はてなキーワード: エッセイとは
以下引用
これはただのエッセイというか最近思っていることなんですけど。
2000年以降、インターネットの普及も相まって、敵対的な隣国の情報が普及しだしました。しかしそれを報道するメジャーなテレビ局は無かったわけですし、新聞は産経を除いて報道してきませんでした。
なので、ネットユーザーの間には、自分たちでこの歪められた情報空間を正さなければならない、敵を見極めなければならない、国を守らなければならないという危機感と同じネットユーザーに対して連帯感が生じたと思います。
日本の戦後教育や日教組の価値観のせいで、愛国心を持つことは恥ずかしいことだ、よくないことだと教わってきた私達に、中国や南北朝鮮のような敵が生じたことで、自然発生的に「愛国心のようなもの」が私達に芽生えつつあるように思います。
いつからかわかりませんが、私達日本人は孤として生きるように社会に強いられてきたように感じます。各人、友達がいたり会社や学校、部活に属してそれなりの所属感を持って生きてきたのでしょうが、敵国が現れたことで、ようやく「国=日本」に所属しているという意識が発生したように思います。
日本は対外的な危機が年々強まっているわけですが、それでもそれが逆説的に私達の精神に活力をもたらしてくれた側面はあると思います。
今、家族は妻の実家に帰省していて、一人で過ごしているわけですが以前ほど孤独感を感じないのは、私が保守の立場に立ったからだと思います。昨晩は2chの辻元清美関係のスレにものすごい勢いで書き込みが続いていくのを見ながら、「俺は一人じゃない」という思いを強くしながら安心して眠ることができました。
言いたいことをまとめますと、
といったところでしょうか。
まとめブログは2chに書き込まれた情報をコピペし転載しているだけのサイトなのだが近年その実態は変化してきている(もう大分前からだが)
一昔前まではまとめブログといえばこれといった代表的なまとめサイトが2chからのコピペ、転載を禁止されたからだ
そこで困り果てたブログの管理人たちは頼る相手を2chからtwitterに変えた
twitterを利用する人たちをアホッターだのバカッターだの馬鹿にしてた奴らが今度はその情報を用いて収益を得るようになったのだ 滑稽でしかない
しかもtwitterを馬鹿にしてる現状は今も変わらない だれかのtwitterの書き込みが炎上すればそれを美味しいネタだと許可なく勝手に転載する
タイトルには必ずバカッター、アホッター コメント欄も同じような言葉で溢れている
だがそんなまとめブログも最近になって使い方によっては有用であることに気づいた
それはどうでもいいこと、中身のないエッセイ的な日常を漫画という媒体にしてネットに上げれば勝手に拡散してくれるのだ
まとめブログを見てる奴らの習性というのは面白いもので漫画にするだけでそれが全体の総意と勘違いし書いた奴が思ってもないことまで勝手に想像して場外乱闘を始めてくれるのだ
自分は絵心なんてまるでなかったが実際に試してみようと思い自分の日常や不満に思っていることを漫画にしてtwitterやブログにあげてみたりした
すると一週間も経たない内に様々なまとめブログに取り上げられtwitterのフォロワー数やブログのカウント数は桁違いに伸びた
それだけでなくweb漫画を運営しているサイトから自分の日常を題材にした漫画を連載してみないかと声をかけられた(まだ返答はしていないが)
これを読んでいて絵を描くのが好きな方、売れなくて困っている漫画家の方がいればぜひ試してほしい
まとめブログの管理人、それを利用している人々はそこら辺のハーレムアニメのヒロインとは比べ物にならないくらいちょろい存在であることに気がつくはずだ
「マウンティング」については以前からほそぼそと使われていたのが、瀧波ユカリ氏と犬山紙子氏の対談で瀧波ユカリ氏が発した「マウンティング」という言葉を犬山紙子氏が面白がって2013年4月『嫌われ女子50』という本に書き、その直後に増田にも上陸。2014年春ドラマ「ファーストクラス」で沢尻エリカ様が世間一般に知らしめた。というのが大体の流れだということが分かったが、今度は「マンスプレイニング」ですか。
「マンスプレイニング」の増田初上陸は「マウンティング」も一通り世間に知れ渡った2014-07-18 http://anond.hatelabo.jp/20140718214743 。
Google Trendsを見ても、その直前の2014年5月に初めてゼロレベルだったところからピクリとグラフが反応している。
英語圏ではほそぼそとしか使われていなかったのが2016年に入ってから急速に広まったらしい。中心地はスウェーデンでカナダ、オーストラリアでも少し話題になっているらしい。
https://trends.google.com/trends/explore?q=Mansplaining
「マンスプレイニング」の発祥ははっきりしていてRebecca Solnitさんが2008年にネットで書いた"Men Explain Things to Me"というエッセイが始まり。2015年に書籍になっている。 https://www.amazon.co.jp/dp/1608464660 。この本の出版でトレンドに火が付いたのだろうか?
