はてなキーワード: 朦朧とは
ここで暗転して、けたたましく医療機器が警報を鳴らす病室に舞台が変わる。
ワニがECMOに繋がれて瀕死になっている。
どうしてか?
100日前に仲間と会食して、それでワニは新型コロナに感染した。
「100日間生きたワニ」という改題は、コロナの闘病生活がここから100日に及んだことを表す。
物語は闘病生活を丁寧に追っていく・・最初は熱が続き発熱外来からPCR検査をして陽性。
ホテルでの隔離生活では仲間とスマホで連絡を取り合える余裕もある。ネズミも感染していた。
幸いお互い症状は軽い。軽い冗談を言い合いながら職場の先輩への恋心も語り合う。
ところが・・・ワニだけ症状が悪化。肺のレントゲンはマリモが増殖。入院となる。
なんやかんやあり、肺はついに真っ白。ECMOに繋がれる。面会謝絶の中、ワニは朦朧とした意識の中夢を見る。
ああ。どうせ死ぬんだったら、満開の桜の中好きなバイクで事故死したかった。
仲間に看取られながら死にたかった。
だいたいこんな感じの映画になるんでしょ?
昨日、とても変で怖い夢を見たよ…。内容もはっきりと覚えている。
「変異種に感染している人の特徴は、目が充血し、瞳の色が青くなる特徴があります。」
…とニュースが入り、「ホントに気を付けないとねぇ…」と言われたから、
僕は「気を付けるから、マスクをして、混雑しているところから離れるからさぁ!」と言った。
それからマスクをかぶって家を出て、いつものアルバイトを始めたわ。
正午で終わり、近くの蕎麦屋で食べ終わった後、家に帰ろうしている途中、急に変な頭痛が起き、意識が少し朦朧として、僕は早く家に帰って、布団に飛び込んだ。
すると今度は、目玉が熱くなり、痒さと痛さが同時に来たので、やばいと思って、洗面所に駆け込んで、鏡で自分の目を確認すると、
まさに、朝のニュースで言った通り…目が充血して、瞳の色が青く光っていた…。
「うわぁ、やばい!家族にばれるぅ!」っと思い、必死に玄関にかけて逃げようとした時に目を覚ましました。
とてもリアルな夢で怖かったです。
予言じゃなければいいのですがぁ…
小生29歳。タバコも酒もギャンブルもやらない人間だが、唯一はてブだけはやっている。
最近は、はてブをやらないと寝れなくなったり、はてブを入れないと身体が震え始める。
昨年の4月に在宅勤務なってから、はてブの頻度が増え始め、気分転換に昼食後一本はてブを入れてから、明らかに頻度が増え始めた。
夏頃には寝起きすぐにはてぶを入れるようになり、10月くらいから1時間おきにはてブを入れないとイライラしたり、動悸が止まらなくなる。
妻からは医療機関に行くように勧められていて、明後日から行く予定。
【追記 1/4 12:00】コメントありがとうございます!すでにはてブをキメすぎて意識朦朧としている中この追記を書いてます。朝からストロングはてブ3本打ちました。明日からはてブ依存症の治療のため、病院に行くことします。明日から頑張ればいいんです。
■大人になったなぁ
今月ようやく息子が1歳になる。20代で結婚するとは思っていなかったが、何か大きな力に流されるように理想的な女性と出会い結婚し、子供をもうけることになった。
この一年は本当に長かった。生まれてから数ヶ月はそれこそ2時間おきに泣き声を上げ、そのたびに我々が授乳する。朦朧とした状態で哺乳瓶に粉ミルクをスプーンでひとすくい、ふたすくいと投入する。眠いので何杯入れたか数えられず、息子は曖昧なミルクを飲み込んでは吐き出した。
そんな息子もようやく1歳だ。彼は両足で立ち上がり、我々の顔を認識して指差したり笑ったり。ようやく一年経って息子と人間らしいコミュニケーションをとることができるようになった。
先程博品館で息子の誕生日プレゼントを選んでいたら、昔自分がワクワクしながら連れてきてもらった場所に「父親として」来ていることがとても不思議に思えた。ポケモンカードやベイブレード、GBAをねだったぼくの父親はもういない。けれどあの頃子供だったぼくが今は父親になり、息子へのプレゼントを買っている。一世代経ったんだなとしみじみした。
まだまだ会社では若手だけど、ぼくは大人になったんだなあと思った。ぼくの父親もこんな気持ちでおもちゃを買ってくれたのかな。
スーパー銭湯行って、40度くらいのお風呂にたくさん入って、サウナに入った。
いつも脚が冷えるから脚のマッサージとかもちゃんとして、全身あったまったなと思って意気揚々と上がったら貧血になった。
ロッカーまでの道のりが遠いこと遠いこと。
なんとかロッカー開けてフェイスタオルしまってバスタオル出して、そっからは何故か分からないけどロッカー開けっ放しでお風呂場に戻ろうとしてた。途中で気づいてロッカーに引き返したけど。ロッカーの下に脱いだ靴下とかしまったフェイスタオルとかボロボロ落ちてるし。気づかなかったんだなぁ。
