はてなキーワード: 無人島とは
私は小中高と本の虫だった。
無人島に持っていくならスマホよりも本が良いと語るくらい本が好きだった。そう自負していた。大学に入るまでは。
大学に入ってから幾月が過ぎ、私はもはや本を手に取ることすらなくなっていた。理由はわからない。
あれほどまでにあった本への執着はもはや塵芥のごとく消え失せ、本以外に活力を見出せなかった私はそれから無機質なスクリーンを虚に眺めるだけの廃人と化した。
生気を失っていた。
それから何年経ったのだろう。あまりにも長い期間を無意に過ごしていたことだけは覚えている。私は誰からも必要とされないし、誰からも気にかけてはもらえない。かといって人目が気にならないわけでもなく、むしろ人目を怖がるようになった。私は身を守るために引きこもることしかできなかった。
うつ病だった。
気づいたらいつの間にか蝕まれている恐ろしい病魔。私はその中の茹でガエルの一匹に過ぎなかった。
それからは浮いたり沈んだりと地獄を行ったり来たりの毎日だった。
そんなときだった。ニコニコで「ひぐらしのなく頃に」がアップされていた。話には聞いたことがあった。だが見たことはなかった。ものは試しと視聴を始めた。
そこには普段忘れかけていた人の温もりがあった。それも痛いほどに。
何かが目の前を流れ出したのを感じた。まさしく浮かむ瀬だった。
この河を渡れば何か素晴らしいものが待っているのかもしれない。そう思って私は”ひぐらし”を見続けた。
私は舟を作ろうと思う。この流れを渡れるような頑丈な舟を。世間の波に揉まれても動じない舟を。
向こう岸に楽園があるのかどうかはわからない。ただ誰かが何かをやってくれるのを待つだけの人生は今日でもう終わりだ。
今日私は一歩を踏み出す。
13人の客、その12人目は杖をついた老人だった。
「『愛のリコーダー』の尺八奏シーンは、若い頃に見たミュージックビデオを髣髴とさせる。写真を何枚も撮ってパラパラ漫画みたいに動かしている、随分と凝ったミュージックビデオだった」
「“パラパラ漫画みたいに”言っただろ!」
若者は経験も語彙も少ないから中身のない話をしがちといわれるが、実際は老人のしてくる話も中身がない。
経験や語彙があっても、それらを整理整頓する処理能力が衰えているからだ。
結果、言葉が足りなさ過ぎたり、余剰過ぎて要点が分かりにくかったりする。
「“えむびー”なんぞの話なんてしとらん。ミュージックビデオで聴いた尺八の音色が、どこか別の場所で聴いたことがあると言ってるんだ」
「『愛のリコーダー』の話は終わっとる! 今はあの尺八の音色が、どこで使われてるかって話をしてる!」
しかも、こちらが会話に参加しないと不機嫌になるし、参加したらしたで不機嫌になってくる。
いずれにしろ面倒くさくて、疲れるのは同じだ。
「なんかテレビでやっとった! ふほほ~ん、ふふ~ん……こんな感じの音色で」
「ふほほ~ん、ふふ~ん!」
「いや、そんなに強調されても」
この話の何がキツいって、一向に話がまとまらない割に、最終的な実りが少ないことだ。
せめて戦時中の体験談だとか歴史的な話だったり、含蓄に富んだ話をしてくれるなら甲斐もあるんだが。
老人に“無人島に何を持っていくか”レベルのナンセンスな話をされるのは、実際に無人島で生活するよりも大変だ。
「分かんねえかな~!? ふほほ~ん、ふふ~ん、じっしょく~」
「“じっしょく”……あ、ひょっとして『食わず嫌い戦』のことですか」
「食わず嫌い? ワシは何でも好き嫌いなく食べてきたぞ!健啖という言葉はワシのためにある」
「いや、そうじゃなくて……」
「言っておくが、自分から健啖なんて吹聴したことはないぞ。自然と周りが呼び始めただけだ。気に入らない飯だってあったし、そもそも質が悪くて不味いものもあった。それでもワシの青春時代は、ただでも少ない栄養を摂り続ける必要があったんだ。それに対して、近所に住んでいたケンちゃんは偏食家だった。4階建てに住む小金持ちだったから甘やかされていたんだろうな。4階建てといっても屋根裏部屋はカウントしていないぞ? 」
