はてなキーワード: ちょっかいとは
岩手で就職した俺は、何度か転勤をして長野に腰を据えることとなった。
軽井沢という洒落た別荘地の近くに勤務する俺は、独身ながら小さな庭付きの家も購入し、ずいぶんと浮かれていたのだろう。
小さな庭はまだ何も植えられていなく、少し寂しい。何か、食べられるものを植えたい。そう思って先輩に相談すると、先輩は静かに言った。
ラズベリーだけはやめておけ、と。
いつも笑っていた先輩が突然無表情になり放った言葉に、俺は困惑した。どうしてと問うと、先輩は答えてくれた。
奴らは繁殖力が恐ろしい。一度根を張ると、他の植物を食らいつくす勢いで増えていく。何も手をかけていないのに、だ。
世話をしなくていいなんて、まさに俺向きじゃないですか。そう茶化したのだが、先輩は無表情に首を振った。
何だか怖くなり、とりあえず俺は先輩の言うとおり頷いた。
その日の帰宅途中、煌々と明かりをつけている園芸店が目に入った。
軽井沢の店は閉まるのが早い。まだ営業中の店があるのかと中を覗くと、気のよさそうな男が出迎えてくれた。
聞き上手な男に促されるまま、最近転勤してきたこと、ここに住むことを決めたこと。そのために庭付きの家を買った事、園芸を始めようと思っていることなどを話した。
植物を育てる才能に乏しいと笑うと、男は一つの苗を取り出した。それは、ラズベリーの苗だった。
「長野はね、ブルーベリーの産地の一つなんですよ。でもね、ブルーベリーの苗は一種類だと受粉しない子が多くて。けれどね、ラズベリーなら一本でも十分受粉するんです。暑さにも寒さにも、虫や病気にも強くて手間がかからないんですよ」
鮮やかな緑色の葉を持つ細い茎の苗は、どこか頼りなさそうだ。こんな苗が、先輩の言うほどの繁殖力を持つのだろうか。
「ラズベリーの実には便秘解消や老化防止なんかの効果があって、彼女さんにも嬉しい物じゃないかな」
男の言葉に、俺はその苗をかごに入れた。たった一本の苗が、小さいとはいえ庭を覆うことはないだろう。
俺はその苗といくつかの野菜やハーブの苗、それから肥料などを購入して店を出た。
数日後、先輩に家庭菜園を始めたことを報告した。いくつかのハーブをプランターで、季節野菜を庭で育てていると伝えた。ラズベリーを買ったことは、言っていない。
余った苗と共に裏庭にそっと植えられたラズベリーは、他の苗と共にゆっくりと成長している。今年の収穫は無理そうだと思っていたのだが、五粒ほど赤く甘酸っぱい実が生った。二粒ほど腐らせてしまったが、栄養になるだろうと木の根元に捨てた。
それから三年の月日が流れ、徐々にラズベリーの苗は大きくなり、太くしなやかな茎を広げながら実をつける。
記録的な豪雨にも連日の猛暑にも、ラズベリーは負けなかった。ある時は他の植物たちが雨で腐ってしまったが、ラズベリーだけは生き残ってくれた。
よかった、お前は無事だったんだな。そう言って笑ったあの日、なぜ気が付かなかったのか。あれほどの豪雨にも猛暑にも耐えれる植物が、可愛いだけではないことに。
九州の支店、倉庫、取引先に大きな打撃を与えた地震。役職についていた俺は対応に追われ、時には出張で一ヵ月以上家を空けることもあった。
地震が落ち着いたころ、今度は豪雨での被災。度重なる災害の対応に、気づけば五年もの月日がたっていた。
ようやく一息つける状況になった俺は、枯れてしまった庭を見てため息を吐いた。
そういえば、裏庭はどうなっているだろうか。表にある庭は忙しくても多少手入れをしていたのだが枯れてしまった。何も手を入れていない裏庭は、もうとっくに枯れているだろう。そう思って裏庭を見て、俺は驚愕した。そこには、小さな森ができていた。
青々とした葉を茂らせる、木と呼ぶには細い緑の幹。蔦よりも硬くしなやかなそれは、間違いない、ラズベリーの枝だ。ラズベリーが、裏庭を覆いつくすかの如く増殖していた。
一緒に植えていた大葉や桔梗、百合の球根が埋まっていたはずの場所ですら、ラズベリーで覆われている。
震える足で裏庭に降り、俺の肩ほども高さのある茎をかき分ける。
俺が選んで植えた植物たちが、すべてラズベリーに覆われてしまっている。あれも、これも、そっちも、全部全部全部!