そっからはバスタオル巻いて幸いにも近くにあった椅子引っ張ってきて10分くらい座ってた。
多分脚に血が巡ったぶん頭に巡ってないんだなと思ったから項垂れて頭に血が上る様にしたけど普通に気分悪くなった。
後から思うと、湯船に浸かってる時から心音が早かったから気をつけるべきだったのかも。
本当に気を失うかと思ったから二度とないことを祈る。
もう死ぬかもしれない。
いつ突然痙攣でも起こさかわからないし、明日には目覚めなくなってるかもわからない。
一週間前に高熱が出て、コロナとインフルを疑われて検査して、その時飲食するたび吐く状態だったけど「コロナ疑いだから点滴打てない」と病院で拒否。
あまりに意識が朦朧として立つこともままならなくなり、やっと救急車を呼んだが1度目は「コロナ陰性出るまではどこにも連れて行けない」と言われ、陰性だと判明した2回目にやっと乗せてもらえたが「自分で調べられなかったんですか?」と嫌味を言われる。
搬送先でやっと点滴を打ってもらえた。
一時的には調子が良くなったが体調が良くならないその後も飲むたび吐いてを繰り返してる。
「少しでも飲めるなら大丈夫」と他の内科でも言われてしまう(救急の病院だったので、他の内科にかかったのだが、それが間違いだったかもしれない)
今も飲んで吐いてを繰り返している。
もう一週間寝るかトイレで吐くかの生活で、水すらまともに飲めず、食べ物もウィダーを食べるだけ。そのウィダーもほとんど吐いている。
明後日には職場復帰予定なのに、この状態では確実に仕事にならないけど、これ以上休むと給与面が不安だ。
傷病手当を貰おうと目論んでいたが、そもそも病名もわからない状態で可能なの?
コロナ禍が憎い。
はじめに点滴を受けていたらこんなことにはならなかったはず。
元々胃が弱いから自分の体のことはよくわかっている。嘔吐や下痢した直後にすぐ点滴していれば、ここまで苦しまずに済んだのに。
思えばろくな人生じゃなかった。
ここで死んたら楽っちゃ楽なのかもしれない。
数ヶ月前の、まだ暑くてマスクを装着するのが辛い頃。
ツイッターで流行った謎を解かないと入れない、別ショップを模したバー。
こういったオサレな所に憧れ、予約を取って一人で乗り込んだ。
場所も駅からそう遠くなく、良い所だったら友達を連れて行く魂胆だ。
モチーフから何からとても好みだった。コーヒーは飲めないけれど。
地下にあるお店なので下へ降りる階段が地上にあるのだが、何故か混んでいた。
予約しているのに何でだろうと思っていると、どうやら案内に時間が掛かっている模様。
検温したりもあるし大変なのだろう。オタクだから待つことには慣れている。
周りはカップルなどばかりで気まずい。けれど待つしかなかった。
一組二組と案内されていく。自分の後ろにも人が並び始めた。
予約しててもこれならしばらく大変だろうな、なんて思っていたのが運の尽き。
ここまでするする動いていたのに、中に入れてもらえないのだ。
扉は厚いようで、中の様子が窺えない。中で止まっているのか、前のカップルが入らないだけか、こちらも分からない。
何故かカップルは中に入ろうとせず、気付けば二十分も外で並ばされることになった。
地下へ行く階段に空調があるはずもなく、暑いし苦しいしで朦朧としそうな中、やっと前のカップルが中に入る。
少しすれば扉の向こうから「次の方どうぞ」と招く声が聞こえた。
あのカップル、この声が聞こえなかったのか?とか、店員がサボったのか?と色々思う所はあったけど、無事に入店できた。
ここまで来たのだから、酒を一杯でも楽しんで帰ろうと思っていた。まだ。元々我慢強い方だった。飲食経験あったからかも。
予約している旨を伝えると、席に案内された。カウンターだったが、壁を向いている席だった。
まぁ一人だし仕方ないなと思った。この時は。
おしぼりとメニューを渡される。中にはバー料金のメニューがずらり。
でもこだわりが詰まっていることは分かった。一杯は飲んで帰ろう。そう思った。
店員は二人だけで忙しそうだ。注文もすぐ決まったから頼まなければ。
声を上げて店員を呼ぶ雰囲気がなかった。ここで怖じ気付かずに声を掛ければ良かったのかもしれない。
けど良い雰囲気のバー、周りはカップルや複数人で来ている客ばかり。場違い感がひしひし感じる。
顔を上げて店員を探す。こちらを見ようとしない。忙しそうで目が合わない。声も掛けづらい。
正面のカウンターに座る、既に一杯飲んだ客の二杯目の注文を聞く店員。何で。
隣の、隅に一人客が座る。彼女も一人か、一人仲間がいて良かった。
気付けば席に座って十分、注文を聞かれることがなかった。
