はてなキーワード: クラスターとは
聞いてほしい。
イギリスで広まったN501Y変異株が、いま、日本中で猛威を振るっています。感染拡大を防ぐ手段は、大きく分けて水際対策、感染対策、ワクチン接種の3つ。このうち感染対策は、マスクや三密回避はもちろん自粛も含めて、かなりの限界に来ています。またワクチン接種は、まだまだ先の長い道のりです。
日本の水際対策はどうだったのか。今後はどうなのか。心づよいニュースは聞きませんが、その重要性を、この記事で1000倍わかっていただきたいと思います。なお、決して「最初の1人の感染者」を責めたくて書いているのではないことを、強くお断りしておきます。
たった3人の感染者が、4ヵ月で累計7500人を超えるまで。
報道によれば、日本でN501Y変異株が確認されたのは、2020年12月22日にイギリスから帰国し、29日に陽性が確認された東京都の男性のものとみられています。また、この男性から感染したとみられる男女が、12月30日と1月3日にそれぞれ発症しています。
そこで、「12月27日の時点で東京に(少なくとも)3人いた」という事実を出発点とし、「N501Y変異株の感染力は、従来株の1.5倍」という最新の予測値(https://www.jiji.com/jc/article?k=2021050800389&g=soc)に基づいて、N501Y変異株の感染者数がどのように増えていくかを推計してみます。また、東京都による現実のスクリーニング検査に基づいた推計とも比較します。
東京都 | 全体 | 従来株 | N501Y(3人) | N501Y(現実) | 緊急事態宣言など |
---|---|---|---|---|---|
~12月27日 | 5172 | 5169 | 3 | 0 | ※下記注参照 |
~1月03日 | 6122 | 6117 | 5 | 0 | |
~1月10日 | 12681 | 12664 | 17 | 0 | 1月08日 1都3県で宣言 |
~1月17日 | 10787 | 10766 | 21 | 29 | 1月14日 6府県で宣言 |
~1月24日 | 8490 | 8465 | 25 | 30 | |
~1月31日 | 5961 | 5935 | 26 | 48 | |
~2月07日 | 4004 | 3978 | 26 | 30 | |
~2月14日 | 2660 | 2634 | 26 | 22 | |
~2月21日 | 2391 | 2356 | 35 | 0 | |
~2月28日 | 1942 | 1900 | 42 | 0 | 2月28日 6府県で解除 |
~3月07日 | 1779 | 1721 | 58 | 30 | |
~3月14日 | 1954 | 1861 | 93 | 28 | |
~3月21日 | 2108 | 1960 | 148 | 67 | 3月21日 1都3県も解除 |
~3月28日 | 2457 | 2208 | 249 | 77 | (この週までの現実値は、検体が少なく誤差が大きい) |
~4月04日 | 2728 | 2333 | 395 | 450 | |
~4月11日 | 3276 | 2612 | 664 | 983 | |
~4月18日 | 4105 | 2972 | 1133 | 1860 | 4月12日 東京まん防 |
~4月25日 | 5090 | 3238 | 1852 | 2926 | 4月25日 4都府県で宣言 |
~5月02日 | 5832 | 3139 | 2693 | 3985 | |
期間累計 | 89539 | 82028 | 7511 | 10565 |
※ 最初の3例が現実の推計に現れていないのは、東京都のデータが「ランダムにピックアップされた検体」による統計目的であるため。全数調査でない限り、3例のように変異株を積極的に調査したデータを入れてしまうと、変異株の比率が実際より高く見えてしてしまう。
※ 毎週の全体の感染者数は、NHKの公開データに基づく。現実の変異株の推移は、東京都の健安研及び民間検査機関等の合算データ(https://anond.hatelabo.jp/20210502201619)に基づいた推計値。
最初の3人からすべてが広まったと仮定した場合の赤色の推計値が、現実の青色の値と驚くほど近い推移をしています。わたしも実際に計算するまでは、「最初の3人からの広がりが、全体の何パーセントくらいを説明できるんだろうか」くらいに思っていたのですが、恐ろしいことに、追加の入国者を想定することもなく、3人だけでほぼすべてを説明し尽くしてしまいました。
視点を変えると、最初が12月27日だったということも、期間累計の感染者数に大きな影響を及ぼしていると言えます。これより4週間早く感染者が入国していた場合は、期間中の累計は7511人から2万1513人と激増します。逆に4週間遅れていたら、累計は1298人へと激減します。国内に持ち込まれるのを、1日でも1週間でも、くい止め続けることが大切なのです。いっぽうで、たとえばコロナに感染した入国者が3月や4月に入ってから1人追加されても、この表の感染者数にはほとんどインパクトを与えません。しかし、その1人を種にした感染者数のねずみ算は、やはり何ヶ月か経てば数千人、数万人へと爆発していくのです。
