はてなキーワード: ゴミ箱とは
外出先のトイレにて。
ゴミ箱から溢れかけてる使用済みペーパータオルを踏んづけて圧縮し、自分の手を拭いた使用済みペーパータオル(小さく丸めたもの)を捨てる。
気の利いた店だと大きめの段ボールに45Lゴミ袋被せて臨時の大容量ゴミ箱用意してる。
手を拭いた後にクシャッとやっても乾いてくると拡がって嵩張る?
「使用後のペーパータオルは小さく丸めて捨てましょう」とでもマナー啓発する?
効果なさそう。
「飲んだ後の牛乳紙パックは小さく畳んで捨てましょう」ってのは小学校でやってたような。
大人世代は諦めて保育園幼稚園世代くらいからマナー刷り込めばいける?
小さく折りたたんでも勝手に拡がる投票用紙の逆で、手を拭き終えたら勝手に小さく丸まるペーパータオルとか出来ないかな?
キッチンのシンクとコンロの間のスペース(まな板を使うところ)に空き瓶をいっつも置いたままにしている
空き瓶は洗ってゴミ箱に入れるだけなんだけれど洗うのが面倒で一旦そこに放置→1ヶ月ぐらい放置する
「放置しないでくれる?」って言うか瓶のゴミの日になると慌てて洗ってゴミ箱に入れるんだけど
そこに空いたペットボトルが置かれることも多い
洗う必要はないしラベル剥がす必要もないのでゴミ箱に入れるだけで良いのにそこに置いたままにされる
他にも、どうでもいいポスティングのチラシがダイニングテーブルに置いたままで捨てない
パンを止めてるプラスチックのやつもキッチンのゴミ箱の上のテーブルに置いたままで捨てない
「ダイニングテーブルには何も置きたくない」と常日頃から言っているんだが
よく分からないプリントだったりビニールの切れ端だったり餃子のタレの袋だったりがいつも置かれている
別に毎日チェックとかいうわけじゃなくて平気で一ヶ月ぐらい放置されてて、我慢できずに毎回俺が捨ててる
「こういうのはすぐに捨ててもらっていい?」
って話すんだが毎回喧嘩になる
「忙しいんだから!」
とか言うくせに夜中の3時までBTSを見てる
要するに「捨てるか捨てないかを判断する」っていう知的作業をしたくない、ということだと思う
「捨てた」という状態を元に戻すことはできないが、「捨ててない」という状態であればいつでも「捨てた」という状態に遷移できる
そうなると捨てる行為にはいくらかのリスクが伴うわけで「捨てて良いのか?」という判断を迫られる
例えば「このヱビスビールの瓶には鯛が2匹描かれてないか?」というのを確認しないといけないかもしれない
(ヱビスビールは飲まないが)
知能が低い人ほどゴミ屋敷になりがちというのはこういうのが影響してるんだろうなぁ、と感じざるを得ない
とにかく知的作業をしたくない、知的作業に苦痛が伴う、という人ほど判断を先延ばしにする
人生においてそういう判断を先延ばしにした結果、痛い目を見たことがある人は少なくないだろうが
そこから教訓を得て「判断を先延ばしにしない」という状態に出来た人だけがまともに人生を送れる
そもそも教訓を得るどころか痛い目にあったということに気付いていない・目をそらしている人はいつまでも判断を保留にするんだろう
結局のところやっぱり「頭が悪い」というのは「頭の回転が遅い」というのではなく
これはもうそういう風に国が回っていて、国民がそれを望んでいるとしか言えないんだよね。
「法の矛盾の隙間を埋めるために犠牲になってもらうための存在」として公務員は雇われているわけで、彼らはそれを覚悟して働かなきゃいけない。
矛盾の隙間から生じる不利益の数々が、公務員のプライドだったり逮捕歴だったり人生だったりをゴミ箱シュートすれば解消できると言うなら、税金で雇われて頂いている立場を鑑みて積極的に犠牲になってくれよと思ってしまう。
「安いコストで高い利益を出したい」は国民も同じというか、そもそも国家ってそういう気持ちの集合体というか。
そうなるともう公務員ってのはどうあっても国民が利益を得るために犠牲になるのが仕事になるわけよ。