国内に紹介したのはウートピというサイトのこの記事だろう。「上から目線の男の解説にうんざり! あなたの身近に必ずいる「マンスプレイニング系男子」とは?」http://wotopi.jp/archives/4370 (2014/05/14)。
この記事の反響はガールズちゃんねる http://girlschannel.net/topics/137694/ やTwitterで見ることができる。ガルちゃんでの食いつきはかなり良い。世の男性からの物事の説明のされ方に対して鬱憤が溜まっていたらしい。それから2ヶ月ほどして増田に流れ着くことになる。
そして今日 http://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/1092144 でスターを集めている。
追記: リンク先のブログエントリは消されているが、2011年7月のこのエントリがはてな初上陸らしい http://b.hatena.ne.jp/entry/untitledunmarked.blogspot.com/2011/07/se.html
私は20代前半。
理由を色々考え、出た結論は「面倒なことが増えるから」だった。
妊娠・出産・育児エッセイを何冊か読んだ程度の知識なのでザックリとしているが、
つわりの地獄のような苦しみや、大きなお腹を抱えて生活することの大変さを知った。
食生活に気を使い、妊婦に優しいアイテムを買い、定期的に病院で検査し、マタニティスクールに通い、
役所で病院の費用の補助金を申請し、生まれてくる子供のためのグッズも揃えないといけない。
出産もめちゃくちゃ痛い。無痛分娩もあるが、「産むときだけ痛くなくても、いてえのは陣痛だよ陣痛」と
母親によく言われるので、まったく痛みのない出産はまず無理なんだろう。怖い。
まあとにかく生まれました。おめでとうございます。あー終わった終わった、というわけにはいかない。
この世の右も左も分からない赤ん坊を、同じく育児の右も左も分からない母親が育てるって超難易度高い。
でも面倒だからお世話やめた、なんてことはできない。もう生まれてるんだから。
もしも子供が生まれつきの持病を持っていたら。不便なアレルギーがあったら。アトピーがあったら。
とんでもなくブサイクだったら。発達障害だったら。学校でいじめられたら。逆にいじめっ子になったら。
同じクラスメイトの母親が変な人だったら。担任の先生が変な人だったら。
PTAが面倒臭かったら。受験に失敗したら。就活に失敗したら。悪い友達とつるんだら。
学生のうちに妊娠したりさせたりしたら。「産んでくれって頼んでない」と言われたら。
様々な不安が尽きない。そのくらい我慢しろよと言われるものも沢山ある。
でも嫌なのだ。可能性として起こり得ることを考えると、子供はいらない。
子供に何かあったとき、自分の人生経験と知識が乏しすぎてフォローできず、母親失格になってしまう。
子供もきっと苦しむ。
これまでの人生で出会ってきた多くの選択・出来事は、「ミスしたら自分に返ってくる」ものだった。
志望校に落ちようと希望の会社に不採用になろうと、嫌な思いをするのは自分だった。
勉強しなかったツケ、就活の対策をちゃんとしなかったツケは自分に返ってくるだけ。
しかし妊娠中の生活に気を使わなかったり育児を面倒臭がって放棄したら、苦しむのは自分ではなく子供である。
親が徹底的に子供の見本となり、子供を守り、道に迷ったときに手を差し伸べなくてはいけない。
自分がそんな立派な人間になっていないのに子供を作っては子供がかわいそうだと本気で思っている。
デキ婚する人はどうしてすぐ産もうと決断できるのかわからない。その度胸はどこからくるんだ。
たまにネットで出産が「3000万ガチャ」と揶揄されるが、本当にそのとおりだと思う。莫大な金がかかる。
そんなガチャをうちの親は私の前にも何度も回してきた。尊敬する。
今まで何人か彼氏がいたし、今もいる。
「この人と結婚したい」とは思っても、「この人との子供が欲しい」と思ったことは一度もない。
ずっと2人きりでいたい。夫との時間を独占したい…とよく思っていたけど、
まあずっと同じ屋根の下で2人でいたら、恋人時代の気持ちなんてすぐ消えて