あと、少しだけ脇道にそれますが、1月から2月にかけての緊急事態宣言中、従来株を勢いよく減らせていた中でも、感染力の強いN501Y変異株は押さえ込めていないことがわかります。従来株の1.5倍の感染力というのは、「通常の手段では減らせないレベル」と考えてください。微減、程度には持ち込めるかもしれませんが、大きく減らすには、ロックダウンやワクチンの普及が必要です。
※ 考えられる誤差についても検討しておきます。12月27日に最低3人いたことは確実なわけで、その時点で日本に2人以下だったというシナリオはありえません。逆に、その時点ですでに4人以上いた、またはその後も新規に入国した感染者がいた可能性はあります。仮に最初がちょうど4人だった場合は、期間累計は9044人となり、より現実に近づきます。また、初期に大きめのクラスターが発生してもっと大幅に増えていた可能性もあります。しかしそれにもかかわらずこのように現実に近い感染者数に収まっているとすれば、それはどこかで感染拡大の種火とならずに収束した幸運な事例があったというだけで、その幸運がなければ、現実はよりひどいものになっていたということです。
※ (5月11日追記)この推計の出発点とした特定の3人からの感染がすぐに収束し、別の入国者が入れ替わりで、またはより早くから起点になっていた可能性もあります。しかしここでは、年末に3人いた場合に最も可能性の高い感染拡大の推移として、いま得られる最善の推計を示しました。
その1人を、漏らさない。
やってる国は、やってます。とても厳しく、または超スピードで。
この特定の事例に限らず、「たった1人を水際で漏らすことによる甚大な影響」は、大阪や神戸でも、明日のインド株でも起こりうることです。東京から地方へは、当然すでにたくさん漏れて各地の「たった1人」になっているでしょうし、国内の移動を防ぎきることは現実的ではありません。また、今回たまたまこの人が感染者だっただけで、国からの要請に基づく入国後14日間の位置確認ができない人は1日300人を超えるといいますから、まったく別の人が同じような火種になっていたシナリオは、いくらでも考えられます。
しかし逆に言うと、海外から国内に入ってきてしまう事例というのは、従来株も含めて、おそらくわたしたちの想像以上に、ほんのわずかな人数だということです。これさえ確実にくい止めていれば、国内は本当にラクになるのです。
実際、高い危機意識の元で、台湾では14日間の自宅隔離(+7日間の自主管理)を厳格な罰則付きで行っていますし、ニュージーランドでは14日間の施設による強制隔離を行っていて、現在の1日あたりの新規感染者はどちらも全体で数人というレベルに抑えています。さらに、N501Y変異株は感染を引き起こす期間が平均(!)で13.3日間と、従来株の8.2日間に比べて長くなっていることから、シンガポールでは強制隔離を21日間へと延長しています。
コロナ以降の日本への入国者数は、外国人と日本人を合わせて多いときで2020年12月の13万人、緊急事態宣言下の2021年2月でも3万人いました。しかし人口2300万人の台湾でもいまなお毎月5万人前後、人口500万人のニュージーランドでも毎月8000人前後を入国させています。こうした国々では、実際に有効な水際対策を実現できているのです。
いっぽうで、不幸な事例もあります。人口1700万人のカンボジアでは、2021年2月20日、隔離中の旅行者が警備員に賄賂を渡してホテルを抜け出したせいで、ずっと押さえ込めていたコロナが2ヵ月たらずで1日数百人規模にまで膨らんでしまいました。しかし、政府の行動は迅速で、陽性判明からわずか8日後には禁錮10年などの重い罰則を伴う新法が審議され、12日後には州のロックダウン、19日後の3月11日には新法が施行されているのです。
日本では2021年5月10日に、インドなどからの入国者への宿泊施設での隔離を、3日間から6日間に延長します。もちろんこれは期間としてはまったく不十分で、その後は入国から数えて14日間の自宅などでの待機が「要請」されています。しかし先ほど書いたように、1日300人を超える人がその要請を守れていないのです。
日本で実効性のある水際対策ができないのは、どうしてなのでしょうか。また、マスコミは政府に対してその理由を問うているのでしょうか。
金銭的な面では、その後何万人にも増える感染者のことを思えば、十分に割に合う措置だと思われます。また、ニュージーランドでは隔離施設の宿泊費を、原則として自己負担させています。金銭ではないとすれば、宿泊施設的な問題なのでしょうか。相応の人員や設備が求められるコロナ患者の宿泊施設療養と異なり、基本的には健康な入国者たちの隔離ですから、賄賂を受け取ったりしないまじめな管理人や警備員がいれば成り立ちます。また、コロナ以前は毎月およそ300万人の外国人観光客を受け入れてきた宿泊業界に対して、隔離施設への協力金としてGoToトラベルのような予算をつぎ込むことは、国民の理解も得やすいのではないでしょうか。コロナ後に最も多かった2020年12月の入国者13万人に対して、1日1万円を21日間補助しても、予算は273億円です。いっぽうGoToトラベルでは全体で2.7兆円の予算が組まれ、2020年の12月時点で宿泊事業者には7286億円が配分されたといいます。