これからも頼むね。
読み進めていって
「そんな単語や言い回し使ったことねえよ!!!そもそも知りすらしねえよ!!!」
って状況に少なくとも数行に1回以上のペースで見舞われてとにかく鬱陶しいからだわ。
1行のうちに、「鈍いろ」「小袖」「くけ帯」「前結び」「老媼」、なんじゃそりゃって単語が5つもありやがる。
さすがにこうなったら辞書引かねえよボケ。必修の二外の予習じゃねえんだぞ、娯楽なんだよ。
2行目、
「大床」「青畳」「端坐」。
3行目、
「小さ刀」
4行目、
「潮鳴り」「春昼」
ここまでで0.5ページ。
いやあとてもじゃないけど楽しく読むなんて無理。
日常生活でほぼ耳にしないような単語使ったりしてた時点で原稿ゴミ箱行きにする下読みの人もいるやん。
週刊少年サンデー見習え。
困ってます。
こちらの3点 ヒントを頂けますとありがたい…。相談先のヒントだけでもいい…。
コロナ禍でしばらく会えてなかった70代・一人暮らしの父と久々に会ったら、いきなりおじいちゃんになってた…。
今年の春まで父は父の母=私の祖母の面倒を家でみてた。超老老介護。7090!
さすがに負担だろうということもあり ようやく祖母は施設に入れたのだけど、数年の介護で燃え尽き、コロナ禍で大好きな旅行には行けず、夏の七波がひどかったので親族や友人にも会えずで 人との交流が減ってしまったのが悪かったっぽい。
コロナ入るまでは一人で海外旅行に行って動画送りつけてきたりしてたのに、夏そうは思えないほどヨボヨボの歩き方になってるし、家も汚かった…。
ちょっと認知症の兆しもあるかもと検査を受けさせて、心療内科の先生に「テストで満点取れてないし、認知症なりかけといえばなりかけてる」と言われる。
(鬱っぽい感じもあるかもねと言われ、うつ病の薬を処方された。本人的には薬飲みだして動きやすくなったと言っていた)
介護や支援の申請したけど「一人暮らしできてるよね」ってことで通りませんでした。
さぁどうしたらいいのか…。
〈暇な時間は何をさせたらいいのか〉
上に書いたが、父はこの夏2回詐欺に引っかかった。ロマンス詐欺。
向こうから来たオレオレ詐欺ではなく自分から行く形なのが娘としては恥ずかしい。
おえーって感じのエロツイッターアカウントを本名で作り、通常の人であれば弾くスパムエロアカウントに律儀に返事してた。
で、言われるがままLINEを交換し、やりとりしながら自分の写真やituneカードで送金したり、個人情報を渡したり。
ituneカードのはコンビニが通報してくれて→警察から娘の私に連絡が来た。
しかもそうやって警察からも心配されてたのに、短期間でまた別のアカウントとやりとりして 免許証の写真を送ってた…。
(見事にこういう詐欺でした。https://times.abema.tv/articles/-/10032787 )
「目が疲れやすくなったから、家族とのグループラインがしんどい」と言ってたのはなんだったのか。
昔より既読にならんなとは思ってたけど、そういうLINEはめちゃくちゃやり取りしてた。
多分目がしんどいのは本当なんだろうけど、そんな食いしばってやり取りするほどなのか…! …ほどなんだよね…。
夏に2回騙されてたのに、こないだスマホみたらまた変なアカウントとLINEでエロやりとりしてたよ…。(ツイッター消したのにどこで知り合った…って頭抱えた。消した)
父は、私が40代になるまで そういった性的なものを子供の前で見せる人ではなかったので、今回のことで「あー…」となった。
「子ども、将来 承認欲求と性欲をもてあまして裏垢◯◯とか作る輩になったらどうしよう」とふわっと心配してたのだけど、まさか親のほうを先に心配しないといけないとは…。
正直暇なんだろうなとは思う。相手してくれるし、刺激的なんだろうけど…。
(でも元SEならひっかるなよ。あきらかに怪しいのに。自分でいくな!)
