はてなキーワード: 親の金とは
いざ通知をタップしてみれば、私が遊びたくないやつが会話参加してるやつからだった。
通知には遊びたいと思っていた相手の名前しか出てなかったから勘違いしてしまった。期待して損した。
私はそのメッセをくれたその子とは遊びたいが、遊びたくないやつとはもう遊びたくない。
かれこれ半年以上そう思っている。
某夢の国だって7000円もかけて付き添わなきゃよかったと思っている。
で、そいつは、私が避けるようになり遊ばなくなってからまたニートに拍車をかけているらしい。
親に依存して、親の金で遊ぶのはやっぱり学生まででしょ。そりゃ、祖父母にdisられてもしょうがない。
某アニメの影響なんですかね。働いてなくちゃニートども養えないじゃん。親の金でニート養うとかとんだクズだなって思うんだけど。
でもって金使い荒くてセーブできないのを自虐する割にはなおす気ないの見え見えっていう。
でも幼馴染だからって理由で周りからは仲がいいと思われてるし。
そう思われてもしょうがないけど、やっぱ辛いな〜。
今回は断らないつもりだけど、次からは自分で遊びたい相手を選んで誘おうと思った。
にしてもご近所すぎて遭遇しかねないわ。どうしよ。ただ、借りてるものは返さないとな。
口呼吸をやめよう
歯を磨こう
鼻毛を切ろう
耳毛を処理しよう
爪は長くなる前に切ろう
眉毛をすこし整えよう
猫背を直そう
髪を短くしよう
独り言をやめよう
穴のあいた服は捨てて新しいのを買おう
汚れた靴はきれいにしよう
舌打ちをやめよう
自分だけ異常にテンションあがってつまらないジョークを楽しげに何度も繰り返すのはやめよう
もうすこし落ち着こう
公共の場で大声で話すのをやめよう
くちゃくちゃ音を立てて食べるのをやめよう
箸の持ち方を覚えよう
お酒はほどほどにしよう
歩きタバコはやめよう
スナック菓子を食べ過ぎないようにしよう
親に暴力を振るうのはやめよう
親の金を盗むのはやめよう
ずるずる鼻をすするのはやめよう
首をぼきぼき鳴らすのはやめよう
社交辞令を真に受けないようにしよう
いつも本音で毒舌トークをするのではなくあたりさわりのない社交辞令も言えるようにしよう
電車のドアが開いてもダッシュで席を取りに行かない心の余裕を持とう
満員電車に乗るときはリュックサックは背負ったままではなく手に持つか網棚に載せるかしよう
歩きながら唾を吐かないようにしよう
道端や小便器にガムを吐かないようにしよう
部屋にゴミを溜めすぎないようにしよう
部屋の掃除をしよう
睡眠はちゃんと取ろう
インターネットスラングを日常会話で使わないように気をつけよう
太っているなら痩せよう
痩せすぎているなら積極的に食べて体を鍛えよう
頭を振って髪をわしゃわしゃしながら「あー、くそっ」と突然自分自身にキレないようにしよう
図書館で借りた本に書き込みしたり折り目をつけたりするのはやめよう
図書館で借りた本は返そう
他人から借りたものは「返して」と催促されなくてもちゃんと返そう
他人から借りたものを汚したり壊したりしないように気をつけよう
本屋で売ってる本から付録だけ抜き取って何食わぬ顔で持ち去るのはやめよう
カードショップでブースターパックを10袋程度取って選んでるフリをしながらひとつかふたつをこっそりバッグの中に入れ残りを元の場所に戻すという見え見えの万引きはやめよう
家の壁を壊さないようにしよう
自傷行為はやめよう
飲酒運転はやめよう
などなど
えぇ 負けってなんなん?
