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はてなキーワード: 紙一重とは

2020-11-29

やべー増田に載りたいけど、それほどまで印象に残り、キャラが立つ書き方するってかなりの上級者だと思う

天才犯罪者紙一重っていうけどその通りだなと思った

俺はできるならロリコン増田みたいな感じでのしあがりたいと思ってる

来年から本気出す

2020-11-26

やっぱり日本には自殺は早すぎた

日本っていうと主語が小さすぎるかもしらんけどな

「選択的」夫婦別姓なのに「野比」しずかに疑問 - Togetter

選択夫婦別姓に関するこういう反応見ると

やっぱ日本には自殺は早すぎると思うわ

姓を選ぶということは個人選択問題であり

他人にとって、隣人がご飯派かパン派かくらいどうでもいい話のはずだ

だが、新しい「選択肢」が増えたとき、その選択肢を選ぶ人間は賢く先進的な人間で、逆に旧来からある選択肢を選ぶ人間は愚かで旧い人間だと考える人は驚くほど多い

このTogetterについたブコメTwitter民度について言及しているものが多いが、残念ながら主語が小さい


はてなもつ最近「妻側の姓にしたというだけで好感度すごく上がる」という差別的ブコメトップコメントになってるの覚えてるから

姓だけじゃない

自由に住む場所選択できる社会地方に住み続けている人間

自由に進学できる社会大学に進学しない人間

電子化技術的に可能社会で紙と印鑑にこだわる人間

これらに対して、果たしてブクマカ達は「ただの個人選択じゃん」と言うだろうか



しかすると、「いやいや、上京すること、進学すること、電子申請することにはメリットがあるから選択夫婦別姓とは別だろう」という反論があるかもしれない



そう、そのとおり

それらには明確にメリットがある

からこそ「自殺メリットがある」ということが問題になるのだ

自分生活できないような障害者高齢者自殺を選ぶことは本人の苦痛を終わらせるだけでなく、社会保障費や看護介護の人的リソースの大幅な削減が可能

今の日本の抱える問題後期高齢者が全員自殺を選べばほとんど解決するだろう

たが、選択夫婦別姓のように

他人にとって、もしかすると当人にとっても定量的メリットほとんどない選択肢でもこの有様だ

自殺という明確にメリットがある「賢く先進的で貢献度の高い選択肢」が増えた社会がどうなるかは考えただけで恐ろしい



選択夫婦別姓議論される世界で夫姓を選ぶことが批判される世の中と

自殺を拒む人間自己中心的傲慢老害穀潰しだと批判される世界紙一重



自殺が認められた世界では俺のような人間はまず間違いなく

社会的に価値がないにも関わらず自殺を選ばない傲慢で古い価値観の人間

と断ぜられるだろう


やはり日本には自殺法は早すぎる

2020-11-25

やっぱり日本には安楽死は早すぎた

日本っていうと主語が小さすぎるかもしらんけどな

「選択的」夫婦別姓なのに「野比」しずかに疑問 - Togetter

選択夫婦別姓に関するこういう反応見ると

やっぱ日本には安楽死は早すぎると思うわ

姓を選ぶということは個人選択問題であり

他人にとって、隣人がご飯派かパン派かくらいどうでもいい話のはずだ

だが、新しい「選択肢」が増えたとき、その選択肢を選ぶ人間は賢く先進的な人間で、逆に旧来からある選択肢を選ぶ人間は愚かで旧い人間だと考える人は驚くほど多い

このTogetterについたブコメTwitter民度について言及しているものが多いが、残念ながら主語が小さい


はてなもつ最近「妻側の姓にしたというだけで好感度すごく上がる」という差別的ブコメトップコメントになってるの覚えてるから

姓だけじゃない

自由に住む場所選択できる社会地方に住み続けている人間

自由に進学できる社会大学に進学しない人間

電子化技術的に可能社会で紙と印鑑にこだわる人間

これらに対して、果たしてブクマカ達は「ただの個人選択じゃん」と言うだろうか



しかすると、「いやいや、上京すること、進学すること、電子申請することにはメリットがあるから選択夫婦別姓とは別だろう」という反論があるかもしれない



そう、そのとおり

それらには明確にメリットがある

からこそ「安楽死メリットがある」ということが問題になるのだ

自分生活できないような障害者高齢者安楽死を選ぶことは本人の苦痛を終わらせるだけでなく、社会保障費や看護介護の人的リソースの大幅な削減が可能

今の日本の抱える問題後期高齢者が全員安楽死を選べばほとんど解決するだろう

たが、選択夫婦別姓のように

他人にとって、もしかすると当人にとっても定量的メリットほとんどない選択肢でもこの有様だ

安楽死という明確にメリットがある「賢く先進的で貢献度の高い選択肢」が増えた社会がどうなるかは考えただけで恐ろしい



選択夫婦別姓議論される世界で夫姓を選ぶことが批判される世の中と

安楽死を拒む人間自己中心的傲慢老害穀潰しだと批判される世界紙一重



安楽死が認められた世界では俺のような人間はまず間違いなく

社会的に価値がないにも関わらず安楽死を選ばない傲慢で古い価値観の人間

と断ぜられるだろう


やはり日本には安楽死制度は早すぎる

anond:20201125173701

一通り読んで、やっぱ過激派フェミって精神病患者紙一重なんだなって思ったわ

2020-11-17

anond:20201117003351

次世代の子を育てることが幸せの本流ってのは今時ちょっとどうなんだ。