それで平和になるのか。
義務教育の学校みたいに、毎日集まれる場所があり・行事のコンテンツなどあり・学びや刺激もあり・同年代と仲良く過ごしてくれるところあればいいのになと思うよ…。
〈生活力がない人はどうやって生きていけばいいのか/生活の意味の自立支援みたいなものがあればいいのに〉
ご飯はスーパーで、洗濯は最低限してるけど(でも部屋干しなので臭いしがち)、掃除とか分別したゴミ出しとか衣替えとか書類整理とかできない…。ゴミはゴミ箱ができない。
こういうのって高齢男性に限らず、若い人でも苦手な人はいるし、障害もちの人もできない人いるとおもう。
私は発達障害(手帳持ち)と育児中ということで数年前に福祉の手を入れてもらえた。
なので父にもヘルパーさん来てもらったりで対応できるのかなと思ってたけど、父には入れてもらえなかった。
私の発達特性は父譲りだと思うことが多く、私よりハードな凸凹を持ち合わせてそうなのにな、父。
でも、年齢も年齢だし 発達障害ではもう手帳を取れない。うーん。
もっと大変にならないと、助けてもらえないのか…。
とりあえず、我が家は家事代行を頼める環境ではありそうなので使ってみようと思うが、高いなぁ…。
介護や支援認定も厳しい。もっと厳しくなっていくんだろうし。(なんでなの! 国、助けてよ!)
今までの時代は家族で支え合って=誰かがフォローしながら生きてきたのかもだけど(それがいいとは思っていないが)、これから一人暮らし・お金ない人が増えるとしたらどうなっていくんだろう…。
今回の件で 私自身も今はヘルパーさんに助けてもらってるけど、いつ切られるかわからないので やっぱり自分で生活まわせるようになっていかなきゃなと思った。
就業だけでなく、生活の意味での自立支援制度もあればいいのになと思う。
生活、マルチタスクすぎるしかなりヘビーだよ…。それこそ外に出る人と専業主婦でわけたのもわかるくらい、家庭・生活を回すのって苦手な人にはホント大変です。
なんかいろんな年齢の人が楽しく家事を学べる キッザニアの家庭版とかあればいいのにな…。
〈中距離に住んでる私ができることは何か〉
祖母の今の施設 すごく良さそうなんだけどふたりとも移動させるのがいいのかな…。確かに片道2時間が片道1時間になるだけでも変わる…。
「二人引っ越しさせる」これがベストアンサーなのか…。(でも、どう考えてもヘビー…)
はー、どうしようかな…。
書いてる側の気持ちとしては、情報や思考を外部のメディアにアウトプットした時点で期待の8割ぐらいの満足感を得ているので、それへの反応はオマケ。だから結構いろいろなところで気の向くままに書き散らしている(amazonレビューとか)。増田とamazonは字数制限が少ないのが良い。twitterでも色々書いてたけど、1/みたいな形式の連ツイは、書き方をどうしても140文字単位に区切ってしまうので、書いて出しができなくて少し窮屈に感じる。blogみたいに、書き手の同一性を想定して複数の書き物を読まれちゃうのもちょっと窮屈。そこも増田のよいところ。
たとえゴミ箱みたいなとこに書いて、そこでゴミみたいな反応があったとしても、最初に得られた「書いて外に出した」という8割の満足感が失われるわけでもない。書くこと自体を別に快楽と思ってなくて、あくまで何かのための手段ととらえるタイプの人には、この感覚はなかなか伝わらないかもしれないけど、世の中を広く見渡せば俺みたいなやつは結構いるもんだと思うよ。
結婚して初めてホストクラブに行ったので、記憶の整理のために書いた。同じ空間にいた人なら一発で誰か分かる内容だが、果たしてあの空間にはてな匿名ダイアリーを読む人はいるのだろうか?
Too Long; Didn't Read.