もうこれ以上このガキの相手してもしゃあないやろ、どう見ても
他人を見下してることを怒られてるのに、親の金で行った旅行でマウント取り返すて、どうしようもない女やん
働いたことも無いくせに、自分の好みでない仕事しとる人間も何か下に見てるしな
このガキ本人か別の増田か知らんけど、もうほっとけほっとけ
任期付きポスドク男。結婚することになった。彼女(婚約者)は正社員。
新婦が結婚式に上司を呼んでるのに、新郎が結婚式に上司を呼ばないと、変に思われるから呼んで欲しい、と言われた。
正直、呼びたくない。というか、来れないのではないか。
上司にあたる人は、教授になるのだろうが、超多忙。俺は、素晴らしく業績挙げてる訳ではない。それでも雇っていただいて、深く感謝している。教授は、お金を取ってきて本質的な問題にアタックし続けていて、研究者として尊敬できる人。
それなのに、大して業績挙げてないポスドクの俺が、超多忙なプロ研究者の時間を1日奪って、その上、金まで払うように頼むの?何それ。裏切りみたいじゃない。ボスの一日は、俺の結婚式の参加に使わせるより、研究に使った方が自分にも社会にも得になるってわかってるのに、なぜ、結婚式に呼ばなければならないのか。
今のポストは任期付きなので、プロジェクトが終わったらなくなる。それは仕方ない。どこもそうだ。お互いそれをわかった上で、雇う雇われるの関係になっている。それなのに、結婚式なんてプライベートな場にボスなんか呼んだら、向こうもこっちも後腐れ残るじゃん。
みんな、こういうときどうしているのだろう?
追記:
思ったより反響が大きくてびっくりしている。皆、結構自己中心的な考え方するのね…
その宝を、一瞬とはいえ、自分の私事のために私物化してしまおうという考えそのものが、とても浅ましいように感じる。
皆、公務員の横領みたいな公共物の私物化には怒り心頭で批判するくせに、公金で育て上げた優秀な教授を結婚式という私的な場に呼んで拘束することは、公共物の私物化とは思わないのね。
そもそも、彼女のことは好きだが、自分の結婚自体も、見方によっては反社会的と言われても仕方がないように思う。
自分のお給料は教授が取ってきた研究プロジェクトから出ているが、そのプロジェクトは、そもそも公金でまかなわれているものだ。
つまり、自分のお給料は公金だ。公金で働いていながら、これだけの業績しか出していない自分が、自分の欲求で、仕事時間の減少に繋がりかねない結婚という行動に打って出ることは、正当化されうるのだろうか?
もっと業績が出ている人が、社会からのご褒美として結婚を許されるのは、すごいよく分かるし、問題ないと思う。
しかし、私は業績が出ている方ではない。そんな奴が、公金から出ているお給料で、結婚を所望するのは、そもそも反社会的行為なのではないだろうか?
私は頭は悪かったけど、裕福な家庭に生まれたから、親の援助で経済的な心配はなく、博士号を一応取ることができた。
私よりずっと優秀だったのに、経済的な問題で博士号取得に至らなかった人をたくさん見てきた。
公金は、私などより、私より優秀だったのに博士号を取れなかった人に使われるべきだ。
申し訳ない、申し訳ない、と思いながら働いてきたが、私は、とにかく、もう社会に迷惑かけたくないんだ。
追記2:
なんだか、私を卑屈で歪んだ人間だと思っている人が多いみたいだけど、それは違う。
私は正義感にあふれている。
私よりずっとずっと優秀な人間が経済的な理由で博士号を取れずに無念のうちに大学院から去り、私のような、ただ親に小金があるだけの人間が博士号を取れる社会の方が、誰がどう考えてもおかしい。歪んでいるのは社会だ。
親が持っている金に関わらず、優秀な人間が教育を受け、博士号を取って社会を導いていくべきだ。
私は社会が歪んでいる事を知りながら、その歪んだ点を逆手に取って親の金というチートで博士号を取得したのだから、社会を歪ませる動きに加担したのだ。
私が幸福になることは、社会の歪みをほんの少し加担させる行為だ。
博士号を取れずに大学院を去った彼らが幸福になる事こそ、社会の歪みを是正する行為だ。
社会は、金のある者ではなく、才能ある者を優遇しなければならない。
金があっただけで才能がない私が不幸になればなるほど、社会の歪みがほんの少し是正され、正しい社会にほんの少し近づくのだ。
だから、私は不幸にならなければならないのだ。
臆病者だから頂けるものは拒まないが、私が現実的な範囲で適切に不幸になるのが、正しい社会を実現する道だ。
私が不幸になることは、正しい社会の実現なのだ。それなのに、私の幸福を祝ってくれる社会の方が歪んでいるのだ。
社会は、私の不幸こそ祝わねばならない。
> 海外は
海外って日本以外全てを指してるんだけど、日本以外全て同じ状況?