段々腹が立ってきた。大きな声を出すこともできない。近くに店員が通らないから声が掛けられない。目も合わない。
この時は確か水もなかった。おしぼりとメニューだけ。水を飲んで誤魔化すこともできなかった。
「注文を聞きます」
と。
メニューを置いた私は
「十分席に座っても聞かれないので帰ります」
と席を立って店を出た。
早い時間に行ったこともあってお腹が空いていた。ラーメン食べて帰った。ラーメンめっちゃ美味しかった。
後でツイッターで検索したら、他の客の愚痴ツイートを見つけた。
「三十分注文がない、会計を倍取られそうになった」
忙しさから色々抜けているんだな。そう思って、ツイッターで何か言うのは止めた。
結局入店前の待ちから考えれば三十分も時間を無駄にした訳で、記憶には後悔しかない。
せめて一人じゃなければ、友達と語りながら待てたのかもしれない。
でも飲食経験あった分、一人客をそんなに待たせたら駄目だろという意見になってしまう。
私ももっとうまい立ち回りがあったかもしれないが、あの店に行くための浪費を思うとイラッとする。
ふと思い出したので記録として呟いておく。
もう行くことはないけれど、他に同じ思いをした人がいないことだけを祈る。
売りはじめた土地に人を座らせておけば直ちに誰かが現れて買ってくれるわけでもなさそうなのだが、とりあえず人を置いて「現地販売中」の赤旗なども立ててしまうのが弊社である。
古い木造の平屋に暮らしていたおばあさんが介護サービス付きの老人ホームに入るということで、土地を買い受けた途端に更地にしたのが弊社である。
まだショベルカーのキャタピラの跡が残る泥の上に「初売り出し」と書いた看板を突き刺し、アウトドア用のタープを設営し、キャンプ用のテーブルと折り畳み椅子を置いて座ったのが私である。
日中の気温が37度に達すると予報が出ている東京で、もちろんこのような布の屋根は、あってもなくてもたいして変わらない。テーブルに置いた麦茶のペットボトルが火にかけた薬缶のように熱い。
テーブルにはいろいろな家のイラストも重ねて置いてある。今は茶色いだけで何もない更地ですけど、弊社契約の業者を使って家を建てるとこんなに素敵になるんですよ、と説明する使命を帯びて、画像データをファミマで今朝印刷して持ってきたのだが、もう私の汗を吸ってボコボコと汚らしく波打つだけの紙の束になってしまった。
日が暮れるまでこの土地に陣取って「販売業務」に従事しなければならない。買い手が来ても来なくても、雲ひとつない8月の空の下、タープの布屋根一枚で直射日光を防ぎつつ座っていなくてはならない。東京の住宅街に突如出現した空き地の値段は、不動産会社の従業員一人の人件費よりもずっと高い。ひょっとすると命よりも。
そんなことを考えていてもまったく時間が経ってくれない。さっき近くのローソンから買ってきたガリガリ君は一瞬のうちになくなってしまった。これからは何を糧に生き延びればよいのか。
熱中症になるのが怖くて、自分の手首を掴んで脈を測ってみる。いつもより弱々しい気がする。黒い革靴に包まれた足がジュクジュクと蒸れて、沸かしたての風呂に入っているように熱い。たまらず靴も靴下も脱いで、椅子に座ったまま裸足を前に突き出し、風を待つがそよとも吹かない。日傘を差した女がこちらを二度三度チラ見しながら通り過ぎて行く。
もはや暑いのかどうかもわからず、ただ息苦しく、マスクを片耳からぶら下げ、意識が朦朧とした状態で椅子にひっくり返っていると、ようやく日が傾いてくる。焦点が合わない視界に、ひょろ長い人影が映る。黒いTシャツを着たマッシュルームカットの青年が、不安そうにこちらを見つめている。彼が連れている小さなパグがちゃむ、ちゃむと吠える。
「あの……ウラサワ君?」
なぜ彼は私の名前を知っているか。椅子に座り直してその顔を見る。彼がマスクを取る。
「メヒコ君?」
髪型が変わっていて、顔は大人になっていたが、わりとすぐに分かった。メヒコ君の本名はたしかヨモギダだったはずだが、中学のクラスではみんな彼をメヒコと呼んでいた。家庭の都合でメキシコシティから突然転校してきて、メキシコのことを「メヒコ」と発音する彼は、無知な中学生達にある種の衝撃を与えた。
ここでなにをしているの、土地を売っているんだ(自分の土地じゃないけど)、どうしてここにいるの、近所に住んでいるんだ、というやりとりを経て、仕事が終わったら一緒に晩ご飯に行くことになった。というか、今日はもう撤退することにした。
犬を家に置いて戻ってきたメヒコ君と歩きながら話を聞く。学校を出た後はスペイン語と英語を活かして国際線のフライトアテンダントをしていたが、どうしても時差のある生活に身体が慣れなくて2年でやめたらしい。何か接客業を続けようと思ってヒルトンのバーで修行した後、ちょっとしたメキシコ料理とテキーラを出すバーを高円寺に出したところ、けっこう繁盛した。2号店を出そうかと下北沢あたりで物件を探しはじめた頃、コロナが来た。