【忙しい人のために】支払総額10万。閉店後のデートで同衾を誘われて逆に萎えた。キスはされたがセックスはしていない。既婚者が行ってはならない場所だと痛感した。
【スペック】結婚約10年目、子なし、レスだが仲は良い、アラフォー、田舎在住、普通体型、不美人。性欲はあまりないがときめき欲(?)はある。田舎すぎて職がないのでオンラインで小銭を稼いでいる。
【本文】
ある日東京に行き、用事を済ませた後一人でホストクラブに行った。結婚前は都内在住で、メンズキャバクラ(今は廃れつつある時間制ホストクラブ)に1年ほど惰性で通った苦い経験がある。最近はホストクラブやホスト個人がYouTubeチャンネルやSNSアカウントを開設しているので、店に行く前からホストクラブの雰囲気やホスト個人のことを知ることができる。あるチャンネルを通じ某大手グループ所属のホストXを知り、声と顔が好みすぎて会ってみたくなった。配信で「既婚者がお店に行ってもいいですか?」という質問に、「全然OK! 人のものっていいよね」とあしらっていたのも決め手になった。
行く日の夜、インスタのDMで「Xさん初回指名で今日お店に入れますか?」と連絡すると、しばらくして「ありがとうございます!顔写真付の身分証明書が必要なので持ってきてくださいね」という旨の返事。初回指名とは指名するホストを予め決めて初入店すること。普通、初入店時は指名ホストを決めるために1人5~10分くらいでホストが入れ替わり立ち替わりやってきて、これを初回と呼び、1時間3千円〜と安い。初回指名は2回目以降の来店と同じ扱いで、予め指名したホストが接客し、だいたい2万〜。
上品そうに見える服にハイブランドのスカーフ、金持ちを装った小さい鞄をひっさげ、軍資金として独身時代の貯金から15万おろす。店の付近で迷ってしまい、恐怖と緊張が高まる中、なんとか店を見つけてエレベーターで昇り、震える手で店の扉を開ける。YouTubeやTikTokで見たままの店内、見たままの美丈夫たちが目に入り、テンションと緊張と恐怖が最大値になる。受付で身分証明書を見せる。コピーはとられなかった(たぶん)。書き物もなし。ホストに呼んでもらう下の名前(偽名可)を聞かれて本名で答えると、若手ホストに席へと案内された。
21時少しすぎに行ったが店内はまだガラガラ。ホストクラブは通常19時開店だが幹部(売り上げの多いホストたちの呼称。毎月売り上げ上位をキープするなど、条件がある)は21時に出勤するところが多く、同伴(出勤前に姫(=客)とデートすること)してから来るためと思われる。
若手ホストにメニューを見せてもらう。発泡酒や缶酎ハイは2本セットで2000円。水商売では明記された値段に消費税と、TAXという名目の法外なサービス料約25~45%が加算される。グラスワイン1杯3000円、有名日本酒4合瓶3万円〜、スパークリングワインボトル5万円〜など。すでに高い。この店の場合、消費税とTAX入れて支払額は書かれてある値段に×1.5しなければならない。
飲み物を迷っていたら担当(指名したホストのこと)となるXが登場。わー! ばり好みの顔! YouTubeでの印象より背が高い! 身体つきが思ったより男らしい! 超好みの顔! いい声! 上品な色味の上等なスーツ! ほのかないい匂い! 感極まって思わず立ち上がりペコペコするキモいムーブをかますと「その反応めっちゃ嬉しい!」とリップサービス。並んで座ると膝の先を触れ合わせてくる。既に刺激が強すぎる。
「来てくれて本当にありがとう! SNSとかで『行きます!』って連絡来ても9割来ないからさ〜」といった会話を至近距離でする。顔が近い! すごく目を合わせて会話してくる! カラコンで目がちょっと充血してる! リップが淡いピンクでぷるぷる! マットなお肌! 化粧品または香水のいい匂い! 脳内麻薬が瀑布のように分泌され、体がじんわりと変な風に麻痺してくる感覚に陥る。