ぽとりと、何かが落ちた。それは真っ赤な実だ。ラズベリーの、熟れて腐った実。足元にはいくつものラズベリーの実と、おそらくそれらから発芽したのだろう苗。
一本でも十分受粉する。それなら、これだけの量があればどれほど受粉し、実をつけるのか。足元には落ちた実と、瑞々しいほどの苗。
気がつけば俺は、あの園芸店に向かっていた。俺が店に駆け込むと、男はあの日と変わらず穏やかな顔で迎え入れた。
ラズベリーが育ちすぎていること、実が山のように余ってしまっていること、新芽が次々と出て裏庭が覆われてしまいそうなこと。まくし立てる俺に、男は笑った。
「それの何がいけないのですか。実が余っているのならジャムにすればいい。嵩は減りますよ。冷凍して保存もできます。もし種の触感が気になるのなら裏ごしして、牛乳やヨーグルトドリンクに混ぜて飲んでもいい」
呆然とする俺に、男はそうだ、と手を打った。
「ラズベリーは手をかけてあげないとすぐに拗ねて他の植物にちょっかいをかけるんです。きちんと手をかけてあげてくださいね」
男に送り出され、俺は裏庭に戻った。
放置されたラズベリーは裏庭を覆いつくす勢いで成長している。俺の手には、真新しい剪定ハサミが握られていた。
あの日から六年。恋人もでき結婚した俺は、部下を持つようになった。
賑やかな食堂で、後輩は妻が作って持たせてくれたマフィンを頬張っている。
「それにしても、先輩の奥さんは料理上手ですね。このマフィンも、甘酸っぱいジャムが最高です」
「はは、ジャムはうちの庭で採れた新鮮な果物で作ってるから格別だろう」
「はい!そうだ、俺も家庭菜園を始めようと思うんですけど、なにかおすすめの植物ってありますか?できればあんまり手がかからない奴がいいんですけど……」
「そうだな、色々あるが…………ラズベリーだけは、やめておけ」
ニュース速報+板でなぜ編集長ハエハエ ★(FOX ★)が暴走しているのか、背景を含めて書きます。
★(キャップ)を持っている「立て子」と呼ばれる人しかスレを建てられません。昔は「記者」と呼ばれていました。
はてなーなら当然、「痛いニュース(ノ∀`)」とか見ていないと思いますが、
それはネトウヨまとめブログなのでネトウヨレスしか抽出されていません。
プラス板(ニュース速報+)の編集長です。(5chの管理人ではありません)
今年61歳になります。
Racequeen incのジム・ワトキンスです(通称Jim)
詳細はWikipediaで
ハエハエ ★曰く、「ローカルネタを禁止しろという声が大きかったから」らしいです。
いつもの突然の「思いつき」です。
退屈だとなにか変えたくなるクセがあるので突然変なルールが作られます。
ハエハエ ★が「飽きた」ら変なルールはなくなります。いい迷惑です。
違反したスレを立てると、★(キャップ)が止まってしまうからです。
「ハエハエルール」と「自治ルール」は排他となっており、お互いに干渉できないというシステムになっています。
なので、立て子と住民がいくら頑張ってもハエハエルールを変えられません。
「東京スレ」禁止ルールがなくなるのはハエハエ ★が飽きるのを待つしか無い、という状況です。
またAce ★と呼ばれる上級管理者による乗っ取り計画はちらほら出てきています。
という人で、かつ、かなりの常識人です。
最近はプラス板全般にちょっかい出し始めてます(5ch上位の人間からのお達しだそうです)
Ace ★さんがハエハエ ★から編集長権限を奪えば解決するのですが、そうも行かないようで…。
この話はフィクションで、俺もこんな職場も存在しないし、出てくる人たちも存在しなくて、これを読んでる君もどこにもいないです。
今から5、6年ほど前に、俺はとある大型事務センターで派遣社員をしていた。
就職できなかったというより、仕事が出来ない無能な上に人中りして人間関係が酷く疲れる気質なので、新卒を短期間で蹴って逃げた俺は正社員として働きたくなかった。あんな思いをしながら生きるぐらいなら、いっその事死んだ方がマシだと真剣に思えた。phaや中島義道や斎藤環の本を布団の中でずっと読んでる様な、そんな時期だった。こんな社会不適合者にとって、ひたすらキーバンチャ―をするだけの派遣社員のこの仕事はまさに天職で、社会に出てからはじめて「俺は生きてても良いんだ。」と思えた。仕事帰りに出かける精神的余裕ができたのもこの時期だったと思う。社会不適合者にとって社会は厳しいけれども、俺でも受け入れてくれるぐらいには懐が広い。そう気づけた。
