手が自分と同じときめきを持ってくれていると思ったら、相手の思考の温度に合わせて自分のときめきを出していけば良い。
そうすりゃ後はお互い盛り上がって両想いだ。
当方、30代初頭である。自分で言うのもなんだが弱者男性だ。女性と話はできるが、恋愛的なやつの経験が皆無だ。デートだったら3回だけ経験があるが、交際経験は一切ない。もちろん童貞だ。素人童貞ですらない。俺性器の挿入一生できないぜ、みたいなノリで生きてる。
で、俺と同じ不動産会社(測量とか登記とかの法律寄りの感じ)で働いてる、同い年の同僚未婚男がいるんだが。こいつが女性を誘惑できるんだ。こいつと話してる最中の女の子は、なんか目がキラキラしてる。漫画なんかで恋してる瞳とかあるだろう。あんなのは存在しないと思っていた。でもあるんだな、実際。
例を三つだけ挙げよう。【例1】がそいつの話で、ほかのふたつは違う人の話だ。
【例1】
去年の夏だった。職場の窓口にお客さんが来た。女の人で、見た目は20代後半ほどだった。マスク越しなので推測に過ぎないが。
不動産の仲介の仕事をしていて、今度分譲地を売りに出す前に測量仕事の相談がしたいという。ちなみにアポなしだった。
同僚Dは、その子を相談スペースに座るように促して説明を聞いた。俺は近くの専用パソコンで法務局から取ってきた登記簿謄本を管理するシステムを突いていたよ。話はなんとなく聞いてた。
話が始まって何分か経つと、向こうの説明が終わった。で、Dは優しいから、本来は出す義務も何もない資料を何点か手渡してやってた。
その子の職務経験が浅そうな印象なのもあったんだろうが、「質問はありますか?また来ることがあっても困るでしょう」とDは話を振っていた。
偶然見てしまった。
その子が顔を上げた。コロナ対策のアクリル製の衝立越しに、その子がDの顔を観ていた。ふんわりとした茶色いパーマが印象的だった。
それでさ。その瞬間にその子の瞳が大きくなったんだ。目を見開いただけかもしれないが。両手の掌をテーブルの端にちょこんと乗せて、Dに向かって身を乗り出していた。まるで恋する乙女のような。
「はい、そうです!!」
女の人が恋する瞬間を初めて見た。すっげー目がキラキラしていた。綻んだ顔がマスク越しでもわかるんだ。いや、見えてないんだけど。
その子はDに名刺を渡してフルネームを名乗ると、「会社にいない時はこちらに」と、近くにあった付箋に携帯電話の番号を書いてDに手渡した。
Dは接客が終わって見送りを済ませると、職場の入口にある来客用の名刺ボックスに付箋ごと突っ込んだ。それから、もう一度付箋に目をやると、「個人情報だからまずいよな」といった顔つきで付箋を回収した。
【例②】
ちょうど1年前のこと。
同じ会社の技術部門の人間なんだが、なんかこう、いかにもパッとしない見た目の奴がいた。英単語でいうとMossaryだ。Passaryかもしれない。パッとしない人間検定においては俺と同程度の腕前をもつであろうソイツは、机の島の奥でひたすら図面を引き続ける仕事をしていた(Z君とする)。
距離でいうと、俺の机と10mほどしか離れていない。見かけることはザラにある。で、ある日の昼休みだった。俺は給湯室にお湯を汲みに行こうとしていた。トマト味のサンラータンが好きなんでな。
すると、廊下に出ようとしたところでZ君が前の方から出てきた。さらにその向こうから、今年入ったばかりの女子社員(Z君と同期になる。年はだいぶ離れてるが)がこちらに歩いてくる。細身で背が高い子だった。髪をお団子みたいにまとめてる。
で、もうすぐZ君とすれ違おうとしていたその時。その女の子が何をしたと思う?