担当から店の料金システムを説明される。席料は固定であとは飲み物代が加算されるだけ、とのこと。予算は5万円と伝え、とりあえず自分と担当に白ワイングラス、ヘルプ(指名ホスト以外で席につきお喋りしてくれるホスト)に缶酎ハイを注文。時々膝に手を置かれつつ、「どうして俺指名なの?」「YouTubeを見て……」「いつから?」「初めてYouTubeチャンネルができたときから……」「えーすごい! 古参じゃんw」みたいな会話から入るが、一杯目を飲み切らないうちに内勤(ホストをどの席につかせるか等を指示する裏方)に呼ばれていなくなった。
ホストクラブは売れっ子になればなるほど自分以外の指名客(被りと呼ぶ)も来るため、高いお金を払っているのに自分の席についてくれる時間が少なくなるので、席についてもらうためにはより高額の酒を入れなければならない、という鬼畜な商売である。高額な酒を入れると、「[ホスト名]の姫様より[酒名]が入りました〜!」と被りを煽るようなクソデカ店内放送が入り、シャンパンコールとなる。
担当がいない間は卓を挟んだ向かいに他のホストがヘルプについてくれる。主に若手や新人がついてくれるが、数分だけ幹部もついてくれた。「隣座ってもいい?」と聞かれるも「あなたの姫に悪いから大丈夫です」といい人ぶって断ると「優しいんだね」とにこり。幹部は纏う空気が柔らかく、ドキドキするというより癒される感じがして話しやすく、なるほどこれが売れっ子なのかと思った。
3人くらい新人ホストが入れ代わりヘルプについた。そのうちに他の席も埋まり出し満席になる。他の席に担当がいるのが普通に見えるし声が通ってよく聞こえる。被りの姫がエレベーターに乗るときに肩を組んでいるのがちょっと見えて気になってしまう。姫たちは水商売風の人もそうでなさそうな人もいて年齢は20〜40代くらいだろうか。可愛い人や綺麗な人ばかりで背筋が伸びる。
新人ヘルプでも会話に困って気まずい、ということはないが、店には他の席の会話を聞かれないために大音量の音楽が常に流れており、大声で喋り続けるので喉が枯れてくる。龍角散ダイレクトを持参すればよかったな、とこぼしたら、ヘルプの一人が龍角散のど飴をくれた。いい子~!
やたら長く感じて正確には分からないがたぶん40分くらいすると担当が戻ってきた。酒が進み、白ワイン2杯目を自分と担当に追加。スカーフを巻いてもらうなど戯れあう。この辺りからボディタッチがあからさまに増えてゆく。膝に手を置くほかには腕を回したり肩や頭を寄せ合ったりふくらはぎをスカート越しに揉むなど。小中高と容姿で虐められていた私のような不美人にもけっこう触れてくるんだなと思ったが、手慣れているというか、勢いがありすぎるというか、誰にでも同じようにやっていそうな雑な感じがした。確かこの辺りでLINEの交換をしたと思う。最新型のiPhoneの画面は少し割れていて、LINEはウケ狙いのような画面で萎えた。非現実的な空間で現実に引き戻させないでおくれ。
グラスが空いたものの、「そろそろ予算に達しそうだけどどうする?」と言われ、「1、2万なら超えても大丈夫」と答える。赤ワインを担当と自分に追加。チェイサーがわりにジャスミン茶も追加。
赤ワインが来たあたりで担当に仕掛けられている感覚があった。抱きつかれたりキスされそうになったり、今後通わせるためか艶めいた色を滲ませるような会話内容になってくる。今日初めて会ったのに早すぎないか? 田舎在住で頻繁には通えないから最初からフルスロットルなのだろうか。「いつ東京出るの?」「明日」「えっ、じゃあ今夜がラストナイトじゃん! そうしたらさ、……店が終わったら、一緒にどこかへ行こうよ」閉店後にホストとデートすることをアフターと呼び、これがあの聞きしに勝るアフター……! とちょっと感動。しかし既に23時を回っており、眠気と疲れでそろそろ宿に戻りたかった。けっこう渋ったのだが全く諦めてくれる気配がなかったので「じゃあ[歌舞伎町にある一部に有名なスポット]に行きたい」と言ってアフターを約束した。いま思うとここで無理にでも帰っておけば、よい思い出だけが残っただろう。しかし、店に着くまでの緊張や恐怖、美丈夫たちに囲まれてちやほやされる高揚感、薄暗い店内、馬鹿みたいにうるさい音楽と店内放送、美しい姫たち、昏く煌びやかな装飾、服越しに伝わる担当の体温と質感に飲まれて断れなかった。そのままずるずると奈落の底へ導かれてゆくような心地だった。