こういう誰でも出来て、なおかつ多くの人力を必要とする楽な仕事には、時給1000円そこらにも関わらず多くの人間が集まる。
主婦、他に働き口のない年配者、皮膚病がある人、身体障害がある人、精神疾患がある人、売れないバンドマン、社会生活を諦めた人。
みんな彼らを奇異な目で見る事も見られる事もない。若い女の子にちょっかいかけて迷惑がられる中年のオヤジもいたが、主婦層が若い女の子が嫌な目に合わないように囲ってオヤジを寄せ付けないように庇うシーンなんかも観た。
生涯非正規雇用でしか働いたことのない年輩者。漫画や映画のサブカルチャーに異様な詳しさを見せる30後半の男性。キャバクラに費やして借金を500万程背負って自己破産した躁鬱の中年。ネトゲ経由で女子高生と付き合って会うたびにセックスに興じてる話を嬉しそうにする20代半ばの日焼けしてない小太りの男。通信大学で勉強をすることだけを生きがいにしてる勉強好きな人。顔色の悪いその日ぐらしのデイトレーダー。リーマンショックで会社が潰れてからずっと派遣社員をしているこっちが心配になるぐらい優しくて人が良い男性。派遣をしながらアートの勉強をしていたが仕事に結びつかずそのまま派遣を続けてる女性。HSP気質が強すぎて大きな音を聞くだけで目に見えて動揺する女性。借金を抱えている上に子宮筋腫の手術を控えていて頭を抱えながらこれからの先を涙ながらに悲観する中年女性。本当にいろんな人がいた。当欠してもお咎めなし、生産性求められず、社交性無くてもウェルカム!この気楽さと中島らものような門戸と懐の広さに「派遣社員の制度は福祉」だとさえ感じた。もちろん突然消える人も多かった。
そんな中、俺が今でも一番印象に残っているのが派遣社員同士の一組のカップルだった。
彼らとは別の部署で直接接点はなかったが、休み時間に休憩室で勉強しているときに向かいに座っていたカップルの会話が耳に入ってきた。
どうやら二人は同棲しているようで、そろそろベランダのミニトマトが食べれそうだの、そんな話をしていた。
穏やかな口調で静かに話す30前半ぐらい思われるスピッツの草野マサムネに似た男性と、化粧一つしてない新興宗教リトルぺブルのクララさんに似た20後半ぐらいの女性だった。
二人とも素朴な感じで、見栄とか恨みとか憎しみとか、そういうものとは無縁のような、表現は悪いが人畜無害そうな、植物の様な、そんな印象を受けた。二人の間には確かに静かな時間が流れていて、誰も傷つけず、誰にも傷つけられないような、そんな二人が纏う空気が俺はとても好きだった。もしも俺の半径内で彼らに危害を加える人間が居たら全力で守りたい。そんな庇護欲にさえ駆られた。
時給千円だと二人の手取りを合わせて月の可処分所得はおおよそ28万円ぐらいになる。交通費は支給されない。二人が広げる手作りのお弁当を眺めながら、一体、どんな部屋に住んでいて、どんな生活をしているんだろう。と好奇心が湧いた。(が、最後まで接点はなかった。)
何も身につかない職場(しいて言うなら相手の眼を見れば躁鬱かどうかがわかるスキルは身についた。薬のせいか病気のせいか理屈はわからないが、躁鬱疾患者の目には特有のギラつきがある)で過ごし20代の貴重な数年を棒に振った俺は、月の半分が休みのような仕事に正社員として採用されたので、天職だと言えた派遣の職場を去った。
派遣の時代に比べれば可処分所得は倍以上になったが、忙しさや疲労度は増した。仕事帰りに出かける気力もなくなってきた。休みの日が多くなったが、寝ている時間も増えた。LINEは新卒時代に消したままだ。外部との連絡手段はgmailのみ。SNS嫌いの俺にはそれが心地よかった。友人の誘いを断ることが多くなり、連絡も途絶えるようになった。
職場にいるキラキラとした女性たちやイケイケでエネルギーに溢れる男性を目にすると、その表裏を帯びた見栄や世間体を感じてしまい、とても息苦しくなってしまう。息がつまりそうになる。ドッと疲れる。どうしても派遣時代の、良くも悪くも何事に対しても無関心な、山野一の漫画の世界をマイルドにした様なあの雰囲気が恋しくなってしまうのだ。
上司に「お前彼女はいるのか?」と聞かれた。素直に「いないです。」と答えた。