> 単位取ってれば細かい部分文句言われないし人付き合いもしたい人だけやれば良い、
日本でもまともな高校や大学ならやることやってりゃ何も言われないだろ。
増田が海外としか言わないのでどこの話だかさっぱりわからないけど、アメリカなんかだと、ろくに人付き合いができないやつは日本より生きづらいだろ。
> 全員でなにかするとかほぼ無くて気の合う人とだけつるめば良いっていう大学みたいな生活が送れる
これも完全に国や学校によりけりだわな。
親の金で適当な学校に行ってそこでの経験だけで日本以外の全てを知った気になってるお子様ですねという感想。
一般的に「海外」を主語に何かを語る人の話は信憑性ゼロだということは覚えておいたほうがいいと思うよ。
自分にとって心地よい環境にいるならそれでいいんじゃないかな。多分日本でも心地よいところはあるし、増田のいる土地でも合わないところはあると思うよ。無理な一般化はやめようね。
うちは片親で、母は女手一つで私達をよくここまで育ててくれたと思う。
借金しか作らない金食い虫で貧乏神の兄の肩を持つから、本当に嫌気がさす。
うちはさっき言ったように片親で、割りと本気で金がない。
私は、大学に行きたかったけど経済的な理由でやっぱり行けなかった。
今思えば、奨学金でもなんでも使ってみれば良かったんだろうけど、当時はそんな考え全然思いつかなかった。
うちは金がないから、とにかく学校は諦めて、さっさと働きに出ないとって、すぐ諦めたのがいけなかったのかな。
まぁいいや。
でも、兄は専門学校に行ってる。親の金で。そのせいでうちには余計金がなかった気がする。
親が働いて働いて、年に200万くらいする学費を払ってた。
本当にギリギリになった時、ちょっと前から流行ってる「過払い請求」の手続きで、まとまった金が入った。
これで少しは楽になるかなって思ったら、その返ってきた金で母は兄にバイクを買った。
100万だか200万だかするような、何が良いのかわからん煩いバイク。
頭おかしいと思った。
そこでの仕事を「どうしても苦手な人がいた」という理由で、一日だかひと月だかで辞めた。
母は兄に仕送りをするようになった。
兄はそれでも金が足らなくて、母が買ったバイクを売った。
暫くはこっちで仕事してたけど、そのうち彼女を妊娠させたとかで結婚した。
まぁ、その結婚は結局、仕事を辞めたかっただけの女に騙されただけで、妊娠もしてなかったし半年で離婚したけど。
兄は婚姻中に、女の方が全然働かなかったから、生活費がどうので結局またアホみたいに借金してた。
一人暮らしの期間も含めてたかだか一年とかだし、金の使い方おかしいんだと思う。
母にそこまでの金がないのも分かってたからか、親戚に金を無心しに行って借金が発覚した。
どうにもならなくなり、結局債務整理の手続きをして、今も地道に借金返してるらしい。
私は当時、破産をしたという話を聞いていたけど、破産ではなく債務整理だと。
いっそ破産にしてりゃあ今頃もう少しまともだったかもしれないのに。
離婚後、少しして、母に金が勿体無いと説得されて兄は実家へ戻った。
破産したって聞いてた時期に、仕事するにも何するにも車が必要だとかで、以前過払い請求している関係で、もうローンが組めない母に頭を下げられて、私の名前で兄が車を買った。。
私はびた一文払っていないけど、母の負担が増えただけだし、こんなことしなきゃ良かった。
当時は、もう本当に関わりたくない一心で、これで縁を切ってもらうって話だった。
結局縁は切れてない訳だけど。
なんで日本の法律って、親兄弟の縁が切れないんだろうね。切りたい。
結局、今は債務整理やら何やらで、月々8万くらい返済を続けているらしいけど、クソみたいな仕事しかしてないせいで母への無心が尽きない。
先日、仕事から帰った母が、仕事に行っている筈の兄が家に居たことに驚き事情を聞くと、2月いっぱいで仕事を辞めたらしかった。
金もないのに。
結局、一時しのぎの為に私名義で買った車も売られた。
300万したのに。50万にもならなかった。買ってまだ2年?3年経ってないくらいだと思う。
一回事故ってるから、事故車扱いで価格が低いとかそういう話されたけど、絶対もうちょっと頑張って探せば値は上がったと思う。
本当に悔しい。
こんなのと血が繋がってることが悔しい。
母は「もうお金はない」って言いながら、兄への援助をやめない。
何年もやめない。
もう手を切れって言っても、見捨てない。鬼にもならない。
そのために、あなたは娘と絶縁する事になるのに。
将来、あなたの面倒なんか絶対見れないようなクズのために、定年まで、定年しても働き続けるんだね。