法律的な問題はどうでしょうか。どうやら野党だけでなく、与党内にさえ水際対策が不十分だとの声はあるようです。しかし逆に、だったらその立法を妨げているのが何なのかが、わかりません。そもそも水際対策を強化すべきではないと思っている議員がいるのでしょうか。たとえば「行動の自由を最大限尊重したい」とか「ビジネス客がもたらす経済的利益が大きい」とか、はたまた「オリンピック開催時の選手や関係者に対する措置との整合性がとれない」とか、いずれにしても堂々と国民に説明して賛否を問うべきでしょう。
もちろん、どれだけ水際対策を強化しても、すでに国内で増えてしまったウイルスを減らしてはくれません。しかし「いまさら遅い」なんてことは、この先もないのです。国内がどんな状況だろうと、どこかで1人を漏らしたならば、既存の感染者とはまったく別に、その1人を種にしたねずみ算で新たな数万人もの感染者を追加して生んでしまうということを、どうかわかってほしいと思います。
参考:
日本経済新聞 東京の男女3人が変異種感染 2人は英国滞在者と会食
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODG101UZ0Q1A110C2000000/
共同通信 入国後の誓約不履行、1日3百人 コロナ対策、14日間の位置確認
https://this.kiji.is/761143377954619392
サンケイビズ カンボジアでコロナ陽性者急増 隔離中の中国人旅行客外出が発端
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/210308/mcb2103080612001-n1.htm
[B! 医療] 神戸市 施設で25人感染死職員が証言 “見殺しではないか”|NHK 関西のニュース
この記事とぶら下がってるコメントを読んで、ちょっと書きたくなった。
この施設ではないが、自分の親も介護施設にお世話になっている。
先日、地方都市にある入所施設から「職員にコロナ感染が確認された」と連絡があった。
今のところ入所者への感染は確認されていないが、今後のこともあって発覚直後に連絡をくれたようだった。
「遺族からは人殺しのように恨まれると思うとやりきれない 」ってコメントが書いてあったけど、まず、最初に述べたいのは、介護や医療関係者への感謝とお見舞いだ。
私のところは職員の感染までなので、自分の親が感染したり、亡くなっているわけではない。
だが、介護を担う親族としては、介護施設がなければ、自分は今まで通りの生活を送ることはできなかった。下手をすれば共倒れである。
そうならなかったのは、大きな負担となる介護部分を担ってくれたおかげだ。
それでも、人が行き来をし、濃厚接触になりやすい特性がある以上、発生は避けられなかったと思われる。
親族の立場だったとしても、すべてを施設のせいにするのは酷すぎる。
今のところ施設が矢面に立たされているが、本来は、政府や政治家が重く受け止めねばならない事案だ。
責められるべきは、感染が発生しクラスターを起こしてしまった施設や職員ではなく、無為無策な政府や政治家なのだ。
そもそも、政府や政治家は何をやってるんだろうという怒りを感じている。
介護を含め、医療を支える関係者の責任感と献身にいつまでタダ乗りするつもりなのか?
グダグダ政争をするのは勝手だが、国を救うために悪者にもなりきれない人間は「政治家」ではなく、くだらん「政治屋」だ。
しかし、救われるべき人たちが救われるなら納税した価値はある。
今現在、救われるべき人は救われず、自称「政治家」は有権者に味方ズラするだけでなにもしない。
国を救うことができる有効な手段と思えるならば、一時的に悪者になってもよいと考える政治家は日本に存在しないのか?
しょうもない相手に税金が垂れ流されているかと思うと本当に腹が立つ。
自分には、後期高齢者になった父親がいる。数年前に脳梗塞を発症した。
本人がどう思っているか知らないが、私と父親の関係性はよくない。
だが、兄弟親族もなく、どうにかできる人間は自分だけなので、最低限の対応をしている感じだ。
父は脳梗塞から驚異的な回復をしたものの、アタマのネジは数本抜け落ち、契約等重要事項に対する判断ができなくなった。
訪問ヘルパーを利用しても、住まいの周囲にサポートする親族もいないので、元の生活に戻すのは自殺行為だ。
その後、幸運にも特別養護老人ホームへの入所ができたので、施設の職員に助けられながら現在に至る。
父親が入所している特別養護老人ホームは、障害者支援施設、ケアハウスやデイサービスなど複数の福祉事業を行っており、階数によってエリアが分かれている。
昨年の3月以降、デイサービスは中止、対面はシャットアウト、外部との接点を絶たない工夫がされた催し物は内部の人間だけで少人数で行うなど、出来る限り接触の機会を減らしていた。
そして、先日知ったのだが、職員のPCR検査が毎月実施されていた。今回の感染も定期検査で発覚したものと思われる。