だんだん生活がマンネリ化してきてうまくいかなくなったりもするんだろうな。
だから子供がいたほうがいいのかもしれないけど、そんな緩和剤代わりに子供をポンとつくっていいのか。
妊婦や子連れ、ベビーカーのバッシングをネットでよく目にする。
育児中にあった嫌なことや肩身の狭い思いをした体験談も沢山見る。
(家庭板のまとめを読むのはやめたほうがいいかもしれない)
私が万が一妊娠してしまったら、周りは「おめでたいこと」と捉えるから、きっと産むんだろう。
人間ひとりつくって育てるというとんでもない行為は「やっぱりやめた」ができないから、恐ろしい。
今付き合っている彼氏とうまくいって結婚の話が出たとして、「子供が欲しい」と言われたら本気で悩む。
「夫が子供を欲しがっている」とか「(義)両親が孫の顔を見たがっている」という理由で
私が折れて妊娠出産していいものなんだろうか。母体は望んでいないのに。
周りが希望してるから命をつくるなんて無責任ではないだろうか。
「産んでくれって頼んでないのに!」って子供に言われてしまったら、
私は自分に面倒事を沢山もたらした原因である子供を愛せないんじゃないか。
どんな理由であれ、私のように子供が欲しくない人はきっといるんだろうけど(多分)、
少子化という言葉があるということは、子供とは「産んで増やさないといけないもの」なんだろう。
私か相手が子供をつくれない体なら仕方ない。それよりも「つくらない」ほうが周囲から疑問視されそう。
育児がしにくい世の中になってるのも問題だけど、そういう社会的な面よりも私の心理的な面が大きい。
こんな私が、子供が欲しいと素直に思える日はくるのだろうか。
それとも、たいしてよく考えないまま流れに身を任せていたら、案外大丈夫なものなんだろうか。
一応言っておくと、親に虐待されていたわけではない。むしろ末っ子なので甘やかされて育った。
子供はあまり好きではなかったけど、最近は仲の良さそうな親子を外で見かけると微笑ましいと感じる。
ただそれは楽しそうなほんの一部分を見たからで、
その場面を自分が得るまでにどれほど苦労しないといけないのかと考えると子供を欲しいとは思わない。
甥・姪をめちゃくちゃ可愛がってしまうのと同じだ。
あと、反出生主義という主義があるけど、そこまで過激な考えではない。出産は尊いものだと思っている。
私は出産したくないというだけ。
今ふと思ったけど、学生時代が全然楽しくなかったことと、この考えには関係はあるだろうか。
つまらない地獄のような学生時代を子供に味わわせたくないとか無意識に思ってるんだろうか。
そこはよくわからない。
なんかエッセイ漫画とかだとある言葉を言われてとかある医者に出会ってとかいうその瞬間に一気に心が楽になったみたいな表現が多々あるけれどほんとうにそんなことが現実にあるのかな
そういうタイプのものって他の人も私と同様に楽になって欲しいというような心で発信されてるものが多いようにみえるんだけど、苦しいときにそれを読んでも自分が今苦しいということはまだ自分にとってのそういう言葉や人が見つかっていないんだ、探さなければいけないんだ、それと出会うまでは苦しいままなんだという絶望がのしかかってくるだけに思える
いつのまにか楽になってたな〜、あるときそれに気づいたな〜というタイプのエッセイの方が、いつかそうなるだろうというふうな気がして読んでて希望が持てるなあ
星野リゾート絡みで新今宮ってどんなとこなんやと話題になってるので、自分もひとつだけ強烈に印象に残ってることを書いてみる。
たしか7、8年前。滅多に利用しない新今宮駅構内を、環状線から南海に乗り換えようと歩いていた。
そしたら、自販機の前でしゃがみ込んで「あれっ?あれっ?」とか言ってるおじさんがいた。
その「あれっ?あれっ?」が妙に芝居がかって嘘くさいのでつい見てしまった。
顔は見えないけどたぶん50代から60代。ヨレヨレのスーツの、肛門のあたりだけ破けて穴が開いている。
「あれっ?あれっ?」と言いつつ、落とした小銭を探している体なのだが、明らかにお尻を突き出して何かをアピールしていた。
見てはいけないものを見てしまったと思い、目をそらした。隣にいる旦那に確認することすらできなかった(いまだに確認していない)。