「あの、『食わず嫌い戦』ってのは番組コーナーのことで、お客さんが聴いたであろう尺八の音色は、その番組で使われていたんじゃあ……」
「黙らっしゃい!」
こうなってしまっては、もうどうしようもない。
初めから会話はマトモに成立していなかったが、ここまでいくとその体裁すらなくなる。
「そんなケンちゃんとは学校で何かをやる度、いつも一緒だった。仲が良いのもあったが名前順の関係で一緒になりやすいんでな。ケンちゃんは偏食家で体に栄養が足りていないんで、100メートル走とかやってもワシがいつも勝ってたよ。不憫に思って一度だけ手加減したことがあるけど、それでも余裕しゃくしゃくよ。運動以外のことも苦手で、共同で行事とかやると必ず足を引っ張って周りに疎まれとったよ。まあ、これは同じ能力じゃない人間に同じことをやらせようとする共産主義の遺産も原因だろう。ケンちゃん自身はトロくさかったけど悪い子ではなかったしな。お昼の時間には、白と茶色しかないワシの弁当に彩りを加えてくれたし、たまに家に招待されてお菓子を振舞ってもくれた。あの時に食べたお菓子の名前をワシはまだ知らないが、人生で一番おいしかったことだけは確かだ」
こんな話に俺が学べることは何一つない。
強いていうなら、歳をとっただけで人の価値は上がらないってことくらいか。
年月を重ねただけで価値が上がるのはハイブランドのビンテージだけである。
・みんなLINEやSMSを使うようになってメールを使わなくなった。
・みんなGmailなどに移行済み。
・自分の友人がみな歳を取り頻繁にキャリアを乗り換えるほど若くは無くなった。
色々考えられる。実際どうなんだろう。
今度アハモかポヴォかソフトバンクオンラインに乗り換えようと思ってるのだけど、メアド変えましたメールを送るのが面倒で、この機会にこっそりメアド廃止しようかと思ってる。Gmailすら教えない。
でもいざ相手が送ろうとした時に消えてたら印象悪いよなぁ。SMSで連絡取れるとはいえ。
うーん、今回が最後として、メアド廃止しましたメールを送るかな。面倒だけど。
毎年この季節になると贈られてくる妖怪味のカップ麺が無人島に行った時に役に立つかもと思いずっとストックしているのだけれど、だいぶしんどくなってきた。
俺用メモです。
韓流なんか見てたまるか、と思っていた基本韓国嫌いの俺ですが、ステイホームでうっかり「愛の不時着」を見てしまい、以来すっかりハマってしまいました。
良いものは良いと認めざるをえない。
というわけで俺のおすすめするトップ10+くらいをできるだけネタバレしない範囲で紹介したいと思う。
1話、3話、最終話のラストシーンは涙。全編を通して人生訓にもなるような考えさせられる深い名言の宝庫。どん底から這い上がるたくましい生き方に共感する。「強く願えばいつか叶う、意外な方法で」 パク・ウンビンの歌唱力に脱帽した。
ウ・ヨンウ弁護士を好演したパク・ウンビンの魅力全開。韓流時代劇にはハズレなしだと思う。数奇な運命により、女であることを隠して王となり名君として良政を行う。女として生きたいが生きられない悲しみ。そして最後にたどり着く女としての幸せ。「欲しいものが一つだけありました。かんざしです。」最終話は歴史に残る名作といってよい。
君の名は。に大いにインスパイア()されたタイムリープ恋愛サスペンス。恋愛物だがサイコサスペンスと謎解きがあり、時系列と人間関係を立体図に書いてメモっていかないと頭の中がこんがらがるくらい複雑に絡んだストーリー。数々の伏線がラストで見事に回収されていくとても練り込まれた脚本。終わり方が本当に切なくて美しい。君の名は。のオマージュ?というかそのまんまだけど。
76話もあって見終わるまで骨が折れるが、バカバカしくも続きが見たくなるよくできた秀作で結局最後まで飽きずに楽しく見られた。長かっただけに終わってからのロスが激しい笑