唯一、残念と思ったのが、ワクチン接種が間に合わなかったことである。3月に入った頃、ワクチン接種の確認書類が届き、承諾していたからだ。
施設からは、いつから開始になるか分からないので、先に承諾書を欲しいと言われていた。
もし、4月中に施設全体が接種を受けられていたら、コロナの発生を防げたかもしれない。
今後、自分の親が感染者の列に並び、最悪死ぬことになったとしても施設を責める気にはなれない。
自分の生活を守ってくれ、入所した父親にできる限りのことをしてくれた施設や職員に感謝する気持ちの方が強いからだ。
親が介護状態になるまで、老人ホームの種類を知らなかった。世間の多くの人もそうだと思う。
ニュースになっていた「介護老人保健施設(老健)」というところは、いわゆる「終の住処」ではない。
通常の生活に戻るためのリハビリ施設で、3ヶ月に1度行われる会議で継続か退所が決まるのだが、基本的には3ヶ月が上限だ。
ある施設に見学に行った際に伺った話では、継続するにしても最大2年が限度とのことだった。
そのため、入所者の入れ替わりが比較的多い。
規模が大きいし、「認知専門棟」もある。
また、単体施設では運営が難しいので、複数の介護施設があったり、病院が母体になってるのもよく見かける特徴だ。
コロナが収まる様子を見せない現状では、いかに施設が万全の対応をしていたとしても、入・退所者の動きは止められず、感染者を出してしまうのは必然だったとも言える。
この施設は医師や看護師が複数人常勤しているようだが、そもそも病院ではないので対応は難しい。
コロナの対応は病院でさえも難しいのだから、介護施設に対応しろと言うのがそもそもの間違い。
施設の男性職員が実態を知ってほしいと訴えるのも当然だろう。医療が崩壊し、無理をさせられた上でのクラスターなのだから。
そんな状況でも施設や職員の責であると言うなら、医療体制を整えられる可能性のあった時期を無策のまま押し通した政府に責任を問い質さなければならない。
こんな時期に開催したら、日本から海外にコロナを蔓延させることになる。
後世の歴史本に「あの時、日本がばら撒きました」って書かれたい人、どのくらいいるんですかね?
我が国の首相は、そこに名前を連ねたいのかな?悪評でもいいから歴史に残りたいっていうなら、まあお好きにどうぞだけど、我々を道連れにするのはやめて欲しい。
自分はものすごく運が良かったが、介護を担う多くの家族が救われていない現状がある。
仕事内容に比べて給与水準が低いのが一番大きい問題だと思うが、在宅介護を促進しようとする政府には疑問を持っている。
我が家は両親が離婚しているため、最終的に私一人で、二人をそれぞれ看取らなければならない。
一人で老人二人ですよ?
看取ったら今度は自分の番だけど、独身子なし、両親のおかげで親族とは没交渉な自分の後始末はどうすりゃいいのさ?と考えている。
今のところ思いつかないので、自分を始末できるお金を貯めて、相応の互助会に入ろうと計画してるけど、現時点でも積みな家族は多いわけで、正直在宅介護は「金・人・運」がある人じゃないと無理だと思ってる。
さっきの項で「老健(介護老人保健施設)」は「3ヶ月に1度行われる会議で継続か退所が決まる」と説明したが、これは建前だ。
本来の「老健(介護老人保健施設)」は、通常の生活に戻るためのリハビリ施設と位置付けられている。
当然リハビリの効果で症状が改善されれば、それぞれの家に戻っていく。
だが、実際はそうでもない。
父が退院直後に入所した「老健」には、半年、年単位で入所しているらしき方が同室にいた。
間違いなく「訳あり」の入所者なのだ。
「終の住処」たり得る「特養(特別養護老人ホーム)」への入所を希望する人は多いが、入所は非常に難しい。
居室の種類は個室(従来・ユニット)と多床室に分けられるが、比較的費用を抑えることのできる「多床室」の入所ハードルが異常に高い。
父がいる地方都市の場合、多床室は10〜12万円、個室なら14万円以上の月額費用がかかる。
利用料は年金の有無でも変わってくるので、あくまでも父親の場合だが、2〜4万円以上差が出る。
この「多床室」というのは、古い制度下で設置された特養や老健にはあるものの、近年新設された施設にはほとんど存在しない。
プライバシーを優先するため、居室タイプは「個室」が推奨されているからだ。
つまり「多床室」は増えていない。むしろ、このままだと今後減っていく運命にある。
そのため「特養が増えたから入所しやすくなった」というのは、やや正確性に欠ける。
なにせ「個室」は高い。
他の人と比べて年金をもらっている父親でさえ、それだけでは賄えず幾らかの持ち出しが必要になる。
中にはギリギリ賄えそうな施設もあったが、日用品の購入や今後の入院などに備えるためには、施設に年金の全額をブチ込むわけにはいかない。
介護において、絶対にやってはいけないのは「仕事を辞める」「自分のお金を持ち出す」ことである。
そのため、やや古い施設であったとしても「多床室」のある施設に申し込みが殺到するのも当然だろう。
私は「多床室」のある10施設以上に申し込みをしたが、介護度5で優先度が高めな父であっても待機順位は20番以内が多く、待機人数は100人を超えているのがざらだった。