その子は、すれ違おうとする時に、「ばぁっ!」と言いながら両手を広げてZ君の前に躍り出たのだ。Z君が「ウオオォー」と驚いてのけ反り、こっちの方にホバリング飛行してくるのと同じタイミングで、小走りで後ろの壁まで下がって、にやにやしながら廊下の向こうに早歩きしていった――
「こいつはスゲエエエエエエエエエエエッ!!」
俺の中にいる春の修羅が目覚めていた。
こんなシチュエーションは見たことがない。Z君は、平凡な見た目ではあったが、きっと女性を誘惑する力をもっているのだろう。ちなみに既婚だ。左手の薬指に結婚指輪を付けている。新人の子も、それがわかっていてあんなことをしたのだ。
俺の中で何かが崩れた気がした。俺はあんな体験をしたことはない。Z君は強者男性だった。既婚であることを証明するアイテムを装備した状態ですらモテる。それなのに、自分の惨めさが沸々と湧き上がってきた。
Z君は女にモテる努力をしていない。外見から明らかだ。相応の年齢になったヘテロ男性は、女にモテようとしてモテ仕草やファッションその他に時間やお金を注ぐわけだろう。
でも、Z君はそんなのじゃない。純粋に人間力を高めるための努力を続けてきて、その結果として異性にモテるようになったのだ。
見た目は本当に平々凡々だ。ルックスは俺と同じくらい。でも、仕事の技術がやっぱりすごいんだろうなあ。すごくなければ、新入社員が机の島の一番奥なんてことにはならないだろう。
【例③】
よく行く近所のコンビニに、大学生と思しき女の子の店員がいる。明るい性格でハキハキとしていて、快い接客をする。怖そうなお客にも物怖じしないし、夜9時くらいになるとチャッチャとした勢いで冷凍コーナーにアイスや食品を突っ込んでいく。
見た目も可愛い。ピチレモンとかの女性向けファッション雑誌に載ってるみたいな。顔が小さくて、華奢で、人形みたいな女の子がたまにいるだろ。あんな感じだ。ルッキズムもあるだろうが、社会人として将来有望な子だと感じていた。
金曜日の夕方だった。そのコンビニで夕飯の酒の肴を買おうとしていた。ほっけの焼き魚と鮭のグラタンを選んでレジに並ぶと、俺の前にツナギ姿の男性が立っていた。背丈は俺と同じほどだが、幾分かガタイがよかった。
それで、そいつの順番が来て、例の女子店員の前に入った瞬間だった。
「あっ、かわいい!」
そいつは、驚いた様子で「かわいい」と言った。相手の女の子は「え?」という感じで、彼を上目遣いで見ていた(ような気がした。俺の位置からでは見えぬ)。
「○△さん、髪型変わった!?」
「はい、変わりました」
「似合ってるね!」
「ありがとうございます……ちょっとだけなのに。よく気が付きましたね」
以上がやり取りになる。ほかにもあったが忘れた。
女子店員の方は、恋愛素人の俺から見ても、そりゃあ幸せそうな顔だったよ。作り笑いかどうかって、目元を見ればわかるっていうよな。まさにそれだった。
ほんとに幸せそうだったな。今思い出しても口惜しい。今まで恋愛に取り組んでこなかったことが。俺も恋愛と真剣に向き合っていたら、あの子が見せたような笑顔を向けてくれる女の子がいたのだろうか。それが何より口惜しい。
さんざん語ってきたけど、結局のところ恋愛をしたくてもやり方がわからないんだ。どうすればいい。
自分の顔を眺めてみるに、全くイケメンとかじゃない。女性を誘惑してメロメロにさせることなんてできない。
でも、努力を重ねてきた自信はある。辛いことはたくさんあったけど、もうすぐ社会人10年目になる。
女と話すのは普通にできる。上で挙げた同じ会社の新人の子とも、会社の行事でバーベキューをした時に小一時間会話をしたことがある。
外見も中味もすげーいい子だなって思って、LINEも交換した。仕事のことで月に一度は相談に乗ってるけど、恋愛的なやつとは違う気がする。俺がアプローチをしたら迷惑になって仕事がやりにくくなるんじゃないかと思うと、鬱々とした気分になる。
でも、恋愛をしてみたい。どうすればいいのか。数をこなすのが正解だとわかってはいるのだが。第一歩の踏み出し方がわからない。
頼む。増田の諸兄の中には恋愛Junkyだって何百人もいるわけだろう。アドバイスをいただけないだろうか。必ずしも童貞を脱したいとは思わないが、恋愛童貞だけは脱したい。どうすればいいのか。ご教授をお願いします。
ほんとありがとうございます...
