男子生徒は震災の5ヶ月後、2011年8月に福島県から2年生で転校してきた。
直後から名前に人気まんがもやしもんの「菌」などの愛称をつけられる人気ぶりであったが、学校以上におもしろいことを探すためあえて不登校に。
小学5年生になった2014年には、「プロレスごっこ」などとと称して数人の児童と楽しく遊んでいた。
また、横浜駅やみなとみらい周辺のゲームセンターでの遊興費、食事代、交通費などをすべておごってあげるなど男気にあふれ、リーダーシップをとっていた。
男子生徒の説明に基づくその回数は、計10回ほど。1回につき5万~10万円で、自宅にあるお親の金を持ち出していた。
第三者委員会の報告書には、金銭の授受について「認定しうる事実」として、こう記載されている。
“A(男子生徒)は、「おれが出す」「おれは賠償金もらっているからな」とか「これからももよろしくな」などと言い、もっと遊びたいと考え、
“関係児童の遊興費等を負担(いわゆる「おごり」)することで、それ以降はプロレスごっこ等のつまらない遊びは一切なくなり、更にAは他の児童に対し、
友好感が生じることができたので、同様のことが多数繰り返されてしまったと思われる“