心優しい、優しい世界の話。自閉症スペクトラム障害で人の心がわからないが写真記憶能力を持つ天才が弁護士となって活躍する。ウ・ヨンウ弁護士がとにかくかわいい。物語がとにかく優しい。心救われる映像と物語。現実的じゃないとかやぼったいことは言わない人へ。
なんかタイトルからして北朝鮮から逃げてきた人の話かと思ったら全然違った。人生なんてろくなことない、ただ心を無にしてやるべきことをやるだけ・・・という諦観の境地に達してしまった不遇な女性が、心を許せる「ヤクザ」と知り合って、互いに惹かれていく。自分のこころを解放していく日誌をつける。人生がつまらないと心を閉ざしてしまったあなたへ贈る、こころが救われる物語。主題歌が耳に残る。
「恋慕」が明らかにインスパイアされてそうな、恋慕より数年前に制作された似たような作品。こちらは女性が男性と入れ替わるのではなく、庶民である道化師が王様と瓜二つであったことから数奇な運命に巻き込まれていく。最終回はいろいろあったが一応のハッピーエンドでホッとする。
ラブコメみたいなタイトルだがコメディ要素が一ミリも無いとても重い話。不幸な生い立ちのせいで社会の底辺で生きてきた少女が、人生に生きる意味を失っているものの誠実で心優しい「おじさん」と出会い、互いの人生に影響を与えていく。ヒロインが韓国のトップアイドル歌手と知って驚いた。演技力素晴らしい。最終話は観ながら一時間ずっと泣いていたくらい。誠実な二人の幸せな未来を感じさせるラストが素晴らしい。
私が人生で一番泣いた作品かもしれない。登場人物の全員(ただし犯人を除く)に深く深く共感できる心理描写にとても優れた作品。
不遇な人生のせいで自己肯定感がどん底に落ちた未婚のシングルマザーが、苦労して苦労して子育てをする中、褒めて褒めて褒めまくるスーパーポジティブマンの警官に出会って立ち直っていく話。身近にありそうな人生ドラマであり、恋愛ドラマとしても素晴らしく、サスペンスドラマ(殺人事件を軸に話が展開していく)としても秀逸。笑いもある。主人公の男女がとにかく魅力的。子役も魅力的。演技力凄い。最後まで視聴した後の読後感(余韻)が素晴らしい作品。
ビジネスドラマであり不遇な青年の人生をかけた復讐劇でもある。その点でよく半沢直樹っぽいと言われるが半沢直樹がオモチャに見えるほど脚本が素晴らしい。群像劇なので登場人物それぞれの人生が並行して描かれるが、どの人物もとても魅力的。恋愛ドラマとしても秀逸。
「貧乏な男との結婚はイヤ。だから好きな男は私の手で成功させる。私が努力してあなたを金持ちにして差し上げます。」という恋愛観が衝撃的であり新鮮であり新しい女性像を描いていると感じた。
トランスジェンダーや肌の色の違う外国人への差別問題を扱った社会派作品でもあり、彼女ら/彼らへの応援歌でもある。これも読後感(余韻)が素晴らしい作品。泣けるシーン多い。
ビジネス恋愛ドラマ。IT系スタートアップ企業が生まれて成長していくさまがわりとリアリティをもって描かれている。恋愛ドラマとしても秀逸。笑い多め(3話ラストで死ぬほど笑ったw)恋愛ドラマとしてはラストの切なさが半端ない。結末には賛否両論あるようですが私はあれで良かったのだと思っている。メインキャストの一人、ジピョンは名前の文字を並べ替えると「手紙」になるというアナグラムになっているそうだがそういう緻密で心優しさに溢れる脚本が素晴らしい作品。あとシャレオツな音楽がとてもいい。OST(サウンドトラック)は必聴。
クッソしょうもない笑いあり、シリアスあり、派手目なアクションありの総合エンタメ作品。基本的には恋愛ドラマですが北朝鮮の生活などが興味深く描かれておりエンタメ作品として極めて優秀。笑えるシーン多め。登場人物みんなに愛嬌があり魅力的。メインキャストではない二人のサイドストーリーの悲恋に号泣。このドラマも音楽がとてもいい。Flowerという曲の和訳を読んで泣いた。サントラ欲しくなるドラマのNo.1でもある。