あれはいったい何だったのだろう?最近も新今宮駅を通ったが、おじさんはもとより、自販機もなかった。
そういえばさらに昔にも、「尻をアピールするおじさん」に遭遇したことがある。
家賃3万円台の、もちろんオートロックなどない「○○ハイツ」に一人暮らしをしていたころの話。
夜、友人との飲み会帰り、ひとり「○○ハイツ」の階段をのぼっていたら、背後からハァハァ言う声が聞こえる。
振り向くと、階段の下で丸出しの尻をこちらに突き出し、私を見ながらハァハァしてるおじさんがいる。
実はこの数分前にも、背後から胸を揉み逃げされるという、痴漢にすら滅多にあわない私にとっては実に稀な日だったのだけど、そこは話がぶれるので省くことにする。
(怖かったことと、その後警察に連絡したことだけは書いておこう)
話を元に戻すと、こんなに「尻をアピールするおじさん」にばかり遭遇するのは、私の頭がおかしいか、「尻をアピールするおじさん」の霊に取り付かれているせいではないかと思うことがある。
痴漢にあわない体質の私が、同じ日に2度もこんな目にあっていることだっておかしい。創作だと疑われてもおかしくない。これ読み返しても、我ながら頭おかしいと思われかねないなと思う。
(だけど中島らものエッセイとか読んだことのある人なら、実在する世界なのはなんとなくわかってもらえるのではないかと)
文章にするのすら禍々しくてどこにも吐き出せなかったのだけど、この勢いで書いてみた。
新今宮どころか大阪ヤバいという風評被害を振り撒いてたらごめんなさい。
新今宮で同じおじさん見た方いらっしゃったらどうぞご一報ください。
これは私の話でもあると思った。
あのエッセイのように結婚こそしていなかったけど、私と彼は数年前に分かれた。
彼は彼なりに私のことを好きでいてくれたんだと思うのに
勝手に私が不満を募らせ(ex.手を出してこない、私といるより男友達といる方が楽しそう、私も自分の趣味に没頭してる方が楽しい、私たちが二人でいる意味って何?等々)、何も言うことなくいきなり別れを切り出した。
きちんと自分からコミュニケーションをとる努力をしていればまた違ったんだろうなあ。
今になって彼がどんなにいい人だったかよくわかる。まあちょっと思い出を美化してるかもしれないけど…
また連絡とってみていいかな~~~
より戻したいよ~~~~
本の名前は忘れたがとにかくさくらももこのエッセイに書いてあったヤツ
「煙の姿が綺麗だからこれで一利ある」
読んだ当初はアホかと思ったけど、腐女子の「○○(好きなキャラ)は立ち姿が美しいから国宝にすべき」みたいなこじつけと似たようなものを感じる
一昔前まではエッセイ漫画というのはやたらその手の才能に恵まれた人によるものか、あるいは平々凡々な毒にも薬にもならないつまらないものしかなかった。
エッセイ漫画は元々わかりやすい意味での画力や構成力を要求するジャンルではない。出版社のほうで「あ、これ面白い」「あ、これネットでウケてる」となったらポンポンとポン菓子のように出版する。
一般人の99%が体験したことのないオリジナルな体験、それのみが求められるジャンルだ。
あまりに安易な出版ハードルのせいで、四コマ以上に魑魅魍魎が蔓延っているというか、頭のおかしさ具合でいけば一頃のマイナーホラー漫画誌といい勝負な煮詰まり具合になってきている。
で、目につくようになったのは「どう考えても描き手のキャラクターが歪んでいる」案件。
エッセイ漫画は8割がカルチャーショック漫画であり、「フツーに常識人なワタシが非常識な蛮族と出会ってビックリする」ものが多い。
まあ多分大方の人は何も考えずにそういうテンプレに則ってるんだろうけど、
そのせいで「いやいや、おまえが他人を非常識人/悪人あつかいしてるけど、おまえのが全然やん」というケースが続発している。
才能ある漫画家・エッセイストはもとから強烈な個性を有している傾向が強い。そのなかには人好きしない性格の方々もいる。
しかし雑誌や新聞に乗るようなエッセイ漫画は編集者のほうでチェックがかかっている。だから、いくらめちゃくちゃやってるように見えてもバランスとしては非常にオトナな範囲に収束する。
ところがネット発のエッセイ漫画はまずそういうブレーキを踏まない。
歪み具合はピンからキリまで存在する。一目見てわかるものから、微細な証拠をつみあげないと判定できないものまで。