赤ワインが空いてラストオーダーの時間が迫ってきて、どうしようか……となり、つい雰囲気に負けて「10万円までなら出せて、それ以上は物理的に無理」と言ってしまう。「じゃあ俺の好きな日本酒頼んでいい!?」と担当の目と纏う空気が突然ぱっと明るくなる。10万円という額は一般人からすると大金だが、ホストクラブにしてみれば雀の涙。そんな額に対してこのぱっと嬉しそうな表情になったのが演技なら、けっこうすごいなと思った。
日本酒の4合瓶が来る。ジャスミン茶を飲み干す。幹部が数分席についてくれたり、日本酒の話などをしたりして2合くらい飲んだあたりでシャンパンコールをする時間になり、天井からスモークが出たり赤や青のライトが点滅したり始める。まぶしい。担当とヘルプがコールのために席を外す。私の席の左側には壁があって、その壁を挟んだ反対側でコールしていた。様子は見えなかったが、オールコール、ホスト全員でコールするレベルのとても高額の酒が入ったようだった。席で一人になり、ここぞとばかりにアイスペールに入った氷をひたすら食べながらコールを聞いていた。酔っているのに頭の中はだいぶ醒めていて、帰りたいなあ、アフター行きたくないなあ、明日何時に起きなきゃ、こんなにボディタッチされるとかえって萎えるな、などと考えていた。内勤が伝票を持ってくる。会計99000円也。ちゃんと10万に収まってよかった。バインダーに現金10万円を挟んでおく。
シャンパンコールが終わって担当が戻ってきた時には、動いたせいなのかすっかりベロベロで、やたらと抱き着いたり抱き寄せたり私の頬に鼻や唇をつけてきたりする。もはやホストというよりもいい匂いのするばか犬に懐かれているような気分だった。ばか犬に失礼か。ただあまり酒の匂いはせず、抱き着かれるたびにいい香りがした。その秘訣は知りたい。お会計でおつりの千円が返ってくる。
閉店時間が近づいてきて、初めのうちは「余ったお酒持って帰っていい?」と言っていたのが何かスイッチが入ったのか飲み干そうとしていて、ヘルプも呼んで飲ませようとしていたがなかなか減らず、残り一合くらいになったあたりで母校の下校時刻に流れていたのと同じ曲がかかり始めた。ホストクラブでもこういう曲ってかかるんだねと笑いながら、仕方ないのでテキーラを飲むような飲み方で日本酒を片付けた。ごめんよ。担当は私のグラスが空くたびに自分のグラスに入った日本酒をそっくり私のグラスに入れることで自分も飲んでいるようなふりをしていた。汚いわんこそばスタイルはやめろ。
閉店時間間際になってやっと飲み干せたので店を出る。「エレベーターの前で待ってて!」と担当に言われて待つ。担当は千鳥足で、本当にアフターに行ける状態なんだろうかと不安になる。早く帰りたい。担当が戻ってきて(吐いたのかな?)エレベーターで一緒に降りて外に出る。風が冷たくて寒く、少し酔いが醒める。
歩きながらそれとなくホテルに誘われる。これがあの「初回枕」……! (初めて来店した客とセックスすること)本当にあるんだ! と思いつつ「いや結婚してるから無理」と答える。「えっ、結婚してるんだ! いいなー」「いいだろー、結婚はよいぞ」などと大変ふざけた会話をしつつ担当に自販機の水をねだる。アフターは基本的に全額担当持ちである。担当も水を飲めばいいのに矜持があるようで、この日見る限り一滴のノンアルコールもとっていなかった(裏では飲んでいたかもしれないが)。歩きながら500mlを飲み干す。ゴミ箱がない。道路が汚い。担当は寒い寒いと言って首元に手を突っ込んでくる。冷たい。やめろ。