また、部屋は性別で分かれている。女性の方が全体数が多いので割り当てられる部屋数も多く、男性はやや不利になる。
そもそも特養に入所するには、ほとんどの場合、既存入所者の「死」を待たなければならない。なんとも複雑な気持ちになる。
では、自宅で看ることが難しい待機中の人々はどうしているかというと、本来長期滞在ができない「老健」「ロングショートステイ」で待っているのだ。
だが、ひと月ほど退所期間があれば、集中的リハビリが受けられる3ヶ月の権利を再び得ることができる。
そのため、一旦退所した後、空白期間を作って再入所するという技が使われている。
それができない「ワケあり」入所者は、なんだかんだと理由をつけて入所期間を延長するが、集中リハビリは受けられないので、施設内をブラブラすることになるらしい。
自分も「老健」の退所期間が迫った頃、申し込みをしていた別の「特養」から「ロングショートステイ」を提案されたことがある(もう少ししたら枠が空きそうだったからだ)。
「特養」は「ショートステイ」を併設しているところも多い。枠が空きそうで入所できる可能性が出てきた時や、家で看るのが難しい場合に利用され、最大30日連続で利用できる。
そうやって裏技的な方法を使いつつ、なんとか介護を回している現状を見ていると「自宅で介護する」なんて絶対不可能である。
親を施設に入れるなんて…という人もいないわけではない。
でも、現実問題、自分の生活を守りつつ、フルタイムで自宅介護をするのは不可能だ。
介護休暇は年5日付与されるけど、遠距離介護をしている自分は全然足りなかったし、介護休業中は無給になるので、相当の理由がないと使いたくない。
親の年金を利用して家に入ってしまう子供もいるが、親が亡くなった後、相当の資産がない限り100%路頭に迷う。
だから「仕事を辞めてはいけない」し、「親の介護は親のお金でやる」が最低限のルールなのだ。
両親は離婚しているが、母親は介護施設でケアマネージャーをしていた。当然、施設の持つ裏事情、役所や施設間の駆け引きを知っている。
そこから得た知識と自分が調べた情報を使って、施設の本音を聞き出したことがある。相手も「わかっている」と認識するので、下手な対応には出てこず、いろいろな提案をしてくれたり、施設の事情を教えてくれたりもする。
私が申し込みした「特養」に関していえば、親切に応対してくれた相談員が大半で、無茶苦茶だったのは退院直後にお世話になった「老健」の相談員である。
相談員の中には、自分と利害関係を持つ、あまり質の良くない施設に送り込もうとする人もいるので、施設の種類や介護のことを全く知らないと危険なことになる。
悪者になってもいい、多くの人たちを救って見せると言う気概のある政治家はいないのか…。
追記書いたんだが、長すぎるので切れたw
これの件は誤解されちゃってるので、別の日記に書いた。
簡単に言うと「希望する特養への入所を妨害するような真似をして、個人情報ダダ漏れするちょっとアレな施設に送り込もうとした」相談員が「無茶苦茶だった」という話です。
老健自体は良い施設で、介護士さんや療法士さんには大変お世話になった。
それにしても、こんなに長いの初めて書いたよ…。
https://anond.hatelabo.jp/20210510164413
「その後、施設はどうなったの?」って話があるので、それも別のところで書く。
仮に五輪を開催しても選手は一般人に感染者を出して殺しません。
サッカー日本代表はホテルを完全に隔離状態で貸し切って、日本代表内でも欧州組と国内組の接触を禁止して練習中にしか会話もなかったくらいで、
Jリーグでも海外での大会に参加するため、出国しているけれど同様の措置で隔離状態にあった。
大会中は毎日のようにPCR検査を繰り返して陰性を確認し続けてもいたし、体調の管理は万全を期してもいた。
再開したJリーグには多数の外国人選手がいるが、入国後2週間はJリーグバブルに隔離されているし、チームに合流後に外国人からクラスター化した例はない。
現在も1週間とか2週間に1度は全チームが検査してるし、一人でも陽性疑いが出れば全選手スタッフに繰り返し検査をし隔離する体制を取っている。
これらの対策は日本がオリンピックを開催する場合のモデルケースとして、Jリーグとプロ野球は扱われているため行われているので、選手の出入国に際してどうすればいいか?
観客を入れるにしても、どの程度ならば問題ないか?というのを専門家と協議して決めてきている。そうして運用して、これまでに選手から一般に感染を拡大させるような問題は出てない。
同様に、海外から来た選手団もホテルでバブル状態にして隔離して、関わったスタッフも管理すればいいだけで、
移動は専用のバスなどを使うし、試合中しか選手同士でも接触しないし、ホテル外には出ない状態であれば問題になる訳ない。
五輪後も2週間のバブルでの隔離を経て帰国させれば各国も安心だし、そういう運用をするだろう。
翻って、一般の会社員は毎日通勤でキャリア化して殺しまくってる訳だけど自覚はないの?
コロナに感染しても40代未満は未発症、無症状のキャリアになるケースが多数だって事知らない訳じゃないよな?