ストーブリーグとはプロ野球の世界でオフシーズンの冬の間の公式試合のない期間のこと。万年最下位で荒れたチームが門外漢のゼネラルマネジャーを迎えたことで劇的に変化していく。マネジメントとは何か、リーダーシップとは何かを考えさせられる。世の中の企業のトップ、経営者やチームのリーダーとなる方々に是非見てほしい作品。
サスペンスあり、子育てに悩む母親の姿あり、嫉妬あり、多くの要素が絡み合った複雑なドラマだが根底にあるのは女同士の真の友情と思いやり。前半は子育て中の、あるいは子育て経験のある男女ならとても胸にくるものがあるのではないだろうか。子役の迫真に迫る演技もすごい。韓国ドラマはどうしてこれほどまでに心理描写に優れているのだろうか。
ラストまで展開が読めない見事な脚本で、終わった後の余韻も良い。41歳のイ・ヨウォン(ウンピョ)が美しい。音楽も良い。
人生の大半を共に過ごしてきた3人の女友達の友情物語。三人のうちの一人が病気で余命宣告されてしまう。親友っていいな、というお話。
フェンシングのスポ根物語かと思ったら、友情あり、恋愛ありのごった煮の青春群像だった。いろいろ設定が非現実的だけど心理描写がうまくてとにかく泣けるドラマ。ラストはハッピーエンドではない。後味が必ずしも良くないけどドラマが終わって振り返ってみると色々なことがあった約20年間の出来事が一つ一つ思い出深く、本当にこの5人の若者たちと自分も一緒に青春を過ごしてきたかのような思いに駆られる。記憶に残る作品。青春ていいな。
注:韓国では数え年のようで、実際の年齢はマイナス2歳して下さい。(23歳と19歳)
これは極端な反日感情描写を含むので日本ではあまり宣伝されないが、大河ドラマなみの超大作だと思う。完成度の高い傑作。朝鮮の「ザ・ラスト・お嬢様」と、偶然に彼女の人生にかかわってしまった3人の男たちを中心に、李氏朝鮮が崩壊していく時代の流れに翻弄される数奇な運命を描く。切ないお話。
笑いに全振りした恋愛コメディ。サウンドエフェクトの使い方が面白くて笑える。泣けるシーンもある。全編楽しんで見ることができ最後まで飽きない。悪人が一人も出てこない。登場人物みんながそれぞれとても魅力的。
幼馴染の男女の成長の物語。7話くらいまでかったるいけど8話あたりから面白くなってくる。最後まで見てとても後味のよいドラマ。ハッピーエンドなのもいい。そして音楽がほんといい。サウンドトラックを買いたくなるレベル。
キム秘書ことパク・ミニョンさんはもう完全にコメディ女優になってしまった笑。基本コメディ貴重の恋愛ドラマでラストもハッピーエンドだけどあんまりスッキリしないなあ。ミニョンちゃんが可愛いだけのドラマ。まあ見ていて飽きないしドラマとしては面白くはある。
ビジネスドラマ。「未生」とは囲碁用語で、まだ安全が確定されておらずいつ死ぬ(相手に取られる)かもわからない碁石のこと。囲碁棋士を目指して挫折した青年(学歴ナシ)が26歳で初めて一般企業にインターンとして勤め、ボロボロになりながらも人間として、ビジネスマンとして成長していく様子を描く。社会人経験のある人なら涙なしには見られない真面目なドラマ。韓流には珍しく笑えるシーンはあまりないド真面目一本勝負。就活を控えた学生達にはぜひ見てほしい作品。最終話は完全に蛇足で無いほうが良かった。
ヴィンチェンツォとは人名「ビンセント」のイタリア発音と思われる。イタリアマフィア一家のコンシェルジュ(最高相談役)として上り詰めた弁護士が韓国に隠した財宝を取り戻すため帰国し、市井の人々と巻き起こすドタバタ劇。基本的にはコメディで泣ける要素はあまりないがサスペンス要素もあって面白い。
韓国の財閥一族の熾烈な権力争いを描くドロドロの昼メロサスペンス。泣ける要素はあまりないが面白かった。
プロ野球チームでエースピッチャーだった兄が、暴漢に襲われた妹を助けたものの過剰防衛で犯人を殺してしまい刑務所に投獄される。プロ球団からも解雇され引退か、となるが刑務所内で地道に練習を続け、最後はプロ野球に復帰するという物語。淡々と進むストーリーで退屈な部分もあるが、いいドラマだった。