いい異性と早く結婚することこそが幸せ!と紙一重だぞ

子ありでも子なしでも性別がどうでも、もはや家族はどういう形でもいいと思うが。

2020-11-15

anond:20201115145712

批判してるだけだろ。

合理的批判は正しい政治必要もの

典型的ウヨサヨの枠組みにはめ込めると勘違いしたんだろうけど、菅政権が言えない理由で弾いたという汚点は消えないよ。

しろ「言えない理由で弾いた」という方がさらにたちが悪い。なぜなら腐敗した忖度文化を生むから

それならまだ管自身の口から、「安保法案ゴリ押ししたいか学術会議から弾いた」と言ったほうが幾分まだマシなもの

けどさぁ、安保法案ゴリ押しって、アメリカポチみたいに、アメリカ富裕層のため日本人が血を流せってのと紙一重なんだけどね。

2020-11-12

https://anond.hatelabo.jp/20201112140935

普段テレワークだけど今日は出社しなきゃいけなかったので、少し贅沢して特急に乗った。

新型コロナの少し前に仕事が決まり、それまでほぼ無職だったので紙一重だった。

2020-10-25

anond:20201024104736

何のジャンルかも分からない、同人小説作者に勝手に敗北した気分になった。

ということを書こうとして、初めてアカウントを作ったはいいが、人間失格とみなされてしばらく書き込み出来なかった。

そのおかげで少し頭が冷えた。

今日アラフォー小説同人誌を通販だけで出して初動60部、というエントリを読んだ。

私が同人誌を初めて出したのはアラフィフだ。コピー本の無配20部。厚意で委託を引き受けて下さった方のおかげで全て頒布できた。

ただ、そこから部数は下降する。敗因はいくつもある。魅力的な文章が書けない。ジャンル規模が小さい中でもどちらかといえばマイナーCPで、しか恋愛描写が苦手だ。

それでもCP小説を書く理由は、その世界観の中での恋愛恋愛じゃない紙一重関係に惹かれているかである

さら経済的問題もある。ワープアに限りなく近いシングルマザーで、コピー本しかしたことがない。イベントも出たことがなく、いつも親切な同ジャンル者にお世話になりっぱなしだった。

そんな中、色々都合がついて初めてイベントに出ることになった。本はまたコピー本だが手売りできることにワクワクしていた。

結論から言うとイベントには参加できなかった。去年の台風である

とても悲しかったが、飛行機代その他のキャンセルお金が若干浮いた。そこで初めて、コピー本として作った小説印刷してみることにした。

判型が違うのでデータ修正し、表紙作成悪戦苦闘しながらどうにか本が完成した。印刷から納品された本はとても美しく、やっぱりコピー本とは違うなぁとしみじみ感動した。

その本は、今も納品時とほとんど変わらない状態でうちにある。売れていないのだ。

献本を除くと2部しか売れていない。もちろん、過去最低記録である

まり、私は委託を引き受けてくださっていた同ジャンル者に頒布の実務ばかりでなく「頒布実績」そのものおんぶしていたことになる。芸人さんとかで言うところのバーターだ。

今後どうしよう、と思っているところにコロナが来た。幸い私の仕事には影響なかったが、県外で大学に通う子どもあおりバイトが激減し、家計が厳しくなった。

本を作るどころか、Wワークで働くことになりSSを書く時間すらままならない。

というような「理由」をもってジャンル撤退しようという思いと、まだこのジャンルで書ききっていないことがあるからという未練との間でどっちつかずのまま。気が付くと同人用として開設したツイッターアカウントは、ただのRT用雑多アカウントになっている。この1年、創作活動といえば短いSSをいくつか流したくらいだ。

そんな折、例のエントリを読んだ。眩しいほどの実績と希望に満ちた文章。読みながら気分が沈んでいくのがわかる。

これがいわゆる「闇堕ち」というものなのかな、と思った。まったく知らない人相手に、勝手に敗北した気になって落ち込んでいる。

まともな思考ではない、ということは理屈では分かっているので、エントリの方への攻撃心は起きない。ただ、自分の状況が悲しかった。

そこで、エントリを知ったこ匿名ダイアリーにその悲しみを書き連ねてすっぱり撤退しようと思った……のだが、初めてアカウント作って認証クイズで足止めくらったあげく「混雑中で入れません」と言われ「人間失格 グッドバイ」と表示されてしまった。

このタイミングでこんな表示が出るなんて。

戒められた気分になった。

結局、私の中で見知らぬ相手勝手に盛り上がった敗北気分は、人ですらない機械的な表示のおかげで勝手収束した。

何も解決してはいないが。

よそはよそ、うちはうちだ。

2020-10-23

セクハラ上司メール

俺が若い女子に送ってるメールと似てて朝から顔面蒼白

あそこまで酷くはないが単なる程度の差で、紙一重だろう。もうおっさんであることをやめるしかないな

2020-10-17

例の漫画が心をざわつかせる 己の無能世界の狭さを感じさせるから

例の漫画読んで最初の印象としては

ひでぇ扱いだしありえないわと思ってたけど

いろんな感想、とくにクリエイターと呼ばれる人達感想を読んでて、これは自分の見てる世界が狭かったし

もっといえば自分が正しいと思ってたことは、無能に対して正しいことでしかなかったことに気付かされ非常に心がざわついた

あれが例えば何でも描けるといって凄いクオリティだけど、仕様書無視した独断の内容を書いてきて、それではチーム作品としては成り立たないってことを学ぶ内容なら納得したんだけど