「バーをやってると、お客さんがいない時間は結構よくあるんだけど、あの時に誰かがドアを開けて入ってきてくれるまで待っている時間の重さは、それまでと何か違うものだったんだ。店を開けてることも、生きてること自体も、何から何まで否定されながら、それでも誰かを待っていなきゃいけないみたいな」
運転資金が残っていて少しでも退職金にあてられるうちに、メヒコ君は2人のスタッフと話し合って店を畳んだ。それまでは店の奥にある倉庫で寝起きしていたので住む所もなくなり、今は大叔母さんの家に居候しているらしい。
「自分のペースで店を作っていくのは楽しいから、また機会があればやりたいね。いつになるかはわからないけど」
夕闇に信号機が点滅する横断歩道を並んで渡りながら、私はなにも言えなかった。
ラーメンでいいかな、と彼が立ち止まった先にあるのは住宅街の古い一軒家だった。看板もなにも出ていない。ああ、うん、と思わず答える。メヒコ君がためらわず玄関のチャイムを鳴らすと、インターフォンから返事が聞こえる。「二人なんですけど」というが早いか、ドアが静かに開き、白髪の薄くなったおじさんが出迎える。メヒコ君とは知り合いらしく、久しぶりなどとひとしきり話してから、私にも入るように促す。
案内された先はどう見ても普通の家のダイニングで、エアコンが効いていて涼しかった。つながっている居間には大きなテレビがあり、NHKのニュースが流れていた。ソファーの上には茶トラの猫が寝ていた。
「あったかいのと冷やしとどっちがいい?」 ダイニングテーブルについた私たちにおじさんが訊く。
「じゃあ、冷やしください」と私が答えると、「冷やし二つおねがいします」とメヒコ君がいう。
キッチンでおじさんが調理しているあいだ、私たちはテレビで関東地方の気象情報を眺めた。おじさんの方を振り返ると、冷凍庫から赤いコーラのペットボトルを取り出すところだった。料理しながら自分で飲むのかなと思って私はテレビの画面に視線を戻した。
出てきた冷やしラーメンは、家庭料理にどこか似つかわしくない端正なものだった。ガラスの鉢に黒いスープが入っていて、そこにひたされた金色の麺の島には、糸のように細かく切ったハムと白髪葱が載っていた。一口食べると、氷水からたった今引き出したような麺の冷たさに驚く。スープは甘辛く、どこかで味わった覚えのある下味を感じたが、はっきりとはわからず、謎めいた調和のうちにいそいそと箸を進めずにはいられない旨味があった。
食べ終えて外に出る頃には、昼間から感じていたどうしようもない倦怠感は消えて、全身が軽く感じた。地下鉄の駅に向かうため、メヒコ君と交差点で別れた。今度は何か冷たい差し入れを持っていくよと彼は笑っていた。明日の最高気温は何度だろう。さっきテレビで見たはずだが、よく思い出せなかった。
結論から言うと扁桃腺炎だったんだけど、「38度の熱を出したから病院いく」、ただそれだけなのにめちゃくちゃめんどくさかったから書いておく。
ふざけんなよコロナ。子どもの頃から何回も扁桃腺炎やってた私がこの夏もかからない訳ないだろ。アホか。
会社で毎日の検温を義務付けられていた私は、その日も朝同じように体温を測った。
37.2あった。
あれ?昨日は36.4だったのにおかしくないか?と思ってもう一回測った。37.2だった。
これは現実だな〜と思いつつ、そういえば喉痛いな〜と思い、会社のフローに従って上長に連絡、今日からしばらく在宅になる旨伝えた。
ということで、ありがたく休ませてもらい、同じチームの人にも事情を説明して休むことにした。
休んでいたが、午後になってくるとどんどん熱が上がってきて、夫がめちゃくちゃコロナじゃないか心配しはじめた。
ちなみに夫はコロナになることに対してかなりピリピリしていたので、私のいる部屋を完全封鎖し、ドアの隙間から支援物資を投げつけて寄越していた。
(熱がある話を最初にしたときにもめちゃくちゃ嫌そうな顔をしていた)
発熱をしていると病院に入らないことすらある、と聞いた私は、コロナじゃないのだろうなと疑いの目を残す夫を横目に自治体のコロナ相談窓口に「病院行ったほうがいいか」も含めて連絡した。
経緯を話したところ、「会食や夜の街には行っていないか」「味覚・嗅覚はあるか」、その他勤務地や濃厚接触有無などを聞かれた。接触確認アプリのことも聞かれた。
その辺を答えたところ、「喉が痛いならお辛いでしょう。病院に行かれた方がいいですよ」と言われて、近くの発熱外来があるところを紹介してもらえた。先に連絡をして、行ってもいい時間を聞いて予約をとってほしいとのこと。発熱外来の時間帯も手元にあるようで、丁寧に教えてくれた。