お前や、お前らの会社の同僚が無症状のキャリアとして、誰かを殺してないって自信あるの?w
毎週のように陰性確認されている日本国内で自由に移動しているJリーグやプロ野球の選手ですら、一般人にとっては隣の同僚よりも安全な状態にあるのに
徹底的に隔離される五輪選手が安全でないはずがない。五輪中にも後にも、選手はお前を殺さないし、無観客であれば五輪そのものがお前を殺さない。
だけど、お前らは今日も明日も殺し続けるし、同僚に殺されるかもしれないな。どっちが人殺しだよ?w
無症状のコロナキャリアさんたちよ、お前らは人殺しだよ。毎日、自覚して通勤しろよ。無知を理由にそこらの一般人より遥かに一般人にとって安全な選手を叩いてんじゃねぇよ。
なんだよパヨクとかしょうもねえなお前は
見る奴らの気持ち考えてやってんのかよこれをって話だろうがよ
お前が右左を語って左を煽る右ならお前はこのコロナ禍で苦しんでる日本人の方を見て語るべきだろうが
オリンピックに尻尾振ってるやつは右でも左でもどちらにも付かせてすらもらえねえんだ
ただの国を脅かす害なんだから
俺が見る価値がねえものについて馬鹿みたいに長文を書いたのにその意味がわかんねえのか
語る段階は過ぎ去ってて、後は後ろから石を投げるだけ
その無邪気に投げた石が当たったスポーツ選手の何人が自分達がしでかしたことを後悔しながら自殺すんのかを考えてんの
まぁその意味がわかんねえからしょうもねえ造語で人をノックアウトした気になってんだなお前はな
別に電通だろうが博報堂だろうが白痴は電気ショックでどうだろうが知らんよ
アホなんだよ、風邪が治ってもねえのに外ではしゃぐ奴は
外を歩く人達が付けたくもねえマスク付けて、アルコールで手がガッサガサになってることにも気付かねえ、日本中が病んでる事に気付いてないアホがわざわざ表に出てくれるんだよ
後は参加した奴らの名簿だけ見てそいつらの子々孫々までばい菌扱いするだけだよ
オリンピック中に何しようが知るか
やるって決めたお前らが悪い
俺はただ石を投げるぞ、右とか左とか知らんわ
死にそうな世界で頑張って生きてるやつらを軽んじて逆走し続けるアホに石を振りかぶって投げるぞ
そいつらが死ぬなら幸いだよ、これが日本政府がし損じた水際対策だってんなら喜んでやる
その石の多さに民衆が震えてもう二度と「風邪も治ってないのに外に出て遊ぼう」なんて発想が出なくなっても、ヨボヨボのジジイになってもそいつらの名前を聞いたら「あのばい菌撒いた奴らか」と言い出すぞ
そいつが親中だろうが親米だろうが親日だろうがやるったらやるからな
パヨクくん達は同じ扱いされて申し訳ないけど、俺は否定し続けるからな
一斉休校休園みたいな強い措置じゃなくても、国や都が「緊急事態宣言・まん防中は自主休園を推奨」とか正式に通達してくれるだけでも職場に融通は効きやすくなる(ので子供を休園させられる)のだがなあ…
ガッカリしている。
準備不足だから延期してくれっていう気持ちはもちろんあるけど、それ以前に密なのよ。試験会場って。
去年も予備試験を夏に受けたけど、ついたてが用意されているわけでもなく、長テーブルで間隔を開けて二人座りだった。
朝8時の開場前は行列できてた。フェイスガード持ってきたけど誰も装着してねえ。マスクだけだ。
東京じゃいくつかの会場に分かれて試験やってたけどそれでも数千人は集まってたぞ。
変異株も出てきてるし、大阪は毎日の感染者が1000人を行ったり来たりしているし、東京も似たようなもんだし、なっちゃうんだろうなあ、クラスター。どっかで。
今更日時は変えられないかもしれないけど、法務省のお達しを要約すると「緊急事態宣言は続くし電車も減るから気をつけて会場に来て感染対策して受験してね、コロナかかっても知らんけど」っていう政府の言ってることと対して変わらない言い草である。
そこそこ人が密集してるし大学施設の換気能力じゃ限界があるから密閉してないとも言えないし長テーブルに二人がけだけど密接するタイミングちょいちょいあるし、生きて帰れるのかなあ。
今でさえ一つ一つの感染経路を特定できないほど感染者が多いから、この上さらに五輪関係者がどこで誰とコロナを移し合おうと追いきれないでしょ。
クラスターが発生したかどうか確かめることさえできずに、よく分らんまま五輪は終わると思う。
滞りなく開催されて
そもそも滞りなくの定義とか成功の定義って何よ?という話もある。
例えば、
・報道ではインドの選手は東京五輪出場を断念せざるを得ない事態に陥っているとあるが、それって東京五輪滞ってない?
https://www.asahi.com/articles/ASP573QYSP56UHBI035.html
・あるいは、菅総理は「人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証しとして実現する決意に何ら変わりはない」と言っているけど、曖昧ながらこれを東京五輪の成功の定義とするなら、人類は新型コロナウィルスに打ち勝つ前に五輪が開催されるので開催時点ですでに失敗じゃない?