「若いうちに良い女をみつけとけ、ここはキレイどころ多いだろ、金持ってる女も多いしな」と上司は笑った。
もしもここで交際相手を見つけるなら俺は自分をひん曲げてでも人格や気質を変えていく必要がある。しかし、自分をひん曲げてまで彼女が欲しいと思える程のエネルギーは無かった。負け惜しみとかではなくて素直に交際相手が欲しいとは思えなかった。静かに寝ていたかった。
そういう時に、いつも派遣時代のあのカップルを思い出してしまう。
昇給もなく、雇用も切られやすい派遣社員同士で生活していくのは将来不安なことだろう。両親からの容認も難しいだろう。友人からの理解も難しいだろう。きっと「将来どうするの?」とか水を差されたりするんだろう。男性は「もっと甲斐性を持て。給料もらえる仕事につけ。非正規とかやべえぞ」と尻を叩かれ、女性は「そんな将来性のない男と一緒にいるの辞めたほうが良いよ先が無いよ」と窘められるのだろう。それでも二人は一緒にいる事を選んだのだ。そこには見栄も、経済的な豊かさも、時間に追われる事も、仕事のストレスもない。二人でのんびりと過ごせる、二人で居られる時間を選んだのだ。今の職場で働き出して、ようやくそれに気づいた。
「だから彼らは幸せ」というのは些か短絡的ではある。そもそも俺には二人のパーソナル的なものは何一つわからない。ひょっとしたら二人とも重度の精神疾患を患っていて共依存の様な関係なのかもしれない。それでも、様々な障害を差し置いても二人で居られる時間を二人で選べた彼らを、俺は心の底から羨ましく感じた。もしかしたら俺は二人の関係がずっとずっと羨ましかったのかもしれない。どれだけ金を詰もうが、どれだけ自分磨きをしようが、二人の様な関係性は簡単に築けるものではない。少なくとも彼らの人生における彼らの関係性はとても豊かな物だと、俺は思う。
今あの二人がどうしてるのかわからないけど、出来るなら今でも二人で幸せに暮らしていて欲しいと、時々ふと思う。上手くすべてが続いていけばいい。
なんでメインヒロインorヒーローには勝てないってわかってるキャラクターの恋模様見せられなきゃならないんだ
そして大抵そういうキャラクターはメインより魅力的だったりする
こんなんハーレムの方がマシだわ
もうひとつ付け加えると
一番許せないのは色々な出来事を経てめでたくいい雰囲気になったあとからしゃしゃり出てちょっかいかけてくる恋敵orハーレム二人目
自分のことで恥ずかしいことだが、朝から考えることがあったのでつらつら書いてみる。
先に結論言うと、ゲームより大人の理屈のほうが子どもに有害なんじゃないか。というお話です。
気になってリビングに行ってみると、妻が学校の先生に授業中寝るわ先生の話を聞かないわで困り果てていると言われたらしい。
それは今に始まったことではなく、もう、何年も前からなので、正直またなんか気持ちが落ち着かなくてやっちゃったかと思った(あとで書くけど、私はその理由は私と妻にあると思っている)
そのときに、フォートナイトを家で長時間していることが挙げられてフォートナイトは有害だとか中毒性があるとか、学校でもやっている子どもは少数だとか。しまいにはフォートナイトをやめさせろとか、今どきの学校教育ではありえない結論を校長先生や担任が言ったとのこと。
学校再開するまで子どもは自宅待機、大人はリモートワークでデスクから離れられず、暇を持て余してちょっかいを出してくる子どもに大人の都合でSwitchをずーっとやらせてたツケじゃないか。
当初、息子がフォートナイトをしたいといった時、基本TPSの撃ち合いゲームなので教育上どうなんだろうかとか血が出る描写とかどうなのかとか、オンラインで良からぬ人とつながって犯罪に巻き込まれないかとか、不安な点はいろいろあった。
なので私はYouTuberの実況を見たりパソコンにインストールしてプレイして試しにやってみた。
すると、これが良くできてるんですよ。
CoDとかのリアルな描写は省略されて、殴るアクションも省かれて、キャラクターはコミカル。
自分の位置とパーティーの位置を確認しながらビクロイを目指す明るいTPS。ただ心配なチャット機能だけは使わないようにすれば良いし、こりゃ子どもも楽しいよね。
マインクラフトとスプラトゥーンが良くてフォートナイトが駄目な理屈が説明がつかないので、プレゼントすることにした。