検事ドラマ。腐敗した検察庁の悪を暴こうとする若い検事と女性刑事。シーズン2は退屈でイマイチだった。
トッケビとは韓国に伝わる妖精?妖怪?みたいなもの。輪廻転生を超えた普遍の愛を描いたファンタジー。一大ブームを起こした作品のようですが私には合わなかった・・・
人気があるみたいですが私には合わなかった。登場人物にあまり魅力がない気がする。共感できなかった。
25歳の女性が浜辺で拾った古い腕時計を巻き戻すと自分だけ時が進みおばあちゃんになってしまう。見た目おばあちゃんの中身25歳が繰り広げるドタバタ劇。ネタバレになるので書かないがラストであかされる真実はとても重い話だった。
とりあえずこんなところで・・・
トラウデンさんの件、極論言っちゃうとさ、環境に配慮したいなら「じゃあおまえ無人島でサバイバル生活でもしてろよ」って思うんだよね。
今回の何にムカつくかってさ、温暖化の国際基準にしたってなんにしたって、
基準がない時代に先進国は好き勝手地球を汚しまくって発展して今その利益を貪ってるわけだ。
で、いざ自分たちが豊かになってきたら勝手に正義ヅラして地球のためにとか言って基準作って途上国の発展を妨げるんだよな。
んでさ、そういった大きな搾取構造の上にいる人達はイメージだけでもクリーンにしようとして、
まあなんとなかくキレイそうないい人そうな立派そうな感じするもんね。
でもさ、それを啓蒙とか言って、一般の人に強制はしないまでも広げるのって違くない?
(トラウデンさんがどんな階層の人かは知らないから彼女が当てはまるかはわからないけど)
地球の環境や下層の労働力を搾取してた奴らがさ、個人的にやるのは全然わかるんだよ。
なのにそれを活動とか言い始めると、搾取の頂点にいるやつらが、搾取の免罪を下層の人間つかってやってるだけにしか感じないんだよね。
昔は富による搾取があって、いまはそれに思想による搾取が加わってる地獄絵図だよ。
なんで鼻高々と環境だとか言ってる人たちはそれに気付かないんだろう?
Rival Peakとはなんぞや、というと、たぶん昔やっていたTV番組の「サバイバー」が近いと思う。
https://automaton-media.com/articles/newsjp/20201202-144738/
https://www.facebook.com/RivalPeak
特徴を箇条書きにすると
・視聴者はAIを応援してクラフト速度を上げたり行動を選択できる?
・期間は3か月
ということらしい。
だってほら、サバイバーとかそういうリアリティショー系のサバイバル番組って、いくら番組のバックアップがあるとはいえ多少は危険があるわけじゃないですか。
でもAIなら最悪死んでも見ている人がちょっと嫌な気がするだけで、倫理的な問題はないでしょう?
森とか無人島とか言わずに、もっと過酷な雪山とかに放り込んだっていいわけで、なるほどそれなら面白そうだなと。
という感じで期待を煽ったところで実態です。
Facebook上のライブ配信は「動画」から行われており(FacebookLive)、「Home」といって複数視点を定期的に切り替えながら放送されています。
個別視点は分かりづらいのですが「ゲーム」からRival Peakをプレイして、各AIキャラクターのアイコンを選択する必要があります。
で開始から見守っていたんですが。
ぼんやりと立ち尽くすおばさん。並んで木の実を食べてる二人のおじさん。何を相談するわけでもなく勝手に石を採取したり木を採取したりテントを建てようとしてたりする人たち。
なにこれ。
いや、まあ、わかるんですよ。確かにAIがサバイバルゲームしてるんでしょうね。
でも何も相談せずに作業始めるのおかしくない……? 裏でボイチャでもしてるの? っていうか君たちは今何を目標にどう行動してるの?