[歌舞伎町にある一部に有名なスポット]に着いて少し戯れたあと、一軒目の居酒屋に入るが色々あってすぐに出る。この時の担当のセリフ(店員への不満)にドン引きして逃げたくなる。走って振り切れるか? と思ったがヒールだし転ぶかもと思って諦める。歌舞伎町から出てしまうと、25時過ぎという時間のためか新宿の街には本当に誰もいない。担当はとても酔っていて突然大声を出したり歌いだしたりする。人がいなくて本当によかった。「今日が最後の日なんでしょ」「旦那さん家なんでしょ」と色々な言い回しで何度もホテルに誘われるので行く気がないことをセリフと態度で示すと「は? うざ」と何度も言われつつ、誰もいないのに妙に明るいビルの中へ入ってゆき妙に大きなエレベーターに乗る。
エレベーターが開いた先はアクアリウムダイニングで、これ見よがしに淫靡な雰囲気が漂っていた。かなり広い店内だったが時間が時間なためか客は数組しかおらず、わかりやすくいかがわしいカップル席に通される。店内はホストクラブよりもやや暗く、蛍光がかった瑠璃色の水槽の中で熱帯魚がけだるく泳いでいた。グラスビールを二杯注文する。眠さのピークは越えたが倦怠感がひどく、早く帰らせてくれと心から思った。
担当も意地になっているのかなおも枕に誘ってくるので、そんなに飲んでたら起つものも勃たないだろと思いつつ、なんとか諦めてもらえる話題を……と性病の話などをする。「いや実は昔クラミジアをうつされて……(嘘)」「えー、小陰唇見なきゃ信じない。小陰唇見せろ(嘘つくな)」今日初めて会った人間同士でする会話ってこんなだっけ? 結婚前知り合いにレイプされてそのせいかは不明だが後日HPV高リスク型と診断された話、その知り合いが肺がんになって死んだ話などをする。意外と否定せず聞いてくれる。梅毒が流行っているから絶対に夫以外の人とセックスしたくない、会ってちょっとときめきたかっただけでセックスがしたいわけではない、刺激が強すぎる、もう充分楽しんだからもう帰りたい、ということをひたすら言い続けたら、さすがに担当も嫌になってきたのか目を見ながら「はいはい梅毒梅毒」とか「ガキが」とか言ってくるようになる。一回りくらい年下の男子にガキがと罵られてもかえって滑稽である。それでも抱き寄せられて頭を大きな手で優しく撫でられる。どの客にも同じことをしているんだろうなと思って全く嬉しくなく、もはや触られすぎて全くドキドキもしない。終電前に帰ればよかったな、でもそれだとかえっていい思い出しか残らなくてまた行きたくなってたかもしれないから逆に最悪な場面が見られてよかったかもな、それにしても色々ドン引きだな、こんな接客される被りの姫たちがかわいそうだな、ホストクラブなんぞ二度と行かないな、私みたいな人間が行く場所じゃなかったな、早く終わらないかな、宿に帰って風呂に入りたいな、と色々なことを考えながら撫でるに任せていたらマスクを外されてキスされた。気持ち悪かった。顔と声は本当に好みなのだが、本当に好みでも気持ち悪いと感じたことにほっとした。独身時代だったら、あるいは夫と仲が悪かったら、あるいは自分の性欲がもっとあったら、ここまで行きつく前にすっかりやられて身も心も崩れ爛れ落ちて二度と引き返せないところまで一瞬で行ってしまっていたかもしれない。担当の顔は暗い店内で定かではないが能面のような顔をして笑っていた……ような気がする。
もう行こうか、と担当が言って、ビールを飲み干し(担当はやはり汚いわんこそばスタイルで自分のビールを私のグラスに注いでいた)店を出た。そのまま新宿駅のタクシー乗り場まで一緒に歩く。「次いつ東京来るの?」「LINE返信してね」みたいな会話をしたような気もするし、「はーうざ」と言われたような気もするがあまり覚えていない。タクシーに乗る前に最後にハグされたのでハグし返す。酔って匂いが全然分からない。これでやっと帰れる! と開放感でいっぱいだった。
タクシーの中ですぐLINEをブロックし、インスタの捨てアカウントを削除する。部屋に帰った時には27時だった。水を700mlくらい飲み風呂に入ってさっさと寝た。(幸いなことに二日酔いにはならなかった)