やり始めて3ヶ月たった頃、息子がYouTubeでプレイ動画を公開したいと言ってくる。
よし、やろうということで、ヘッドセットをつけてプレイする様子は楽しそうで、まぁよくしゃべりながらやるねー。と微笑ましく見ていた。私も熱くなってあーだこーだと下手なのに指示して「うるさいあっち行って」と言われる始末。
普段、帰りが遅く、また夫婦仲も最悪な家庭の中で息子からすると、普段の鬱屈した気分を紛らわせるユートピアになってるんだなと思った。
そんな中でコロナ襲来。妻からの要請でプレイ時間を増やし(ほぼ無制限)前述の通りゲーム時間が増え、ひたすらゲームに没頭する息子。息子の目の前では昼間っからすごい剣幕で罵り合う夫婦。
息子がゲームばかりしているのを怒鳴り散らす妻。
ユートピアというよりもディストピアな感じでこりゃまずいぞ。ってなときに自粛緩和で息子は学校が始まり、私は出社するようになった。
息子とは「すぐに元の時間に戻るのは無理だと思うけど、徐々に元の時間に戻そう」と言う約束をし、1週間ごとに1時間ずつ減らしている。
私は小4のときに与えられたMSXで、くさるほどイーアルカンフーやハイドライドやブラックオニキスをしていた。父も母も厳格な学校教員だったのでゲームをやるルールは決められていて、そのルールを破ったらカンカンに怒られたもんだが、パソコンゲームをすることを頭ごなしに否定しなかったし、ただただ見守っていた。おかげさまで大人になってパソコンを使うことが苦にならず、適当にやってたBASICプログラミングも何か役に立っている気がする。
私もだけど、大人になると、子どもの文化や行動が理解できなくなるときがある。
私も聖人ではないので、目についただめな行動をつい大声で怒鳴ったりすることもある。
でも、活き活きと目を光らせてゲームをしたり、ときには悔しそうにリモコンを投げつけようとしたり、戦果を自慢する息子が、ゲームの達成感や敗北感の中で自分の感情をコントロール出来るように、まずは自分が息子の目線で理解したいと思っている。
最後に。。
ウイルス臭いから窓を開けろと社長に言われて、あわてて窓を開けると、雨混じりの湿った空気が事務所に入ってきた。窓の外は隣の雑居ビルの薄汚れた壁しか見えない。
いままで気づかなかったが、言われてみるとウイルスっぽい臭いがかすかに漂っているようだ。社長くらいのレベルに感覚が研ぎ澄まされると、ごく微量のウイルスでも嗅ぎ分けて避けることができるから、絶対に感染しない。まだ私はそのレベルに達していない。
だからいつもトルマリンペンダントを身につけて温めておけと言われている。温め続けることでペンダントから電磁波が出て身体に作用し、細胞がウイルスを殺す力が増幅される。細胞が活性化されることでウイルスへの感度も上がっていき、ウイルスに特有の臭いも嗅ぎ分けられるようになる。当然、感染のリスクも下がるというわけだ。
基本に忠実にやることなんだよ、と社長は爪を切りながら言う。これは社長の口癖のようなものだ。トルマリンペンダントを毎日使い続けるだけで、誰でもウイルス臭は嗅ぎ分けられるようになる。こんな安い投資はないと。
そのはずなのに、今のところ販売では苦戦している。先月はポスティングを使ってチラシを撒いた。かかってきたのはいたずら電話1件だった。某フリマアプリではいままでに55個売れたが、除菌グッズとして売っていたら先週アカウントを消された。
トルマリンペンダントの販売戦略どうなってるの、このままだと今月は業績、未達じゃないの。隣の席から係長が圧をかけてくる。
係長が扱っている商材は、集団ストーカー防止パッチという器具で、スマートフォンやノートPCに貼っておくと、集団ストーカーが使ってくる電波を遮断することができる。一時期は中国のメーカーから送れなくなって欠品していたが、流通が再開してからは、オンライン店舗を中心に安定して売れている。係長はしっかりインセンティブも確保しているから、こちらにちょっかいを出す余裕があるというわけだ。
そろそろ出前頼もうや、と係長がソリティアをしながらいう。だいたい私が黒電話の脇に置いてあるメニューを見ながら注文することが期待されている。
会社では最近出前が流行っている。外へ食べに出ると混んでいるわ、へんなプール臭いミストを吹きかけられて、サラダのキャベツみたいに消毒されるわで、嫌になっていたからだ。