あの話ってそうじゃなくて、何でも描けるって言った娘は実際に何でも描けるし、仕様書ちゃんと目を通して要望通りのものを作っててそのうえでダメ出し食らってるんだよね

その上で「もっと具体的な指示を~」ってこれまた真っ当過ぎる正論返した上で、「そんなものあるなら自分でやってる」ってこれまたディレクションとしては最低としか思えないことを言ってる

正直自分常識じゃ最悪のパターンしか無いんだけど

全体見て優秀なクリエイター感想とか見てて理解ったが

恐らくこの最悪のやり取りがこの人にとっては正解なんだわ

一流の人だからこその期待とハードルの高さで、それを見抜いてるからこそのこの扱い

もっと人数増えた規模でディレクションやるとき、このリーダー絶対ほとんどのアーティスト指示書通りなら合格を出す

それは結局の所期待に値しない作業員からで80点とってればそれでいいくらいの扱い

自分が今まで経験してきた世界はこの80点とってれば合格の二流の世界で、二流しか見てないからこの一流のやり取りの正しさが分からなかっただけだった

あとバカ天才紙一重じゃないけど

豪語するバカと、豪語するに値する才能を持つ人は同じ振る舞いをする

二流の世界しか知らない自分にとってはこのリーダーみたいな振る舞いをわざわざしてくるやつは間違いなくただのバカ

そういう意味でも自分だけの物差しでは地獄しか見えなかった

そういうの気付かされるのが一番きつかったなこの漫画

良さが分からないこと自体が二流の証

2020-10-10

同僚と寝た。

それぞれ彼氏彼女居たし、何より仕事に支障が出たら困るから、惹かれるものがあっても素知らぬ顔して二年近くも過ごしてきた。なのに…

衝動を抑えられなかった。

彼女の中に少女を見たせいかもしれない。愛おしいと思ってしまった。

それでも良いという自分も居るが迷いもある。

三十も過ぎると、兄弟たちには嫁子供ができて、友達と飲みに行っても、子供自慢、、、

自分はこのまま朽ちていくのもまあいいかと思わないでも無い。

このままでは何かの拍子に仕事を失うかもしれないが、結婚して子供を持つかもしれない。

破滅前進紙一重

2020-09-28

僕はウォークインクローゼットがないから生きているのかもしれない

芸能人ウォークインクローゼット自殺したニュースが流れた。

数ヶ月前にもウォークインクローゼット芸能人自殺していて、立て続けに同じような自殺者が出ている印象を持った人が多いようだ。

著名人自殺ニュース流れると「なんであんなに恵まれた人が」と言う反応があるが、恵まれているが故の選択肢も出てくるということだ。

もちろん他にも自殺手段はあるわけだが、ウォークインクローゼットさえなければ紙一重で実行に至らなかったかもしれない。

事情に詳しい人によると、ウォークインクローゼットは大量の服を吊ることができて、あまつさえ人も吊るせてしまうから自殺にはお誂え向きらしい。

ウォークインクローゼットがあるという事はそれだけ服を買う余裕があり、家も広いという事だ。

幸か不幸か、僕の家にはウォークインクローゼットが無い。貧乏人の家にはウォークインクローゼットがないのだ。

自殺に適した場所リビングしか無ければ、そんな場所自宅に無ければどうなっただろう。

外でも自殺は出来るけれども、芸能人からこそ外で知らない人に見つかるのは嫌だっただろう。

芸能人がもし1週間前にコロナにかかっていたら。自殺どころではない。自殺を思いとどまって寿命を全うしたかもしれない。

どんな人でも生きていれば浮き沈みはある。それぞれの置かれた環境の中で幸せや不幸せを感じる。死にたいと思うこともある。大きな不幸せを感じた時、ちょっと環境タイミングの差が自殺まで至るかを分けるのだろう。

僕はウォークインクローゼットがないから生きているのかもしれない。

2020-09-27

下巻の予想

上巻読み終わった。

この時点で下巻の予想。

地球資源一定

先進国はこれ以上資源を分け合いたくない。

から発展途上国にこれ以上先進国の仲間入りして欲しくない。

注意しないといけないのは、先進国発展途上国貿易をすると、その国は産業革命に目覚めてしまうこと。

資源を守るため産業革命に目覚める国が増えるのは絶対に避けたい。

なので先進国発展途上国とは一切国交を持たないようにしている。

これは先進国ならみんな思ってる共通認識

でも先進国の中に一国だけ、致命的に空気を読めない国があった。

その先進国発展途上国戦争しようとしている。

戦争貿易紙一重産業革命に目覚めるきっかけになりうる。

そこで攻め込まれそうになってる発展途上国は、他の先進国にこうチクった。

あの国は寝た子を起こしてまわるつもりですよ。そうなったら皆さんも困りますよね」と。

2020-09-25

anond:20200925194836

このエピソードで「喉が渇いた人に水を与えたのと同じ」は(させられた本人自身が大きなトラウマになってないという認識なのだとしても)ないだろ…その後の人生での経験学習と組み合わさって記憶感情が変質していくってこともあるし