UIがですね、貧弱すぎるんです。今何が起きているのか、何に向かって行動しているのか、何も分からない。
マジで森の中でAIキャラクターが自由奔放に動き回っている。これだけ。
会話らしきものは1時間ぐらいチラチラ見ていてようやく、何か話している……ようなものが見えましたが、基本勝手に自由行動しているので分からない。
たぶん頭の上に何か内容についてのアイコンが出てた。でもおしゃれなアイコンが一つしか出てないので、内容は分からない。
……と書いているうちにようやく焚火のもとに人が集まってきて話始めたようで、アイコンも見えましたが……これで人間関係を察しろというのはかなり厳しい。どれだけ注視していればいいんだ。
AIに人間関係ゲームをやらせる場合のダメなことのてんこ盛りみたいな例になってきました。
地味に個別画面(ゲームから見れる方)には音がついていないこともつらい。
がんばってスタッフさんが配信でコメントしてますが、ゲームじゃなくて新しいジャンル、「a massive, interactive live event (MILE)」だと主張していますが……はあ、そうですかという感じです。
ちなみにライブ配信直後の視聴者が150人。1時間半後80人ぐらいです。個別画面も1キャラあたり数人しか見てないので、存在に気づかれてないレベル。
あとAutomatonが解説していたようなゲームへの干渉は今のところ全くできないです。
個別画面からVoteできるぞ、と案内されましたが……コメントっぽいところは押しても何も反応しないし……
せめて
・今、AIは何をしているのか
・目標は何か、進捗率はどうか
・AIは誰に何を思っているのか
今は本当にただ(古臭いデザインの)キャラクターが何かしてるな……ってことしか分からないので(黄色い鞄の上で手を上下させてることから一体何を分かれと言うのか?)。
あえて「ふんわり」させるというデザインかもしれませんが、ふんわりがすぎる。
っていうかAIのレベルも「リアリティ」には程遠いんですよ。さっき飲んでた池の水に足突っ込んで移動したり(汚い)。立ち止まって行動を選択してる時間も長いし(3分ぐらい突っ立ってたぞ)。
開発費1000万ドルだそうですが、ずいぶんお高い勉強代じゃないかなと思います。これならガンパレードマーチを実況解説してたほうが視聴者が付く。
私は田舎も都会もどちらも経験しているから立場としては中立だ。田舎にも都会にもどちらにもいいところはあるし悪いところはあると思う。だから、田舎の工場勤務から自分のキャリアをスタートした私の若い頃の思い出を書いてみようと思う。
まず、私の若い頃の田舎暮らしは、とても思い出に残る、楽しいものだった。
私が大学院を卒業して最初に配属された巨大な工場は、大自然に囲まれ、海に近く、新幹線の駅にも空港にも車で2時間はかかるような田舎だった。その街の法人税収入のほとんどはその大工場からもたらされるらしく、まさに企業城下町、企業名を冠した通りや橋がいくつかあった。その地域に生まれ、高卒でその工場に就職するのは超エリート、そんな田舎だった。
その地に配属されると、車が好きだった私はすぐにスポーツカーを購入した。新卒の安月給ではかなり無謀ともいえるローンだったが車が持てることがとてもうれしかった。家賃は会社補助もあってタダみたいなものだったし、駐車場代は無料だった。
その車で年間2万キロくらい走った。週末の一泊程度で行ける範囲の道路を、地図に載っている道路をすべて塗りつぶす勢いで行けるところへはとにかく全部行った。自然が美しかった。多くの場合は一人ドライブだったが、時には同期の友人を載せたり、地元で知り合った女性を載せてあらゆる所へ行った。
田舎の会社は朝も早いが終業が早い。17時には解放されるのでそこから着替えて近所の砂浜で会社の仲間たちと泳いだ。地元出身の実家が漁師という子がいて、船に乗せてもらい釣りをした。少し離れた小さな無人島(ほぼ岩)に行ってよくキャンプをしたりした。たくさんの仲間や彼女も出来たし今でも当時の地元の人達とは交流がある。そのうちの一人が今の妻だ。