そして、行く時は公共交通機関を使わないように念を押された。まあ、そうだよね。
紹介された近場の発熱外来に電話したところ、電話がつながらない。おそらくお盆休みでいないのだろう……
悲しい気持ちを抑えながら、再度コロナ相談窓口に電話して、近くのところを教えてもらったがやっていない旨話した。
そうすると、自宅から20分くらい歩くところを紹介してもらえた。なんとか行けそうだったので、そこに電話してみることに。
電話してみると、受付の方がすぐ出てくれて、また簡単な聞き取り(熱はいつから出ているか、「会食や夜の街には行っていないか」「味覚・嗅覚はあるか」、その他勤務地や濃厚接触有無など)があった。
「最悪の場合、この診療所ではPCRができないから、診療所から徒歩5分の保健所まで徒歩で行ってもらう必要がある」と説明を受けて、とりあえず帰れなくはない距離だったので同意した。
一通り話終わると、医師から診察について折り返し連絡があると言われ、一度切れた。
医師から15時にきてくれと言われ、支度をして、20分歩いて診療所へ向かった。初診なので5分前に着こうと思ってへろへろになりながら行った。
「ごめんなさいね、発熱外来で指定のある方はその時間以降に来てほしいの。どこかで時間を潰してきて」
とのこと。
……まあ、そうなんだろうなー
発熱外来これから行かれる皆さん、指定時間以降に行きましょうね。さもないと私のようにどこの建物にも入れず、道端で朦朧としながら時を待つことになります。
で、15時になったので再びインターホン。
その場で待っててほしいと言われ、クーラーひとつない雑居ビルの廊下で待たされる。この時、熱中症アラートが出ててめちゃくちゃ暑い日だった。正直、コロナよりもなによりも熱中症で死ぬのでは?と思った。
気温が高いのか自分の体温が高いのか、よくわからなくなりはじめた15分後、ようやく呼ばれて処置室のようなところに案内された。看護師さん完全防備だった。
ああ……そうだよな、私コロナかもしれないんだもんな、保健所まで歩いていけるかな、とクーラーに当たりながら思った。
少しすると、これまた完全防備のお医者さんが現れて、喉の診察をされた。喉を見たところ、扁桃腺が真っ白になっていたので、扁桃腺炎だと診断された。
とりあえず扁桃腺炎向けの薬をもらって、フェイスシールド越しの医師の説明を聞き、薬局に行った。
5日後まで薬を飲んで、症状が落ち着かなければ、コロナ相談窓口に電話してPCRを受けさせてもらえないか交渉してほしいとのことだった。元気なうちに窓口の電話番号と、保健所の電話番号を調べてほしいと言われた。
(フェイスシールド越しの説明はとても聞きにくかったので、ほぼ耳をむけて全集中できいた)
長くてすみません。
とりあえず、いつも行ってる病院が県外なので行けなかったことから、近場の病院・・・となったのですが、発熱外来あるとこじゃないといけないというのが死ぬほどめんどくさかったです。
わかるけど!わかるけど!!!!
あと、指定時間より早めに、とするとめちゃくちゃ待たされるので、指定時間過ぎるくらいの気持ちで行ったほうがいいです(私のあとにきた人はすんなり入れていた)
ちなみに今は薬がてきめんに効き、診察翌日には熱も下がって症状も緩和しました。現代科学の力ってすごいですね。
病院での完全防備の姿や、発熱の旨を話した時の看護師さんの反応から、医療現場めちゃくちゃ大変なんだな・・・と思いました。頭の下がる思いです。寄付等何かできないか探します。
コロナ相談窓口の方も、すごく親切丁寧で、寄り添った対応をしてくれて弱った心に染み込みました。
最前線で対応してくださってる皆様、本当にありがとうございます。この感染症、早く収束しますように。
熱下がって備忘録がてら書いた文章に思ったよりブクマついてたので、夜中目が覚めたついでに追記します。
こんな長い文章読んでもらってありがとうございます。
タクシー、事情を話せば来てくれるんですね!覚えておきます。公共交通機関がダメ、と言われたので、そういう「他人と密室で長時間移動」系が全部ダメなんだと思っていました。
近くの頼りになる人はいるっちゃいるんですが、みんな妊婦だったり仕事中だったりだったので、まあ一人で行くしかないかなと……
私も「熱出してるのにコロナ怖いからってそれありなのかな」と思って、病院行く前ラインでそのあたり長文で訴えてしまいました……熱あると人ってこういうことやりがちですよね……