父親の発言が気がかりで仕方がない。それが命取りになるのではないかと。
父は60代も後半である。僕の中には存在しない差別意識やスタイルをいくつも抱えている。歳とってアンテナはすっかり錆び、周りに甘える様になった。「老いて間違うようになったが、常日頃から他人に良くしてきた。だから周りが教えてくれるし正しく導かれるだろう」といった調子。そして父の情報源はiPadで唯一使えるYouTubeと、茶の間のTVだけだ。父は狭い世界で自分の答えを出してしまった。
これはまずい。生死に関わるかもしれない。直感的にそう思った。俺か?俺が守ってあげる番なのか。絶対に死なせたくないが気が重い。大の大人の思想を否定などしたくないと言うのが正直なところ。めんどくさー。陰謀論は昔から嫌いで心配していなかったが、コレもあやしい
唯一の救いは徹底的に自粛している点。自律することで精神的に安定しているわけだ。人様に迷惑かける事を極端に嫌う、不勉強な批判者となってしまった。が、その事は許そうと思う。そう思っていた最中だった。
え?ワクチン打たないの?
世界で人死にまくってるよ、思ったよりも多いよ
テレビオンリーの高齢者が何も知らないのは仕方ないじゃん。バカにしても仕方ないよ。誰かのせいにしても仕方ないよ、人は感情優先で動くバカな生き物じゃん。ワクチンを打たないことは社会悪と見られるかもしれないよ。人様に迷惑かけるよ
体を思いやり、一つ一つまじめに意見を言ったが、心に響いた手応えがない。
オリンピックに関しては僕の持ち得ない特別な熱を持っているようだ。医療従事者が手一杯だと言う事はなぜか楽観
こっちも父の組み上げたロジックを理解するのに必死だ。ロジックの終端は全て「俺は人一倍自粛していて人にはうつさない。うつしていない以上誰にも後ろ指さされない」なのだ。
オリンピックや経済を回すことと、抜け駆けして営業している店舗、感染した人をこき下ろすことが父の中で両立できるのは「俺はちゃんとしてる」から。それで良いのだろうか。
もし、その辺のどーしようもないジジイの一人としてあっさり死んだとしたら、なんとも無念だし失望すると思う。
「おじいちゃんはね、君たちがまだ小さい時に死んじゃったんだよ(歳とって我儘になったから死んだんだよ)覚えてないか〜」という未来がチラつく
クラスター発生してないんでしょ
8割おじさんに言われてからとにかく人と会う回数を減らしている。
幸い通勤も自転車で代用できたので、通勤中に人と密になることはない。
外食も極力減らして、一ヶ月に一回空いている時間帯を狙っていく程度。
人に会うっていうのは会社以外にはコンビニ、スーパー、量販店とかでの買い物時くらいだ。
会社ではまだ感染したという報告は上がってこない。(子どもの学校や塾で出たという話は何度か聞いた。)
そうなってくると、今まで手洗い、うがい、消毒、マスクと徹底してきたつもりではいるが、そもそも感染者と接触してないんじゃないかと思えてきた。
つまりは今までやってきた対策が有効かどうかなんて全く言えないわけで、特に変異株の前では無力なんじゃないかなという気さえしてくる。
ところで、世の中の人は本当にどれくらいの感染者と接触したことがあるのだろう。
結局の所、この辺のことが数値化されない限り、対策が有効かどうかなんてわからないよなと最近思うようになった。
3密避けなくてもクラスターが発生し始めているし、今まで感染しなかったのだから自分の対策は完璧って思い込んでいる、今まで感染者と接触してなかった人が感染を広げているような気がしてならない。
緊急事態宣言自体に緊張感が皆無な今、今回の波を止めるのってすごい大変な気がしている。
この「今まで大丈夫だったからこれからも大丈夫」病が世界的に感染拡大しているような気がするのだよね。
まだワクチンが追いついてないインドとかタイとかは特に。もちろん日本も。
自分の観測範囲でしかないけど、何となく話を聞いてみた感じだと8割の人は「今まで大丈夫だったからこれからも大丈夫」病にかかってる感じだった。
70過ぎた親には今度の波こそ本物だから外に出るな!って注意してるけど、完全に気が緩んでるんだよなー。
(意訳まとめ、超訳)
(何がなんでも)拡大論者はこの意見を受け入れるのかな?