私は、もうすぐ地元を離れる。友人は寂しがっているけど、もうこの家に関わっていたくない。
親戚へも誰にも行き先を告げるつもりはないし、もう二度と連絡も取らないつもり。
金を搾取され続けるのは、もうこりごり。
どうしてあいつにばっかり金かけるんだろう。
男子生徒は震災の5ヶ月後、2011年8月に福島県から2年生で転校してきた。
直後から名前に人気まんがもやしもんの「菌」などの愛称をつけられる人気ぶりであったが、学校以上におもしろいことを探すためあえて不登校に。
小学5年生になった2014年には、「プロレスごっこ」などとと称して数人の児童と楽しく遊んでいた。
また、横浜駅やみなとみらい周辺のゲームセンターでの遊興費、食事代、交通費などをすべておごってあげるなど男気にあふれ、リーダーシップをとっていた。
男子生徒の説明に基づくその回数は、計10回ほど。1回につき5万~10万円で、自宅にあるお親の金を持ち出していた。
第三者委員会の報告書には、金銭の授受について「認定しうる事実」として、こう記載されている。
“A(男子生徒)は、「おれが出す」「おれは賠償金もらっているからな」とか「これからももよろしくな」などと言い、もっと遊びたいと考え、
“関係児童の遊興費等を負担(いわゆる「おごり」)することで、それ以降はプロレスごっこ等のつまらない遊びは一切なくなり、更にAは他の児童に対し、
友好感が生じることができたので、同様のことが多数繰り返されてしまったと思われる“
http://anond.hatelabo.jp/20161106155051
俺は全然分野外の人間だけど、その監督さんは原画の人は確実に食えるような環境にならないとと言っていたけど現実には色々むずかしいようだった。動画の人はもっと絵がうまくなれと言っていた。
他にもあの人作画監督一回やって500万円位だったんじゃないかなという話が出たときに、それはもっと稼げと言っていた。
アニメ系の仕事をしてる人同士では、まとまった金稼げるようになったら、とりあえず確定申告とかちゃんとやれ、やれば戻ってくる金を無駄にとられた挙げ句、何でこんなに持ってかれるんだとかぼやいても…みたいな話題が出ていた。
アニメ系専門学校に対しては、大変批判的だった。要するにもう少し親の金であそんで暮らしたいって事だろ?とっとと現場に入ってその学費の分を生活支援金として貰って、同じ期間内で自立できるように頑張るからとやった方が遥かにいい。そういう発想がない時点で使えるわけがないと。アニメ系専門学校出身者はもう全員追い出したし、二度と雇いたくないと。
あとアニメ系の労働環境改善みたいなのを謳って、何かたくらんでる?集団というか、最初は理念あったけど今よく分からん法律専門家が乗っ取ってる感じな人らがいるとか。ああいう人には関わらない方が良いですよみたいな会話とか。
あ、あと別の人が言ってたことだけど、脚本には労働組合みたいなのがあって、持ち回りみたいに仕事を回しあってたりするから、ロクスポ話も理解しないで何適当にかいてやがるみたい事もあると。しかもそれで、安定して一番収入が高いとか。
まあ私も親の金を頼って生きてる身で人に文句をつけることはできないのだけれど
人から金をむしり取ることに特化した人間になってしまったことの、罪悪感みたいな、
そういうのを感じない文章で腹が立つ。すげーなってなる。
親の望まない大学に進もうとして「浪人しろ」といわれ、せざる負えなくなったり、
俺たちが返すといっていた奨学金を、結局こっちで返さなきゃならなくなったり、
お前より姉が生まれてきた方がよかったと怒鳴りつけられたり、
物心ついてから最初の記憶が母の「(母方の)祖母が嫌い」という話だったり、
お前が生まれたせいでリウマチになって、お前がいるからリウマチがひどくなったと責められたり、
行き場所がなくて、鬱になって、山手線に乗り続けて一日中ぐるぐるしたり、
そんな風ではないじゃない。どうせ周りに誰かいてくれたんでしょうに。
別に金には困ってない家族だし、弱らすだけ弱らして、もう嫌なことも少なくなったから、
それはもう済んだことにしているのだけれど
例の増田読んで絶対解消できないルサンチマンを植え付けられて不快。滅却滅却。
それで、派遣で溜めたお金で、学生やり直して望みの職にもつけて
親を死んだことにして、恋やら結婚やら、愛を紡いで楽しく生きようと思っていたのに。
己の醜さに潰れそうな日々を送る私は、解消しえないルサンチマン抱えて道徳的になっちゃって
あんな欺瞞に溢れた人間の方がよっぽど誠実で誠意のある人として愛されて、