 

そもそも自分欲求制御できない人間に変な成功体験を与えてしまったってことだと思うが、もちろんそれは幼かった元増田のせいではない

 

自分家族にも連れ去られかけた経験があるそうで(友達母親が声をかけてくれたことで難を逃れたという)、そんなふうに少なからぬ人が危機紙一重で助かったり、あるいは致命傷はなんとか避けたりしつつ生き延びて大人になっているのだなと思う

2020-09-19

久しぶりにこんな熱量があってせっかくなので残す。

映画「糸」

まず菅田将暉小松菜奈出会いから始まる。2人とも中学生、初っ端から子役。菅田でも菜奈でもないシーンが続く。苦手なんよなこういう主人公ヒロインの若かりし頃みたいなシーン(私情)。似てる人探してきたのかな、オーディション募集要項に『菅田将暉似』とか書かれてたのかなとか余計なこと考えてしまう。それもそうだが2人が出会ったときの菅田(子役)の自転車からの転け方あれはやばい。転けたというより飛んでたし絶対絆創膏で足りる傷じゃないでしょ。なあ。

菜奈の家庭が荒れてて菅田といる時間けが楽しい…救い…みたいなよくある展開。虐待シーンは普通に胸糞悪かった…やめてよね。てか菜奈が作ったお弁当食べてるとき、菅田がどこからともなく出してきた綱みたいな紐を「これミサンガにする!」って言い出したときはびっくりしたな。糸にかけてはいるんだろうけど。わりと生活に支障出そうなレベルで太かったよあのミサンガ10年後も菅田は手首につけていたけど……。(まじかよ〜)

なんやかんや結局菜奈の家族夜逃げしてしまうんだけど菅田、菜奈の家を見つけ出して菜奈をどうにか助けようとする。が、警察に見つかり引き離される2人。いくら好きな女のためとはいえ北海道で1人で動く菅田の行動力エグすぎ。中学生よ?北海道て広いし寒いじゃんか。あと今時こんな若い演者さんでもキスシーンあるんだね…。「青森に知り合いのおじさんがいてそこにいけばなんとかしてくれる」このシンプルな嘘の謎が最後まで解けず、シンプルに謎でした。どうするつもりだったんだ。

大人になった2人が再会。菜奈、綺麗になったね…。お互い気持ちは残っていながらもパートナーがいる2人。菅田は榮倉奈々と、菜奈は斎藤工と。なんかさあ、これを言ったら糸もクソもなくなるんだけどあのまま菜奈と斎藤工が2人で暮らす話を見たかったわあ。事業成功させて金ならいくらでもある、でも何か足りないみたいな顔したたくみキャバクラで懸命に稼ぐ菜奈と出会うわけ。菜奈とたくみ、せっかく2人で暮らすとこまでいったのにね。会社ダメになって全部放り出して逃げたたくみを菜奈はちゃんと見つけ出して、それでも一緒にいようって言ったのにね。お前の居場所はここじゃないって言ってたくみ、またいなくなっちゃった。埋めてあげてほしかったよ、菜奈に。うまくやれそうに見えて不器用でどこか似ていてお互いに足りないものを補い合うような2人をもっと見ていたかったよ。菅田とはすれ違いまくるよ。それでよかったのに。(よかったのに)

菅田、榮倉奈々結婚したよな。病気で死んじゃうんだけど。その病気の体を懸けてまで産んでくれた子ども、いるよな。榮倉奈々のこと、愛していたよな?菅田。

めちゃくちゃ端折るがもちろん2人はもう一度再会して、やっぱりあなた私の運命の人!糸は繋がる!みたいな感じで終わるんだけど。

菅田さぁ〜、わかるよ?気持ちはわかる。菜奈が近くにいるってわかってなんかどうしようもない衝動で会いに行く!!てなる気持ちはわかる。でもあの榮倉奈々との娘を放って菜奈のもとへ行くのはマジでない。ないわーいくら運命相手とか運命の糸だとしても。愛していたよな?そして娘のこと、愛しているよな?

(ここからは超私の感想だけど)べつにさ〜、糸ってたった1人と繋がってるものではなくない?巡り巡って確かに菜奈とはまた会えたけどさ。それを繋げてくれたのは榮倉奈々だったし。いっぱいいたじゃん周りに友達とか、職場上司(松重豊さん 良かった)とか、榮倉奈々とか、その家族とか、娘とか。たとえるならよ、榮倉奈々の子どもなんて自分が紡いだ糸じゃん。元から繋がってたものだけじゃなくて自ら繋げていくものもあると思うしそれが人生醍醐味だと思ってるし。

まあ、展開的にあそこに娘連れてったら盛大に「「「糸!!!!」」」って出来なかったからだろうとは思うけど。ほんと全てが2人を中心としていて他はその後付けって感じだった。まあそんなもんか。ようやく2人が会えて抱き合うシーンでこれでもかと打ち上がる花火爆発事故みたいな音してた。あんな音したらさすがに見るでしょ、花火。見てよ、綺麗だったから。エンドロール斎藤工榮倉奈々名前が横並びになっていて、当て馬枠で流してやるなやと思いました。

淡い初恋記憶は淡くて綺麗なまましまっておいて、たまに思い出すくらいがちょうどいいんじゃないか。運命こじつけ紙一重なのかもしれない。(訳:小松菜奈斎藤工永遠であってほしかった)