なんとかイーツというのも使ってみたが、配達員の格好が社長は気に入らないらしい。なんだあの魚の行商みたいな大袈裟な背負子は、普通に出前にしろや、出前、というわけだ。
社長。社長。出前、何がいいすか。係長が呼びかけても、社長は自分の肩にせんねん灸をすえるのに忙しい。「もぐさ」のにおいが事務所に漂う。
社長!
三度目の呼びかけでようやく「冷やし」と返事が返ってくる。
じゃあおれも冷やしで、と係長はソリティアの画面に向かったまま言う。私は黒電話の受話器を取り、ダイヤルを回す。
「すいません、出前で、冷やしオメガラーメン二つと、天津飯お願いします。あ、お宅の四軒隣のビルの、梶田興業です、はい、よろしくお願いします」
拾ったねこなので誕生日とかもわからないのだけど、20年前にボロボロのこねこを9月に拾った時に多分生後3ヶ月くらいだった。ということで毎年6月に健康診断と血液検査をすることにしているので、今年も行ってきた。
昔はワクチン注射もしていたけど、17歳の時に室内一匹飼いだし、老ねこには負担にもなるので。と先生がおっしゃったので注射はしなくなった。
幸いなことに腎臓の数値はまだそこまで悪くない。毎年ちょっとづつ減ってきた体重も今年は減らなかった(といっても2.7キロしかないやせっぽちだけど)。
ひと一人ねこ一匹の暮らしなので、平日の日中は20年間ほぼ留守番させていたのだけど、3月から在宅勤務になって今も継続しているので、これまで経験したことのないような距離感でねこと暮らしている。まあ、老猫なんでほぼ寝てるのだけど。
カリカリは常に出しっ放しだったけど、今までは朝と夜しかあげられなかったパウチのウェットフードも欲しいと言われればお出しできるし、ブラッシングしろ抱っこしろと言われたら可能な限り対応させていただいている。
私がずっと家にいるせいか、もしくは彼女の歳のせいか赤ちゃん帰りしているようなところもあるので、私のことを常に監視下においておかないとイヤみたいな雰囲気もあって、業務中振り向くとそこで寝てたりする。
病院の先生から体重が減らなかったことを褒められて嬉しかった。でも、あと足の関節痛が結構あるようですねとも言われた。確かにここ1年でよろよろするようになった。爪も大きく変形して切られるのを嫌がるようになった。
朝ごはんのために相変わらず朝5時には起こしてくれる。夜中にふと気がつくと顔の横にくっついて寝ている。さっきまで寝てたくせにテレ会議が始まってわたしが話し出した途端に大きな声で何か訴え出す。
もう残り時間も少ないと思うけど、その時まではこのままこうやって何気なく共に暮らしていきたいなと思ってます。
(以下追記)
みなさん、増田のうちにいるねこの長寿をことほいでくれてありがとう。
実家も含め、増田の周囲には20歳前後まで生きているねこが多かったのであまり意識してなかったのですが、振り返ると15歳過ぎるとみんなそこそこ持病を抱えていたので、うちのねこはかなり恵まれているのだと思います。
蛇足になるかと思いますが、一度くらいは人気エントリになった増田(!)に追記してみたいと常々夢見ていたので、ちょっと浮かれています点ご容赦ください。
目やにで固まった目を見開いて、見捨てたらお前を呪い殺すぞと唸りながらすがりついてきたこねこの顔をはっきりと覚えています。人馴れしていて、しかもしばらく前から周囲で鳴き声が聞こえていたらしいので、捨てられてしまったのかもしれません。そんな状況から一人暮らしの増田に引き取られたので、人への依存心が強いねこになったように思います。こねこの頃は実家ねこたちとも一緒に遊んでいましたが、世代交代した新参ものたちにちょっかい出されるのはたいそう気に入らないご様子です。
関節痛のお薬についても情報ありがとう。ソファやベッドに飛び乗るくらいはまだ大丈夫みたいだし、良いうんこが出た後のダッシュは今も健在です。なかなかの加速です。コンビニで買うおせんべいの口を縛っているきんいろにモールされた針金をひねったやつが大好きで、目の前にぽんと投げさせて、まえ足ではたき落とす遊びをよく嗜まれます。年取って動くのめんどくさくなってからは、おもにこたつで膝の上に乗った際に興が乗って気分良く遊んでいただけるようです。