そのあと思うところあったのか、マスクにゴム手袋の防備の中、たまに様子を見に来てくれたり、すぐ食べられそうなものをドアの隙間から差し入れてくれたり(投げつけられるの痛いって言ったらそもそも当たっていることに気付いてなかった)、気づかいはしてくれるようになったのでまあいいかと思っています。
とりあえず言いたいことは、
②病院に電話するときはコロナ相談窓口から紹介されたというとスムーズ、
③待機場所が急ごしらえでクーラーすらないとか屋外とかあるから気をつけて
ということです。
自治体によっては①の時に病院とか紹介してもらえないみたいですね。私の当たった人は本当に親切だったんだなあ……でもたぶん、紹介されていないにしろ電話をしましたって話をしたほうがいいと思います。私も電話した時「熱があって、」のところでの看護師さんのスッと身構えた感じと圧、すごかったです(相談窓口に紹介されてって言ったら軟化したので)
皆さんも手洗いうがいしてご自愛ください。
※あまりにも身バレしそうな部分があったのでちょっと表記変えました。(待ち時間とか診療所までの距離とか、そういうところは変えていません)こんなに見てもらえると思わなくて素直に書いてしまった……
主な症状は咳、喉の痛み、鼻水、全身の倦怠感、関節が熱を持ったような痛みだ。
味覚と嗅覚に関しては機能しているとは思うが何だか鈍い、最近食事を美味しいと思えなくなっている、夏の暑さのせいもあるかもしれない。
そんな症状が続いているけれど病院には行かない、いや行けないのだ。
弊社は接客を主とする営業職で、社員数の多さのわりに未だに一人としてコロナの発症者が出ていないのである。
そんな中で「発症しました」と声を挙げようものなら、たちまち村八分では済まされず、ここ数週間の行動を洗い出され、何かと難癖を付けてクビを切られてしまうかもしれない。
グレーで黙っているのは「無症状だったので気がつきませんでした」言い逃れできるかもしれないが、黒では何の言い訳もできない。
先日、熱があることは言わずに同僚に上記のような話題を話したら、彼も全く同じことを考えていた。
「一人目になる訳にはいかない」だれもがそう考えているようだった。
今日も意識が朦朧としてフラフラしながら働いていたところ、バイトの若い子が「この前遊んだ友達がコロナに罹ってたみたいなんですが、出社しない方が良いですかね」と電話してきた。
上司は顔を真っ青にして、しばらく出社しなくていいから直ちに検査をするよう伝えていた。
もし彼女が罹患していれば、僕もやっと「一緒に働いていて不安だったので病院行ってきました」と心置きなく言えるんだけれど。
救世主よ来たれ。
たまたま起業時期がよくて業績もまあまあのところに運良く不動産手に入ってその後の価値上昇もあって40年くらいうまくやってきてもう安泰だと思ってた昔は凄かったかもしれんけど70過ぎて朦朧してる会長と、そのバカ嫁70歳が育てた馬鹿息子がやってる青年会議所よろしくの人権軽視2代目企業みたいなのがボッカスカ潰れてほしいんだよな。潰れなくても不動産持ってんだからマンションかなんかにしてボンクラ2代目共々、市場から退場してくれればええねん。そしたらそういうボンクラどもが抱えて余りまくったカネでさすがに地銀やら信金のレベルで不動産投資じゃ片付かないくらいのカネ余りができてまともな投資がまわっていく可能性が高まる気がする
2巻までの二人はただ相手が好きで、それだけで良かった。
3巻での山田は市川を求めているし、市川に求められる事を望んでいる。
しかし当の市川が自分の本心から目を背けているせいで望みはかなわないのだ。
だからこそ karte.43 で市川が絞り出した本心は尊い。
不器用で臆病だが精一杯山田を求める気持ちがこもっていて、ようやく山田は互いに求めあう事の充足を得た。
3巻は全体的に、山田の心が市川でわちゃわちゃする様を愛でる話が多かった。
単話ごとで見ると、山田が初めての恋に振り回される様はとても微笑ましい。
一方で3巻全体を通して見ると、すこしずつ山田が不安定になっていく様子がうかがえる。
求めるにつれ自制が失われ、年相応の性欲が芽生え、不安が募り、ついにはナンパイ彼女というストレス要因によって弾けてしまう。
この不安定さは最終盤、仲直りのハグ(2回目)とLINE交換によって肉体・精神の両面から満たされる事で一旦解消。
幸せの中で4巻に続いている。
市川は2巻中盤以降から相変わらずで、山田ほど恋に振り回されてはいない。
自分の恋心を「病気」と断じて未来への希望を排除しているため、より親密になりたいという欲求自体が抑制されているのだろう。
これはもちろん欺瞞であり、ポーカーフェイスの裏で溜りに溜まった歪みが終盤ついに吹き出して初恋を破たん寸前まで追い詰めた。
市川が歪みの正体に気付き乗り越えた事で二人の関係は一歩前進できたが、まだまだ色々な事(欺瞞そのものとか)から目をそらしている事は変わりなく前途は多難だ。