エンディング菅田将暉石崎ひゅーいの糸、よかった。途中で突然流れたシンガポール語?の糸、あんなん笑うやん。ゆるして。おわり。

2020-09-17

anond:20200916232048

ホラーギャグ紙一重

映画呪怨もみる人によっては爆笑コメディ映画になったりする。

全然関係ないけどシリアスな暗い漫画を描いている漫画家は性格が暗いのかと思いきや明るくてポジティブ性格

明るい楽しい漫画を描いている漫画家は暗い性格で鬱傾向がある

という説がある。

2020-09-09

anond:20200909123447

それがない人たちもいるんだなぁ

ウイリアム症候群の子どもは他人への共感性が高く、警戒心を持たず、また人種的偏見もない

■極端にやさしい遺伝子を持つ、ウイリアム症候群の子どもと大人

感情移入についてのある実験で、大人実験者がテーブルに膝をぶつけてひどく痛がっている。研究室の録画では、一般的に発達している子ども達はただ見るだけで感情移入気遣いは示さない。しかウイリアム症候群の多くは実験者に近づいて彼女のひざをなでながら、”どうしたの?”と尋ねる。


 このような感情移入は警戒心の無さになる。実験記録での一般的なこどもは毛むくじゃらで動いているおもちゃクモに反応する、タガー・フラスバーグの留意することは、いたって普通のことだ。”彼女はそれに近づきたがらない。そしてそれに触ろうとして近寄る、ということもみられない。”


 ”ウイリアム症候群の子供たちが気持ち悪いクモを出されたら、どんな反応をすると思いますか? 彼らの多くはそれを可愛がるんです。"


 しかしながら、警戒心の無さは恐怖と紙一重でもある。別の実験で、タガー・フラスバーグは部屋に見知らぬ人間を入れた。ただの人ではない、野球帽をかぶり、濃いサングラスつきだ。お察しの通り、一般的子供たちは彼にまったく近寄らなかった。しかし、ほとんどのウイリアム症候群の子供たちは、彼に話しかけ、さらに彼におもちゃで遊ぼうと言い出すケースもあった。


 このような社会的な脱抑制と無邪気さは実生活で一大事となりうる。そして大人になるとさらにそれは拡大する。


 ニュージャージー州ウエストウッドに住むウイリアム症候群ケリーマーチン(34歳)の場合、いわゆる”友達”のからいじめにあって、彼らのためにお金を払っていた。ケリー母親アンが気づいたとき、その額は1,500ドル(十数万円)になっていた。

イヌが人懐こくなった理由は「難病遺伝子」に:ナショナルジオグラフィック

極端に社交的なイヌでは、GTF2IとGTF2IRD1という2つの遺伝子変異があることが明らかになった。一方ヒトでは、これらの遺伝子変異は、妖精のような独特な顔つきや人懐っこさなどを特徴とする「ウィリアムズ症候群」と関連づけられている

2020-09-08

anond:20200908185929

極右極左紙一重からな。知らず知らず敵に似てくるもんや。気をつけや。

2020-08-31

anond:20200831113411

愛玩といたぶる嗜好は紙一重だとおもう

(二次)創作あるあるかもしれないこと

SNS上で二次創作するうえで他者から評価とか需要の有無が気になるのは当然のことですよね。むしろ評価されたいかSNSにアップしているという人もいると思います

でも気にし過ぎるとドツボに嵌まるというか...急に無になるというか...

万人受けするようなシチュエーション×好きなキャラクター=超好きってなりそうなのに急に何していいかからなくなる瞬間

勝手二次創作パラドクスって呼んでるんですけど、経験ありませんか?

ツイッターだとフォロワーが増えてくると不安になるタイプや、いろんな方と話すのが好きなタイプに多い傾向にあるかなと私の経験談ですがそう感じました。

もう削除した垢での話なのですが同人誌を作っている方がいつも「原稿いやだ、しんどい」という旨のツイートをしていて本が完成した瞬間にジャンル移行してしまいました。

本を作るということが日常生活の中でのウエイトを占め過ぎて疲れてしまったのだと思います

そもそも私にとって二次創作は忙しい日々の間隙を縫って自分の為にチマチマやるようなことなので当然他人の求めるスピードに応えようとしたり、締切があると疲れるのは当たり前です。

でも二次創作って楽しくてやり始めることなので疲れ切ってしまってからやっと気付くんですよね。好きと嫌いは紙一重とはよくいったもので、好きだった作品が急に苦手になったり、そういうこともあると思います

当たり前のことですけど結論を述べると(自分自身への注意でもある)本当にかきたいと思ったもの以外はかかなくてもいいんですよ、ということです。仕事じゃないんですからね。『◯◯の日』だからといって惰性的かいたり、間に合わせなきゃと焦ってしまうことって意外とあると思います。でも大体のフォロワーさんは気にしていないはずです。