ねこには九つの命がある。という説があることを浅学な増田はサクラノートというゲームで知ったのですが、うちのねこはまだそれほど回数をこなしていないようで、彼女からはまだまだこの先楽しい生活が何回も待っていることを確信している風情を感じます。九回目の最後の方に、ああそういえばこういう時もあったなあと思い返してもらえればうれしいなと思っています。ちなみにサクラノートに登場するトロイメライというねこのモデルになったねこさまは、増田ねこより年上にも関わらず今もますます美しくご健在です。という豆知識を持ってお礼にかえさせていただきます。
テトリス99ってあるじゃないですか。
ゲームは苦手だけどちょっとだけ勝てるようになってきたので、遊んでるけどあまり勝てないという人向けに何が重要だったかなどを書きます。
どのくらいの苦手か、について
同じバトロワの(ひどく括りがでかい)Fortniteはシーズン3からやってるけどソロで勝ったことないです。
基本的に「負けないようにする」ことを考えていきましょう。
Tミノ(紫色のTっぽい形のブロック)を使い、一定条件下で2列消すと「Tスピンダブル」になります。詳しくはググって~
2列消すだけで最低4列攻撃/相殺ができます。普通にテトリス(ここでは4列一気に消すこと)をしても最低4列攻撃ができますが、Tスピンダブルのほうが短い時間で積むことができます。
というかこういう情報は従来のテトリスの攻略情報で出てきますね。
テトリス99では攻撃する相手を「とどめうち」「バッジねらい」「カウンター」「ランダム」(とマニュアル)で選ぶことができます。
「とどめうち」
負けそうな相手を選んで攻撃します。自分が相手に攻撃するたびに再度相手を選びます。基本的にはこれが一番いいと思います
テトリス99では最後に攻撃して相手をKOした人がバッジ(集めると自分の攻撃力が上がる)を手に入れられます。別の敵によってピンチになった敵に最後にちょっかいをかけて戦果を横取りしましょう。
「バッジねらい」
選んじゃダメ。
「カウンター」
自分を狙う人全員に攻撃できます。一度に複数人攻撃できるのはこれだけ。
自分が負けそうで「とどめうち」を選んでる相手から一斉に狙われたときに、狙われボーナス(後述)で一斉に反撃できるのでとても良さそう...なのですが、攻撃量の飽和(後述)の問題があるので実のところ「見た目が気持ちいい」以上の意味はないのではと思います。相手の戦意を削ぐために数回に一度はカウンターで攻撃してもいいと思いますが、基本的にはとどめうちでいきましょう。
「ランダム」
自分が相手に攻撃するたびに相手をランダムに変えます。逃げるときなどに。
敵に一方的に攻撃されて相殺しきれないときは攻撃相手が変わらないことに注意。
敵をたくさん倒してバッジを手に入れたり、複数の相手に同時に狙われたりする(狙われボーナス)と自身の攻撃量が上がります。
そういったバフが効きまくると、相手に表示上は20列とか攻撃できちゃうこともあるわけですが
攻撃が相手に届いた時点で攻撃量が12列より多いとそれ以上は切り捨てられます。
さらにテトリス99では攻撃されてから実際にフィールドがせり上がるまですこしの間猶予時間があるので、例えば同じ人に連続で10列を2回とかもあまり送る意味が無いです。
逆に自分が攻撃される側になることを考えると、どんな攻撃が飛んできても自分のフィールドを8列までの高さに抑えていれば(∵テトリスのフィールドの高さは20列)即死はしないということです。
大火力の攻撃が何度も送られてきて困る! というときは逃げましょう。
こういう人はたいていの場合狙われボーナスによって攻撃力を手に入れ、戦略を「カウンター」にして自分を狙っている相手全員に攻撃して気持ちよくなっています。
こういう時は、スティックを1回転して適当に攻撃対象を変え、相手のカウンターの対象外になることで攻撃をかわしましょう。
また、テトリス99ではREN(コンボ)が続く限りは攻撃が届いてもフィールドがせり上がることはありません。
負けそうなときは、常にRENを続けられるように意識してちょっとずつ消していきましょう。
テトリスで勝てるようになりたい! とググるとたいてい「開幕テンプレ」が出てくると思います。
1対1の対戦なら覚えていいと思いますが、テトリス99とはかなり相性が悪い気が...