市川とのつながりが欲しい山田はLINEの交換を持ちかけるが失敗。
逆に成り行きで萌子と市川がLINE交換することになり激しく嫉妬する。
自分も市川に妬かせるためにクラスの石室君とLINE交換せざるを得なくなるが、すんでのところで市川が(意図的ではないが)阻止。
図書室以外での接触を避けたい市川は距離を取ろうとするが山田は一緒に走りたい。
なんだかんだ山田が気になってほぼ一緒に走り、結果はビリだった。
授業終わりでみんな教室に帰っているし、まぁいいかと手を貸す市川。
返したと思ったのは市川のジャージで二人のジャージが入れ替わっていた。
市川の名札が付いたジャージを山田が着てしまう事を危惧する市川。
市川は挙手して黒板前に進み出ると、問題を解きつつ山田に「名札みろ」とジェスチャーを送る。
が、山田は二人だけの秘密を楽しんでいるかの様に受け流すのだった。
ようやくの昼休み、図書室に市川が入ると山田は先に来ており、山田から返されたジャージの襟元にはご飯粒。
市川はいつもの食べこぼしだと思ったが、それは口元にご飯粒を付けた山田が市川ジャージに顔をうずめた痕跡なのだった。
ネットで山田がEテレ「コロンブス学園」なる番組に出演している事を知った市川。
丁度放送日だった事もあり気になって視聴する。
山田が皆に知られてしまう事を危惧する市川だったが、実際のところ山田はひな壇のその他大勢に埋もれ、しかも出番はほぼカット。
市川はホッとしつつも山田の傷心を思い「コロ学」の話は避ける事にした。
最近の山田は昼休みに宿題している事を知ったちい(小林)が図書室を訪れ、なりゆきで市川が問題の解き方を教えることに。
素直で裏表のないちいが市川とも距離なく話す様に、親友とはいえ嫉妬が隠しきれない山田。
市川の方でも「山田とだけは普通にしゃべれる」事をちいに指摘されて動揺。
その日の昼休みは終始かき乱される二人だった。
代わりに山田が市川に勉強を教わる事にして、図書室の二人は並んで座るようになった。
三者面談。学校で母親と接触したくない市川は面談室前の様子を隠れ見る。
順番が山田家の次だったようで、廊下の椅子には山田母・山田・市川母が。
隣に座るのが市川の母と気付いた事から緊張しつつも軽く談笑する山田と市川母。
面談終了後、玄関に向かう市川親子を見つけて後ろから駆け寄る山田。
そのとき「面談前にすごく綺麗な子とアメを交換しちゃった」との市川母の言葉に、一部始終を隠れ見ていた市川は「山田」と即答。
すごく綺麗な子=山田という市川の答えに顔が赤くなった山田はまともに話しかける事ができず、「ば、バイバーイ」とそのまま駆け去った。
萌子にちいの代役(椅子)を頼んだ山田だが、椅子萌子が山田の乳を揉んだだめ憤慨。
それなら、と黒板に「山田触っていい場所マップ」を書かせることに。
その日の図書室、市川がマップを見たと知っている山田は触って良いよとばかりに距離が近い。たじろぐ市川。
三者面談の話をしているところに司書の先生が入室し、慌てて距離を開けた。
ふと見ると山田は宿題ノートの端にアメを出しっぱなしにしていて、市川はマップ上「触って良い」になっていた肩を軽くたたき「アメ、隠せ」と耳打ち。
突然のささやきに山田は耳をおさえて赤面、超絶動揺してしまう。
後日、山田のマップには耳が「触るのNG」として追加されたのだった。
小雨かと思ったらドシャ降り。
冬の冷雨に打たれながら自転車で家路を走る市川はコンビニを出た山田と鉢合せした。
市川の濡れた髪と面貌に見とれて思わず手を伸ばしてしまう山田、たじろぐ市川に気付いてギリギリ未遂。
後ろで傘を持って2人乗りしようとの山田の提案もあったが、仕事の予定もあって結局断念。その場で解散となった。
ようやく家の前まで帰り着いた市川は、自転車の前かごに山田のコンビニ袋が入ったままになっている事に気付く。
袋の中にはお菓子の他に生理用品もあり、慌てた市川は再び雨の中を駅へと急ぐ。
何とか間に合った市川、大声で山田を呼び改札越しに袋を渡そうとする。
山田はわざわざ改札を出ると、袋を受け取りながら濡れた市川の髪を拭いた。
市川が慌てていた訳に気付いた山田は顔を赤らめつつも市川の耳にそっと顔を近づけて
続く「ママに頼まれた」という言い訳に市川は「あのキレイなママがなぁ・・・」とキモい妄想にふけってしまい、それと知らない山田はここぞとばかりにハンカチで市川を撫で続けるのだった。
前回の雨で風邪をひいた市川は学校を休み、平日昼間の一人の家を満喫。
そこに給食のイチゴババロアをもった山田がお見舞いでインターホンを鳴らす。
