そういえば、僕の出身中学はとても田舎にあった。
校区に漁村を含み、特に漁村出身の男子には蛮カラ気質が顕著であったと思う。
まあ、それでも友人関係は築けたし、一緒に遊びに行ったり楽しくやっていた。
が、今思うとちょっと異常だった。
彼らは、僕が本を読んでいると「ガリ勉だ」とチャカしてくるのだ。
例えば、単行本の小説も、ハードカバーも、文学もそれ以外も。
どうも彼らにとって三国志もスレイヤーズも経済書もエッセイも詩集も新書も全て同じらしく『活字』に拒否反応を示していた。
今、思えばどうも時代を先取りして『イデオクラシー』ごっこをしていたのではないかとも思うのだけど、やはり彼らの両親も似たような反応を示したのだろうか。
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