何年かして、東京に転勤になったときは、むしろ東京という場所で働くことにとても恐怖を覚えた。今は都心に暮らしているが仕事を引退したら地方都市に移住もいいかなと思っている。
結局、どこに行っても楽しく生きられる人は楽しく生きられるし、不満しか見えない人は不満しか見えないのだと思う。「住めば都」は、人を選ぶ。
「無人島に持っていくべき調理家電ナンバーワン 『大同電鍋』|田中 伶」という記事のブコメで、「電気圧力鍋とホットクックとシャトルシェフとスロークッカーと、この大同電鍋の違いを誰かまとめて欲しい」というのを見かけたので、及ばずながら知ってることを書いてみる。
まずシャトルシェフ。シャトルシェフは魔法瓶の上位互換というか、まあ「魔法鍋」であり、スロークッカーの下位互換。なにしろ熱源を持ってないので、絶対に火災の原因にならない、という安心感はある。「スロークッカー買うから要らない」「スロークッカー買えないから妥協してシャトルシェフ」「スロークッカー持ってるけどセカンド・スロークッカーとして買う」などはいずれも正解。『保温調理鍋[シャトルシェフ]のおいしいレシピ (扶桑社BOOKS)』という本はおすすめできるが、ただし赤エンドウについての記述は大嘘だ。大豆ならともかく、シャトルシェフで赤エンドウ茹でるの無理。
そしてスロークッカー。当該記事を読む限り、スロークッカーと大同電鍋は別枠。
私見ではスロークッカー最大の美点は「石焼き」です。パプリカを洗って鍋に入れフタして1時間加熱するだけでむちゃくちゃ甘くなる。遠赤外線効果は蒸すのとは異次元。「はあ? パプリカを加熱するだけのために買うのかよ」と、知らない人は思うだろうけど、いやアレはねえ、素晴らしいですよ。ウチでは石焼きパプリカのピクルスをしょっちゅう食べてます。ちなみにパプリカは、コンロで焼き網で(あるいはオーブンで)真っ黒に焼いて皮を剥いても同等の結果が得られるが、カンタンさがぜんぜん違う。これを書いたおかげでいま気づいたけど、今後さつまいもとか栗とか玉ネギとかニンジンとかも試してみたい(そういえばナスはダメだった。焼きナスは電子レンジの方が美味い。焼いてないのに焼きナスの味になる)。
豆を煮るとか、トロッとなるまでごぼうの筒切りを煮るとかはシャトルシェフでもできなくはないが、シャトルシェフにはどうしても「保温してるだけ」という非力さがつきまとう。たとえば砂肝をスロークッカーで90分茹でるとかなり柔らかくなるけど、シャトルシェフで同じ状態を目指すなら1時間おきにコンロで沸騰させて3時間くらいかかりそう。「3時間放置で完成」ならそれでもいいけど、「1時間おきにコンロで沸騰させて3時間」はなかなか面倒臭い。プルド・ポークとかプルド・チキンとかアヒージョとか、「豚バラを5時間煮る」などもシャトルシェフでは無理だと思うが、スロークッカーなら余裕。
タイマー機能が無い。スロークッッカーのよさは「タイマーかけたら後はほっといても安心」なところにあるので、電源タイマー同時購入が必須。私はパナソニックの WH3101BP というヤツを使ってます。
もうひとつ、最大温度が低い。スープがクツクツしてくるまで「強」で1時間近くかかり、そしてそこが最高到達点。「グツグツ」や「ボコボコ」は無理。もちろんそれは素材の美味さを最大限に引き出すスロークッキングというコンセプトにおいて長所だが、「蒸す」「電子レンジ代わりに手早く温める」「飯を炊く」などの用途には非力。それらの用途が、大同電鍋の得意分野として多くの記事で挙げられていることから考えると、たぶん大同電鍋は熱力(?)が高いんだろう、と思う。
『自分以外の全員が犠牲になった難破で岸辺に投げ出され、アメリカの浜辺、オルーノクという大河の河口近くの無人島で28年もたった一人で暮らし、最後には奇跡的に海賊船に助けられたヨーク出身の船乗りロビンソン・クルーソーの生涯と不思議で驚きに満ちた冒険についての記述』みたいなタイトルだなーと思ったけど、
『自分以外の全員が犠牲になった難破で岸辺に投げ出され、アメリカの浜辺、オルーノクという大河の河口近くの無人島で28年もたった一人で暮らし、最後には奇跡的に海賊船に助けられたヨーク出身の船乗りロビンソン・クルーソーの生涯と不思議で驚きに満ちた冒険についての記述』の方が長かったわ