(意訳)
検査拡大には反対してない。
クラスター捕捉に使いましょう
闇雲にやるのはだめ
去年から、ハイリスク地域でPCRをどんどんやるべきと言ってるのは事実っぽい。(言い続けてるんだか、コロコロ意見変えてるんだかは知らん)
ツイート掘ってみて、思ったのは、
否定的に見るなら、意見がコロコロ変わってる、それこそ切り抜きしたら幾らでも矛盾で叩けそう
(保身とか格好つけとかで、いい事言ってやろう感も満載だしね)
肯定的にみるなら、その時の状況に合わせた自身の意見を主張していると擁護もできそう
(50代以下の致死率とかPCRの正確さとか色んな情報があっちゃこっちゃ行ってたからね)
せめてニュースなりツイートなり、(私は暇ではあったが、ツイートで「PCR」「一斉 検査」だけで拾っただけ)自分の記憶に頼らないで検証してみてから意見したらいいのになって思う。
何故かというと、普段からそれをしないでタイトルとか雑まとめだけを見て、「やっぱり○○はクソ」って言うと、その反証が出た時に、「思考停止で叩いてたやつザマあ」ってカウンター食らって撃沈して信頼性を失うから。信頼性を失ってしまうと、ここぞという時の攻めが弱くなるのと、無駄なリソース使いすぎてしまう。
どっちの陣営にもそういうのが紛れ込んでて、足を引っ張ってる。
多分ちゃんとそれなりに調べて自分でジャッジ出来る人ってそこまで政治に興味がなく、自衛手段も考えてるから表に出てないんだろう。そんなに正義感もなく利己的でもあるだろうし。
一部正義感のあるちゃんとした人も居るだろうけど、馬鹿な人にまぎれてしまうし、反対陣営からしょうもない攻撃受けたらやる気もなくなるだろう。
ほんとに国ヤバイってなった時、まともな人が、そこそこ頑張って意見を主張したり選挙行ったりするのか、どっかに逃げちゃうのかが心配。
先日、母が亡くなった。死因はもちろん新型コロナだ。
ワクチンは届かなかった。
私が何日も画面とにらめっこをしてやっとのことで予約した接種予定は、オリンピック選手の接種が優先されて無くなってしまった。
ニュースを見ると、開会式に出るからという理由でスポーツ団体の役員や政治家まで接種を受けたようだ。
「パソコンが得意じゃないから私自身では予約は無理だった。ありがとう。」と笑ってくれた顔、役所から延期の連絡が入り、少し不安そうにしていた顔が今でも忘れられない。
母が体調を崩した当初は検査すら受けられなかった。
保健所に電話をし頼み込んだが、「今はどこの病院でも無理だから勘弁してほしい。」と逆に頼み返されてしまった。オリンピック選手村の選手を何度も検査するからと検査用の薬品が全てそちらに回っていたようだ。
「うつるから来ちゃだめ。」と弱々しく私を遠ざけようとした母の姿を忘れることができない。
母の感染は、簡易キットの赤い帯で知らされた。
やっとのことで往診に来てくれたクリニックのお医者さんからは、オリンピック選手用に病床が確保され、一般人が入れるベッドが削られていること、
選手村で大規模なクラスターが発生してしまったためそこも満床となり、実際には一般人用のベッドにすら割り込む選手が発生していることを教えてもらった。
看護師さんやお医者さん自体もそちらの対応に人を取られて臨時の病床も作れないのだそうだ。
私の母は、自宅でその命を終えた。
私は悔しい。
これまで何も悪いことをせずに生きてきた母が、ほとんど何の対応も受けられず亡くなってしまった原因は明らかだ。
ただ体を動かして得意気になっている特権階級気取りに私の母は殺されたのだ。
数年すらも待てずに騒いだこいつらのせいで私の母の数十年が失われたのだ。
私はスポーツを、ひいてはアスリートと自称する者達を一生許さない。
この文章はタイトルからも分かるとおりただの想像を膨らませた創作である。
ワクチン接種は遅遅として進まない。
選手優先で治療が行われ、一般人は重症でも入院できず、死者は連日100名を超える。
それでも、テレビはオリンピックの報道一色で、日本選手の活躍が報道される。
オリンピックの裏でどれほど犠牲が多くても、テレビはオリンピック選手ばかりを映す。
実態がどうであるかは関係ない。オリンピックの影でどれほど犠牲が出ていても関係ない。
しゃべった時に発生する微細な飛沫がエアロゾルとして、空中を漂い、それを吸い込むと感染する。
だから、みんなマスクして微細な飛沫の掃き出しと吸い込みを防ぎ、
黙食といって、食べるときはしゃべらないようにすることで、どうにかクラスター感染を抑えきれていた。
今のところ、スパイクタンパク質の変異が感染力に寄与するだろうという仮定から、
もっぱら、スパイクタンパク質の変異部分のみに着目してN501Y とか命名しているけど、
本当に怖い変異は別にあって、例えば、エアロゾルが乾燥して飛沫核になっても感染力を維持している(=空気感染する)とか、
あるいは、
飛沫核までいかなくても、従来なら 1㎛のエアロゾルまで活性があったのが、0.1㎛のエアロゾルでも活性をもつようになったとか、
みたいなことが起きてるんじゃなかろうかと思えてならない。
大阪の事例だけだけど、