2ヶ月の付き合いだったが、随分と世話になっちまったな。海外にもどっちまうんだっけか?忙しいねぇ、お前さんも。
お前さんのおかげで、ほんのイットキだが世界はガラッと変わっちまったよ。いゃぁ、やっぱ安倍は馬鹿だったねぇ。完全にボロが出たよ。やつはオシメェだよ。
お前さんの事さんざん悪く言いやがってよ。どっちが悪害だっつぅんだよなぁ?なぁ?
まぁお前さんがちょっかい出して死んじまった奴もたーくさんいたけどよ、救われた奴はその何倍もいたんだぜ?知ってるか?
色々と失った奴もいるけど、その何倍もの知恵をくれたからなぁ、満更でもねぇやなぁ。
なぁに、馬鹿な俺らは、お前さんの恐ろしさなんざ1ヶ月もすりゃ忘れちまうさ。また来月からは馬鹿騒ぎよ!夏だ夏!
うるせー事言われずに家でゴロゴロ酒飲めたしさ、無駄な出勤やらイベントやら会合も減って万々歳よ。
まぁ今まで散々ディすられてきた俺らサラリーマンが、お前さんのおかげでちったぁ見直されたな!
しかしまぁ、ジジイもババアっつうのはシブトイねぇ、、、。お前さんがヒーヒー言いながらぶっ殺して回ってたけど、まだこんなにいやがるんだな。
頼むぜコロちゃんよぉ。
な?
また安倍がいい?来年あいつはもう御用になって檻の中よ。残念だな!
まぁ待ってるぜ!あばよ!
サクセスストーリーがわかりやすいのはいいのだけど、ブレイク芸人が出てくるとすぐに過去の苦労話ばかりし始めて見ていて辛くなる。
その中でも本当にやめてほしいのは、昔ワルでした系のエピソード。
いたよ。学校に。人にひどいことしておいて、それを笑いにかえてる人気者。
静かに目立たないように学校生活を送っていたいのに、わざわざちょっかい出してきて自分の人気のために消費するだけのやつ。
おいしいってなんだよ。こっちは毎日どれだけストレスになってるかわかってんのかよ。
芸人の不良時代の写真とか見るだけであのときの胃酸の苦味が喉の奥に蘇ってきて、それ以降その芸人では一切笑えなくなる。
そうじゃない芸人もいるけど、確かに苦労してるなとは思うんだけど、半分以上はただのクソ野郎だよな。
真面目に働くことを放棄しておいて、金にもならないことを何年も続けてましたとか、ずっと彼女に苦労かけてきましたとか。
アリとキリギリスでキリギリスがいきなり金持ちになって南国で越冬する話なんて誰も面白いなんて思わないだろ。
そういうエピソード系の番組なら仕方ないけど、バラエティのちょい役で出たときに急にねじ込まれる過去エピソードとか避けようがない。
頭でわかっていてもこの人はそういう人だったんだと分類されてしまえばもう二度とその芸人では笑えないし、思い出したくもない記憶が刺激されてつらい思いしかなくなってしまう。