メンタル系の闘病日記みたいなのはわかりやすい。歪んでいることが前提であるぶん、むしろ期待通りというか正常なのかもしれない。初心者はこういう漫画で、「作者の記述する世界と客観的に観察されるであろう世界とのズレ」を想像するトレーニングを積もう。作者自身が歪んでいること前提で描かれたものも多いので、チュートリアルみたいなものだ。
次にわかりやすいのは恋愛/結婚生活系だ。結婚生活においては誰もが狂人であるが、なかでも「俺が常に正しくて、相手がいつも悪い」というメンタリティを持っている作者が狙い目。こういう人間は無垢な自分を被害者に見立てた失敗談として、あるいは非常識な相手を怪物に見立てたホラーまじりのギャグとして、よくエッセイ漫画を書く。他者をネタにして利益を享受をしているにもかかわらず、その世界に他者はいない。
インターネットで鍛えたあなたの悪意感知センサーを発揮して、作者の嗜虐心をすみずみまで読み取ろう。
なんだか目隠しをして像をなでるような文章になってしまったが、作品例を挙げることしない。
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そんな毎日 おーはしるい
かみびと太子! まさる
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宮尾さんは生えている TOもえ
きららちゃんは天才ですし。 愛内あいる
クマ男子 胡桃ちの
ついっとMARCH 真島悦也
ピヨピヨピヨ! 七花
びわっこ自転車旅行記 大塚志郎
文章を書くのが好きで、小学生の頃から今に至るまで非現実的な世界観の短編小説を書いて遊んだりエッセイを書いては懸賞に応募したりしている。
いくつか賞ももらったし、研究室の先生が雑誌(学術誌じゃなくて業界専門誌みたいな月刊の雑誌)に寄稿するときはわたしが校正してあげたりしているし、
文章を組み立てることが人より多少は得意だと思っている。
けど、学術論文はわたしがいままで培ってきた叙述法とはかなり違う文法の元に成り立っていた。
今、わたしは理系の大学4年生なので卒論執筆に忙しい。卒論の内容は、マイナーチェンジを加えて学会報に投稿するつもりだから、先生もしっかり目を通してチェックしてくれる。
初稿をチェックしてもらって、返ってきた原稿はアドバイスや注意点の青ペンで真っ青になっていた。
たくさん論文も読んだし、要旨のチェックのときにも確認したし、かなり論文の文法は覚えてきたつもりだったんだけどなあ。
並列のときは(たとえば「赤と青と緑にそれぞれ色付けられた~」とか)英語に倣って「赤、青、および緑に色付けされた~」みたいな書き方を一律でしなきゃいけない。これはだいぶ慣れたけど、いつもそのときそのときで一番読みやすそうな、より語感のいい書き方を心がけてきたわたしにとっては抵抗感が大きいものだった。「赤、青、緑に~」はもちろんだめだし「赤と青、そして緑~」もグレーゾーン。
「だった」「~で、」も「であった」「~であり、」とかに統一。一文の長さはできるだけ短く。
筆者を示す主語はほとんど登場させず、「我々はデータを~~に従って分析した」みたいなことを言うときには「データは~~に従って分析された」とかいう書き方になる。
英語的な表現が多くて、読みやすさの点で言うとあんまり読みやすくない。でも、できるだけ筆者の言いたいことをできるだけそのまま読み手に解釈してもらうという意味ではこういう統一された文法が便利なのかもしれない。
あまり読んでて気分がよくなる文章にはならないけれど、しかし、この文法を完全に身につけて必要なときに使えるようになったら、それはそれですごく大きな力になるだろうな、とも思った。
マジレスするとそもそもエッセイ創作で名前を売ろうとするやつらの9割9分9厘は間違いなくスクールカーストの底辺に近い連中なので、創作上そやつらよりも更に下の存在とされるような人たちは現実には作者と同等の存在として扱われていたやつらであると考えられる。
創作やらエッセイやらで有名になろうってやつらの根本にあるのは学生時代の底辺評価を一発逆転させたいということなので、自分よりも底辺の人がいてくれないと認知協和をとることができないんだよ。