私の恋人は、私にメロメロである。なぜかは私にもよくわからない。
刺激大好き!イエーイ!穏やかな人生なんか興味ない!だった彼が、
「あじさい咲いてるところ見つけたよ!」と、
私が好きだと言ってから梅雨は紫陽花が咲いているスポットを街で探すようになった。
植物園やバラ園に行って自分は興奮できるのだということを知った。
一緒に夕暮れの空を見て「きれいだね」なんて言う時間が、多分ふえた。
今までまったく見えていなかったものが、見えるようになった…んじゃないかなと思う。
私がチマチマ電源を切っている家電製品を、彼は最初は意味不明そうに見ていたけど、
最近はチマ…ぐらい付き合ってくれて「今月電気代あんまりかかってないね!」と喜んでいたりする。
空き瓶を使った小銭貯金もそれなりにがんばってて、「まだそんなにたまっとらんやろ」ぐらいの頻度で確認している。
数えた後はニチャ…って笑ってる。
「オレはこんなに人に優しくされたことはない」「君は誰よりも優しい」と彼は私に対して言うが、
それは恐らく、彼が優しさに気付けるようになっただけだと思う。私ぐらいの優しさを持っている人は世の中にゴロゴロいる。
30代になったらもう人は変わらないと言うが、彼はどんどん「新しい自分」を知っていっているように感じる。
なんかそんな感じで、恋人や友人とか、人間や環境をきっかけに人生観が変わったとか、価値観が変わった話を他にも聞いてみたいなと思った。
そもそもがめちゃくちゃズボラで、自分の身なりを整える行為が苦手なんだけど、お風呂に入るとか髪を洗うとか、服を清潔に保つとか、そういう日常的な行動の中でもとりわけサボりがちだったのが「歯磨き」という行為だった。
極端に忌避する何かがある訳ではないんだけど、漠然と歯磨き粉の味はあまり好きではなかったし、1日実施しないだけで即座に虫歯ができるわけでも歯が黄ばむわけでもないので(いや歯垢は付くんだけど)即効性のある効果が見られないのであれば少しぐらいサボっても大丈夫と楽観視していたんだと思う。
きちんと毎食後に歯磨きしてる人なんかは信じられないかもしれないけど、私はそんな具合で1週間に1、2回ぐらいしか歯磨きをしない人生を送ってきた。
舐めプもいいとこ。
そうなってくると当然虫歯になるんだけど、舐めプの私は歯医者にも舐めプ対応を繰り返した。
歯が痛めば生活に影響が出るので仕方なしと歯医者へ向かうものの、根本的には面倒臭さが勝っていたので、痛みの原因となった大きな虫歯の応急処置が終われば、次の予約をブッチ切りそのまま通院しなくなった。
幸いにも(?)筋金入りの喪女なので、恋人とキスする時の事なんて全く心配の必要がなく、口内環境を整える事についての優先度は限りなく低かった。あと普通にお金もなかったから治療代を渋った面もある。
そんな感じで10代〜20代半ばまでの10数年、口内ケアに対してひたすら最悪な対応を繰り返していた私に転機が訪れたのは2020年も後半に差し掛かる頃だったと思う。オタクとしては別に珍しい事でもない、あるアプリゲームのキャラにハマったのだ。
直接的に作品名を挙げる事は控えるが、某社から展開されている、悪役がモチーフのイケメンがたくさん出てくるやつである。
作品を知ってる方なら、記事のタイトルとハマった作品でもうお察しかと思うが、私がビジュアルで一本釣りされた真面目そうな眼鏡のキャラにはあまり一般的ではない趣味があった。