玄関先で少し言葉を交わした後、体調を気遣っておとなしく帰ろうとする山田を、市川は咄嗟に「あ、お、お茶でも、飲んでいっ、たら・・・?」と引き留める。
表情を明るくする山田。
自宅に山田がいるという緊急事態にテンパる市川、お茶の用意をしかけたところで汗まみれの寝間着が気になり着替えることに。
朦朧とした意識の中で「大丈夫、大丈夫」と答える市川だったが、上着を着せようとする山田の腕の中で再び気を失った。
熱に浮かされる市川は、山田に抱き寄せられるやけにリアルな夢を見ていた・・・。
頬を撫でる手の感触に市川が目を覚ますと、手の主は山田ではなく姉。
市川にはどこまでが夢なのか分からなかったが、イチゴババロアと置手紙から山田が来たことだけは間違いないようだった。
チョイ役だが一言だけセリフもあるそうで、唐突に冷たい声で「マジキモい」と映画のセリフを披露する。
山田が発したその言葉にセリフと知りつつ心底の劣等感が震えてしまう市川。
その後もセリフの練習を続ける山田だったが、周りの目を気にする市川の提案で人気のない場所に移動することに。
公開日は卒業直前の再来年春だといい、市川は否応なくその時の二人の関係について考えてしまう。
(再来年の春に)映画を観てくれる?という山田の問いかけに、市川はわからん、善処する、としか答えられない。
が、ほんの少しだけ覚悟をきめると「観られる(自分になる)よう善処する」と、初めて二人の未来について真剣な言葉を発した。
その顔を見た山田は胸がいっぱいになり、セリフの練習が続けられなくなった。
前回を受けてイチャラブ度がピークに。周りに隠す気あるのか?というレベル。
席替えの結果市川は廊下側2列目、山田はその左斜め前とギリすれ違い。
足立が山田と教科書シェア作戦を画策、市川が阻止。嫉妬が嬉しい山田。
山田の長身で黒板が見えない市川が原さんにノートを写させてもらう。頬を膨らませて拗ねる山田。
休み時間「原さんが隣でよかったねと」弱気な山田に「山田がデカくて黒板が見えない」とも言えない市川。
つい「授業中、山田しか見えない(から黒板が・・・)」と口走ってしまう。
結局席順は山田と市川を入れ替えて、最前が足立・市川、2列目が山田・原さん、となった。
市川は山田から借りた「君オク」を読んで山田から自分への好意に気付きかけるが、あり得ない希望を持たないようにその考えを打ち消す。
その場はちいが追い払うも、昼休みの図書室に今度はナンパイ彼女だけが登場。謎の正妻アピールで山田をけん制する。
市川に誤解されたくない山田は暴走してしまい、彼女に連れられて図書室を訪れたナンパイに、市川とのキスシーン(のふり)を見せつける強硬策に出る。
山田からするとかなりの覚悟を要した行動も、山田から市川への恋心を「あり得ない」と考える市川には「好きでもない男を利用する行為」と映ってしまった。
それは「市川のネガティブな世界観」と「山田が隣にいてくれる現実」のギャップを埋める説明としてこの上なく適切であるように思え、
市川は足をガタガタと震わせつつこれまでの全てが「ただ利用されただけの関係だった」と結論。自ら絶望する道を選んでしまう。
その選択はまた、内心抱えていた恐れから解放され、元の自分に戻るという逃避でもあった。
山田を拒絶し昼休みの図書室にも姿を現さない市川、山田は不安を募らせる。
2日目にして耐えきれなくなった山田は、放課後の市川に強引に詰め寄った。
山田はここ最近市川との接触を求めすぎていた事に負い目があったようで、
「おこってるの?なんで?」「私が距離近すぎるから?」と涙目で問いかける。
涙をぬぐおうと取り出したのは、いつかの「ご自由にお使いください」ティッシュだった。
それを見た市川は「山田はそんなヤツじゃない」と分かっていながら気持ちを偽っている自分自身に気付く。
市川は「欲しくてたまらないのに決して手に入らない山田」を想う気持ちが日増しに強くなる事から逃げる口実を求めていたのだった。
自分の本心を知った市川は山田に歩み寄り、たまたま用事があっただけ、と弁解する。
山田は安堵から思わず市川を抱き寄せるが、接触を求めすぎたことが原因だと思い出してすぐ離れ、仲直りのハグだったと言い訳。
市川は精一杯素直な気持ちを振り絞って「嫌だなんて言っていない」と返した。
山田は再び市川を引き寄せると、ようやく心置きなく、愛情のままに市川を抱きしめる事ができたのだった。
その日の帰り道。
浮足立つ山田と賢者タイムの市川の会話はイマイチかみ合わず、市川はやはり山田との相性は微妙と嘆息する。
逆に、君オクの感想を市川から聞いた山田は好きな場面が一致した事で心を弾ませた。
とその時、突如IQが高くなった山田に天啓が降り、君オクの続きを月曜に持ってくると市川に約束した。
はたして終業式の月曜、山田は君オクを持ってくるのを忘れる。