しろそれで苦言を呈する方はSNSなんですからバッサリ切り捨てるのも有りだと思います

せっかく自由人間関係が築けるツールなのですから躊躇せず人選びはした方がいいです。

いつだって自分の最大の味方で理解者は自分で在るということが一番難しいのですが大切です。

常に己の狂気(創作欲)を手放さないようにしてくださいね

何年か創作自体から離れていたのですが今では忙しくても絵を描いているとき他人創作を読んでいるときに「私これをするために生きてるんだ!」って思えるようになれました。

皆さんも素敵な創作ライフを送れますように。

2020-08-23

anond:20200822213049

からいくら努力しようが得を積もうが健康に気をつけようが、祈ろうがわめこうが、

結局のところは、おれだって元増田の今の状況と紙一重なんだよなって改めて思わざるを得ない。

2020-08-21

木村一基の不撓の闘い

藤井聡太棋聖が瞬く間に二冠、そして八段となり、世間は大きく湧いている。

けれど、ここでは、番勝負で敗れた木村一基九段の話をさせてください。

悲願は実る

将棋ファンをやっていて一番辛かった瞬間は、と問われれば、2016年の第57期王位戦番勝負第7局を挙げる。このシリーズ通算6回目のタイトル戦挑戦となった木村一基八段(当時)が、羽生善治王位相手に3勝2敗と先行し、悲願の初タイトル王手をかけていた。しかし、第6局、第7局と木村は連敗する。またしても、悲願の初タイトル獲得はならなかった。これで木村は、あと1つでタイトル、というところで8連敗を喫した。あと一つは、どこまでも遠い。

いつもは負けた後も気丈に振る舞う木村だが、この日は様子が違った。記者質問言葉が詰まる。言葉が、出ない。結局、言葉を発さないまま、木村右手を小さく振って質問をさえぎった。8度目の正直。期するものはどれだけだったか。胸にこみ上げた思いはどれだけだったか。胸が潰れるような思いだった。こんなに辛いことが世の中にあっていいのか、と思った。

この時、木村43歳。次々と若手が台頭してくる将棋である。43歳の木村に残されたチャンスは多くない。もしかしたら、これが最後のチャンスだったのではないか。そんな思いが頭をよぎった。

そんな思いが頭をよぎったことを、私は今でも恥じている。

それから3年後の2019年木村は再び王位戦で7度目のタイトルに挑む。そして、豊島将之王位(当時)を相手に、4勝3敗でタイトルを奪取。史上最年長記録となる、46歳での初タイトル獲得である。43歳で8度目の正直を逃し、それでもなお、木村は這い上がってきた。そして、ついに悲願は実った。解説会場で見守っていたファンは、立ち上がって木村拍手を送ったという。この悲願は、将棋ファンにとっての悲願でもあったのである

将棋ファンをやっていて、一番辛かった瞬間と、一番嬉しかった瞬間。その両方を味わわせてくれた木村一基は、私にとって特別棋士である

ついにタイトルホルダーとなった木村一基王位も、1年後には初めての防衛戦を迎える。2020年7月、第61期王位戦木村の前には、まだどこか慣れない和服に身を包みながらも、凛とした佇まいで盤の前に座る挑戦者がいた。

藤井聡太七段(当時)。厳しい、あまりに厳しい防衛戦が幕を開ける。

遠い勝利

番勝負第1局。藤井七段の先手番で角換わり。木村王位は、38手目に△4四歩と突く。これは、「攻めてこい」という手で、ここを突くと先手の猛攻が始まる。強い受けを得意とする木村。初めて上位者として臨むタイトル戦。藤井七段の攻めを堂々と受け止める覚悟で突いた歩であった。

当然、藤井七段は次の手から攻めかかる。厳しく、刺さるような攻め。藤井が攻め、木村が受ける。それが延々と続いた。受けを身上とする木村である面目躍如の粘り強い受けが次々と飛び出す。絶体絶命と思える場面でも、受けはある。藤井の攻めが止まり、一手でも木村に攻めの手が回れば、たちまち逆転である

しかし、その手は最後まで回ってこなかった。藤井聡太七段、攻め始めてから守りの手を指すことなく、攻め倒しての快勝。盤上に衝撃波が残るような、そんな幕開けとなった。

第2局。先手番の木村選択したのは得意戦法の相掛かりであった。この戦型は、定跡が整備されておらず、一手一手が難しい戦いになる。お互いの構想力、真の力量が問われる戦型ともいえる。木村藤井、互いに盤上没我し、深い読みで盤の底の海を泳ぐ。2日目の午後になってもまだ本格的な戦いが始まらない。あまり難解な応酬の中、一歩抜け出したのは木村だった。8六に角を上がった手が、藤井も困ったという好手。深い読みと、これまでの艱難辛苦に裏打ちされたような丁寧な応対。木村がついに優位に立った。

しかし、藤井は全く楽にさせてくれない。逆転に向けて絶えず圧をかけ続けるような指し手で、木村を追い詰めていく。序盤、中盤で考えに考え、優位を掴んだ木村。終盤まで来ると、時間が残っていない。時間に追われるように指した手は、わずかに足りなかった。木村一基、2連敗。終局後、遠くに目をやった姿が印象的だった。

迎えた第3局。第2局と第3局の間に、藤井は初タイトル棋聖を獲得していた。これでこの番勝負は、初タイトルの史上最年長対史上最年少の番勝負となった。果てしない苦難の末にタイトルを手にした木村に、彗星のごとくタイトルまで上り詰めた藤井が挑む。同じタイトル1期でも全く対照的であり、意味が違う。将棋神様がどこかで筋を書いているとしたら、将棋神様が憎い。