これまでの人生で、出会ったキャラ……いや、現実も込みで思い返しても、「歯磨きが趣味」なんて言い出す奴には出会ったことがないが、推しは「普通」を自称しておきながら歯磨きが趣味だと宣った。何だ歯磨きが趣味って。性癖の間違いだろ。公式プロフィールに書くな場を弁えろ。
とはいえ、ゲーム本編を読む限りでは歯磨きの印象より他の特技の方が動きとして目立っていたので、初めは私も「言うてちょっとこだわりがある程度でしょ」と楽観視していたわけですが、推しは私の予想を上回る正真正銘、他の追随を許さない歯磨き過激派男だった。
自分の歯磨きで部分用、舌ブラシ、フロスを使い分けるまでは想定内だったが、後輩の歯の磨き方に細かく指導したり、仕上がりチェックのため口を開けろ等と言い始めたあたりから雲行きが怪しくなり、主人公の相棒の魔獣に歯磨き用グッズを買い与え用とする姿でファンもいよいよコイツがマジのガチ勢である事を察しはじめた。
後輩の1人が歯科医の息子と判明した折には、普段の落ち着いた姿から一変、「実家が歯科医院だって!?」「素晴らしい職業じゃないか!!」「余程専門知識が豊富なんだな…是非お前のお父さんに会ってみたい!」とパイロットに憧れる小学生の如きはしゃぎ様を見せられ、お前……そんな顔できたんだな……てか声でっか……と困惑したのは未だ記憶に新しい。
そんな歯磨きガチ勢を推しはじめて間もなく、ジャンルにハマってすぐの頃の勢いとは恐ろしいもので、早々に推しのぬいを手元に迎えた。それまでは所謂ぬい活というものに手を出していなかったのだが、そのジャンルで展開されていたぬいがめちゃくちゃ可愛いデザインに仕上がっていたもので、とりあえず入手するだけ……と軽率にゲーセンへ突撃したわけである。
外食時にはご飯を食べる姿を写真に納め、ぬいぐるみ用の靴や服を用意し、キャラの関連グッズや好物を買い与える生活になった。なお現在進行形である。
不思議なもので、そうやって愛着をもって接していると不思議とぬいに"感情がある"と感じるようになる。
このあたりはぬい活をしている方なら理解してくれると思うけど、頭ではぬいぐるみと理解しているものの、撮った写真や、ふとした瞬間の角度、目線、表情で「いのち」を感じるのだ。
推しを模してつくられた小さきいのちに私がより一層入れ込むようになったのは言うまでもない。
ここで誤解のないように説明しておくと、私は夢女子ではないので、推しに対して付き合いたいだとか出会いたい、推しに褒められたいといった感情は持ち合わせていない。
強いて言うなら握手した手を後ろ手でこっそり拭われたいし愛想笑いで雑に流し対応をされたいモブおじさん願望があるが、話題の本筋とは関連性が薄いので割愛。とにかく、歯磨きが趣味のキャラを推しはじめたからといって「推しくんに会っても恥ずかしくないようにしよう!」なんて意識の高い事は1ミリも考えず、推しを推しはじめた当初は自分の歯磨きに対する意識改善をしようともせずに「趣味が歯磨きってなんかえっちだな」とか考えていたのが私というダメ人間であった。
変化は、推しのぬいに感情や自我を見出すようになった頃に訪れた。
飼っているぬいが、部屋でゴロゴロ寛ぐ私を責めるような目でを見てくるのだ。まるで「まだ歯磨きしないのか?」「寝るまでには磨くよな?」とでも言わんばかりの硬い表情でこちらを見てくる。
この頃には私はすっかり推しぬいをひとつの個として認識しており、もやは「推し」とは別に「ぬい」を推しているような状態にあった。