愛してほしいと訴える私は一生汚泥の中でもがくのでは?という不安にさらされる。
なにが言いたいって、誰か手を差し伸べるのてくれる人がいるなら、
もはや勝手なメサイアコンプレックスだとしても、是非受けてみたいっていうこと。
言うほど怒ってもないので、増田の海に流して寝る。布団が温い。
なんとかこれまでやりくりしてきたが、失業保険がきれてちょうど入金も途絶えて家賃も電気も滞納していた。
さすがにどうにもならずに、実家に助けを求めた。
親はついこないだ父母とも定年後の仕事も終えて完全年金生活に入っている。
こうなったのは100%自分が悪いのだが、自分でやっていけないなら実家に帰れと言わ小言を言われてついカッとして反発してしまった。
この歳にもなって一人でやりくりできないのも、自分を棚に上げて親に頼っておきながら当たるのも、情けなくて仕方ない。
http://anond.hatelabo.jp/20161017031727
この記事を読んで、自分は親の金で大学を卒業させてもらいながら今こんな体たらくで、
尾野真千子演じる鏡子さんの「幸せになりたい」という切なる希望が全編から伝わってきて、自分は泣きそうになってしまっている。
人はこんなにも幸せを希う(こいねがう)生き物なんだとまるで他人事のように見ている自分がいて、そのように見ている自分に気づいて暗澹たる気持ちになっている。
私は幼い頃からずっと、幸せになりたいなんて思った事がなかった。
母は幼い私から見て、不幸に生きているようにしか見えなかった。そして母は、自分の不幸の道連れになる人間を心から欲していた。
父は実直ではあったが、在職中は仕事人間で家庭を省みなかった。
家にいるより職場にいる方がいいと言っていたのを覚えている。彼は母の心の世話をに子どもに投げたのだった。
その分稼いではきたが、それは親の金であって、子の金ではない。
私は母親に幸せになってほしかった。自分が犠牲になって母が少しでも楽になるのであればそれで構わないと思った。
私は喜んで母の道連れになった。
いや、喜んでではなかった。私には中学生の頃、母に包丁を向けた記憶がある。
その時母は「刺しなさい」と言ったのだった。
刺せなかった私は、一層自傷行為に走った。
私は大学に進学した。大学まで行かせてもらったのは父親に金があったからだ。
でも私は中高大と全部国立で、親に金を使わせていない自負はあった。
でもそうすると決まって母はがっくりとうなだれ生気をなくすのだった。
私は母をさらに不幸にしている。私は母の寿命を奪い取っている。その罪悪感が私のブレーキとなった。
そして、自分には弟がいた。母が私に対してひどい言葉や嘲笑を浴びせようがどうでもよかったが、弟達に同様のことをするのには我慢ならなかった(暴力もあったのだが、あまりにも辛過ぎて私はそんなことがあったのを二十歳を過ぎるまで「忘れて」いた)。私は弟たちを守らなくてはいけなかった。
私が母にキレたせいで、母がそのうっ憤を弟たちに向けたり、あるいは弟たちに、より依存したりという展開は死んでも嫌だった。
自分の幸せじゃなくて、母の幸せや弟たちの幸せをまず考えなきゃ。幸せになるのは母や弟達であって、自分ではない。
私は幸せになってはいけない。私が幸せになったらその分不幸になる人がいる。
でもブレーキをかけたままではいけないのだと気づいた。本当につい最近のことだ。
いつもニコニコしていてしっかりした人だった。
「誰の許しがあってそんなニコニコしてられると思っているんだ」とドス黒い嫉妬が止まらなかった。
本当に遅ればせながら、幸せになりたいと願っている自分がいる。
母は幼い私に「お前は幸せになってはいけない。なぜなら私は不幸であってお前はその道連れにならなければいけないから」という呪いをかけたのだった。
部下の存在は、私にそれを気づかせてくれた。
呪いを解くために、まだ幼稚園生の頃の自分に向けて「君は幸せになっていいんだよ」と何度も呼びかけている、もはや四十が見え始めた自分がいる。
何て滑稽な図だろう。
もう遅きに失していないか?自分は既に「老害」ではないか?その思いは消えないけれど。
自分はこんなにも「幸せになりたい」と心の底では思っていたのだ。でなければあんな気狂いしそうな嫉妬はしない。
自分はこんなにも「幸せになりたい」という気持ちを「無いもの」にしていたのだ。でなければこの言葉が今の自分にこれほど衝撃を与えるわけがない。
私には漱石の百分の一の才能もないけれど、でも漱石が妻や子へのDVを抑え込めない気持ちを少しはわかってしまう自分が悲しい。