戦型は矢倉。先手番の藤井が、土居矢倉に雀刺しという温故知新の構想を披露する。盤上を転換する角が輝いている。改めて、恍惚とするような構想力である。またしても藤井の攻めを木村が受け止める展開となるが、藤井の攻めは淀みなく、木村、苦しい。

はっきりと苦しい90手目。木村は自陣に銀を打った。うめき声が聞こえてくるような苦しい銀打ちである。この手を見て、中継画面を思わず凝視した。辛抱も辛抱、鬼辛抱の受けである。ここに銀を打ったところで、幸せになる未来はなかなかやってこない。それでも木村は打つ。これまでも打ってきたし、ここでも打つ。

中継を見ながら並べていた将棋盤に、木村の手つきを真似しながら何度も銀を打ち付けた。自慢できるような華麗な手ではない。しかし、これが木村の手なのだ

「これが木村一基だ」。そう念じながら、何度も、何度も打ち付ける。報われてくれ。幸せになってくれ。まずは一つ、返してくれ。

木村の執念の粘りに引きずられたのか、藤井が終盤に一手寄せを誤る。辛抱を続けてきた木村に巡った最終盤の大チャンスであるしかし、そこから木村が優位を掴む手は相当に見えづらく、難解だった。突然現れた勝利へのか細い糸だったが、木村、惜しくもこれを掴めない。番勝負は3連敗、あっという間のカド番となった。

2020年8月19日王位戦番勝負第4局。カド番の木村は、相掛かりに命運を託す。敗れはしたものの、第2局で優位を築いた得意戦法に全てを懸けた。

カド番とは思えないような積極的な指し回しに、藤井も一歩も引かずに応じる。激しい突っ張り合いの末に封じ手を迎えた。飛車に銀を当てられた藤井。36分の考慮に沈んだ末、次の一手を封じた。飛車を逃げるか、バッサリと斬ってしまうかというところである。そして、後者は相当に勇気がいる。

封じ手の場面、ある一手を思い出した。藤井聡太代表する一手の一つ、「△7七同飛成」。場面は異なれども、あれも飛車をバッサリと斬る手であった。鮮烈な一手が去来して、予感を巡らした。そして、翌日開かれた封じ手藤井棋聖はやはり、飛車を斬り飛ばした。

一歩も引かない突っ張り合いは2日目も続く。しかし、局面藤井に傾いていった。終盤の局面は、見れば見るほど、木村にとってどうしようもない。全てを悟った木村王位は、潔く駒を投じた。藤井王位誕生し、木村にとっての初の防衛戦の幕が閉じた。

木村から見て「0勝4敗」という星取りは、正直すぐには信じ難い。紙一重の、いや、間に紙一枚もないような攻防の中で、残念ながら木村勝利を掴むことができなかった。どこまでいっても勝利の遠かった番勝負。そこには、歴然たる「差」があるのかもしれない。しかし、木村一基王位は、初めての防衛戦となるタイトル戦で、最後まで全力で戦い抜いた。彼が初めてタイトルを獲得した時、解説会場でファンたちがそうしたように、今回も立ち上がって、全力で拍手を送りたい。

折れない心

藤井王位は、記者会見で木村の立ち振る舞いから学ぶことが多かったと述べていた。それは、偽らざる実感だったと思う。多くのタイトル戦を経験してきた木村だが、これまでは全て挑戦側。上位者として迎えるのは初めてで、しか相手自分よりも30歳近く年下の若者、加えてこのコロナ禍の中での異例づくめのタイトルである。戸惑う部分は大きかったはずだが、それを感じさせないくらい、木村の振る舞いは堂々としていた。

初めての封じ手所作に戸惑った藤井棋聖。優しく所作を示したのは対戦相手木村であった。その封じ手、通常は2通であるが、今回は3通作成することを提案したのもまた木村である。通常より多い1通は、販売し、収益豪雨災害被災地などに送ることを想定したチャリティーである

目を覆うような負け方をした後でも、感想戦リードし、記者質問にも気丈に答える。厳しい番勝負の中でも、木村他者へのまなざしを忘れない。あと一歩のところで敗れ続けてきた。苦難に満ちた将棋人生が、棋士木村一基を創っている。

感想戦の後、駒箱に駒をしまう。タイトルホルダーとしての最後所作を終えて、木村一基王位戦は幕を閉じた。47歳。あの時より、4つ年を取っている。しかし、木村一基はまた戻ってくる。苦しい手しか残っていなくても、まだ指し続ける。「百折不撓」折れない心は、木村の信念である

今度は、微塵も疑っていない。

2020-08-15

日中戦争従軍した祖父

過去記憶を頼りに書いているため、情報の正確性を保証できません。それを了承の上でお読みください。

前置きを飛ばしたい場合引用ブロック部分へ

今は亡き私の祖父は、日本軍兵士として末期の日中戦争従軍した。

10年前、祖父は私にその時の詳細を一度だけ語った。

第二次世界大戦が終わって75年、その話を自分記憶がこれ以上劣化しないうちに書き留めておく。

祖父1920年12月まれ1944年頃〜1945年従軍体験を語った当時90歳(認知機能正常)