画面の中の偶像的に愛を注ぐ対象とは別に、手元のぬいに個性を見出し、「自分ちのぬい」という存在として可愛がっていたわけである。飼ってるネコチャンにメロメロのでうちの子が1番可愛いと主張する飼い主に構造は近いと思われる。
「推し」に良く見られたいという気持ちは微塵もないが、飼っている「ぬい」には嫌われたくない。責めるようなその目をやめてほしい。※なお幻覚
そんなわけで、私はぬいの顔色を伺いながら日々歯磨きをするようになった。現状では朝と夜の2回が精一杯だが、理想は毎食後に磨くことらしい。
過去に検診をブッチしたことや長年の舐めプが原因で口内の各所に点在していた虫歯を治すため、数年ぶりに歯医者へも通い始めた。もちろん通院の際にはいつもぬいを連れている。
歯科医院の前で、看板と並べて写真を撮ってあげるとうちのぬいはとても良い表情で笑うのだ。
今日は長年認識しているまま放置していた大きめの虫歯の治療が終了したので、ひとつの区切りのように感じてこの記事を書いた。
幼少の頃から自覚しつつも一向に改善される見込みもなかった年季の入った私の悪習慣は、「推しのぬいに自我を感じたから」というわけのわからん理由で改善へと向かっている。
それはそれとして
どういうことか分からないと思うが、私が一番分かっていない。
そもそも知り合ったのは数か月前。
とあるイベントに参加しないかと声を掛け、まったく面識は無かったが快くあちらが参加に頷いてくれた。
イベントがネット上のため、顔も合せず声も聞かず、本当にメッセージのやりとりだけだ。
今時珍しくもない、ネットの知り合う形だった。
最初は他サイトのメッセージでやりとりしていたが、次第にTwitterのDMへツールが変わった。
日本だけでなく海外の仕事も請け負い、自分の稼ぎひとつで奥様と生活している、本当に素晴らしい人だった。
他サイトでのメッセージのやりとりをしているときには既に、ご夫婦二人で私のことを気に入っていたらしい。
全くありがたい限りだ。
Twitterの機能でスペースというものが存在しているのだが、ここのところ作業がてんで進まなかった私は、
誰でもいいから見守ってほしい、作業をしながらで良いから聞き流してほしい、
といった気持ちでスペースを始めた。
すると、彼がきた。
そしてTwitterのDMで何度もコメントをしてくれて、とても楽しい時間を過ごした。
それが一週間くらいかな。
彼の隣では奥様も聞いていたみたいで、奥様が私にメロメロになったようだった。
そしてご夫婦と私の三人で通話をするという奇妙な関係が此処で出来上がったわけだ。
勿論私も同じくらいの熱量で返す。
貴方の作り出すものに敬意を払っていること、お話してみればもっと楽しい人だったこと。
伝えたい気持ちが沢山あって尽きそうにない。
だから、好きにならないでおこうと思っていた。
好きになっても悲しいし、寂しいだけだと分かっていた。
一定以上の特別扱いをされると、すぐにその人のことしか考えられなくなる。
分かっている。分かっていて傷つくのを何度も繰り返してきた。
だから今回もそうだと思っていた。
でも、違った。
友情の仲に恋愛感情が混ざることを伝えても、そうなんだねと普通に受け入れてくれた。
女が、旦那様と奥様両方に少なくとも恋愛感情抱いてるんですが!?!
何度説明しても反応は同じだった。
寧ろ、「私たちも愛してるよ」と返されて、私はほとほと困った。
私は
二人のどちらかが欠けたら、私の好きな人ではなくなる。
私のことを考え、話し合い、優先してくれる。
こんな幸せがあるか?