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振り返ると、なんだか夢か幻かのような朧気な記憶しかなく、つらつら書いてみたが本当にあったことなのか少し不安になる。写真も撮っていないし、連絡手段も断っている。不美人だし、何十、何百万も使うような客には見えないだろうから色恋営業かけられることもなかろう、楽しく飲んで帰れるだろうと思っていたらこんな目に遭うとは思わなかった(昔通っていたメンズキャバクラの担当とは、艶めいたこともなければアフターや同伴をしたこともなかった、というのもある)。至極当たり前なのだが既婚者が行く場所ではなかった。なお夫への罪悪感は悲しくなるほどない。もしもセックスしていたらあったかもしれない。
次に東京へ行く機会があるとすれば半年以上後なので、物理的に距離を取れる環境でよかった。もしも都内在住だったら、通ってしまっていたかもしれない(逆に、田舎在住で通えないからこそ一度店に行ってみようと思ったのはある)。中村うさぎの著書やネットに転がるホスト体験談、ねほりんぱほりんのホスト回などは履修済だったが認識が甘すぎたようだ。
担当が酔うまでは、べたべた触りだす前までは、本当に楽しくてドキドキして理想的なホスト遊びだった。あんなにひどい目に遭ったのに、店内でのよい思い出が脳みそのどこかに楔を打ち付けたみたいだった。薬物中毒者の気持ちがわかる気がした。もしも万が一、もう一度担当に会いたくなったら、遅めの時間帯に何か大事な予定を入れて早い時間に入店するか、財布の中に免許証と現金3万円だけ入れて入店して酎ハイだけ頼むか、とにかく自分の意志を信じないで行動するしかないと思った。こんなことを考えている時点でもうだめかもしれない。もしもまた店に行くことがあればまたレポートしようと思う。その時は嘲笑ってほしい。そんな日が二度と来ないことを祈っている。
傾斜が急で昇れない車椅子利用者に「押しましょうか?」と訪ねれば、「はいお願いします」も「ありがとうございます」も無く、「あそこまでお願いします」とだけ言って坂道の先を指差して、到着して「ここでいいですか?」と聞けば「はい」とだけ返し、後は一言も話さずそのまま自分で車椅子を回して去る。
空のペットボトルを持ってウロウロしている盲人に「どうしましたか?」と聞けば「ペットボトルを捨てたいんです」と返ってきて、「代わりに捨てておきましょうか?」と尋ねれば「場所を覚えておきたいので、出来ればゴミ箱まで連れていってほしい」と言われたので連れていけば、手探りでゴミ箱にペットボトルを捨てたあとは会釈も無しにその場を立ち去る。
お前らが世に還元できるものは補助者に「いいことをした」「感謝されるようなことをした」って思わせる体験だけだろ?こっちも「いいことをした」って体験してえから助けてんだよ。お礼言われて気持ちよくなりたいから助けてんだよ。
それも出来ないならお前らに助ける価値なんてないんだよ。
すぐに死んでくれよ。
頼むから死んでくれよ。
おしりふきはCOSTCO、おむつはムーニーLサイズ、ゴミ袋はBOSです。
実話です。
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今月半ばに37歳になる。子供は二人。
朝からバタバタと子供の送迎を済ませ、よく使うスーパーに買い物に行った。
野菜精肉コーナーの冷気にあてられた腹はじわじわと活動を盛んにし、ウンコを直腸の方へと押し出し始めた。
清掃中の看板ならまだ入れてくれと頼む度胸もあったが、上下水道が壊れているとの張り紙に絶望。
そこそこ広めの後部座席の床にしゃがみ込む。だいぶ楽になったが動きようがなくなってしまった。
ふと、車内常備しているおむつバッグに目が行った。おむつ、おしりふき、ビニール袋。
完璧だ。
私はさっきの買い物で取ったビニール袋を一枚広げおむつを底に敷き、尻にあてがった。
ええい、ままよと肛門からウンコを解放した。ズルズルズルどすんとウンコはおむつの上に落ちた。