・私 …1990年まれ、話を聞いた当時21歳

私は幼い頃から祖父中国戦争に行ったことを知っていた。

しかしそれ以上のことは何も知らないままだった。

大学2年のGW、私は両親、妹と共に父方の祖父母宅へ遊びに行った。

祖母と母が台所食事の片付けをし、祖父、父、妹、私が居間で団欒していたその時だった。

祖父が何の前置きもなく、そして極めて淡々と、幼少期から戦争体験を語り出した。


祖父淡路島の山深い農村で生まれた(長男ではない)。

高等小学校卒業後、街の酒屋で奉公した。

将来なりたい職業兵隊だった。

こんな田舎の子供でも「兵隊になる」と思わせる学校教育がなされていた。

奉公が終わった祖父本州民間企業就職した。

そして、徴集がかかった(徴兵検査1921年春?)。

戦地へ赴くよう命令されるまでは、日本国内で訓練を受ける。

兵隊には任期があり、その任期を過ぎると、戦場へ行かなくても良くなる。

任期陸軍・常備兵役現役の2年間?)

祖父任期満了の直前に「中国・石家荘」への出兵命令を受けた。

祖父の話しぶりからは、小学生頃は兵士に本気でなりたいと思っていたが、

いざ徴集される段階になってからは、出兵せずの任期満了を願っていたように感じられた。

ちなみに祖父JR国鉄と呼ぶノリで、中国全体を「満洲」と呼んでいた。

そのため私は石家荘を旧満洲国の都市勘違いしていた。


祖父日本から中国沿岸部まで船で移動し、その後陸路にて石家荘に到着した。

石家荘で祖父はある鉄道の警備を任された。

この鉄道を走る汽車日本軍の物資を運んでおり、これを中国側に妨害される恐れがある。

そのため駅だけではなく途中の線路も警備する必要があり、

祖父担当箇所は山あい農村に近い線路であった。

日本軍は農村占拠し、逃げ遅れたり抵抗した現地の民間人捕虜として捕らえ、使役していた。

しか日本軍に捕まっていない現地人もいて、

彼らが日本軍を襲ってくることがあった。

祖父は彼らに応戦し、山中を駆けずり回った。

当然ながら地の利日本軍より現地人にある。

それに山は樹木で覆われ視界が悪く、敵の姿が見えず、どこから襲ってくるかがわかりにくい。

彼らは銃を含む武器を持っており、しか自分たちの生活基盤を取り戻すべく必死こちらに向かってくる。

木と木の間からは、壮大な万里の長城が見えた。

祖父が戦ったのは民間人のみだったのか、民間人擬態した軍人だったのか、それとも両者混ざっていたのか」

という、かなり重要情報が私の記憶から抜け落ちてしまっている。


ある日、祖父は仲間達と共に銃の撃ち合いをしていた。

もちろん敵から銃弾自分達に向かって飛んでくる(祖父は「プププププッ」という効果音と共に

親指と人差し指でつまむようなポーズをとり、右から左に水平に移動させることで弾道を表現した)。

その時、横にいた年上の兵隊に弾が命中し、彼は息絶えた。

そしてその後、祖父の片脚にも弾が当たった。

祖父は山の中を担架で野戦病院へと運ばれた。

運んだのは、中国人の捕虜達だった。

銃創のでき方によっては、当時の医療技術では脚を切断しなければならなかった。

しか祖父場合銃弾は膝上を貫通しており、脚の切断は免れた。

ただ、祖父の傷の縫合は無麻酔で行われ、激痛が伴った。

祖父野戦病院入院している間、祖父のいた部隊中国側の総攻撃に遭った。

結果、部隊の多くの兵士犠牲となった。

祖父は小柄で屈強ではないため、戦友会では「あの時入院していなかったらお前も死んでいただろう」とよく言われたという。

祖父はその後、1945年8月15日太平洋戦争終戦」を現地で迎えた。

一ヶ月後に日中戦争終結したが、他の任務があったらしく、

祖父帰国は1945〜1946年の冬頃となった。

この部分を聞いた時、私は色々なショックを受けた。

戦争リアル、穏やかでニコニコしている「おじいちゃん」の抱える痛み、そして父や自分誕生紙一重だったということ。

私は祖父の膝上・その裏の傷跡をこの時初めて認識した。


祖父による戦争体験の話には後日談がある。

実は、祖父は膝上の銃弾貫通と同時に片足の小指を失っていた。

このことは、祖父葬儀喪主の伯父(祖父長男)が挨拶の場で初めて語った。

喪主挨拶では他にも、祖父が夜中に大声を出して飛び起きていた(のを幼き日の伯父が目撃した)ことが明かされた。

祖父戦地体験を引き金としたPTSD発症していた可能性がある。

これらの話を祖父がすることはなかったし、裸足の祖父を何度も見ているはずなのに、指が無いことに全く気がつかなかった。

銃弾効果音まぬけさといい、「自分中国人を撃った」経験を話さなかったことといい、

祖父の語りは孫娘用にかなりマイルドになされていたに違いない。

祖父がなぜあのタイミング戦争体験を孫に話したのか、その意図を聞くことはもうできない。

話に圧倒されてしまい、また深堀りを戸惑ってしまい、曖昧情報確認や疑問の解決ほとんどできなかった。

90歳で突如戦争体験を語った3年後、祖父は93歳で他界した。

2020-08-14

anond:20200814195532

ググったらローコスト住宅NO1を目指すローコスト住宅専門店って書いてあるし

欠陥住宅紙一重のところあるんじゃねえの?知らんけど

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