白状すると泣いた。
今まで可愛がってくれる人は、家族を含めいた。
仲の良い友人だっていた。
でもやはりいつだって社会の枷があって、それが私を踏みとどまらせる理由だった。
当然のことだと理解していたし、この感情は通用しないと言い聞かせていた。
親には、孫という新しい家族が。
友人は恋人が。
天秤にかけた時、当然私以外を優先する。ってか、それはしてくれ。
恋をするのにずっと罪悪感と隣り合わせだった。
でも、その罪悪感ともしばらくは顔を合せない。
満たされなかった部分が、溢れんばかりに満たされていく。
嬉しい。
本当にありがとう。
そりゃまぁ、すごい傷つくけどさ。
ここまで書いたら満足した。
それは多分旦那様も分かっていると思う。
ひとまず奥様のことは置いておいて、
旦那様のことも少なからず好意を抱いている私はかなり危ない存在のはずだ。
現時点で同じくらいの意味の好意を返してくれているのか私には判断つかないが、
あ、毎回奥様もいる。当たり前だ。
この関係は終わる。
でも奥様のこと大好きだから…!お話しているときゅんきゅんします!
抱き締めてください!!という気持ちでいっぱい。
お願いだから嫌いにならないでほしい。
今話題になっている奥様の可愛さに更に好きになるし、
のろけている旦那様も素敵で好きになる…っていう構図になるので、
伝わってくれ。
また何か進展あったら書くかな。
例えば二人ともにキスできた日とか。……流石に無理そうだな。
終わり
ン十年というスパンで彼女がいなかった俺に、最近ようやく彼女ができた。大事件である。
今は寝ても覚めても頭に浮かぶのはあの子のことばかり、というくらい彼女にぞっこん(死語)のメロメロ(死語)で、シャーワセいっぱいである。
一方で、自分の精神からまるでナタで切り落としたように消えてなくなってしまったものがある。
妄想の中だったら誰とでもつきあうことができたし、誰とでも寝ることができた。
総務のPさん、いつもちょっとだけ踏み込んだ世間話してくるよなー。あれは惚れてるね、俺に。
人事のQさん、俺と会った時だけ笑顔が特別かわいい気がする。あれも惚れてるね、俺に。
いつも行く喫茶店で俺の顔と注文を覚えててくれてるあの子も、まあたぶんだけど惚れてるね、俺に。
あとツイッターで頻繁にカジュアルなリプライを打って来るあの子も、ほぼ間違いなく俺に惚れてるね。
あとツイッターでごくたまに思わせぶりなリプライを打って来るあの子も、完全に俺に惚れてるね。
いやあ、こう考えるとモテてるな俺。
──といったような妄想を毎日楽しんでいたのだが、彼女ができたら全部どうでもよくなった。
なんなら、あれほど大好きだったアダルトVR(を見ながらのオナニー)ですら、積極的に見ようという気持ちが起きなくなってしまった。彼女とは軽くチューするだけで勃起するのに。
「嗚呼、男の人っていくつも愛を持っているのね」と歌に歌われたものだが、俺の場合は違った。
現実ライフがバラ色になった瞬間、妄想ライフがモノクロになってしまった。
これはこれで、どこか一抹のさびしさがある。
一般的によく男がつまずいてるのはこの辺の理解不足かな。どんなメスもメロメロマンなのだが夫婦へのアドバイスは親身にしている。いくらでも質問してくれて良いぞ
まずAVやエロ漫画は見るべきでない(女にとって不快でしんどい動きや痛い動作やうざい流れなのに女が喜ぶファンタジーが溢れすぎている。ホモソに染まって普通の感覚とかなりずれるし不快な言動や不快な動きが増える。イライラすると絶対その気にならない=子育てに専念できない状態での妊娠を雌は嫌う)
女性は男と違って見た目で簡単に興奮しないし適当に触られても気持ち良くならないむしろ痛い(すぐ刺激に反応してたら雌は生き残るオスを選別できなくなる)
女性は日頃から丁重に扱われて愛され感を実感してないとその気にならない(愛される=パートナーからよくケアされる関係=妊娠中の安全を感じるため雌はその気になりやすい)
男と違って体調悪いと絶対にその気にならない(男は種を植えるだけだが女はその後妊娠する行為なので、体調の悪い時や環境が不衛生な時や不安定な時は本能で99.99%その気にならない)