2020-11-30

電気圧力鍋ホットクックとシャトルシェフスロークッカー大同電鍋

無人島に持っていくべき調理家電ナンバーワン大同電鍋』|田中 伶」という記事ブコメで、「電気圧力鍋ホットクックとシャトルシェフスロークッカーと、この大同電鍋の違いを誰かまとめて欲しい」というのを見かけたので、及ばずながら知ってることを書いてみる。


まずシャトルシェフシャトルシェフ魔法瓶上位互換というか、まあ「魔法鍋」であり、スロークッカー下位互換。なにしろ熱源を持ってないので、絶対火災の原因にならない、という安心感はある。「スロークッカーうから要らない」「スロークッカー買えないか妥協してシャトルシェフ」「スロークッカー持ってるけどセカンドスロークッカーとして買う」などはいずれも正解。『保温調理鍋シャトルシェフ]のおいしいレシピ (扶桑社BOOKS)』という本はおすすめできるが、ただし赤エンドウについての記述大嘘だ。大豆ならともかく、シャトルシェフで赤エンドウ茹でるの無理。


そしてスロークッカー。当該記事を読む限り、スロークッカー大同電鍋は別枠。


私見ではスロークッカー最大の美点は「石焼き」です。パプリカを洗って鍋に入れフタして1時間加熱するだけでむちゃくちゃ甘くなる。遠赤外線効果は蒸すのとは異次元。「はあ? パプリカを加熱するだけのために買うのかよ」と、知らない人は思うだろうけど、いやアレはねえ、素晴らしいですよ。ウチでは石焼きパプリカピクルスしょっちゅう食べてます。ちなみにパプリカは、コンロで焼き網で(あるいはオーブンで)真っ黒に焼いて皮を剥いても同等の結果が得られるが、カンタンさがぜんぜん違う。これを書いたおかげでいま気づいたけど、今後さつまいもとか栗とか玉ネギとかニンジンとかも試してみたい(そういえばナスダメだった。焼きナス電子レンジの方が美味い。焼いてないのに焼きナスの味になる)。


豆を煮るとか、トロッとなるまでごぼうの筒切りを煮るとかはシャトルシェフでもできなくはないが、シャトルシェフにはどうしても「保温してるだけ」という非力さがつきまとう。たとえば砂肝をスロークッカーで90分茹でるとかなり柔らかくなるけど、シャトルシェフで同じ状態を目指すなら1時間おきにコンロで沸騰させて3時間くらいかかりそう。「3時間放置で完成」ならそれでもいいけど、「1時間おきにコンロで沸騰させて3時間」はなかなか面倒臭い。プルド・ポークとかプルド・チキンとかアヒージョとか、「豚バラを5時間煮る」などもシャトルシェフでは無理だと思うが、スロークッカーなら余裕。


スロークッカーの弱点


タイマー機能が無い。スロークッッカーのよさは「タイマーかけたら後はほっといても安心」なところにあるので、電源タイマー同時購入が必須。私はパナソニックの WH3101BP というヤツを使ってます


もうひとつ、最大温度が低い。スープがクツクツしてくるまで「強」で1時間近くかかり、そしてそこが最高到達点。「グツグツ」や「ボコボコ」は無理。もちろんそれは素材の美味さを最大限に引き出すスロークッキングというコンセプトにおいて長所だが、「蒸す」「電子レンジ代わりに手早く温める」「飯を炊く」などの用途には非力。それらの用途が、大同電鍋の得意分野として多くの記事で挙げられていることから考えると、たぶん大同電鍋は熱力(?)が高いんだろう、と思う。

  • 今のガスコンロで一時間加熱ってできない。ガス漏れセンサーがあるから。石焼き芋も網での餅焼きもできない。料理名だけで説明に石が一切出てこないんだけれど、石もなしに1時間も...

    • スロークッカーについてググッてから話した方がいいですよ 石じゃねえだろというのは同意しますが

      • 放置すんのは知ってるよ、何が石なのか、何が加熱なのかはっきりしろってとこ お前は0点

        • いや、あの、スロークッカーって電気式で中が土鍋になってて80℃くらいでずっと加熱するってやつなんですよ シャトルシェフとも電気圧力鍋とも低温調理器とも別の存在なんです

    • 焼き芋はできるよ 石ではないけど

記事への反応(ブックマークコメント)

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